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2015/06/27 indigo jam unit at Billboard Live TOKYO
 4ヶ月前に見て以来2回目の大阪出身の男性4人組ジャズバンド。前回はライブハウスですが今回はジャズクラブ。上方の席から見下ろすように見ました。1日2回ある公演の2回目。

 ピアノ、ウッドベース、パーカッション/ドラム、ドラムといった編成でインスト曲を繰り広げます。前回は最新アルバム「indigo jam unit」の曲中心でしたが、今回はそこからは3曲程度。オシャレなピアノフレーズやラテンなパーカッションなどを聞かせつつ、骨太なベース、端正さと爆発感が曲展開により使い分けられるドラムのリズム隊が突き抜ける曲がものすごくかっこ良いですね。ピアノも局面によってはリズミカルになり、全員でリズム刻んでいるような迫力ある展開も。

 ステージ後ろにスクリーンがあり、そこでメンバー名や曲名、ほんのりとした映像など使われてそれもかっこ良い。シンプルな曲名から想起される映像と演奏のかみ合い方も良かったです。「10」「Horizon」とアルバム「indigo jam unit」からの曲でスタート。そこから2,3曲置きにMCを挟みつつ演奏します。ベース奏者が2回、パーカッション奏者が1回、アンコール前にグッズ紹介兼ねたMCをドラム奏者がするという順番も前回見た時と一緒で、この辺は毎度おなじみの構成なんですかね。

 「Rio」「Raindance」「Raindrop」と曲が続きますが、その後のMCで「川(Rioはスペイン語で川の意味)が流れて、そこから雨が降るように雨乞いのダンスをして、そして雨が降るという流れです。あ、曲やる前に言えば良かったですね。」と。「Nostalgia」「Sepia」辺りは情緒的、ごじゃれた感などあるピアノソロから始まる曲で序盤はそのイメージを受け継ぐアレンジなのですが、そこから終盤にかけてドラムが激しくなっていく展開に持っていくのがおもしろい。「2×2」「Sphinx」辺りはツインドラムが爆発しまくる展開で、ガンガンに体にリズムが入ってきて気持ち良さまでありますね。

 活動10周年(Perfumeやチャットモンチーと一緒ですね)を迎えたそうですが、CDジャケットのデザイン統一感や活動ペース(毎年コンスタントにアルバムを出してそれを受けたライブツアーをやる)など不変なスタイルでストイックに続けていくのがかっこ良いよなーと。それでいてMCではほんわかした味もあって柔らかさもあるのが親しみやすいというか。
 
author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 11:04
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2015/06/24 藤吉、田村夏樹・加藤崇之・藤井郷子・井谷享志 at 新宿Pit-Inn
 ドイツに在住しているピアニスト藤井郷子がピットインで行うライブ3日間の2日目に行きました。この日は2組のセッション。会場入ると旧譜のCDが置いてあり、1枚好きなものを持って行って良いとの大判ふるまい。

 最初はドラム吉田達也とのバンド藤吉。4人編成である藤井郷子カルテットは何回か見たことありますが、ピアノとドラムの2人編成でのこのバンドは初めてです。アルバム「Toh-Kichi」は音源持っているのである程度どんな世界かは知っていましたが、生の体験は強烈でした。藤井はピアノとシンセサイザーを使います。初めピアノ内部にひもを垂らして両端を持ってギコギコと弾く音出しからスタート。吉田もそれに合わせるじんわりとした叩き方をしますが、次第に両者激しい音をこれでもかと入れてきます。完全即興らしいですが、とてもそうとは思えないほど早いリズムでの展開、怒涛の変拍子ががっつり噛み合います。ともにボーカルも加える画面があるのですが、高音で叫ぶようなものが多い。特に吉田はオペラ歌手かというくらいの声の響きで、そんな大仰な歌い方しながら激しいドラムを叩いたりするのがすごいです。藤井が使うシンセサイザーはテクノっぽい音色や持続音などを聞かせるもので、複雑怪奇なピアノでのフレーズとは異なる味を加えていました。

 続いてピアノ藤井、トランペット田村夏樹、ギター加藤崇之、ドラム井谷享志という4人のセッション。こちらはいかにもな即興のセッションなのですが、各自がまあやりたい放題な感じの演奏で、藤吉とは別のおもしろさがありました。何せ序盤の10分ほどは誰も担当楽器をまともに演奏していないという。。加藤はお寺で使うような小型金物を叩き、井谷はサンダルをすりすりとこすり合う音出しから始まり、ほおを叩いて音鳴らしたり、たらいをメインに叩いたりこすったり、水を注いだりとドラムセットには一切つかず。ステージの中央前方に座ってストイックに音を鳴らします。それをしばらく見ていた藤井と田村も音を加え始めます。田村もトランペットを持たず、おもちゃの小物を使って音を鳴らしたり、両手を組んでそこに息を吹きかけてトランペット的な音を出したり。藤井はピアノを弾きますが、ピアノっぽい音でなくガムランっぽい音になっていたような(どうやって出しているんでしょう)。さながらその全体としての音は「東南アジアの様々な動物がいるジャングルに囲まれたお寺の光景」といった印象を持ちました。

 中盤からは担当楽器も演奏するようになります。加藤は手元にエフェクターを置き自在にギターの音色を変えます。これが強烈なダブっぽいエフェクトがかったものやノイズなものなどいろいろと聞かせます。ギターも叩いてならしたりと破天荒っぷりな弾き方。井谷は子供用のドラムセットを用意して、それを複雑なリズムで叩いたり、タムやシンバルをこすったりといろんな鳴らし方をしていました。30分ほどのセッションは強烈な印象を残して終了。

 そして吉田も加わっての10分ちょいのセッションに突入します。ここが一番やかましい音になりました。演奏前にMCでその前のセッションで使った道具を紹介していて藤井が「こんなブーブー鳴る豚を加藤さんや田村さん使ってたんですよー。」とビニールでできていて握るとブーとなる小さい豚のおもちゃを鳴らすと、加藤と田村も色違いの同じ豚を使って鳴らします。そこに呼応して井谷と吉田が「ブヒブヒ、フガフガ」と声で豚の泣きまねをするという。。そこで会場から笑いも起きつつ、なんとその流れで演奏が始まります。ブタの音が行きかう中で他の楽器音が加わるというカオスな展開。そしてドカドカとなるツインドラムに太いトランペット音、ジャンクなギターと、自分がピットインで聞いてきた音としては最大な音量な演奏だったような。そして徐々に演奏が落ち着いてきたところに再び「ブーブー」と小物を鳴らして終了。

 アンコールは藤井、田村の別バンドGato Libreやma-doのメンバーであった是安則克が亡くなった時に作ったという曲を藤井がピアノソロで弾きました。からっとした明るさがありつつ人を悼む、送るような印象のある曲でした。Gato Libreはもう一人のメンバー津村和彦も先日亡くなられたそうです。翌日のライブはその追悼ライブになるそう。
 
author:de nudge, category:live(Pit-Inn), 20:55
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2015/06/20 チャットモンチー、Your Song Is Good at 仙台RENSA
 チャットモンチー、アルバム「共鳴」発売に伴うツアー。「求愛ツアー2015」と名付けられ各地にゲスト一組呼んでの対バンライブ。広島で行われた柳沢慎吾との対バンがものすごく見たかったのですが、場所の遠さと平日開催ということで断念。どんなライブだったんでしょうか。土曜に開催された仙台のライブに行きました。こちらは10年前からCS放送のスペースシャワーTVでの共演が合ったという古い付き合いのYour Song Is Goodとの対バンです。Your Song Is Goodのライブ1時間弱、合間のセットチェンジが30分強、チャットモンチーのライブがアンコール含め1時間40分ほどでした。

 Your Song Is Goodはかなりひさびさ、6年ぶりに見ます。キーボード、トロンボーン、ギター×2、ベース、ドラム、パーカッションの男性7人組で前回見た時からパーカッション奏者が増えていますね。今まで見たライブの印象はロック、スカなどのノリ良いリズムに南国風味なフレーズを織り込んだインスト曲を繰り出す楽しいバンドといった感じですが、今回もっと多面的な要素を散りばめてましたね。ボーカル曲も1,2曲入れてた記憶ですが今回は無しでストイックさがアップしていたような。特にラスト2曲はシリアルさも感じられるほのかな覚醒感のあるキーボードやギターのミニマルフレーズを軸に聞かせる長尺曲でのめり込んで聞きました。特に「Dripping」という曲は良かったです。Your Song Is Goodはこの翌日に日比谷野音でROVO主催(毎年参加してましたが今年は不参加)のイベントに出演したはずですが、このモードの曲はROVOファンにも受ける音じゃないかなーと思いました。しかしROVO主催のイベントは他にハナレグミも出ていたはずで、それはチャットモンチーも別の日の対バンで呼んでいるという。全然色の違うバンドがともにこの2組を自分のイベントに読んでいるというのがおもしろいですね。


 続いてチャットモンチー。ギター/ボーカルの橋本絵莉子、ベースの福岡晃子の2人組で、去年から今年にかけて出したシングルやライブでは、ドラムに恒岡章(Hi-STANDARD、Cubismo Graphico Five)、キーボードに下村亮介(the chef cooks me)を迎えた「男陣」編成とドラムに北野愛子、キーボードに世武裕子を迎えた「乙女団」編成の2モードを使い分けていましたが、このツアーは両組とも迎えた編成。自分が見た位置は全員の姿が見えていなかったのですが、それぞれの編成や両組合わさった6人編成などを曲により使い分けて演奏していました。

 まず「変身」のイントロに合わせて「男陣」と「乙女団」のメンバーが登場して音を加えます。そこからチャットモンチーの2人が登場。「きょうめいするーぞー」とお客さんとコール&レスポンスをします。そこからアルバム「共鳴」の曲中心に演奏。ともに自己バンドではメインボーカルを担当する世武、下村が曲によりコーラスに加わるのでボーカルがこれまでに無いような厚みを持ったものに感じられる場面も。特に男性ボーカルが入るというのが新鮮で「私が証」は橋本と下村のツインボーカルで下村がソロを担ったりするところもあっておもしろい。

 「ぜんぶカン」という曲はチャットモンチー初のラップ曲で恒岡がドラム、下村がベース、世武が肩掛けキーボード、北野が小物の鳴り物という担当で、チャットモンチーの2人は楽器を持たずラップに専念。実際の曲に入る前にビートに乗って橋本がライブごとにオリジナルで考えて来るという「ご当地ラップ」を披露します。歌詞忘れちゃいましたが、「EAST END × YURIかと思った」と福岡が言うくらい、いい感じにはまったかわいらしいラップを披露していました。そこから実際の曲に入っていくのですが、ステージ前方に「合法 go home」「維持 easy」「ひゅーひゅー夫婦」「make money」と四方に書かれた、くるくる回すとそれぞれの文字が前に出て来る紙で出来たポールを配置。それを使いながら福岡がお客にこの部分のフレーズを一緒に歌わせます。この曲去年のカウンドダウンジャパンでも披露していましたが、生バンドのリズムで披露された今回はまた違う味があっておもしろかったです。

 「ぜんぶカン」終わると橋本がステージ脇に一回引っ込みます。バンドが「最後の果実」のイントロ部分を弾いて(世武がここで弾いていたフレーズはライブごとに変えているらしく、今回はロングバケーションというドラマの曲だそう)、橋本が登場しますがその姿にちょいびっくり。いつもスカートをはかない橋本が清楚なワンピースを着て、花がついて白い麦わら帽子をかぶっておしとやかに登場。確かにこの曲古いアイドル路線な歌謡曲モードだなーという印象でしたが、ライブでも寄せて来るとは思いませんでした。お客もこれにどうリアクションしてよいか分からず最初の内はとまどっていました(途中から少しの笑いが起きてそこからみんな笑顔で聞くという流れに)。ライブの都度この曲でのお客のリアクションが変わるそうですが、福岡曰く「今回のリアクションが一番おもろかった」そう。かわいらしいイメージがある楽曲を多く持っているものの、あくまでもライブはロックバンドとして演奏するのが主体だったチャットモンチーの新しい試み2連発は楽しかったです。

 そして乙女団編成になって「ときめき」。今回のアルバムで一番好きな曲で、サビ前まではチャットモンチーの2人は演奏せず、キーボードとドラムのみでのアレンジでそこに順にベースとギターが鳴っていくという展開がしっとりしたメロディといい感じにマッチしてます。アンコールはYour Song Is Goodのメンバーも登場。トロンボーン奏者だけ自分の楽器を持って後はチャットモンチーのメンバーで演奏。Your Song Is Goodの持ち曲で「最近やらないボーカル曲を」ということでキーボード奏者と橋本とのツインボーカルで歌います。楽しいノリの感じで途中橋本がチャットモンチーの「楽園天国」の一節を歌ってたりしたのも楽しい。

 そして最後はチャットモンチーのみでアルバムラストの曲でもある「ドライブ」で締めでした。最初2人のみの演奏で福岡がドラムで橋本がギター。そして途中から他メンバー入って福岡がベースに持ち替えて演奏しての大団円な締め。2人体制のツアーの最後のライブでは橋本が一人での弾き語りで披露していたこの曲を、バンド編成で育て上げてきた感があって良いですね。2人体制のライブがすごく好きだった自分ですが、あのライブを経たからこその今のモードで、どんなことでもやっていけるという自信が感じられる楽しいライブでした。

 おまけです。翌日の仙台観光。

 
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author:de nudge, category:live(Othersライブハウス), 22:39
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2015/06/17 Marc Cary Rhodes Ahead Trio、Daniel Crawford Trio at Blue Note Tokyo
 2組のバンドが切れ目なく続けて演奏する形式のライブ。Billboard Live Tokyoでもこの形式のライブ見たことありますが、最近増えてきてるんですかね。アメリカ・ニューヨークとロサンゼルスそれぞれのキーボード奏者が率いるトリオ編成のライブ。ともに名前知らなかったのですが、有名ソウル、ヒップホップアーチストとも仕事しているジャズ奏者ということに惹かれ行って来ました。2回公演の2回目。それぞれ30分ちょいのライブ、その後でメンバー全員で15分ちょいのセッションといった進行。ステージには全楽器が置いてあり、休みなく演奏がされました。

 最初はDaniel Crawford Trio。キーボード、エレクトリックベース、ドラム/パーカッションの全員アフリカ系の男性奏者。ドラムはヘッドフォンで音楽聞きながらステージ上がってました。近くを通り過ぎる時に拍手を送ったら満面の笑みで拍手し返してくれました。ユニゾンやソロを交えたジャズマナーなスタイルもありつつ、そこからはずれた感覚がたっぷり入った演奏。キーボードとベースは協調してオシャレ感もある端正でソウルなフレーズも入れ込んで、じわーっといいなーと思える音色が多かったです。そしてそのフレーズに沿いつつもドカドカと力強く手数も多いドラムが入り込むのがおもしろいです。左脇にパーカッションセットもあり、それを左手で叩きつつ残りの手足使ってドラム叩くといった荒技も。荒々しさだけでなく右脇にあるチャイムも使ってキレイな世界を描いていたりしました。Daniel Crawfordは上下2台キーボードを用いていて、一方のキーボードで持続音出しつつもう一方でフレーズ弾いたりと音の積み重なりも聞きどころ多かった演奏でした。

 そしてMarc Cary Rhodes Ahead Trio。ベース奏者は両方のグループに所属しており、そのまま残ります。キーボードとドラム奏者が入れ替わる形。こちらもアフリカ系の男性奏者。Marc Caryは細身のモデル体型で黄緑のTシャツ、黄緑のターバンっぽいもので長髪のドレッドヘアを束ね、白いジャケットという服装。これがなんともオシャレでその風貌だけでかっこ良いなーと。バンド名にRhodesが付いているようにフェンダーローズを使用しての演奏。またフェンダーローズの上に小型のキーボードも置いてありそれも効果的に使います。こちらの演奏は三位一体となって描くようなアレンジでフェンダーローズの情緒的な音を主軸としてじんわり聞かせるところから始まり、少しずつ音がはじけるようになってきたところに小型キーボードでテクノ的なフレーズ、音色を入れこんでだんだんと激しくなっていくような展開がおもしろいです。そういった曲が2つ続いた後で、ドラム奏者が両脇にあるタブラを使います。3曲目は小型キーボードのテクノな持続音とタブラのみの演奏から始まるもので、なかなかおもしろい。当たり前なのかもしれませんが、ベース奏者は異なるスタイルのバンドともに対応していてすごいなーと。

 5人のセッションはDaniel CrawfordのみがキーボードでMarc Caryはパーカッションを叩きます。ツインドラム、パーカッション、ベースといった強力リズムにキーボードが控えめながらしっかりとした色を聞かせるのがおもしろい。そして中盤Marc Caryはキーボードの位置に戻って弾いたり、ノリノリでポエトリーリーディング調にメンバー紹介したりといきいきしてました。もっと自分に音楽の知識があるといろいろと興味深いポイントが分かったりするのかもしれませんが、不十分な自分でも楽しいと思えるライブでした。
 
author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 20:39
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2015/06/14 新垣里沙 at 新宿BLAZE
 去年の9月以来3回目に見る新垣里沙のソロライブ。会場も去年の9月と同じですが、前回とは異なり椅子席になっていました。自由席で左前3分の1は女性専用席。ライブはみんな立ち上がって見ます。昼夜二回公演の昼の方に行ってきました。

 白の水兵さんっぽい衣装を来た新垣が登場。相変わらずの細さと顔の小ささ。バンドは去年と同じメンバーのようでギター、ベース、ドラム、キーボードの編成。藤本美貴の「ブギートレイン'03」からスタートでハロープロジェクトの曲中心に歌います。過去2回と同様に陽性なパワーを真っ直ぐにぶつけるような歌いっぷりはスカッとなれますね。Juice=Juiceもカバーしていたメロン記念日の「香水」もいい感じ。そしてSALT5の「GET UP!ラッパー」なんてめちゃ懐かしい。生で聞くの初めてです。バンドメンバーとも気の合うようにやれているようで「予定に無いコールとか勝手に入れて来るんですよー」とうれしそうに言ってました。

 会場にはお父さんも来ていらっしゃったようで、「お母さんが『ラップ取って』って言ったら『ヘイ、ヨー』とか応えて、『小さなラップ取って』って言ったら小さい声で『ヘイ、ヨー』とか言いだすんですよー。」とエピソード語ってました。確かモーニング娘。に入ったのが中学一年生くらいで、その時期からの芸能活動となると家族のサポートとか相当大変でしたでしょうに、ここまで立派に育ってソロでお客さん前にパフォーマンスをしているのを見守るのは誇らしいでしょうねー、本当尊敬します。活動時間不定な芸能活動なので、送り迎え一つ取っても大変だと思うんですよね(その理由で子供を芸能活動させるの無理と判断する親御さんいてもおかしくないなと)。

 他にハロプロ曲ではモーニング娘。の「シャボン玉」「涙ッチ」など。ハロプロ以外ではポルノグラフィティの「サウダージ」やいきものがかりの「じょいふる」などの自分もサビ聞いたことある有名曲をカバーしてました。また作詞を手掛けたというオリジナル曲もアンコール最初にやっていて、それは誕生日を祝う曲ということで会場に「今日誕生日の人?」と問いかけたら一人いたので、「会場中で彼女に向けて歌いましょう」と曲の終盤に「ハッピバースデー」とみんなで歌ったりしました。

 そんなこんないろいろあったのですが、個人的に一番ぐっと来た、、というかこの一曲だけでもライブ来て良かったなーと感動したのが中盤辺りにやっていたハンバート ハンバートのカバーで「ぼくのお日さま」。去年2月に見たライブでもハンバート ハンバートの「おなじ話」をカバーしていたのですが、新垣里沙が相当好きなようで今回別の曲を取り上げていました。その時と同じくギターの方との男女掛け合いボーカルで聞かせます。今年の春にハンバート ハンバートのライブを見る機会があって、その時に感激することひとしおなライブで「ぼくのお日さま」もやっていたのですが、オリジナルを聞いた上でも素晴らしい出来と思いました。もちろん比較してしまうとオリジナルの方が良かったかなと思いますが、ギター以外の音も加わえたアレンジはオリジナルに無い味がありました。新垣のボーカルも感動するポイント多々でフェイク風味に歌い上げるところはウルウル来ました。また次のライブでもやってくれないかなーと思うほどつぼに来た曲でしたね。
 
author:de nudge, category:live(Othersライブハウス), 22:52
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2015/06/13 木村カエラ at Zepp Tokyo
 この週末は梅雨の時期にスカッとさせてくれる女性ボーカル2連発です。まずは3月から始まったライブハウスツアー最終日をこの日に迎えた(追記:追加公演がまだあるようです)木村カエラ。3ヶ月前の初日に続いての参加になります。1階最後方ながら自分がいた位置は見晴らしが良く、ステージメンバー全員見えました。楽しいライブでしたねー、終始ワクワクしながら聞いてました。

 アルバム「MIETA」中心のセットリストは前回と同じですが、3,4曲ほど入れ替えがあって曲順を替えてきました。のっけから「c'mon」「RUN」と「MIETA」の中でも乗りよい曲を連発させた後に、木村カエラがギターを弾く「BEAT」で畳みかけます。お客がタオルを振り乱すお馴染み曲の「Circle」が終わった後、一落ち着きしてゆっくり目な曲を。

 前回はアンコール一発目でやっていた「eye」をここに持ってきています。アルバム「MIETA」のラストを飾る心地よいリズム中心で歌われる木村の節回しがいい感じ。そして「Zeppのライブでどうしてもこの曲を歌いたかった」と「Sun Shower」を。バレエのようなダンスで踊る風情もいいですね。この曲の作曲はクラムボンのミトが担当したものですが、いいメロディ作るよなーと。

 この日会場に向かう時に結婚式の一団とすれ違ったそうで、その時に「あれ?ガチ木村カエラじゃね?」と言われたそうで、その「ガチ」の表現にはまった木村は「どうもガチキムでーす」と言いたかったそう。それをなんやかんや言っていた流れからなぜか「ダルシム」とお客から呼ばれるようになり、木村大受け。自分は知らなかったのですが、ゲームのストリートファイターに出て来るキャラクターとのこと。

 本編ラスト5曲は「史上最強に飛ばすセットリスト」と宣言して畳みかけます。横浜アリーナでも確かこういった宣言してたように記憶してますが、こういった表現好きそう。そして宣言通りにスピード感溢れるロック曲の連発。「one more」「yellow」「TREE CRIMERS」など。お客は手を振り、ジャンプし、歓声を挙げまくりでした。キビキビと踊りながら歌う姿が一番鼓舞される要素と言ってもいいような、自分は木村カエラのライブで一番好きな要素です。ラストは木村が大切にしているという「TODAY IS THE NEW DAY」で締め。アコースティックギターのカッティングから始まり、爽やかな要素からどんどんサビに向かって上昇していく感のあるこの曲は良い締めですね。

 アンコールは「you bet!」「Magic Music」で盛り上がった後、バンドメンバーが退場して木村一人でのパフォーマンス。アルバムタイトル曲の「MIETA」。3月のライブでは最初にやっていた曲を今回はラストに持ってきました。ドリーミーさがあるトラックに語りと歌を交えるこのタイプの曲は木村カエラのたくさんの曲群の中でも一番の持ち味といって良いような。曲途中でお客さんへの感謝を丁寧に述べて歌って締めました。
 
author:de nudge, category:live(Zepp Tokyo,Zepp DiverCity,etc), 12:55
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2015/06/07 SCRAMBLE FES 2015 at 渋谷O-EAST、O-West、O-Crest、O-Nest
 TSUTAYA渋谷店主催のフェス。別名ツタロックらしいです。渋谷にある近隣のライブハウス4箇所で同時平行にライブが行われます。ラインアップはバンドものとアイドルものが入り混じっているようで、それ自体はいまどき珍しくないかと思いますが、ハロープロジェクト所属のアイドル、しかも2組も出るというのがすごく珍しいと思われます。去年のMBS音楽祭にモーニング娘。'14が、COUNTDOWNJAPANに℃-uteが出てましたが、そういったバンドもの中心のフェスにハロプロが出るというのは楽しみですね。

 見たのはAwesome City Club→LILI LIMIT→セプテンバーミー→赤色のグリッター→アンジュルム→Juice=Juice→Shiggy Jr.。各アーチスト40分ずつのライブ。ハロプロ所属のアンジュルムとJuice=Juice以外は全て初見のバンド。しかも見たバンド全てが男女混合メンバーのバンドでした。もしかして今回見ていない他バンドもそういった編成のバンド揃えていたのでしょうか(チェックする根性無いですが)。以下感想を。


 Awesome City Club
 一番大きな会場O-EASTで、女性ボーカル/キーボード、男性ボーカル/ギター、男性ギター、男性ベース、女性ドラムの5人組を見ます。女性2人はかわいらしい、特にボーカルの女性の方は白のハイネック(首部分はVネックのシースルー)の薄いセーターに黒の短パンでモデルさんみたいな風貌。曲により男女ボーカルがメインを入れ替え。ともに高音ファルセットを聞かせたミドルテンポのポップなメロディを歌います。アレンジはほんのりファンキーな味付けがあって心地よさがありつつ、おもしろいなとおもう箇所が多々あるもので好み。高らかにツインギターが鳴ったり、情緒あふれるようなフレーズを繰り返すことによる胸の高まりを生むような展開を聞かせたりと聞きどころ多かったです。今回バンドものでは一番はまったライブでした。


 LILI LIMIT
 O-EAST向かいにあるビルの6階のライブハウスO-Nestで男性ボーカル/ギター、男性ギター、女性ベース、男性ドラム、女性キーボードの5人組を見ます。福岡出身と山口出身のメンバーが集まったグループとのこと。このバンド名は Ra Ra Riotに影響されて付けたものでしょうか。全員白基調の上下の服を着ています。服の種類はジャージだったり看護師っぽいものだったりと全員バラバラ。ボーカルを除くと全員白にあっているような薄目の顔(主観です)ですが、ボーカルだけは濃ゆい(こちらは万人が認めるであろう)顔、ご本人も言ってましたが眉毛も太くて立派。そんな彼が力を込めつつ端正なメロディを歌うのですが、そのメロディが情緒的なものかつ淡々としているものが多くて、その中でいろんなリズムを入れ込みます。裏打ち、ギターポップ、機械使った4つ打ち、タメの聞いたリズムものなどなど。一曲の中でリズムをパンっと切り替えたりするので、同じメロディで歌われても鮮やかな変化を楽しめたのがおもしろかったですね。


 セプテンバーミー
 O-EASTと同じビルの5階にあるO-Crest。ここのライブハウスだけ初めて入ります。男性ボーカル/ギター、男性ギター、男性ベース、女性ドラムの4人編成。男性ギターはサポートでオリジナルメンバーは3人とのこと。一曲目途中から聞きました。縦ノリメインなギターロック。ボーカルの方が好漢な印象で、お客を良く見てリアクションを喜んだり、いい感じで煽ったりと。ライブハウスの入り口付近が混んでいて前の方が空いている(ライブハウスあるあるですね)状態を見て「もうちょっとみんな前詰めて」みたいにいい感じで指示したり。ドラムもコーラス取りつつパワフルに叩いてました。ある曲(スリーセブンみたいなタイトル)の途中で「200万(だったかな?)パチンコですった歌を歌います」と、ベース奏者に即興で歌を歌わせます。なけなしの1万円〜とかお母さんごめんなさい〜とかおもしろい、さらにそれをものまね交えて繰り返したり。


 赤色のグリッター
 そのままO-Crestに残って男性ボーカル/ギター、男性ギター、女性ベース、男性ドラムの4人組を見ます。フォークテイストな歌い方とメロディで感情あふれるような歌に対して対比的とも言える轟音なギターでエモなロックを。でもところどころ軽やかなリズムもあり、のりやすい展開も織り込んでいました。前目で聞いていたのですが、轟音で耳がキーンとなったりして、そういったものを味わうのもひさびさな感覚でした。


 アンジュルム
 O-EASTに戻ってハロープロジェクトの9人組アイドルを見ます。これまでホール(ハロコン)や野外イベントスペース(CD発売イベント)で見たことありますが、ライブハウスで見たことなくて楽しみにしてました。特にO-EASTはステージが縦横に広いので、人数多いアイドルグループはその人数が生かせるような動きができますね。ライブはアッパー目中心の曲を揃えてきて素晴らしかったです、かなり浮かれて聞きました。「エインティーンエモーション」はサビで横一列に並んでの斜めに手を上げる振りなどかっこ良いですし、「乙女の逆襲」のサビで2列のメンバーが歌いながら前後を入れ替わるのですが、間隔広いので動きやすそう。7月に出るという新曲も2つほど。「臥薪嘗胆」は前作「大器晩成」からの良い流れ受け継ぐ気満々なタイトルで、一聴一見しただけの印象を言うとメロディ、ダンス、歌詞などでは「大器晩成」ほどのキャッチーさは無いかなという感じですが、ブラス音での高速なビートを軸にしたトラックが小気味良くていい感じ。何回か見るといろんな魅力を感じ取れそうな曲でした。もう一個の新曲「七転び八起き」は福田花音、勝田里奈、佐々木莉佳子の3人がマイクを置いて踊りに専念するというハロプロでは珍しい見せ方をしていました。佐々木の躍動感あふれまくりのダンスは、飛び跳ね系のダンス踊る人の中で一番好きです。ラストは決め曲「大器晩成」でガッツリと盛り上がって締めました。長髪なびかせて楽しそうに歌い踊る和田彩花の姿も見ててウキウキなれますね。


 Juice=Juice
 アンジュルム終了後、お客が一斉に移動開始します。O-WESTで同じくハロープロジェクト所属の5人組アイドルを見ます。1000人以上入れるO-EASTから600人キャパのO-WESTということで入れるか心配しましたが、どうにか2階の立見を確保。案の定入場制限かかっていたようです。O-EASTでやって欲しかったなーと。上から見下ろす、かつ人だかりでステージがきちんと見れる状態では無かったですが、それでもライブは素晴らしい、堪能できました。ハロプロの中でも歌をきちんと聞かせることを主軸としているグループで、いろんなタイプの歌をしっかりと歌い上げます。中野サンプラザの単独ライブでも聞いたメロン記念日のカバー「香水」は心地よいトラックの中に端正なメロディやラップが入れ込まれる曲で大人な感じ。ラストを締める金澤朋子の声がすごく良いです。今年の春くらいに髪切ってからの金澤の顔が猫っぽさが増していていい感じ。「私が言う前に抱きしめなきゃね」のガッツポーズ的な振付部分の金澤の表情と動きは最近のお気に入りです。ラストの「Magic of Love」「Wonderful World」の2曲の流れは鉄板と言って良いような。シティポップス、ソウル風味のある「Magic of Love」のトラック、メロディ、ダンスだけでもいい感じで、そこに終盤で一際高まるように聞かせる高木のフェイクは初めて聞く人にもインパクトあると言えるもの。周りにいたお客さんには初めてJuice=Juiceを見るっぽい人もいたのですが最初から最後まできちんと興味持って聞いていて、特に「Magic of Love」では前のめりになっていました。この曲ですごいなとなって、幸せ感あふれる「Wonderful World」で締めるのが良いですね。「Magic of Love」のラスト近くで「声を聞かせて〜」と歌いつつお客を煽って歓声を上げさせる部分があるのですが、そこでの宮本佳林の両目つぶってるんじゃないかというような満面の笑顔で煽る様も良いです。


 Shiggy Jr.
 O-EASTのトリで女性ボーカル、男性ギター、男性ベース、男性ドラム、男性キーボードの5人編成バンドを見ます。キーボードはサポートで4人組のよう。パスピエのボーカルの方とも印象が重なる高音なボーカルでポップな親しみのあるメロディを歌うのですが、アレンジがキーボードがカラフルに跳ねるようなものが多くて、ミドルテンポ中心ながら割と乗れる感じの曲が多かったような。曲によってはaikoっぽいなというメロディもありました。振りをお客に求めたりするのも多くて、いい感じの盛り上がりを演出したりも。ただ出だしで「(リズムの)裏に合わせるのか表に合わせるのか分からなくなった」とボーカルがオイオイコールの手の振りがあやふやになって演奏止めちゃったり、「この二人見てみんなで肩揺らしてくださーい」と言ってギターとベースが両肩を上下させるのですが、それが2人合わずに逆になっちゃってたり。ラストということでアンコールもあって、それはしっとり目な曲でした。Shiggy Jr.を見る前にごはんがてらお酒も飲んじゃってたのですが、ほろ酔い加減で楽しく聞けました。


 O-EASTの入り口にはこの日のアーチストそれぞれの影響受けた音楽、映画、本などを書いた紙が貼られていました。アンジュルムは全員が、Juice=Juiceは高木が書いてました。高木は大好きだというコブクロについて書いていましたが、出演アーチストの中で一番の長文でした、熱い。。
 
author:de nudge, category:festival(Others室内), 23:09
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2015/06/02 Nels Cline Singers at Blue Note Tokyo
 WilcoのギタリストNels Clineが率いるユニット。この日2回公演の2回目の方に行って来ました。直前で出るの知って会社帰りに行ってみましたが、行って良かったなーと刺激ありまくりの1時間半ほどのすごいライブでした。

 Nels ClineはWilcoのライブと藤井郷子率いるFirst Meetingのライブにゲスト参加しているのを見たことあります。このユニットは初めてで編成はギター、ベース、ドラム、パーカッションの4人。Singersとグループ名ついてますが、歌はちょびっとだけでインストがほとんど。Nels ClineとパーカッションのCyro Baptistaは声を時折加えますが、歌というよりは楽器の一部として表現しているような声出し。Cyro Baptistaは10年位前のフェスでDJ SpookyやMedeski Martin & Woodとの共演をしているのを見て以来かと思いますが、その時と変わらず見た目もプレイっぷりもぶっ飛んでいる演奏でした。ベースとドラムの方はたぶん初めて。

 最初はノンストップで30分の演奏。Nels Clineが足のペダル、腰辺りにある機械などを使ってギターフレーズをその場でサンプリングしたりエフェクトかけてゆがませたりするソロ演奏から入って、徐々に他の楽器が音を加えていきます。明確なリズムやフレーズは無く即興っぽいと思わせつつ、ギターとウッドベースがユニゾンで同じフレーズ弾いたりときちんと構築された曲を演奏しているよう。各楽器の音の重なりがスリルありまくりで、ノリやすい要素皆無ながらのめり込んで聞きました。10分以上そんな音のやり取りがあった後、ベース奏者がエレクトリックベースに持ち替えてリフを弾き始めます。ここで初めて明確なリズムが出て来ました。ドラムとパーカッションもこちらに沿うようになります。そしてその中で弾かれる単音メインのギターもおもしろい。そこから上昇感のあるようなリズムの加速度も聞かせて長い曲が終わります。もうこの30分だけで至福と思えたほど。

 そこからは簡単な日本語(奥さんがCibo Mattoの本田ゆか)と英語を織り交ぜた短いMCを挟みつつ5分とか10分の曲をいくつか。それらの曲も聞きどころ満載でした。いくつか印象に残っている場面を挙げます。Nels Clineが轟音でシンプルなロックのリフをガンガンに引き倒しているところを、他の楽器はそのリズムに沿いながら自在にいろんな音やフレーズを入れ込む展開がおもしろい。Cyro Baptistaはいろんな小道具を使った音出しをするのですが、それらが曲の中でうまいこと響くような使い方で、ユニークさもありつつ鳴っている音自体の快感さも味わえました。カコカコなる木魚っぽい音やカンカンなる金物系などをスピードあるパーカッションのリズムの中に織り込んでいくのがすごい。ドラムもぶっとい音や手数の多い叩き方などを織り交ぜつつ、脇にあるハート型のシンバルを時折叩いてアクセントをつけていたのがおもしろかったです。

 Cyro Baptistaのソロから始まる曲ではボサノバなリズムと声を入れ込んでまったりと聞かせるところから、おもむろにパンデイロを出してきてサンバなリズムを出してきたところにドラムが加わっていく展開も最高でした。また、小音を丁寧に重ねていくような曲もあったりして、その緊張感ある展開も良かったです。Nels Clineは声も聞かせますが、そのボーカルも味あるもので良い感じ。この場で演奏できることがうれしいみたいなコメントされていましたが、また見たいですねー。
 
author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 23:42
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2015/06/01 佐々木莉佳子 at TOKYO FM HALL
 アンジュルムの佐々木莉佳子のソロイベント。モーニング娘。'15の鞘師里保と同じ誕生日で、佐々木はこの日のイベントとなりました。佐々木は14歳を迎えたそうです(若い…)。半蔵門にあるTOKYO FMのビルにある300人入るホール。地下にあるランニングステーションは何回か行ったことありますが、こちらのホールは初めて来ます。1日2回ある公演の2回目、20時スタート。真ん中より少し後ろ目の席。

 50分ほどのイベント。佐々木一人で進行してのゲームやトーク、歌を5曲歌う構成。目鼻立ちくっきりな顔の佐々木は雑誌モデルもしているそうで、この日の衣装である薄いピンクのシャツ、濃いピンクのスカート、ラメがありヒールの高いスニーカー、(メンバーカラーである)黄色のリボンの髪飾りが似合っていて、ものっすごい美人。ただしゃべりっぷりはまるで子供で、無邪気さ満面でした。

 最初のコーナーは佐々木がとにかく好きでよく使っていると言う固形石鹸を匂いだけで当てるゲームコーナーで、10個それぞれの固形石鹸の匂いを嗅いで14個ある固形石鹸の箱を当てはめていくというもの。最初の3個くらいは順調に当てていきますが(結構すごいと思われ)、そこから悩みに悩みます。うーんと、これ?違う、これ?みたいにひたすら悩んでいる姿を見ながら、まるで親戚の子供が無邪気に一人で遊んでいるのを大勢の親戚のおじさん、おばさん達で見守っている感が。。これは生半可な気持ちで参加している自分にはハードルが高いディープなイベントだったかもなーと思ってしまったりしたのですが、真剣にゲームに打ち込む姿を見てほんわかしてしまいました。何回か外れたりしましたが、無事10個当て切りました。

 次のコーナーはアンジュルムのメンバーのなんでもベスト3ということで与えられたテーマに沿ってベスト3を選ぶというもの。部屋がきれいそうな人が(3位から順に)和田彩花、相川茉穂、中西香菜、メイクがうまい人が勝田里奈、福田花音、室田瑞希、自分が男性だったら彼女にしたい人が相川、室田、中西という順。さらにランキング続きますが長々と話しているのに業を煮やしたのか、ここでゲスト2人が乱入します。

 アンジュルムの竹内朱莉と室田。ともに佐々木のメンバーカラーの黄色基調の服を着ての登場。この2人の登場にびっくり(佐々木は知らされてなかったよう)した佐々木はメンバー登場した安心感からか「エービックリキイテナカッタデモホカノメンバーノバースデーイベントデゲストデルノディーブイディーデミテタカラワタシノバースデーイベントデモダレカクルトハオモッテタケド」とかなんとか異様な早口でまくし立てます。それに「意味不明。ちゃんと日本語しゃべって。」と竹内からツッコミが。かなり時間押していたようで少しトークしただけではけてました(佐々木は年齢の関係から21時までしか働けない)。以降2人は客席後ろで見守ってました。

 ライブはコーナー合間に2曲、ラストに3曲歌います。やっぱりライブは楽しい。アンジュルムではそれほどソロボーカルを聞いたことないので、ここまでたくさん歌声を聞くのは初めてですね。声量それほどあるわけではないですが、音程は外さずしっかりと歌うタイプ、結構いい感じと思いました。アンジュルムで見せる豪快な踊りは無いのですが、天真爛漫に歌う姿は見ていてウキウキなれます。モーニング娘。の「好きな先輩」「涙が止まらない放課後」、鈴木愛理(℃-ute)の「通学ベクトル」、アンジュルム「ちょいとカワイイ裏番長」など。唯一知らない曲だった「絶対解ける問題X=♡」という曲は松浦亜弥のものだそう。ほとんどのお客さんは全部知っているようで振りとかコールなど熱くやってました。
 
author:de nudge, category:live(TOKYO FM HALL), 06:55
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