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2014/10/26 木村カエラ at 横浜アリーナ
 前日に引き続き横浜アリーナで木村カエラ。この日は「Poppin' PARK」と銘打たれていて、その名の通りポップ寄りの曲中心でした。前日と同じ25曲で2時間半くらい。「Butterfly」と「TODAY IS A NEW DAY」のみが前日とのかぶりで、後は全部違う曲と気合入ってますねー。またこの日は何曲かでダンサーを入れてきました。踊る木村カエラも堪能。

 MCも初日に比べてリラックスした感じで、いろんなことをしゃべっていたような。印象に残った曲をいくつか。

 「Ring a Ding Dong」はCMでやっていた曲でラスト近くのステップがかわいらしい。結構難しいステップでマネはできないですね。「L.drunk」は前日の「Rockin'ZOO」でやっても良さそうな疾走感溢れるロック曲。NatsumenのA×S×Eが作った曲で、かなり好きなもののこれまでライブで一回だけしか聞いたことが無かったんで、今回聞けてうれしかったです。

 木村カエラを初めて見たのは2006年のRock in Japanでしたが、その時はほとんど興味が無い存在で、ライブもなんの気も無しに見たのですが、えらく感動してその後フェスでよく見るようになりました。その時に一聴でものすごくはまったのが「You」で、この日やってくれました。どこか寂しげな感じのメロディをからっとしつつ意志のこもった声で歌うこの曲は今でも木村カエラの中で一番好きな曲です。

 一足早い冬モードな「A winter fairy is melting a snowman」「Snowdome」なんかもひさびさに聞けてうれしい。「Snowdome」のサビはトキメキますね。本編ラストは「BANZAI」「Magic Music」で明るく締めました。アンコールは2回ありました。2回目のアンコールは長い感謝のMC。10周年を迎えるまでに支えてくれたスタッフ、バンドメンバー、お客さんに丁寧にお礼を言ってました。

 そしてラストは10周年記念でリクエストで募った人気曲のベスト盤に1位として収録された「happiness!!!」。最初のトゥルトゥールの部分は木村カエラをよく知らない時に、印象に残っていたフレーズで知らない内に口ずさんでいたこともある曲で、通常のメロディ部分含めてなんか良い曲だなーと思っていました。よく聞くようになってからもその時からの印象は変わらず。ふわふわと動きたくなるような少しウキウキとした感じになれるさわやかな曲ですね。

 ライブ終了後、前日と同じくバンドメンバー全員で手をつないで、木村カエラはマイク無しで会場中に響くように「ありがとうございましたー」と叫んで深々とお辞儀。前日と違っていたのは、長いお辞儀から顔を上げると号泣していました。木村カエラが泣くの見るのは初めてですね。いろんな人が提供する曲をスタッフやバンドメンバーと一緒に木村カエラ色にまとめ上げて、パフォーマンスする場を作ってきたのはすごいなーと思います。2日間行けて良かったです。
 
author:de nudge, category:live(横浜アリーナ), 23:39
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2014/10/25 木村カエラ at 横浜アリーナ
 今年のSummer Sonicで見て以来、9回目に見る木村カエラ。デビュー10周年ということで横浜アリーナでの2日間。その初日です。単独ライブとしては一番大きな規模のライブのよう。当初どちらか1日行くつもりでしたが、ひょんなことから両方行くことになりました。

 2日間でセットリストはかなり違うそうで、初日は「Rockin'ZOO」と名付けられていてロック寄りな日とのこと。アリーナで縦に長い方にステージが作られています。自分がいた席はそのステージを横から見る感じの位置。1階部分はスタンディングでそちらのお客さんは激しい曲ではモッシュ、時折ダイブなんかもありました。

 「Level 42」から始まったライブは、最初の7〜8曲くらいをいきなり飛ばしたモードで聞かせてきます。小柄な体でキビキビした動きをしながら歌う木村カエラの姿に煽られ、盛り上がります。「BEAT」はギターを弾きながら歌うのですが、その様も格好良い。

 MCで「好きな曲を歌います。さてなんでしょう?という問いかけから、ヒントが10月と言えば、、で、ハロウィンだから、、」と「WONDER Volt」という曲を歌います。この曲初めて聞いたのですが、かわいらしくおもしろい曲でした。ゲゲゲの鬼太郎みたいなリズム入り出しから、ディズニー映画とかにありそうなファンタジー感あるサビにつながっていく曲。

 前日が木村カエラの30歳となる誕生日だったそうで、おめでとうコールが飛びます。ここで「ハッピバースデー歌ってくれる?」となって、キーボードのイントロに合わせてお客さんが歌うのですが、後でこれはフライングとなることが判明します。知っていたバンドメンバーはあっちゃーってな感じだったでしょうねー。

 中盤落ち着いた曲をいくつか。ここはかなりぐっと来ました。ロックな一面が一番似合うかなと思う木村カエラのボーカルと動きですが、丁寧に歌い上げる曲も良いです。「orange」や「Sun shower」など。「Sun shower」は10周年記念でリクエストで募った人気曲のベスト盤に4位として入っていましたが、アコースティックギターのやさしいイントロから始まるからっとしてさわやかなメロディに伸びやかな声がマッチしていて良いですね。クラムボンのミトが作った曲ですが、良い曲だなーと。ギターの會田茂一は弓弾きでバイオリンチックな音出しをしていてそれも効果的。

 「Circle」はタオルを振り回すのがお馴染みですが、その曲終了後「ホコリがすごい」ことに。1万人以上のお客がタオル振り回す光景は圧巻ですが、ホコリもとんでもない量になりますね。ここから「過去最高に飛ばしていきます」と宣言して、「Yellow」からラストの「You know you love me?」まで激しい曲が続きます。ここまででもかなりの時間ライブやっていますが、木村カエラは激しく動き歌います。もう2人のお子さんもいらっしゃるママさんなのに、体型変わらず運動量もすごいですね。

 本編終了。会場でチラホラとピンクのサイリウムが光ります。木村カエラのカラーなのでしょうか。アンコール登場前にスクリーンに「前日木村カエラの誕生日なのでサプライズとしてみんなでハッピバースデー歌いましょう」と書かれます。ここでお客もあいたた、さっきやってしまったーと知ることとなります。メンバー登場して「『Butterfly』やります」と木村カエラが言って、キーボードの音から入りますが、ここでハッピバースデーのイントロになり木村カエラびっくりします。お客が歌い、会場の上から白と赤の風船が大量に降ってきます。壮観でしたねー。「さっきやったじゃーん」と言いながらも木村カエラうれしそうでした。

 アンコールラストは新曲の「TODAY IS A NEW DAY」。「ナルシストじゃないけど、毎朝聞いている」ほどの思い入れがある曲のよう。切れのあるアコースティックギターのリフから、ドラムが切れ込んでいく最初の部分がかっこ良い。前向きさが伝わるメロディの歌詞をさわやかに歌っていて良い締めでした。

 この日のバックはギター×2、ベース、キーボード、ドラムの編成。メンバーはベース4106xxx(SCAFULLKING)、キーボード中村圭作(kowloon、sgt.やtoeのサポートも)、ドラム柏倉隆史(toe)、ギター會田茂一、ギター渡邊忍(ASPARAGUS)。この日のMCで知ったのですが、この10年間ほぼ固定メンバーでやってきたよう。中村圭作は6年前から、會田茂一はライブについては時折な参加ですが「リルラリルハ」のプロデュースから関与しているので、古い付き合いですね。

 特に4106xxxとは初めて会ったのが木村カエラが高校生の時だったそうで、そこから今までずっと一緒にやってきたと紹介され、4106xxxは目をウルウルとさせていました。普段タイプの異なる音楽をやっているメンバーが木村カエラの元に集まり、一つのチームとなってずっとやってきているのが良いですよね。モデルさん出身で音楽やっていらっしゃる方は他にもたくさんいるんでしょうけど、木村カエラほどバンドメンバーと一体となって、自分の音楽作り上げてきた方はいないのではないでしょうか。10年間かけてこういった大きな場でライブできるようになるというのはすごいと思います。

 すごく楽しくてノリノリで聞きました。1万以上お客さんの熱気がすごいのか、汗だくになりました。
 
author:de nudge, category:live(横浜アリーナ), 21:28
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2014/10/19 Taico Club(街でタイコクラブ) at 渋谷O-EAST
 9年目となるそうな渋谷音楽祭。渋谷音楽祭は2日間渋谷の街あちこちで音楽やっているらしいのですが、全く把握しておらず。その中に組み込まれているTaico Club(毎年長野の野外でダンスもの中心のフェスやってる)が手掛けたイベント「街でタイコクラブ」に行って来ました。TSUTAYA O-EASTとduo MUSIC EXCHANGEで同時並行的にやっていて、自分はO-EASTの方のみ滞在。

 会場に向かう途中で、道玄坂の道を歩行者天国状態にしてブロックパーティー形式で演奏しているステージが2つありました。その中の一つでボーカル/スネアドラム、アコースティックギター、トロンボーン、パーカッション×2という編成でやっていたバンドがかっこ良かったので足を止めて4曲ほど聞きました。カンタス村田とサンバマシーンズというバンド名で、おー名前聞いたことある見れてラッキー、でした。

 サンバ、ジャズ、ボサノヴァなどをほどよく混ぜた感じの曲にウキウキと聞けました。ボーカルのカンタス村田はSaigenji系統の味あるラテンなボーカルでお客を積極的に巻き込むスタイルが楽しいですね。またブラシでスネア叩きながら歌う様もかっこ良い。ギターも丁寧にリズムをまとめ上げる感じに聞かせ、唯一の管楽器で鳴らされるトロンボーンのフレーズもいい感じでした。

 会場到着。ここからがTaico Clubになります。見たのは、にせんねんもんだい→Kettel→Gold Panda→Dosh。順に感想を。にせんねんもんだい以外は初めて聞きます。


 にせんねんもんだい
 半年ぶり9回目となるギター、ベース、ドラムの女性3人組インストバンド。前回見た時と同様にアルバム「N」の3曲を順番に演奏する45分ほどのライブ。ストイックにリズムを刻みつつ、加工されたギターのいろんなフレーズが酩酊感を呼ぶように鳴らされます。ミニマルな世界から突如現れたかのように叩かれるスネアの音とか、ベースのリズムチェンジなどはっとする瞬間もあり、くせになる世界で好きですねー。


 Kettel
 オランダの男性ミュージシャン。PCと機械を使った音出しをします。1時間ほどのライブ。序盤はミドルテンポのリズムを軸にかわいらしいキーボード音が舞うような展開。サンプリングされた野性的なボーカルも時折入れてきます。後半は少しリズムに緩急つけてきました。曲間なのか、音がぶつ切れになってしまうことが多々あるのですが、本人の表情見るとあまり気にしていないので、つなぎといったものは意識していないよう。(ライブ見たことないけど)Lemon Jellyを少し思い出すような音世界でした。


 Gold Panda
 イギリス・ロンドン出身の男性ミュージシャン。いろんな機材を使っての1時間半ほどのパフォーマンス。サンプラーやら小型キーボード(ipadかなと思うくらい小さい)などテーブル横いっぱいに広がったいろんなものをあれこれと動かして電子音を重ねていきます。これは刺激受ける素晴らしいライブでした。どこか森の中を吹雪が舞うようなキーボード音を軸にいろんなリズムを交差させる複雑な展開を。前半はそれでもディープハウスな感じ(と書くと誤解あるかもですが)もあってほどよく乗れていたのですが、進むに連れてどんどん混沌としていきます。おっとなるような音がこれでもかと出されていて、非常におもしろかったです。音楽性は違いますが、ライブスタイルは同所で初めて見たFlying Lotusを思い起こさせるものでしたね。


 Dosh
 アメリカ・ミネソタ州出身の男性ミュージシャン。1時間半ほどのライブ。キーボード、ドラム、ガムランっぽいもの(よく見えず)を使って、その場で鳴らした音をサンプリングして曲を構築していくスタイル。親しみのあるキーボードのフレーズを軸に展開します。ドラムのサンプリングがほどよく乗れるものや、はねるリズムなどをいろいろ織り込んでいておもしろい。全般にはゆらゆらまったり加減で聞くにちょうど良いなーという印象でした。50分過ぎにゲストが登場。機材を使って低音きつめなビートをいろいろ鳴らしていきます。坊主頭、ずんぐりむっくりなプロレスラー体型の男性ですが、リズムに合わせて小刻みに体揺らす姿がかわいらしい。Doshはその音に控えめにキーボードを重ねていくようなセッション的な感じになっていましたね。30分ほどやったところで、彼は退場。Doshが再び一人に戻って曲を演奏(アンコールもあった)して終了でした。
 
author:de nudge, category:festival(Taico Club), 08:53
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2014/10/18 川口春奈 at 法政大学多摩キャンパス
 学園祭のシーズン。多摩にある法政大学のキャンパスで川口春奈のトークショーに行って来ました。広大な敷地に校舎が点在しているようで敷地内を移動するバスが走ってました。

 お客さんはさすがにほとんど学生。その中司会者と川口春奈が1時間ほどトークします。紺色の長いチョッキみたいなジャケット(ファッション用語知らないので適切でないかも…)、グレーのハーフパンツ、後ろ髪をアップ目に束ねた髪型、少し濃いめのメークで登場した川口春奈は細くてキレイ。最初の15分ほどはみんなシーンとした中、かしこまったやり取りで最近の仕事やプライベートなんかを話します。そこから、ちょっと今日のお客さんが固い、昨日行った広島の学園祭はやかましいくらいに盛り上がってた、みなさんもっとリラックスして聞いて下さいみたいなことを言ってから歓声も時折飛ぶ程よい盛り上がりの中トークと質問コーナー、プレゼント会が進みました。

 トークで印象に残っているのは「(今やっている)舞台はしつこいほど練習するのでイヤでもセリフは覚えてくる。」「ドラマや映画のセリフ覚えはやる時とやらない時をはっきり分けている。オフで一切仕事モードに入らない時はセリフ覚えしない日もある。」「インタビューで好きな音楽とか食べ物は?など聞かれるけど好みは時期によって変わる。また、たまたまその時に聞いていた音楽や食べていた物を『好きなんですか?』って聞かれるけど、すごくはまっているというものでないものも聞いていたり食べていたりするので、困る時がある。」「金田一少年のドラマ撮影やっていた時にスルメにはまっていた。最近はキムチにはまっている。」「(前述の話があるにも関わらず)人間の好みってそんなに変わらなくないですか?」など。生真面目さと天然さが混じった話でした。

 終了後、学園祭ちょっとだけ周りました。吹奏楽団が演奏していて、魔法使いサリーやひみつのアッコちゃんのテーマ曲演奏していましたが、今の学生さんで知っている曲なんだーと少しびっくり。
 
author:de nudge, category:舞台・お笑い, 10:36
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2014/10/12 MBS音祭2014 at 大阪城ホール
 前日から大阪に滞在。この日は関西の放送局MBSが手掛ける音楽祭、3日間行われる3日目に行って来ました。各日テーマがあるようで、前日のアニメ音楽中心のラインアップは、散歩していた時に会場周りを覗きました。若い女性ばかりでした。この日はファイナルでSCANDAL、モーニング娘。'14、BEGIN、Dreams Come Trueと有名所4組が揃っていてお客さんは年齢層高め。ドリカムファンが圧倒的でした。1万人入る会場ですごい熱気が感じられますね。

 MBSでの音楽番組に出演している司会陣がMCをしたり、番組内容をはさみつつライブを見る形式で進められます。SCANDAL→モーニング娘。'14→BEGIN→Dreams Come Trueの順番で最初の3組は5曲で20〜40分、ドリカムはアンコール含め1時間10分くらいのライブ時間でした。見た順に感想を。

 SCANDAL
 1年ぶり2回目となるギター×2、ベース、ドラムの女性4人組バンド。中央に立つギターのボーカルがメインですが、時折ベースが高い声でソロボーカル挟み込んでくるのが良いアクセント。全員それぞれの笑顔で演奏している風情がいい感じ。特にドラムの方は叩きまくりで大変なのに良い笑顔でした。ドリカムのトリビュートアルバムに参加しているそうで、「大阪LOVER」のカバーをしてました。フェス形式の場でメインアクトのカバーをするのは結構勇気がいると思うのですが、自分達に興味持ってもらうには効果ある気がします。SCANDALは大阪出身でこの会場前の公園で路上ライブからスタートしてこの会場で演奏することを夢見ていたそう。既に単独でもここでやって実現したそうで、すごいサクセスストーリーですね。この日も会場前で路上演奏しているバンドやアイドルがいましたが、あの中から出て来るんでしょうか。


 モーニング娘。'14
 前日の単独ライブに引き続き見ます。武道館やニューヨーク公演も大舞台ではありますが基本的にファンが見るもので、こういった大勢の一見客にまとまった時間でのパフォーマンス見せることはほとんどないはずで、この日の方がメンバーにとって貴重な場と言えるのではないでしょうか。「Password is 0」「TIKI BUN」「わがまま 気のまま 愛のジョーク」「ブレインストーミング」「One・Two・Three」と早いリズム、強いビートを持つ5曲を持ってきました。最初の2曲がフルコーラス、後はワンハーフ。

 そしてこの日のパフォーマンスはもう何回も見てるのに衝撃受けました。登場前の大きなスクリーンに各メンバーが名前付きで紹介されるオープニング映像からかっこ良いなーと。登場して「Password is 0」が始まると大きなどよめきが。広いステージと広い会場で初めて見る観客を驚かし、興奮させるパフォーマンス。10人とも気合満面な踊りと歌ですごい。せまいエリアで頻繁にポジションチェンジするフォーメーションダンス、デジタルなアレンジに拮抗して突き抜けるように歌われるボーカルは初見の人にもインパクトありですね。特にセンターに立つことが多い鞘師里保が神がかっているように見え、広い会場を遠くまで見据えながら自信たっぷりにパフォーマンスしている姿は感動しまくりでした。ちょっとした振付部分だけでもすごいと思わされること多々で、「ブレインストーミング」で片手を波のように振る(一見なんてことない)踊りだけでもすごくかっこ良いなと。

 MCも道重さゆみが一言二言言っただけで他のアーチストと比べて少なく、ストイックとも言えるライブでした。こうしたお祭りの場では誰もが知っている有名曲も織り込んできたりすることが多く、またテレビ局主催ということで「LOVEマシーン」か「恋愛レボリューション21」のどっちかは入れるんだろうなーと思っていたので意外でした。この日やった5曲の方が今のメンバーに合っているしかっこ良く、テレビ局や事務所のスタッフの方がこういったセットリスト持ってきてくれたことに感謝ですね。「わがまま 気のまま 愛のジョーク」では「愛されたい愛されたい」とお客も一緒に歌う箇所があるのですが、スクリーンにでっかく文字を映して歌うように促したりと一見客の方でもここは歌うとこだなと分かる配慮もうれしい。ラストに持ってきた「One・Two・Three」は今のモードの代表曲と宣言していると感じられるもので、ラスト近くではメンバーが横に散らばって歌い踊ります。自分がいた位置では生田衣梨奈と真正面に向き合う感じになったのがうれしい。

 ライブ終了後はステージ脇で司会の方とトークコーナーがあったのですが、滝のような汗を流しながら真摯に話すメンバーの姿にも感動しました。この日のお客さん達の反応を見て、このパフォーマンスはいろんな場で受けるだろうなーと思いました。Rock In Japan、Summer Sonic、SWEET LOVE SHOWER、Countdown Japan辺りの客層には特に受けそうと思うのでいつか出て欲しいですね。


 BEGIN
 4年ぶり2回目となる沖縄出身のグループ。キーボード、ボーカル/ギター/三味線、ギターのメンバーにベース、ドラムのサポートがつく5人編成。「恋しくて」からしっとりとスタート。こちらは歌う前に必ずボーカルが和やかなMCを入れてお客をリラックスさせつつパフォーマンスするというモーニング娘。'14とは対極なライブでしたが、これもまた一見客を巻き込む良いやり方ですね。「最近の台風はセンスが無い。週末ばっかりに来やがって。」ってコメントおもしろかったです。2曲目の「ウルマメロディ」は第二次世界大戦直後の沖縄にハワイから550頭もの豚をプレゼントしてくれた感謝の歌だそうで、沖縄三味線とウクレレという組み合わせで歌います。この組み合わせのアレンジで歌うのは沁みました。沖縄中心に世界各地のトラッドな音楽をほんのりと取り込んだアレンジは良いですね。そこにのっかるボーカルもいいな、と思えるもの。ラストの「笑顔のまんま」という曲ではMBSの司会陣が二人ギター、ウクレレで加わってやっていました。ボーカルはウォッシュボードを演奏しながら歌います。座って心地よく聞いてたお客も立ち上がって盛り上がったラストでした。


 Dreams Come True
 2ヶ月ぶり2回目となるボーカルとベースの2人組。Summer Sonicで初めて見ることができたーってな感じだったのですが、不思議なもので見る機会続きますね。ライブメンバーはおそらくその時と一緒。セットリストも近しいものがありました。「うれしい!たのしい!大好き!」「LOVE LOVE LOVE」「決戦は金曜日」「何度でも」辺りは両方でやってますね。現在、最新アルバム「ATTACK25」発売を受けてのツアー中ということですが、この日のライブ用にセットリスト組んだとのことでみんな知っている曲多めにしてくれたよう。「ATTACK25」からの曲では「さぁ鐘を鳴らせ」という曲がつぼでした。ドクドクしたリズムを軸としてに壮大さを感じさせるアレンジとメロディが良いなーと。序盤声出しに少々苦しんでいる印象があった吉田美和ですが、少しずつエンジンがかかってきてラストの方にお客全員をのみ込んで盛り上げる様はすごかったですね。「何度でも」で本編終了。ふと客席見渡した時に上方の客席から離れる女の子一団が。恐らくモーニング娘。'14のメンバーで、ドリカムのライブ見れたようで何より。アンコールは唯一持っているCDで一番好きな「サンキュ.」で感動しました。まさか聞く機会があるとはと。生きていればいろんなビックリすることがありますね。ラストは大阪ということで「大阪LOVER」を。これは喜んでいるお客さんたくさんでした。銀のテープが舞い上がって大団円を迎えました。


 大阪2日間とにかく歩き回りましたね。携帯についている歩数計見たら2日間で7万歩以上でした。この日は昼間にほしだ園地というところに行ったのですが、「星のブランコ」という大きな吊り橋が圧巻でした。橋渡るところの景色もすごいですが、そこからさらに上に上がって吊り橋を見下ろせるところの風景が良かったです。
 
author:de nudge, category:festival(Others室内), 09:36
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2014/10/11 モーニング娘。'14 at NHK大阪ホール
 モーニング娘。'14の秋ツアー。2日連続の武道館、ニューヨーク公演とハードスケジュールが続いた後の大阪公演。この日2回公演ある2回目の方に行きました。武道館では新たに12期メンバーが発表されて、来年から本格的に参加するそう。4人選出と、3期からは1人か4人というパターンの選出になってますね。ついに21世紀生まれのメンバーが出て来ました。。

 新幹線で新大阪駅到着後、時間に余裕があったので散歩がてら徒歩で大阪まで行きます。淀川でかい。宿にチェックイン後、大阪城周りを散歩してNHK大阪ホールに到着。NHK放送センターと同じビル内にある施設でした。

 12期メンバーはライブ前に事前抽選で当たったお客さんとの握手会と、ライブの最初のMCでちょこっとだけ登場して挨拶してました。毎回1人ずつちょっとしたエピソードが語られるようで、この日は牧野真莉愛。名古屋在住でこの日お母さんと一緒に大阪に来たそう。道重さゆみが「お母さんはこのコンサート見てるの?」「お母さんは京セラドームに野球を見にいっちゃいました。」「お母さんにモーニング娘。興味持ってもらうようがんばりましょう」と。。牧野真莉愛はポニーテールで、隣にいた鞘師里保もポニーテールでお揃いがいい感じ。ライブではメンバー間であまり髪型同じにしないみたいな話聞いたことありますが、この2人のポニーテール2トップなんて絵が見てみたいかも、と思いました。

 ライブ開始。前回書いてない曲やMCなどを中心に。

 大舞台続いたこともあるのか、各メンバー自信たっぷりのパフォーマンス。ダンスももちろんですが、各ボーカルもグッとくるところ多々。安定感ばっちしの譜久村聖と小田さくら、突き抜けるような力強さを持つ鞘師里保と佐藤優樹、電子音のアレンジに良く合う道重さゆみ、ドス聞いた声やリズム感良い声を聞かせる石田亜佑美と歌割り多い6人はもちろんですが、他の4人も遠慮することなく、自分の声を聞かせてきます。特に工藤遥は新曲「Tiki Bun」でセンターに来る場面やソロパートあったりしてそこもかっこ良く振る舞い、その他のソロパートも臆することなく自分の声をしっかりと聞かせてきているような。

 シングルはかっこ良い曲が並びますが、カップリングやアルバム曲はかわいらしいものもあります。なんかの曲(「笑えない話」だったかな?)では曲中、ペアを次々と変えつつ2人1組でいちゃいちゃする感じで抱き合ったりする踊りがあるのですが、そこで佐藤と生田衣梨奈が抱き合った瞬間、口がついてキスする形になっていたような。。その直後生田が手で口を押さえていたので、当たったんじゃないかと思ったのですが、見間違いですかねー。

 MCコーナーは前回見た時と同じく道重、譜久村、飯窪春菜の3人。ニューヨーク公演行った際に泊まっていたホテルで飯窪が朝にスコーンを電子レンジで焼いていたら発火してしまったらしく、煙が部屋中に充満して火災報知器が鳴って大騒ぎに。ホテルスタッフやメンバーが廊下でやんやとやっている中で、別の部屋で寝ていた道重はなんか騒がしいなーと思いながらも、無視して眠り続けたそう。その時に廊下から生田の「やばいっちゃ、やばいっちゃ」って声が聞こえたと、口調マネしてたの受けました。飯窪はこの事件起きた後、日本に帰ってきて家でも火災報知器が鳴る(こちらは故障かなんかだそう)と2連続に火災報知器に祟られたそう。

 朗読コーナーは道重と小田でモーニング娘。「Loving you forever」の歌詞を読みます。この曲は小田が選んだそう。小田が小学校5年生くらいの時に妹が携帯着メロにこの曲を入れていて、好きになったもののなんの曲か分からなくてDVDを片っ端から見て突き止めたそう。道重パートの歌詞を本人に是非読んで欲しかったということで、その願いがかなったという感激話を受け止めつつ、道重は「小田ちゃん、小学生の時どんな子だったの?」と別の角度からいじり始めます。クラスの主力グループみたいなところにはいなくて、大人しい子だったけど、服装とかは気合入れていたと話す小田に「え?え?友達いなかった?」とうれしそうに質問して「友達はいましたー」と回答する小田に対して「そうなんだー」とつまんなそうに返す道重の毒あるモードがおもしろい。

 今度出すシングルの中にある道重のソロ曲「シャバダバ ドゥ〜」は、ジャズベースなリズムにフレンチポップスノリのアレンジとメロディがあり、そこにロリータっぽい道重の声がのるかわいさ満面の曲。単にオシャレ心あるアレンジだけでなく、時々フィルターボイスや安定したリズムを壊すようなノイズっぽい音を入れ込んだアレンジがおもしろいですね。この曲は1人だけでのパフォーマンスですが、別のソロ曲「ラララのピピピ」は他の9人がバックダンサーとして踊ります。みんなすごく楽しそうにやっていて良いです。この幸せ感溢れる光景見てるだけで泣けて来るものがありました。

 メドレーは前回と違う曲でした。つなぎの部分のアレンジがおもしろくて、スローに入る「Help Me!!」などおもしろい。個人的には前回のパターンの方が好きでしたが、複数のパターンで見れるのはうれしいですね。アンコールラストの挨拶では鈴木香音が「ニューヨークでは大歓声を浴びてきたけど、ここ日本でもそうなるようにして行きたい」と。そのMCを受けてお客さんから「ズッキ」コールが飛びます。多くの人が一斉に声出すって、なんかそれだけで良いなーと思えるものがありますね。鈴木はニューヨーク公演ではしゃべることができないほどの歓声を浴びてきたそう。

 最後の曲「Happy大作戦」が終わったら、「歩いてる」のインストに乗せて、メンバーが時間かけてステージ中を駆け巡って手を振って挨拶して退場。なんかこれだけでウルウル来てしまうものがありますね。秋ツアーは後2回行く予定がありますが、引き続き堪能したいと思います。
 
author:de nudge, category:live(Othersホール), 16:32
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2014/10/04 Jakob Bro Trio at 渋谷公園通りクラシックス
 デンマークのギタリストJakob Bro(ヤコブ・ブロと読むそう)が率いるトリオ編成のライブ。初めて行く会場のワクワク感みたいなものもあり。

 渋谷西武の地下駐車場に入り口があり、そこに白で染められたコンクリートの天上と壁と茶色の板張りの床といった空間。お客さんは100人〜150人くらい入るくらいのスペースでしょうか。ライブは小さな音なのでクーラーを切った状態になります(クーラーの音が邪魔になる)。新宿PIT-INNとかのライブでもたまにありますね。少し蒸し暑い状態。MCの短い時間だけクーラーを入れるといったスタッフさんの気配りがこまやか。

 エレクトリックギター、ウッドベース、ドラムの編成。ギターとベースはアンプ通しているものの生の音質感がたっぷり。紹介文や少し音源聞いた印象からジャズをメインにそこからはずれた演奏という印象でした。実際に聞いてもそんな印象がありつつ、三者がそれぞれのスタイルを持ってカチッと組み合ったり、離れ合ったりとした演奏スタイルがおもしろかったです。

 ギターはGontitiなどのギターデュオで聞けるようなやさしいフレーズを軸に雄大に響かせるような音処理をします。生サンプリングして輪唱のようにフレーズを後追いさせたり、単音を持続音として響かせたりと。ベースはギターに寄り添うようなリズムやそこからはずれたりして独自のフレーズを織り込んできたりします。このバンド音では核を担っている印象で聞き味が良いです。

 そして、ドラムがかなりおもしろかったです。素手やブラシでシンバルを散発的に叩くことが多く、リズムを担うことはほぼ放棄していてギターとベースを両にらみしながら音を重ねていく印象。丁寧にシンバル音を重ねつつ、時折叩くスネアの音が強烈に感じられます。強く叩いているわけではないのですが、効果的なタイミングで入れて来るので、ぞくっとくるくらいの迫力もあります。

 アンコールはギターとベースのみでしっとりと終了。1時間半くらいのライブでした。即興的な要素がどれくらい入っているのかは分かりませんが構築されたようなアレンジの印象もありつつ、それぞれの音の魅力を全面に押し出してきていておもしろかったです。
 
author:de nudge, category:live(Othersライブハウス), 13:50
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