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2015/07/23-26 Fuji Rock Festival at 苗場スキー場
 3日間+前夜祭、苗場の山で繰り広げられる大規模野外フェス。今年は主要5ステージの内の1つオレンジコートが無くなり、他のステージも1日の出演を1組ずつ減らしていたりと縮小化された印象のあるフジロック。実際に行ってみたらその分余裕がある感じで過ごせて、結果良いサイズダウンだったのかしらと思いました。のんびり感もありつつ、各ステージのお客さんの集まり具合も良かったような。

 楽しい3日間(+前夜祭1日)でした。個々に見たバンドの感想も今後書いていきたいですが、特に自分がはまった、良かったなー、すごかったなーというものを列記して今回は終わります。
(順不同)ペトロールズ,RUDIMENTAL,ハンバート ハンバート,GALACTIC featuring MACY GRAY,Jim 0'RourkeとGaman Gilberto,BENJAMIN BOOKER,FKA twigs

 出演アーチスト、スタッフ、いろんな音楽を貪欲に楽しむお客さんに感謝しつつ、来年もまた楽しみにしたいと思います(いつまで行けるやらですが…)。
 
author:de nudge, category:festival(Fuji Rock), 07:25
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2015/07/20 MUSIC JAPAN(テレビ収録) at NHK HALL
 北海道3日目、ようやく観光らしい観光をちょろっとします。札幌から千歳まで電車で移動。そこからバスに乗り支笏湖に行きます。散歩してごはん食べた後、レンタサイクルで23kmの道を千歳駅まで目指します。3分の2は自転車専用道路が整備されていて漕いでいてすごく気持ち良い。片道乗り捨てが可能で千歳駅のサイクルステーションに返却した後、新千歳空港から羽田に夕方到着。そこから渋谷に直行してNHKが所有する大きなホールに向かいます。初めて行きました。

 NHKが手掛ける音楽番組の収録。コント番組LIFE!のイベントも含めて何回か応募したことあるのですが、全く当たらず応募多そうだから無理なんだろうなーと思っていたら今回初めて当たりました。3500人以上入るという会場は大きい。番組収録に行くことが初体験で少々ドキドキ。座席はその場でランダムに決められるようで2階席の真ん中辺りの席になりました。

 まだこれからの放送なので、放送終わってから追記します。

(2015/08/24追記)収録感想です。
 
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author:de nudge, category:live(Othersホール), 12:01
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2015/07/19 JOIN ALIVE at いわみざわ公園
 5年前から北海道・岩見沢で開かれている夏フェス。初めて行きます。2日間開催の2日目に行って来ました。フジロック一週間前に開催されるのが恒例で、過去にはフジロックの洋楽出演者がちょこちょこ出ていたりしたので今回もあるのではという期待と、前日行ったハロープロジェクトコンサート出演者が流れて一組くらい出演するのかなという期待があったのですが、ともに見事にはずれ。後者は淡い期待だったのですが、前者は結構期待してました。それでものんびりと楽しみました。

 札幌から電車で40分くらい、そこから15分くらいバス待って、15分くらいで現場到着。遊園地内にステージが4つあります。メインステージとなる野外音楽堂はよみうりランドの音楽堂を思い出すようなすり鉢状のステージ。オーソドックスな造りの野外ステージが2つで内、一つは思いっきり遊園地の中にあるので、通常の遊園地客が遠巻きにライブ見るとこも可能。もう一つは巨大なサーカス小屋でここがおもしろいステージでした。遊園地内のフェスということで富士急ハイランドで開かれた第一回目のSUMMER SONICを思い出しました。

 見たのは、LAMP IN TERREN→Gacharic Spin→私立恵比寿中学→Galileo Galilei→くるり→MINMI→浜端ヨウヘイ→GLIM SPANKY→indigo la end→YOSHII FUNK Jr. 簡単に感想を。


 LAMP IN TERREN
 去年の年末COUNTDOWNJAPAN以来2回目に見るギター、ベース、ドラムの男性3人組。前回もかなり好印象でしたが、今回も良いですね。溜めのあるリズムに奥行のあるギターがうまいことからむ浮遊感ある演奏に、がらっぱちなボーカルで良いメロディを歌い上げているのがつぼ。


 Gacharic Spin
 去年の年末COUNTDOWNJAPANでほんのちょっぴりと見たことありますが、ちゃんと見るのは初めてなギター、ベース、キーボード、ドラム、ダンサー×2という6人組女性アイドルバンド。カラフルで派手な衣装をまとっての登場です。珍しいのはメインボーカルをドラムとキーボードが取ることと、ダンサー専属のメンバーがいるところでしょうか。とにかくアゲアゲな曲の連発で、最初にやった曲はダンサーがひたすら腿上げしているという。演奏者も隙あらば腿上げしていてかなりパワフル。キーボードもアクション大きく弾いたかと思えば、前に出てきてダンサーに加わったりと。MCを務めるかわいらしい丸顔をしたベース奏者の心意気あふれるしゃべりもかっこ良い。


 私立恵比寿中学
 3年ぶり2回目に見る8人組女性アイドル。ひまわりのかわいらしいドレスを着ての登場。かなりの売れっ子のようで多くのお客さんが。3年前よりも格段にダンス、歌がうまくなっていて成長がすごいなーと。3曲目辺りにやったビックバンド風なアレンジの曲と、その次にやったテレビで見たことある「ハイタテキ!」という曲がおもしろかったです。「ハイタテキ!」は日本のダンスロックなバンドがやりそうなサビで二文字区切りで歌う部分が印象的。この曲を手掛けたのは元JUDY AND MARYのTAKUYAだそうです。自分の聞いていた位置のせいかもしれませんが、リズム強いアレンジではボーカルがやや聞こえ辛かったのが少々残念。ハロプロのインストアイベントものでも感じるのですが、カラオケからの音出しと野外ステージの相性は悪いんですかね。


 Galileo Galilei
 去年の年末COUNTDOWNJAPAN以来2回目に見るギター、ベース、ドラムの男性3人組。サポートに男性ギターがついた4人編成。前回は女性コーラスがついていたのですが、今回は不在。ツインボーカル的な歌がいい感じだったのですが、今回そこはカラオケからコーラス出していたよう。サーカス小屋ステージの後方は椅子席がたくさんあってそこで座って見ていたのですが、少々ウトウト。


 くるり
 9年ぶりくらいに見るバンド。ギター/ボーカル、ベースの2人が固定メンバーで後は入れ替わりがしょっちゅうあるので、現在どのメンバーが正式でどのメンバーがサポートか分かりませんでしたが、この日は5人編成。ギター×2、ベース、キーボード、ドラム。ドラムはmabanuaでした。最初はドラム抜きで2曲。バンジョーを使ってMUMFORD & SONSスタイルな印象の曲を。その後はドラム加わってオーソドックスなロックバンドの演奏。今までくるりのライブはあまりつぼに入ったことなく、この日も同様の印象だったのですが、大人な風情のライブはまったりと楽しむには持って来い。そして「ばらの花」はいい曲ですねー、つい口ずさんじゃいます。


 MINMI
 初めて見るレベエ、ヒップホップスタイルの女性シンガー。サーカス小屋のステージが満杯。開始30分くらい前には入場制限かかっていたのではないでしょうか。DJ×2、コーラス×2、ドラム、ダンサー×2という編成をバックに期待渦巻く中登場します。ダンスホールレゲエスタイルで個人的にはあまり馴染み無いタイプの音楽なのですが、すぐに乗れるような煽りやダンスが楽しい。歌も力強く歌いあげる場面を効果的に入れつつ、歌をじんわりと聞かせるのではなくあくまでもお客とのノリの共有の方に重きを置いていて、エンターテイメントに徹したステージングが素晴らしかったです。


 浜端ヨウヘイ
 初めて見る男性シンガーソングライター。ソロでのパフォーマンス。ギターによる弾き語り3曲、キーボードによる弾き語りが2曲。山崎まさよしとも印象が重なるブルースな面をふんだんに入れた歌とじんわり聞かせる歌の2つのタイプを使い分けていました。ブルースなノリはギターでリズムガシガシと聞かせてお客に手拍子を求めてと一人ででも楽しい空間を演出していました。


 GLIM SPANKY
 女性ボーカル/ギター、男性ギターの2人組でライブはベース、ドラムが付いた4人編成。オーソドックスなブルースロックを軸にかっこ良いなと思わせるひっかかりのあるボーカルがのっかるという印象。Janis Joplinの「Move Over」のカバーもありました。映画の主題歌も作ったり、来週のフジロックにも出演と何かと推されているバンドのよう。


 indigo la end
 ゲスの極み乙女。のギター/ボーカル川谷絵音が手掛けるもう一つのバンドで、初めて見ます。ギター/ボーカル、ギター、ベース、ドラムの男性4人組で、ライブでは女性コーラスが2人付きます。ゲスの極み乙女。は凝ったアレンジと飛び道具的な煽りや演出があり、また他メンバーのキャラが濃すぎて川谷が一番地味かもという印象がありましたが、こちらのバンドは川谷を主役に置いて彼の歌をきっちりと聞かせるといった印象。情緒的な歌をいかにもなアレンジで聞かせます。バンドと全然関係ないのですが、セッティングするスタッフに長身のキレイめな女性の方がいらっしゃってどこかで見たような。どこかのライブハウスのスタッフだった気がしたのですが、indigo la end専属になったのでしょうか。


 YOSHII FUNK Jr.
 元THE YELLOW MONKEYのボーカル吉井 和哉のソロ。ファンクモードでの名義だそうで、Bee Gees「Stayin' Alive」に合わせて登場。ボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムの5人が登場しますが、全員アフロヘアー。かつら付けてですが、ベース奏者は一人だけ生アフロ。ペトロールズのベースの方で長身な佇まいと弾きっぷりがかっこ良い。そして一曲目がピンク・レディーの「ウォンテッド (指名手配)」のカバーというのもおもしろい。スターな風格とボーカルは魅せて聞かせますねー。曲はあまり知らないのですが恐らくソロ名義とTHE YELLOW MONKEYの曲をやっていたのかと思います。ガンガンリフ弾きまくるギター軸に横ノリメインで楽しい。アンコールは自分でも知っているTHE YELLOW MONKEYの「LOVE LOVE SHOW」で大盛り上がり。良い締めでした。


 途中からひざが痛くなって帰りは足引きずりながらでした。たった一日でここまで痛くなる老化っぷり。来週(と書いてますがこのブログ書いている日に出発です)のフジロックが思いやられますね。。
 
author:de nudge, category:festival(Others野外), 11:01
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2015/07/18 Hello! Project 2015 SUMMER at わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)
 前述のライブ終了後、宿にチェックインして先ほどの会場から交差点を挟んで斜め前にあるホールに向かいます。ハロープロジェクト所属のアイドルが揃うコンサート。DISCOVERYという名前が付いた回です。

 この日はつばきファクトリーの谷本安美がケガで、モーニング娘。'15の鞘師里保が体調不良で欠場。鞘師はハロプロで一番好きなメンバーで、会場入る時の貼り紙で初めて知ってちょいショックを受けたのですが、ライブはものすごく楽しかったです。ハロコンでは過去最高に楽しかったと断言できるほど。1階席の真ん中辺り。女性客が多く自分の前後左右は全員女性で、四方3メートル見回しても女性比率が高かったです。

 MCはほとんど無しでひたすらパフォーマンスに終始した2時間。とにかく熱中、興奮し体を揺らして爽快感ありましたねー。50人以上がステージにずらっと揃うのは圧巻、目が20個くらい欲しいなーと思いました。この日よく見たのはモーニング娘。'15の石田亜佑美とJuice=Juiceの金澤朋子でした。以下、印象に残ってることをだらだらと書いていきます。

 メンバーが去年からかなり変化があって新しいグループが今年で3つ(カントリー・ガールズも新規としてカウント)出てきたこともあるのか、各グループ気合入っていましたねー。これまではベテラン勢はどこか余裕のある振る舞いに感じられる場面が多かったのですが、今回はそういったことも感じられず、どのメンバーも全力感ありました。ダンス部では℃-uteの中島早貴が一番激しく踊っていた印象ですし、カントリー・ガールズの嗣永桃子も大人な声をかわいらしい楽曲にうまいことはめつつ、「わかっているのにごめんね」という曲ではおばあちゃんの羽織着て、おばあちゃんヘアーのプレートを持って疑似的におばあちゃんの格好になったりとユニークな面を見せたりと。具体的な場面を書けないのですが、ももち(嗣永の愛称)はやっぱすごいなーと思うところが多々ありました。ちょっとした表情、仕草、歌い方とかが良いですねー。

 つばきファクトリーはまだグループ作られたばかりということもあるのか、オリジナル曲は無し。森高千里の(正確には南沙織ですが)「17才」は聞くとウキウキなれますね。アレンジも森高千里バージョンから少々変えている印象で、今を見据えて過去曲のトラックを作り変えてライブやっているのは良いですね。岸本ゆめのはポニーテールが似合うスレンダー、色黒なスタイルで、スポーティーな感じがする外見がハロプロでは珍しいタイプと思いました。

 こぶしファクトリーは披露した「念には念」「ラーメン大好き小泉さんの唄」ともにドスの聞かせた声を効果的に入れつつ、こぶしをガンガンに振るあくが強くて縦ノリ一直線なモードがおもしろい。「ラーメン大好き小泉さんの唄」はシャ乱Qのカバーですが、こちらもアレンジ変えてきてますね。浜浦彩乃はこの日唯一あったMCコーナーで司会のまこと(シャ乱Q)と少しトークしてました。スタッフから「浜ちゃんはアンドロイド説があるのですが。」みたいなことを言われていて、当然に本人は否定していました。8頭身以上あるんじゃないかというくらいにスタイル良く、目がくりっとしていて、笑顔がやや固まっている感じがアンドロイド感あるのかなーと。

 Juice=Juiceは一週間前に初のアルバム「First Squeeze!」を出して長丁場の単独ツアーを回っている最中ということもあるのか、自信満々、風格あると言いたくなるくらいのパフォーマンスでした。歌のうまさではハロプロ一番のグループと言って良いのではないでしょうか。「First Squeeze!」は通常版がなんと3枚組というボリュームで、聞きどころ満載。その中のアルバムオリジナル曲「生まれたてのBaby Love」「CHOICE & CHANCE」をこの日披露してました。ともに良いですね。特に「CHOICE & CHANCE」はThe Chemical Brothersの「Setting Sun」を思い出すようなデジロックなアレンジをうまいこと歌謡曲として歌えるように仕立てて、そこにかっこ良いメロディを乗っけていてテンション上がります。Juice=Juiceメンバーの歌力もあり、この日聞いた各メンバーの新曲群の中では一番つぼに入った曲でした。金澤はこの日シャッフルユニットで℃-uteの岡井千聖、モーニング娘。'15の佐藤優樹、こぶしファクトリーの井上玲音、つばきファクトリの岸本と「C\C(シンデレラ\コンプレックス) 」という曲を歌っていましたが、歌のうまい岡井、佐藤を相手にしてもうまいなーと思える力強いボーカル聞かせていました。

 アンジュルムは北海道という場もあるのか「嗚呼 すすきの」をやってました。イントロ鳴った時の歓声がすごい。「私、ちょいとカワイイ裏番長」では一人すげー頭振っているメンバーいるなーと思ったら佐々木莉佳子でした。毎度あれだけ振ってるんでしょうか、貧血起こしちゃいそうと思ってしまいました。秋に卒業を控えた福田花音は最後のハロコンということもあるのか、℃-ute、嗣永、和田彩花とそれぞれと歌うメドレーを。℃-ute、Berryz工房、スマイレージ(アンジュルムの前までの名前)の曲をそれぞれ。「最初、自分は単なるオタクだった」という福田はそれぞれのグループで好きな思い出曲を選んだというところでしょうか。スマイレージのデビュー曲「夢見る 15歳」を和田と二人で歌っているのを見て、安倍なつみがモーニング娘。卒業前の最後のツアーで、飯田圭織と二人で「モーニングコーヒー」歌ったのを思い出したのですが、そのオマージュにもなるんでしょうか。

 モーニング娘。'15は8月に出るシングルから2曲披露していました。未だ前のシングル曲「青春小僧が泣いている」にはまっていて、もう次のシングル出るんだーという感じなのですが、4ヶ月ぶりというのは普通のリリース間隔のよう。「Oh my wish!」はアンジュルムの「七転び八起き」と同じくダンスチームとボーカルチームに分かれるという編成。ダンスチームが譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師、石田の4人でこの日欠席の鞘師を除く3人中心に見ていました。つんくが作詞と作曲、大久保薫が編曲とお馴染みのコンビで作り上げた曲は悪くないんだと思いますが、初聞きではそれほど印象に残らず。ダンスもボーカルメンバーとのからみが「七転び八起き」ほど無くて、こちらもまだつぼに入らず。譜久村と石田、生田と鞘師の2人1組で踊る振りが多いようですが、鞘師がいないため生田は1人の踊り。恐らく当日鞘師の欠場が決まったと思われるので、この日急遽踊り考えてやったものだと思われるのですが、筋肉質っぷりをアピールするようなパワフルさを感じられる良い感じの振付でした。

 そしてもう一つの新曲「スカッとMy Heart」。こちらは一聴で良いなと思える曲でした。ファンクアレンジをベースに爽やかに歌うのが良い。横ノリでウキウキと聞けました。また間奏で生田が片手側転を2連発する場面があって、おーっとなれます。これテレビでも披露して欲しいですねー。「青春小僧が泣いている」はとにもかくにも好き。リズムを全面に押し出したアレンジ、ダンス、メロディで、繰り返されるフレーズがところどころに入れられる歌詞のみでポップ性を保つといった曲構成が最高です。

 ℃-uteは4月に出した新曲の「The Middle Management〜女性中間管理職〜」「我武者LIFE」を披露。「The Middle Management〜女性中間管理職〜」では中島、荻原舞がそれぞれ鈴木愛理と組んで歌う場面があるのですが、そこの鈴木の相手の声をサポートするように歌うのが良いですね。ソロでも存分に聞かせる声を持つ鈴木が控えめに歌う技が味わえる部分がお気に入りです。「我武者LIFE」はライブでは初めて聞きます。正直あまり好きなタイプの曲じゃないなーという印象だったのですが、ライブだと印象変わりますね。楽しそうに歌う℃-uteメンバーとタオルを振り乱して応えるお客との空間が幸せ感溢れてました。

 全員で歌う℃-uteの「Danceでバコーン!」では一部メンバーが通路席に登場します。その状態で「ジャッジャジャー」と歌う部分をひたすら繰り返してみんなでヘッドバンギングするコーナーがあったのですが、これは楽しかったですね。なんかテーマパークでお客巻き込むタイプの演出に近くて、今までのハロコンでは無かったものと思いました。

 ラストはJuice=Juiceの「Wonderful World」をみんなで歌って締め。こちらも一部メンバーが通路席に入り込んで、お客と合唱。「我武者LIFE」と同じく曲単体で言うと好みには入らない方なのですが、ライブという場で聞くと幸せ感に包まれて素直に良いなーと思えます。MCがほとんど無くひたすらライブライブな構成は楽しすぎましたね。曲終わりの挨拶後メンバーがステージから引き上げるのですが、一番最後に残ったハロプロリーダーである℃-uteの矢島舞美がコメントをせずにっこりとわらって一礼して下がるのもかっこ良すぎ。また夏は2回ほど行く予定があるので楽しみにしています。

 ライブに気を取られていて食事どこに行くか何も考えていず。昼と夜それぞれ半年前に札幌に来た店と同じところに行きました。夜行ったベアレンヴァルトというビアホールは値段ちょい高めですが、ビールと食事ともに美味しく、店の中でディープハウスやソウルなどブラック感覚たっぷりの曲がずっと流れているのがすごいつぼでした。酔うとしゃべることがあまりできなくぼーっとしてしまうタイプの自分には音に浸れて幸せと思ったり。その中でJanet Jacksonの「Got Til It's Gone」のすごくかっこ良いカバー曲が流れていたのですが、誰がカバーしてるんだろうと気になりました。
 
author:de nudge, category:live(Othersホール), 23:53
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2015/07/18 Chazz(SAPPORO CITY JAZZ Ezo Groove 2015) at SAPPORO MUSIC TENT LIVE
 3連休北海道に行ってきました。観光ちょびっとでライブ三昧。まずは北海道・札幌で7月から8月にかけて2ヶ月間開かれているジャズフェスに参加しました。

 さっぽろテレビ塔に近い大通公園の中に作られた巨大テント、2階立てで800人以上は入れるであろう、テーブルもあるジャズクラブで平日は夜、土日は昼と夜それぞれライブが開かれます。また7/18,19は街のあちこちで無料で見れるジャズバンドの演奏があったり、8月最終週の土曜には札幌芸術の森という所にある野外ステージで複数アーチストが出演するライブがあったりとかなりの規模。しかも出演者が結構豪華でした。昼間散歩してた時に無料ステージにたまたま出くわしてちょびっとだけライブ見ましたが、街中に生バンドの演奏が聞こえるってだけでなんかうれしいものがあります。

 この日昼出演のChazzというバンドのライブを見ました。女性シンガーROCOという方と、ピアノトリオであるH ZETTRIOが合体して作られた4人組バンド。H ZETTRIOは公式プロフィール上では違う人としているらしいのですが、全員PE'Zのメンバーのよう。この日の夜の部は彼ら単独名義のライブがあるそうです。

 メンバー登場します。カラフルなかわいらしい衣装を身にまとったROCOと、それとは対比的に全身黒の衣装を身にまとったH ZETTRIOの3人。鼻にピエロみたいな赤、青、黄の付け鼻を付けての登場です。ピアノ、ウッドベース、ドラムといった編成。ドラムセットはオーソドックスなものかと思いますが、立ったままでの演奏です。

 Chazzというバンド名が「チャイルド、チャーミング、おもちゃのちゃちゃちゃ、お茶の『チャ』にジャズを加えたもの」ということらしく、CMや童謡など耳馴染みがあるメロディにオリジナルの歌詞を付けてうたうという子供にもジャズを親しんでもらえるようなことを目指しているよう。高音中心にうまいと思わせつつかわいらしさ満面に聞こえるボーカルに、変幻自在に合わせつつ楽しそうに演奏するスタイルがおもしろいですね。お子さん連れのお客さんも結構いましたが、終始踊りっぱなしのお子さんもいました。

 やった曲で覚えているのは、キューピー三分間クッキングのテーマ曲、フォークダンスの曲、第九、ネスカフェゴールドブレンドのCMでやっているメロディなどなど。聞いているだけでウキウキなれますね。1曲だけROCOのソロ名義でやっている曲を歌っていましたが、そこは世界が変わり大人が味わうジャズ曲になっていて多彩さも感じられました。2曲ごとくらいにやっていたMCからも4人の楽しさが溢れている感じで良いです。ピアノのH ZETT Mもステップ踏みながら弾いたりとノリノリ。リラックスして楽しめた1時間15分ほどのライブでした。
 
author:de nudge, category:festival(Others室内), 23:43
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2015/07/12 ザスパクサツ群馬 at ジェフユナイテッド千葉
【結果】
 2-1でジェフ千葉の負けでした。

【感想】
 テレビではたまに見てましたが現地では今シーズン2回目の観戦になります。フクダ電子アリーナのバックスタンドでのんびり観戦。シーズン開始はハイプレスサッカーがはまって好調な出足でしたがボランチ佐藤勇人の負傷きっかけでつまずき、負けがこんできて佐藤勇人復帰後もいまいちな調子なまま夏を迎えました。この日は途中加入の新戦力を抜擢しましたがうまくいかなかったです。

 千葉はシーズン開始から続けている4-5-1のフォーメーション。GKはシーズン途中からレギュラー奪い返した岡本、DFは左から田代、富澤、キム・ヒョヌン、金井。左サイドバックレギュラーの中村は負傷のようで田代が代役。3日くらい前に横浜マリノスから加入発表があった富澤がいきなりの先発。ボランチは不動のパウリーニョ、佐藤勇人。不安定極まる攻撃陣はMFが左から谷澤、町田、ネイツ・ペチュニク、FWはこれまた3日くらい前に川崎フロンターレから加入発表があったアン・ビョンジュン。

 群馬がオーソドックスな4-4-2。ゾーンで守るカウンター型のチームでラインコントロールうまくいけば千葉相手には一番有効な戦術と思えます。守備時の相手との間の取り方が素晴らしく、またボール奪った後のカウンターが見事でした。

 試合は千葉がボールを支配する展開ですが、これが群馬がわざとそうさせているのではと思えるほど全然千葉のペースに見えませんでした。開始10分くらいこそ、右サイドのネイツと金井ががんがんに群馬DFにけしかけて攻めたてますが、徐々に群馬が対応してきます。ネイツと金井はヘディングが強く浮き球の競り合いに勝てて、そこから有効な攻めたてをしようと試みますが、そこからもう一歩が攻められない。群馬は足元だったら1対1でも勝てると判断したようで、千葉が後方で回す時には千葉攻撃陣との間を空けて足元へのパスを通させた後に、近寄ってボール奪取するやり方に変えたように見えました。裏さえ取られなければ後ろ向きにボール持たせても全く怖くないと。

 そして群馬が中盤でボールを頻繁に奪えるようになります。千葉は攻撃時、ボランチのどちらかがセンターバックの間に入って3バック形式になりボールを動かします。両サイドバックがかなり高い位置に張るのですが、中盤でボール奪われた時の決め事が無いのか、実質一人になるボランチではどうしようもない印象。がんばってサイドバック自身が帰るくらいしか手が無いようで、全力で戻った時に群馬攻撃陣と1対1を強いられてもそりゃ突破されることはあるよねーといった感じ。前半取られた1点はきれいに左右に振られたカウンターを千葉の選手が後手後手になり決められてしまいました。

 後半も同じような展開だったのですが、パウリーニョに替えて佐藤健太郎投入の采配が当たり、同点に追いつきます。中村欠場によりこの日セットプレーのキッカーを務めていたパウリーニョですが、全然チャンスを作れず。交替した佐藤健太郎がキッカーを務めたセットプレーが見事に決まりました(佐藤健太郎のキックからキムがヘディングで折り返しネイツがヘディングで押し込んだ)。ここのシーンでバックスタンドに向けてガッツポーズをして観客を煽る佐藤健太郎がかっこ良かったですね。応援しなきゃと鼓舞されました。

 ここから千葉優位のペースに、、全くならず千葉の後方でもボール回しがばたついたところを群馬が奪い取り、MF吉濱が見事なミドルシュートを決めて勝ち越してそのまま逃げ切りました。ネイツ以外の攻撃陣は不調、まだFWアンはおしいシーンも作りだせていてこれからの期待持たせていましたが、町田と谷澤はほとんど機能せず。特に谷澤は後ろ向きにボールもってのボールキープ以外には何もできず、前向きでのボール持った時にたついてあっさりボール取られるシーンが何度も。大人しく見ているバックスタンドのお客さんがその判断の遅さに「遅い」と声が揃ってしまう時もありました。ネイツ、谷澤の両サイドが1対1でドリブル仕掛けられないというのはかなり厳しいなーと思いました。ネイツはまだワンツー狙ったりと周りを使っての突破を試みていましたが、谷澤は保守的なボールコントロールに終始していたような印象でした。

 千葉はこの日の敗戦で戦術見直しを考えざるを得ないのでは、、と思いました。守備時が4-5-1、攻撃時が3-3-3-1となるフォーメーションですが、先に書いたように両サイドバックの上がったスペースを簡単に突かれてしまうので、選手を入れ替えようがどうしようも無いのでは、、と思われます。ドリブルで仕掛ける選手が一人でもいれば良いのですが、攻撃的な選手では一人もいないと思えます。この日欠場の左サイドバック中村が唯一仕掛けられる選手、あとこの日途中出場のMF井出も攻撃陣の中ではいけるメンバーかなと思えますが、中村ほどは仕掛けられない印象です。もし今の戦術で行くのであれば、GKの補強ができればもしかして、、かもしれません。今回取られた2点もGKの責任、とは言えないものの止めて欲しいよなーと(特に1点目)思ったので。

 素人の妄想になりますが、今の選手で行くのであれば攻撃陣は減らして守備的な編成にした方が良いと思います。攻撃は3枚だけ。それで4バックであればトリプルボランチ、(実質5バックの)3バックであればダブルボランチ。そうすれば両サイドバックが上がった後のカバーリングが容易と思います。新規加入したアンはがたいよさそうなので、元々ヘディング強いネイツと組ませて、中盤こねくり回さず放り込んでしまえば良いのではと。富澤はセンターバックで使われましたが、個人的には横浜Fマリノス2013年シーズン、中町と組んでいたボランチコンビが凄すぎた印象があるので、ボランチ、もしくは3バックの一角として使いたいなーと。この日も前半ペナルティエリア近くまで進出してボール奪っておしいミドルシュート放ったシーンがあったのですが、4バックでのセンターバックではあーゆーこともあまり出来ないと思うので。

 と、ぐちぐち書いてしまってすみません。どこかで光明が見えてくると良いなーと思うのですが、ジェフ千葉がJ2に落ちてから苦手にしている夏場どうなるでしょう。
 
author:de nudge, category:Jリーグ, 21:55
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2015/07/07 生田衣梨奈 at 山野ホール
 モーニング娘。'15の生田衣梨奈のソロイベント。ハロープロジェクトに所属するメンバーは誕生日近辺にファンクラブ向けのソロイベントをするのが恒例なようです。今年の春時点ではゴールデンウィーク明けから7月下旬まではハロプロ関連はお休みかなーと思っていたのですが、お気に入りメンバーのバースデーイベントがこの時期固まっていたので調子に乗って申し込んでしまいました。残念ながらJuice=Juiceの金澤朋子ははずれてしまったのですが、他はラッキーなことに当たりました。そのラストになります。生田衣梨奈はこの日18歳の誕生日。代々木にある800人入るイベント会場で真ん中くらいの席でした。女性客も多くて人気ありますねー。

 1時間20分くらいのイベントで、6曲+おまけ2曲といろんなコーナーがありました。最初は本人登場、、ではなくカントリー・ガールズの稲場愛香がかわいらしい赤いドレスを着て登場。そして「愛をくださいー」と歌います。モーニング娘。の「Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜」。すごくひさびさに聞きます。そしてダンディな格好をした生田が登場。2人で舞踏会のようなダンスで歌います、懐かしいですねー。そして司会の上々軍団の鈴木啓太が登場。生田の扱いには手馴れているようで、いい感じのぞんざいなやり取り。うまいこと生田のキャラを生かして笑いにつなげていました。

 最初のコーナーは後輩から生田のいいところをアンケート取って発表して3人でなんやかんや言います。稲場がたくさんしゃべるのを初めて聞きますが、満面の笑顔で生田を持ち上げまくりでなかなかの太鼓持ちキャラ。「本心で言ってるの?」「言ってますよー。」と鈴木とやり取りしてました。芸歴では稲場の方が後輩ながら同じ学年の生田とは遊びに行くことが多いそうで仲良いよう。生田のいいところは、本人無意識なやさしさに集約されている印象でした。電車に乗っていてゆらゆらして足元が不安定と見るや手をつかんで自分の腕をつかむようにしてあげたり、悲しい時にギュっとしてくれる、など。ちょっと困った相手を見てこうしてあげたらいいのかな、と誰しもが思うことではあるのですが、普通の人なら余計なお世話と相手が思ってしまうかな、など自意識過剰というか変なかっこつけな意識が働いて躊躇してしまうところを、ためらいなくやってのけるのがすごいというか。本人としては無意識にやってることなので「覚えていない。」「褒められてるからうれしいけど、あんまピンと来ない。」と。こういった側面が褒められて、本人が本当に褒めて欲しいところは、そのあまりにも打算的な狙いがあけすけに見えて笑いになってしまうところもおもしろいですね。

 そして余談ですが、生田が後輩には必ずおごるって話で感心されてたところで、稲場がニコニコしてましたが、きっと「それに比べてうちの先輩はー」みたいなことを言って笑い取りたかったんだろうなー、と想像しました。実際はその時は話振られなかったのですが。カントリー・ガールズの先輩である嗣永桃子はケチキャラとして有名と聞いたことあるので。

 続いて生田がやりたかったという一人コント。鈴木が「大丈夫?」と心配しますが、「一生懸命練習したんで。」と。台に置かれた電話のみあって、それを使ってのコントでした。これが存外にきちんとしているコントで感心しました。ピザ屋のデリバリーで電話注文して、それに応えるピザ屋さんのボケ(鈴木が裏で話していたのかな)に対して突っ込む形式で話が進みます。用意されていたボケはオーソドックスなもの、ピザのサイズはS?M?Z?とか(「そんなサイズ無いわ!」)、ピザピザ…って十回言ってみてここは?とか(「電話越しじゃわからんわ!」)。突っ込む間と発声が良くて、きちんとボケの意味が理解できて笑いにつながっていました。終了後「思ってたよりちゃんとしてた。」と笑いのプロの鈴木が褒めるほど。

 そしてこちらも生田がやってみたかったという足つぼマッサージ。先生に足つぼ押されながら、鈴木と会話していくという形で進められますが、「うぎゃー」とこれまで聞いたことない高さの声を上げます。体のどこが悪いかを鈴木が先生に聞いたら「胃腸と尿管」だそうです。。

 その後は去年のバースデーイベントでもやったそうな、(ソロパートが多い)鞘師里保のパートと自分のパートをそれぞれやってみるのコーナー。鞘師里保本人から踊りと歌を教わったそうで再現してました、「リゾナントブルー」を踊り歌います。最初が鞘師パートでさすがに歌割り多い。生田はソツなくこなします。そして生田自身のパートは、「ホー」と合いの手っぽいのを入れるだけで、歌らしい歌の場面が全く無し。。途中で鈴木が入ってきて「悲しくなるので中止、中止。」となります。グループで見てたらあまり気にならないのですが、実際にはこれだけ差があるのねと。これを自分で可視化させてしまう自虐芸がすごい。そして、実は見ながらもう一歩残酷なことを思ってしまったのですが、逆に鞘師が生田パートをやったとしたら、歌割りなくてもそれなりに主役感が出てしまったりするのでは、、と(鞘師は踊りがすごく、キレキレなので目立つ)。でもこの2人が個人的には特に好きなので、モーニング娘。'15でやっている時は生田にもかなり目が行く自分です。

 そして、ここから客席から立ち上がってライブコーナー。最初は「TIKI BUN」インストバージョンをダンスのみ、しかも稲場オリジナルの振付でやります。ダンスが得意な稲場の振付はハロプロでは見られない創作ダンスっぽい印象のものでした(背が低いのであまりちゃんと見えてない中での印象です)。そして歌はモーニング娘。「HOW DO YOU LIKE JAPAN?〜日本はどんな感じでっか?〜 」「Loveイノベーション」「しょうがない夢追い人」、松浦亜弥の「Good Bye 夏男」を歌います。音域がせまい生田の声は高低差あるメロディは苦しそうな印象もあるのですが、それをうまいこと聞かせる、相当練習したんだろーなーという歌い方で聞かせます。「Good by 夏男」は最初のサビ部分で「女じゃなーい」の伸びやかな声がはまって、いいじゃんと思わされたのですが、そこから崩れて以降の同じ部分では声が飛んでいってしまいました。。

 これがラストで決めの曲だったようで、生田相当悔しいながらのエンディング。鈴木と稲場が登場して稲場が「『Mr.Moonlight』の最初の歌部分が行かなかったのでもう一回やってもいいですか?」と言って歓声が上がります。生田は「え?だったら『Good Bye 夏男』をやり直したい。」と訴えますが、却下され「Mr.Moonlight」のみ再演、そして3人退場します。本当に終わりかと思いきや、生田が泣きながら(泣きまねですが)再度登場。鈴木も後追いして「どうした?」「どうしてももう一回歌いたいんです。」と、泣きの一回に応えて再度「Good by 夏男」を歌います。本人満足な出来なようですが、「DVD収録されるのは最初に歌った方だよ。」と鈴木から。なんともとほほ感がある、なごやかな終わり方でした。ファンの方々はもちろん、ハロプロメンバーやスタッフにも愛されているなーと感じ入ったイベントでした。
 
author:de nudge, category:live(山野ホール), 23:48
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2015/07/04 さまぁ〜ずライブ10 at 天王洲銀河劇場
 お笑いコンビさまぁ〜ずの単独ライブ。活動の原点として開催しているライブで、2年前に引き続き行ってきました。全5回公演の4回目。この日のみ1日2回公演でその2回目の方です。ライブは長短5本のコントと幕間のスクリーンに映像が流れる形式で1時間40分程度。最初の3本はさまぁ〜ずの2人のみで、ラスト2本はゲストを入れた形と2年前と同じ構成です。

(以下ネタもろに書きます)

 
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author:de nudge, category:舞台・お笑い, 21:10
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2015/07/01 チャットモンチー、GLAY at Zepp Tokyo
 チャットモンチー、対バンツアーの「求愛ツアー2015」最終日。各地で様々なゲストと対バンやってきたチャットモンチーですが、ラストは大物バンドとの対バンです。1階後方で見ましたがGLAYファンもかなりいました。

 最初はGLAY。ボーカル、ギター×2、ベースの男性4人組でライブではサポートにドラムを加えた5人編成にて。ベースJIROが参加しているバンドTHE PREDATORSは10年くらい前に見たことありますが、こちらは初めて。GLAYは初めて見るとともにちゃんと聞いたことあるバンドでは無いので、どんな感じかしらと思っていたのですが、耽美的な世界観のような思っていたイメージありつつも、楽しそうにライブしているのが好感でした。風貌的にはJIROだけがロック小僧的なかっこ(Tシャツ)と振る舞いで、他メンバーはジャケットやシャツなどをキレイに着こなしているいかにもな感じ。音は各楽器のリズムアンサンブルよりは、各自(特にギター)の音を派手に聞かせるといった方を重視している演奏といった印象。スタジアムロックというか大きな会場に映えそうな音。恐らくライブハウスで演奏することは少ないと思うのですが、楽しそうにやってましたね。また男性客(チャットモンチーの客層は7割くらい男性)が多いっていうのも普段とは違う刺激になったのではないでしょうか。

 前半は曲名まで出てこないですが、おー知ってる知ってるというメロディの曲が多かったです。やっぱりヒット曲を持っているって強い。それを惜しげもなく連発するのも良いですね。後半は歌謡曲なノリのもの(サマーサマーみたいに連呼するようなもの)や、お祭りなモードの曲とGLAYはこんな感じのタイプの曲もやるのねと思いました。また一番びっくりしたのが、中盤チャットモンチーの「真夜中遊園地」をカバーしたこと。この曲が始まった時のチャットモンチーファンの大きな盛り上がりとGLAYファンの「え?何この曲?」といった対比的な反応がおもしろかったです。ボーカルTERUはサビの高音が若干辛そうでしたが、見事に歌い切ってました。男性ボーカルでこの曲聞くというのも新鮮。またJIROが曲初めにベースソロとボーカル担当する曲がありましたが、その冒頭ベースソロがチャットモンチーの「Last Love Letter」のリフでした。JIROが特にチャットモンチーのファンなようですね。以前チャットモンチーがミュージックステーションという音楽番組に出演した時に推薦コメントをしていました。

 続いてチャットモンチー。バンド編成とセットリストは10日前に仙台で見た時と一緒なので、その時に触れていない曲などの感想を。前回バンドメンバー全員見る位置でなかったのですが、今回は全員見れる位置でした。ツインドラムの曲は思いっきりユニゾンで叩いている場面と、恒岡章(Hi-STANDARD、Cubismo Graphico Five)がメインに叩いて、北野愛子がサポート的に叩く(脇にパーカッションかな?も多用)場面がありました。下村亮介(the chef cooks me)はキーボードを主に担当するのですが、曲によってはギター、ベースなども担当したりといろんな音を聞かせます。「東京ハチミツオーケストラ」はツインギターになって新鮮なアレンジになってました。いつもはサビ部分で縦ノリになっていくのですが、音量とリズムを少し抑え目な印象のあるアレンジでノリよりも聞き心地の良さを意図していたような。

 かわいらしい曲、かっこ良いロック曲、変テコヒップホップなど多彩な曲をやりますが、そういった中でも特別なものと感じるのはボーカル橋本絵莉子の高音ボーカルが張りつめた緊張感を持って会場中に響く瞬間が味わえるところでしょうか。今回本編終盤でやった「隣の女」「Last Love Letter」の2連続はその辺りを堪能できましたね。アンコールではメンバー全員赤のツアーTシャツを着て登場。子供の頃から好きだったというGLAYの話をした後(福岡晃子とキーボードサポートの世武裕子は最近行われたというGLAYの東京ドームライブを見に行ったそう)、「ここで登場してもらいましょう」と呼びかけ、GLAYのTERUが登場します。会場騒然。同様に赤のツアーTシャツを着てにこやかに登場します。なんというか良いお兄さん過ぎる、一つ一つの所作が丁寧でものすごい紳士なんだろうなーと。そしてチャットモンチーの演奏でGLAYの「グロリアス」を演奏します。橋本が歌う場面もありました。なんというかHi-STANDARDのドラムにGLAYのボーカルが乗っかるっていうのもすごいなーと。チャットモンチーでしか実現できないでしょうね。
 
author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 11:55
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