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2015/05/30 Predawn at 恵比寿Liquid Room
 2年ぶり4回目の女性シンガーソングライター清水美和子のソロユニット。単独ライブは初です。いつもはアコースティックギター弾き語りですが、今回はバンドセット。ベース、ドラムを率いた編成です。早めに恵比寿に着いて、ちょいビール飲んでしまってから会場に到着。ほろ酔いで聞きました。

 アンコール含め1時間40分くらいのセット。透明感とけだるさを併せ持つようなボーカルで主にアコースティックギターを弾きながら歌います。「Keep Silence」からスタート。ベース(曲によりウッドベースとエレクトリックを使い分け)とドラムはアコースティックなモードにほんのりの色付けするような音出しを入れてきます。小物なんかも多用。この曲では無いですが、ウッドベースのボディ部を紙でこすりながら音出ししている場面なんかもあって、おもしろいなーと。

 そしてそうしたアコースティックモードだけでなく、はっきりとしたリズムも聞かせます。そうしたリズムはオーソドックスなロックモードが多くて少し意外、ギターポップなモードで聞かせるかと思いました。そうした中で聞かせる曲は、アコースティックなものとは違う色になりますね。清水の声は瑞々しさが一番に前面に来るような響かせ方をするのですが、どこか気だるさな印象もあるもので、それがこのロックモードなアレンジにはまります。中にはサイケな感覚があるアレンジまでありましたね。

 中には清水がエレクトリックギターやキーボードを弾きながら歌う曲も。エレクトリックギター弾きながら歌った「Tunnel Light」は静謐さもありつつ、良いギターの響かせ方をしていました。他にも「Over the Rainbow」のような少し肩を揺らせる心地よい曲など、バンドならではの多彩さがありつつ、清水のきれいな声と良いメロディを堪能しました。

 この日はNectarian Night #02と名付けられたライブで#01は教会で行ったライブ。それには行けてないのですが、ライブ収録したDVDが発売されたので、それは見ました。この日のライブもDVDで見たいですねー、映像は取っていたようですがどうなるでしょう。
 
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 19:18
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2015/05/28 鞘師里保 at ディファ有明
 モーニング娘。'15の鞘師里保のソロイベント。ハロープロジェクトに所属するメンバーは誕生日近辺にファンクラブ向けのソロイベントをするのが恒例なようです。初めての参加。1000人入る大きな会場で、ラッキーなことに比較的前の方の席が当たりました。鞘師はこの日が17歳の誕生日。前日武道館で春ツアーのファイナルを迎え、6月から始まるという舞台の稽古もある中、このソロイベントの準備もあったはずで、大変そうだなーと。

 1時間20分くらいのイベントで、いろんなコーナーや5曲ほど歌うライブがあったりと盛りだくさん。司会は同じグループの鈴木香音で、いつもならお笑いさんとかが司会されているようですが、今回鞘師の要望で是非鈴木にということのよう。同期である2人はリラックスしてやり取りしていましたね。ただ鈴木は慣れない司会ということもあって、テンパっているかな、と思われる場面もありました。鈴木はダイエットに取り組んでいるようで、3週間前に見た時よりも明らかにほっそりとしていました。鞘師は「キレイになった」と鈴木をべた褒め。

 鞘師はコンサートグッズのTチャツにハーフパンツと主役にしては簡素な衣装での登場。メイクも最小限のようで子供っぽさ、、というより肌がすごくきれいで赤ちゃんっぽさもあります。その鞘師を変身させるというのが最初の企画で、衣装/メイク/髪型それぞれ何種類か用意し、お客さんに選ばせて拍手が多かったものを採用するという趣向。結果、白基調の清楚な膝丈までのスカートのドレス、ナチュラルなメイク、ツインテールの髪型となりました。メイクと髪セットは実際に写真撮る時などに担当されているメイクさんに登場してやってもらっていました。だんだんと変わっていくのが分かります。そして衣装着替えるために一回楽屋に引っ込み、通路側から変身した姿で登場。きらびやかでスターだなーと。

 その後は鞘師が応えるクイズコーナーで、以前スタッフが撮った鞘師が映っている映像を途中で止めて、この後鞘師は何をするでしょうと当てるもの。全て「全く記憶に無い」そうで3問出ますが全部はずれ。

 1問目は去年のハワイで椅子に座って鞘師が寝ているところをスタッフがポテトチップスを咥えさせるといういたずらをして起きた後に鞘師はどうするでしょうという問題で、答えはポテトチップスを手に持ったまま再度寝てしまうというもの。

 2問目は2年くらい前の写真撮影で服がぶら下げられている中でセクシーに振る舞ってとスタッフに言われた鞘師がその後どうするかという問題で、答えは張り切ってリアクションしたらこけたというもの。

 3問目はモーニング娘。加入の年かその翌年くらいの映像でローラーがついている椅子に乗ってフロアをギューンと移動してはしゃいでいた鞘師がこの後どうするでしょうという問題で、答えはメンバーの飯窪春菜のお尻に激突してしまったというもの(映像に見切れた形で登場した「ん?」みたいな感じの飯窪の素のリアクションがおもしろかった)。

 これらの映像にほんわかしたのですが、スタッフの愛情を感じて少しほろり。過去映像をかき集めてきたって感じなのですが、それらの映像が鞘師の成長記録になっているし、各々の映像の暖かく鞘師を見守る家族的な雰囲気が良いよなーと。

 ライブは5曲で最初の2曲は知らない曲でした。1曲目のソウル、ヒップホップさが前面に出たビートとメロディの曲がかっこ良い。鞘師の声に合っていますね。3曲目はアンジュルムの「ヤッタルチャン」で楽しさ満面。かわいさ満面の鞘師が味わえるのも良いですね。途中で鈴木も参加して仲良さげに2人で楽しく歌ってたのもいい感じ。4曲目はハロプロ以外の曲ということで絢香の「三日月」という曲でした。サビ部分聞いたことあるなーという曲でした。カラオケでこの曲を歌うことが多いとのこと。サビ部分の高音がちょい辛そうでしたが、鞘師の色で歌い上げていたような印象。そしてラストは高橋愛の「自信持って 夢を持って 飛び立つから」。スケール大きく歌っていました。

 ラストはサプライズプレゼント。鞘師が憧れているタレントのローラからメッセージが来ているということで流れます。「鞘師里保ちゃーん」と呼びかける声に鞘師は感激して泣きだします。そしてメッセージは録音ではなく実は、、と司会の鈴木がしゃべるとまさか本人登場?というリアクションを取ります。そして「本人に登場してもらいましょう」と鈴木が呼び掛けるとワゴンに載せたケーキを運んできたのはローラ、、では無くローラのものまねをする福田彩乃でした。てか、声そっくり過ぎ。全然気づきませんでした。鞘師はローラでなくてショックを受けていたようですが、すぐに「初めまして、以前生田衣梨奈ちゃんがお世話になって」と(恐らく)生田と共演したことある福田に挨拶していました。

 福田は鞘師に何かものまねを教えましょうということになって、にわとりの鳴き声を。これが抜群にうまくて会場拍手に包まれます。福田はその素直なリアクションをうれしがっていましたね。個人的に音楽ライブの場とお笑いって相性が悪いと思っていて、芸をやっている最中に笑いのポイント以外で変な歓声が飛んじゃったりする場面を過去見て来たりするのでどうかなと思っていたのですが、ここの場のお客さんはお笑いに対する聞き方を心得ている感じで、芸をやっている間はきちんと聞いて、そっからリアクションしてましたね。鞘師も鳴きまねを振り切ってやっていて、結構うまかったです。

 最初の登場の子供っぽさから、変身して歌う時にはもう手が届かない圧倒的なスターになるという過程を味わえた珍しいイベントでした。映像クイズ部分のみでも感じたのですが、メンバーをきちんと大人として扱いつつ、子供っぽい面もそのまま大切に持たせていようとするスタッフの愛情に囲まれているんだろーなーと、なんか感じ入ることが多かったイベントでした。
 
author:de nudge, category:live(ディファ有明), 00:39
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2015/05/12 Dave Sinclair、clammbon at Billboard Live TOKYO
 イギリスのCaravanというバンドにいたピアノ/キーボードDave Sinclairに日本のクラムボンとの2マンライブ。今年2月にここでJuana Molinaと原田郁子との2マンライブを見た時と同様にあらかじめステージには両者の楽器が置かれ、続けさまにライブが進みます。

 最初はクラムボン。キーボード/ボーカル、ベース/ギター、ドラムの3人組バンドで30回以上と一番見ているバンドですが、何度見てもライブは素晴らしいなーと思うことしきりでこの日も良かったですね。この日はミトの鳴らすギターの残響音からじわじわと音を足すインプロが続いてふと音を切ってからキーボードのイントロが鳴るのが印象ある展開だった、ひさびさに聞く「id」からスタート。そしてぱっと華やぐ「KANADE Dance」と来て、しっとり聞かせる「Re-アホイ!」。

 この日はこの場所に合った「大人なモードで」とのことで、新曲「yet」も遅いリズムにしてゆったりと聞かせる新しいアレンジになっていました。新曲ですぐに新しいバージョンを持ってくるってのがすごいですね。そういえば随分昔、シングル「サラウンド」の発売イベントをCD屋さんでやった時にいきなり違うアレンジバージョンの「サラウンド」をやってたのに面食らった記憶が(その日のミニライブの最後にはシングルバージョンで改めてやってましたが)。

 ミトは中学校3年生の時にCaravanのレコードを買って聞いていたそうで、そして数年前ラジオ番組企画でDave Sinclairと共演する機会があり、この日もひさびさにDave Sinclairから連絡が合って、せっかくなのでオシャレな場所で対バンしましょうと企画したそう。この日の夜は台風が来てたのですが、ラストの曲はそれにぴったりとあった「Re-Folklore」で締めました。「強い台風の去ってった夜に高いビルの上から街を眺めてた」なんて歌詞は、この日この場所に合いすぎてました。

 続いてDave Sinclair。最初にDave Sinclairとフルート/サックスの男性が登場します。朝焼けが想起されるような音世界でSinclairが歌うのですが、それがかなり良かったです。かなりのお年のSinclairはボーカルもそれにあったよれ具合もあるのですが、どこか瑞々しさが漂うものでした。そこからサポートメンバーで日本人3人登場。男性ベース、女性ドラム、女性ボーカル。女性ボーカルはSinclairの歌うコーラスもしたりしますが、かなりの曲でメインボーカルを務めていました。Sinclairの作った曲を歌うのですが、日本のムード歌謡っぽい節回しを入れ込んだ歌い方をするので、Sinclairの歌う世界とはかなり違う印象になっていました。

 Caravanのメドレーもあって、途中からはクラムボンの3人も参加してました。ミトはギターで参加していて楽しそうに弾いてましたね。プログレっぽい(というかCaravanは元々そういったバンドなのかな)ツインドラムやらSinclairのピアノと原田郁子のキーボードとのかみ合わせなんかもそういった味の音を堪能しました。ラストはクラムボンもカバーしていた「O Caroline」。この曲ってDave Sinclair作曲でRobert Wyatt作詞だったんですね。ボーカル3人でメインパートを回して歌っていました。いい感じの締めでした。

 4/24からこの日まで、かつてないような頻度でライブ行きまくりましたが、一旦ここでストップ。さすがにお金と時間を使いすぎましたね。。
 
author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 00:07
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2015/05/11 世武裕子 at Blue Note Tokyo
 1年ぶり4回目に見るクラシック作曲家兼ピアニスト兼シンガーソングライターの世武裕子のライブ。この日は前回と同じくシンガーソングライターモードでのライブ。もうクラシックモードのライブはやってないんですかね。1日2回公演の2回目を見ました。

 ピアノ、シンセを弾きながら歌う世武に、リズム隊が今回ベースに村田シゲ(□□□、CUBISMO GRAFICO FIVE)、ドラムにBOBO(54-71、DE DE MOUSE+Drumrolls、MIYAVIのバックなど)という野性味あるコンビで、オシャレなジャズクラブには合わない格好(バスケジャージとかカラフルなシャツとか)で登場。これは世武の指定でそういった格好をしているとのことです。

 歌自体は日本のポップ、ロックを吸収したような印象のメロディ。ボーカルとともにメロディ自体に特別なものを感じたり、つぼに入るようなところはあまり無いのですが、クラシック、ジャズ、民族音楽などを通過したアレンジがこれらのメロディに組み合わさるのがおもしろいですね。指の動きがすごいというか、あれ弾きながら歌うってすごいなーと。ものすごい速弾きにベースがユニゾンで合わせて、そこからドラムがかぶさっていく曲なんかはおおーってなりました。村田シゲはコーラス取ることも多く、いい感じで加わります。BOBOのドラムは高音で余韻が無い気持ち良さがあるスネアの音が最大の魅力と思ってますが、この日のライブのセッティングでは変えているのか、そういった持ち味は抑えめな音だったような。それでも複雑なアレンジに沿いつつ荒々しく叩く展開なんかもあったりして魅力的。

 中盤で2曲ほどゲストが加わります。plentyという男性3人組バンドのギター/ボーカルを務めている方だそうで、plenty、世武それぞれの持ち曲を1曲ずつ。甘い声でそれまでの低目な世武のボーカルとは対比的な世界になっていたような。

 本編ラストの2曲が圧倒的で、ZAZEN BOYS「Honnoji」のカバー。あれをピアノトリオで再現させるのがすごい。ピアノの連弾と力強いリズム隊で世武が「本能寺で待ってる」と繰り返し歌う様は迫力ありました。そして立て続けにすごいピアノソロから早いリズムが重なるインスト曲で怒涛のラストを締めました。序盤のJ-POPなモードから徐々にコアに突き進むようなセットはおもしろかったです。アンコールは世武一人が出てきて弾き語り。世武がバックバンドとして参加しているチャットモンチーの紹介も少しだけした後(楽譜入ってるクリアファイルがチャットモンチーグッズとのこと)、ハイキングが好き(でも一回しかしたことないって言ってたかな)ということで作った曲とかで、それを感じさせる雄大さがあるメロディでした。
author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 22:20
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2015/05/09 Sunset Lounge at 江ノ島展望台
 以前Freedom Sunsetという名前で開催していた展望台下のテラスでのダンスもの中心のフェス。4年ぶりの参加になります。どんよりした天気で雨が心配されましたが、どうにか持ちました。タイトルにある夕日は残念ながら見えずでしたが、上方にそびえる展望台の下で、東京湾に面していて海と島、遠くの町など見えるロケーションは気持ち良いですね。

 14時頃到着。19時前くらいまでの滞在。Wataru Sakuraba(途中から)→BLACK BOTTOM BRASS BAND→Sunset Session→Paul Murphy aka MUDD→kaoru inoueという順番でした。簡単に感想を。

 Wataru Sakuraba
 最初のDJということでミドルテンポ中心でまったりと乗れる曲をかけています。会場周辺を散歩したりベンチ座って遠くに聞こえる感じに聞きました。砂原良徳「in and out」ひさびさに聞いた、いい感じーとなって、その次にかけていた女性ボーカルの曲がどこかで聞いたかも、、と思いつつも思い出せず。


 BLACK BOTTOM BRASS BAND
 1年半ぶりに見る関西出身のニューオリンズスタイルなブラスバンド。ダンスもの中心の中では異色なアクトになります。この場所でのBLACK BOTTOM BRASS BANDは楽しみにしていました。会場下のスペースから音が聞こえてきたと思ったら、そこからの演奏開始。ハーメルンの笛吹きよろしくお客を連れて階段を上ってステージに来ます。この場所で響くセカンドラインは気持ち良い。前日に発売したというアルバムからの曲や「ストロベリー・ダンス・アワー」(テレビ番組「発掘!あるある大事典」のテーマソング)、「Iko Iko」(ニューオリンズの伝統曲カバー)、「ワッショイ☆ブギ」など代表曲を繰り出して盛り上げました。ライブ終了後はまたステージから降りて演奏を続け会場を降りて行きました。


 Sunset Session
 機械からトラック流すkoyasu、ギターARATA、サックス/フルートのshinsuke fujiedaの3人によるセッション。心地よさあふれる演奏ってな印象でshinsuke fujiedaのソプラノサックスやフルートの音が気持ち良い。後半に進むに連れてベース音強調した音が出てきて、踊るお客さんも増えていきました。


 Paul Murphy aka MUDD
 初めて見るイギリスのDJ。ソウル、ディスコものからハウスなビートも足してきて心地よい空間を出していました。途中、このフェス主催者で司会もしていた方(shiba)がトランペットを吹きます。ビートにあったオシャレ感と切なさが漂う音で良いマッチぶりでした。


 kaoru inoue
 半年ぶりに見るDJのkaoru inoueがトリです。Paul Murphyの流れを受け継ぎつつ、徐々にテクノ、ハウスな面を押し出していく感があったDJ、くぐもったシンセ音を細かく重ねているような曲が気持ち良かったですねー。ラスト30分の展開なんかは最高でした。こちらもshibaがトランペットで加わった場面ありました。暗くなっていく中でライトアップされる展望台もいい感じ。


 kaoru inoue終了後、shibaとkaoru inoueの挨拶があって、shibaがクロージング的にDJしていました。ここで会場後にしたのですが、遠くにレベッカの「フレンズ」が聞こえてきてびっくり。お客も合唱していたような。これまでのテイストとは違う曲をラストクロージングにかけてしまうっておもしろいですね。確か前回来た時も同タイミングで会場後にしたのですが、その時はTHE BLUE HEARTSの曲がかかっていたような。
author:de nudge, category:festival(Others野外), 06:08
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2015/05/08 Splashgirl at 代官山 山羊に、聞く?
 1年ぶり2回目に見るノルウェーの男性3人組ジャズ主体のバンド。前回感激するところ多々あったライブでまた見れたらいいなと思っていたのですが、思ってたより早く機会がありましたね。音源いくつか出しているようですが自分は「Field Day Rituals」のみ持っていて、それ去年から聞いていました。

 ピアノ/シンセ、ウッドベース、ドラム/PCといった編成。今回はゲストで日本人ミュージシャンが加わっていて、尺八奏者と琵琶奏者。尺八は見たことありますが、琵琶を見るのはたぶん初めて。リュートやウード系統の弦張っている部分が卵型のような形状の弦楽器。それを指や小型の扇子みたいな(三味線弾くやつと一緒かな)ものではじきながら音を出していました。ライブは彼らを加えたセッションが20分ほど、Splashgirlのみで45分ほど、アンコールでまた二人が加わってのセッション15分ほどといった流れでした。

 セッションは即興的な小音を重ねる場面と一体となってぐわーっと音がせまる画面が交互に来るような展開を聞かせました。それぞれ個性ある音を聞かせますが、お互いの音に反応しているようなところも多々あります。が、ピアノと尺八が協調して音を出しても絶対に混じり合わないというのが逆におもしろく聞けました。琵琶奏者の方は声も重ねてきてそれがなんとも透き通ったものでいい感じ。情緒な方向に流れ過ぎない端正を極めたようなSplashgirlの音と拮抗するのがおもしろかったです。にしてもSplashgirlの面々はセッション慣れしているんだろうなーと想像できますが、尺八奏者、琵琶奏者もセッション慣れしている感じで自分の音をしっかり出しつつ、協調を見せたりとこういった異色なセッションでも聞かせるつぼみたいなものをつかんでいらっしゃる感じでした。

 続いてSplashgirlのみのライブですが、いいですね。アコースティックな編成で音も一聴はそんな感じなのですが、ピアノとウッドベースは機械使ってほんのりとした加工をして音出ししているようで、不思議な奥行きがある音に感じられました。またこれは弾き方によるところが大きいのかもしれないのですが、一音一音に重さがあるんですよね。音量もそれほど大きくない(マイクも最小限)し、低音を強調しているわけでもないのに。ドローン音を主体とする音を入れ込むことが多いからかもしれませんが。そしてこれを即興ではなく用意された曲で行うところがまた良いです。隙間を埋めるような音は入れ込まず、抑制に抑制を重ねる演奏スタイルがゆえに出す一音の重みが違ってくるとも言えるでしょうか。

 「Field Day Rituals」からも何曲かやっていて、「Dulcimer」「Mass」「Never Been Anywhere Before」あたりかな(違ってたらスミマセン)。本編ラストでやった「Never Been Anywhere Before」は高音がはねるピアノのリフにスネアにタオルをかぶせつつ強めに叩くドラムが抑制と激しさ双方拮抗しているような音で、そこにウッドベースのひずんだ音がうねっていくのはたまらないものがありました。端正に作りこまれた曲を一音一音丁寧に鳴らしていくアンサンブルを堪能しました。

 アンコールは再びセッション。日本人ゲストのお二方は最初のセッションの予定だけだったようで、琵琶奏者の方は「楽器しまっちゃったので声だけでご勘弁を」と。声がフォーカスされることの味もあったような。尺八は悠然とした吹き方で、どういったセッションでも個性出せるんだろうなーと思いました。
 
author:de nudge, category:live(月見ル君想フ、晴れたら空に豆まいて、山羊に聞く?), 00:19
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2015/05/06 モーニング娘。'15 at 中野サンプラザ
 前述の川崎のイベントの後、中野に移動してモーニング娘。'15の春ツアーを見ます。一日二回公演の二回目の方。まだ春ツアーは5月下旬まで続きますが、個人的にはラストとなります。1階真ん中より後ろ目での席で見ました。Juice=Juiceと同じくスカパーの音楽番組の縁でベッキーからお花が届いてました。

 オープニングアクトでこぶしファクトリーが2曲。「念には念」とモベキマスのカバーで「かっちょ良い歌」。ともにロックテイストの盛り上げ曲でこっち方面に進んでいくんですかね。ドスの聞いた声を聞かせる広瀬彩海や井上玲音などいるので、楽曲にあってる感があります。

 モーニング娘。'15はBパターンと呼ばれるセットリストでこちらの曲がめちゃめちゃ好みの流れで楽しかったですねー。春ツアーもう4回見ているので最後くらいはまったり見ようかなと思っていたのですが、一番熱く聞いちゃいました。最初の「青春小僧が泣いている」は舞台後ろのスクリーンが真っ白に光ってメンバーが影のように見える状態から登場して、もうそれだけでかっこ良い。「夕暮れは雨上がり」は12期メンバーが中央で円を囲み、他メンバーがその外を円状に踊りながら回るところがあるのですが、裾が長い衣装でそれを片手で持ちながら回るのが優雅。とりわけ生田衣梨奈がいい感じ。

 「独占欲」は譜久村聖と小田さくらが歌担当で生田と石田亜佑美がラップ担当。石田のラップはこれまでのコンサートで聞いてきた限りでも元々すごくかっこ良く聞かせたのですが、この曲では生田のラップもいい。リズムにかなりはまっていて石田とのコンビもいい感じでした。「気まぐれプリンセス」では鞘師里保がマイクを落としてしまうハプニングがあり、石田から一時的に借りて歌いそしてすぐ戻すなんてコンビプレイをやってました。そういったハプニングにどう対処するのを見るのかもライブの醍醐味だったりしますよね。

 「Memory 青春の光」は佐藤優樹と小田さくらがハモリを聞かせますが、小田の高音がすごくキレイ。この日のMCで「この曲は今回のツアーで一番の挑戦」と語っていた小田ですが、突き抜けたボーカルを聞かせていました。「SONGS」はほぼトラックがオフビートな中で歌だけでビートを刻んでいるような所があるのですが、そこがなんともかっこ良い(サビは個人的にはあまりつぼに入らず)。そしてこの曲から「Help me!!」「TIKI BUN」がメドレーで合間無しに続いていくのは圧巻。そして「The 摩天楼ショー」「愛の軍団」「君の代わりは居やしない」「わがまま 気のまま 愛のジョーク」「What is LOVE?」の本編ラスト5曲はかなりはしゃいじゃいました。「わがまま 気のまま 愛のジョーク」あたりで尾形春水が足を引きずっていたので、ケガしたかな?と思ったのですが、なんとか最後まで乗り切っていました。

 4日前の広島では体調崩して欠場していた工藤遥は無事復帰してました。グループの中でも存在感ある声でユニゾンの中でも良い響きを聞かせます。自信満々に歌う様も良くて「What is LOVE?」の道重さゆみから引き継いだソロパート「Is It Necessary?」の部分はイケメンナルシストのキャラを存分に発揮した歌と表情で、おじさんですが「きゃー」って言いたくなるほど(言いませんけど)。この日は八王子で見たラーメンに対するラブレターの第二弾(各メンバー持ち回りで2巡目のよう)で、工藤が帽子に対するラブレターを読み上げてましたが、その声もすごく良かったです。にしてもこのラブレターの文章はバラエティ番組の作家さん辺りが入って書いているんじゃないかなと思わされるくらいに笑いが取れるように練られた文章ですね。カツラも帽子の一部で二重に帽子をかぶって云々で爆笑起こってましたが、普通の人が作れるおもしろ文章とは思えないなーと。

 アンコールでは翌日誕生日を迎える佐藤をお祝いして「まーちゃん」コールが客席から上がります。それを受けてリーダーの譜久村がハッピーバースデーを歌うよう促して会場中みんなで歌いましたが、ここの譜久村の仕切りがうまいなーと思いました。「…ハッピバースデーディアまーちゃん」の後に「ハッピバースデートゥーユー」と続くところって間が空くので、どこで歌入るのか結構大人数で歌う時難しいのですが、譜久村が合図を出してきちんと揃っていました。

 ラストの「涙ッチ」終了後(歌い終わる時に生田が両手人差し指をほっぺに当ててかわいらしかった)、メンバー退場となりますが、そこでも「まーちゃん」コールが起きます。のどをおかしくしているようで(3月郡山の時ほどひどくはなかった)、最後の方は声がガラガラしてましたが一人で出てきて、歓声に応えていました。13人のライブもあっという間にここまで見せられるようになったのすごいなーと。次自分が見る機会は夏のハロコンになるかと思いますが、早くも秋ツアーがどんな感じになるか楽しみですね。今は12期メンバーがワンセットとなる曲が多いですが、そこもばらけてくるはずなので歌割りやフォーメーションなども今と違った楽しみが出て来るのではないかと。
 
author:de nudge, category:live(中野サンプラザ), 07:42
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2015/05/06 Juice=Juice at クラブチッタ川崎
 シングル「Wonderful World/Ca va ? Ca va ?」のシリアルイベント(シングル買うと付いてくる応募券で抽選に申し込んで当たると無料で行けるイベント)。3回ある内の1回目に申し込んで当たって行ってきました。川崎にある大きなライブハウス初めて来ました。周りの建物がキレイでいろんなお店があり人が賑わっています。

 30分ちょいのイベント。去年のシリアルイベントは軽いゲームコーナーみたいなのがありましたが、今回はMC少しあるだけで歌う曲数増やしてきました。6曲。発売したシングルの他に「五月雨美女がさ乱れる」「天まで登れ!」「選ばれし私達」「Magic of Love」をこの回はやっていました。2日前のフルコンサートと感想がかぶっちゃうので詳細は割愛しますが、自信たっぷりに楽しそうに歌う様は良いですね。踊りながら歌うグループでここまで歌をきちんと聞かせる、うまいなーと思わせるのがすごいというか。どんな歌でも自分達の声で良いものに変えてみせるくらいの意気込みが伺えてすがすがしいです。

 また、Juice=Juiceで良いなーと思うのは外を向いているというか、自分達をよく知らない人たちにも常にアピールすることを心掛けているところですね。基本ライブを楽しめれば良くてコアなところまで入っていこうとは思わない自分にはありがたいというか。おまけでそれを強く感じた、以前行ったJuice=Juiceのイベントについて。
 
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author:de nudge, category:live(クラブチッタ川崎), 06:00
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2015/05/05 Buffalo Daughter、Yasei Collective at 青山 月見ル君想フ
 ここのライブ会場で行っている企画のパラシュートセッション。客席中央に2組のバンドの楽器を向かい合うように配置し、お客は周りを取り囲むように見るスタイル。バンドは一曲ごと交互に持ち曲を事前に決めずに行うという珍しい形式の対バンライブを見に行きました。この日はインスト軸の(Buffalo Daughterは歌も入れてきますが)バンド2組のライブ。

 前後半あり、前半はBuffalo Daughterからスタートで3曲ずつ50分ほど。後半はYasei Collectiveからスタートで4曲ずつ60分ほど。アンコールで両者合同で1曲10分ちょいみたいなライブでした。それぞれの感想を。

 Yasei Collective
 初めて見ます。ギター/機械、ベース、ドラム、キーボードの男性4人組のインストバンド。メロウな感覚があるジャズ、フュージョンなメロディなどを主体にマスロック的な変拍子+ブレイク+次々と変わる展開で聞かせると言った印象。最初の曲なんかはドラムが他の楽器から少しずらしたリズムを淡々と刻んでいて、非常にテクニカル。後半ラストの曲はリズムチェンジをブレイク挟まずに徐々に切り替えたり、いきなり切り替えたりと目まぐるしい展開のアレンジがおもしろかったです。


 Buffalo Daughter
 個人的にはお馴染みBuffalo Daughter。1年半ぶりに見ます。ギター、ベース/キーボード、ターンテーブルの3人組ですが、ターンテーブルのムーグ山本は健康上の問題から欠席のよう。お馴染みサポートのドラム松下敦(Zazen Boys)が加わった3人編成のライブとなります。「Super Blooper」からスタート。相変わらずのかっこ良さ、一発目の音でおおーっとなりましたね。ムーグ山本が普段出している音は大野由美子か、PA席でミックスしているzAkが出していたんでしょうか。

 ギターのシュガー吉永とベース/キーボードの大野由美子は機械やループも使いつつ音を膨らませて行きます。主軸となるギター、ベース、ドラムでの乗りやすいグルーヴや心地よさやどこかもの悲しさがあるフレーズ、ボーカルなどが織り込まれて楽しいです。ダンスミュージックとして機能しそうな曲が多いですが、中にはパンキッシュなロック曲をやったりといろんな魅力がある楽曲を。

 「Autobacs」のドラムはいつ聞いてもすごい。Yasei Collectiveのドラムの方が「生で叩いている音のでかさのレベルが違う」と驚嘆していたほど。長尺曲の「303 Live」ではシュガー吉永がYasei Collectiveのメンバーに「後半から入ってきて」と演奏に加わるように指示。「後半って?」「聞いてたら分かるから」と雑な指示ですが、きちんと加わっていました。ラストの大団円に向かっていろんな楽器の音が加わった展開はおもしろかったです。またびっくりしたのが、その後半に入るドラム無しのビートレスセッション的なところで、大野由美子がバイオリンを弾いていたこと。いろんな楽器をこなす大野ですがバイオリン弾いているのは初めて見ました。


 本編終了後拍手鳴りやまず、再び登場。アンコールは予定していなかったようで、両者何やるか?に。Yasei Collectiveは即興のセッションをやるしかないかなと考えたようですが、Buffalo Daughterが「Pshychic A-Go-Go」をやるのでついてきてと。ワンコードなので大丈夫大丈夫、と。この加わり方もいい感じで特にYasei Collectiveキーボードの方のフレーズが良かったです。Buffalo Daughterの大野が出すキーボードのリフをいい感じで膨らませつつ、オリジナルなメロディも入れ込んでいた感じで。

 刺激ある2時間超えのライブ堪能しました。やっぱバンドっていいなーと。
 
author:de nudge, category:live(月見ル君想フ、晴れたら空に豆まいて、山羊に聞く?), 06:25
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2015/05/03 Juice=Juice at 中野サンプラザ
 Juice=Juiceの初の単独ホール公演。前日が初回公演でこの日は2日目。昼と夜2回ある内の昼公演に行ってきました。

 前日広島の夜のモーニング娘。'15コンサート終了後、夜行バスで東京に戻ります。当初飛行機でこの日の朝戻ってこようと思ったのですが、宿が取れず(前回ブログに書いているように広島でのフラワーフェスティバル開催のためと思われます)断念して夜行バスに切り替えました。朝東京に着いて自宅に一旦帰った後に会場に向かいます。会場は初めてのホールコンサートということで多くの花が。ベッキーとサンドウィッチマンはびっくりですね。ベッキーは司会しているスカパーの音楽番組でこの前ゲストにJuice=Juiceが来ただけの縁、サンドウィッチマンはたぶん会ったことすらなくて、高木紗友希と金澤朋子がサンドウィッチマンのファンということを聞いただけでの縁ということで、この2組の律儀さが伺えます。

 Juice=Juiceの単独ライブを見るのは2回目。1階真ん中より前目の位置。もう何回も来ているこの会場ですが、開始前からそわそわしてしまいました。オープニングアクトということで2組が予定時刻より前に登場します。最初はこぶしファクトリー。2月Berryz工房公演のゲスト出演時でも歌っていた「念には念」という曲を。広瀬彩海が足のケガにより欠場で7人でのパフォーマンス。フィンガー5の「恋のダイヤル6700」を思わすような「ネンネンネンネネンネンネネン」という歌の部分が妙にくせになる感じで、この前仕事でバタバタ焦りながら作業していた日があったのですが、その時にこの部分が頭の中で延々とリピートしていたことがありました。

 2組目はカントリー・ガールズ。「恋泥棒」と「愛おしくってごめんね」の2曲を。合間のMCも小気味良い楽しさ。小関舞が自分の誕生日の何日か前に自分の欲しいものを「そんなつもりは無かったのに」Juice=Juiceの宮本佳林にメールしたら、「誕生日にくれましたー」と語って、「それ要求してるじゃん」と総ツッコミ受けてました。

 そしてJuice=Juice登場。前回見た時から衣装ががらっと変わっていて、ラメの入ったキラキラしたものが多かったような。またライブハウスではスニーカーでやっていたのが全部ヒールのあるブーツになっていました。激しいダンスあるのでコンサートはスニーカーのままでもいいんじゃないかなーと思ったりするのですが、ブーツの方が大きなステージに映えるのは確かですね。デビュー曲「ロマンスの途中」からスタート。この時点でウルウル来るものありましたね。華やかで彼女達はスターだなーと登場一発目で思わされました。

 持ち曲は全部やったかと思います。また7月には初めてのアルバムも出すそうで、そこからの新曲2曲も。いろんなアレンジの曲を歌いますが、個人的に一番好きなのは「ロマンスの途中」「イジワルしないで 抱きしめてよ」のファンク歌謡路線。この2曲はいつ聞いても胸が高まります。「イジワルしないで 抱きしめてよ」の前後で歌った「ブラックバタフライ」と「裸の裸の裸のKISS」はタンゴ調の曲で、これまではそれほどつぼに入る感じでは無かったのですが、大きなステージでやると映えるなーと少し考えを新たに。「ブラックバタフライ」はサビで5人で蝶をかたどったような体型で歌うのですがそれも良い感じ、「裸の裸の裸のKISS」はフラメンコのギターやタンゴのリズムもありながら4つ打ちのダンスビートも聞かせていて、このトラックで踊りながら歌うってのもすごいなーと。

 「初めてを経験中」はかわいさ満面の曲。この曲でセンターに立つ女優系な風貌を持つ植村あかりの笑顔と歌もいい感じ。本編合間にハロプロ研修生が2曲歌います。全員名前覚えられていないですが、(全然似てないって怒られそうですが)ももいろクローバーZの百田夏菜子のにこっと笑う感じが似ている浅倉樹々と、モーニング娘。'15の羽賀朱音を小柄にして動きをキビキビとしたような感じの船木結のパフォーマンスが印象的でした。研修生はこの後こぶしファクトリーのメンバーと一緒に何曲かでJuice=Juiceのバックダンサーも務めていました。

 MCでは去年からやってきたライブハウスのロングツアーの思い出を振り返るということで、金澤が自分の誕生日前日に地元埼玉でやったライブでお祝いしてもらった時のことを写真見せながら語っていました。普段は冷徹なキャラが売り(?)の金澤がこの時は泣いてしまったそうで、高木がツッコミ入れてました。さらに高木がしゃべり続けて「私が誕生日の時のライブで曲の途中でメンバーが抱きつきに来てくれたのに、金澤一人だけ気づかず客に愛想振りまくっていた。」と言って、その時の映像を流すのですが、これが思いの他おもしろい映像でした。頭の回転早くしっかりとしたしゃべり(しゃべり声も素晴らしい)ができる金澤はツッコミ役に回ることが多いようですが、個人的には自由にやらせてボケた時には高木がツッコむことをやったらもっとおもしろくなるかなと思いました。高木は人の話に対するリアクションが早いなーと思うことが多いのでツッコみ役に適しているんじゃないかと。

 カバー曲もありメロン記念日の「香水」を。この曲初めて聞きますが、いいですね。ラストの金澤のソロボーカルは素晴らしい、ウルウル来ました。そしてカバー曲としてはお馴染みの太陽とシスコムーンの「Magic of Love」は迫力満点。高木のフェイク部分が圧倒的ですが、他4人のボーカルもすごく良いです。リーダーの宮崎由加はほっそりとした体型で困り顔やかわいらしい笑顔で歌います。歌自体も線が細い感じなのですが、かわいらしい声はグループの中での個性になっていると思います。そして多種多様な個性を持つ中でもセンター担当することが多い宮本の笑顔、ダンス、歌はこのグループの芯だなーと思わされることが多くて、その動きや声にウキウキとなります。

 アンコールはハロプロ研修生とこぶしファクトリーが参加して祝祭っぽい雰囲気での「天まで登れ!」、バラードでしっとっりと聞く「続いていくSTORY」、そして彼女達にとってはすごく重要な曲として捉えているであろう「Wonderful World」で締めでした。素晴らしい1時間50分ほどのライブ堪能しました。
author:de nudge, category:live(中野サンプラザ), 00:06
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