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2016/07/22-24 Fuji Rock Festival at 苗場スキー場

 3日間、苗場の山で繰り広げられる大規模野外フェス。今年は20周年になるそうです。自分は1日だけ参加とかの年もありますけど、なんだかんだ18回(97,99年のみ不参加)参加してますね、年食った。。ここ数年は前夜祭のある木曜から月曜朝までフルタイムでいたのですが、今年は金曜朝から日曜19時過ぎくらいまでの滞在。金曜朝と日曜夕方少しパラついたくらいで、天気も上々でした。

 

 楽しい3日間でした。個々に見たバンドの感想も今後書いていきたいですが、特に自分がはまった、良かったなー、すごかったなーというものを列記して今回は終わります。


(順不同)Little Creatures,Sigur Ros,ザ・たこさん,Predawn,Con Brio,Wilco,Stereophonics

 特に初日グリーンステージトリのSigur Ros終わりから10分後に苗場食堂で始まったザ・たこさんの流れが楽しすぎました。この流れを味わえるのはフジロックだけだなーと。出演アーチスト、スタッフ、いろんな音楽を貪欲に楽しむお客さんに感謝しつつ、来年もまた楽しみにしたいと思います(いつまで行けるやらですが…)。

 

author:de nudge, category:festival(Fuji Rock), 23:56
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2016/07/15 The Field、Hiroshi Watanabe aka KAITO、DJ Yogurt at 代官山UNIT

 スウェーデン出身のAxel Willnerの一人テクノユニットであるThe Fieldを主役に据えたイベント。アルバム「The Follower」発売を受けての日本ツアー。夜25時くらいから28時過ぎくらいの滞在。

 

 25時くらいに会場に入るとDJ YogurtがDJをしていました。最初聞いた30分くらいはThe Fieldの世界に沿うような気持ちの良いシンセ音を核にしたテクノで、会場に入るなりその音に聞き入ります。電子音を浴びるのに持って来いの会場でいい音に浸るのは幸せ〜と思ったり。続いての30分はビートは少し落ち着きを感じさせつつカラフルなキーボード音を舞わせるような変化を聞かせていて楽しかったです。

 


 26時からThe Fieldのライブスタート。見るのは2年ぶり3回目で全てこの会場となります。前回と同じく大きな機材を用いての一人での演奏。The Field特有の小さな女の子の呪術的な印象のある声をサンプリングしたような音を聞かせつつのじわじわとした立ち上がりでスタート。そこから強めのビートを入れてきます。「The Follower」は深遠なシンセ音とぐにゃりとしたようなベース音を絡ませたような作りをしている曲多めですが、ライブではダンス面にも目を届かせるような強めののりやすいビートも入れてきます。ミニマルなフレーズを少しずつ変化させてきてかっこ良いなと思うところ多々あります。

 

 やった曲は自信無しですが、「The Follower」「Pink Sun」「Monte Verita」あたりはやったでしょうか。「Monte Verita」がこの作品の中では一番初期のThe Fieldっぽいものと言えるもので、長尺な中ボイス、シンセ音が海の深いところに潜り込んでいくような感覚も味わいました。1時間くらい過ぎたところで通常セットが終わったと区切りをつける意味もあったのか、一旦音を止めてから15分弱ほど旧曲を。こちらも自信無しですが、「EVERYDAY」「Yesterday And Today」あたりでしょうか。この辺の曲はビート面、キーボードのフレーズがノリやすいというか、ポップに弾ける感覚がありますね。どちらの面も好きで、良いライブだなーと思うことしきりでした。

 


 27時20分くらいからHIROSHI WATANABE aka KAITOのDJ。1時間ほど聞きました。いきなり高速のシンセ音を細かくしたフレーズで爆発的に聞かせる展開におおーっとなります。弾けたように踊るお客さんもたくさん。空を高々と舞うようなシンセ音が気持ち良いHiroshi WatanabeのDJですが、自分が聞いた中では一番踊らせる展開で来たとの印象でした。シンセの単音持続音に管楽器音をからめるジャジーハウスってな印象もある展開なんかも織り交ぜつつ、気持ちよくのれる瞬間が多々。深夜帯のイベントはなかなか参加が厳しいのですが、やはりこういった空間で音に浸るのは良いなーと改めて思った一夜でした。

 

author:de nudge, category:live(Unit), 14:10
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2016/07/04 金澤朋子 at クラブチッタ川崎

 Juice=Juiceの金澤朋子のソロイベント。7/2に21歳の誕生日を迎えた記念のバースデーイベントです。去年抽選に当たらず行けなかったのですが、今年は当たりました。1日2回公演の2回目に参加。1時間10分くらいのイベントで覚えていることをつらつらと。長くなったので続きで。

 

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author:de nudge, category:live(クラブチッタ川崎), 10:48
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2016/07/02 アイドル横丁夏まつり!!〜2016〜 at 横浜赤レンガパーク

 直前に知ったこの野外フェスイベント。女性アイドルだけが出演する野外フェスとのこと。ハロープロジェクト所属のグループが何組か出るのと、タイムテーブル見たら前から1回ライブ見てみたいな、と思っていたグループがあったので、前日にチケット取って行ってきました。2日間行われる1日目に参加。

 

 ちょっと恐そうなイメージもあったのですが、現場はいたって平和。5000人以上のお客が集っていて雰囲気的には小規模なロックインジャパンフェスってな印象(その系統のTシャツ着ている人も結構いました)。ただ男女比率で言うと男性客がこのフェスは圧倒的に多いですね。

 

 東京湾に面した広場に3ステージ、赤レンガパークをはさんで道側にもう1ステージ(こちらは無料で見れる)と計4ステージ。有料エリアとなる3ステージは結構立派に作られていて、ステージ高もあるので後方からでも見れます。ただステージ同士の間隔がせまいので、音はもろかぶり。また音自体もそんなに迫力あるものになっていなくて、もっといい音環境で見てみたいなーと思うのですが、そんなのを気にせず、笑顔で溌剌とライブする各グループのプロ根性に敬服します。

 

 各グループのライブ時間は15〜20分くらい。カラオケからの音出しなので、セッティング時間がなく矢継ぎ早に次の出演者が出て来ます。1日2回出演する組もたくさんいて、また別のイベントスペースでは握手会やゲームコーナー的なものにも出たりとみなさん忙しそう。つまみ食い的に見たものを除いて、フルで見たライブを順番に書くと、、

 

 sora tob sakana→Bitter&Sweet→Negicco→奥澤村→つりビット→こぶしファクトリー→sora tob sakana→SUPER☆GIRLS→マジェスティックセブン→虹のコンキスタドール→つばきファクトリー→こぶしファクトリー→Negicco→大阪☆春夏秋冬→ベイビーレイズJAPAN→チャオベッラチンクエッティ→アイドルネッサンス→アンジュルム

 

 でした。赤れんがパークでまったり休憩もしていたのですが、1ライブの時間が短いのでたくさん見ることができました。全部の組の感想は書ききれないので印象に残った組をいくつか。続きで。

 

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author:de nudge, category:festival(Others野外), 11:45
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2016/06/26 ハンバート ハンバート at 赤坂Blitz

 女性ボーカル、男性ギター/ボーカルの2人ユニットであるハンバート ハンバート。デビュー15周年記念アルバム「FOLK」発売を受けてのライブ。会場前方が椅子席、後方が立見席でともに満員。椅子席でじっくりと見ることができました。

 

 ライブは2部構成でそれぞれ1時間弱ずつ。1部は漫才する時みないなマイク一本で2人が寄り添うように歌うスタイル。佐藤良成はギターのみ使用。2部はいつもライブで見せるスタイルで、それぞれにマイクがあり、佐藤は曲によりギター、キーボード、フィドルを使い分けて演奏していました。サポートを入れず最初から最後まで2人のみでの演奏。

 

 最初はBob Dylan「Blowin' in the wind」から吉田拓郎「結婚しようよ」につなげるという味のあるつなげ方なカバーから始めました。佐野遊穂が鳴らすハーモニカもせつない。そこからはアルバム「FOLK」中心に。2人ともすごく良い声で、ソロもハーモニーで聞かせる声もぐっとくる瞬間多々あります。初めて長い単独ライブを聞いたこともあり、感想を新たにもったのが繊細さ一辺倒でなくて、結構がらっぱちな迫力ある展開で聞かせる曲も多いなーというもの。フォークな手触りのある曲中心ながら、アレンジや歌い方はいろんなところに目が届いている印象で聞いていてわくわくしたり、じーんとしたり。

 

 個々の曲でいうと、ゆったりした感じで歌う佐野のボーカルに輪唱やコーラス的に佐藤の声が重なって途中からふんわりとしたウキウキするギターのリズムでテンポアップして聞かせる「生活の柄」、待ちぼうけな女性を演じるかのような佐野の歌を終始聞かせると思いきや、ラストに遅刻してきた男性の歌を歌う佐藤の一節がすごく効果的な「待ちあわせ」なんかが前半は印象的。そして前半ラストの「おなじ話」はハンバートハンバートで初めて知った曲(新垣里沙のソロライブでカバーしていて知った)で、もう堪能しまくりでした。

 

 後半は「ぼくのお日さま」がもう最高で、恥ずかしながら聞いていて涙がぽろぽろと。。ASA-CHANG&巡礼の「まほう」と並ぶ吃音ソングと呼べるもので、自身が吃音者であったスキャットマン・ジョンとかもそうですが、言葉を普通に話すことがとても難しいことを表現しつつ、その繰り返しな発音が不思議なポップさを浮かび上がらせますね。「ぼくのお日さま」と「まほう」はそこにじんわりとしたあたたかさと切なさもあります。

 

 「FOLK」には意外なカバーもあって、電気グルーヴの「N.O.」とたまの「さよなら人類」。ギター一本でフォーク調に歌う「N.O.」が特におもしろくて、オリジナルのメロディの良さをくっきりと出しつつ、佐野はラップ調に歌ったりと他の歌では聞かせないこともやっていたり。他、もう一曲(「おいらの船」だったかな)どこかでも、ラップをはさんでたりしてました。といろいろあったりしましたが、もっと歌を聞いていたいと思わされた素晴らしいライブでした。

 

 MCにも触れます。ハンバート ハンバートの名物ともいえるMCはフェスでの短い時間でもくすくすと笑える小ネタを入れて来たりしておもしろいのですが、単独ということもあってじっくりと(特に1部。2部は冒頭のみMCで、後は歌を立て続けにしていました)。MCが名物ということでなんとMCのみを収録したCDなんかも出しているそうで、「そんなことやっているのはハンバートハンバートとさだまさしだけ。」とのこと。でもさだまさしは圧倒的で、全10巻のMCのみCDを出しているそうで、「さすがに勝てない。」と。

 

 佐野は最近、駅で小学生の時の初恋の人に会ったそうで、お互い顔を覚えてるってすごいですね。その時のエピソード、その人はハーフイケメンでサッカーやっててもてまくりで、なかなか話すこともできなかったけど、彼がケガをした時にお見舞いがてらに暑中見舞いのハガキを書いて送ったとかなんとか語っていました。佐藤は最近バス停でおばあちゃんがよっこらしょ的な言い方を不思議な言葉で言っていて(なんて言ったか失念、「なんじゃらほい」かな)、それを知人に後で聞いたら岡山弁なんじゃないかとか。

 

 佐野は学生時代、J-WAVEの日曜昼にやっているTOKIO HOT 100というラジオ番組をよく聞いていたそうで(自分も学生時代よく聞いてました)、そのランキングに最近ハンバートハンバートが入ったのがうれしかったそうな。「あの、(番組のDJをしている)クリスペプラーの声で、自分達のグループ名呼び上がられたんだよ。」と。最初、98位に入って翌週いきなり14位に行って、その次の週も期待していたら98位に戻っちゃったそうな。

 

 とかなんとか、ほんわかする話がてんこもりでした。2人はご夫婦でもあるのですが、「遊穂」「良成」と下の名前で呼び合うのもいい感じ。MCのスタイルはおとぼけ漫才ってな感じで、ほがらかに話す佐野の言葉に「うん、うん、そうだねー」と合いの手を入れつつ、話を膨らませていく佐藤とのコンビは抜群です。

 

author:de nudge, category:live(Blitz), 00:24
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