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2016/05/21 安藤裕子 at 中野サンプラザ
 アルバム「頂き物」リリースに伴うツアー。このアルバムはいろんなアーチストから楽曲提供をしてもらって歌うという企画盤となっており、コンサートも特別版。楽曲提供したアーチストが何組かゲストで参加してました。アンコール含め3時間近い盛りだくさんなライブとなりました。感想を。

 よくアイドル関連のコンサートで来ている会場ですが、普通の格好で大人しく座っているお客さんという絵を見ると改めて大きな会場で大人な雰囲気が漂うスペースだなーと。アイドル関連はカラフルな格好をしたお客さんが盛り上がってステージも人数多かったり派手なセット組んでいたりするのでつい忘れがちですが。薄いスクリーンがステージ前に降りた中でメンバー登場して演奏始まります。つまびやらかなキーボード音からフリー気味に歌う安藤裕子の声がシンクロして徐々に他の楽器音が加わっていきます。この展開だけでうわーっとなれますね。

 そしてアルバム一曲目で小谷美紗子が提供した「Silk Road」を。今回のバンドメンバーはバンマスで固定メンバーのキーボード山本隆二に、ギター設楽博臣、ベース沖山優司の2人はツアーごとに入替あるもののお馴染みで、コーラス/キーボードの酒井由里絵とドラムあらきゆうこは初参加とのこと。いろんなバンドで見ているあらきゆうこのドラムですが、安藤裕子の音楽にもマッチしますね。この曲で端正さを残しつつロック的な力強さを響かせるドラムにぐっと来ます。

 酒井由里絵は初めて拝見する方でコーラスはもちろんキーボードでかなり加わっていました。曲によってはメインとなるフレーズを酒井が弾きつつ、山本が膨らませるような音を加えていくようなものもありました。2曲終わったところで最初のゲスト登場。DJみそしるとMCごはんです。客席脇から登場して通路を練り歩きお客さんに立つよう促していきます。この名前から2人組と思っていたのですが、お1人なんですね。そして彼女がステージに上がってラップをするのですが、そのラップどこかで聞いたことが、、と思ったらなんとC-C-Bの「ないものねだりのI Want You」。びっくりなカバーです。安藤裕子がカバーする曲は、世代が一緒の自分にはつぼに入る懐かしいものが多かったりするのですが、この曲もそうですね。掛け合いで楽しくラップする安藤も良い感じ。

 DJみそしるとMCごはんがアルバムに提供した「霜降り紅白歌合戦」を2人で歌った後に、続けざまのゲストが。客席前方両脇にあるカメラで撮影しているスタッフを見て下さいとの安藤のMCがあります。そこにスポットライトが当たるとなんとスキマスイッチの2人がスタッフの服を来てました。コンサート開始前からカメラマンやってたんですかね。安藤とデビュー日が全く一緒というスキマスイッチが提供した「360°サラウンド」を歌います。この曲はあくまでもスキマスイッチらしい曲を作ってというオーダーをしたそうですが、大橋卓弥の声で聞くと改めてそうだよなーと。安藤は仮歌を入れてきた大橋のメロディや歌い方に忠実に沿ったそうで、そこまでやっても独自の色を出せるのが良いなと。

 そして「世界をかえるつもりはない」を2組で歌った後にまたまたゲスト。銀杏BOYZというバンドのボーカル峯田和伸です。ガラッぱちな印象がある峯田のボーカルと安藤の端正さがあるボーカルとのミスマッチ感が良いです。峯田が提供した「骨」という曲と峯田がCMで見てから安藤裕子にはまったということで、そのCM曲の「のうぜんかつら」を。峯田と安藤は同い年だそうでリラックスしたやり取りを見せます。ともに歌うことをメインとしながらも役者稼業をやったりするのも共通点ですね。峯田は中野サンプラザの近所に住んでいるそうですが、中野サンプラザがあるビルの上にあるホテルに泊まったことがあるそう。「なんで?」「いや、家にいるとセリフが覚えられないから」というやり取りがありました。

 ここから数曲は安藤のみで。ひさびさに聞く「海原の月」に感動。暗い空間の中に使われるほのかなライトの演出が効果的。音が止まらないまま次の曲の演奏に入り、そこに最後のゲストが。Charaです。Charaが提供した「やさしいだけじゃ聴こえない」を歌います。Charaの声はか細くもどこか別の時空から出ているみたいと今回ホールで(今まで野外でしか彼女の声を聞いたことがなかった)聞いて感じ入りましたね。安藤が歌を歌うきっかけとなったのがCharaだそうで、そのエピソードを語ります。当時役者をやっていてオーディションを受けた時に歌う演目があって、何か歌わなきゃいけないとなった時に友達に借りていたCharaのCDから選んで歌ったら、歌手になることを進められてデビューにつながったそう。

 その時のオーディションで歌ったというCharaの「Break These Chain」を歌います。これ聞いたらそりゃ歌手を薦めたくなるよなーという歌いっぷりでした。ここから4曲は安藤のみで。大塚愛が提供した「Touch me when the world ends」のメロディと安藤の声の相性の良さを感じたり、堀込泰行が提供した「夢告げで人」のムーディーなシティポップス曲も堪能しましたが、なんといってもアルバムのハイライト曲といって良いであろうTK(凛として時雨)が提供した「Last Eye」が感動しまくりでした。この曲は2014年にTKと安藤裕子との対バンがあって、その時に共作(安藤が作詞、TKが作曲)して歌っていたのですが、その時以来に聞きます。2人でしっとりと歌った時も感動しましたが、安藤のみのボーカルで、ラストに向かって静かながらも怒涛の盛り上がり感があるアレンジの今回も感動しまくりでした。そして矢継ぎ早にフロアタムが力強く叩かれて「聖者の行進」につながるのですが、圧倒されます。この2曲は泣けましたねー。ここで本編終了です。

 アンコール最初はアルバム唯一の安藤作曲の「アメリカンリバー」を歌います。そしてここまで参加したゲストを全員招き入れて「問うてる」を。各ゲストがちょっとずつ歌っていくのですが、スキマスイッチのキーボードを務める常田真太郎がソロボーカルを取ったというのが珍しいのではないでしょうか。曲途中で大塚愛が花持ってステージに現れて安藤裕子がびっくりしてました。各ゲストの多彩な音楽を自分の世界に飲み込んでいく安藤裕子の世界を存分に堪能したコンサートといった感がありました。

 おまけ的な話です。このアンコール時のトークでDJみそしるとMCごはんが言ってた話で「アンコール求めるお客さんの拍手のリズムが一定なのに感動した。普通だんだんと早くなっちゃったりするのに。」というのがあったのですが、これ前々から自分も思っていました。通常のコンサートだとだんだん拍手のリズムが早くなっていって、ある時点でまたリズムが元に戻る、、みたいなのを繰り返すのですが、安藤裕子のコンサートは常に一定のリズムで長い間拍手しているんですよね。リズム感が良いから、という理由もちょい違う気がしますし、なんでなんでしょう。拍手が早くなったりするのって揃えようと同調する意向からだと思うので、周りを気にせずマイペースで拍手するお客さんが多いからかなーというのが思い当たる理由です。
 
author:de nudge, category:live(中野サンプラザ), 12:39
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2016/05/14 Juice=Juice at 三郷市文化会館
 ハロープロジェクト所属の5人組アイドルグループJuice=Juice。2年弱の期間で単独ライブを220公演行うという過酷なツアー真っ只中、CODE3というフェーズの特別版としてのホールコンサート。CODE3としては3回目の参加になります。1日2回公演の1回目に参加。埼玉県にある三郷は閑静な住宅街で近くに江戸川もあります。ちょっとだけ散歩して会場に向かいます。

 ライブは鉄板、今一番お気に入りのライブをするグループであることを実感。かわいらしさかっこ良さを存分に見せつつ、ステージ空中を動く光の玉を効果的に使った演出で堪能できます。個々の曲、歌とダンスのはまり具合も良いですし、全体の流れもお気に入り。ハロプロ関連のコンサートとしては珍しく全曲フルコーラスでやっているのも好感。またメンバーがヒールでなくスニーカー(ラメ入っていてきらびやか)でやっているのも良いのではないでしょうか。激しいダンスあるので、わざわざヒールある靴履いてでやらなくても良いんじゃあって思ったりするので。

 「愛のダイビング」で一拍ブレイクした後で歌う植村あかりのボーカルがすごく良いです。アレンジがおしゃれで曲全体好きですが、ここが一番好きなポイントです。「続いていくSTORY」はバラードでラスト近くに光の玉がメンバー一人ずつ降りてきてそれを片手で受け止めて、またふわっと浮き上がって戻っていく演出が印象的ですが、そこでのメンバーの表情も良いです。特にドラマ「武道館」で演技うまいなーと思った植村と宮本佳林の表情が良い感じ。

 「インスピレーション!」はステージ片側にメンバーが寄り添って、わちゃわちゃした感じで歌う場面があるのですが、そこで宮本が金澤朋子のほほにチューして、金澤びっくりしてました。埼玉県出身でこのコンサートは凱旋公演となる金澤に対するお祝いなんでしょうね。それにしてもハロプロ関連のコンサートでは、やたらほほにチューにするのを見ている気がします。

 「アレコレしたい!」の途中で高木紗友希が右足を少し痛めたような仕草を見せた気がするのですが、気のせいですかね。それ以降も少し気にしているように見えたのですが、ダンスは通常にやっていました。歌は相変わらずの迫力、うまさを堪能。また歌い方少しずつ変えたりしているのもおもしろいですが、節を変えることはあっても崩した(ベテラン歌手がよく聞かせる)歌い方をしないのは好感です。

 コンサート開始前とアンコールの呼びかけは「とーもーこ」と金澤を祝福するお客さんの声が。それに照れた感じでお礼を言う金澤のリアクションがかわいらしい。アンコールラストの「ロマンスの途中」が終わってメンバーはける際にもステージ脇で残ってちょっとだけ手振って挨拶してはけていく姿がすごく良かったです。笑顔が本当にお気に入り。

 MCは最初植村と宮崎由加の2人で。2人はしゃべり始めず、背中合わせでふくれっつらをしています。そこにお客さんからのやんやの歓声が。前日植村のブログで宮崎に対して怒っている旨が書いてあり(相当キレている感ある文章だった)、どんなケンカが行われたのか気になっているファンもいた中で、「あんなブログ書いてたらみんな気になるでしょう」とケンカの中身を説明することに。2人はLINEのアイコンをお揃いにしているそうですが、宮崎がちょっと試しに別のものに替えてみたところを植村に見つかって「どうゆうこと?」からケンカに発展したそう。。

 真相が分かってなんじゃそりゃ、みたいな感じに。2人は年離れた姉妹感がある仲良さなのですが、普段からこのノリでケンカしたり仲直りしたりしているんでしょうね。これだけ聞くと植村のキレるポイントがお子様過ぎって印象ありますが、ケンカまで発展するのは宮崎の頑固さもあるんだろーなーと思ったり。「謝ってー」と植村やお客さんからコールが飛ぶ中、「(宮崎に似ている動物の)たぬきの神様に怒られるから」と訳の分からないコメントを言って謝ることをかたくなに拒否していました。最後はハグして仲直りしてました。ハグする際に「おまえから来い」という植村のコメントがおもしろい。

 などというやり取りをしている間に他の3人が着替え終わって戻ります(そして植村と宮崎が着替えではける)。まず金澤が「長い」というごもっともなコメント。まったくどうでも良いことでケンカして、、みたいな話になるかと思いきや「私も高木紗友希ちゃんに怒っている」と唐突に宮本が話し始めて、金澤と高木がびっくりします。先日高木のブログで「耳チークけしからん。」というテーマで書いていて、耳にメイク(なのかな?おじさんには縁遠い世界なのでよくわからないですが)することを批判するような主張をしていたのですが、「それは私が耳チークをしているって話をしてから書いたでしょう。私に対する批判だー」と。

 それに対して高木は「違う、違う、あくまでも一般論で。。」と焦って弁解します。以後同様の流れで高木に「謝ってー」と声が飛び高木は素直に謝ろうとするのですが、どう謝るか(どう謝ったらおもしろいか)悩んで金澤に相談した結果「許して、、ウッキッキー」と(高木に似ている動物の)猿真似をやって場を収めていました(たぶん)。「そんなケンカもしているJuice=Juiceですが、仲良くやっています。」みたいなコメントをして金澤が強引にまとめていましたが、まあ平和ですねー。このやり取りしているさなかに宮崎と植村がステージに戻ってきて、宮崎が「うえむーがいきなりチューしてきたー」。植村「違う。してきたのはあなたからでしょう。」とよく分からない痴話げんかしてました。

 そんなリラックスしたやり取りをホール公演でもできるようになって、良い意味で慣れてきた感あるのかなと。ライブはそんなMCもありつつ、基本はパフォーマンスを全面に出してきていて、歌と踊りを存分に見せてきて爽快感あるものでした。7月からは新しいフェーズに入ったライブをやっていくそうなので、また見に行けたらと思います。たぶんその頃には新しいシングルも出してくるでしょうし。3月中旬くらいからハロプロ関連のコンサートをたくさん行きましたが、一旦ここでおしまいです。また夏場くらいから見始めたいと思います。

 と、ここで思い出した余談ですが、ここ最近(この日も)のハロプロ関連コンサートでPerfumeのトートバックを持ったお客さん(女性)を2,3回見ました。女性客が増えているハロープロジェクトですが、Perfumeのファンからの流れもあるんですかね。
 
author:de nudge, category:live(Othersホール), 10:31
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2016/05/08 モーニング娘。'16 at 日本特殊陶業市民会館フォレストホール
 名古屋へ1泊2日の旅で1日ずつハロープロジェクト所属グループのコンサートを。2日目はモーニング娘。'16。今回春ツアー3回目の参加で、まだツアーは5月末まで続きますが個人的にはラストの参加。1日2回公演の1回目に行きました。

 朝は名古屋城周りをジョギング。軽く30分程度、、と思っていたら帰り宿がどこにあるか分からなくなってしまって結局1時間ほど走りました(余りの道の分からなさに若干半べそ状態)。昼は栄と大須という町をお散歩。栄という町は大きなデパートがある賑わいの街。この日は栄ミナミ音楽祭というイベントがやっており、あちこちの店先で路上ライブをやっていました。音が街にあふれているのが良い感じ。この街にあるタワーレコードで仮谷せいらという女性ボーカルのインストアライブを見ました。

 トラックメイカーtofubeatsの「SO WHAT!?」という曲のボーカル参加で名前を知っていましたが、ライブ見るの初めて。軽妙なソウル、ヒップホップ、ポップスがほどよく混じったトラックに伸びやかなボーカルがすごく合っていて、聞き味が良いです。ほどよく体を揺らせる心地よさもあって5曲くらい歌っていましたが、どの曲も堪能しました。その場ではCD買わなかったのですが、東京に戻って過去発売されたCD2つ(それぞれ5曲入りミニアルバム)買って聞いています。今度フルサイズのライブを見てみたいですね。

 その後隣の大須という商店街を訪れます。ハロープロジェクトのグッズショップを覗きに行ったのですが、商店街の国際色豊かで、かつ個性ある店たちがあれこれと並ぶカオスっぷりにびっくり。今度じっくりと歩いてみたいですね。そして電車に乗って金山という駅で降りて近くにあるホールへ向かいます。2200人くらい入る大きなこのホールは初めて来ました。1階後方の席ですが、高低差があるので見やすいです。コンサートの感想を、前回までで書いてないことなど中心に。

 ボーカルの主力を担う譜久村聖、佐藤優樹、小田さくらの3人はそれぞれぐっとくるところありました。「The Vision」で1コーラス目ラスト部分の「My Vision」を囁く歌う小田の声がすごく良いです。うまさをぐいっと聞かせる張り上げボーカルの小田ももちろん良いですが、こういった囁き系の声も良いですね。「Help me!!」での自信たっぷりに歌い上げる譜久村にもおおーっとなりました。声量も上がった印象で会場に響き渡る声がすごい。

 「私のなんにもわかっちゃない」は(卒業した)鞘師里保のパートを担うことが多い佐藤ですが、ここの低音響かせるボーカルが非常にかっこ良かったです。ソロを担う場面での佐藤の姿は、踊りも含めて研ぎ澄まされた集中力を見せていてカリスマ性もたっぷりと感じます。でも一方で脇役となる場面では集中力欠如するところもあって、「OK YEAH!」のサイドステップとボックスを交互に繰り返すダンスで間違っていたりしました。その時に隣にいた生田衣梨奈が佐藤に目線送ってる姿が印象に残りました。佐藤が間違いやすい場面を把握しているのかな、と思ったり。

 MCは牧野真莉愛と野中美希で担当。12期メンバー2人でというのは初めてだとか。牧野お得意のセリフをテーマにあれこれとしゃべっていました。その中の一つ「ごめんちゃいまりあ」と「すみません」をどう使い分けるかで、「『…』をやってしまったら?」という設問でこの2つのどちらを言うか聞いていました。失敗の中身は関係なく先輩に対しては「すみません」、同期に対しては「ごめんちゃいまりあ」になっていました。野中が「じゃあ石田さ…」と何に対することか言う前に「すみません」と言っていたのがおもしろかったです。石田亜佑美はすっかり怖い先輩、お局的キャラが板についてしまいましたねー。石田がこの先、かつての中澤裕子みたいにひたすら怖かったモードから、後輩からも遠慮なくいじられていくことを許していくモードになっていくかを個人的に注目しています。

 この日は母の日ということでその話がいくつか。譜久村、鈴木香音、石田、工藤遥、尾形春水、牧野の6人が楽屋いた時に母へのビデオメッセージみたいなのを取っていたそうで、その再現をしていました。牧野はこのVTRを母親に送ったそうですが、お礼もそこそこに「今日の先発大谷だよー」と返事が来たとのこと。親子でプロ野球日本ハムファイターズのファンをやっているそうですが、筋金入りですね。

 個人的に鈴木香音を見るラストのコンサートとなりました。少しおまけのお話を。
 
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author:de nudge, category:live(Othersホール), 22:42
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2016/05/07 アンジュルム at 名古屋市公会堂
 名古屋へ1泊2日の旅で1日ずつハロープロジェクト所属グループのコンサートを。まずは9人組グループのアンジュルム。単独ライブは半年ぶり2回目。ホール公演は初めてとなります。1日2回公演の2回目に行きました。

 昼前に名古屋到着。名古屋城見学と、ナゴヤドーム近くにある名古屋市東スポーツセンターで、バスケットボールリーグNBLのアイシン三河対三菱電機ダイヤモンドドルフィンズの試合を見ました。中学生の時に部活でバスケをやっていたのですが、こういったプロリーグを生で見るの初めてです。当日券で入れたものの会場満員で立見で見るという盛況っぷり。迫力あるプレーを堪能。アメリカプロリーグNBAとは異なりゾーンディフェンスがOKそうでしたね。両チームとも基本マンツーマンでしたが、三菱電機は2-3のゾーンをやっていたように見えた時がありました。試合は着実に点を重ねていったアイシンの勝ち。

 夕方に鶴舞公園に到着して散歩。日比谷公園に雰囲気が似てる印象。中央にある吹き抜けの堂でサルサパーティーやっているのがいい感じ。この公園の中にある歴史ありそうな建物の名古屋市公会堂に入ってコンサートを見ました。

 オープニングはメンバー紹介VTRから開始。メンバー登場して最新シングルの「次々続々」からスタート。スピード感あるデジタルビートにラップや語りを挟んでの竹内朱莉、室田瑞希、田村芽実、和田彩花のソロボーカルが響く展開がかっこ良い。次の「ドンデンガエシ」はギンギンに鳴らすギターのロック曲で同様に上げてきましたが、3曲目からは落ち着いた感じで展開します。

 「汗かいてカルナバル」という曲は哀愁あるサンバ調、「マリオネット37℃」という曲はワルツ調。ステージ中央に椅子を置いてそこにメンバーが座ったり立って他のメンバーをマリオネットよろしく操るような動きを。この曲のラストは相川茉穂が一人残ります。ステージ上方にあるスクリーンに映し出された映像で相川が踊っていて、その隣にシンクロするように生の相川がバレエダンスを踊ります。この演出はおもしろいと思いました。

 ステージ前方部分に魔法陣のような模様が描かれていて、その円形の図に沿ってメンバーが円になるフォーメーションを組んで踊る曲が多かったです。レーザー光線なんかもうまいこと使っていて、ダンスの構成とともに良いなーと思う場面が多々。

 「有頂天LOVE」はスマイレージ時代の曲ですが、細かく高音で鳴るシンセ音が苦手目なアレンジと思いつつも全般にかわいらしい印象で構成されていて、サビのメロディが強力なポップソング。この曲の終わり部分で和田が両目を中央に寄せるのが好きなのですが、この日は客席が遠目(2階席後方)で確認できず。

 メンバーが次々と入れ替わって5人組になったり2人組になったりしてメドレーをするコーナーがありました。ここはほとんどスマイレージ曲だったかと思いましたが、一曲和田と上國料萌衣の2人で後藤真希の「手を握って歩きたい」を歌っていてびっくりしました。終盤に他メンバーも出てきて幸せ満面なメドレーを締めていました。

 終盤は去年出したシングルの「乙女の逆襲」「七転び八起き」「臥薪嘗胆」「大器晩成」4連発で浮かれまくりました。この4曲は本当に良いですね。「七転び八起き」はダンサーメンバーが3人いてその内の1人が去年卒業した福田花音だったのですが、そこを室田が担っていました。佐々木莉佳子と室田は跳ねるようなダンスで広いステージに映えますね。室田の替わりのボーカルを去年新規加入した上國料が担当していました。上國料はこの曲に限らず加入半年にも関わらず歌と踊りが安定していてすごいなーと思う場面多々。ただ個性を見せるのはこれからかなと思いました。長身でスタイルが良いメンバーが多い中で小柄な体が結構目立っている印象です。

 「大器晩成」は音源として聞くのはやや飽きてきた感があったのですが、ライブで聞くと問答無用で盛り上がってしまいます。本編ラストは「友よ」で締め。壮大さもあるロック曲でラストに向けてどんどん上昇していく展開がいやおうなしに盛り上がります。個人的にこの曲は終盤近くの間奏で相川と佐々木が後方でピョンピョン跳ねまくっているところがお気に入り。相川は笑顔満面で客席のあちこちを見まわしていて楽しそうにパフォーマンスしているのが好感です。

 MCはこれまで見てきたアンジュルムのイベントやコンサートと比べて、みんな声をきちんと張っている印象で聞きやすかったです。竹内、上國料、和田、中西香菜の4人でトークしていた時は上國料が竹内について語ることをしていて、あるイベントで竹内が足つぼマッサージを受けた時のリアクションがめちゃおもしろくてそれを再現するみたいなことをやっていました。その流れでなぜか先輩から耳打ちされた(一番後輩の)上國料が「竹内バーカ」「竹内アーホ」みたいに言って竹内を怒らせるみたいな子供のケンカみたいなことしていました。

 このコーナー以外にも竹内がいじられていて、2期メンバー(竹内、中西、勝田里奈、田村芽実)4人のMCコーナーでは「た・け・う・ち」の4文字使ったあいうえお作文を竹内以外の3人が作って読み上げてました。具体的な内容は忘れちゃいましたが、愛されているなー(?)という作文でした。

 アンコールのMCではこの春ツアーでグループを卒業する田村が「『友よ』歌っている時に泣きそうになった。アイドルってすごい。卒業してもずっとアンジュルムを愛し続ける。」と語っていました。そしてラストを「スキちゃん」で締めました。「…スキちゃん」と一人ずつメンバーをお客さんが合唱で歌っていく展開がおもしろい曲です。

 個人的に田村芽実を見るラストのコンサートとなりました。少しおまけのお話を。
 
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author:de nudge, category:live(Othersホール), 22:40
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2016/05/05 TOKYO M.A.P.S at 六本木ヒルズアリーナ
 J-WAVEと六本木ヒルズがゴールデンウィークに毎年主催している無料ライブイベントで4年ぶり3回目の参加。2日間行われる2日目に行ってきました。六本木ヒルズアリーナひさびさに来ましたが、相変わらず気持ちの良い空間。屋根がついているので雨でも大丈夫かと思いますが、吹き抜けの野外スペースにはやっぱり晴天が似合います。今年のオーガナイザーはプロデューサーの亀田誠治で2日間で12組の出演。その内3組を見ました。順に感想を。


 蓮沼執太 & U-zhaan
 キーボード/ボーカルとタブラのデュオ。タブラ奏者のU-zhaanは過去いろんなバンドで見ていますが、蓮沼執太は初めて。ダンスミュージック、クラブジャズなどの印象が大きいキーボードから導かれるアレンジを軸に曲によってはボーカルを入れてきます。そのメロディは爽やかなポップスといったもの。そしてこうした音のリズムをタブラが担うってのがおもしろいですね。高速タブラですごいと思わせつつ(ラストの曲のカンジーラというタンバリン形状の打楽器を叩いてのドラムンベースもすごかった)、曲間に行われる時間のかかるタブラチューニングでは間を持たせるためにおもしろMCを挟んでいくのもすごい。これがどっかんと受けたりします。結構普通のことも言っていたりするのですが、言葉の選び方と間が抜群。

 3曲目ではオーガナイザーの亀田を呼び出します。本人に何も事前に言っていない状態でいきなりU-zhaanは「歌って下さい」と無茶ぶり。亀田はベース奏者としては表に出て来ることありますが、歌うの?と戸惑っています。そこに蓮沼が紙を渡して「これ読み上げて行って下さい。」と。そして演奏された曲を聞いて亀田は笑顔になるのですが、その曲が亀田がJ-WAVEで担当しているラジオ番組のジングルだそうで、それに合わせて亀田は紙に書いてあるコメントを読み上げてラジオのDJになっていました。なかなかおもしろい試み。


 赤い公園
 3年ぶり2回目に見る、ボーカル、ギター、ベース、ドラムの八王子出身の女性4人組バンド。前回見た時も思いましたが、かなり様々なタイプの曲をやるバンドですね。つかみどころが無いともいいたくなります。ギターの方は、この週にライブ見ているモーニング娘。'16とこぶしファクトリーにも曲を提供していたりと(SMAPにも提供しているとか)、ポップス作曲に秀でているようで、このバンドにもそれが存分に生かされているといった感あります。ひっかかりのあるメロディをいろんなタイプのアレンジで演奏します。伸びやかなボーカルと時に複雑に展開するアレンジの組み合わせがおもしろいな、と思うところ多々。またキーボード音も出ていたかと思いますが、それは恐らくプリセット音で、それをイヤモニ抜きでぴったりと合わせている演奏力もすごいのではないでしょうか。ラストの曲はJackson5の「ABC」系統のアレンジで横ノリが楽しい。


 ペトロールズ
 1年ぶり4回目に見る、ギター/ボーカル、ベース、ドラムの男性3人組。ライブ開始前のセッティングでマイクの声出し確認していて、「はーい、はーい」と言っているところに「はーいはいはい、はーいはいはい」といきなりアニメ怪物くんのテーマソングを入れだりしたのは吹き出ししてしまいました。そんな緩さの雰囲気も維持しつつ、ライブはもう丁寧にグルーブを重ねていく鉄板の出来。3人の楽器と声ががっつり噛み合って、ミドルテンポのソウル曲が展開されていくのは気持ち良い。1曲目の曲のサビ部分でボルテージが一気にアップしていくような瞬間とかもう最高です。4曲目の「Fuel」のギターの音がなった瞬間にお客からの歓声が飛ぶのも良いです。ライブ開始前のMCで亀田が触れていましたが、ギター/ボーカルの長岡亮介と亀田は東京事変で一緒にバンドやってたんですね。言われてあーそういえばと。長岡よりも亀田が東京事変メンバーだったことをこの時失念してました。
 
author:de nudge, category:live(六本木ヒルズアリーナ), 06:50
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2016/05/04 Juice=Juice at 中野サンプラザ
 ハロープロジェクト所属の5人組アイドルグループJuice=Juice。武道館公演目指して2年弱の期間で単独ライブを220公演行うという過酷なツアー真っ只中、CODE3というフェーズの特別版としてのホールコンサート。CODE3としては2回目の参加になります。1日2回公演の1回目に参加。

 セットは前回と全く同じですが、感激するところ多々ある素晴らしいライブ。前回も書きましたが今一番お気に入りといいたくなるライブをするグループです。ポツポツと感想を。

 ステージ前に薄いスクリーン張られてメンバーソロダンスからスタートするオープニングですが、前回と同様に宮崎由加のダンスが良い感じ。立ち振る舞いも素晴らしく、ソロダンス終わって5人がステージ上方中央に固まった時にセンター位置にいるのですが、その表情含めた佇まいもおーかっこ良いとうなりたくなります。その他「インスピレーション!」の左右にステップ踏むところのダンスもかわいらしく、目を惹きました。

 「愛のダイビング」はトラックがかっこ良く、イントロのシンセ音だけで持ってかれますが、その後も細かいシンセ音と作り込んだリズム、効果的にブレイクも挟んだりしたアレンジの中でユニゾン中心に歌うボーカルとの組み合わせが絶品。終盤のフェイクの入れ方も良いです。「イジワルしないで 抱きしめてよ」はいまだにJuice=Juiceの中で一番好きな曲であるのですが、ステージ上方で真っ赤なライトをバックに距離感の短い5人が踊り始めるところでウルウル来てしまいましたね。見た目いろんな動きをするダンスがせつないメロディとがっつり組み合って良い曲だなーと。

 「GIRLS BE AMBITIOUS」のイントロ部分ではお客にコールをするように呼びかけるのですが、呼びかけるメンバーは回替わりのようで、この回は宮崎が担当。「30歳未満の人〜?」「30歳以上の人〜?」と分けてコールしていましたが、後者の方が圧倒的に声が大きく、後のMCで「これくらいで半分に分かれると思ったのに、年上の方がもっと多いんですね。」と。なんかすみません。。

 アンコールラストの「ロマンスの途中」まであっという間の2時間。5人の歌がうまいってのもありますが、それぞれ個性あって全体のバランスも良いですね。透き通るような声や80年代アイドル好きでその影響を受けた歌い方をする宮本佳林、ソウルフルでパワフルな歌い方(この回はやや余裕のある抑えた歌い方もしている場面があり、いろんな声の聞かせ方にチャレンジしているような印象)をする高木紗友希、大人っぽい響きをした艶のある声を聞かせる金澤朋子、個人的には一番好みの声でどこか遠くに響かせるような声を出す植村あかり、そしてかわいらしさと大人っぽさを程よく混じらせた宮崎の声と、本当に良い組み合わせ。将来的にはアカペラとかアコースティックのバンド率いたライブとか見てみたいな、と思いました。

 MCで印象に残っているところを。中野サンプラザの単独コンサートが1年ぶりということで、1年前どうだったとか1年間で新しくチャレンジしたことなどを語ってました。植村と宮本2人のMCコーナーでは、植村はソロ仕事をするようになったこと、宮本は髪が短かったことを言っていて、(ロングの)植村に対してもショートに一回チャレンジしてみたら、と宮本が水を向けたら「絶対にイヤ」と断ったところから、「男装とかなら一回してもいいかも、うーんでもどうかな」と言ったのを宮本は逃さず、「今度うえむーに男装してもらったら、私に壁ドンしてもらいます。」と宣言してました。

 宮崎、金澤、高木の3人のMCコーナーでは、「私ガリガリだった」と宮崎。周りから見てもそうだったよう。現時点でもほっそりしている宮崎ですが、確かにガリガリな印象は無くなりましたね。逆に金澤と高木は太っていたそうで、今はそれより痩せた、、と思ったら「最近また太りだした」と金澤。ファンからも言われることがあるそう。「でも、言っている人の方が太ってたりしますけどね。」と毒舌モードで会場の笑いをとっていました。金澤はジャンクな食事が好きだそうで、以前ブログ見たら牛丼屋で牛丼とカレーライスのセットを注文して食べることがあったのですが、それでよくあの体型保ってられるよなーと感心。太ったって言ってますが、一般的には太っているという体型では全然ありません。

 そしてこの日の夜公演では11月の武道館公演が発表されたそうです。すごくうれしいでしょうね。ネット上の番組でメンバーに発表された時の映像が流れていましたが、ほろほろと涙を流して喜ぶ金澤にもらい泣き。是非行きたいところですが、平日は難しいかもです。。
 
author:de nudge, category:live(中野サンプラザ), 21:23
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2016/05/03 こぶしファクトリー at 高崎club FLEEZ
 ハロープロジェクト所属の8人組女性アイドルグループのこぶしファクトリーの単独ライブ。これまでハロープロジェクトメンバーが揃うコンサートで見たことありますが、単独は初めてです。一日二回公演の二回目に行ってきました。群馬県高崎にあるこのライブハウスは初めて来ましたが、10年以上前に前橋にあった(現在は高崎に移転)時に一回ライブを見に行った記憶が。その時は確か前日深夜友達と車で出発して朝っぱらから群馬県のどこかでスノーボードをやって、前橋に行ってライブ見た記憶が。もう絶対に出来ない、あの時は若かったなーと。

 昼前に高崎に到着して観光。箕輪城跡とみさと芝桜公園を見に行ってきました。箕輪城跡はちょっとだけ石垣の跡がありますが、基本山の中での山道をうねうねと歩くだけ。でもその形状はまさしく昔ここに大きな城があったんだろうなーと思わせるもので、おもしろいです。山道の中にいくつか台があって、そこにある説明書きとかを見ると、15年くらい前に発掘調査したみたいに書いてあって、割と最近に行われているんですね。

 みさと芝桜公園は文字通り芝桜という種類の花が一面に咲いている空間でした。10分も歩けば全部回れるくらいの空間ですが、そこに色とりどりの芝桜が。不見識なことに芝桜という植物自体の存在を初めて知ったのですが、本当に世の中いろんな植物があって、それぞれにきちんと名前がつけられて管理されていることを旅の都度感心します。

 夕方に高崎駅に戻ってライブハウスへ向かいます。客席後方の位置で見たのですが、客席中央の両脇にモニターがあるのはありがたいですね。ステージは顔部分くらいしか見れないので、そことPA席にあるモニターもちらちら観ながら楽しみました。長くなったので続きで。
 
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author:de nudge, category:live(Othersライブハウス), 06:11
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2016/05/01 荒吐宵祭 16 -GOLDEN SUNDAY at 仙台RENSA
 仙台滞在3日目。この日もライブ見て来ました。4/29〜30の2日間で行われたあらばきロックフェスの後夜祭的な位置づけのライブで昼過ぎから700人ほどのキャパのライブハウスで開催されます。あらばきロックフェスのリストバンドをつけたまま提示すると入場料が半額の2000円とお得な料金になります。

 出演者は発表になっていたもののタイムテーブルは全く出ておらず、当日会場でも発表無しでした。何時に終わるかも分からずのまま淡々と進んでいきましたが、本編のフェスよりも混沌としたラインアップとなっており、それを後夜祭だから気楽に見てねというスタンスだったので、まあこの形式でも良いかなと思ったり。客席の後方半分は椅子が並べてありました。これがありがたく、前日歩数計上40000歩近く動いていて足痛い状態での参加だったので、ステージあまり見えなかったもののほとんど座って鑑賞しました。13時から20時くらいまでの滞在でした(イベント自体はまだ続いていた)。見たものを順に感想書きます。続きで。
 
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author:de nudge, category:festival(Arabaki), 00:11
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2016/04/30 モーニング娘。'16 at 仙台サンプラザホール
 お昼に前述のJリーグ試合を見た後に、夕方からコンサートを見に行きました。冬にも来た仙台サンプラザホールでモーニング娘。'16の春ツアーを見ます、1日2回公演の2回目。今回の春ツアーを見るのは2回目となります。前回と違うところと書いていない点を中心に感想を。

 「One・Two・Three」からスタートするのは同じ。かっこよくステージ上方からある上下稼働の台に乗って降りてきて颯爽と12人が降りてからのパフォーマンスをするのですが、そこで小田さくらがこけてしまうハプニング。後のMCでも触れていましたが、かっこつけている時にこけてしまうのはなんともばつが悪いですね。でもその後の歌とダンスはバッチシ決めてました。

 5月に発売されるシングル3曲の内、3月に聞いた「Tokyoという片隅」に加えて、「The Vision」「泡沫サタデーナイト!」もセットに入ってきました。

 「The Vision」は「時空を超え 宇宙を超え」系統の電子音を散りばめたスロー目な曲で一聴で気に入りました。譜久村聖、生田衣梨奈、石田亜佑美の3人はマイク無しでダンス専任としてパフォーマンスするのですが、この3人を中心に円形状になるフォーメーション組む12人の絵がこのホール(客席が放射状になっている)にすごく合っていました。サビで3人が蝶のように手を広げてジャンプするところもすごく印象的。曲導入部で佐藤優樹と牧野真莉愛のコンビ、小田と羽賀朱音のコンビでそれぞれ歌を担当するのですが、そこも良いです。羽賀の声は今のメンバーで一番のお気に入りです。この曲の終盤インスト部分で音数が少なくなってダンスを浮かび上がらせる場面があるのですが、他の曲ではやんやと歓声を送って騒いでいたお客さんが、この場面では固唾を飲んでシーンと聞き入るのも素晴らしいと思いました。感動する部分多々あり、これ聞くために仙台来た甲斐があったなーと思えたほど。

 「泡沫サタデーナイト!」はディスコ調の楽しい曲で、3月に発売されたこぶしファクトリーのシングルで「押忍!こぶし魂」と同様の感があり、(違うグループとはいえ同じハロプロ内で)かぶってる気がするって最初ラジオで聞いた時は思ってしまったのですが、実際にライブで見ると「サタデナイッ」と歌うサビ部分がキャッチーでパーティー感覚溢れるダンスと衣装とともに浮かれて聞くことができますね。途中鈴木香音がステージ上方にひょっこり現れてラジオのDJっぽいしゃべりを入れて来るのもおもしろい。そしてなんといっても生田と牧野が笑顔満面ではっちゃけたダンスをしているのがすごく良い。この2人の笑顔と振り切ったダンスを見るのはワクワクします。

 今度発売される新曲もバラエティ豊かな3曲ですが、コンサート全般もいろんなアレンジの曲を次々と披露していくのは歌謡曲のコンサートならではですね。「OK YEAH!」は細かい高音シンセをこれでもかと強調しまくるサイバートランス系統の曲で、正直なところ苦手なアレンジなのですが、彼女達が楽しそうに踊りながら歌っているのを通すと楽しく聞けます。「負ける気しない 今夜の勝負」は久々に聞きました。自分が今のモーニング娘。にはまった2013年秋ツアー以来ではないでしょうか。そこが原体験とも言えるコンサートなので、その時の記憶が呼び起こされる曲です。円状にぐるぐる動いて歌ったり、ドリフのダンスをそこかしこに入れて来たりと振付がユニークでおもしろい。

 今回のツアーは12期もメンバーの中にガッツリ入ったコンサートになっていて、他メンバーにひけを取らない場面も多々ありました。石田、佐藤、野中美希の3人で歌った「愛して 愛して 後一分」での野中の長尺ソロボーカルも良かったですし、安定した笑顔で踊る尾形春水のダンスも堅実さありつつかわいらしく見せるつぼを心得た動きが良いです。

 MCで記憶に残っているところを。最初の数曲終わりで軽いMCがありました。地元出身の石田が主役となるコンサートで、その辺の話をし出したところで、リーダーの譜久村がはけてしまいます。あれ?ってメンバーが思いつつも気にせずトーク続けていたところに譜久村が戻ってきて、「ごめんね、亜佑美ちゃん。なんかサプライズすると思った?なんにもないの。」「え、別になんかあると思ってなかったですけど。」というやり取りがちょっとおもしろかったです。衣装トラブルかなんかではけただけのよう。

 石田と飯窪春菜の同期2人で数分話すコーナーがありました。この回は特に決め事を作らず、また笑いを取ることも考えず普通の話をしますと宣言して、昨日お風呂のお湯を入れたら油断して溢れてしまったとか本当に普通のことをしゃべってました。若干戸惑うお客さんを目にして「次からはもうちょっとネタを仕込んできます。」と宣言してましたが、そういったことまで含めて2人でノリノリで話をしているのを見て、この2人が将来お酒飲んでくだを巻いている絵が想像できました(といっても本当に泥酔しているのは石田のみで、飯窪は余り飲まずに同じテンションになっていそうな)。来年には石田が20歳になるので、実現可能ですね。

 奇跡の一枚というメンバーとっておきの写真を紹介するコーナーは生田、工藤遥、尾形が担当。尾形はアメリカ・ヒューストンにコンサートしに行った時に公園かなんかにあった牛かなんかの乗り物に上体そらしてロデオっぽく乗った写真を紹介。その写真を見た譜久村が「直線だね。」と尾形の胸が無いことをぐさっと刺してきたことをおもしろおかしく言っていました。これに対して工藤が「本当だね。」「(同じく胸が無い)工藤さんに言われたくないですよー」と言い返してました。これまで尾形が先輩に飯窪に対して厳しめに行くのは良く見てましたが、工藤や生田にもきちんとツッコみ入れているのを見て、いい感じに馴染んできているなーと。

 生田はハロープロジェクトのOGである(元太陽とシスコムーンの)信田美帆と(元メロン記念日の)斉藤瞳との3ショット写真を紹介。活動期間がかぶっていないのに、仲が良いというコメントをしているのを聞いて「生田さん先輩と仲良くなりますよね、本当尊敬しますよ。よく先輩からも生田さんの名前聞くし人気ありますよね。ただ後輩には、、」と工藤がコメント。一瞬「なんやと」とキレるモードを演技しつつ「確かに後輩からは人気ない。でもこぶしファクトリーの広瀬彩海ちゃんと浜浦彩乃ちゃんからは2番目に好きって言ってくれている。」と少々自虐的にコメント。それ受けて尾形が「私も生田さん推しでしたよ。」とフォロー気味に言いますが、「おまえも2推しやろ。(去年モーニング娘。卒業した)鞘師里保の次やろ。」と。この話の中でOG達がカラオケでモーニング娘。の「Help me!!」を歌っているという話が興味深かったです。きちんと後輩の音源追っているのは素晴らしいなと。

 工藤は地下鉄に乗ったときにつり革の穴の中にはめ込まれていた(お菓子の)じゃがりこの箱の写真を。これは画的におもしろい確かに奇跡の一枚。「中入っていたの?」と生田。「怖くて触れませんよ。」「中入ってたかもしれんやろ、じゃがりこ好きだから食べれたらラッキーやん」「ダメですよー、怪しいですよ。」という会話がなかなかのバカトークで良かったです。

 アンコール終了後に「あゆみん」コールに応えて、石田が挨拶に登場。東北を背負っている自覚を持ってこれからもコンサートやっていきたいと宣言している姿はかっこ良いのですが、地域全体を背負うとかではなく自分自身を背負うとかでも良いんじゃないかな、少々気負い過ぎかなと思ったり。「いろんな人生を経た人達がいて、本当は出会う機会なんかあり得ないはずの人たちがこの場で一同に会している。」というコメントは本当にそうだよなーと。
 
author:de nudge, category:live(Othersホール), 10:12
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2016/04/30 サガン鳥栖 at ベガルタ仙台
【結果】
 2-0でサガン鳥栖の勝ちでした。

【感想】
 仙台滞在2日目。この日はいい天気。朝から少しの観光がてら1時間ほど仙台の街をジョギング。朝早いのに各地で行列を目にします。アンパンマンこどもミュージアムという建物に親子が何十人か開場を待っていたり、前述のあらばきロックフェスのバス待ち、仙台サンプラザホールでは後述のモーニング娘。'16コンサートのグッズ行列などなど。

 そしてお昼に仙台から地下鉄に乗り20分ちょい、泉中央という駅に到着。駅からすぐ見える大きなサッカースタジアムに向かいます。Jリーグのサッカーを見に行きました。ベガルタ仙台の本拠地であるユアテックスタジアム仙台は初めて来ます。駅近くにあり、周りは川が流れていたりきれいな大きい公園があったりと素晴らしいロケーション。街の中にあるスタジアムといった感で良いですね。サガン鳥栖とベガルタ仙台の試合を見ました。J1の試合ひさびさに見ますが、やっぱレベル高いですね。すごくおもしろかったです。感想長くなったので続きで。
 
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author:de nudge, category:Jリーグ, 10:30
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