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2016/06/18,19 Perfume at 幕張メッセ

 女性テクノポップアイドル3人組のPerfume。アルバム「COSMIC EXPLORER」発売に伴うリリースツアー。5月に引き続き千葉県の会場にも参加してきました。木、土、日の3日開催の中の土日2日間参加。この会場は椅子席の無いスタンディングエリアと後方の椅子席のスタンドエリアがあり、土曜はスタンド、日曜はスタンディングで参加しました。各日3万人ずつととんでもない人数が集結してのライブでした。

 

 Perfumeのコンサートではお馴染みの、ツアー終わるまでネタばれする書き込みしないでねーというアナウンスがあったので感想は後日追記します。

 

 おまけの話を先に。土曜日はコンサート終了後ごはんを食べて、そろそろ最寄り駅の海浜幕張駅すいたかなーと向かったら、幕張メッセの別の会場でback numberというバンドのコンサート終了直後だったらしく駅の中、激混み。しまったもう改札通っちゃった、でも東京方面の電車はとても乗れる気がしなくて、仕方なく逆の蘇我方面の電車に乗って一旦千葉に行ってから総武線で帰るという遠回りをしました。

 

 日曜は海浜幕張からバスで幕張本郷駅に行って帰りました。その際乗ったバスが2つのバスを連結させたとっても長いバス。数年前ハワイに行った時に初めてこのタイプのバスに乗って、こんな豪快なバスはせまい道路多い日本では無理だろーなーと思ってたので、去年かなんかに初めて幕張でこのバス見た時におおーっと思いました。調べたら、日本でも何ヶ所かで運行してるみたいです。

 

(2016/07/04追記 ツアー終了したので感想を続きで)

 

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author:de nudge, category:live(幕張メッセ), 21:09
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2016/06/16 仮谷せいら、WHY@DOLL、callme at 渋谷LOOP ANNEX

 5月に名古屋でのインストアライブを見て気に入って曲をたくさん聞くようになった女性シンガソングライター仮谷せいらの3つ目のEP(5曲収録)発売を受けての記念ライブを見に行きました。彼女はこの日誕生日でもあるそう。2組のゲストを迎えていて、いずれも初めて見ます。「オシャレな楽曲を歌うグループ」(WHY@DOLLのMCより)3組のライブとなりました。

 

 

 まずはcallmeという3人組女性ユニットです。会場到着が遅れて残り4〜5曲ほどを見ました。ステージが高くなく、後ろの方にいたので顔がちょい見えるくらいですが、歌はしっかりと堪能。自分達で楽曲プロデュースをやっているという彼女達の曲はハウス、ソウル系のトラックに囁くようなせつなげの声で歌います。3人とも声質が似ている感じでそれが重なった時の味があるような。ちょろっと見えるくらいのダンスですが、お客さんもマネしやすいものを取り入れているようで、マネしたりポイントとなるところで跳ねたりするお客さんもいました。

 


 続いてWHY@DOLLという2人組女性ユニットです。「ホワイドール」と読むそうな。30分ほどのライブ。こちらもソウル系トラック中心ですが、メロディ面はシティポップスや80年代歌謡曲を強調していて懐かしい感触があります。ダンスは2人ながら流れるような感じで見せる構成で、斜めの体型になってずらす視点を与えているのがおもしろいなという場面があったりしました。また、ハモリも時折聞かせていてこうした楽曲では映えて良いですね。

 


 最後は仮谷せいら。アンコール含めて1時間15分くらいのライブ。ヒップホップ、ソウル、エレクトロをまぶしたトラックにポップなメロディを組み合わせて昇華させたような楽曲と、それにぴったり合うせつなさや元気の良さを併せ持った伸びやかな声がすごく良いです。また歌詞もいい感じで、あまり音楽聞く時に歌詞を重要視しない、音に言葉が馴染むかとかくらいの点で聞く自分ですが、彼女の等身大な日常を中心に描く歌詞はメロディ、トラックとがっつりはまっていて、かつ言葉自体がすんなり入るので良いなーと思えますね。特にライブスタートで歌った「ニコイチ」は土曜午前からお昼にかけてのテーマ曲ともいいたく曲で、土曜朝からお昼に家にいる時の過ごし方がウンウンと言いたくなるものです。テレビ番組「王様のブランチ」見ながら今日一日の過ごし方を考えるってな情景が浮かび上がってきます。

 

 最新シングルからもディレイされて響かせるギターフレーズ中心のトラックにドクドク鳴る心地よさがあるリズムとサビに向かって華やいでいくメロディが良い感じの「いつか忘れるなら」、ミドルテンポのリズムに壮大さもある高音で歌う(やや高音ボーカルがつらそうでしたが)ボーカルとメロディがマッチする「Brand New World」、本編最後にやったタイトル通りカラフルに弾けてお客の反応、動きも一際大きかった「Colorful World」と3曲やっていました。特に「Colorful World」はライブで聞いて、その弾け具合のすばらしさを改めて堪能できました。

 

 その他にカバーもいくつか聞かせていて、他アーチストさんに歌詞を提供したという曲をキーボード弾き語りで歌ったり、トラックをバックに歌ったり。彼女の名前を知ったのはトラックメイカーtofubeatsのアルバム「lost decade」に収録されている「SO WHAT?」という曲でボーカルで参加しているところからだったので(5月にインストアライブ見るまで顔は知らなかった)、これも歌ってくれないかなーと期待していたのですが、残念ながら無し。その替わりといってはなんですが、同アルバムに収録されている「水星」を歌っていました。音源では他のアーチスト(オノマトペ大臣)が歌っているのですが、仮谷バージョンもあるそうな。客席上方にあるミラーボールも回すというらしい演出ある中で歌っていました。ラップもいい感じ。

 

 ステージ両脇にあるお立ち台に上がって歌ったりもしていましたが、その時自分も見やすい位置になって目と笑顔のキラキラ感がすごいなーと。この日の衣装がCDジャケットで着ているものと同じで、グレーのナイキのロングな半袖トレーナーが似合っていました。他に印象に残ったのはしっとりと歌い、一つの声なのにほんのりと多重になっている気がするボーカルがつぼの「夜が終わるまで」、アンコールで歌ったウキウキとさせるトラックにポップな感覚がはじけまくるセカンドシングルのリードトラック「Nobi Nobi No Style」なんかが印象的でした。「Nobi Nobi No Style」の繰り返しなフレーズを効果的に使う歌詞も良い感じで、またイヤホンの片方が壊れて聞こえないなんて歌詞もあったりと、あるあるーと言いたくなるフレーズがそこかしこにあるのも良いです。

 

 アンコールは号泣しながらの登場でした。1年前にデビューされたそうですが、1回シングル出しておしまいかと思っていたけど3枚目まで出すことができたと。ここまでこれたのは家族、友人、スタッフ、お客さんが支えてくれたからと感謝の言葉を伝えて、アンコール曲に入っていました。凝ったしかけやダンスはなくとも、楽しく体を揺らしながら聞けて、まっすぐに伝える歌を堪能できる楽しいライブでした。

 

 ちょい余談です。彼女の顔立ちは知念里奈やPerfumeのあ〜ちゃんに似ているなーという印象なのですが、この3人に共通するのがアクターズスクール出身ということ。3人とも学校の場所自体は違う(知念は沖縄、あ〜ちゃんは広島、仮谷は大阪)のですが、多種なタレントを生み出しているよなーと。
 

author:de nudge, category:live(Othersライブハウス), 10:11
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2016/06/10 indigo jam unit at Billboard Live TOKYO
 3ヶ月ぶり6回目の大阪出身のピアノ、ウッドベース、ドラム、パーカッション/ドラムの男性4人組ジャズバンドを見ます。彼らはこの夏で活動休止を宣言していて、現在ファイナルツアー中となります。この日1日2回公演の2回目に参加しました。

 indigo jam unitの曲名はシンプルなものが多く、またインスト曲ながらその曲名から想起しやすい曲となっていて、さらにステージ後ろのスクリーンに曲名を出したりするので、音源持っていない曲でも覚えやすいです。この日やった曲順は(間違ってたらゴメンナサイですが)「Escape」「Horizon」「Stomp」「Rio」「Raindance」「Raindrop」「Nostalgia」「Sepia」「Danza Eterna」「2×2」「Trailer」「Rush」でした。

 スモーキーなベースラインから始まるジャズな「Escape」からスタート。じわじわと他の楽器が重なって終盤に目がけてドラム中心に爆発する展開はこのバンド必殺ともいえる持ち味ですが、何度聞いてもおーっとなれる素晴らしさがあります。続いての「Horizon」はリズミカルなピアノからスタートする曲ですが、リズム隊とのからみがよくそこから展開するピアノフレーズもキレイ。「Stomp」は小気味よいドラムから始まる曲でそこにクラシカルなピアノフレーズが乗っかるのが良いですね。

 と、曲により様々な展開や音を凝らしているのですが、ライブ全体では統一された音の質感がありバラバラな感じがせず流れるようにライブが進みます。細かいことは詳しくないので分かりませんが、シンプルな黒と白で統一したバンドのイメージカラーや固定カメラを使用した映像の見せ方とともに、音に対する聞かせ方もこのバンドならではのこだわりがあるんだろうなーと感じさせられます。

 中盤のRもしくは水シリーズ(「Rio」は「日本語で言うところの川」です。MCでは「スペイン語で言うところの川」といって笑い誘ってました)の3曲や「Nostalgia」「Sepia」などのシックな曲などでも、情緒的な面をたっぷり織り込みながらもそこに流れすぎないのは音のセッティングによるものが大きいのかなーと思ったり。そしてそこでのツインドラムの使い方もおもしろいなと。ピアノのメロディによってドラムを交替して展開する「Nostalgia」なんか特にその面がありました。

 終盤は鉄板の盛り上がり曲を持ってきます。「2×2」は何度聞いてもおーすげーとなりますね。ベース×ドラム、ピアノ×ドラムのコンビで替わる替わる演奏して、その間隔が徐々に短くなって4つの楽器で爆発する展開が最高です。

 今、出ているツアー日程だとこの日が自分にとってはライブ見るの最後かなーと思ってたのですが、まだ出ていない日程もあるようです。あと1回くらい聞ける機会があるでしょうか。
 
author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 10:48
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2016/06/04 SUEMITSU & THE SUEMITH、渡辺シュンスケ、戸渡陽太 at 渋谷WWW
 男性シンガーソングライター末光篤が率いるバンドSUEMITSU & THE SUEMITH主催のイベント。後述のおまけ話に書きますが、昼からビールを飲んだのでほろ酔い状態で参加。

 最初はオープニングアクトで男性シンガーソングライター戸渡陽太。初めて見ます。3曲ほどギター弾きながらドラムサポート付きで。がらっぱちさと伸びやかさがあり、会場中に良い声を響かせていました。曲は王道UKロックさものの印象やポエトリーリーディングっぽいものなど短い時間ながら多彩さを感じさせるもの。


 続いては渡辺シュンスケ。Scott & Riversのバックや、Sembelloのゲストなどでも見ている男性ピアニスト/ボーカリストで、ソロを見るのは2年ぶり2回目。彼はSchroeder-Headzとcafelonというユニットをやっていて、その中からの曲を。インストが3曲、ボーカル曲が4曲でした。ピアノの台の上にサンプラーを置いてピアノ音をサンプリング、ループしてリズムや効果音的なものを作って、その上にピアノ音を重ねるようなこともやっていました。インスト曲は上品さがあるジャズでポップな感覚も随所に入った聞き味が良いもの。

 ボーカル曲では初めて彼が歌うのを聞きました。その上品さに合った歌いっぷりながら、歌の世界は等身大というか、身近な世界を描いたようなものでおもしろいなと。「背番号」という曲は随分前のものだそうですが、同年代の松井秀喜が大リーグで活躍しているのをテレビで見ていて書いたものということで、その情景が浮かび上がるようなものでした。


 最後はSUEMITSU & THE SUEMITH。1年3ヶ月ぶり2回目に見ます。彼自身のこのバンド形態のライブもその時以来とか。ピアノ弾きながら歌う末光篤に、ギターの鈴木俊介、ベースのミト(クラムボン)は前回見た時と同じで、ドラムのみ替わっていました。誇太郎という方で初めて見ます。戸渡陽太のサポートでも叩いていて引き続きの参加。この日のライブはドラムとピアノが使いまわしできていたので、間のセットチェンジにほとんど時間かかっていませんでした。さくさくと進んだ印象。

 まずはバンドメンバー3人のみで演奏開始。鈴木のかっこ良いギターリフから始まって、末光が登場ピアノロックな世界を立て続けに3曲ほどやります。複雑な展開も随所に盛り込みつつポップであることも強調した曲が多いです。ここで一旦バンドメンバーはけてゲストの安藤裕子を呼び込みます。古くからの知り合いという2人は、2週間前に中野サンプラザで行った安藤裕子のコンサート感想から始まります。見に行っていた末光は安藤とCHARAとの共演に感激するところ多々あったようで、2人で歌ったCHARAの曲「Break These Chain」は末光が大学生の時に聞いていた曲だったそう。末光と安藤は最初ソニーに入っていたそうで、末光が契約社員、安藤はデビュー前の準備段階みたいな感じで少し面識があって、そこから2人ともエイベックスに行って、末光は社員からプロデュースやソロデビュー、安藤もデビューするのですが、そこで2曲ほど安藤は末光に曲提供してもらったそう。

 そして2人でのパフォーマンス。まずはカバーということで、薬師丸ひろ子「Woman "Wの悲劇"より」を。これびっくりしました。安藤はよく過去の歌謡曲をカバーしますが、つぼにはまるものが多くてこの曲もめちゃひさびさに聞きますが良いですね。安藤の声のはまり具合も素晴らしい。末光のピアノも楽曲の世界観に合っているものでした。そしてバンドメンバーが入って末光が提供した安藤裕子の曲「Happy」を歌います。曲やる前にミトが「結構複雑な展開ですよー」、末光が「Aメロの入りが独特」みたいに言っていましたが、確かに入り組んだ曲。パッとサビで花が咲くような展開が良い感じです。ちなみに末光がもう一曲提供したのは「クリスマスの恋人」なのですが、季節柄やらないだろーなーと思ってました。

 その後SUEMITSU & THE SUEMITHとして4〜5曲ほど。本編ラストにやった「Irony」は突っ走りながら壮大さもあるピアノロックでかっこ良いです。アンコール終了後出演者全員登場して挨拶して終了。秋くらいにはアルバム出す予定もあるそうです。そこには大橋トリオ、大江千里、少女隊などに参加してもらうとかなんとか。昔のポップソング大好きな末光の知識豊富さ、そこに加えてのミーハーっぷりと行動力はすごいなーと思うのですが、大江千里に直接交渉して歌詞書いてもらったり、少女隊もレコード会社にかけあってなんとかかんとかとおっしゃっていました。少女隊って自分もうっすらとした記憶しかないですが、1980年代に活躍していたアイドルで末光が好きだったそう。ネットで検索したら「もっとチャールストン」とか「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off Youの日本語カバー)」など小さい頃テレビで見たなーと思い出しましたね、、懐かしい。


 おまけの話です。このライブ参加前の昼の話。
 
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author:de nudge, category:live(渋谷WWW,WWW X), 11:13
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2016/05/31 Esperanza Spalding at Zepp Divercity
 アメリカ・オレゴン州出身の女性ベーシスト/ボーカリストのライブ。初めて見ます。いろんな形態でライブを行っているようですが、今回は「EMILY’S D+EVOLUTION」というアルバムを発売し、その世界を再現させるような編成とのこと。このライブは今まで味わったことのないような感覚が随所に入り込むもので、感激するところ多々あるものとなりました。

 ステージ向かって左側にドラム、ギターの2人が位置、右側にコーラス3人が位置。コーラス隊の前にはお腹くらいまでの高さの木の柵、後ろには本棚が置かれています。照明も左半分が赤、右半分が黄色で照らし出されていて左右対称を浮かび上がらせます。コーラス隊の衣装も黄色でした。

 最初はじわーっとしたインストが流れる中、黒と白のツリー状のドレスを着たEsperanza Spaldingが登場。アフロヘアかぶってます。高らかに歌うボーカルにぐっと来ます。自分が知っている中で言うと、N'Dea Davenport(The Brand New Heaviesのボーカルをよくやっていた)やCynda Williams(映画「ハーレム・ブルース」の主題歌歌ってる)系統の声という印象で好みです。

 そして歌いながらステージ後ろに向かい背中向きのままドレスをたくしあげると、蚕のような模様が出て来ます。Spaldingはその場にとどまって姿を隠したまま。コーラス隊のボーカルと演奏が続きます。そしてドレスはそのまま固定された状態で、蚕から蝶が生まれてきたかのようにSpaldingが登場。王冠に彼女のトレードマークとも言うべき眼鏡とドレッドヘアー、白のタンクトップとデニムをまとって鮮やかに登場します。ひとしきり歌ってからベースを持って弾きだすのですが、ここにぞくぞくと来ました。腰をくねらせながら弾きまくるSpaldingがめちゃかっこ良い。このオープニングからそうなのですが、以降も演劇的な要素を入れてライブを行います。終始ワイヤレスマイクで両手が空いている状態で歌うので、演劇的な要素も増すような手でのアクションもたっぷりと盛り込んでいました。もちろん歌ばかりでなくベースも弾きまくっていました。

 ジャジーソウルなものやゴスペルな要素入ったメロディの曲を歌いつつ、アレンジはフュージョン、ジャズ、ブルース、ロック、ファンクなどをそこかしこに入れつつ展開、Spaldingはコーラス隊と向き合いつつ掛け合いなんかもたっぷりしながら歌います。曲ごとにある情景を浮かべるような演出を入れてきていて、コーラス隊の男性がSpaldingにプロポーズして振られて落ち込むものとか、コーラス隊が本棚から本を取り出して次々とSpaldingに読ませたりするとか、ステージ後ろにあるキーボードを弾きながらSpaldingがひとしきり歌って音が落ち着いたら「Turn Around!」と掛け声を出すとコーラス隊がくるくる回って倒れこんだり、怒り出した男性をなんとかなだめようと演技しながら歌ったりと。

 曲ごとに趣向を凝らした演劇的なライブが楽しい。Spaldingとコーラス隊の4人で楽しく踊ったりなんかもあって、そういったものも良いです。またインストをたっぷりと聞かせる場面もあります。ギター、ベース、ドラムのシンプル編成ですが、刺激ある音を聞かせます。コーラス隊も曲によっては小型キーボードやギターで加わっていました。アンコールはSpalding一人登場してお客に感謝の声を伝えた後3分くらいアカペラでソロボーカルを聞かせます。その歌いっぷりも良い。1時間15分ほどのライブは、スポーティーさ、知的さ、妖艶さなどが入り込んだ刺激が多々ある素晴らしいライブでした。
 
author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 11:25
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2016/05/29 ROVO presents MDT FESTIVAL 2016 at 日比谷野外音楽堂
 前述のライブ見た後、福井で一泊。福井城址を朝散歩した後で東京に戻って日比谷公園へ。ROVO主催のMan Drive Trance日比谷野音版です。今年で14回目で2年ぶりの参加となります。今年はクラムボンとDE DE MOUSEを迎えての開催。順に感想を。


 クラムボン
 女性ボーカル/キーボード、男性ベース/ギター、男性ドラムの個人的にお馴染みなグループで、日比谷野音が一番似合ってると思うバンド(ROVOはLiquid Roomが一番似合うバンドと思ってます)で、彼らが参加することが分かってからチケット取りました。野音自体来るのもひさびさですが、やっぱり良い空間。

 「シカゴ」からスタートした45分ほどのライブはフェス鉄板の盛り上げ系中心のセット。「バイタルサイン」ではミトのベースをアンプに叩きつける芸も復活していて、すごい歓声浴びてました。このライブの途中から隣の席にやってきたROVOファンが「このバンドなんて言うんですか?(クラムボンっていいます)」「フジロック出てたりしますか?(結構出てますよー、去年も出てました)」「ダイブとか出たりするんじゃないですか?(いや、この曲以外はそれほど激しい曲は無いのでー)」と興味津々で聞いてきたりするほどインパクトある曲ですね。

 フェスでは珍しいと思うのは2曲で、新アルバム「モメントe.p.」から「フィラメント」をやったのと、ROVOの勝井祐二を迎えてやった「Re‐モザイク」。たぶん初めて聞きます。アルバム「Re-clammbon」の収録曲で、このアルバム発売が14年前。音源自体に勝井が参加していたのは知っていて、曲も聞いていましたがライブで聞くと一味違いました。ベース、キーボード、バイオリンでじわじわとした音を重ねつつ、ドラムが鼓動を打つような感じで入ってきつつ、時折原田のボーカルが入るような感じ。原田は背面下にあるキーボードを屈みこんで弾く場面もあります。さらにベースのミトとバイオリンの勝井も屈んでエフェクターかなんかをいじってノイズを出したりと、3人がしゃがんだ絵がおもしろい。ノイズが昇華していくような感じで終わったのもおもしろいです。


 DE DE MOUSE
 1年ぶり4回目に見る男性一人ユニットのDE DE MOUSE。ソロも含めいろんな形態でライブ見せてくるのですが、この日はベースとドラムが加わった3人編成。機械からビートを出しつつ、キーボードもひきながらノリ良い曲を連ねていくのですが、形態が違うこともあるのか、ライブの都度アレンジを変えてきているのか、聞く感触が毎度少しずつ違う印象です。この日はオリエンタル的なメロディはほとんど無く、がっつりしたビートを主軸に置きつつ、のどかなメロディ曲もはさんだりとセットの構成が小気味よい印象。唯一持っている(2014年にROVOがLiquid Roomでやった時にDE DE MOUSEも出てて、その時に買った)音源の「Dirt Kart 2 Shots Knuckle」という曲ははねまくるビートがすごくかっこよくて、この日も堪能。


 ROVO
 トリのROVO。別名のんだくれフェスとも言いたくなるほど、飲みまくるお客さんがたくさんいるこのイベントでは、ROVOが始まる時点で酔いつぶれて寝てしまっているお客さんもいたりするのですが、そんな中でのスタートです。最初にいきなり「KNM!」で心躍ります。今回事前にリクエストを募って高い順位の曲を3つ選んで演奏するって宣言していて、この曲は1位になっていたのですが、いきなりやってきましたね。自分もROVOといえばこの曲で、初めて聞いた時から音楽観が変わったと言ってもいい、青春とも言いたくなる曲です。一つのフレーズを繰り返していきながらだんだんと加速、音量アップして怒涛のラストまで結び付けていく曲はいつ聞いても良いですね。

 そして「SPICA」を演奏した後は新曲が3つほど続きます。物悲しいミドルトーンなギターが印象的な曲、ワルツなリズムで展開する曲、ジャムバンドとかフュージョンな感じがする曲といずれもROVOではこれまで聞いたことないタイプのものでした。そろそろ新しいアルバムが出て来るでしょうか。その後は「KMARA」で、ためにためたハーモニカソロからドラムとのからみを聞かせる展開がすごくかっこよい。そこからインプロでやるツインドラムのセッション(これがまた盛り上がる)をはさんでの「NA-X」で締めました。このイベントが始まった頃より照明や映像も簡素なものになり、音の分厚さも(キーボードの一人中西宏司が抜けたことにより)減じていたりするので、脳みそと体が沸騰して踊りまくるようなことは無くなりましたが、それでも刺激ある音がそこかしこ散りばめられていて、それを体を揺らしながら聞くのが楽しいです。

 アンコールはクラムボン3人を迎えての「D.D.E.」。伊藤大助はホースとシェイカー、ミトはギター、原田郁子はボーカルで加わっていました。両バンドとも15年以上見続けてきたお気に入りのバンドで、揃っての演奏は感慨深いものありました。伊藤の鳴り物が結構効果的だったり、原田の叫ぶような煽りに心躍らされたりと大団円なラストで楽しかったです。ROVOは今年で活動20周年とのこと。クラムボンは21周年なので、個々のメンバーのキャリアはROVO組の方が先輩ですが、バンドとしてはクラムボンの方が先輩だったんですねー。
 
author:de nudge, category:festival(日比谷野音 Man Drive Trance), 23:10
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2016/05/28 Perfume at サンドーム福井

 女性テクノポップアイドル3人組のPerfume。アルバム「COSMIC EXPLORER」発売に伴うリリースツアー。5月初旬から始まって7月中旬まで続くツアーに参加してきました。この日は福井県鯖江駅から20分ほど歩いたところにある円形のドームが会場です。この会場で2日連続で行うライブの初日となります。

 Perfumeのコンサートではお馴染みの、ツアー終わるまでネタばれする書き込みしないでねーというアナウンス(集客に自信あるからできるんでしょうね)があったので、後日感想は書きます。昼に鯖江に到着。夕方から始まるコンサートの前に3時間ほど散歩しました。鯖江に来たのは2回目ですが、前回はマラソン大会に参加しただけで終わってしまって観光を全くしていないので、今回こそは出歩こうと決めていました。

 西山公園という大きい公園を中心に出歩き。宇都宮にある八幡山公園に雰囲気が似ていて街を見下ろす高台や道路を横断する吊り橋なんかあります。西山公園はさらにちょっとしたトレッキングコースまであって、おもしろい。ふもとに降りると、めがねフェスというイベントがやっていて会場に入ってみました。鯖江はめがねの街と知られていて、メガネフレームの国内シェアは96%とか。建物の中にある展示ものは鯖江にある企業の眼鏡展示(商談っぽいものもやっている人々もいる)や、めがねができるまで解説するコーナーがあったりとまじめな企画もの。外にあるステージと屋台が並ぶエリアは、めがねにかこつけたイベントや商品を売っているというもので全体にゆるめ。イベントはめがねアイドル、めがねバンド(残念ながら時間合わなくて両方とも見れず)のライブやら、大学生のめがねフレームデザインコンテストなんかやってたりと。屋台はめがねのデザインのTシャツや小物が売っていたり、めがね早掛け(1分の間にいくつのめがねをかけれるか)記録を競うブース、めがねビールとかめがねラーメンとか単にめがね付けただけやん、ってな飲食屋台なんかもありました。

 飲食関係で一番つぼにはまったのが「めがね米」。めがねをかけたおじさん達が端正込めて育て上げた米ということで、熱心にアピールしてました。そのアピールっぷりに興味惹かれて覗いて、米は重くなるので買わなかったものの「めがね箸」を買ってみました。もちろん箸にめがねの絵が描いているものになります。めがねフェスは思いの外おもしろくて、結構長居してしまいました。

 

(2016/07/04追記 ツアー終了したので感想を続きで)

 

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author:de nudge, category:live(Othersアリーナ・スタジアム), 22:00
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