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2015/07/12 ザスパクサツ群馬 at ジェフユナイテッド千葉
【結果】
 2-1でジェフ千葉の負けでした。

【感想】
 テレビではたまに見てましたが現地では今シーズン2回目の観戦になります。フクダ電子アリーナのバックスタンドでのんびり観戦。シーズン開始はハイプレスサッカーがはまって好調な出足でしたがボランチ佐藤勇人の負傷きっかけでつまずき、負けがこんできて佐藤勇人復帰後もいまいちな調子なまま夏を迎えました。この日は途中加入の新戦力を抜擢しましたがうまくいかなかったです。

 千葉はシーズン開始から続けている4-5-1のフォーメーション。GKはシーズン途中からレギュラー奪い返した岡本、DFは左から田代、富澤、キム・ヒョヌン、金井。左サイドバックレギュラーの中村は負傷のようで田代が代役。3日くらい前に横浜マリノスから加入発表があった富澤がいきなりの先発。ボランチは不動のパウリーニョ、佐藤勇人。不安定極まる攻撃陣はMFが左から谷澤、町田、ネイツ・ペチュニク、FWはこれまた3日くらい前に川崎フロンターレから加入発表があったアン・ビョンジュン。

 群馬がオーソドックスな4-4-2。ゾーンで守るカウンター型のチームでラインコントロールうまくいけば千葉相手には一番有効な戦術と思えます。守備時の相手との間の取り方が素晴らしく、またボール奪った後のカウンターが見事でした。

 試合は千葉がボールを支配する展開ですが、これが群馬がわざとそうさせているのではと思えるほど全然千葉のペースに見えませんでした。開始10分くらいこそ、右サイドのネイツと金井ががんがんに群馬DFにけしかけて攻めたてますが、徐々に群馬が対応してきます。ネイツと金井はヘディングが強く浮き球の競り合いに勝てて、そこから有効な攻めたてをしようと試みますが、そこからもう一歩が攻められない。群馬は足元だったら1対1でも勝てると判断したようで、千葉が後方で回す時には千葉攻撃陣との間を空けて足元へのパスを通させた後に、近寄ってボール奪取するやり方に変えたように見えました。裏さえ取られなければ後ろ向きにボール持たせても全く怖くないと。

 そして群馬が中盤でボールを頻繁に奪えるようになります。千葉は攻撃時、ボランチのどちらかがセンターバックの間に入って3バック形式になりボールを動かします。両サイドバックがかなり高い位置に張るのですが、中盤でボール奪われた時の決め事が無いのか、実質一人になるボランチではどうしようもない印象。がんばってサイドバック自身が帰るくらいしか手が無いようで、全力で戻った時に群馬攻撃陣と1対1を強いられてもそりゃ突破されることはあるよねーといった感じ。前半取られた1点はきれいに左右に振られたカウンターを千葉の選手が後手後手になり決められてしまいました。

 後半も同じような展開だったのですが、パウリーニョに替えて佐藤健太郎投入の采配が当たり、同点に追いつきます。中村欠場によりこの日セットプレーのキッカーを務めていたパウリーニョですが、全然チャンスを作れず。交替した佐藤健太郎がキッカーを務めたセットプレーが見事に決まりました(佐藤健太郎のキックからキムがヘディングで折り返しネイツがヘディングで押し込んだ)。ここのシーンでバックスタンドに向けてガッツポーズをして観客を煽る佐藤健太郎がかっこ良かったですね。応援しなきゃと鼓舞されました。

 ここから千葉優位のペースに、、全くならず千葉の後方でもボール回しがばたついたところを群馬が奪い取り、MF吉濱が見事なミドルシュートを決めて勝ち越してそのまま逃げ切りました。ネイツ以外の攻撃陣は不調、まだFWアンはおしいシーンも作りだせていてこれからの期待持たせていましたが、町田と谷澤はほとんど機能せず。特に谷澤は後ろ向きにボールもってのボールキープ以外には何もできず、前向きでのボール持った時にたついてあっさりボール取られるシーンが何度も。大人しく見ているバックスタンドのお客さんがその判断の遅さに「遅い」と声が揃ってしまう時もありました。ネイツ、谷澤の両サイドが1対1でドリブル仕掛けられないというのはかなり厳しいなーと思いました。ネイツはまだワンツー狙ったりと周りを使っての突破を試みていましたが、谷澤は保守的なボールコントロールに終始していたような印象でした。

 千葉はこの日の敗戦で戦術見直しを考えざるを得ないのでは、、と思いました。守備時が4-5-1、攻撃時が3-3-3-1となるフォーメーションですが、先に書いたように両サイドバックの上がったスペースを簡単に突かれてしまうので、選手を入れ替えようがどうしようも無いのでは、、と思われます。ドリブルで仕掛ける選手が一人でもいれば良いのですが、攻撃的な選手では一人もいないと思えます。この日欠場の左サイドバック中村が唯一仕掛けられる選手、あとこの日途中出場のMF井出も攻撃陣の中ではいけるメンバーかなと思えますが、中村ほどは仕掛けられない印象です。もし今の戦術で行くのであれば、GKの補強ができればもしかして、、かもしれません。今回取られた2点もGKの責任、とは言えないものの止めて欲しいよなーと(特に1点目)思ったので。

 素人の妄想になりますが、今の選手で行くのであれば攻撃陣は減らして守備的な編成にした方が良いと思います。攻撃は3枚だけ。それで4バックであればトリプルボランチ、(実質5バックの)3バックであればダブルボランチ。そうすれば両サイドバックが上がった後のカバーリングが容易と思います。新規加入したアンはがたいよさそうなので、元々ヘディング強いネイツと組ませて、中盤こねくり回さず放り込んでしまえば良いのではと。富澤はセンターバックで使われましたが、個人的には横浜Fマリノス2013年シーズン、中町と組んでいたボランチコンビが凄すぎた印象があるので、ボランチ、もしくは3バックの一角として使いたいなーと。この日も前半ペナルティエリア近くまで進出してボール奪っておしいミドルシュート放ったシーンがあったのですが、4バックでのセンターバックではあーゆーこともあまり出来ないと思うので。

 と、ぐちぐち書いてしまってすみません。どこかで光明が見えてくると良いなーと思うのですが、ジェフ千葉がJ2に落ちてから苦手にしている夏場どうなるでしょう。
 
author:de nudge, category:Jリーグ, 21:55
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2015/03/15 水戸ホーリーホック at ジェフユナイテッド千葉
 【結果】
 0-2でジェフ千葉の勝ちでした。

 【感想】
 先週から開幕したJリーグ。ファンのジェフ千葉は先週アウェーで長崎に勝ちいいスタートを切りました。この日はホームでの開幕ということもあってか13000人超えというかなりの人入り。いつも見てるバックスタンドが売り切れでメインスタンドで見ました。

 千葉は前シーズン途中から就任した関塚監督が引き続き指揮を取ります。前シーズンでは前監督から引き継いでいたコーチ陣も入れ替えがあり、かつて関塚監督とともに働いていた人たちを迎えて万全の体制でシーズンを迎えた感あります。また、選手の入れ替えもありました。恐らく関塚監督の意向を可能な限り反映した布陣となったかと思います。

 先発はGK高木、DFは右から金井、キムヒョヌン、大岩、中村、ボランチは佐藤勇人、パウリーニョ、中盤は右からネイツ・ペチュニク、井出、谷澤、FWが森本と前シーズンと同じ4-5-1。新戦力は金井、パウリーニョ、ネイツの3人。センターバックの一角をなす大岩は退団した山口智の後釜に着きました。

 柱谷哲二監督率いる水戸は4-4-2の布陣。中盤台形でゾーンで守って攻めはシンプルなつなぎを信条とするスタイルに見えました。ボール奪ったらFWに当ててサイドに素早く展開する意図の攻撃が多かった印象。

 前半最初の10分は水戸がプレスを仕掛けてボール奪いまくりですが、千葉が徐々に落ち着いてくると優位に進められるようになります。先週の試合もテレビで見ましたが前シーズンからチームスタイルが変わってきた印象です。守備はとにかく近くにいる選手をきちんとつかまえて1対1で負けない、特に前を向かせない守備を心掛けているように見えます。

 センターバックの前任者の山口智は、カバーリングやセットプレーの得点力で魅力ある選手ですが、どうしてもガンバ大阪時代に身に沁みついてしまったリトリートくせが抜けきらずラインが下がり気味になってしまい、また他選手のフォローを気にし過ぎて、結果的にマークがずれることもあって(もちろんそのおかげでピンチ防ぐことも多々あったわけですが)、守備が崩れた場面があり、そこが契約更新しなかった要因かなーとこの試合を見て思いました。

 大岩とキムはとにかく1対1で選手に競り勝つことと、ラインの高さを保つことを意識していて、この日は安定感ありました。2トップに対して2人のセンターバックが相手するとなると、1人が裏取られたらおしまいですが前さえ向かせなければ動きを止めることができますし、横か後ろの動く場合はサイドバックかボランチがケアできるのでボール奪うこともできます。またサイドバックや中盤も1対1でガツガツ当たれる人を優先して使っているよう。新戦力の3人もそうですし、ボランチも佐藤健太郎でなく佐藤勇人を使っているのも健太郎のカバーリング能力よりも1対1で当たれる勇人の方が今のチームスタイルに適しているのかな、と。

 大岩はこれまでサイドバックでも使われていたり、前シーズンではベンチも多かったのですが、今回センターバックのレギュラーつかんだのを逃さないという気合を感じました。コーナーキックでもゴール前に上がらずに後ろに留まっている(センターバックでは珍しい)のも、得点するおいしい機会よりも守備仕切るというメッセージなのではと。単なる監督指示かもしれませんが。

 新規加入でいきなりキャプテンとなったボランチのパウリーニョ(川崎フロンターレから移籍)は、栃木FC時代に見たことありますが、その時と同様ボール奪取力がものすごい。どこにボールがこぼれて来るかの予測能力がすごいのでしょうか。前線の選手がボール奪われてもすばやくチェックして再度ボールを奪い返す場面が多々ありました。

 攻撃はパウリーニョ中心にした中盤でのボール奪取からのショートカウンターが一番効果的でした。両サイドの谷澤とネイツはボールをしっかりキープして周りをよく見えたパスができます。この2人のみならず、空間に両チームの選手が密集してショートパスつなぐの困難になったと判断したら、さっさと大きく前線や逆サイドに蹴りだしてしまうということをやっていました。それでボール受けることが多くなるワントップの森本ですが、粘り強くトライして時々突破できていました。またサイドに流れてボール受ける場面もあって、その辺も前シーズンと違う傾向と思いました。

 前半30分近くに右から左にボールをうまく振ってフリーでボールを受けた左サイドバック中村から正確なクロスがネイツにどんぴしゃ合ってヘッドで決めて先制します。センタリングの時に森本と井出が二人も前線に飛び込んでいてセンターバック2人を連れ出してネイツがサイドバックと1対1になる状況を作り出してたのが得点産むのに一役買っていました。その後数分後フリーキックからの崩れから金井がボールを押し込んで追加点。オフサイドっぽく見えましたが、判定はゴールとラッキーな展開でした。

 後半は一進一退でともに攻撃しきれず、ラスト20分くらいは水戸が攻め込みます。途中交代した右サイドバックのパク・カンイルがかなり勢い込んで攻めたてます。ペナルティエリアまで進出してシュートにつなげますが千葉はギリギリで防ぎます。ラインが下がり気味になり中盤でボール奪えなくなった千葉は攻撃が手詰まりになり、左サイドバック中村につなげてセンタリング以外に攻撃パターンが無くなってしまったのが苦しい。そのような状況にも関わらず関塚監督は守りに入る意図は見せず、後半30分過ぎに井出に変えて田中(右サイドになりネイツが中央に)に交代した以外は現メンバーで我慢しきります。試合ラスト近くに2人交代をして試合終了。2試合連続無失点で勝ちました。

 守備に関してはチャンス作られていた場面はいくつかあったものの、総じて安定していました。もっと前線にタレント揃ったチーム相手にした時はどうか分かりませんが、今のスタイルであれば攻撃に直結できる守備であるので続けて欲しいですね。攻撃はもうちょっと選択肢が欲しいなーと思いました。両サイドの攻撃選手は1対1のドリブル突破やミドルシュートが欲しいところ。トップ下の井出は前線の飛び込みや思い切ったシュートは良いですが、もうちょっとボールの受け手となりたいですね。この辺は今ケガしている町田の方が優れているかもしれません。ただ町田よりも井出の方が得点力があるので、悩ましいところですが。

 とにもかくにも今シーズンこそは昇格できるんじゃないかなーと期待できる滑り出しとなりました。
 
author:de nudge, category:Jリーグ, 23:11
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2014/12/07 モンテディオ山形 vs ジェフユナイテッド千葉 at 味の素スタジアム
【結果】
1-0でモンテディオ山形の勝ち。モンテディオ山形がJ1に昇格です。

【感想】
 J2の3位〜6位までのチームで昇格を争うプレイオフの決勝。35000人以上と多くのお客が詰めかけます。ファンのジェフ千葉は3年連続のプレイオフでしたが、今年も敗退してしまいました。ジェフ千葉の今季は途中で鈴木淳監督を解任して、関塚隆監督が就任。そこから徐々に調子を上げてきて、3位に着くことができました。

 モンテディオ山形は石崎信弘監督の元、お得意のハイプレスサッカーを掲げてチームに浸透させ、フォーメーションを3-4-3にしてから成績も伴うようになってきたようです。天皇杯の決勝まで進出して上り調子加減で言うと千葉以上。また一週間前に戦ったジュビロ磐田とのプレイオフ一回戦では、試合終了直前のコーナーキックで上がってきたGK山岸が決めるという、あまりにも劇的な勝ち方で勢いがある状態です。スポーツバーでこの試合見てましたが、ゴール決まった瞬間の盛り上がりがとんでもないことになっていました。実際にGKがコーナーキックからヘディングで決めるの見るの初めて。

 千葉は4-5-1。GKがシーズン途中から岡本からレギュラー奪った高木駿。DFは右から山口慶、キムヒョヌン、山口智、中村、ボランチが佐藤勇人、佐藤健太郎で攻撃MFが右から幸野、町田、谷澤、ワントップに森本。山形はGK山岸、3バックが右から當間、石井、石川。右WBが山田、左WBがキムボムヨン、ボランチが松岡、宮阪で3人のFWが山崎、林、川西。磐田との試合で活躍したディエゴは、その試合でのけがもあってかベンチスタート。

 前半はお互い慎重な立ち上がり。ロングボールを多用しますが、両チームのDFが跳ね返していきます。今シーズン不動のセンターバックとして活躍している千葉のDFキムは圧倒的な空中戦の強さで頼もしいですね。これまで不安だった足元も徐々に安心感のあるものになってきています。千葉は山形のプレスを嫌って縦のグラウンダーパスはほぼなし。サイドを使ってなんとか攻めようとしますが、個々の突破はことごとく食い止められてしまいます。

 山形も最初の内はほとんど攻め込めていませんでしたが徐々にサイドを侵食。コーナーキック崩れからのサイドのセンタリングをFW山崎がバックヘッドで決めて先制です。後半は千葉が攻め込む時間が多く、チャンスもいくつかありましたが、山形が集中した守備で食い止めます。選手入れ替えしたりして懸命に攻め込みますが点取れず終了、千葉は3年連続でプレイオフ敗退となりました。

 今季は途中までプレイオフに出ることも諦めていたので、個人的にはここまで来ただけでも満足でした。まあ勝って欲しかったですけど。。来季こそ自動昇格目指して欲しいですね。関塚監督の元、コーチ体制も組み替えられるようですし(特にフィジカルコーチが変わるようなので期待。千葉はここ数年けが人が多かった印象)、いいチームを構築してくれることを期待します。またフォーメーション4-5-1を維持するかも気になりますね。今シーズン活躍したDFキムや左サイドバック中村をより生かすのであれば、3-5-2の方が合っている気がするんですよねー。

 選手もどれくらい入れ替わりがあるか分かりませんが、GKは補強ポイントと思っています。J1で今季加入した浦和の西川、ガンバ大阪の東口のおかげでDF陣が変わっていなくても守備成績が向上したのを見てると(もちろん両チームとも向上要因はGKだけじゃないと思いますが)、GK大事だよなーと。DFキムをもっと生かすためにも、果敢に前に飛び出して守ることができる守備範囲の広いGKが獲得できれば理想ですが、J2だと難しいですね。。

 DFは山口智の退団が決まりました。大岩がセンターバックとして後を継ぐか、新たな選手を入れて来るかも注目です。またトップ下というポジションでシーズン得点ゼロという寂しい結果の町田のポジションも新たな選手を獲得するか、町田が飛躍するか。この試合も町田はよく動いてチャンスを作りだしたり、シュートに結び付けていましたが、得点につながるところまで持っていくアイデアや技が不足している印象でした。

 と、思うままつらつら書いていますが、シーズン終了ということでお疲れ様でした。今シーズンフクダ電子アリーナ行かなかったですが、来シーズンは2,3回は行きたいなと思っています。
 
author:de nudge, category:Jリーグ, 14:10
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2014/08/23 浦和レッズ at FC東京
【結果】
4-4で引き分けでした。

【感想】
 最近テレビで2試合くらい見ていて、おもしろいサッカーしているなと思ったFC東京。味の素スタジアムにも行ったことないのでこの日行ってきました。相手は浦和レッズと上位同士の対戦。5万人近く入るスタジアムに多くのお客さんが詰めかけています。

 浦和レッズはペトロヴィッチ就任後、守備時3-6-1、攻撃時4-1-4-1とフォーメーションが変わるサンフレッチェ広島と同じ戦術を導入しました。選手も元広島の選手が多いですね。攻撃時は両ウィングバックがサイド前線に張り出し、ボランチの一人阿部がセンターバックに下がって後方からフィールド縦横一杯に使ってボール支配しながら攻める戦術。

 FC東京はこの日試合の中でフォーメーションを(自分が見る限り)3回くらい変えてきました。最初は4-3-3。4バックは右から徳永、森重、吉本、太田。ボランチは右から米本、高橋、羽生。FWは武藤、平山、河野でポジション流動的に動く感じ。

 浦和はFC東京のサイドを攻めたてます。ワントップ興梠はFC東京のセンターバックの間に位置し、裏を取るように伺う姿勢。平川、宇賀神の両ウィングバックは高い位置を取り、FC東京のサイドバックと1対1を作りだします。そして、柏木と梅崎の両攻撃MFはあれこれと動いて数的優位を作りだそうとします。この5人のみの攻めなら4バックと3ボランチで受け止められていましたが、森脇と槙野の両サイドバックまで上がるとサイドの守備が辛そうで特に徳永と太田のFC東京サイドバックは負担が高そうでした。

 そんな中、開始数分で浦和が先取点を取ります。左サイドペナルティエリア角で梅崎がボールキープ。徳永と対峙して内側にカットイン直後にミドルシュートで決めます。これで浦和優位かと思いきや、ここから前半30分過ぎまでFC東京が圧倒します。まず太田のコーナーキックをニアサイドに高橋が飛び込んでバックヘッドで合わせる見事なゴールを決めて同点。

 FC東京はボール奪ったらすばやく浦和の守備ラインに飛び出す選手にパスを出す意識が高く、どの位置であってもまず前線を見ていました。じっくり攻める時は前線をフィールド半分に寄せて、人数の密度を高めて長身の平山に当てて、そこから武藤と河野の裏の抜けを狙う形。浦和の3バックが平山相手にてこずり、ラインコントロールが甘くなったのをついて、FC東京が立て続けに2点取り、3-1とリードします。2点目は裏に抜け出した武藤が独走してゴール。3点目は河野が右サイドペナルティエリアに抜け出したところを浦和DFが倒してしまいPKを獲得。自ら決めます。河野は東京ヴェルディ時代は中盤のテクニカルなパサーといった感じでしたが、今はどんどん動き出してボールをもらいにいく姿勢があって印象変わりましたね。

 ここまでリーグ最少失点を誇る浦和守備陣は、裏に抜けていく選手を捕まえられず苦労していました。が、前半30分過ぎに平山が負傷交代(エドゥーに交代)。ここで流れが変わります。前線でボールが収まらず、鈴木と阿部のボランチコンビでボールを拾えるようになってから守備ラインも落ち着いて、優位に進めます。前半終了近く裏を飛び出した興梠をFC東京DFが倒してしまいPK。それを興梠自身が決めて1点差で前半終了します。

 後半に入っても浦和優位が続きます。FC東京は攻撃両サイドに羽生、河野を持ってきて高橋、米本のダブルボランチにする4-4-2にフォーメーション変えて対抗。ただ守備の脅威が無くなって、後方から遠慮無しに飛び出せるようになった浦和が攻めたてます。FC東京は守備ラインでボール奪っても安易にクリアせず、前線につなげることを意識しているので、浦和はそこも攻撃陣が積極的にチェックしてそこでボール奪う場面も多々出て来ました。その姿勢が奏功して、ゴール前ガチャガチャしたところからこぼれたボールを平川がシュート決めて同点になります。

 これでFC東京はかなり厳しくなったなーと思ったのですが、数分後見事に勝ち越しをします。左サイドから攻め込んで中央でボールを受けた武藤が3人くらいの浦和選手に囲まれながらもコンパクトな足の振りでミドルシュートを見事に決めます。運動量豊富で守備意識、裏の抜け出しの意識が高く、足元のポストプレーもこなし、さらにシュート力があるこのルーキーFWはすごいですね。

 ここからFC東京は守備モードを一段と高めて高橋をDFに下げて羽生と米本をダブルボランチにする5-2-3というフォーメーション、さらに浦和が攻撃選手を交代で入れてくると(マルシオ・リシャルデス、李)、武藤と河野も下がり目にして5-4-1といった陣形で対抗します。ここで守り切れれば良かったのですが、同点に追いつかれてしまいます。FW李が投入直後ペナルティエリアでFC東京DFと競りますがまけてクリアされます。右サイドにボールがこぼれた所をFC東京右サイドバック徳永がクリアしようとしたところに諦めずくらいついてきた李が、徳永の足に当たって倒れてしまい、PK獲得、自ら決めます。この日はこれでPK3本目。遠くから見ているので印象だけですが、1本目と2本目は基準は同じくらい、3本目はあれでPKは少々厳しいかなーといった感じでした。

 残り10分は浦和優位でチャンス作りながらもFC東京守備陣は必死に対抗して守り抜き、試合終了しました。いろんな展開がある流れがあって楽しい試合でした。
 
author:de nudge, category:Jリーグ, 13:13
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2014/03/29 鹿島アントラーズ at 横浜F・マリノス
【結果】
3-1で鹿島アントラーズの勝ちでした。

【感想】
 3月に開幕したJリーグ。上位を争う試合を見に行って来ました。応援しているJ2所属のジェフ千葉は開幕戦をテレビでみましたが、昨シーズンから変わり映えしないサッカーで成績も伴わずとても現場へ見に行く気がしなく、ひさびさにJ1の試合を見に行こうかなと日産スタジアムへ。ものすごくレベル高くておもしろかったです。鹿島のゴール寄りで見ていて、全部のゴールシーンを近くで見れたのもラッキーでした。

 鹿島は昨年活躍したFWでエースの大迫が抜けたものの、若手抜擢してチームとしてのバランスは向上したような印象で、首位を走ります。マリノスもFWマルキーニョス抜けたものの強い守備をベースに粘り強く勝ちを拾って上位につけています。鹿島はGK曽ヶ端、DFが右から伊東、青木、昌子、山本、MFがボランチが小笠原、柴崎と不動のコンビで攻撃MFに右が遠藤、左が中村充孝、FWはダヴィと土居。土居は名前を初めて知りましたが、若手のドリブラーな選手のよう。マリノスはGKが榎本、DFが右から小林、栗原、中澤、下平、ボランチが中町、富澤、攻撃MFが右から藤本、中村俊輔、兵藤、FWが伊藤です。下平、藤本、伊藤は今季新規加入。

 前半はマリノスペース。中町、富澤のボランチコンビが躍動。また栗原、中澤のセンターバック2人も1対1で競り負けることが無いので、ハーフライン近くでダヴィと1対1になっても余裕もった対応になっています。マリノスが好調になった要因はフィジカルをきちんと鍛えていることかなと思えるもので、前線、中盤の選手も1対1でがつがつと競ってボールを奪えています。ベテランが多いので運動量を上げることは難しいのですが、きちんと筋トレして必要な休息取ってみたいな計画ができているから、固定メンバーでもきちっとやれているのではないかなと。連動性もすごくて、中町が猛然とプレッシャーをかけて相手の中途半端なパスを引き出しそこを富澤が拾ったシーンや、左サイドから内側に兵藤が切れ込んだのと同時に下平が縦に駆け上がってそこにパスが通るシーンなんかはすごいなーと思いました。攻撃の軸は前線だろうが後方だろうがボールのあるところに寄って受けてさばく中村俊ですが、その動きに合わせて必要なポジションを取る他選手との連動性が良いです。特に中町の動きはすごくて、FWを追い越して前線にかけこんでボールの受けてになる動きとかありました。

 鹿島は選手間の距離を均等に保って、ボール持ったマリノス選手を複数選手で取り囲んでボール奪うスタイル。また機を見て、後方でボール回ししているところに奪いに行ってショートカウンター狙いもありました。小笠原がその判断に長けていて、するっとマリノスのDF、ボランチにチェックしてプレスをかけていっていました。中村俊と小笠原は長年名対決をしてきた名手同士ですが、ここの1対1も見どころありましたね。中村俊がDFからボールを受けて背を向けた瞬間に小笠原が駆け寄ってチェックしてボール奪ったり、中村俊が気づいてループ気味にボールを浮かしてかわしたりといくなどの対決っぷりを堪能しました。

 マリノス優勢なものの決定的な場面は少なかった、むしろ鹿島がショートカウンターで何回かシュートに結び付けられていたのですが、マリノス必殺のセットプレーで先制します。前半終了近く、ゴール向かって右側からのコーナーキックで中村俊がゴールから遠くなっていくカーブのセンタリングに栗原がキレイに合わせます。飛んだ頂点にピタッと合ってゴールに吸い込まれました。

 後半は鹿島優勢になります。前半はセンターバックに張り付いてポストプレーをしていたダヴィとそこを衛星的に動いてボールを拾う土居という攻め方をしていたのが、ダヴィがセンターバックとボランチの間に位置するようになって、土居が前線の裏を抜けるような動き出しをするようになります。これにより中町が積極的に上がれなくなりました(前半の疲労もあったかもですが)。さらに両サイド攻撃MFの遠藤と中村充が内側に絞ってマリノスの中央の攻めを警戒、サイドに追い込んでボールを奪うようなことを意図しているように見えました。これにより倒してフリーキックになっても遠いサイドのみに限定されるので、マリノス必殺のセットプレー効果を少なくしていました。

 またワンタッチパスも回りだして後半早い時間に同点に追いつきます。中盤でポンポンとつないでマリノス守備網を突破、中央でボール受けた土居が一瞬のスピードで栗原、中澤をかわして、ゴールまで独走。シュートをきっちりと決めます。先行逃げ切りできっちりと勝ち切るスタイルのマリノスは打ち手が無い印象。鹿島は攻撃MFの2人を入れ替えて(野沢、カイオ)、攻勢を強めます。マリノスは左サイド攻撃MF兵藤を佐藤優平に、右サイドバック小林を奈良輪に変えますが効果的でありません。前線進出を控えていたボランチ柴崎もじりじりと上がって攻撃に加わっていきます。柴崎がペナルティエリアに駆け込んだ野沢に浮き球のスルーパス、走りながら斜め後ろから来るボールに対してボレーで合わせてゴールを決めるスーパプレー。柴崎のパス、野沢のシュートともに完璧と言えるもので、すごかったです、興奮しました。さらに、カイオがドリブルで切り裂く場面が増えて、カイオのドリブルから前線に走りこんだ柴崎にスルーパス通って、きっちりと決めます。

 会心のゲームをしたと言える鹿島側の盛り上がりはすごかったです。監督のトニーニョセレーゾはスタジアムを出る際に応援席側を煽ったりガッツポーズをしたりとオーバーアクションでうれしさを表現。監督冥利に尽きたゲームと言えるのでは無いでしょうか。
author:de nudge, category:Jリーグ, 14:42
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2013/09/23 ジェフユナイテッド千葉 vs 東京ヴェルディ at 駒沢オリンピック公園総合運動場
【結果】
 0-1で東京ヴェルディの勝ちでした。

【感想】
 東京ヴェルディは年に何回かホームとして駒沢公園にある運動場で試合をやっているようで、今回応援しているジェフ千葉とやるということで行って来ました。個人的にフクアリより断然近いので、楽で良いですね。また、駒沢公園自体の雰囲気も好きでここでサッカー見るのは3回目ですが、いずれもいい感じです。観客も1万人集めるという、かなりの規模に。前回見たジェフ千葉の試合でプレイオフ狙いと書きましたが、あれという間にそのプレイオフも怪しい状態。長いぐちにならないように、今回はさくっと書いておしまいにします。

 芝が荒れている状態を両チームとも見越してか、ヴェルディはFWに巻と高原、ジェフもFWに森本とケンペスという重馬場に強そうなFWを並べる布陣です。ヴェルディは3-5-2でジェフは4-4-2。ジェフがスタートから2トップにするのも珍しい。ヴェルディは左ウィングバック小池が高い位置を張って、ジェフの右サイドバック米倉に牽制をかけつつ、自ら積極的に攻める狙い。それが奏功してか、前半30分あたりに中央に切れ込んでの見事なミドルシュート。ジェフはそれ以後もうまく攻めることができず、守備も相手から全然ボールを奪えず、バックラインからの攻撃組立のみで、あっさりと敗戦してしまいました。

 選手の位置取り、特に守備ラインとサイドハーフの伊藤が中途半端な印象でした。運動量うんぬんもありますが、ベテラン中心の選手にそれを求めるのは酷なので、無いことを前提にした戦いができれば良いのでしょうけど、もう今季はそれをつかむのは難しいでしょうね。先日横浜Fマリノスの試合をテレビで見ましたが、ジェフ以上のベテラン揃いのチームなのに、非常にうまいことやっていました。中盤の中町、兵藤が運動量豊富でスペース埋めたり使ったりするのがうまいことが、他の選手を手助けているというのもあるのでしょうけど、ベテラン選手もすごい。運動量はなくとも1対1の当たりでは若い選手に負けない力強さを持っていましたね。特に中村俊輔はJリーグ復帰当初よりフィジカルは強くなっているんじゃないかなーというくらい、中央でガツガツと来られても安易に倒れない力強さがありました。

author:de nudge, category:Jリーグ, 20:25
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2013/08/25 FC岐阜 at ジェフユナイテッド千葉
【結果】
 1-1で引き分けでした。

【感想】
 ジェフ千葉がFC岐阜をホームに迎えての一戦。ジェフはJ2に落ちてから夏場に失速するパターンから抜け出せず、今年も2位以内に入る状況は難しそうです。順位的には3位につけていますが、2位までのガンバ大阪、ヴィッセル神戸が抜きんでていて、3位以下が団子状態な中での3位。以下、ぐちばかりになりますが、サッカーの生観戦自体は楽しみました。テレビよりもボールがある地帯以外の動きが見れるのはうれしいですし、スタッフの焦燥感とか声掛けとかを生で体験できるのは良いですね。

 ジェフのスタートはGK岡本、DFが右からキムヒョヌン、竹内、山口智、高橋、MFがボランチに佐藤勇人、佐藤健太郎、攻撃MFが右から伊藤、大塚、谷澤、ワントップに累積警告で2試合欠場から復帰したケンペス。右サイドバックを担当するようになってから大ブレイク、いまやチームのエースといっても過言では無い米倉は累積警告でこの試合はいません。FC岐阜は中盤がボックスのオーソドックスな4-4-2。 

 前半開始早々にジェフが先制します。谷澤が背中に相手を背負いつつ、腰を低くしてボールをキープ、そこで相手のファールを誘ってフリーキックを獲得。伊藤の正確なフリーキックを山口智が足で合わせてゴールになりました。先制はうれしいのですが、ジェフの武器って最近これしか無い(谷澤がファールもらって、伊藤のフリーキックにつなげる)気がするな、、と思ったりも。

 ボール保持はジェフが圧倒します。足元にテクニックがある選手が揃っているので、ショートパスをつなげます。ただ、ほとんどゴール前にせまることができません。攻撃的な中盤3選手は走ってボールを受けることを苦手にしているようで、ダイアゴナル(斜め)に走りこんでボールをもらってもそこからバタついてシュートまで持っていくことができませんでした。顕著だったのが、前半30分過ぎに大塚が相手のライン裏をついたランにボールもうまいこと出てきてゴールにせまったシーン。ボールがコントロールできずにあっさりとライン割ってゴールキックになってしまいました。

 失敗しても何回か繰り返せれば良いのですが、前線に走りこむことが単発的でほとんどそういったシーンが作り出せません。たまに走り出す選手もいますが、ボールの出し手が気づいてなかったり、遠すぎてパス通らないと判断していたり。また走り出すのが一人だけなので、守備的には読みやすくカットをあっさりとしていたり、パス通っても複数でマークすれば良く楽に守れていました。

 FC岐阜は粘り強い守備からの単発的なカウンターでゴールを狙います。ドリブルやパスに長けた選手もいないので、相手のミス待ちみたいな感じにやっていましたが、愚直にチャンスを狙ってアタックします。それが実ったのが、後半20分。ジェフの守備のマークが少しずれてペナルティエリア中央に空いたスペースに走りこんだボランチ益山にボールが渡ってそこからコースをうまくついた浮き気味のミドルシュートが見事に決まりました。益山は元ジェフの選手で、古巣相手に見事なパフォーマンス。

 ジェフ千葉は選手を入れ替えて、ラスト15分はほぼ相手陣内でボールキープしますが、ゴール割ることはできませんでした。FWは移籍したてでジェフデビューとなる森本も後半30分過ぎに登場しますが、ほぼ何もできず。FWケンペスは完全にばてていましたが、ラストまでいてツートップを形成していましたね。

 試合はこのまま1-1で終了、ジェフ千葉はこの試合で4位。2位のヴィッセル神戸に勝点10をつけられ、残り11試合ということを考えるとだいぶ厳しいですね。。

 個々の選手ではこの日右サイドバックに起用されたキムは前回自分が見た開幕戦と比べて格段の成長を遂げていて良かったです。足元のボール扱いはチームの中でもレベル低いと思うのですが、サイドでボールもらって1対1になったら仕掛けていく姿勢は他の選手には無いもの。大きな体に似合わず、縦一本で抜けていくスピードもあって抜けきってセンタリング何本が上げていました。精度が低かったり、呼吸が合わなかったりで、チャンスには結びつけられていなかったですが、愚直にアタックするのは良いですね。ヘディングの強さもあるし、センターバックで使わないのなら、FWで使ってみるのもありかもと思ったり。サイドバックで使うとしても中盤選手がサイドに張って、キムが中央に走りこんでいくパターンがあってもいいんじゃないかなーと思うのですが、キムがサイドに張りっぱなしでした。この辺はチーム戦術に従っていると思うので、鈴木監督にはもうちょいバリエーションもった攻撃パターンを用意してもらいたいなーと。

 これからどうするのかなーという妄想をつらつらと。

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author:de nudge, category:Jリーグ, 13:57
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2013/05/04 サントチームFC vs パリ(東京国際ユース(U-14)サッカー大会) at 駒沢オリンピック公園総合運動場
 駒沢公園でGWに行われたサッカーの14歳以下の大会。日本の各地選抜チームが5組に、パリ、カイロ、モスクワ、ソウル、ジャカルタ、ニューサウスウェールズ、サンパウロ、ブエノスアイレスと世界各地のクラブチームや地域選抜チームが集っての大会です。4日間の内、最初の2日間が予選ラウンド、残り2日間が決勝トーナメントという形式。毎日やるので、予選は20分ハーフ。決勝は30分ハーフと短く時間が切られています。自分が見たのは、3日目の準決勝の1試合。ジョギングに出向いたら、この大会がやっていたので見ました。休みで天気もよく、無料ということもあって、お客も3000人以上は入っていたでしょうか。

 ブラジルの有名クラブであるサントスFCと、フランス・パリの選抜チーム。14歳以下ですが、小さい選手と大きな選手が入り混じっています。陣形は両チームとも4-5-1に見えました。ワントップ9番ファルトゥラはそれほど大柄ではないですが、センターバック背負ってキープしたり、くるっとターンして突破したりします。トップ下の10番タンはテクニシャンでドリブル、パスともに水準高い。ボランチ6番ホドゥフォはフィールドの王様的な振る舞いでしたね。大柄で1対1は必ず競り勝ち、安定したボールキープと戦術眼を持っていて、この試合では一番良い選手のように思えました。サントスはこの3選手を軸に優位に進めます。パリはロングボールを多用してFW9番ジャラを走らせます。パリの中では群を抜いたタレントに見えた選手で縦へのスピードがあり、時々チャンスめいたシーンも作り出しますが、単発。パリのGKは小柄で、サントスFCの大柄なGKと比べると気の毒なくらいの体格差がありますが、ガッツあふれるプレイを見せていて、一番観客の歓声を浴びていましたね。それだけサントスが攻め込んでいたということもありますが。

 試合は前半早い時間でジリジリと理詰めで攻め込んだサントスがゴール前に進出してボランチ6番ホドゥフォが先制します。ホドゥフォはゴール後はそれほど前線に出なくなりましたが、それまでは積極的に出ていました。これでパリは厳しくなるかなと思っていたら、少しずつ攻め返すようになりました。その中でスローインからペナルティエリアとセンターサークルの間くらいでボールを受け取ったFW9番ジャラが2、3歩ドリブルしてから思い切ったロングシュート。これがドライブを描いて入ります。パリチームは大盛り上がり。前半は同点で終了します。後半は体格、体力面で優位なサントスが圧倒し、2点(内1点は10番タンでしたが、もう1点は失念)を取り、決勝進出を決めました。

 試合終了後も両チーム揃った写真撮影とかあり、国際大会らしく和気あいあい。会話もしていましたが、何語でやり取りしてるんですかね。

author:de nudge, category:Jリーグ, 11:15
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2013/03/03 コンサドーレ札幌 at ジェフユナイテッド千葉
 2013年Jリーグ開幕。J2の開幕戦をフクダ電子アリーナへ見に行ってきました。

 応援しているジェフ千葉は4年目のJ2になります。毎年のように監督を解任し続けてきて、なんとも停滞感が漂っていますが、今年こそJ1に上がりたいですね。ただ、ガンバ大阪やヴィッセル神戸もJ2に来て、今シーズンはJ2史上一番レベルが高いといっても良く厳しそうです。新たな監督として、アルビレックス新潟や大宮アルディージャを率いていたこともある鈴木淳が就任しました。オフシーズンに二転三転した監督人事で、関塚隆やハシェックの名前も挙がっていましたが、彼らよりはこれまで木山監督が築いたチームを継続して育ててくれそうな気がします。また、新潟時代のサッカーはかなり好感持てていたので、あのチームのレベルまで持っていってくれることを期待したいですね。選手は中盤、守備陣をキープし、前線を入れ替えてきました。失点は去年J2で一番少なかったことを考えると前線のみテコ入れは理にかなかった補強と言って良いのではないでしょうか。また、プレシーズンゲームも好調で、柏レイソルと対戦した千葉銀カップも見ましたが、攻守かみあって3-0と勝ち、良いシーズン迎えれるのでは、とこの日の生観戦楽しみにしていました。

 が、、去年の昇格プレイオフと全く同じ展開で、終了間際に1点入れられての敗戦でした。。ここからだらだらと書くのもせつないのですが、試合を振り返ります。

 千葉のメンバーはGKが岡本、センターバックは竹内、山口智の不動のコンビ。右サイドバックは昨年より浦和からレンタル加入している高橋。左サイドバックはレギュラーだった渡辺がケガをしてしまい、新戦力のキムヒョヌンを抜擢。ボランチは佐藤勇人と兵働。前線は右サイドに米倉、トップ下に谷澤、左サイドが期待の新戦力ジャイール、FWがこちらも新戦力で去年はセレッソ大阪にいたケンペスが務めます。

 対する札幌はJ1から降格してきて、予算不足からか若手中心のメンバー。自分が知っているのはボランチの河合と上里くらいでした。

 試合は両チームとも守備ラインが高めで局地戦になり、ボールがなかなかつながりません。ボールの蹴り合いになってしまい、ゴールにせまるシーンがほとんど無し。前半ゴールにせまったシーンが若干多かったのは札幌だったでしょうか。千葉の方がボールの扱いがうまい選手が多いことは見て取れますが、札幌の守備ラインを破ることはできません。

 左サイドのジャイールはスピードに乗ったドリブルと視野の広さを生かしたパスが武器のようで、またサイドに張り付いてパスを受けるポジショニングも良しなのですが、対峙する札幌右サイドバックチョソンジンはうまく守備をしていました。また右サイドMFの古田も守備のヘルプをきちんとしていました。千葉銀カップの時はいい活躍をしていたジャイールですが、その時は左サイドバック渡辺とのコンビによるものが大きかったのかな、と。キムヒョヌンは元々センターバックの選手で、千葉に入ってから初めてのサイドバックチャレンジなようです。大柄なキムは守備での競り合いなどは安心してみていられますが、攻撃となると厳しい。中盤でパスカットしてから大胆に駆け上がるシーンもちょいありましたが、ジャイールとのコンビということで言うと機能していませんでした。

 また、右サイドもうまく抑えられてしまいました。せまいエリアを突破できる推進力があり、当たりも強く、テクニックも兼ね備えていて、今年こそ大ブレイクしてほしい米倉はパスを受けるべくあちこちに駆け巡りますが、送られてくるパスはほとんど動きが止まった時の足元のみ。そこからも果敢に勝負しようとしてますが、札幌左サイドバックの松本が粘り強く対応します。また、左攻撃MF神田も千葉の攻撃的右サイドバック高橋を警戒しつつのバランス良い守備を見せていました。

 中央はポストプレータイプのケンペスと、変則的なボールトラップと体の張り方をする谷澤のコンビですが、浮き球は競り負け多く、足元でもらっても次につながりません。札幌は守備ラインとボランチの間の距離が均等に保たれていて、ボールのあるところで数的優位を作り出せており突破できる隙を作らせません。そこはベテランでキャプテンの河合の目と指示が行き届いている様子で、若手のメンバーをうまくコントロールしていました。千葉は愚直とも言えるくらいにショートパスで前線突破を図りますが、ほとんどチャンスにつながりません。高めの守備ラインの裏は空いているので、そこめがけたロングボールをもっと蹴っても良いのでは、、と思いました。特に米倉は裏を狙う動きを積極的に見せていたので、そこをもっと使っても良いように思えます。この辺は鈴木監督のこだわりか、山口智、兵働あたりの判断かは分かりませんが、いずれにしてもうまく行かない攻撃戦術にこだわり過ぎている印象がありました。

 後半はそれでも千葉がタレントを生かし、少しずつ優位に進めますが札幌も粘り強く対応し、反撃もいくつか繰り出します。また前線も積極的に入れ替えてきました。若手メンバーから前田俊介、砂川の中堅、ベテランメンバーを入れてきます。千葉はケンペスに替えて、同じく新メンバーのナムスンウを入れてきますが、状況はあまり変わらず。終盤になってくるとそれまでの競り合いで足を痛めた感があり、また不慣れなサイドバックをしていて完全にばててしまっているキムのところが穴になってきました。そこをつかれてしまいます。

 右サイド砂川が、ペナルティエリア中央からゴール右ポストにななめに走りこんできた内村にスピードを落とさずに合わせることができる絶妙なパスを送り込んで、そこをきっちりと決めます。千葉は遅まきながらキムに替えて佐藤健太郎(元々ボランチの選手で選手層的に苦しい)を投入します。また、同時に佐藤勇人に替えてFW深井を投入しますが、時間もほとんどなくそのまま試合終了でした。

 終盤の試合交代部分は疑問多しでした。ばててから狙われるようになっていたのに、キムを交替させなかったのも?ですし、深井を投入しようとするもののボールがなかなか切れずに待ちぼうけになっていましたし(どうしても投入したかったら、指示してボール切らせてしまう判断もありだった)、またその時に下がらせようとしたのはジャイールだったのも?でした。谷澤がこの日はあまり効果的でなく、また体力的にもしんどそうにしていました。

 とまあ、ぐちまじりな感想になってしまいましたが、まだ初戦なのでこれからに期待します。現在のフォーメーションで佐藤勇人、兵働のボランチコンビだと佐藤勇人が前線に上がるシーンがあまり作り出せない(兵働が前目に行くのでそこをカバーする動きに終始しがち)ので、佐藤健太郎を中盤底に配置するフォーメーションもありかなと思ってしまいました。まあそれだと前線一人減りますし、うまく行くかは分かりませんが。。

author:de nudge, category:Jリーグ, 07:27
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2012/11/23 大分トリニータ vs ジェフユナイテッド千葉 at 国立競技場
 J2今シーズンラストの試合。今年から導入された3〜6位のチームでトーナメント形式で試合をし勝ち上がったチームがJ1昇格できるという、その決勝戦。応援しているジェフ千葉は5位でリーグを終えましたが、4位の横浜FCを大差で下して決勝に上がりました。この試合には勝つであろうことを信じて、決まる前にチケットを買っていたので、バックスタンドの前の方の席で見れました。試合が引き分けの場合、年間順位が上の方が勝ちになるので、6位の大分より千葉の方が有利な形での試合です。お客は2万7千人と結構な動員。この週はずっと夜勤で朝ちょっとだけ寝て昼に現地に向かいました。

 ジェフ千葉は夏場に成績落ち込んだものの、終盤に調子を取り戻してプレイオフに参加できました。その好調を支える固定メンバーでこの試合も臨んでいます。FW藤田、攻撃MFが右から米倉、兵働、谷澤。守備MFが勇人と健太郎のダブル佐藤、DFが右から高橋、竹内、山口智、渡邊、GKが岡本。大分トリニータはあまり状態チェックできていないのですが、3-4-3や3-5-2あたりのフォーメーションでやってきているようです。この日はFW森島、木島、WBの右が三平、左がチェジョンハン、MFは底に宮沢を置いて村井と丸谷がその前に位置、DFは土岐田、阪田、安川、GKは丹野と3-5-2です。

 試合は全般には千葉優勢。シンプルなカウンター、サイド攻撃で時々チャンスを作ります。ワントップ藤田のポストプレー、トップ下兵働のボールさばき、右サイド米倉の当たりの強さと前への推進力、左サイド谷澤のトリッキーなボールキープやドリブルとそれぞれ持ち味を発揮します。ただ、位置が固定化されていて大分としては読みやすいように思えました。ゴールが奪えません。

 一方の大分は巨漢FWの森島を中心にチームを作っていて、彼の動きに合わせて他の選手が連動しているように見えました。森島は常に前線に張るのではなく、中盤まで下がってボール受ける動きも随所に入れ込みます。そこからスピードあるFW木島へパスしたりサイドへ展開したりと。またおもしろいのがコーナーキックの時でペナルティエリアの外に位置していました。コーナーからその位置でボールを受けてミドルシュート放ったりも。

 1対1の戦いは千葉の選手が優位で、大分の選手は激しい当たりで対抗、イエローカードもらう選手も続出でした。それでも点を取られることを食い止め、なんとかすきを見つけて一点を狙うのですが、J2最少失点を誇る千葉の守備陣相手には崩しきれるシーンはなかなか作り出せません。このまま0−0で行けば千葉の昇格なのですが、選手交代後に動きがありました。大分がFW木島に替えてFW林(元千葉の選手ですね)、DF土岐田に変えて長身FWの高松と攻撃モードにシフトします。千葉はそれでも持ちこたえていて、あと残り5分で米倉に替えて荒田と、特に守備的になるでも攻撃的でもない通常の交代。これでフォーメーション変わるわけでもないようですが、この直後千葉の選手全体がポジション確認のためかフリーズしたような感じになります。中盤競り合いからボール持った森島がセンターバックの合間に位置していた林にスルーパス。オフサイドもかけられず、マークもお見合い状態になってしまい、やすやすと抜け出しを許してしまってGK岡本との1対1を冷静なループシュートで決められてしまいました。その後長身(2メートル以上!)FWのオーロイを投入してパワープレイを仕掛けますが、点取るには至らず敗退。これでJ2残留4年目を迎えることになってしまいました。

 毎年のごとく替わっている千葉の監督ですが、今年の木山監督はJ2時代の中では一番良いチームを作り上げてきました。ショートとロングのグラウンダーパスを使い分けてシンプルにサイドから展開する攻撃はそれなりに機能し、またセンターバックにG大阪から山口智が加入(以前千葉にいたので復帰ですね)して安定していたので、攻撃にもうひとアクセント入ればJ2の中では圧倒できるようなチームになりえていたのではないかなーと。それでも5位で終わってしまったのは、下位チームから取りこぼすような勝負弱さ、特に終盤でやられてしまうことがあったり、点を取り切れなかったり。選手層も厚いのですが、その中で攻撃の主軸となれる選手がいなかったのも大きいような気がします。外国人選手が全くマッチしなかった(特に柏でもそれほど働けていなかったロボ獲得は大失敗)責任はおそらく神戸GMにあって、彼が退任はやむなしですが、木山監督は留任してもらって次のシーズンに備えて欲しかったなーと思ったのですが、残念ながら退任のようです。また新しい体制で一から構築し直すことになりますかね。。
author:de nudge, category:Jリーグ, 10:01
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