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2017/09/30 モーニング娘。'17 at 桐生市市民文化会館

 前述の野外フェスを15時半過ぎまで見た後、山を下ります。6キロほど歩いて、大間々というレトロな駅に到着。夕暮れ時の光景が良い感じ。わたらせ渓谷鉄道という1両の古い列車に乗って桐生駅に到着。そこから徒歩で会場に到着します。先週から始まったモーニング娘。'17の秋ツアー。この日1日2回公演の2回目に参加しました。1階席の真ん中くらいの位置。
 
 今年20周年を迎えたモーニング娘。は、このツアーを20周年記念コンサートツアーと銘打ち、タイトルも「We are MORNING MUSUME。」と直球のタイトルを付けてきました。そのタイトルからしても過去のベストヒットソングなセットリストになってしまうかなーと思っていたのですが、予想と違い新曲をたくさん入れてくるコンサートとなりました。これはうれしい。20周年を振り返る場面や過去曲も盛り込んでいてその面もおもしろかったですが、これからもどんどん前に進んでいくってな意志を新曲群に感じ取れたのが良かったです。アンコール含めた2時間のライブは、もう熱中しまくりの要素てんこ盛りで、モーニング娘。'17スゴイなーと感じ入った時間となりました。感想を。
 
 オープニングの映像で各メンバーが紹介される中、インストの曲が「歩いてる」のメロディに変わっていきます。そしてメンバー登場して最初にやった曲が人気曲の「わがまま 気のまま 愛のジョーク」。かっこよい疾走感ある曲でドンと盛り上がります。そして次に未発表曲を歌います。翌週に3曲入りシングルが発売されますが、その収録曲では無い曲でした。他に2,3曲ほど未発表曲あり、これは今年中にアルバム発売ありそうですね。願わくばこのツアー前に発売されて、それ聞いてから望みたかったなーと思ったりするのですが、早くても2014年に出したアルバム「14章 〜The message〜」と同じく、ツアー中盤の11月くらいになるんですかね。コンサート前半にやった「CHO DAI」という曲は、工藤遥と小田さくらのコンビ、佐藤優樹と小田のコンビでハモリ聞かせるなんてことをやっていたのが印象的でした。小田の高音パートがきれいですが、低音パートの工藤と佐藤の声も印象的。
 
 来週発売のシングル3曲も披露。この3曲ともとても印象良いもので、それぞれにメロディやアレンジの個性ありつつ、ダンス面での見せ方もおもしろい。「弩級のゴーサイン」はモーニング娘。としては珍しいカラッとした底抜けに明るいサウンドとメロディで、ボーカルとダンスチームに分かれるのですが、ダンスチーム(生田衣梨奈、石田亜佑美、工藤、加賀楓、横山玲奈、森戸知沙希)の6人がチアリーディング的な激しいダンスをしていて、それがすごく魅せるもので楽しい。側転や組体操なんかも交えて、弾けるように踊るのが曲にすごく合っています。
 
 「邪魔しないで Here We Go!」はつんく♂お得意のじめーっとしたような要素ありつつ、1音ごとに区切って歌わせる場面が多い、メロディよりリズムでのおもしろさを重視したような曲で、こういった曲がシングルで聞けるのがモーニング娘。ならではだなーと、音源聞いていく内にどんどんはまりそうな曲。セリフパートを飯窪春菜と尾形春水のダブルはるなコンビが担います。飯窪のセリフパートは、「シャボン玉」でも聞いたことありますが、感情こもった言い方でめちゃうまいですね。
 
 「若いんだし!」はこのツアー終了後に卒業する工藤を送り出す記念的な曲で、℃-uteの「To Tommorow」とも印象が近い、跳ねた心地よいシンセを軸にカラっと聞かせる「笑顔で泣ける」タイプの曲。ソロパートちゃんとチェックできていないですが、(今までシングルではほとんど無かった)羽賀朱音のソロパートがちょこちょこあるのがうれしい。現役メンバーの中では一番好きな声で、明るめな曲もシリアスな曲でもいい感じにはまっている感ありました。
 
 中盤では20年を振り返るVTRが流れます。歴代メンバーが歌っているシーンが流れ、懐かしいなーと。そして現役メンバーの加入時の挨拶シーンが流れた後で、懐かしの曲コーナーが始まります。まずメンバー全員でインディーズデビュー曲の「愛の種」、そしてメンバーが2組に分かれて「Good Morning」と「サマーナイトタウン」を。全員で「NIGHT OF TOKYO CITY」と「抱いて!HOLD ON ME」を。セカンドとサードシングルの「サマーナイトタウン」「抱いて!HOLD ON ME」は、当時モーニング娘。自体にそれほど興味無かった自分も良い曲だなーと思った記憶があります。「NIGHT OF TOKYO CITY」はセカンドアルバムの「セカンドモーニング」に収録されている最初の曲で、シティポップスに途中ラップが挟まるというこの頃の王道路線な曲。たぶんライブで聞くの初めてでうれしかったです。
 
 終盤は最近の曲多めの怒涛の盛り上げ曲を連発。「ジェラシージェラシー」は何度も書いていますが、つんく♂手掛けるせつなげなファンク要素たっぷりの最高の曲。「Oh my wish!」はダンスに専念するメンバーがいる曲ですが、ちょこちょこ入れ替わりがあります。今年冬のハロコンでは生田、石田、加賀の3人でやっていましたが、今回そこにこのツアーが初めての参加となる14期メンバー森戸が加わっています。一時時期ダンスメンバーであった譜久村聖と工藤はボーカルチームへ。森戸は以前(卒業した)鞘師里保の役割を担っていたように思います。肩から腕の辺りが若干堅そうな動きを見せる森戸のダンスですが、上半身と下半身フルに使ったキレあるリズム取りがかっこよいです。この曲の衣装が少しお腹出すものなのですが、生田、石田、加賀、森戸4人ともほっそいなー、腹筋もすごいんだろうなーと見てて思ったり。
 
 本編最後を爽やかな「ENDLESS SKY」で締めます。2015年に鞘師を送り出した記念曲を、工藤を中心に据えて歌っているのに感動。そしてアンコールでは、この日の前日に加入6周年を迎えて、この回の公演が400公演を迎えたという10期メンバー(飯窪、石田、佐藤、工藤)をお祝いする企画が客席から。1階の席を4区画に分けて、それぞれ割り当てられたメンバーの色のサイリウムを振る、2階の席はメンバー全員のカラーのサイリウムを4本持って振る、そして「はるなん、はるなん、あゆみ、あゆみ、まーちゃん、まーちゃん、はるか、はるか」とお客全員で順番に名前を言っていくということをやりました。
 
 この企画は有志のお客さんで進められたそうで、会場に着いて席に行くとサイリウムと、アンコールにこうやってねーという丁寧な説明文がありました。こうしたお祝い企画は今まで何回か経験してきましたが、ここまで凝った演出は初めて。企画した人たちすごいですね、また結構むつかし目なコールの企画に難なく答えてしまう会場中のお客さんたちもすごい。アンコールに登場したモーニング娘。メンバーもびっくりした表情を見せてました。10期メンバー全員は号泣。アンコール最初の「若いんだし!」歌い終わった後でMCがあるのですが、「言ってよー。」と泣きながら言っていました。特に佐藤が号泣しているのが印象的。結構珍しいと思ったり。2階席には10期メンバーをお祝いするコメントが書いた横断幕まで出て、それを佐藤が泣きながら読み上げていました。
 
 そして最後に縦乗りなロック曲「涙ッチ」で締めます。ラストをトラック抜きでお客全員で合唱して締めるのも楽しい。完全燃焼といえるくらい楽しい2時間でした。
 
 MCで覚えていることを。
 
 
 

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author:de nudge, category:live(Othersホール), 00:13
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2017/09/23 原田知世 at 山形・シェルターなんようホール

 芸能生活35周年を迎えた原田知世のホールツアー。午前中に現地に到着して、赤湯という温泉街を歩きます。烏帽子山公園という神社もある高台の公園散策、そして公衆浴場に浸かった後に徒歩で会場に向かいました。山形県南陽市の市役所隣にあるキレイなホールで中がヒノキで出来ていて、その香りがします。ホールの天井も高く、クラシックコンサート向きな趣きがありますが、ポップス系のコンサートも数多く行われているよう。
 
 自分が子供の頃から歌手、役者として活躍されているのは知っていて、テレビやラジオで親しんだ曲はいくつか。後藤次利が手掛けた「雨のプラネタリウム」、Tore Johanssonプロデュース時代の「ロマンス」「シンシア」など好きな曲はいくつかありましたが、ライブまで見に行ったことはなく、ライブ見に行くようになったのは、伊藤ゴローがプロデュースするようになってから。2008年にあらばきロックフェスで初めて見る機会があって、その後野外フェスかジャズクラブで3回ほどライブ見て、この日初めてホールコンサートで見る機会となりました。
 
 バンドメンバーは、バンマスでギターの伊藤ゴローに、ベース鳥越啓介、ドラムみどりん(SOIL&"PIMP"SESSIONS)、ピアノ/キーボード坪口昌恭(DC/PRG、坪口昌恭 TRIO)、バイオリン伊藤彩の5人編成。2部構成で合間に15分ほどの休憩がありました。アンコール含めて2時間のコンサートの感想を。
 
 35周年記念ということもあってか、ステージ後ろのスクリーンに過去の映像を随所に入れてきます。オープニングは映画「私をスキーに連れてって」(2017/10/05訂正:「時をかける少女」の間違いでした。。スキー服着てたのにつられました…)の一場面を映していて、その中初期の有名曲「時をかける少女」を歌います。伊藤ゴローが手掛けるボサノバ、ジャズ主体なアレンジになっていて、その後の過去の曲もアレンジし直したものとなっていました。最近の曲とも馴染んでいて、統一感あって聞けるのが良い感じ。カバー曲もいくつかやっていて、Norah Jonesの「Don't Know Why」、The Beatlesの「I've Just Seen A Face」、キャンディーズの「年下の男の子」など。「年下の男の子」はダンスしながら歌っていてかわいらしい。50歳手前とは思えないほど驚異的に若々しい風貌の原田は、「透明感」とか「瑞々しい」などの単語が出てくる空気をまとっていました。
 
 声もそういった雰囲気を持っていて、声量自体は無いものの良い感じに聞かせる声が、会場中に響いていく感じが気持ち良い。「ロマンス」は当時のPVをバックに歌っていました。レコーディングしたスウェーデンで撮影したと思われる風景で、街の中を自転車漕いだりする姿がかわいらしい。どこか牧歌的に聞こえるポップなメロディと原田の声の相性が抜群な曲で、当時より大人びたアレンジもいい感じでした。他にも初期の頃の曲をいくつかやっていて、「天国にいちばん近い島」は同名タイトルの映画撮影のエピソードを話してから歌います。ニューカレドニアに撮影しに行った時の記憶は今でもよく残っていて、空が星満天だった。上に星があるだけでなく、水平線にまで星がたくさん見えたとのこと。歌っている時にステージ後ろに星のようなライトをいくつか光らせていたのも粋な演出。
 
 自分が音源持っているのは、伊藤ゴローがプロデュースしたオリジナル曲中心なアルバム3作の「music&me」「eyja」「noon moon」ですが、「noon moon」から2曲歌っていました。「うたかたの恋」と「Double Rainbow」。「うたかたの恋」は坪口のジャズモードなピアノソロからスタートするのですが、この音が絶品でうっとりと聞いている中に、原田の歌が入ってくる瞬間は贅沢だなーと思いました。
 
 本編最後はキセルが手掛けた曲の「くちなしの丘」です。この曲は原田がアコースティックギターを弾きながら歌う趣向。普段楽器使いながら歌うことに慣れていない原田は何回かやり直します。それをニコニコ見守るバンドメンバーとお客さんの雰囲気が暖かい。やり直しする時に「がんばってー」と声が飛ぶ中、3回目くらいにようやく成功して、1コーラス目をほぼ弾き語りモードで歌い切ったところで、他の楽器音が加わって盛り上がって終了しました。
 
 アンコールは心地良く跳ねた感じのアレンジで、竹内まりやの「September」を歌って締めます。坪口のオルガンの軽快な音が良い感じ。メンバー全員退場後も、会場のアンコールを求める手拍子は止まらず、再度出てきます。伊藤ゴローのアコースティックギターのみで「時をかける少女」をしっとりと。同じ曲を違うアレンジで最初と最後に歌うってのはおもしろい聞かせ方ですね。
 
 
 MCで覚えていることを。過去の映像が流れていることについて、「前は昔の自分を見るのに抵抗あったけど、最近はもう昔過ぎて愛おしくなっちゃっている。」「角川映画にたくさん出ていた期間はほんの3,4年間だったが濃密だった。今は時が流れるのが早い。早いけど焦らず、目標とかも特に決めずに着実に積み重ねていきたい。」
 
 前半ラストの曲前のMCで、グッズ紹介を。サイリウムも売っていたようで宣伝します。「以前、とあるアーチストさんのコンサート観に東京ドームに行ったら客席一面のサイリウムがキレイで感激した。2回目見に行った時は自分もサイリウム買って振ってみたら楽しかった。自分のコンサートでもやってみたいとグッズに入れてもらった。」と。その宣伝のおかげか、休憩中に売れたようで、後半はサイリウム振るお客さんが増えていました。バンドメンバーも何回かサイリウムをノリノリで振っていましたね。特に坪口とみどりんが楽しそうでした。
 
 35周年ということで、テレビの音楽番組にも積極的に出て、その時の話もいくつか。その中でミュージックステーションに出た話もしていて「たぶん、その時の出演者で私はタモリさんの次に年長者だった。」と。また別の日に、みどりんがいるSOIL&"PIMP"SESSIONSが三浦大知のバックで出演した時があったそうで、その時原田は車運転中で、「運転中だから映像見れないので音だけ聞いていた。信号が赤になって車止まった時にテレビ見たらちょうどみどりんの顔が映っていた。」と。
 
 原田と坪口は、現地に前日入りだったようで、温泉宿に泊まったそう。その説明を原田がかなり省略してしまって「昨日、坪口さんと一緒に温泉入った。」と。坪口は違う違うと懸命に否定、他メンバーが「原田さん、説明端折りすぎて変な風に。。」と指摘しますが、原田は?モードで、自分の説明が変に聞こえたことにしばらく気づきませんでした。
 

author:de nudge, category:live(Othersホール), 22:38
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2017/05/20 モーニング娘。'17 at 相模女子大学グリーンホール 大ホール

 前述のお昼のライブ終了後、電車乗り継いで神奈川県の相模大野に移動。前述のJuice=Juiceと同じくハロープロジェクト所属のモーニング娘。'17の春ツアーに参加しました。1日2回公演の2回目に参加。相模大野は初めて来ました。隣駅の町田はちょっとだけ住んでいたことがあったのですが、こちらは訪れたことが無かったです。サッカーのJ3に所属するSC相模原の旗があちこちに。町田はJ2のサッカーチームがあるので、隣町同士でサッカーチーム抱えてるんだな、と。同じカテゴリーになったら試合は熱いものになりそう。
 
 先週は譜久村聖、小田さくら、工藤遥と立て続けに季節外れのインフルエンザに感染、岡山公演は中止・延期に追い込まれたそうですが、この日は無事復帰して13人全員揃いました。その13人のフォーメーションが次々変わるダンスは圧巻。個々のメンバーの歌やダンスのレベルは様々なのですが、そういったメンバーがチーム一体となって表現するような味わいは随一のものがありますね。見ててワクワクするような場面が多々ありました。春ツアー参加は2回目で前回書いていないところ中心に感想を。
 
 

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author:de nudge, category:live(Othersホール), 06:50
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2017/05/13 Juice=Juice at 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール

 前回のブログと同じ日の出来事になります。ハロープロジェクト所属の5人組アイドルグループJuice=Juice。春に行われるホールツアー、1日2回公演の2回目に参加しました。今ツアーは2回目の参加。このツアーの日程が出るのが遅かったこともあり、予定が埋まり気味で初日の三郷の参加のみで諦めようかなーと思っていたのですが、すごく良いコンサートでもう一回行きたいなと。元々この日愛知県の蒲郡に野外フェス(「森、道、市場」というタイトルのフェス)に行く予定があり、途中で切り上げれば行けるかも、間に合うかもと。フェスのタイムテーブルや電車時刻表とにらめっこして行動計画練りつつ、状況次第で行くかどうかを直前で判断しようとしていました。
 
 行くことを決心して野外フェス会場を出ます。蒲郡ラグーナテンボスを17時にバスで出発、20分ほどで蒲郡駅に到着して17時半過ぎに電車に乗り、40分弱かけて金山という駅に到着。徒歩5分ほどで会場に到着します。去年5月にモーニング娘。'16のコンサートで来た会場でその時は大きなフォレストホールという会場でしたが、今回はその隣の一回り小さいホール会場にて。当日券で入ります。1階最後方の席。
 
 セットリストはたぶん前回三郷で見た時と一緒だったと思います。でも何度でも見たくなるライブだなーと、5人の歌声が好みでダンスとともに浮かれて聞けます。三郷の時はアンコールでMCコーナーがあっただけで、本編はほとんどしゃべっていなかったかと思いますが、今回は本編でもちょっとだけMCコーナーがありました。それから前回見た三郷では序盤「裸の裸の裸のKISS」歌い終わった後にメンバーはけてスクリーンにメンバーが踊る映像が出る、とブログで書いてますが、今回はその次の「五月雨美女がさ乱れる」まで歌ってはけて映像コーナーでした(それとも記憶違いで三郷の時も「五月雨美女がさ乱れる」の後での映像コーナーだったかもしれません)。
 
 映像で見せるダンスコーナー以外に、実際にメンバーがダンスに専念して見せるコーナーもあります。植村あかりのダイナミックな踊りっぷりがかっこ良い。見てて、次の夏のハロープロジェクトコンサートにあるダンス部のコーナーに抜擢されるんじゃないかなと思ったり。体の横の揺らし方が好きです。宮本佳林はライブ中の煽りがかっこ良いと思う場面が多いです。「GIRLS BE AMBITIOUS」のソロパートは歌い方を崩して、お客の煽りに使っていたりするのいい感じ。
 
 ステージセットは去年の秋のホールツアー、武道館の方が小道具をたくさん使っていて凝っていました。今回はスクリーンの映像のみの演出ですが、それでも工夫したことをあれこれとやってましたね。「CHOICE&CHANCE」の間奏部分でスクリーンに映し出されたガラスのような映像に対し、植村がパンチをすると割れるなんて場面はかっこ良い演出だなーと思いました。未音源化の曲も多く歌っていて、そろそろアルバムを期待したいですね。その中の「銀色のテレパシー」は80年代歌謡曲テイストなメロディが良い感じの曲で、作曲は覆面作家の星部ショウ。いろんなタイプのメロディを作る、つんく♂と同系統な多彩さを発揮する方だなーと。この曲のサビ前までのメロディの展開とアレンジが好きで、A→B→A→Bとメロディを繰り返すのですが、AメロとBメロともに節回しが好みですし、2回目のA→Bでリズムを強くして聞かせるアレンジも良いです。
 
 MCコーナーでは宮本が雑誌の対談で松本伊代と会ったことを興奮気味に語っていました。80年代アイドル大好きな宮本にとっては松本伊代は神様的な存在のようで、写真撮る時も体を近づけるのがものすごく緊張したそう。その話の流れで宮崎由加が服のブランドの撮影でモデルさんと一緒になった時に同じく緊張したと。「メンバーなら緊張しないのにねー。」という話を受けて、金澤朋子は「私は写真撮影の時にメンバーであっても、時々体くっつけるの緊張しちゃう。」と。植村や宮本は「確かにそうだ。あの時とかこの時とか…」と実際に金澤が写真撮影で体離れがちだったことを思い出して語っていました。「全員に対してそうなの?(高木)紗友希に対しても?」と宮本が聞くと、「紗友希には緊張しない。」と即答。それを受けて「おい」とツっこむ高木のタイミングも抜群でした。
 
 高木はこのコンサート中、植村と目が合った時にメンバーと一緒にいると安心する、コンサート楽しいなと改めて思ったそう。それを受けて宮崎が「私もちょうどそれ思っていて、コンサート開始前に朋子と佳林ちゃんに話してたー。」と。毎日のように一緒にいるのに、本当仲良いなと。金澤は最近お休みがあって、外で遊んでいた時にふと野外ライブしてみたいなーと思ったそう。CD発売イベントのミニライブで野外ってのはありますが、それ以外だとあまり無いのかもしれませんね。日比谷野音とかでJuice=Juiceの単独ライブとか見てみたいなーと思ったり。ただ、この日夕方まで野外フェスに行っていた身としては、この日昼まで降っていた雨に打たれて足元びちゃびちゃで、必ずしも気持ち良いってことは無いかな、、と。でもそういった雨の中で聞いてもそれはそれで良い思い出になるので、いつか見てみたいですね。
 
 聞きどころ見どころ満載で、過去見たことあるアイドルのライブの中では一番好みのライブをするグループです。1階席後方で関係者らしき人達が数人見ていて、コンサート終了後その集団がメンバーがいると思われる楽屋の入り口に入っていったのですが、その中の男性1人が「いやー、Juice=Juiceいいねー。」と興奮した感じで話していたのがうれしかったですね。恐らくJuice=Juiceのコンサートを初めて見た方なのではないかと。

 

author:de nudge, category:live(Othersホール), 23:13
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2017/04/29 Juice=Juice at 三郷市文化会館

 ハロープロジェクト所属の5人組アイドルグループJuice=Juice。「Juice=Juice LIVE AROUND 2017 〜NEXT ONE SPECIAL〜」というタイトルがついたホールツアーの初日。埼玉県三郷にあるこのホール会場に来るのは2回目。去年と同様少し散歩して会場向かいます。三郷は2020年東京オリンピック・パラリンピックのギリシャを迎えるホストタウンなんて幕があって、へーもうそういったこと決まって準備し始めているんだと思ったり。
 
 アンコール含めた2時間のライブ、MC時間も少なく全曲フルコーラスでひたすら歌とダンスを堪能できて幸せでした。今、一番好みなライブするグループだなと改めて。5人の力強い歌声は激しいダンスもありながら安定していて、最後まで良い響きを聞かせているのもすごいな、と。感想を。
 
 ステージセットは5箇所にある縦長のスクリーンの映像を使う演出が今回のポイントでしょうか。派手なお祭りをミラーボールなどがあるディスコな感じが入り乱れる映像からメンバー登場。青のラメがかった法被っぽい衣装で登場して最新シングルから「地団駄ダンス」でスタートします。最初聞いた時はどぎも抜かれたヘンテコ曲で、ゲーム音楽+サーフロック的なノリからダンスロックを標ぼうするような日本の若手ロックバンドがやりそうなサビのメロディに突入し、そして間奏に突如盆踊りのアレンジが入れ込まれるという。モーニング娘。の「ゼロから始まる青春」やアンジュルムの「乙女の逆襲」でも間奏部分に突如ワルツが入ってきたりしますが、そういった突然全然関係無いアレンジを入れてくるのって、ハロプロ関連曲手掛けるプロデューサーの好みなんですかね。
 
 そこからはお馴染み曲や未音源化の曲などを入り交えて披露します。ハロプロのカバー曲がアンコール最後にやったお馴染み「Magic of Love」のみで、他のハロプロカバーをしなかったのも今回のツアーの特徴ですかね。自分達の持ち曲が増えていて、それだけでライブ完遂できるって自信が溢れていました。いろんなタイプの曲を次々披露するのですが、そこに確固たるJuice=Juiceの味が感じられるような歌とダンスにウキウキさせられます。スパニッシュギターが効果的なタンゴ調のディスコ曲「裸の裸の裸のKISS」の宮本佳林のダンスのキレ具合と、金澤朋子のセクシーな歌声なんか改めて素晴らしいなーと思ったり。
 
 「裸の裸の裸のKISS」の曲終わりでメンバーはけます。そこでも音は止まらず、スクリーンにダンスするメンバーの映像が映し出されます。Perfumeのコンサートでも見られたりする演出ですが、メンバーが着替えている間も合間を空けずに見せる演出で良いですね。なんといっても歌が光るJuice=Juiceでありますが、ダンスもかっこ良い。この映像以外にも実際生でダンスのみするコーナーがあったりしましたが良かったです。キレキレで踊る宮本や高木紗友希、ダイナミックな動きをする植村あかり、笑顔で客席見ながら楽しそうに踊る金澤も良いですが、細身を生かした動きをしつつ、かわいらしさ満面に見せる宮崎由加のダンスが最近好みです。ダンスコーナーで気合入り過ぎてももをビシッと叩いてしまったらしく、宮本と高木はももが赤くなってしまってました。
 
 最新シングルからもう一つの新曲「Feel!感じるよ」も披露。スクリーンに青空が映される中ゆったりとしたテンポのアレンジの曲を歌います。リズムが命のハロプロでは珍しくリズム取りを一切せずに歌うという珍しい曲。これくらいのテンポであっても、足でリズム取りしたりして歌っていたりするのがそれすら無しで、逆にいつもと違う歌い方になるので最初やりにくかったんじゃないかなーと思ったり。2コーラス目は植村のソロパートから始まるのですが、ここの部分が非常に良かったです。植村の歌声はすごくつぼにはまる瞬間が多いのですが、このパートもぐっと来ました。ラストの「ラララ」と歌う部分ではハモリも聞かせます。「銀色のテレパシー」の出だしもハモリを入れてたりしますが、どんどん歌で聞かせるグループとして進化しているのも実感します。
 
 ひさびさに聞く「如雨露」を堪能してその次の「アレコレしたい! 」というのも良い流れ、、と思いきや途中でメンバーが客席の通路に飛び出します。1階席真ん中でお立ち台に立って歌います。これは去年のホールツアーでも見た演出ですが、さらにびっくりしたのが歌い終わりでばっと早着替え(着替えといっても衣装脱いで下に着ている服が出て来るってものですが)もします。ステージ以外で早着替えするってハロプロ初なのではないでしょうか。
 
 アンコールは地元埼玉ということで「とーもーこ」と金澤を祝福するコールが送られます。金澤はツアー初日なので自分へのコールが来るとは予想していなかったようで、「明日も三郷でやるのでその時はコールしてねとお願いしようと思っていたのに。うれしい、ありがとうございます。」と少々照れ気味でお礼を言っていました。アンコール受けて登場したメンバーの衣装は、丈の短いデニムジャケットとメンバカラーのスカート。「選ばれし私達」と「Magic of Love」を歌います。「Magic of Love」ではステージ脇に5人が集まって歌います。自分のいた席近くにも来て浮かれて見たのですが、この時音声が少々おかしく歌声を拾えてなかった時があった気がします。かわいい子達を近くで見れるうれしさは確かにあるのですが、それよりも歌メインで堪能したいかな、と思ったり。この曲はなんといっても高木のソウルフルな歌声が印象的ですが、ステージ脇から一人だけ先にメインステージに戻って一人で歌っている様がかっこ良かったです。
 
 と、かわいさかっこよさ楽しさが満面に伝わってくるコンサートはとにかく素晴らしかったです。ホールツアーは5月下旬まで続き、あともう一回は行きたいなーと思いつつ、今出ている予定だと厳しい、、遠出する無茶をすれば行けそうなのもあるのですが、悩ましいです。コンサート前は晴れていたのですが、終わったら雨が降っていました。先週栃木で℃-uteのコンサート見た時と全く同じパターン。傘指して歩く中、そういえばシングル発売のインタビューで「同じ5人組ということで解散する℃-uteの魂を受け継ぎたい。」みたいなことをJuice=Juiceメンバーは言っていて、是非良いところは受け継いでいって欲しいなーと思いつつ、雨女(℃-uteの矢島舞美は雨女として有名)の性質だけは受け継がないで欲しいかなーと。。

 

author:de nudge, category:live(Othersホール), 10:07
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2017/04/22 ℃-ute at 栃木県総合文化センター

 ハロープロジェクト所属の5人組アイドルグループ。ハロコンやフェスなどで何回も見ているグループですが、単独コンサートは去年春と秋ツアー1回ずつ見ての3回目の参加になります。彼女達は6月に解散を予定しており、これが最後のツアー。2回くらい見に行こうかな、と思っていたのですが、チケット取れずこれが最後のコンサート参加となります。1日2回公演の1回目に参加。客層は男女半々とまあとにかく女性人気の高さがすごい。
 
 4人のハロプロ研修生を従えた2時間近いコンサートは、かわいらしさかっこ良さを存分に見せつけるもので楽しかったです。℃-uteのコンサートの中では一番ステージに近い席だったこともあり、迫力満面なパフォーマンスを堪能。これで締めでも良いかなと思えるものでした。覚えていることをつらつらと。
 
 オープニングはステージ後ろのスクリーンに「最強アイドルが…」みたいな大仰な文言が次々と流れていく中メンバー登場。2本のスティックを振り回すパフォーマンスを行います。スティックは光り、そこに文字が浮かび上がります。「℃-ute」という文字が最後に出てきて曲に入ります。先月発売した最後のシングルに収録されている3曲が軸で、そこに新旧曲をまぶしたような構成で(半分以上聞いたことない曲でした)、序盤はノリノリな曲をガッツリ決めたダンスとともに歌います。硬質なトランス系のトラックに壮大感あるメロディがのっかる「The Curtain Rises」もこの流れで披露。MVを見た時も思ったのですが、最後のサビ前インストで5人がくるっと回る場面があって、その回転の速さと5人の息の合いっぷりがすごいと思います。
 
 中盤はそれぞれのソロ曲をメドレー形式で披露して、そこからポップな遊び心ある曲を連発。メンバーがわいわいとつつき合ったりしながら歌うほほえましい場面が多々ありました。「ベーグルにハム&チーズ」は、2014年のカウントダウンジャパンというフェスに出演した時に歌っていたなーと思い出したり。その時は端っこの方ながら一番前で見て、とんでもなくかわいい子達だなー、アイドルすごいと思った記憶があります。なんの曲か忘れちゃいましたが、研修生が紙テープをステージに張り巡らせて、その中を℃-uteが歌う演出がおもしろかったです。研修生メンバーが蜘蛛の巣のように紙テープを張っていく過程自体もおもしろかったのですが、そこに℃-uteメンバーがダンスの中でテープくぐったりする場面なんかもあり、アナログ感ありつつ研修生と℃-uteメンバーのコンビネーションが楽しめる演出でした。
 
 終盤は鉄板盛り上がり曲を連発。この中に最新シングルからの「ファイナルスコール」が入ってました。青春な感じが入り込んだポップロック曲ってな印象。そんなに℃-uteの曲を知らないのでたぶんですが、過去曲の振付をこの1曲の中にたくさん入れているような感じでした。そしてこれまたなんの曲か忘れちゃいましたが、曲を歌っている中で、その場で考えたお客とのコール&レスポンスを選ばれたメンバーが担当するってなことをやっていて、この回は中島早貴が担当。中島「裸眼の人?」、お客「はーい」、「眼鏡の人?」、「はーい」、「コンタクトの人?」、「はーい」と見事に決まり、後のMCで「即興で考えた割りにはうまくいったねー。」とメンバーから褒められていました。が、「実は、、」と中島。中島が好きなaikoがコンサートでやっているコール&レスポンスをまねしただけと告白していました。そういえばこのコール&レスポンスはPerfumeのあ〜ちゃんもよくやりますね。あ〜ちゃんも確かaiko好きだったので、同様にまねしているんだと知りました。トップアイドル達に自分のコール&レスポンスをさせるaikoの影響力恐るべし、と。
 
 アンコールは2曲。「誰にも内緒の恋をしているの」という曲と、最新シングルから「To Tomorrow」。「To Tomorrow」はモーニング娘。の「愛あらばIt's All Right」を思い出すような旅たちを感じさせつつのカラッと明るいミドルテンポの曲で、今回のシングルの中では一番好みな曲。アンコールの衣装はオールドアメリカンな感じで、原色のロングスカートに、コンバースの白のスニーカーという組み合わせでした。いつも高いヒール履いて踊る℃-uteがスニーカーって珍しい。終演後同行者が「白のコンバース良かったなー。すげー似合ってた。欲しくなった。」と。もう℃-ute見るの最後なのに、コンサート終了後の最初の感想がそれかいなと。
 
 MCで覚えていることを。中島早貴と岡井千聖2人のトークでは一週間前に行っていたというメキシコとフランスでのライブ思い出話を。海外行くこと自体も楽しくて、ライブもすごい楽しかったけど、日本食が恋しくなる時があったというところから、かみ合っていない展開が。中島が「日本食って世界三大なんとかに入ってないんでしょう?」と言うと、岡井は「あー、キノコとかね。」。で、2人とも特に疑問を呈さずにそのまま会話が流れていきましたが、中島が言っていたのは世界三大料理(中華料理、フランス料理、トルコ料理)のことで、岡井は世界三大珍味(トリュフ、キャビア、フォアグラ)で違うことを話しています。。
 
 ということで一足早い℃-ute最後のコンサート楽しませてもらいました(ツアーはまだまだ続きます)。コアなファンではないので、どこまでもついていく、、とは言えませんが、解散後の活動でなんかおもしろそうなものがあれば行ってみたいなと思います。実現性極めて低いとは思っているのですが期待してるのは、鈴木愛理(℃-ute)がボーカル/ギター、岡井千聖(℃-ute)がベース、生田衣梨奈(モーニング娘。'17)がギター、譜久村聖(モーニング娘。'17)がドラム、宮崎由加(Juice=Juice)がキーボードという5人で組んだバンドの「ステラドロップ」。2年くらい前テレビ番組企画で結成されて、練習している映像がちょろっと流れて、その後音沙汰無し。恐らく活動再開(というか始まってもない)することはないと思うのですが、奇跡が起きてライブとかあれば絶対行きます。その番組で練習していた「悲しきヘブン」1曲のみをひたすら繰り返すだけで(そしてへたっぴなままで)全然良いです。MCコーナーで生田が鈴木と岡井にウザがらみし、それを譜久村と宮崎がニコニコ見てるって絵だけでたぶん楽しいはず。
 
 ひさびさに来た宇都宮ということで終演後、餃子を食べに行きました。テレビでやっていて行きたいと思っていた複数の餃子屋が揃うフードコート的なスペースに行きました。いろんなお店の餃子が一挙に食べられるもので、満足して帰りました。

 

author:de nudge, category:live(Othersホール), 00:56
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2017/03/18 モーニング娘。'17 at パシフィコ横浜 国立大ホール

 前述のサッカーの試合を見終わった後、新横浜から桜木町へ移動。この日から始まったモーニング娘。'17の春ツアーに参加しました。この日2回ある公演の2回目に参加。5000人のキャパを誇る会場で2回公演と、のべ1万人の動員。ともにチケット売り切れで満員だったよう。2階席後方の位置で見ました。
 
 13期メンバーが加わっての初ツアー。また、腰椎椎間板ヘルニアで3ヶ月ほど休んでいた佐藤優樹がこの日復帰で13人揃いました。ステージはこれまでのものよりもシンプル。ステージ後ろのスクリーンが通常の映像を映すものに加えて両脇に縦の電光掲示板的なものが加わっていたのが新鮮なところでしょうか。フォーメーションダンス存分に味わうなら、ステージはシンプルなもので全然良いですね。スクリーンの映像面で凝ったことをしていました。2時間ほどのライブは楽しい要素てんこ盛りでした。感想を続きで。
 
 

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author:de nudge, category:live(Othersホール), 08:07
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2017/03/01 Steve Reich at 東京オペラシティコンサートホール

 アメリカ・ニューヨーク出身の音楽家Steve Reichのコンサート。ミニマルミュージックの巨匠である彼は御年80歳を迎えたということで、アニバーサリーとして世界各地をツアーしているそう。その日本でのコンサートです。見るのは初めて。2年ほど前「Sextet」という4人の打楽器(マリンバなど)と2人のピアニストで演じる曲の映像にやたらはまっていた時期があり、今回生で見る機会があると知り、速攻でチケット取りました。2日連続公演の初日。新宿・初台にある高級感あり過ぎなホールにふさわしい、特別感のあるコンサートとなりました。
 
 会場に入った時に配られたプログラムにはこの日行う曲もあらかじめ書かれていて、クラシックコンサートスタイルを感じさせます。おまけに各曲の解説をSteve Reichが(日本語に訳されて)ご丁寧に書いているのもすごい。この日演奏したのは4曲。
 
 1曲目は「Clapping Music」という2人が手拍子だけで演奏する3分ほどの短い曲。Steve ReichとColin Curryという後の曲で出て来る演奏陣を束ねるリーダー的存在のメンバーが出てきて、2人で手拍子演奏をするのですが、ポリリズム的にずらして展開して最後収束するような形で締める曲でした。帽子をかぶって服も特に着飾っていないReichは若々しい。この曲が最初に演奏されたのは1973年と(すっかりおじさんな)自分ですら生まれていない年からやっているとか。Reichが演奏メンバーとして出て来るのはこの曲のみで、後の曲はColin Curry Groupというグループのメンバー中心に演奏されます。
 
 2曲目は「Mallet Quartet」という2台のマリンバと2台のバイブラフォンを4人のメンバーが叩いて演奏する曲。マリンバがベースとなるReichらしいリズムを出して、そこにバイブラフォンがメロディを付けていくような曲。悲しいとかうれしいとかの感情のベクトルがどこに向かっているのか認識できないけど、心の何かが呼び起こされるようなリズムとメロディはつぼに入ります。緻密な打楽器のからみを骨の髄まで楽しみました。曲的にはこれがこの日一番のお気に入りでした。
 
 3曲目は「Quartet」という2台のピアノと2台のバイブラフォンを4人のメンバーで演奏する曲。一人のピアニストの脇に控える人がいて、楽譜を次々とめくっていました。他の3人は自分でめくっていて、めくるタイミング含めて練習重ねてきた感ありました。途中バイブラフォン奏者が自分の担当パートが無い時に、ピアニストのところまでスタスタと歩いていって譜面めくって戻っていくという場面ありましたが、あれだけでも見事と思っちゃいました。この曲はピアノによるミニマルなリズムが持続する場面もありつつ、それほどミニマル要素たっぷりという要素はなく、バイブラフォンのメロディをしっかりと聞かせつつピアノともからんだ複雑な構成、聞かせ方をするという印象の曲。4人の演奏者が断片的に音を鳴らして一つの流れを作るような場面もあって、(全然違う音、世界観ではありますが)ハイスイノナサの「reflection」を思い出したり。
 
 最後の曲に入る前にインタビュアー、通訳者がついてのSteve Reichとのトークセッションが20分ほどありました。Steve Reichはめちゃくちゃよくしゃべり、通訳しきれないからと途中司会者が合図をすると、「おーそうかそうか」みたいに照れて、通訳のために一旦話を区切っていたのもお茶目でした。覚えている話では、Reichは有名サックス奏者のJohn Coltraneに憧れていて、先日のアカデミー賞会場でThird Coast Percussionというグループが「Mallet Quartet」を演奏して、その中にJohn Coltraneの息子のRavi Coltraneが加わっていたのが感慨深いとか、ロックサイドのミュージシャンともからんでいてRadioheadのJonny GreenwoodやThe NationalのBryce DessnerがReichの曲演奏メンバーとして加わったりしたことがあるとか、など。
 
 最後の曲は30分に渡る長尺の「Tehillim」という大曲。Colin Curryが指揮を執り、4人のボーカル、6人の打楽器奏者、2人のキーボード奏者、フルート奏者、ピッコロ奏者、オーボエ奏者、コーラングレ(初めて知る楽器。オーボエの低い音バージョンのよう)奏者、2人のクラリネット奏者、4人のバイオリン奏者、2人のビオラ奏者、2人のチェロ奏者、ダブルベース奏者と総勢28人の大所帯。これがもう圧巻でした。タンバリンや手拍子とソプラノボーカルがからむスタートから様々な展開を聞かせます。
 
 ひたすらミニマルに刻んでいたかと思うと、時折ハッとするようなテンポチェンジするところとかゾクゾク。特にマラカスが効果的で、1個のマラカスの音だけでスピードアップするところは、その音だけで全体の色が鮮やかに変わっていってすごいなと。弦楽器やクラリネットの音もスリリングさや壮大さを感じさせます。細やかに呪術的に聞かせる4人のボーカルは中盤抑えた展開挟みつつ、その後どんどん上昇していくように歌い続けて、ラストにハレルヤを歌う場面は全楽器がキレイな絵を描くような、音のみで飛翔しているかのように組み合わさって怒涛のラストとなりました。そしてこれまた全然違う音、世界観ではありますが、この曲聞いていて世武裕子の「Good Morning World!」という曲を思い出したりしました。
 
 スタンディングオベーションも飛び出すお客さんの拍手喝さいに、Steve Reichも含めてメンバーは何度もステージに戻って挨拶していました。このコンサート聞けたのは良かったなーと感激ひとしおでした。果たしてまた体験できる機会は訪れるでしょうか。

 

author:de nudge, category:live(Othersホール), 00:37
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2017/02/11 木村カエラ at 神奈川県民ホール

 前述のライブ終了後、元町を散歩しながら移動。途中お昼取ったりしながら山下公園近くにある神奈川県民ホールに到着します。木村カエラのアルバム「PUNKY」発売に伴うツアー。これまでライブハウス、アリーナ、フェスなどで見たことありますが、ホールで見るの初めてです。2500人ほどのこの会場に来るのも初めてでした。
 
 ツアーバンドメンバーはこれまでお馴染みのメンバーから替えてきました。ツアーメンバーとしてはドラムの柏倉隆史(toe、the HIATUS)のみ変わらず。ギターは會田茂一、ベースは佐藤征史(くるり)、キーボードにヒイズミマサユ機(H ZETT trio、Chazz)という編成。會田はこれまでのギター担当の渡辺忍(ASPARAGUS)とツインギターでライブ参加することはありました。また、ヒイズミは2015年末の特別編成ライブのメンバーとして参加していました。佐藤は2016年からの参加になるよう。佐藤はコーラスも担当していて、いい感じに木村の声と重なっていました。
 
 アルバムは通しで2回くらいしか聞いていなかったのですが、「PUNKY」という言葉通りのイメージで疾走感入れ込んだり、やんちゃ感があったりする曲ごとのバラエティ感はありつつ、アレンジ面は音のバラエティを抑えてシンプルにした感があり、少し意外な作風でした。前作「MIETA」が打ち込みも結構取り入れた凝ったアレンジものが多かったので、それを新しいメンバーで進化させるかなと思ったら原点回帰的なモード(といって初期の木村カエラはあまり知らないのですが)な印象。
 
 バンドメンバーは骸骨模様の全身タイツ的な衣装。木村は黒のインナーに緑の透けたひらひらの動きやすそうなワンピースな衣装を来ての登場。會田の持つギターの一つも同様な光る緑でライトが当たって映えていました。アルバム最初の曲「There is love」からスタート。そこからアルバム「PUNKY」中心に以前の曲も織り込みます。
 
 タイトル曲「PUNKY」はロンドンパンクな親しみやすいメロディの絶叫も織り込んだ曲、「THE SIXTH SENSE」はミドルテンポでいなたい感じに歌うロック曲、合いの手を入れたくなる序盤から伸びやかに歌うサビにつなげる「SHOW TIME」など、ライブでも親しみやすさある曲群ですが、とりわけヒイズミの弾けまくるリズミカルなキーボードは効果的。「僕たちのうた」はピアノロックなアレンジで持ち味発揮している感ありました。曲によってはショルダーキーボードでギターのアルペジオ的なソロを弾いていたりしました。アルバムには意外なカバーも収録されていて、それは童謡の「オバケなんてないさ」。ライブでもこの曲披露していました。こういったドリーミーさをうまいこと表現するのも木村カエラのすごさの一つだよなーと思ったり。
 
 以前の曲もあれこれと入れ込みます。お客みんなでタオル回す「Circle」、前向きになるメロディの「TODAY IS THE NEW DAY」、しっとりしたメロディに聞き入る「Sun Shower」辺りはライブ鉄板曲で、いつ聞いても良いですね。途中お客を座らせてのしっとりと聞かせるコーナーもありました。會田が作った曲の「リルラ リルハ」を木村が弾くアコースティックギターとヒイズミのキーボードのみで聞かせます。曲入る前にこの曲を作った時の思い出を會田と振り返ります。會田が歌った仮歌がそう聞こえたということで「リルラ リルハ」と歌詞付けたそうで、「『Real Life.Real Heart.』の略」なんだよね、と。初めて知りました。このアコースティックモードで演奏するきっかけは、テレビ番組(MTV)でアコースティックライブをやったことからだそうで、そのモードで全編やるライブも今後やってみたいかも、とのことでした。
 
 今年の5月に発売する予定だという新曲の「HOLIDAYS」は「みんなに歌ってほしい」という部分があるそうで、曲入る前に練習がありました。「ラッタッタラッタッタ、シャララレッツエンジョイ、ホリデイズ。ホリデイ、ホリデイ、シャララレッツエンジョイホリデイズ。」という長めのフレーズでしたが、覚えやすい歌詞とメロディだったので、すぐ歌えました。お客を男性と女性に分けて練習していましたが、女性のみで歌った時のうまさにびっくり。木村が思わず「みんな、結婚してー」と感激して言ってしまうほどでした。声量が全く無い自分ではありますが、こういったコンサートの場でみんなで声出す楽しさを最近感じています。
 
 ラストは自分が「PUNKY」の中で一番好印象だった「BOX」で締めでした。ゆったりとしたキーボードのフレーズから歌い上げる木村のボーカルから疾走感あるピアノロックにつながる展開が良い感じ。終了後、メンバー全員でステージ前に並びお辞儀、マイク無しで「ありがとうございましたー」と挨拶して終了。アンコール無しでしたが、ここまででやり切った感ある胸のすくような素晴らしいライブで、木村の声や動きにワクワクさせられっぱなしの2時間10分ほどのライブは満足でした。確かもうお子さん2人いらっしゃるはずですが、足も高く上がるし、元気いっぱい若々しさ満点ってな感じで元気もらえますね。
 
 MCで印象に残っていることを。バンドメンバー紹介時に會田は「(お笑い芸人の)永野のものまねにはまっています。」という木村の振りに応えてマネしていました。「リズム隊の2人はコンサートグッズを全部身に着けていて、今日の会場入りも2人とも同じ格好で現れた。」と。グッズはジャージや靴下、パンツまで売られているそうで「助かっています。」と。お客の声にも気軽に答える木村ですが、一人恐ろしく声がでかい男性客が絶妙のタイミングで叫んでくるのに笑い転げていました。確かにマイク無しで会場に響き渡るでかい声はびびるほどでした。

 

author:de nudge, category:live(Othersホール), 23:15
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2016/11/23 ℃-ute at パシフィコ横浜 国立大ホール

 ハロープロジェクト所属の5人組アイドルグループ。ハロコンやフェスなどで何回も見ているグループですが、単独コンサートは今年春ツアーに続いての2回目の参加になります。秋ツアー真っ只中だそうですが、1ヶ月と間隔が空いてのこの日だそう。前回行った時の(アイドルほとんど知らない)同行者がまた見たいとの希望があって、チケット取りました。3階のファミリー席(座って見る専用の席)から見ました。5000人という大きな会場が大勢のお客で埋まっています。ハロプロは女性客が多いのですが、℃-uteはその中でもひときわな多さ。黄色い声もすごかったです。
 
 前回はアルバム「℃maj9」のリリース受けてのツアーで、知っている曲たくさんありましたが、この日は聞いたことがあるのが半分弱くらいでした。過去曲からも万遍なく組んだよう。いろんなタイプの曲をうまいこと組んで、4つくらいの構成に分けたようなセットを楽しみました。
 
 ステージにはベットが3つ置いてあり、オープニングから数曲はパジャマ姿で登場し、ベッドを有効に使いながら歌います。かっこ良いパフォーマンスが印象的な℃-uteには珍しい、かわいさ全面に押し出したような出だしが虚を突かれました。鈴木愛理の三つ編み、中島早貴のふわっとした感じのポニーテールなど髪型もかわいらしい。「超WONDERFUL!」「世界一HAPPYな女の子」と、いかにもその絵にふさわしい歌が続きます。「世界一HAPPYな女の子」のサビで足首持って跳ねるダンスがお気に入り。枕の羽根もまき散らしたりしてわちゃわちゃした感じなことをやる演出も良い感じ。
 
 ℃-uteのコンサートはお馴染みの、ハロプロ研修生がバックダンサーやステージセットチェンジなどのお手伝いなどに加わって活躍。彼女達が曲中に衝立を持ってきて、その後ろに隠れた℃-uteメンバーが生着替え(といってもパジャマ脱いでその下にある衣装になっただけ。加えて髪型もその場で変えていました)をしたりする演出もおもしろいです。℃ompassと名付けられたツアータイトルで旅行がイメージされており、ステージ後ろには大きな磁石(N,W,Eと方角指す文字がある)のセットもあります。ここは、寝て起きて着替えて旅立つってな場面となりました。
 
 11月に発売したシングルに収録されている3曲は、衣装チェンジに合わせたイメージが変わるブロックごとに1曲ずつ入れてきました。「愛はまるで静電気」はかわいさ満面の曲で、トラックのアレンジがPerfumeの「Perfume」という曲のメロディっぽくて、「パパパパパフューム」って言いたくなる感じ。「夢幻クライマックス」はゴシック調のイメージで歌詞が字余りっぽくなるフォークっぽいメロディを挟み込むってな印象のある曲、「Singing〜あの頃のように〜」はつんく♂が来年6月に解散することを決めた℃-uteに当てたと思われる歌詞が印象的な前向きに歌い上げる曲で、この曲だけ歌詞がスクリーンに映し出されていました。
 
 いろんなタイプの曲をいろんなダンスで表現して歌い上げて一つのコンサートとして成立させるのは、アイドルならではだなーと思います。ヒールの高い靴履いて、次々と踊り歌う体力もものすごいなーと。この日通して聞いて印象に残ったのは「次の角を曲がれ」。メロディがつぼで、弦楽器の音も入ったロックなトラックとの相性も良い、好きな曲だなーと改めて思いました。
 
 MCはメンバー入れ替わりでステージはけて衣装チェンジをして、その間に2〜3人ずつでトークするってなことをやっていました。過去のおもしろ話が多かったですかね。鈴木愛理が昔のコンサートで割り当てられたセリフパートがちゃんとしていないと担当から外された話とか、別件で同様に注意されたもののそれに納得いかない鈴木は怒りを押し殺して、すーさん(彼女が良く書くキャラクター)をひたすら書き連ねて誰も声を掛けられない状態になっているところに、岡井千聖、中島早貴、萩原舞の3人が意を決して声を掛けようと、事前に打ち合わせして岡井から落ち着くように声を掛けようとしたところ、なぜか(テンパってしまった)中島が「ちょっと、愛理」と詰問するような感じで第一声を発してしまい、岡井と萩原がえーっとなってしまったとか。
 
 恐らく中学生時代(彼女達はその頃から単独コンサートを行っていた)のエピソードと思われますが、子供っぽいいたずら心なども満載だったようで、リーダー矢島舞美は、ある時自分が持っているあらゆるものになんかのキャラクターのシールを張り付けられるなんていたずらされたとか。携帯の電池パックがある部分にまで貼り付けられていたとか。岡井は暗証番号ものをすぐ忘れてしまうので、中島に伝えて管理してもらっているとのこと。岡井はお金も不必要に使っちゃうからと、銀行カードそのものも管理してもらおうとしたところさすがに中島は断ったとか(そりゃそうですね)。中島は岡井のものも含めてメモって管理しているそうですが、以前自分のiphoneのログインの数字4桁を思いっきり忘れてしかもメモっていなくて、お店に行ったもののログインのパスワードは解除することができなく、初期化せざるを得なかったそう。
 
 おまけで℃-uteの解散について。
 

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author:de nudge, category:live(Othersホール), 11:18
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