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2015/09/26 indigo jam unit at 渋谷JZ Brat
 前述のライブを昼間見て渋谷に移動。ビール飲みがてら晩御飯を食べた後に、大きなビルのセルリアンタワーにあるジャズクラブに行ってきました。3ヶ月ぶり3回目の大阪出身の男性4人組ジャズバンドを見ます。1日2回公演の2回目。ここのジャズクラブは初めて来ました。1回目は座席付き、2回目はスタンディングとライブ形式を分けたようです。スタンディングでも300人も入ればいっぱいなスペース。

 ピアノ、ウッドベース、パーカッション/ドラム、ドラムという編成で骨太なリズム中心に展開するジャズ曲がかっこ良い。「Roots」という曲からスタートしましたが、一発で心持っていかれますね。「10」「Rio」「Raindance」「Raindrop」など前回見た時の曲もやりつつ、新曲もいくつか持ってきました。特集があった雑誌にちなんで名付けたという「commons & sense」という曲は恐ろしいほどの早く細かいベースとドラムのからみを軸にした曲。他にもかっこ良い曲が並んでいて、それらは12月発売予定のアルバムに収録されるそう。

 ぶっといベースのリフは1曲の中ではストイックなまでに同じフレーズを繰り返すのですが、曲ごとで見ると多彩なフレーズさがあります。このベースを軸として各楽器のからみ方や間の取り方がなんともかっこ良い。2組に分かれてピアノとドラム、ベースとドラムが交互に演奏する展開のある曲(「2×2」)とかありましたが、そういったのもおもしろいです。ツインドラムでの叩き方も交互な展開があったり、ユニゾンや一方がリズムキープでもう一方が自由目に激しく叩くなど、爆発感ある場面が多々ありました。そういった中でもにぎやかな音が収束してピアノソロを固唾を飲んで聞く場面もあるなど、聞きごたえあるところがこれでもかとありましたね。
 
author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 07:55
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2015/09/26 Juice=Juice at 新宿ReNY
 ハロープロジェクト所属5人組アイドルグループのJuice=Juice。新宿ReNYで土日2日間4回公演の内の1回目に行ってきました。前回同所で見たライブは最後方でしたが、今回整理番号が最初の方だったので、早めに行って並んでステージ前2列目で見れました。

 アルバム「First Squeeze!」発売に伴うツアー。通常版が3枚組というフルボリュームアルバムなのですが、一番聞いているオリジナル曲中心の2枚目から中心にやってくれたのうれしかったですね。ほとんどの曲をやったはず。しかも全部の曲がフルコーラスというのもうれしい。シングル曲をほとんどやらずにこれだけ充実度高いライブできるのはすごいですね。アンコール含め1時間40分くらいのライブでした。印象に残っていることをちょこちょこと。

 デジロックなアレンジの「CHOICE & CHANCE」からスタート。みなさんお人形さんみたい。特に宮崎由加は一番お人形さがある感じで、顔の小ささに毎度ビビります。高木紗友希はハロコンでやっていたデコ出しの髪型を継続、宮本佳林は前髪揃えて座敷わらしっぽい(上部は編み込みをしているのでちょっと違いますが)印象の髪型になっていました。今回初めてチャレンジした髪型だそう。「この髪型をすると汗が頭皮から落ちてくる。」と言っていたので、ライブ向きでは無いのかもしれませんね。

 金澤朋子は右肩を負傷しているようで、上に上げられない状態でのパフォーマンス。恐らく動く度に痛いのだと思われますが、終始にこやかにやってましたね。なんかの曲の中でその場の即興の振付をしてメンバーとお客にまねさせるって場面があったのですが、金澤はラーメン食べたいという表現したダンス振付をしてみんなにさせてました。

 5人のボーカルがそれぞれ自信のあるものに感じられる堂々としたパフォーマンス。フェイクなんかも各自存分に織り込んでいて風格ありました。爽やかでかわいらしいシティポップスの「生まれたてのBaby Love」ではラスト部分に5人が代わる代わるフェイクを入れますが、みんないい感じ。その中でも高木のフェイクは力強さがあって、一声出すとお客から歓声が上がるのがすごい。植村あかりは後藤真希のカバー「スクランブル」でラスト部分のフェイクを一人で歌いまくります。いいなーと思える聞き心地良い声でした。

 ステージ前方にお立ち台があるのはお馴染みですが、いつもは2つくらいなのが今回は5個あって、全員のっかる場面も多々ありました。横に広いステージは良いですね。メンバーも自由に動き回っている場面もあって楽しそうでした。ボーカルで聞かせられるので、ダンス面は崩した動きも見せますが、揃えるところはきっちりと。大半の曲振付はYOSHIKO先生のようですが、やっぱり良いですね。フォーメーション的なものだけでなく、手の振りなどのユニークさ、かわいらしさ、かっこ良さがほどよく混じるダンスが良いです。「五月雨美女がさ乱れる」での笑顔で胸と肩を上下に跳ねる部分の宮本はかっこ良いなーと、今回特に印象に残りました。

 MCの内容はネットなどに書くの控えてねという発言があったので控えます。とはいえさしたる過激な発言があったわけでは無いのですが。フリートークなので、あんま後のことは気にせずしゃべりたいってことなんでしょうね。秋の食べ物と言えばをテーマに話したりとか、植村が今度出す写真集撮影時のエピソードなど語っていました。

 アルバム以外からの曲は2つで、宮崎、宮本、植村の3人でジュリン(宮本とモーニング娘。'15の佐藤優樹の2人ユニット)の「ほたる祭りの日」、金澤と高木の2人で℃-ute「悲しきヘブン」を。「悲しきヘブン」はロックモードな曲を終始ハモリ続けて歌う曲ですが、高木高音、金澤低音で歌い上げていて、力強い声聞かせてました。バックの音が切れてしっとりと2人のハモリ声で締めるラストも良かったです。

 アンコールはお馴染み「Magic of Love」「Wonderful World」の連チャン。それぞれメンバーカラーのシュシュを腕や髪に付けています。「Magic of Love」の高木の突き抜けるような長めのフェイクから宮本が「通算何回笑ったろう」と切り込んでいく場面はいつ聞いてもゾクゾクきますね。これでおしまいかと思いきや、MCはさんだ後、最後に「未来へ、さあ走りだせ!」を持ってきました。この展開最高でしたねー。音圧抑えめシンセ音がさわやかに聞けるトラックで、そこに躍動感あるメロディとボーカルではじけて終了できたの良かったです。10月にはホール公演も見に行く予定があるので、また楽しみにしたいと思います。
 
author:de nudge, category:live(Othersライブハウス), 12:06
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2015/09/23 アンジュルム at 長野 CLUB JUNK BOX
 ハロープロジェクト所属9人組アイドルグループのアンジュルム。単独ライブに初めて行ってきました。1日2回公演の2回目。

 長野には初めて行くので朝から行って観光して夕方からのライブに行きました。有名な善光寺とその裏にある地附山(「ちづきやま」と読む)のトレッキングコースを歩いてきました。長野駅から善光寺は2km弱ほどありますが、散歩にはいい感じの道。そこからの山へのトレッキングは思っていたより急でせまいルートの道などもあり、ヘトヘトになりました。ご家族連れでハイキング楽しまれているグループも結構いて、麓にある公園含めて良い場所だなーと。

 頂上は標高700メートルほどと、数字だけ見るとそれほど高くないように思えるのですが、スカイツリーより高いんですね。途中ここがスカイツリーと同じ高さですとの看板を見ると高いなーという実感が。ビューポイントから見下ろす長野の町は壮観でした。ビューポイントの看板にはなんか叫んでみましょう、と書いてあって「あかねちーん」と言ってみたくなる衝動が湧いてきましたが大人なので自重しました。山を下りて、善光寺付近での食事もはさみつつ、長野駅近くまで歩いて戻りました。5時間ほど歩いてくたくた、少々休んでからライブ会場に向かいます。

 開始の10分前くらいについたら400人ほど入る会場が満タン。後ろの方からお客の隙間越しに見る感じでライブ楽しみました。スマイレージ時代の曲をあまり知らないのですが、楽しさはそこかしこに。アンコール含めて1時間半ほどのライブで印象に残ったものを書きます。

 首から上がちょこちょこと見えるくらいで、パフォーマンスの全体像は見えないのですが、ライブハウスの濃縮した雰囲気とアイドルの持つキラキラ感が味わえるのは良いですね。MCではライブ始まる直前まで多くのメンバーは寝てたと言ってましたが、ライブパフォーマンスは全員楽しそうに笑顔でやり切っているのが気持ち良い。特に印象変わったのが相川茉穂で、口半開きでぼーっとしている印象だったのが本当に楽しそうに歌っているのが好印象。

 後方なので(かつハロプロ関連はホール以外の公演の音セッティングに弱さも感じます)ボーカルがくっきりとは聞こえ辛かったのですが、田村芽実の迫力あるボーカルや和田彩花と福田花音の安定感ある歌、中西香菜の低音ボーカルなど堪能できました。佐々木莉佳子の全身使って飛び跳ねるダンスは首から上しか見えないので味わえなかったのですが、ぴょんぴょんと飛び跳ねる躍動感は見て取れました。ただ、せまいステージだと少々心配になりますね。ステージ前方にお立ち台があって、時々そこに乗って後方のお客さんにも姿見れるようにアピールするのですが、その時手高く上げるとステージ上方の照明とかに当たっちゃいそう、と思ったり。

 「臥薪嘗胆」は何度聞いても楽しい。アンジュルムになってからのトラックはハロプロの中で一番力入っている印象ですが、この曲も高速ブラスを効果的に使っていてワクワクなります。その音に合った振付も楽しい。スマイレージ時代の曲をあまり知らないでライブ見たのですが、「自転車チリリン」とアンコールラストにやった「シューティング スター」という2曲がすごくかわいらしいミドルテンポのアイドルソングで印象に残りました。アンジュルムになってからの凝ったトラックと9人の迫力ある楽しいパフォーマンスがなんといっても好きですが、フルセットのライブではこういったかわいらしい曲が織り込まれるのは良いですね。初めて聞いた曲ですが懐かしい気持ちになれました。

 MCは一人トークコーナーというものがあり、くじを引いて当たった人が一人残って3分ほどしゃべるというもの。普段もやんちゃにはしゃいでいる田村が当たってしゃべっていました。ハロプロは人数多いので、全員揃うコンサートなどになると席が先輩優先になり足りなくなるので、後輩はこそっとトイレ行く振りしてそこで休むみたいなことをやってたりするらしい(福田が昔まだスマイレージデビュー前の小さかった頃にやっていたと先日懺悔したそう)のですが、最近こぶしファクトリーの「あるメンバー」が疲れちゃったからトイレで休もう、と言っていたのをチクっていました。このソロMCでも笑い取っていましたが、ちょっとびっくりしたのは最初の一言MCで、「ほとんどのメンバーはライブ始まる前寝てましたが、私は元気でテレサ・テン聞いてましたー。」と。現在16歳なのですが、すごい昔の曲好きですね。確か山口百恵の相当なファンとも聞きました。

 ソロ曲コーナーもあり、相川が藤本美貴デビュー曲「会えない長い日曜日」を、佐々木がモーニング娘。「好きな先輩」をカバーしてました。佐々木の「好きな先輩」は聞くの2回目でしたが、相川の「会えない長い日曜日」は曲自体も生で聞くの初めてで新鮮。相川はパワフルさやうまさまでは感じ取れませんでしたが、きっちりと良い声で歌い上げてました。この後全員で「ブギートレイン」をやっていたりとなぜかの藤本美貴の曲推しになっていました。改めて聞くとその時らしさが味わえる良い曲だなーと思ったり。

 本編最後は必殺の「大器晩成」で締め。めちゃ楽しかったのですが、フルコーラスでなくワンハーフだったのが少々残念。他の曲もワンハーフ多めだった印象ですが、単独ライブなのでフルコーラス多めにして欲しいかなと思いました。まあ1日2回公演なので、これ以上長いライブは無理でしょうし、ライブ後にお見送りがてらの握手会もありますし。個人的には握手会無しで1日1回公演で1時間45分〜2時間弱くらいやってくれるとうれしいかな、と思ったりしましたが、そうするのは(集客、稼ぎ的に)難しいんでしょうかね。メンバー忙しそうで(特に和田は翌日早朝に生放送の番組に出るので、帰った後もほとんど寝れないはず)、体力的にも厳しそうな中、めいっぱいのパフォーマンスを見せてきてすごいなーと思いました。

 あと、ライブ見ていて思ったのですが、アンジュルムと改名して心機一転で新しいファンも増えてきているでしょうし、スマイレージ時代を総括したベストアルバムを出しても良いんじゃないかなーと思いました。当時の曲そのままでも良いですが、トラック作り直したUPDATE版だと個人的にはさらにうれしいかなと。
 
author:de nudge, category:live(Othersライブハウス), 11:09
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2015/09/21 Bonnie Pink at 渋谷公会堂
 キャリア20周年となる女性シンガーソングライターのBonnie Pink。以前から機会あったら見たかったのですが、あまりフェスにも出演しなく、単独公演もチケット取れなくと。随分前の朝霧JAMでDonavon Frankenreiterが日本初ライブやった時にゲストでちょっとだけ出てきたの見たことありますが、ちゃんと見るのは初めてになります。

 バックはギターが八橋義幸、ベースが鈴木正人(Little Creatures、Orquesta Libre)、ドラムが白根賢一(GREAT3)、キーボードが奥野真哉(ソウル・フラワー・ユニオン)という布陣。ギターの方はたぶん初めてですが、他の方はそれぞれのバンドやいろんなアーチストさんのサポートでお見かけしますね。

 この日がデビュー日で20周年迎えた特別ライブとのこと。Bonnie Pinkはピンクのドレスで登場。バンドメンバーにもそれぞれピンクの何かしらを付けてもらうようにしたとのこと。白根はBonnie Pinkがデビュー3年間くらいしていた赤髪になって叩いていました。キャリアを総括するような内容のようで、そんなに熱心に音源追っていない自分も結構知っている曲ありました。3分の1くらいは聞いたことあったような。

 Bonnie Pinkと言えば、いろんなプロデューサーとがっつり組んで歌を作り上げるタイプで、自分はMitchell Froomと組んで作った「Let Go」というアルバムがとにかく好きでよく聞いていました。今回のライブでは残念ながらこのアルバムからの曲はありませんでしたが。一番組む機会が多かったTore Johanssonと作った曲はたっぷりやっていて、メドレー形式でやったり。「Heaven's Kitchen」とか当時ものすごくかっこ良い曲だなーと思って聞いてました。

 バックバンドのメンバーやメロディの感触からすると、もっとマニアック方面なアレンジを持ってきても悪くないのではと思われるのですが、あくまでもポップスな方向を全面に押し出してくるようなアレンジの曲が多い印象。それは悪いことではなく、多くのお客を引き付けられるようなライブになっていました。

 「Forget me not」という曲の途中で、なんとtofubeatsが現れ、ステージ奥のDJ台(なんであるんだろう?って思ってた)に位置してスクラッチで演奏に参加します。そしてBonnie Pink含めてメンバーがはけて、tofubeatsのみでBonnie Pinkの曲をリミックスしたものを流します。この試みおもしろいですね。Bonnie Pinkの衣装チェンジタイムも兼ねていたようで、着替えたBonnie Pink再登場。「衣替え」という曲をtofubeatsのトラックをバックに歌います。これが2人で組んで出した曲のよう。そして「Thinking of you」も最初はこの2人でやっていましたが、途中からバンドメンバーが戻って演奏に加わっていました。にしてもtofubeatsは若いのに森高千里やBonnie Pinkなどお姉さん方とも組んでやったりするのがおもしろい(全員ワーナーから音源出しているということで組みやすいってのはありそうですが)。Bonnie Pinkはtofubeatsを「若くて爽やか」と評されていましたが、森高からは「年齢の割にはちょっとフケて…」と逆の表現だったのを思い出してにやりとしてしまいました。

 デビュー当初はピアノで曲を作っていたのが、今はギターから作ることがほとんどでこの日のライブでもアコースティックギター弾きながら歌う曲がいくつかありましたね。ここ数年はアルバムを出していないようで、目下作成中とのこと。新曲を1曲だけ用意してきたということで披露していました。この日アンコールでは「半年前に結婚しました。」と報告。だまっていたそうで、バンドメンバーにもつい最近知らせたとか。客席のお祝いコールを一身に浴びて幸せそうでした。

 職人肌のポップス作家さんというイメージがあって、いろんなアレンジで音源を作り上げていますが、ライブはバンドメンバーでがっつりとコンスタントにやっているのが良いなーと思えるライブでした。
 
author:de nudge, category:live(Othersホール), 07:29
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2015/09/20 Kiko Navarro、Dazzle Drums at 表参道ARC
 今年の7月に出来たばかりだそうな、表参道駅すぐ近くにあるクラブスペースのARCに初めて行ってきました。25時から28時くらいの滞在で2組見たDJはともに初めて。オシャレ過ぎなスペース、かつ人も少な目で最初入った時ちょっとびびってしまったのですが音楽聞くの好きな人たちが集まってる感があって、居心地は良い感じ。

 最初の1時間くらいは既にプレイしていたDazzle Drumsを途中から聞きます。日本の男女2人組DJユニットでハウス基調に心地よさ、かっこ良さを持つビートを繰り出します。ビートを抜いていく所での適度な粗さがつぼでかっこ良いなーと。女性ボーカルの「I feel the power」と繰り返す曲が織り込まれていて、なんだっけなーこの曲と思ったり。気持ち良く体揺らしながら聞きました。

 続いてKiko NavarroのDJを2時間ほど聞きます。スペイン出身の男性DJで初めて名前を知りました。序盤はシンセの持続音などハウスな要素ありつつ、いろんなビートを入れ込んで変化させてきて、一発で乗れたDazzle Drumsとは違いちょい耳が合わなく体の揺れと合いきれなかったのですが、1時間弱くらいからアフリカンなビートとボーカルなものを入れてきて、そこからキラキラ感と深海の奥底に行くような音が合わさったようなハウスが全面に出てきて気持ち良く聞けました。
 
author:de nudge, category:live(WALL&WALL), 08:35
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2015/09/19 モーニング娘。'15 at ハーモニーホール座間
 前述のライブ終了後品川から座間に移動します。この日から始まるモーニング娘。'15秋ツアー。1日2回やる公演の2回目になります。一般発売チケットでかろうじて1階席後方の立見席が取れて行ってきました。発売日はフジロックに行ってた日で朝グリーンステージの芝生に寝っ転がりながら、(はた目にはのんびり寝転がっているように見えても)必死にチケットぴあにつながれーと願いながら取った記憶が。

 1階客席最後方ということもあって、隙間越しにステージが見える程度だったのですが、ライブのすごさは堪能しました。セットリスト知らない状態で見ると、次この曲かーみたいな驚きがあって良いですね。春ツアーと同じく最近の曲を中心としつつも、過去18年間という長い歴史の中からいろんな曲をセレクトしてきて、セットリスト組んだようなライブでした。覚えていることをつらつらと。

 (長くなり、もろにやった曲書いてもいるので続きの形式で)
 
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author:de nudge, category:live(ハーモニーホール座間), 05:42
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2015/09/19 アンジュルム at 品川インターシティホール
 ハロープロジェクト所属9人組アイドルグループのアンジュルムが7月に出したシングルの発売イベント。DVD付きシングルを買うと応募券がついていて、応募すると抽選で当たる30分ほどの無料イベントです。どうしても行きたい人は何枚も買って応募すると思われるので、1枚だけだとめったに当たらないですね。珍しく当たってこの日3回行われる1回目に行ってきました。

 去年秋に同会場でモーニング娘。'15が行ったイベントに行ってますが、その時はDVD収録もあって客席にPAがありましたが、この日は会場備え付けの方でやっていました。まー音は悪くライブ向けの会場では無いなーと。無料なので文句を言える筋合いでは無いですが。もう次のシングルの準備を始めている段階だそうで、新曲発売イベントっていうとちょっと違和感があるそうです。また、次のシングルは「とにかくかっこよい(竹内朱莉より)」ものだそう。

 イベントは5曲歌うのとちょっとしたクイズコーナーがあるというもの。数日後単独ライブに行く予定があるので、個々の楽曲の感想はそちらで。1曲だけ初めて聞く曲があって(「女ばかりの日曜日」)、スマイレージ時代の曲のようですが、一聴ではそんな好みには入らなそうですが、かわいらしい曲。

 クイズコーナーは勝田里奈が司会で4字熟語(アンジュルムが今年出しているシングル「大器晩成」「臥薪嘗胆」にちなんで)の意味をみんなで当てるというもの。「手前味噌」「窮鼠噛猫」という2つ出てきて、みんなでなんやかんや言ってました。勝田の司会がぐだぐだで、会話の飛びまくっている感がすごい。3期メンバーが会話に入る余地が無く、かろうじて相川茉穂が話を振られて一言だけしゃべってましたが、佐々木莉佳子と室田瑞希は一言も発して無かったような。「窮鼠噛猫」って窮鼠猫を噛むとして覚えてましたが、4字熟語なんですね。「きゅうそごうびょう」と読むそうです。

 リーダー和田彩花が「みなさんの前でライブやるのひさびさですね。(もう秋ツアー始まっているのでそうでも無いのでは?とメンバーと客席からツッコミ受けてましたが)」「ライブはやっぱり楽しい。5曲だけだと短いですね。」とコメントしてましたが、パフォーマンスと合わせてそれが表情に出てるのも良いですね。
 
author:de nudge, category:live(Othersホール), 10:47
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2015/09/12 渋谷モンパルナスvol.2 at 渋谷WWW、GARRET、CYCLONE
 ギター/ボーカル、ベース、ドラム、キーボードの男性4人組バンドであるオワリカラ主催の3会場同時進行のフェス。オワリカラは去年のあらばきロックフェスで見て感激ひとしおのライブでまた見たいなと思っていました。

見たのはKidori Kidori→DE DE MOUSE→ふくろうず→カラスは真っ白→SuiseiNoboAz→オワリカラという順。全てフルで見ました。各バンドの持ち時間が45分ずつとフェスとして味わうには短すぎず長すぎずいい時間割と思いました。順に感想を。


 Kidori Kidori
 ギター/ボーカル、ベース、ドラムの男性3人組で初めて見ます。激しい曲、歌い上げ曲など男らしさ満面さを感じさせる曲を繰り出します。モヒカン頭で笑顔が叩くドラムの風情が良い感じ。序盤の2,3曲はラウドロックな面がありつつ、ボーカルとメロディはアイリッシュパンクな感じがあるのがおもしろいと思いました。リズムはアイリッシュパンクとは違うものなのに、その噛み合わせがおもしろいというか。


 DE DE MOUSE
 バックにドラムなどがつく編成で過去見たことありますが、ソロのパフォーマンスは初めて、PCやキーボードなどを使いながらオリエンタルなメロディを軸にしたダンスミュージックを繰り出します。笑いと煽りがほどよく混じるヘンテコMCもはさみつつ、ロックフェスにダンス曲をぶつけてくるのが良いですね、ほどよく乗れるビートが楽しい。ロックフェスの層に寄せた要素とかを曲の中には入れ込まず、ストイックさがあるのが好感。縦にジャンプしながらキーボード弾く場面が多々あったのですが、よく弾けるなーと。


 ふくろうず
 女性キーボード/ボーカル、男性ギター、男性ベースの3人組。ライブではサポートにドラムがついた4人編成で見るのが6年ぶり2回目となります。しっとりとした歌、80年代シンセポップ風なもの、キュートなロックテイストなものなどを歌います。ラスト「ごめんね」まで畳みかける終盤3曲くらいの流れが好印象でした。


 カラスは真っ白
 上記3組は一番大きな会場となるWWWで、ここで移動して(徒歩30秒)GARRETという小さなライブハウスに入ります。初めて行く会場で、初めて見る女性ボーカル/ギター、男性ギター、男性ベース、男性ドラムの4人組を見ます。名前自体も初めて知るバンドでどんな音を出すかも知らずに臨みました。まずは男性3人が登場。笑顔満面でステージ前に立ってアピールしてから演奏開始。細かいカッティングギターやブリブリベース、タイトなドラムと好みな音。どんなボーカルがやってくる(男性だと思っていた)のかなと思っていたらひらひらのドレスっぽい眼鏡をかけた不思議ちゃんなイメージを持つ女性が登場して囁くような感じで歌います。一聴だと噛み合わせ悪いような気がするのですが、これがなかなかの良い聞き味。歌とリズムとのからみが良くて楽しく聞けました。パブロック、ファンクやソウルなど黒い音をふんだんにいれこんだポップ曲をロックモードもありつつかわいらしく楽しくやってる感がおもしろいですね。


 SuiseiNoboAz
 GARRETと同じビルにあるCYCLONEというライブハウスに移動します。こちらは随分昔に一回だけ来たことあります。ここで正式メンバーがギター/ボーカルのみでサポートにギター、ベース、ドラムがつく4人編成のバンドを見ます。初めて見ますが、名前は聞いたことありました。ジリジリと積み重ねるリズムに高揚していくような2つのギター音が重なって、そこに朴訥さと絶叫を織り交ぜた(Number Girl時代の向井秀徳とも印象が重なる)歌が感興を誘います。聞いていておーとなれる瞬間がいくつもありました。特にベース音がつぼでした。


 オワリカラ
 ラストはWWWに戻って主催者兼トリのオワリカラを見ます。最初の「踊るロールシャッハ」からとびきりのビートロックをかまして熱く聞けます。左利きでギターを弾くボーカルもぐっとくるもので良いです。ベース奏者は昼間から飲んでいたそうですが、ぐるぐる回りながら弾いたり、片足立ちで弾いたりと酔っていてそんなことできるの?というくらいアグレッシブな立ち回りを見せます。キーボードもコーラスの他に煽りや、激しいアクション交えてファンキーなフレーズ弾いたりとフロント3人の立ち回りが激しいのですが、それを支えるドラムがすごい。ぶっとばすリズムの曲はどれだけ奔放に3人が立ち回ろうと叩きまくるドラムビートがある限り、曲として成立させるってな気合っぷりを感じました。それが一番すごいのが終盤でやった「ガイガンガール・ガイガンボーイ」という曲で、ギターは背中に抱えて弾いたり歯で弾いたり、ベースは腹筋しながら弾いたり、ギターとベースがかわるがわるキーボード奏者の椅子とキーボード自体に足をつけて弾きまくったり(よくキーボード壊れないなと)、キーボードを抱えて上に投げたりしながら弾いたりと音出てないんじゃないかという場面が多々あるのですが、そんなジャンクさを高揚させていく手数の多いドラムがものすごかったです。そんな激しさもありつつ、激しい曲の合間やラストにミドルテンポな歌い上げの曲も織り込んだりしていましたが、そのメロディや演奏っぷりもつながりがある感じで好みでした。
 
author:de nudge, category:festival(Others室内), 09:09
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2015/09/11 Juice=Juice at 新宿ReNY
 ハロープロジェクト所属5人組アイドルグループのJuice=Juice、アルバム「First Squeeze!」発売とデビュー記念日(この日の2年前にデビューしたそう)ライブに行ってきました。アルバムをCD販売元のポニーキャニオン(ハロプロはCD製作を自社系で行っているが販売は大手レコード会社に委託している。委託先が複数ありそれごとにレーベルが分かれている)から直接購入すると先着でこの無料ライブが行けるということで速攻申し込んで予約取りました。1日2回公演の2回目に参加。

 場所は新宿西口オフィス外のビル2階にあるライブハウスで初めて来ます。「レニー」と読むそう。こんなところにライブハウスあったんですね。800人のキャパで客席が円型のスタンディング。随分昔仕事で来てた時期ありますが、懐かしい。1階がロイヤルホストでしたが、昔はSizzlerだったような。入場時に本人確認を行う形式でスタッフがたくさん。ライブハウススタッフさんだけで足りる人数とは思えなく、恐らくレコード会社の方が担当されていたように思われます。

 ライブは1時間がっつりと踊り歌いまくるというもの。異常な回数(1年半くらいで220回の単独公演を目指しているとか)のライブを重ねてきているということで盤石と思える素晴らしいライブでした。数日前急性扁桃炎にかかって仕事を休んでいた植村あかりもこの日は無事復帰。

 ひさびさに聞く「背伸び」から始まる意外なスタート。「First Squeeze!」は通常盤が3枚組というボリュームで1枚目がこれまでのシングルベスト盤、2枚目が最新シングルとオリジナル曲を集めたもの、3枚目がハロプロの過去曲カバー盤というもので2枚目中心に来るかと思っていました。どうやら通常の単独ライブとは違う曲も入れ込んでいるよう。そうゆうのはうれしいですね。選択肢が多くなったということもあるのでしょうが。

 2枚目のオリジナル中心盤はいろんなタイプの王道歌謡曲を揃えたもので、通しでウキウキと聞けるものです。なんとなくこの通しで聞ける歌謡曲感が個人的には小沢健二の「LIFE」を思い出したりするものでした(曲感は全然違いますが)。スタンドマイクで歌う「愛・愛・傘」は、チャゲ&石川優子の「ふたりの愛ランド」を思い出すようなフレーズでしっとり感で色付けを変えてきたようなもの。5人とも良い声を持ってますが、それぞれのソロボーカルの良さも堪能できる曲です。

 リズムが強い曲の「CHOICE & CHANCE」と「Girls Be Ambitious」の連続は会場の弾ける感が最高でした。「Girls Be Ambitious」はJETの「Are You Gonna Be My Girl」を思い出すようなギターリフがロック感あって、その中でかわいらしく歌う(歌詞はメンバー自身の性格を現したものが多い)のが楽しいですね。「続いていくSTORY」はしっとりと歌い上げるバラード。ラスト近くの宮崎由加と植村の2人のボーカルがいい感じ。

 と、この辺は恐らく最近の単独ライブでもやっている曲で、この日ならではと思われるのが1枚目収録されている過去シングル曲の「初めてを経験中」「裸の裸の裸のKISS」「ロマンスの途中」辺り。自分がJuice=Juiceに興味を持ったのが、「イジワルしないで 抱きしめてよ」と「初めてを経験中」の曲が収められているシングルからで、この2曲は本当に好きですね。この日やった「初めてを経験中」も洋楽の古めなポップス感ありながら、それを彼女達らしい声とダンスで表現しているのがすごくおもしろい。ラストでやった「ロマンスの途中」はデビュー曲でいつ聞いてもかっこ良いです。途中お客交えて拍手を細かく打ったりする場面があるのですが、その辺も目新しいなーと初めて聞いた時思いました。

 まだ2周年かーと思いながらも彼女達にとってはいろんなことがあった2年のようで、最後の方のMCではそれぞれ思いのたけを少々長めにしゃべっていました。各々まっすぐな感じで語りますが、言葉足らずで変な感じに伝わってしまう植村と高木紗友希のしゃべりをニコニコと見守りつつ、さりげなくフォローする宮崎と金澤朋子の大人な対応も良いですね。ザ・アイドルな風貌と歌、ダンスを見せる宮本佳林と合わせて良い5人組だなーと。また月末にここで彼女達のライブ見る予定があるので、楽しみにしたいと思います。
 
author:de nudge, category:live(Othersライブハウス), 13:22
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2015/08/29 安藤裕子、Salyu at OTODAMA SEA STUDIO
 鎌倉駅から徒歩20分くらい由比ヶ浜まで歩くとある夏限定のライブハウス。去年は安藤裕子とスキマスイッチとの対バンライブを見ましたが、今年は安藤裕子とSalyuとの対バンです。「夏の終わりに 2015′」と名前がついた公演名で、この夏はあちこちライブ巡ったので、個人的にも締め感があるライブでした。

 オープニングアクトで2組。去年も出ていた桐嶋ノドカと佐藤嘉風がそれぞれ3〜4曲ずつ。桐嶋ノドカはこの日唯一ギター、ベース、ドラム、キーボードのフルセットでのライブで気合を見せます。佐藤嘉風は初めて見る男性ソロシンガーで、ヨシノリと読むそう。キーボードをバックにギター弾きながら歌います。ハッキリとした声でミドルやスローな曲を。詞に「横浜ThumbsUpで…」とライブハウス名が出たのがおっと思いました。濃い顔立ちで安藤裕子とSalyuの両おねえさまからは、「インド人さん?沖縄出身?」と一様に言われ、「いえ、岐阜県出身です。。」と申し訳なさそうに回答したそう。

 そしてSalyu登場。salyu×salyuでのパフォーマンスは何回も見てますが、ソロのSalyu名義では初めてライブ見ます。ギターとキーボードの2人を連れてですが、なんとも豪華。キーボードが小林武史(Mr.Childrenのプロデューサーなどで有名)で、ギターが長岡亮介(ペトロールズ)。長岡は自分のバンドのみならず、椎名林檎や星野源のバックなども務めている売れっ子ギタリスト。1曲目がHolly Cole Trioの「Calling You」のカバーという意外なスタート。そこからはオリジナル(Salyuの曲をほとんど知らないのでたぶん)を6曲ほど。曲によりリズムボックスからリズム出しつつの演奏です。4人の声を突き詰めて歌の世界を作り上げるsalyu×salyuもすごいですが、ソロでも力強い。2曲目にやった曲で、長岡はフィードバックノイズ含みの音を交えつつリフを積み重ねていって、それに相乗するようなSalyuのフェイクがすごかったです。

 ラストは安藤裕子。こちらもギター、キーボードの2人がバックで山本隆二、山本タカシのお馴染みコンビ。「海原の月」から始まり、去年のスキマスイッチとの対バンきっかけで生まれた曲の「360°サラウンド」など7曲ほど歌います。こちらもカバーがあり、Carpentersの「I NEED TO BE IN LOVE」。恐らく2人とも洋楽有名曲を1曲ずつカバーしようと打ち合わせていたんでしょうね。良い感じに歌い上げてました。ラストは「問うてる」で元気よく締め。「ラーラララー」とお客に歌わせるのも良い締めとなっていました。

 アンコールはSalyuと安藤裕子のデュエット。2曲カバーを用意していました。まずは小林武史がキーボード弾いてのMy Little Loverの「Hello Again 〜昔からある場所〜」。なかなか反則なカバーですね、びっくりしました(小林武史は元My Little Loverのメンバー)。2人寄り添うように歌っていて、1人がサビ前までのパートをソロで歌い、サビをハモリ気味に歌うという構成。良い声の重なり具合と思いました。囁くように歌う安藤の声と、パワフルさがあるSalyuの声とのマッチ加減が予想以上に良かったです。そしてラストは安藤裕子バックの2人が参加してのキリンジの「エイリアンズ」。この曲歌っている途中で、おーと曲名が分かりました。先週キリンジ(現KIRINJI)のライブを見たのですが、この曲はやらなかったので、なんかちょうど良いな、と思ったり。
 
author:de nudge, category:live(Othersライブハウス), 22:08
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