- 2015/08/26 モーニング娘。'15 at 池袋サンシャイン劇場
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2015.08.29 SaturdayBS-TBS企画で10日間に渡ってハロプロメンバーがいろんな企画にするクールジャパン〜道(DOU)〜。その初日に行って来ました。この日はかつてTBSでやっていた音楽番組ザ・ベストテンをモーニング娘。'15のみで行うというベストフィフティーンという企画。
15位から順に曲名を発表してそれをモーニング娘。'15が歌うという趣向。ステージ左脇には番組と同様に出演者が登場する回転扉があって、そこからメンバーが毎回出て来ます。歌い終わったらすぐ引っ込んで、また登場、、なんてコントっぽくておもしろい。曲は夏にちなんだモーニング娘。の曲ということで、夏を感じさせる曲や夏の時期に発売した曲をやっていました。3分の1くらいは今のメンバーで初めて見る曲。劇場ということで全員座っての鑑賞。お客の熱量も普段のコンサートと変わらないものでありつつ、じっくりと歌を堪能できたプレミア感ある公演でした。2時間フルセットのライブになっていて、多くの曲がフルコーラスというのもうれしかったです。
鈴木香音は目が結膜下出血になったということで眼帯つけています。激しいダンス曲では脇に位置してのパフォーマンス。あれ、自分も随分前に一回なったことあるのですが、目全然痛くないんですけど、真っ赤なので見た目気持ち悪いんですよねー。お大事に。
司会はTBSアナウンサーの安東弘樹と林マヤ。林は(ザ・ベストテンの司会だった)黒柳徹子っぽい格好をして安東とやり取りしていました。安東は久米宏的な役割でしたが、司会をそつなくこなす方に力をおいていましたね。自由な発言をする林に安東がツッコミ、、というよりはなだめる的な会話で会場の笑いを取っていました。さすがの司会ぶり。安東アナはハロプロ関係とどの程度仕事したことあるのか分かりませんが(この日ゲストで出てきたこぶしファクトリーの広瀬彩海とは仕事したという話が出てました)、「ファルセットきれい」「ダンス激しい」「みなさん体力ありますねー」と感心することしきりだったような。
客席にはコレオグラファー(振付師)のYOSHIKO先生がいました。恐らくこの日の公演のステージング演出されていたんでしょうね。確か新曲が別の方担当ということで、彼女の振付あってこそ興味持った自分としてはちょい寂しさを持っていたのですが、この日姿を見て一安心。ステージは奥行が無いので、立ち位置が変わっている曲も多くあり、その辺も指導・演出していたのではないかと。考えてみれば、他の人が作ったダンスをこうやってライブ時にアレンジしたりするのも担当することになるんだなーと考えてみれば当たり前なのかもしれませんが思ったり。
15位の「でっかい宇宙に愛がある」からいきなりうれしかったですねー。メンバーカラー基調の浴衣姿で登場。みなさんかわいらしい。そして9期メンバーの4人で歌った「真夏の光線」、鞘師里保と小田さくらで歌った「ふるさと」、譜久村聖が歌った「せんこう花火」なんてめちゃくちゃ懐かしい。今は(ダンス激しいこともあるのか)ハモリを生で聞かせることはあまり無いのですが、「真夏の光線」はハモリ聞かせてましたね。一人で歌うということでめちゃくちゃ緊張していた譜久村のソロはすごく良かったです。声が安倍なつみボーカルの曲に合っているのかも、という印象でした。
その後衣装チェンジを頻繁に交えつつ歌っていました。番組形式なので、ほぼ毎曲で歌う前に司会とおしゃべりコーナーがありますが、テレビ番組っぽいやり取りしてましたね。佐藤優樹は自由な振る舞いをしていろいろかき乱していましたが、林と安東のフォローもさすがで笑いにつながる良いやり取りができていました。10期メンバーの4人で「シャボン玉」を歌ったのですが、その登場時はまーやかましい、ってな感じでワイワイ感あって良かったです。
今年の春ツアーでも歌った「サマーナイトタウン」はその時歌った7人(9期メンバー+佐藤を除く10期メンバー)で登場しました。石田亜佑美が「6人で、、」と人数間違って言ってしまいザワついた後で、生田衣梨奈が「生田のここ空いてますよ」とオードリー春日のマネをしたコメントをしていたのはその場では全く受け取れていませんでしたが、自分はよく出てきたなーと感心しました。その後も生田は会話をつなげるコメントを所々に入れ込んでいたの良かったです。
ランキングの合間に「本日のスポットライト」ということでこれまた番組と同じコーナーやっていました。つばきファクトリーとこぶしファクトリーが登場してそれぞれ新曲を一曲ずつ。モーニング娘。'15も今月発売したシングルの3曲全部(6位〜4位ということで)やっていました。さらにラスト2位と1位はコンサート定番曲の「わがまま 気のまま 愛のジョーク」「One Two Three」をフルコーラスで。どちらも夏に発売したそう。
そういえば「わがまま 気のまま 愛のジョーク」と同じ盤に収録されている「愛の軍団」にはまったのが再びモーニング娘。のコンサート行くきっかけになったのですが、あれからまだたった2年しか経ってないんですね。なんかこの日もこの一回だけのためにここまで準備してくるかーと感心しながら見てたんですけど、ほぼ毎日のようにあれこれ働いているので、活動の密度が高いですね。しかもどんどんかわいくなっていって、特にこの日小田さくらと佐藤優樹が随分キレイになったなーと思って見てました。
- 2015/08/23 Hello! Project 2015 SUMMER at 中野サンプラザ
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2015.08.26 Wednesday2週間前に引き続きハロープロジェクト所属のアイドルが揃うコンサートを見ました。この日1日3回公演ある1回目(朝11時半開始)に行きました。この回はCHALLENGERという名前がついた回で各アーチストが2〜3曲立て続けに歌ったり、ダンス部、アクロバティック部、MCコーナーでの小話等、DISCOVERYよりは落ち着いていろんなものを見たり聞いたりして楽しめるような構成になっているかな、という印象でした。好みとしてはひたすらライブライブなDISCOVERYの方ですが、こちらも楽しみました。
1階席後方で背も小さいこともありダンス部とアクロバティック部はガッツリと見れず、メンバー全員把握できませんでしたが、すごさ楽しさは感じ取れました。ダンス部はこの回は宮本佳林(Juice=Juice)とポニーテールのメンバー(たぶん稲場愛香(カントリー・ガールズ))のキレすごいなーというのが印象的でした。アクロバティック部はみんなすごいなーと思う中、メインの生田衣梨奈(モーニング娘。'15)の前宙やバク転2連発をドキドキしながら見ました。すごいなーと思うとともにバク転2連発の場面は心臓に悪かったです。
他、ライブなど感想は過去書いたものと似たような感じになってしまうので、今回書き方をちょい変えてみました。続きで。
- 2015/08/22 NATURAL FOUNDATION Presents Return of“SUMMER CAMP”〜Gen Tamura 60th Anniversary Party〜 at 日比谷野外音楽堂
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2015.08.25 Tuesday60歳を迎えたスティールギター/スティールパン奏者である田村玄一の還暦を祝うパーティーとなるライブが日比谷野音で。今年初めて日比谷野音に来ました。ステージの向こうにヘンテコな形のビルがあったと記憶していましたが、無くなってしまいましたね。
まずは田村玄一が一人で登場して挨拶。そしてスティールギターのソロ演奏。晴れた日比谷野音のスティールギターの音が気持ち良い。そこから彼が参加している様々なバンドが登場します。3〜4曲ずつやり、さらにその中でゲストボーカルが参加するという形で進められます。延べ3時間に渡るライブ。直前には体調を崩してたらしい田村ですが、この日は終始元気に演奏してました。というかこれだけ様々なバンドに関与していること自体のすごさもありますし、ぶっ続けに演奏する体力もすごいよなーと。合間にはセットチェンジもあるのですが、その間はMCと田村と各バンドから一人とで軽いトークをはさんでいました。
登場したバンド・ゲストを順に書くと、、
青山陽一the BM’s(ゲスト:コーラスで真城めぐみ)→堀込泰行(ゲスト:1曲メインで片平里菜)→LITTLE TEMPO(ゲスト:1,2曲メインでSANDII)→LONESOME STRINGS(ゲスト:3曲メインで中村まり)→竹中直人(シークレットゲストとして1曲)→KIRINJI(ゲスト:1曲メインでビューティフルハミングバード)
と多種多様。
LITTLE TEMPO、KIRINJI、SANDII、ビューティフルハミングバード辺りは過去ライブ見たことありますが、他の方々は初めてですね。個人的にはなんといっても田村玄一と言えばLITTLE TEMPOで、何度もライブ見ているのですが結構ひさびさだったのでうれしかったですね。野音に響くスティールパンの音が気持ち良い、ノリノリで聞いちゃいました。サンディーが加わってのコラボ曲は田村とのデュエットみたいになっていて、それもまた楽しい。田村玄一がLITTLE TEMPOに参加するようになったのは、元々レゲエバンドで特にスティールパン奏者はいなかったLITTLE TEMPOに、レコーディングでスティールパンの音を加えることになって呼ばれて録音した後で、TICOに「スティールパン教えて」と頼まれて教えたところから、流れでバンドにも加わることになったという。
初めて見るバンドではLONESOME STRINGSが一番印象的でした。ギター(シカラムータのメンバーでもある桜井芳樹)、コントラバス(この日青山陽一the BM’sとKIRINJIにも参加していた千ヶ崎学)、バンジョー(パスカルズのメンバーでもある原さとし)、スティールギター(田村玄一)という4人編成のインストバンド。1曲目のインスト曲がもうすごくはまりました。各楽器がリズム、ドローン、ソロパートをほどよく交えつつ役割分担を替えつつ、一曲の中で静かに変化させて進んでいくような心がシンとなるような曲、聞き入りました。その後、中村まりが加わっての3曲も良い感じ。フォーク、トラッド、ブルースなどの感覚が入った声と演奏が良いマッチングっぷりでした。
ラストはメンバー全員ステージ上がってのGrateful Deadの曲のカバー。「Touch of Grey」という曲で各バンドのボーカルがかわるがわるメインボーカルを担当する形で歌われた曲はいいですね。初聞きながら良い曲だなーと。会場の大きな拍手に包まれて田村玄一は丁寧に礼を繰り返し、退場しました。この場に入れて良かったなーと思えた3時間でした。
- 2015/08/15,16 Summer Sonic(二日目) at 幕張メッセ、マリンスタジアム
- 2015/08/15,16 Summer Sonic(初日) at 幕張メッセ、マリンスタジアム
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2015.08.22 Saturday幕張メッセとマリンスタジアムなどを使っての複数ステージ(主要ステージだけでも8ステージある)で繰り広げられる恒例の夏フェス。土日2日間あって今年は両日とも参加でまずは初日。幕張メッセ内の導線が動きやすいものとなっていて、カウントダウンジャパン並みにゆとりのある空間になっていました。数年前までのサマソニとは段違いの快適さ。年々拡大を続けているからこそできるんでしょうね。
見たアーチストは以下です。カッコが無いものはフルで見ています。
WOLF ALICE→SLAVES→MARMOZETS(最初の20分ほど)→CIRCA WAVES→MACKLEMORE & RYAN LEWIS→THE JON SPENCER BLUES EXPLOSION→THE CHEMICAL BROTHERS→Baio→THOM YORKE
CIRCA WAVESとTHE JON SPENCER BLUES EXPLOSION以外は初めて見るものばかりでした。順に感想を。
- 2015/08/09 Hello! Project 2015 SUMMER at 中野サンプラザ
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2015.08.12 Wednesdayハロープロジェクト所属のアイドルが揃うコンサート。この日1日3回公演ある3回目に行きました。DISCOVERYという名前が付いた回で7月の札幌で見た時と同じパターンの回。これまで体調不良、ケガ等で欠場者が何人かいたようですが、この日は無事全員揃います。札幌で欠席だった鞘師里保(モーニング娘。'15)の元気な姿が見れて何より。歌声がほんと好きですねー。
セットリストは基本的に同じですが、4曲ほど入れ替わりがありました。つばきファクトリーは初のオリジナル曲「青春まんまんなか」。アレンジはハロプロ曲をいくつか手掛けているCMJKで、他の曲と比べてよりテクノな面を押し出しているような印象。この路線でつばきはやっていくのかなと思いました。混合ユニットは鈴木愛理(℃-ute)、和田彩花(アンジュルム)、鈴木香音(モーニング娘。'15)、田口夏実(こぶしファクトリー)の4人でメロン記念日の「赤いフリージア」のカバー。この曲ライブで聞くの初めて。好きな曲でメロン記念日がMUSIC STATIONに出てこの曲歌ったの覚えています。共演者の宇多田ヒカルがメロン記念日の衣装を「かわいい、かわいい」ってずっと言ってたなーと。
アンジュルムは札幌で特別に歌った「嗚呼 すすきの」に替わって「乙女の逆襲」。踊り含めてくせになる感じで好きですね。こちらもアレンジはCMJK。こぶしファクトリーは「念には念」に替わって「ドスコイ!ケンキョにダイタン」という新曲を。相撲取りな振付がやり過ぎな感じでおもしろいです。そしてこの曲よりさらにもっとおもしろいのが「ラーメン大好き小泉さんの唄」。ダンス☆マン手掛けるアレンジにヘンテコでポップな振付がすごくマッチ。強烈なおもしろさとかっこよさ、かわいさを備えているダンスが軸になった曲で、会場の盛り上がりもすごかったです。
一発で強烈さと楽しさを感じた「ラーメン大好き小泉さんの唄」と比べて、まだ消化しきれないのがモーニング娘。'15の「Oh my wish!」。ダンスメンバーとボーカルメンバー分かれる曲ですが、あまり混じらないので視点がどちらかにしか行きません。鞘師復帰後初めて見ることもあって(鞘師がいる)ダンスメンバー中心に見てしまって、その激しい踊りにすごさを感じながらも、あれ、これってダンス部?と思ってしまうくらいシングル曲っぽさを感じ取れませんでした。MUSIC JAPANというテレビ番組収録の時に見た「Oh my wish!」ではもうちょっとメンバー混じったフォーメーションもあったりした気がするのですが、記憶違いかしら、、と。もっと曲を聞いて馴染んでくるとおもしろみを感じ取れる曲になってくるのかなーと。
それと比べてモーニング娘。'15のもう一個の新曲「スカッとMy Heart」は夏だなーとこの季節にぴったりな軽妙なファンクが心地良くて一発ではまりました。ウキウキと聞けますね。ダンス含めた印象では同系統の「The 摩天楼ショー」の方が良いかなと現段階では思いますが、この曲も聞きこんだりMV何回か見てからどんどん馴染んでいくかと思います。
Juice=Juiceの「生まれたてのBaby Love」はスタンドマイク使っての曲。アルバム「First Squeeze!」のDisc2からの曲ですが、このDisc2にあるオリジナル曲はどこか懐かしさを感じる耳馴染みの良いメロディ、アレンジとボーカルの組み合わせが良くて全部良い感じに聞けますね。この曲も軽快なシティポップス、ソウル風味なアレンジが聞いていて心地良いです。この日はこの曲の宮崎由加のボーカルが特につぼでした。
この日のコンサートでは鞘師と生田衣梨奈(モーニング娘。'15)が隣り合うことが多くて、コンビで踊る「Oh my wish!」はもちろん、「ブスにならない哲学」「Wonderful World」でも隣同士。またなんかの曲でひな壇座っていたのですが、それも隣同士でした。この二人が特に好きな自分としては、うれしい光景でした。
おまけです。
- 2015/08/08 Rock In Japan at 国営ひたち海浜公園
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2015.08.11 Tuesday先週に引き続きRock In Japanを見ます。2週連続の土日に開催と4日間の開催でその3日目。先週行った時と異なり、暑さも多少やわらいで曇天なことも多かったので、比較的に楽に過ごしました。また、この日はどうしても見たいというものは無く、同行者の見たいものに付いていって多少傍観者な気分で見ました。先週は一人で行って、体力まかせに見たいものをあれこれ見て疲れ果てたこともあったので、今週は楽に見ると決めていました。
見たアーチストは以下です。カッコが無いものはフルで見ています。
新山詩織→見田村千晴→植田真梨恵→Rihwa→ねごと(ラスト3曲ほど)→家入レオ→チームしゃちほこ(10分過ぎからラストまで)→宇宙まお→BUMP OF CHICKEN
夏バテモードということで、個々の感想は今回は割愛です。印象に残ったのを少々書くと、、
チームしゃちほこは、去年のカウントダウンジャパンで見た時よりもヒップホップ的な要素の曲が多かった印象。スタンドマイク使った曲のダンスがすごく良かったです。ソロで歌うメンバーに集まってあれこれするダンスが楽しい。別の曲では側転するメンバーがいたりとアクロバティックな面を見せていてダンスの多彩さを見せていました。そしてラストのRip Slymeのカバー「Joint」はかなりはじけて聞いちゃいました。
BUMP OF CHICKENは2002年のRock In Japanで見て以来11年ぶり2回目に見ます。ベース奏者が小型キーボードで弾いたりサンプリング音を流す場面もありましたが、基本的には変わらないギター×2、ベース、ドラムによるシンプルに聞かせるロック。正直な印象ではアレンジ面のおもしろさはあまり感じられず、今回見ていないですがこの日出演している同系統なバンドのLAMP IN TERRENの方が演奏面では聞き入ることが多くておもしろいかなと思ったりします。ただボーカル藤原基央の声と曲が真っ直ぐ届くもので、それを最大限に生かすにはこのアレンジなんだという心意気で演奏しているんでしょうね。曲ほとんど知らなかったのですが、声に合った良いメロディだなーと感じ入ることが多々ありました。
- 2015/08/05 LITTLE CREATURES at 渋谷WWW
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2015.08.10 Monday3年ぶり6回目くらいに見るLITTLE CREATURES。彼らのライブを見始めたのが、アルバム「NIGHT PEOPLE」発売時くらいで今回そのアルバムの再現ライブをやることを直前に知って、行ってきました。これ見逃してたら後悔してたなーと思うくらい素晴らしいライブでした。会場は椅子が用意されていて、ゆったりと聞けました。
基本ギター/ボーカル、ベース、ドラムの編成でベースは多くのシンガーソングライターのサポートをする鈴木正人ですが、「NIGHT PEOPLE」についてはギター/ボーカルの青柳拓次のアイデアで「キーボードのみでベース禁止」。フェンダーローズのみで演奏するのですが、低い音が出ないので低い音のみ出る小型フェンダーローズ(The Doorsが使っていたものと同じとか)を買って、右手通常のフェンダーローズ、左で小型フェンダーローズという弾き方でチャレンジしたそう。さらにドラムスティックはブラシのみ、ギターはアコースティックギター一本と隙間が生まれやすい音でアルバム全曲構築したというのがおもしろく、当時よく聞いていました。このアルバム発売からもう10年経つんですねー。
アルバムを曲順に。1,2曲目「Night People」「Turquoise Sea」は当時のライブでも良く聞いていた曲でした。「Turquoise Sea」はアルバムの中で一番好きな曲で、フェンダーローズのリズミカルな単音から始まり、そこにドラムがユニゾンで被せてきた後にはずれて細かいドラムビートが続き、ブレイク後にギターの軽快な刻みから歌が始まるというイントロ部分が何度聞いてもつぼ。このアルバムはすごく演奏が難しいそうで、何度もMCで言っていました。「Four In The Morning」では鈴木正人とドラム栗原務の2人が長めのコーラス的な歌を歌う場面があって、難易度高い演奏の上で声を出し続けるのが辛そう。終わった後お互いに「大変だったね。」みたいなことを言ってました。
さらに「曲が進むに連れてゆったりする、眠くなるかもしれません。」とのこと。8曲目の「Sun Dance Round The Tree」は心地よいリズムで聞けるので、そこは割かし弾けるポイントだったかと思いますが、確かにどんどん森の奥に入り込んでいくように曲が進んでいく印象ありました。端正な音の重なりは聞きどころ多くて、一個一個の楽器音の響きとともに堪能しました。ここの会場の音の良さもライブの素晴らしさに貢献。
全曲終了でアンコールでは「NIGHT PEOPLE」前のアルバム「Future Shoking Pink」から「House of Piano」と「Mosquito Curtain」を。ここで鈴木はベースを手に持ち、「やっぱ安心しますね」と弾きます。ただフェンダーローズも使っていて片手でベース弾きながら、もう一つの手でフェンダーローズを弾いたりと器用なことを聞かせたりも。
ダブルアンコールまであり、1曲歌って終了。ちょっと他では味わえない感触の演奏をするバンドでまたライブ見たいですね。今度活動25周年を迎えるので新しいアルバム制作するかもみたいな発言があったので、楽しみにしたいと思います。
- 2015/08/02 Rock In Japan at 国営ひたち海浜公園
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2015.08.09 Sunday茨城県ひたちなかにある大きな公園で6ステージ設けられて、そこに日本のバンドを集めた大型野外フェス。去年に引き続き行きます。2週連続の土日に開催と4日間の開催でその2日目。なんと1日6万人も動員しているそうで、国内最大のフェスなのではないでしょうか。
見たアーチストは以下です。カッコが無いものはフルで見ています。
きのこ帝国→℃-ute→大塚愛(残り3曲ほど)→木村カエラ→安藤裕子→tricot→REBECCA(1曲目途中から)→MISIA
全員女性ボーカルのアクトでした。それぞれ感想を。
きのこ帝国
女性ボーカル/ギター、女性ギター、男性ベース、男性ドラムの4人組で初めて見ます。そんなに声量は無いですが、不思議と通る声でミドルテンポ主体のアレンジにも合っていました。インスト部分はギターロックモード全面に押しだしたようなアレンジもあったりします。その部分は轟音と呼ぶには一歩手前なアレンジで、振り切れない抑制された音は意図的なものでしょうか。ギタートラブル(弦が切れた)で、ギター変えている間もドラムのリズムを挟みつつMCを入れるなど、暑い中で間を作らないように工夫していたのが夏フェス慣れしているのかな、と思えました。
℃-ute
ハロープロジェクトに所属するアイドルグループ。カウントダウンジャパンには過去2回出演していますが、こちらのフェスは初めての出演だそう。アイドルあまり見たことないお客さんも多く集まり、登場時に「みんな、かわいい」「アイドル、やべー」みたいな声が上がります。バンドものやシンガーソングライター系の方でもかわいい、キレイな方たくさんいらっしゃいますけど、衣装、表情、メイク、振る舞いなどかわいく見られるための研鑽を積んできた風貌というんでしょうか。華やかさがありますね。リーダーの矢島舞美は雨女として有名ですが、さすがにめったに雨降らないRock In Japanは快晴の元のライブになりました。35分で9曲を詰め込む、しかもアッパーな曲ばかりという暑い中でかなり強気なライブは快心の出来だったのではないでしょうか。最初の「悲しきヘブン」で鈴木愛理、岡井千聖の歌うまさに感心でき、その後の曲では手とか上げたりしやすいものが多かったので初めて聞くお客さんも反応しやすい。歌のうまさでは他の3人なんですけど、個人的には中島早貴、萩原舞のベターっとしたのど声ボーカルがくせになる感じで好きで、なんの曲か忘れちゃいましたが、2人でユニゾンで歌う部分がつぼでした。萩原はセリフ部分や煽りなど大きな声出しする部分がいくつかありましたが、そこできっちりと歓声が上がります。自分も℃-uteの曲そんなに知らないのですが「Danceでバコーン!」は一聴でおもしろい、印象に残る曲だなと思いますね。曲の流れには合わず唐突に入る部分の「ジャッジャッジャー」がギターを弾くまねのような振付とともに記憶に残りやすい。ラスト「JUMP」でお客さんはねまくりで大団円なラストを締めることもできました。
大塚愛
初めて見る(去年安藤裕子とスキマスイッチとの対バンでちょい飛び入り参加したのは見ましたが)シンガーソングライター。ギター、ベース、ドラム、キーボード、管楽器×2という編成で歌います。ちょこっとだけしか聞けなかった限りの印象ですが、ジャズ、ボサノバ風なものなど曲により印象が変わるアレンジに沿って声の調子も変えつつポップスを歌うような感じでした。
木村カエラ
個人的にお馴染み、今年だけで3回目に見る木村カエラ。ギター、ベース、ドラム、キーボードのメンバーも含めてお馴染みですね。最初はバンドメンバー登場せず、木村とくるりの岸田繁が登場します。岸田のアコースティックギターに合わせて「奇跡」という曲をしっとりと歌っていました。後で知ったのですがくるりの曲のカバーだそう。そこからバンドメンバー登場して後はドカンと盛り上がる曲を中心に繰り広げつつ、ラストはスローな新曲で締める展開でした。「You」をこの場で聞けたのがうれしかったですね。2006年のRock In Japanでこの曲聞いて興味持ったので、それが無かったらたぶん木村カエラのライブ積極的に見ることは今も無かったかもしれないので。お客の中に℃-uteの矢島、鈴木、中島の姿も見えました。楽しんで聞いてらっしゃっていて何よりでした。
安藤裕子
こちらもお馴染み、安藤裕子。ギター、ベース、ドラム、キーボードのバンドメンバーはキーボード以外はちょこちょこ替わりますが、今回は去年のRock In Japan出演時と同じメンバーですね。スキマスイッチが提供した新曲からスタートし、伸びやかに大きなアクション交えて歌います。お客さんも単独の時と違い、サビ部分で反応良く手振りあげたり、さすがフェスのお客さんノリがいいなと思ったり。この日は声の調子悪かったようで、時々かすれてしまう場面もありますが、ライブはミスよりもいかにいい瞬間を多々作り出すかが勝負とばかり、声を張り上げて歌う様が良いですね。スローな曲中心ながら今回も堪能しました。
tricot
さらにこちらもお馴染み、ギター/ボーカル、ベース、ギターの女性3人組バンドtricot。サポートのドラム山口美代子(Detroit7)もお馴染み。「爆裂パニエさん」で開始し、「99.974℃」で締めるライブはいつ聞いても最高で、変拍子交えダイナミズム溢れるロック曲は熱く聞けますね。そしてラスト前にやった「庭」はサンバで踊りまくるユニークな曲で、tricotのこれまでの曲からは異色な方になるかと思いますが、フェスに持って来いな盛り上がりを見せるこの曲を入れて来るのは良いですねー。
REBECCA
1980年代中心に活躍した女性ボーカル、男性キーボード、男性ドラム、男性ベースの4人組で初めて見ます。見る機会あると思いませんでした。ライブメンバーとしてギターとパーカッションが加わった6人編成でライブします。若いお客が多いこのフェスですが、このライブはどこから湧いてきたんだろう(人のことは言えませんが…)というくらい年齢層が高かったです。1曲目途中から会場入ったのですが、その時歌ってたのが「LONELY BUTTERFLY」で懐かしいなーと。アレンジも80年代そのまま、ど真ん中な感じ。ボーカルもパワフルさ維持していて、変に崩さず忠実に歌うのもアレンジに合っていました。聞いていて、あれ?今2015年だよねーと確認したくなるほど子供時代のモードに戻ってしまいました。「フレンズ」「MONOTONE BOY」「RASBERRY DREAM」など知ってる、知ってるーってな曲やってくれました。夕暮れ時のライブだったんで、後「MOON」も聞きたかったなーと。
MISIA
REBECCAに引き続き2番目に大きいステージのLAKE STAGEのトリMISIAを見ます。こちらも初めてでそんなに曲知らないですが、以前からライブ見てみたかったなーと思っていたので、今回念願でした。そして感激するところ多々あるライブで非常に素晴らしかったです。ギター×2、ベース、ドラム、キーボード、コーラス×3というバンドをバックに「陽のあたる場所」から開始。ソウル色満面なボーカルが迫力、心地よさ、伸びやかさなどいろんな面を感じさせつつ響きます。ステージを左右動き回り、お客にアクションを訴えかけ盛り上がりを促すとともにボーカルを堪能しまくりました。なんかの曲途中でJACKSON 5の「I Want You Back」も入れ込んだりして、そういった小技も良いグルーブ感の中で展開されていたのに感じ入るところ多々。そして唯一スローな「Everything」はかなりぐっと来ましたね。野外に響くキレイな声は染み入りました。そこからアンコールの「つみ込むように…」まで大団円に向かって突き進むように上げていく展開も良かったです。
- 2015/08/01 カーネーション at Billboard Live TOKYO
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2015.08.07 Friday過去出したアルバムを曲順通りに演奏するライブ企画があるのをたまに聞くのですが、そういったものに初めて参加しました。ギター/ボーカル、ベースの男性2人組バンドで以前から機会あれば見たいなと思っていたバンドでした。1日2回ある公演の2回目。
バンド編成は、2人の他にギター、ドラム、キーボード、コーラス×2、サックス/フルート/パーカッションと8人編成。ギターとドラムは脱退した元メンバーで、ドラムの矢部浩志は安藤裕子のバックやControversial Sparkで見たことありますね。端正と言いたくなる叩き方が好きです。コーラスの内のお一人の鈴木桃子はCOSA NOSTRAの元メンバー。カーネーションもそうですが、当時はまだ学生でほとんどライブ行ったことなく東京にも住んでいなかったので、彼らの音楽をテレビやラジオなどで憧れ目線で聞いていたような。
そして当時カーネーションの「It's a Beautiful Day」が好きで、その曲が収録されているアルバム「a Beautiful Day」の再現ライブということで、これはいい機会とチケット取りました。ライブ開始。軽快な「Happy Time」、スティールパン(ライブではキーボードで近い音を再現)の音が気持ちいい「市民プール」、そしてカッティングするギターとポップなキーボードのフレーズの組み合わせがウキウキとする感じで、そこに渋さのある声で楽しいメロディが歌われる「It's a Beautiful Day」と良いですね。
そこからラストの「世界の果てまでつれていってよ」までいろんな曲を楽しみました。本編ラストは「It's a Beautiful Day」のカップリング曲、アンコールは1階のお客総立ちで「懐かしめな曲」と言っていた曲を2つやって一際な盛り上がりをして締めを飾りました。インスト部分はサイケな感覚もあったりと、今を見据えたようなかっこ良い場面もありましたが、総じてあの時の感覚を再現する方を重要視していたような印象でした(普段のライブモードを知らないのでたぶんですが)。もう20年前ということで、それ聞くとそんな昔なんだーと驚くのですが、あの時の空気感を生で味わえて良かったです。