RSS | ATOM | SEARCH
2015/03/27 Nick the Record、MOODMAN、BING at 恵比寿Liquid Room
 4年弱ぶり2回目に参加するクラブイベントHOUSE OF LIQUID。24時くらいから28時くらいまでの滞在。フロア四方にスピーカーがあって暗い空間で音に浸るのは気持ちよいですね。自分がいた時間で聞いたのはBINGのDJが1時間半、MOODMANが1時間半、Nick the Recordが1時間ほどでした。

 BINGは初めて聞きます。最初フロアに入った時はミドルなリズムでジャングル(音楽ジャンルじゃなく密林で鳴ってると言いたくなる)のようなボーカルなどを織り込む展開。30分過ぎからビートが早くなり初め人が増えだすとここからダンスモードに入ります。一定のリズムに早目なドラムビートやパーカッション音をかぶせたり、硬質な感じをキープしつつディスコやファンクなど楽しい感覚が随所に入り込む印象でした。

 MOODMANに交代。BINGの鳴らしていた音をノイズ化させてそこに自分のリズムを足していき、徐々に自分の世界に持っていきます。シンセの持続音に四つ打ちのビート主軸で、1時間半気持ち良く踊りました。MOODMANの世界は本当につぼで我を忘れて体が動いてしまいますねー。かなり音を変化させていたのでたぶんですが、Frankie Knucklesの「The Whistle Song」の序盤部分をやっていました。キーボードの心地よいメロディが結構異質に感じられる音になっていて、その音もオリジナルとは別の気持ち良さがありました。

 そしてNick the Record。こちらも初めて。前2人とは違い曲間でのスムースなつなぎというところはあまり意識せずいろんなタイプの曲をかけていたような印象。管楽器音まで入れ込んでいた曲が妙に印象に残っているのですが、ハウス、テクノ主体のDJで管楽器音を聞くのが珍しいような。心地よく踊れるリズム主体でいろんな世界を感じさせるDJでした。まだまだ朝まで続いていくと思われるので、序盤の1時間ではNick the Recordの世界は一部だけと言えるでしょうか。眠気、体力の限界が来たのでここで退出しました。

 フロアは禁煙で快適(その分フロア出口付近のスペースはモクモクしてましたが)。フロア内は歓声なども上がりますが、過剰に盛り上がり過ぎることなく音に浸りきっている人や思い思いに踊っている人たちがいて、良い空間だなーと。自分は後ろの方でまったり聞いている時間も1時間くらいありましたが、フロア内で3時間くらいは体を揺らしてました。携帯についている歩数計を見たら2万1千歩くらい。結構体動かしましたね。
 
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 08:38
comments(0), -
2014/11/30 ROVO、DE DE MOUSE+Drumrolls、L.E.D. at 恵比寿Liquid Room
 ひさびさにLiquidでやるROVO主催のイベント、Man Drive Trance。17時半から22時過ぎまで5組出演者が立て続けに演奏する長丁場でした。メインステージ3組とサブステージ2組が交互に。サブステージでやったNyantora、オオルタイチはがっつり聞いていないので、メインステージ3組の感想を。3組ともツインドラムのバンドでした。

 L.E.D.
 1年ぶり4回目に見るインストバンド。この日はベース/PC、サックス/機械、ギター、ドラム×2という5人編成。サックス音が主導する雄大な光景を軸にじんわりとしたリズムで聞かせるところから、終盤に向けてどんどんとツインドラムが激しくなっていく展開。気持ち良さが何より印象に残るバンドでしたが、後半の疾走感は新たな味でした。


 DE DE MOUSE+Drumrolls
 4年ぶり2回目に見るDE DE MOUSE。機械/キーボードを操って音を出す男性一人のユニットで、ドラム×2とサックス/PCがサポートする4人編成。ステージ後ろのスクリーンに加えて、両脇に位置するドラムの前に薄いスクリーンも張っていてそこに映像が流されます。オリエンタルなメロディを軸にダンスもののリズムを入れ込んでくる印象でしたが、それは2曲目のみで残りの曲は全然違う印象のものでした。怒涛のリズム攻撃で様々なブレイクビーツ満載ってなアレンジでした。キーボードやサックスもリズムを増幅させるような弾き方をしているものが多い印象。そしてその音がかなり刺激のあるもので好みでした。特に1曲目は衝撃走るってくらいに前のめりに聞きました。ドラムの一人はBOBO(54-71、MIYAVIのバックなど)で、スネアの音のかっこ良さを堪能。映像の音とのシンクロ具合も見事で、風景やアニメ、ボクシングなどの映像をいろんな展開を聞かせるリズムにうまくマッチさせてました。


 ROVO
 キーボード、ギター、バイオリン、ベース、ドラム×2の6人編成。盤石のライブといった感で少しずつ踊らせる曲からラストの「Eclipse」「D.D.E.」で大盛り上がりになっていくような見事な展開。Liquidの空間にマッチする音だなーと。ボリュームやダブエフェクトのコントロールもお客の反応と結びついているよう(実際には音にお客が反応してるので逆ですが)。会場のあちこちに吊るされた白い裸電球での演出がここ2,3年のROVOのライブの主軸ですが、派手なライティングや映像使いとは違ったシンプルさがまた良いですね。
 
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 09:28
comments(0), -
2014/08/27 クラムボン、GREAT3 at 恵比寿Liquid Room
 Liquid Roomが恵比寿に移転して10周年。いくつかライブ企画されているようですが、2組の対バンものが多いようです。リキッドの2組対バンライブは各組1時間ずつ+アンコールと、通常のちょっと長いワンマンライブの時間内で、両方とも短すぎず長すぎず見れるので好きですね。

 まずはGREAT3。1年ぶり3回目。去年見た時と同じ編成で、ギター、ベース、ドラムの3人にキーボード(堀江博久)とギター(長田進)がサポートにつく5人編成。今回のライブは新譜「愛の関係」からの曲だけやると宣言していました。まずアコースティックなモードでギター片寄明人とベースjanが歌います。ユニゾンとハモリと輪唱を取り混ぜたような歌でおもしろい。その後ミドルテンポが軸のサイケ、グルーヴ溢れるアレンジをメインに高音で歌う片寄のボーカルがいい感じで乗っかります。時折、サポートの2人の音が暴走する展開があるのがいい感じで、堀江は飛び跳ねながら弾いていたりも。1曲janがボーカル取る曲も。かすれたような声で歌うのは片寄とはまた違う魅力ありでした。また、ドラム白根賢一もコーラスだけでなく、メインパート(渋めの声)を担う曲があったりと。インスト部分のみにフォーカスを当てて、ぐっと押しせまるような展開も随所に聞かせていて、素晴らしいライブでした。

 続いては半年ぶりのクラムボン。もう30回以上と一番見ているバンドですが、何度見ても楽しいですね、今回も素晴らしいライブでした。この日は初期の曲多めで、ひさびさに聞く曲も。とりわけ「恋わずらい」はおおーっと思いましたね。懐かしいという感情だけでウルウル来るお年になってしまいました。この曲含んだ「君は僕のもの」「恋わずらい」「ララバイ サラバイ」「バイタルサイン」「Kanade Dance」「シカゴ」は演奏止めずに続けられたのですが、圧巻でした。この後半3曲は演奏前に即興的なつなぎの演奏が差し込まれるのですが、静謐な「バイタルサイン」前のキーボート、「シカゴ」前のドラムソロからベース入ってきてのノリノリなリズムは、この音を聞くだけでもうれしいのですが、ともに次来る曲が分かりましたね。なんか必勝パターンとも言えるつなぎでした。

 最近ニッポンハムのCMで使われるようになった(会場にでっかい花が届いてました)「サラウンド」で本編締めた後に、アンコールで2曲。夏を締めるような「波よせて」と「Re-残暑」。「波よせて」はベースのミトがラップ部分を歌うのですが、途中歌詞が全く出てこないという珍しいトラブルで途中で演奏止まってしまったり。「ララバイサラバイ」や「バイタルサイン」の鬼気迫る演奏と比べてのリラックスモードの一面がアンコールで見れるのも良いですね。アンコールでのMCでドラム伊藤大助が珍しく話していて、「母校で先生をやるようになって、最近生徒と授業以外の会話もするようになってきたけど、その中で『親がクラムボン聞いてましたー』とか『先生はまだバンドやっているんですか?』とか言われて少しショックだった。若い者にもアピールできるようにがんばらねばと。そんなわけで今、レコーディングしています。」と。

 クラムボンは来年20周年を迎えるということで、それに向けていろいろやっているようです。年末にはクラムボンのトリビュートアルバムが出るそうで、GREAT3も参加しているそう。その他の参加バンドも結構楽しみなメンツで、どのバンドがどの曲やるのか楽しみです。
 
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 12:15
comments(0), -
2014/07/09 青葉市子 at 恵比寿Liquid Room
 クラシックギターを弾きながら歌うシンガーソングライターのライブ。2年ぶり4回目になります。いつの間にかものすごい人気になっていますね。前回見たのが原宿VACANTで、確か当日券で入れた記憶がありますが、もう無理でしょうねー。ステージはプチプチ(つぶすとプチっと音がなるやつ)を大量に使った洞窟っぽいデコレーションがされています。作るの大変そう。小さな電燈が会場中に張り巡らされていて、全体的に幻想的な雰囲気。

 会場後ろの方でライブ始まるのを待っていたのですが、お客の中を縫うように歩いて青葉市子が目の前を通り過ぎます。え?とびっくりしたのですが、そのままPA前にあった脚立に登って、ヘッドフォンマイク付けてアコースティックギターを弾きながら一曲。虚を突かれたスタートですね。

 一曲歌い終わるとギターを下して、ハミングは続けたまま会場の中を練り歩いてステージまで向かいます。おとなしげなお客が揃う中で可能な演出ですね。トラブルもなく(途中で笑いが起きてたのですが、何があったんでしょう)、ステージに辿り着きます。そこからクラシックギターを手に歌います。

 これまで聞いていたライブより音環境が良いので、ギターの音色と高い幻想的なボーカルの組み合わせがより一層良い感じで響いていますね。ギターの高低も立体的で、聞き味もすごく良い。それが端緒に味わえたのが、「IMPERIAL SMOKE TOWN」や「機械仕掛乃宇宙」などの長尺曲。一聴では淡々とした歌ながら、アレンジがドラマチックで様々な場面転換がある曲。

 内橋和久(UAのバックや渋さ知らズなどに参加しているギタリスト)と共作したという「火のこ」という曲では、お客も参加した演出がされます。ライブ会場入る前に配られた小さなプチプチを「ぼくーらーはひーのこー」と歌う時に合わせて、潰して音を鳴らすもの。これが何百人一斉に鳴らされると、キャンプファイアーの火がパチパチなるような音に聞こえておもしろい。また、この曲だけエレクトリックギターを使っていたのも印象的でした。曲が歌い終わった後にジャジャーンとロックっぽく少し演奏してたのもおもしろかったです。

 曲はこれまでのライブで聞いたことのあるものと初めて聞くものが半々くらいでした。曲調は多彩で、童謡っぽいもの、ボサノバっぽいもの、いかにもシンガーソングライターが歌いそうなもの、歌謡曲っぽいものなどなど。アンコール最初にやったものはもろなポップス調のもので、ギターの弾き方もそれに沿うようなもので、パーッと華やぐような感じがありました。弾き語りをスタンディングで聞くのはしんどいかなーと事前に思ったりもしていて、実際に直立不動でじっと聞くと足が少々痛くなったりもしたのですが、集中して聞けましたね。1時間50分近くと長丁場のライブでしたが、終了後時計を見てもうこんなに時間が経ったのか、と思ったほどでした。
 
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 08:32
comments(0), -
2014/05/20 CIBO MATTO at 恵比寿Liquid Room
 アメリカ・ニューヨークで活動する日本人女性2人組ヒップホップユニットCIBO MATTO。ずっと前からライブ見たかったユニットで、今回念願とも言える機会でした。1999年に発売されたアルバム「Stereo Type A」がとにかく好きで、またラップ/ボーカル担当する羽鳥美保のソロアルバム「Ecdysis」も結構はまって聞いていたりして、ライブではどんな感じでやるんだろうと思っていました。10年以上活動休止していたようですが、去年くらいから復活。新アルバム「Hotel Valentine」を発売しての来日ツアーです。

 ライブ編成は、ラップ/ボーカルの羽鳥美保にPC使ってリズムトラック出したり、キーボード弾いたり、一部ボーカルも担当する本田ゆかの2人に、ベースにDevin Hoffという方、ドラムにあらきゆうこ(mi-gu、smorgas)という4人編成。さらにこの日のみのゲストとしてギターに小山田圭吾(Cornelius)、コーラスに大野由美子(Buffalo Daughter)が加わります。2人は曲により出入りしていましたが、それぞれ3分の2以上の曲に加わっていました。

 ライブはかっこ良いトラックに、ダイナミックなリズムがからんで、そこに中近東っぽいと感じる節回しの羽鳥美保のラップと歌がのっかるのですが、かっこよさとかわいさ味わえて良いですね。本田ゆかの出すトラックとキーボードフレーズもユニークで良い感じ。テノリオンを使って音出す場面もありました。そしてあらきゆうこのドラムはひさびさに聞きますが、やわらかさと剛腕っぷり両方を兼ね備えたリズムでめちゃかっこ良い。過去、mi-gu、Cornelius、LOVE PSYCHEDELICO、Polarisといろんなバンドでの演奏を見ていますが、CIBO MATTOにもはまりますね。

 音源からアレンジをかなり変えてきている曲もふんだんに盛り込んでいて、「Deja Vu」「Sci-Fi Wasabi」なんかはイントロ部分では気づかなかったほど。「Sci-Fi Wasabi」は大好きな曲で、淡々としたリズムの導入部からラップが始まり、サビの「There is a hole on Broadway」から小山田圭吾のギターとリズム隊が激しくなる展開は爆発力ありましたね、かっこ良かったです。

 アンコールはAntonio Carlos Jobimの「Aguas de Marco」という意外なカバー(と思ったのですが、後で調べたらカバーアルバム出していて、この曲やっているんですね)から、Beastie Boysっぽいノリという印象の「Birthday cake」で締めでした。この曲の途中に日本人女性2人のラッパーが登場していて盛り上げていましたが、Charisma.comというユニットだそう。
 
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 08:28
comments(0), -
2014/05/11 Yo La Tengo at 恵比寿Liquid Room
 30年の活動歴を誇るアメリカ・ニュージャージー出身の3人組インディーズロックバンド。見るのは4回目になります。毎度素晴らしいライブで、今回も特上のライブでしたね。感激する瞬間が多々あり、この場にいれて幸せだなーと思いました。

 この日のライブは特別企画ということで2セット。1セット目はQUIET、2セット目はLOUDと切り分けます。1セット目はアコースティックな手触りのある曲、アレンジで聞かせ、2セット目はエレクトリックでバリバリ聞かせるといった構成でした。

 1セット目の最初が最新アルバム「Fade」から「Ohm」。この曲を朴訥としたアレンジ、3人のコーラスで演奏していて、音源とは違う世界で良いですね。この曲聞くだけでもウルウルと来るのですが、その後の曲もいいメロディ、いいボーカルだなーとつぼに入りまくり。3人は曲によりメインボーカル、楽器パートを切り替えますが、曲間もスタッフと連携しつつスムースに進め間をあまり開けません。他に「Fade」からは「Two Trains」「Is That Enough」「I'll Be Around」などをやっていました。1セットラストはJames McNewがボーカルを取る「Black Flowers」。4年前品川ステラボールでもこの曲聞きましたが、今回もいいなーと。Ira Kaplanがパラパラッパッパとコーラスするのもいい感じではまります。

 セットチェンジに30分ほど休憩があり、2セット目開始。去年のフジロックでも1曲目だった「Stupid Things」から開始。夏の蜃気楼漂うというか、不思議な酩酊感あるというようなギター、リズム、ボーカル、メロディのこの曲はフジロックで聞いて気に入ったのですが、今回も聞けてうれしいですね。曲によりノイズもバリバリと出したりしますが、それ一辺倒にはならず、この曲のようなふんわり浮くような感覚や固唾を飲んで聞くような展開も随所に入れ込んできます。Ira Kaplanがキーボード弾きながら歌い、James McNewとGeorgia Hubleyはツインドラムで淡々とリズムを刻んでいく「Autumn Sweater」なんかは編成のユニークさもあり、右手でマラカス鳴らしながらドラム叩いているJames McNewが終盤マラカスをシンバルに叩きつけて音を出しているところなんかも良いなーと。

 2セット目ラスト4曲は怒涛の展開。ギターポップにロック色も加えた「Nothing to Hide」、さらにロック度濃厚な人気曲「Sugarcube」、そして1セットでもやった「Ohm」を今度はLOUDモードで。同じ日に2パターン聞けるというのもうれしい。そしてラストは、パラパラとしたドラム、ロングトーンのキーボード、そこに割り込むギターという展開から胸にこみ上げるものが来るほどの轟音なリズムとギターノイズが交差する展開が長尺で行われ、そこに激しいドラム叩きながら、感情を抑えたトーンで歌うGeorgia Hubleyがすごかった「Blue Line Swinger」でした。

 ここまででライブ開始から2時間半近く経ちましたが、アンコールは鳴りやまず。登場3曲、そしてダブルアンコールにも応えさらに1曲披露しておしまいでした。アンコール曲は「Tom Courtenay」以外の3曲は全てカバーだったよう。その中のNeil Youngの「Time Fades Away」という曲ではゲストが。なんと元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎です。どよめきが起きてましたね。ゆらゆら帝国解散後の活動追っていないのですが、確か音源出すのみでライブしてないはずなので、もしかしてステージ立つのがずいぶん久しぶりになるのではないしょうか。ギターのみでの参加でしたが、持ち味変わらずの痙攣性あるギターリフでYo La Tengoの中に入りこんでいました。

 いろんな曲を聞かせる素敵なバンドで何回でも聞きたいですね。この2日前もライブあったのですが、残念ながらそちらは行けませんでした。
 
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 12:31
comments(0), -
2013/10/26 THE HEAVYMANNERS、Likkle Mai& The K、DOWNSHOT RIG、SIMILAB、DJ 光 at 恵比寿Liquid Room
 ベース秋本“HEAVY”武士が中心のゴッツイDUBバンドTHE HEAVYMANNERSのリミックス盤リリースパーティー。4アーチスト揃い、合間にDJ光がDJするような構成。レゲエ、ヒップホップ中心でしたが、時々テクノな音源も流していたりしていました。SIMILAB終わりに流していたサンバっぽいリズムをいれつつ気持ち良いシンセ音を聞かせたテクノ曲が印象に残っています。

 最初はSIMILAB。DJ×2、MC×6という大所帯なヒップホップグループ。MCは見た目混血の方が多いような印象を受けます。シンプルなビートを基調としてマイクリレーしつつシンプルに聞かせるヒップホップという印象です。フックも歌謡曲ちっくなメロディにならない辛さがあるのが良いですね。

 続いてはDOWNSHOT RIG。KILLER BONGというトラックメーカーと田我流というラッパーが組んだユニットですが、ライブは刺激があってつぼでした。二人とも機材をいじりつつ音出ししつつラップや歌での声出しをします。いかにもヒップホップなビートは少な目で、くぐもったシンセ音やアフリカンなパーカッションのみ、不定形なリズムパターンなどを組み合わせます。田我流はラップする時と歌う時の声を使い分けていて、ラップはまっすぐさが漂うもの、歌はメロウな感覚を持ち合わせたもの。そこにKILLER BONGの腹の底から唸るような声が異物感があってすごい。

 続いてはLikkle Mai& The K。Dry&Heavyでのボーカルやバンドセットでのソロなどで見たことあるLikkle Maiですが、この日はギターのThe Kと二人でのセット。リズムボックスでのリズム出しにThe Kのエレクトリックギター、Likkle Maiのウクレレの演奏で、そのような編成ながらきちんとレゲエの感覚が入り込んだライブでした。カバーやオリジナルを交えた曲群だったようですが、2曲目にやった100年前くらいの曲である「のんき節」というのがLikkle Maiのこぶしにはまっていて印象的でした。

 ラストはTHE HEAVYMANNERS。キーボード、ベース、ドラム、ギターの4人組ですが、この日はトランペット、サックスの2人を入れた編成。3年前に見た時はビリビリするようなベース音を核にストイックにリズムを刻み込むライブが印象的でしたが、この日は管楽器が入ったことで少し華やかに。それでもバンドの核はベースとドラムである、と感じさせるアレンジがされていて、哀愁の漂う管楽器のフレーズやギターやキーボードが鳴らすレゲエのリズムからベースとドラム音のみに絞り込まれる展開はぐっと来ます。また、ダブミックスも効果的でスネアに入るところなんかは気持ち良いですね。3曲目辺りからはゲストが入ります。ギターのThe KとラッパーのRUMIです。RUMIは7年位前にいくつかのアーチストが揃うライブイベントで一回見たことありますが、その時のパフォーマンスが強烈で、ドラムンベースのトラックに怒り狂ったような金切り声でのラップがものずごくかっこ良かったのを覚えています。この日のライブでは演奏に合わせてラガテイストなラップ、歌を入れて来るので、その時の印象とは異なるのですが、これもまたかっこ良い。また、曲間に入れて来るフリーでのフロウはその時を思い起こされるもので、良かったです。ラスト近くにはLikkle Maiも2曲ほど歌います。アンコールはそれまでの出演者のボーカル担当者が揃いマイクリレー。そして最後の曲でインストのみでばしっと決めたところも良かったですね。ライブ終わりは23時半とかなり遅くなりましたが満足しました。

 会場を出ると街には仮装している人がちらほらと。そういえばハロウィンの季節なんですね。ライブ会場にはお客含めその雰囲気は一切なくて、その対比もなんかおもしろいなーと。

author:de nudge, category:live(Liquid Room), 13:13
comments(0), -
2013/08/04 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団、キセル at 恵比寿Liquid Room
 タイプは違えど胸を打つ男性ボーカルのバンド2組のライブを見ました。今年は2組の対バンものを結構よく行ってる感じですね。

 初めはキセル。主にギター、ベースを演奏する兄弟2人。サポートにキーボードとドラムでこの日は野村卓史(NATSUMEN)、北山ゆう子という二人。メインボーカルは曲により兄弟で分け合いつつ(兄の方が多かった)、良い心地のハーモニーを聞かせます。1曲2人だけでの演奏をした曲があって、それが確かリズムボックスをバックにギターとノコギリ(ミュージカルソウと言うそう)で演奏するという形式で、良かったですね。弟が操るノコギリの音はどこかすっとぼけているようで、せつなさもあって好きですね。

 続いては奇妙礼太郎トラベルスイング楽団。ボーカル奇妙礼太郎にキーボード×2、ギター、ベース、パーカッション/洗濯板(ウォッシュボードと言うそう)、ドラム、管楽器隊4人という編成。バンドメンバーちょこちょこ変わる印象ですが、管楽器隊は全員今まで見てきたメンバーと違うような。前半オリジナル曲、後半カバー曲中心のセット。「タンバリア」「機嫌なおしておくれよ」「わるいひと」などのごきげんなビックバンドジャズナンバー中心のオリジナル、松田聖子の「Sweet Memories」などストレートに歌い上げて胸を打つものが多いカバー曲。特にラストにやったワンダフルボーイズというバンドのカバー「君が誰かの彼女になりくさっても」はいいですね。この曲は音源で聞いていていいなと思っていたのですが、初めて生で聞けてうれしかったです。MCがこの日は多めで、東京に引っ越しして駐車場の場所も確保したけど、まだ車が買えていない、中古のフェラーリ買いたくてネットでずっと見ていたけど、予算が全然足りなくて買えないから目標をポルシェに変えたとか。

author:de nudge, category:live(Liquid Room), 09:34
comments(0), -
2013/07/12 Mount Kimbie at 恵比寿Liquid Room
 イギリスの男性二人による電子音楽中心のユニット。最新作「Cold Spring Fault Less Youth」はひんやりした電子音中心ながら、ギターなどの生音やボーカルをいなたい、まったりした感じで加えていて、いい意味の暑苦しさ、蜃気楼感ある音でこの季節にぴったりの音だなーとはまって、ライブどんなんかと行ってきました。Liquid Roomのオールナイトイベントでのメインアクトとなります。お酒を飲むとすぐ眠くなるたちなので、深夜イベントものはお酒飲まないことが多いのですが、今回は事前に飲んでしまいややフラフラしながら4時間半ほど過ごしました。

 深夜1時過ぎにライブスタート。ドラムを加えた3人編成。機械からの音出しに加えて、曲により電子ドラム、ギター、ベース、キーボード、ボーカルなどを加えます。音源で聞けるものより全般にひんやりした印象。3曲目あたりにやった「Home Recording」も生で聞くと幻想的な印象がより強くなっています。パラパラと鳴らされるビートも気持ちよく、アンコールでやった曲は普通に踊れるものになっていたりと、心地よいままに盛り上がりも見せました。

 前後のDJもちょこちょこと聞いてました。Zora Jones、Seiho、Sinjin Hawke、MOODMANの4組。MOODMANはお馴染みですが、他の方は名前を聞くのも初めて。全般にガチャガチャした感じの早いビート、うなったり、ハミングっぽいものや、ギャーギャー言っているようないろいろなボーカル、時折挟み込む持続したシンセ音などをからませるような曲が多い印象で、グルーヴ感は無くて激しく展開するおもしろさで聞かせるといったものが多かったでしょうか。ちょいっと自分には馴染みの無い音で乗り切れなかったですが、後方でまったりと楽しみました。ラストのMOODMANはディープハウスなノリで来るのかなと思いきや、この日のDJの流れを受け継いだものとなってちょい意外。それでもリヴァーブのかかったシンセ音多めで、耳馴染みは良かったですね。

author:de nudge, category:live(Liquid Room), 15:29
comments(0), -
2011/10/29 MO'SOME TONEBENDER at 恵比寿Liquid Room
 ひさびさに見るMO'SOME TONEBENDER、3年ぶり8回目くらいでしょうか。主に見ているのが対バン、フェスものばかりで単独となると新宿時代のLiquid Roomでやった時以来かも。
 
 ギター、ベース、ドラムの男性3人組。初めて見たのが2001年のフジロックで、ジャンクでザラザラした感触のロックをやっていてかっこ良いなーと気に入ったのですが、そこからどんどんと音の幅を広げてきました。さらにここ3年で変化してきたようで、サポートメンバーも加わっています。
 
 普通この編成でサポートに加わるとなると、ギターかキーボードあたりになるのですが、なんとドラムです。それで元々ドラムだった藤田勇がギターに持ち帰るという。藤田勇のドラム好きなのですが、思い切った変更ですね。サポートドラムはかなり手数が多い叩きっぷりをする方でした。
 
 メンバーの位置も変わっていました。後方にドラムで、フロントに3人が並ぶ形。ステージ向かって左からギター/ボーカルの百々和宏、ベースの武井靖典、ギター/小型シンバル、タム/シンセサイザーの藤田勇。
 
 ここからは盛りだくさん過ぎる見所の中で印象に残ったものをパラパラと。1曲目はお馴染みGANG OF FOURカバーで「To Hell With Poverty」ですが、この曲でボーカルに専念する武井靖典は小型竹馬みたいなものでプロレスラーみたいなガウンを着て歌ってました。藤田勇はギターを中心に小型ドラムやシンセなんかを演奏していました。機械からの音だしも担当していたような、さらにあちこちを飛び跳ねたり寝転がったりと自由奔放に暴れまくってましたねー。知っている曲が少なくなってきましたねー。「未来は今」「GREEN & GOLD」「High」なんかはドラムが替わったことによりアレンジも違うものに。「GREEN & GOLD」は藤田勇もドラムに加わってツインで地響きのようなビートになっていました。中盤ダンスビートものの曲ではライトセーバーを振り回す武井靖典のショーもばっちし組み込まれていました。さらに途中から藤田勇もライトセーバーを持ち左右に振ります。会場のお客さんもそれに合わせて手を左右に振りますが、ばっちし振りが合っていたのが何気に見事。数少ないスローな曲の「ONE STAR」は長いインストを含めたアレンジになっていて、かなり良かったです。アンコールでは百々和宏がTシャツ脱いで上半身裸に、結構珍しいのでは。細身ですが、筋肉隆々の体にびびりました。

 こう書いていると訳が分からないライブに見えてしまいますが、実際そうで、混沌としたパフォーマンスと音からかっこよさ(と時々笑い)を堪能できるライブでしたね。
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 11:23
comments(0), -