- 2014/09/23 原田知世 at Blue Note Tokyo
-
2014.09.27 Saturday4年ぶり4回目となる女性ボーカル原田知世。今年出したアルバム「noon moon」を受けてのツアーに行けなかったので、この日のライブ行けて良かったです。2回あったライブの2回目の方。
原田知世のライブを見るようになったのはアルバム「music & me」を出した頃から。そこから「eyja」「noon moon」とプロデュースしているのは、伊藤ゴロー。ダンディなおじさまといった感がありますが(でもこの日衣装忘れてきたりとボケボケなところがあるそう)、原田知世より年下なんですね。てか原田知世が若々しすぎるというか。近くで見ましたが、清楚さがありキレイですね。声も瑞々しさがあって、丁寧に歌い上げる楽曲が沁みました。
ライブメンバーはバンマスでギターの伊藤ゴローに、ベース、ドラム、サックス、ピアノ/キーボードといった編成。ドラムは石若駿という方でまだ大学生とか。確かこの週にTaylor McFerrinとも共演していたりするはずで今後名前を見る機会が増えていくのかしらと。ジャズとボサノヴァのアレンジ中心ですが、ポップサイド目なアレンジも2,3曲やってました。その時はウッドベースの鳥越啓介がエレクトリックベースを担当してました。
アルバムと同じく「青空の月」でスタートしたライブはアンコール含めて1時間15分ほど。「noon moon」から半分くらい。過去曲やカバーなどが半分くらいといったセットでした。印象に残っている曲をいくつか。
「ロマンス」はしっとりとしたジャズアレンジで良いですね。Tore Johanssonが手掛けたポップ曲がいい感じに変化してました。「ダンデライオン」は初期(1983年)に出した曲で知らなかったのですが、いいメロディ。松任谷由実が手掛けたそうで、いい作曲家だよなーと。
「music & me」からも3曲ほどやってました。「くちなしの丘」はキセルが手掛けた曲で、今のモードの原田知世の代表曲と言っていいでしょうね。サビのところでぐっと来るメロディが何度聞いても良いです。本編ラスト「名前が知りたい」は冒頭の雄大なサックスからどこか旅に行きたくなるような歌だなーと。伊藤ゴローが作るメロディはしっとりと聞かせることを軸としつつ、どこか時間がぐにゃりと曲がるような(曖昧過ぎる表現ですが…)節回しが差し込まれる印象でそこに原田知世の声がいい感じでマッチしてますね。中盤からラストにかけて音数を少なくしてお客の手拍子を呼び込んで、そこから各楽器の音が足されていってラストにつなげていったアレンジ展開がものすごく良かったです。
アンコールラストはデビュー曲であり「music & me」でセルフカバーもしている「時をかける少女」。伊藤ゴローのギターのみで歌い上げます。いい締めだなーと思いつつ、もう一曲この編成で「noon moon」に収録されている「LOVE」も聞きたかったなーと。
MCでも結構しゃべっていました。今、ドラマの収録もしているそうで、ライブ活動と並行してやるのは若かった時もあまりなく珍しいとのこと。時を重ねることでそうゆうこともできるようになってきたかな、、と語りつつ、なんかでしゃべり間違えて「あー、やっぱりダメだ、ダメだ」と顔を真っ赤にしてあせる様がすごくかわいかったです。
- 2014/09/21 モーニング娘。'14 at ハーモニーホール座間
-
2014.09.24 Wednesday前日から始まったモーニング娘。'14の秋ツアー。この日2回ある公演の2回目の方に行きました。神奈川県にある座間市の会場に行くのは初めてです。このツアー終了で道重さゆみが卒業、来年から新規メンバー加入するということで、今の10人での編成はこのツアーで最後になります。
相武台前駅から徒歩15分くらいのところにある座間市の市民文化会館になるそう。前ノリしてその隣にある座間谷戸山公園という大きい公園を1時間ほど散歩しました。山をそのまま公園にしたような感じで広場みたいなものはほとんどなく、いくつかの道がうねうねとあって散歩には持って来い。中央に向かう道は木道になっているものが多くて雰囲気ありますね。いい空間だなーと思いました。なんか先週と行動パターンが一緒な気がしますが気にしない。新しい土地に行くと広い公園を散歩したくなるので。
今回は2階席でした、満員。10月に発売されるシングル「TIKI BUN」からスタート。サビよりも最初のAメロの方に印象を持ってくるような歌詞や踊りを持ってくるのは前作「Password is 0」と同じですね。チキブンってフレーズを繰り返し歌いつつ、DJがスクラッチするような振付がおもしろい。またアレンジがねちっこいグルーブ感あるリズムになっていて、踊りともマッチしていて良いです。サビのメロディと踊りは印象薄い気がしましたが、この辺は曲聞きこんでからつぼに入るところでしょうか。
そこから「わがまま 気のまま 愛のジョーク」「What is LOVE?」と来ました。これまでなら本編ラストとかアンコールとかでやっていた盛り上がり曲をいきなりやってくる所に自信が伺えます。そして「時空を超え 宇宙を超え」のアレンジをインストで流しつつVTRでメンバー紹介。ソファーに座る道重さゆみに一人ずつ駆け寄ってくるという映像での紹介の仕方はこれまで無い見せ方ですね。この時点でウルウル来てしまいました。あのアレンジでみんなの笑顔という映像が素敵ですね。そしてその音を残したまま、「時空を超え 宇宙を超え」。ここまでの4曲だけで完璧な流れと思いましたが、この後もすごかったです。
「Do it! Now」はびっくり。道重も在籍していなかった時の曲を持ってきたのが意外ですが、ひさびさに聞けてうれしかったです。来月10月末に出るアルバムからの曲も2,3曲やっていました。アルバムはツアー前に出して欲しかったなーという感じがしますね。本当は「TIKI BUN」のシングルとアルバムはそれぞれ今予定している発売日の1ヶ月前くらいに出すはずが制作の遅れかなんかで予定がずれこんだんじゃないかと思われます。「恋人には絶対に知られたくない真実」という曲は道重、譜久村聖、飯窪春菜の3人で歌います。飯窪は細身で運動神経もなくこれまでダンスに苦労してきたようですが、この日のパフォーマンス良かったですね。この曲が特にそうだったんですが、かわいく見せる振り付けが板についてきたというか。歌もいい感じでした。「キラリと光る星」という曲は鞘師里保と小田さくらの2人曲でハモリある曲かと思いきや、ソロとユニゾン交えた歌い方でした。この曲結構難しそうな印象でおもしろい、もっと聞きこんでみたいなと思ったり。
「Fantasyが始まる」という曲のラスト辺りは鞘師一人がステージ後方にある階段上のスペースに行って、フェイクで自由目に歌います。鞘師は「時空を超え 宇宙を超え」や「One・Two・Three」でもフェイク入れるパートありますが、この曲での歌いっぷりはもっと印象的。迫力ある声を堪能。道重は卒業ツアーということもあり、主役で組み込まれる曲多かったです。ソロ曲も何曲か。鞘師と石田亜佑美がバックダンサーとして務める曲があって(「It's you」という曲だそう)、この曲が好きな石田はバックダンサーとしてこの曲に参加できるのが光栄とのこと。
MCは道重、譜久村、飯窪でした。会話抜群におもしろかったです。これからやってみたいことがテーマで譜久村があるゲームをやってみたいと言って、(ゲーム好きな)飯窪もそれに乗ってわいわいと会話する中、道重が「全然分かんない、次々。」と進めます。次飯窪のやってみたいことが英会話で中学校最初に習った「She Her Her」みたいなことでワイワイとまた譜久村、飯窪が盛り上がっていたら、「英語全然分かんない、ついていけない。」と道重が会話ぶった切った流れが最高でした。譜久村と飯窪は1回目会話切られたところをめげずに、2回目を同じパターンにつなげたの見事でした。春ツアーのラスト河口湖での夜の部で小田、石田、鈴木香音も似たようなパターンで笑い取ってましたが、お笑いの天丼(同じパターンを繰り返すことで笑いを取る)ができるってのは素晴らしいです。
さらに朗読コーナーなんてのもありました。鞘師と石田が後藤真希の「やる気! IT'S EASY」の詩を読んでいました。英語の部分とかで笑いが起きてたりしてましたが、コーナーの意図としては特にリアクション起こさずしっかりと聞くところでしょう。鞘師と石田は客の反応に動じることなく最後まできっちりと読んだの良かったですね。この2人は歌っている声もしゃべっている声も両方好きですねー。この曲を選んだのは石田で、この前あった夏のハロコンで「C\C(シンデレラ\コンプレックス) (High-King)」を歌う前にすごく緊張していたところに、一つ前だったこの曲が流れていて勇気つけられたとのこと。鞘師はこの曲で別の思い出があるそうで、昔のハロコンでモーニング娘。入りたてだった飯窪がこの曲を歌う時に踊りにすごく苦労していて、一音一音リズム取るところで踏ん張っているのが「ものすごくかわいかった」ことが印象に残っているそう。ダンスもうまいだけが魅力じゃないってことが(ダンスのうまい)鞘師から語られるのが良いですね。
ライブ終盤ではこれまたひさびさに聞く「シャボン玉」。道重デビュー曲だからそれはやりますよね。シングル出た当初はソロパートが叫んでいる箇所だけの道重ですが、今は田中れいなや石川梨華のパートを担ったりと大活躍。改めて書くまでもないですが、キレイになったよなーと。帯状疱疹という病気にかかっている中でのパフォーマンスで、このライブ終了後には熱出してしまったそうで満身創痍ですが、この日のパフォーマンスも素晴らしかったです(MCはちょいお疲れモード感あった気がしますが)。また、VTRで「ミチシゲカメラ」というコーナーがあり、ある日の仕事終わりにアップの道重が一言二言語る映像をつなげていました。疲れた気だるい顔でポツポツ語るのがおもしろい。ハロコン前の衣装撮影かなんかでハロプロメンバー揃った日の収録時に語っていたのが、「改めて思ったのが、、あやちょ(スマイレージの和田彩花)かわいい」とのこと。たぶんライブごとに流すVTR変えて来るんでしょうね。
本編最後は「Be Alive」、アンコール最後は「Happy大作戦」とシングルでは無い人気曲での締めでした。ともに一聴でいいなとも思える爽やかさがあり、いいですね。アンコール最後の曲前では一人一人コメントするのがお馴染みですが、みんな思い思いに語りますね。小田の妹が譜久村ファンだとか、飯窪が小田加入時は遠慮がちに甘えてきたところが今は自然に甘えて来るのがうれしいとか、この会場がライブデビューだった9期の鈴木が、最近当時のVTR見返していてスタッフに「きゅうりがふにゃふにゃしてるよう」と言われ、今は踊りはふにゃふにゃしなくなったと思うけど、それ以前にかぼちゃになってしまったみたいな話が印象的。佐藤優樹は鈴木のぽっちゃりネタには必ずと言っていいほど爆笑してますね。
今回のライブはパフォーマンスするメンバーももちろんすごいですが、曲の流れがすごく良くて、映像やコーナーの演出も気が利いていてここまで作り上げたスタッフの方々すごいなーと。また会場のおかげなのか、音もこれまで聞いたものより良かったような。そして何よりうれしかったのは「愛の軍団」がセットリストに入っていたこと。今回のツアーでは外されるのを覚悟してました。この曲でモーニング娘。に再度はまった自分としては今の10人ラストのツアーでも聞きたかったと思っていたのでうれしかったです。
- 2014/09/20 Star Fes.'14 at 幕張海浜公園
-
2014.09.23 Tuesday今年3回目となるらしいStar Fes。場所は転々としているようで、今年は海浜幕張。メインステージはSummer Sonicのビーチステージと同じ場所になりますね。去年も行きたかったのですが、チケット売り切れていて行けませんでした。今年はBoredoms出演発表になった時点で気合入れて買っていました。その時には早割期間で5500円だったので、このラインナップではお得感ありますね。個人的に今年の野外フェスラストとなります。どんよりした曇り空で時折雨も降りましたが、そんなに冷え込むことなく夕方にはキレイな夕日や虹も見れて野外ならではの味わいがありました。
京葉線がものすごく混んでいて海浜幕張駅で大量の人が降りて何事?Star Fesってこんなたくさん人入るフェス?と思いきや幕張メッセでゲームからみのイベントがあったそうでそちらのお客さんが圧倒的でした。なんと9万人の動員とか。
ロックと、ソウル、ヒップホップのライブアクトが揃うステージと、ダンスものが揃うステージと2つを行き来しました。主に見たのはBoredoms→ZAZEN BOYS→Lindstrom→DJ Nature→Erykah Badu→DADDY Gと6組。それぞれ感想を。
Boredoms
2つのステージの間にある特設ステージでのパフォーマンス。朝10時からと早いスタートだったので間に合うかヒヤヒヤでしたが、ギリギリ。メンバーは中央を向いて取り囲む場位置でボーカル、PC、キーボードを担当するEYEと、コアとなるドラムメンバーにYOSHIMI、YO2RO、Hisham Akira Bharoochaなど5人。全員見える位置でなかったので後で知ったのですが、6月にソロライブを見たRyan Sawyerもいたようですね。さらにその6人を取り囲むように20人ほどのシンバル隊が。これが今回の編成のポイントですね。さらにそのシンバル隊の外にギターとベースが4人ずつ。ギターとベース1人ずつが4方に位置していました。
EYEの動きに合わせてじんわりとシンバルの音を重ねていくところからスタート。そこから(見える位置でないのでたぶんですが)YO2ROのデッドでかっこ良い8ビートのリズムを軸に各楽器やボーカルなどを織り交ぜていろんな聞かせ方をしていきます。時折踊れるドカドカしたリズムやギターなどが鳴らされていくのですが、この辺の音の重ね方や爆発感が毎度素晴らしい。大量のシンバルが視覚的にも音的にも効果的でした。1時間ほどいろんな展開を織り交ぜてから「SUNSIDAL CENDENCIES(VISION△CREATION△NEWSUN△)」でさらなる爆発をして、そこからじんわりと15分かけて収束。他のバンドでは味わえない音で毎度感動させられますね、朝から高揚できた1時間半でした。
ZAZEN BOYS
Boredoms終わりにメインステージとなるStarArenaですぐにスタート。6月に見て以来で、やった曲も同じような感じでしたが、広い野外ということや小ネタを仕込んできたりして印象は違うものがありました。複雑なブレイクやリフでダイナミズム出しながら、聞き入ったり笑えるような展開もあったりして毎度おもしろい。「Cold Beat」は途中、向井秀徳が合図を出して各楽器にジャッという単音を鳴らす場面があり、そこで「いしやーきいも」というチャルメラのフレーズをギター吉兼聡に出させたりするのですが、今回はそれだけでなく、「なんとーなく、抱きしめーたい」(だったかな?)とかいしやきいものフレーズに乗せた歌をいくつか歌い、それを吉兼、ベース吉田一郎、お客さんに歌わせます。吉兼と吉田は生声でしたが、客席にも届く良い声でした。今回一番つぼだったのは「破裂音の朝」。イントロ部分のギターフレーズがPARAの「CORINTO」を思わすものでおもしろい。ラストの「KIMOCHI」は最後にギターフレーズをサンプリングさせてメンバー全員で楽器から離れてマイク一本に寄り、ドゥーワップなスタイルでみんなで歌うといった趣向。いかついメンバーがコーラス風に歌うの受けましたね。ギターフレーズを残してそのまま去っていきました。
Lindstrom
ダンスステージのStarFloorに移動してノルウェーから来た男性Lindstromのライブを見ます。PCを使ってのパフォーマンス。ミドルテンポのビートを軸におしゃれ感や心地良さが漂う1時間。ところどころにチープでかわいらしいといった印象やソウル風味などが味わえるボーカル曲、フュージョンさが漂うキーボード音なんかを織り込んでいて、良いアクセントになっていました。のんびりとした午後に合っているなといった音楽でほどよい感じの上がり下がりの流れで楽しめましたね。夜中で聞いたらまた印象が違ったはまり方するかもしれませんが。
DJ Nature
イギリス・ブリストル出身のDJ。1時間半のDJの内、1時間ほど聞きました。ソウル曲を荒いビートで鳴らすところから徐々に黒いハウスのビートを重ねてきてそこからビートのみのインストになっていくという流れを繰り返していました。つぼな音でいい感じにゆらゆらしてました。後から出て来る同郷のDADDY Gが客席で見ていたり、ステージに上がってマイクで煽ったりしてました。煽るといっても渋めの声で囁くようなしゃべりっぷり。
Erykah Badu
StarArenaに移動して4年ぶり3回目となるErykah Baduを見ます。素晴らしい声を持つテキサス州出身の女性ソウルシンガーで出演発表時にテンション上がりましたね。多くのお客さんが詰めかけます。後ろの方にいたのですが、それでも人の密度がすごい。ステージにいるメンバーが見切れる感じでしたが、素晴らしいライブ堪能しました。最初バックのメンバーのみで10分ほど演奏。キーボード×2、PC×2、MPC(ドラムパッド)×2、ベース、ドラムといった編成。リズム重視ですが、過剰な音を鳴らさず丁寧にリズムアンサンブルを重ねるような音でこれだけで気持ち良いですね。そこからコーラス2人を従えてErykah Badu登場。Baduはアフロ爆発な頭に水色の学者さんのような眼鏡をかけて、アメリカの国旗の色を民族衣装のように仕立てた格好で登場。存在感とおしゃれ感あります。登場するなりテルミンを鳴らし、MPCでビートを出しつつ、メンバーと握手してから歌います。
前半はBaduが気の向くままに合図してブレイクさせつつメリハリのある展開を軸に歌って、後半はコーラスワーク重視でしっとりと歌っていたという印象でした。いずれもボーカル、メロディ、アレンジの組み合わせがうっとりするようなもので、野外という場でこれだけ良い音で聞けたというのも素晴らしいですね。Baduは曲終わりに必ずウサインボルトのような手を斜めに上げる格好をしてたのがヘンテコで、そういったお茶目な魅力があるのも良いです。ドラムは「Badu in Japan 2014AD」と書かれたパーカーを着て演奏していましたが、Baduも途中衣装脱ぐと同じ文字の色違いのパーカー(Tシャツだったかな?)着てました。このライブに向けて用意してきたと思われる気合っぷりも良いですね。ヒップホップ感が随所に漂うソウル曲に浸れて幸せな1時間でした。
DADDY G
MASSIVE ATTACKのメンバーであるDADDY GのDJ。1時間半の内最初の1時間ほど聞きました。ダブずぶずぶな感じと思いきやドラムンベースを軸としたDJでした。腰に来るドラムンベースにソウルやラガマフィンなボーカル曲などを組み合わせて来たり、ほんのりとしたハウスやダブベースのリズムを入れ込んだりと。マイクで時折しゃべっていて「TOKYO MASSIVE!」みたいな煽りや沈みゆく夕日を湛えるようなコメントをしていました。これだけドラムンベースに浸ったのって随分ひさびさな気が。楽しい時間でした。
どうでも良い話ですが、「Star Fes.'14」という言葉を会場中で目にしていてなんとなく「モーニング娘。'14」との相似を感じてしまいました。ということで強引ですが、翌日のライブにつながります。
- 2014/09/15 二階堂和美 at 東京グローブ座
-
2014.09.21 Sunday会津若松2連泊して朝、東京に向けて移動します。昼過ぎ高田馬場に着いて(最寄り駅は新大久保だったんだけど、ロッカーが空いてそうだったので)東京グローブ座へ向かいます。2日連続で行う二階堂和美のライブの2日目に来ました。前日は夕方スタートだったそうですが、この日は14時スタート。
今年のフジロックの大友良英スペシャルビッグバンドでゲストで歌ってるの見ましたが、ソロとしてちゃんと見るのは6年ぶりになります、単独のライブは初めて。活動15周年記念と銘打った公演。なんと3時間に渡るライブで度胆抜かれました。シンガーソングライター系でこの時間というのはすごい。座って楽に見れるので長時間でもどんと来いモードだったのですが、ライブ終わりに少しぐったりしてしまいましたね。二階堂和美はまだまだ歌い足らないーってな感じなので、なんか負けた感が。。あの声で3時間歌い上げて、感激する所多々あり、昂揚感溢れるままに終了して素晴らしいライブでした。以下、覚えているところをピックアップ。
まず二階堂和美が一人で登場。なんかのカバー(忘れてしまいした…)をアカペラで歌うところからスタート。そこからバンドメンバーが登場します。キーボード黒瀬みどり、バイオリンがまるむし(赤犬)、ベースがガンジー西垣(CINEMA dub MONKS)、ドラムがASA-CHANG、フルート、ピアニカ等で曽我大穂(CINEMA dub MONKS)、スティールパン/パーカッションで山村誠一といった編成。メンバー少し増減あるようですが、アルバム「にじみ」を出した頃からのライブ編成だそう。
独特な声を響かせ方をする二階堂の声を軸に、丁寧に寄り添うアレンジといったバンド演奏。CINEMA dub MONKSの2人がいるので、もう少しインプロ的とか抽象的な音世界を描くのかなと思っていたのですが、歌謡曲、ジャズ、サンバ的なものなど曲のタイプに寄ったアレンジをいろいろと聞かせてました。曽我大穂は普段無口なタイプのようですが、「二階堂さんに会ってキャラが変わった」そうで、二階堂の天真爛漫なMCの受け答えしていたり、なんかの曲スタート部分で曽我が前口上的に「不思議ちゃんと呼ばれ、云々かんぬん」みたいに渋い声で二階堂を紹介する語りをしてたの受けました。
二階堂和美は10年前に地元広島県大竹市に戻って音楽活動をしているそうですが、地元での音楽ライブをする時は黒瀬とガンジー西垣の2人でやることが多いそう。MCでその辺の活動をグチ含んで(でも楽しそうに)語っていたのがおもしろかったです。2人のみでの演奏でやっている曲も多かったです。そして最近はあまりやらないというアコースティックギターでの弾き語りもやっていました。中盤で5曲ほどやっていましたが、この辺が一番ぐっと来ましたね。アルバム「二階堂和美のアルバム」の曲を中心にやっていましたが、このアルバム好きでよく聞いてます。「レールのその向こう」「今日を問う Part2」「Lovers Rock」など。そして「日向月」は最初1人で、途中からバンドメンバーが加わっての演奏。音源では赤犬がアレンジと演奏をやっているのですが、そこでの印象的なバイオリンのフレーズをそのまままるむしの演奏で聞けたというのもうれしかったです。
歌謡曲リサイタルショーかってなモードもあって、客席に降りてきて握手しながら歌ったり、ヘンテコな踊り(なぜか水色のタオルを床に置いて川に見立てて周りではしゃぐといった)で歌ったりと自由奔放。それでいて、高音の声が響くと感動が押し寄せるといった感じで楽しさと居住まいを正して聞きたくなる緊張感両方が味わえました。アンコールは2回あり、最初のアンコールラストは細野晴臣の「幸せハッピー」。2回目のアンコールは客からリクエストを募って、「小さい秋」を。ただ歌詞が分からず途中適当に歌ってしまい締まりが悪いということでもう1曲リクエスト。「にじみ」に収録されている「ネコとアタシの門出ブルース」を歌って終了でした。
普段劇場として使われる立派な空間で歌えることを本当にうれしそうにしていました。MCでは普段の仕事でのグチも多かったのですが、そういったいろんな活動が今のこの場につながるなんてことも。当たり前ではあるんですが、歌を仕事として活動しているからこそこういった場が作れるんですよね。「場」を作ることの大変さと素晴らしさを改めて感じ取ったライブでした。
- 2014/09/14 大宴会 at 会津山村道場 うさぎの森オートキャンプ場
-
2014.09.20 Saturday朝、会津若松を9時前に出て会津鉄道を乗り継いで1時間半ほど。会津山村道場という駅についてから15分ほど歩いた先にあるキャンプ場での野外フェスに行きました。今年で5回目になるそうですが、自分は初めての参加。ほどよい空間にお客さんが500人くらいでしょうか。規模は小さいですが、ラインナップは結構豪華という印象のフェスでした。屋台の他に火起こしや花のブーケ作るなどのワークショップもあちこちであったようです。お子さん連れの方も多かったですね。PerfumeのTシャツ着たお客さんもいたので、自分と同じ行動パターンの人も結構いるのね、と思ったり。
11時から19時までの滞在で見たのは、木暮晋也×近藤康平→Saigenji→コトリンゴ→前野健太→Mountain Mocha Kilimanjaro→奇妙礼太郎→吾妻光良トリオ+1の順。それぞれの感想を。
木暮晋也×近藤康平
オリジナル・ラブ、TOKYO No.1 SOUL SET、フィッシュマンズなどのバックで見たことあるギタリスト木暮晋也(ヒックスヴィル)と絵描きの近藤康平のユニット。木暮晋也がギター弾いたり歌ったりするのに合わせて、大きい白の布をキャンバスとして手にペンキを付けて近藤康平が塗って描いていくというパフォーマンス。描き進めるごとにどんどん絵が変わっていって、自分が見た印象では晴れた砂浜に木暮晋也と思われる人物などが佇んでいるところから、工場や橋のある東京湾の夕暮れってな風景に変わっていったように見えました。その絵はライブ終了後、ステージのバックに飾られていました。木暮晋也は最初エレクトリックギターのフレーズをサンプリングして、そこにアコースティックギターで弾くというインスト曲をやった後は歌を何曲か歌っていました。しっとりしたものからアコースティックギターの程よいノリのリフで軽快に歌う曲など。びっくりしたのは「アイドルに提供した曲歌います」と言って先月のフェスで見たでんぱ組.incの「くちづけキボンヌ」を歌ったところです。木暮晋也作曲だったんですね。アコースティックギター一本で歌われるとまた違った印象あります。ラストはフィッシュマンズっぽいギターフレーズをサンプリング、ループさせた上で、ほんのりとしたノイズをはさんでくるインスト曲で締めていました。
Saigenji
半年ぶりに見るブラジル音楽中心にアコースティックギターをつまびいたり、細かく刻んだりしながら歌う男性ソロシンガー。冒頭のスキャットだけでもうすごいなと思わされるくらい確固とした味を持つパフォーマンス。カバーもはさみつつ、オリジナル曲のメロディも良いです。途中アコースティックギターの弦を切ってしまうほどの熱のこもった弾きっぷりはのんびり座って聞いていましたが、熱くなるものがありますね。
コトリンゴ
AOKI takamasaとの2人ユニットやKIRINJIとしては見たことありますが、ソロでは初めて見る女性シンガソングライター。キーボード弾きながらのパフォーマンス。左足を踏んでリズム鳴らしていた曲もありましたが、音はカホンっぽかったような(でも足元の楽器見えず)。矢野顕子やクラムボンの原田郁子のような節回しの系統、といった印象ですが聞き味はもう少しあっさりしていてあまり崩さず丁寧にメロディに沿って歌うタイプ。キーボードのみのアレンジとともに堪能しました。カバーもあり、フリッパーズ・ギターの「恋とマシンガン」。これ誰かがライブで歌ってるの聞くの初めて、コトリンゴの声がいい感じにはまってました、少しけだるくなる感じがいいですね。
前野健太
今回のフェスで唯一初めて見るアーチスト。ギター一本で歌うフォーク系統のシンガーソングライター。サングラスをとっかえひっかえしながら(度が入っているものといないものだそう)歌ってました。飄々としたMCからその内容に関連した曲を続けて歌っているのがユニークで、母の地元がここ会津の近くだそうでその情景っぽい歌だったり、新宿からやってきたので新宿の歌とか、最近お亡くなりになったおばあさん(おじいさんだったかな)の歌だったり、田舎のイオンについて歌ったりと。フォークでよくある一つの音節の中に過剰に言葉を入れ込まずに割とゆったりとした歌い方をするな、、と思っていたところにどんよりとした曇り空から日が差してきたところで、「晴れてきた!」といきなりテンションが上がって激しいギターリフでロックっぽく歌ったりとおもしろい。確か石橋英子やジム・オルークなどがバックに付くバンド編成でもやっているはずで、その編成でもいつか見てみたいですね。
Mountain Mocha Kilimanjaro
ここまでみんなまったりと聞くモード日が強く差しているステージ前にはほとんど人がいず、後ろの木陰に多くの人が座ってのんびりと聞くスタイルだったのですが、ここからステージ前に人が集まり出します。さすがに「男の中の男」である「ヘヴィウェイトファンクバンド」のMountain Mocha Kilimanjaroで盛り上がりたい人は多かったですね。自分もここで前の方に行きます。盛り上がり必至の曲を連発して前方は踊りまくりでした。曲の中でも緩急あったり、いろんなグルーヴのある曲を繰り出したりと構成も抜群。サックスの栗原健はステージを降りて客席で吹いたりと熱演。今回一番つぼだったのは、ドラム岡野Tiger諭のソロで、他のメンバー全員が全身硬直したかのように一切動かず冷めた目でドラムソロをずっと見てたところです。こういった小ネタも好きですね。
奇妙礼太郎
これまでトラベルスイング楽団を率いたビックバンド編成で見たことある奇妙礼太郎ですが、ソロは初めてギターでの弾き語りです。トイレ行ってステージ向かう最中にリハーサルしているのが聞こえてきてそこで歌っていたのが松田聖子の「青い珊瑚礁」。「桜富士山」というアルバムでは「Sweet Memories」も歌っているし本当に松田聖子好きね。ライブは「天王寺ガール」から始まって、お馴染みカバーの「サン・トワ・マミー」や(またしても松田聖子の)「赤いスイートピー」、オリジナル曲など。胸を打つような声は弾き語りだと一層響いてきますね。熱のこもった歌いっぷりで予定時間をオーバーしてしまったようで、ラストの「オーシャンゼリゼ」は途中カットして強引にラスト部分を歌って終わりました。
吾妻光良トリオ+1
トリはthe swinging boppersを率いたビックバンドやROLLER COASTERというブルースバンドのゲストとした加わったのを見たことある吾妻光良率いるシンプルなブルースバンド。オッチャンという言葉がこれほど相応しい(当然に褒め言葉です)方々もいないであろう、ギター/ボーカル、ベース、ドラム、キーボードの4人編成。古いブルースやロック曲をオリジナルの英語詞のまま歌って、途中から日本語詞で歌うといった形で次々と曲を演奏するスタイル。この日はニューオリンズの曲が多かったそう。見た目も声もギタースタイルも個性満面の吾妻光良に煽られみんな盛り上がります。お茶目さが全面に出て来ますが、音がかっこ良いですね。1曲ゲストで奇妙礼太郎が加わって「Love Me Tender」をやっていました。この2組は去年のこのフェスにも出ていたようで、その時に奇妙礼太郎は泥酔したそう。吾妻光良は奇妙礼太郎を「彼は非常に好青年ですよ。去年酔っぱらってドブの溝に落ちてそのまま『サン・トワ・マミー』歌ってましたからね。」と。。反省したのか奇妙は「今年はまだ飲んでません」とのこと。本編ラストが終わったところで帰りの電車の時間になったので会場を後にしました。アンコール聞けなかったのが残念。
帰りの道は真っ暗でなかなかに歩くの怖かったです。駅まで小走りだったのですが、懐中電灯持ってきてなかったら無理でした。空を見上げると今まで見たことないくらいの密度で星が光っていて、急いでいるのに思わず立ち止まってしまいました。もしかして天の川でしょうか。だとすると見たの初めてかも。
- 2014/09/13 Perfume at 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
-
2014.09.16 Tuesdayシングル「Cling Cling」発売を受けてのPerfumeのツアーで、先月に続いての参加。仙台から電車で15分ほどで利府という駅に行き、そこから徒歩40分ほどで着く宮城県総合運動公園という大きな公園の中にある一施設。大きくて立派なスタジアムもあるのでベガルタ仙台の本拠地かな?と思ったら違うよう。
ライブ前、宮城県総合運動公園とその隣にある県民の森を2時間ほど散歩。県民の森は広くて中にはスポンサーを冠した名前のついている森がいくつかあります。それほど歩きやすいように道を整備していなくて草がぼうぼうと生えている道がいくつもあり薄暗く、個人的にはこれぞ森だと言いたくなる雰囲気。誰も歩いている人いませんでした。いくつも道が分かれており、迷います。場所によってはこれ以上奥に進むと戻ってこれなくなるんじゃないかってところもあって、怖くなって引き返したり。
総合運動公園(公園自体も広くて結構な長さの散歩コースあり)に戻ってきてしばらく歩いていたら、ものすごい勢いの通り雨が来ました。幸いに近くに屋根付のスペースがあったのでそこで雨宿り。15分くらいであがってちょうどいい時間になったので、会場に向かいました。会場は1万人くらい入るスペースでその割にはトイレが少な目でした。会場入る前に済ませておいた方が良いですね。
前置きが長くなりましたが、ライブ開始。。の前に開始前に流れている曲は前回の福岡でもそうだったのですが、Moritz Von Oswald Trioっぽい淡々としたリズムに無機質でダブがかった電子音が散りばめられた曲がひたすら流れていたのですが、これ誰の曲なんでしょう?Perfumeのメンバーが誰が選んでるのかも含めて知りたいな、と思ったり。
ライブ開始。セットリストは恐らく前回見た時と全く一緒。席はアリーナ席後方で前回より視界が悪く、ステージも遠いのですが、ものすごく楽しかったです。ある程度流れが分かった上で見たので自分のペースがつかめたことがあるのか、周りの盛り上がりにつられたのか、ライブの完成度が高くなったことがあるのか理由は分かりませんが、ともかく浮かれまくった2時間半でした。3人のルックス、ダンス、声、メロディ、アレンジ、会場の演出と盛り上がりがジャストではまったという感じで最高でした。前回書いていない曲やMCなどを含め、以下感想です。
「レーザービーム」は会場中に文字通りレーザービームが行きかい、迫力あって盛り上がりますね。センターステージに移動してやった「I still love U」「恋は前傾姿勢」はミドルテンポでPerfumeの中では地味目な曲に入ると思いますが、今回のライブで一番はまった2曲でした。どこかせつなげなメロディと声、アレンジ、ダンスがつぼにはまります。「Party Maker」「GLITTER」の2曲連続はガンガンに踊りました。特に縦ノリする瞬間が分かりやすく、ここだーというところでお客全員の手が挙がる「Party Maker」はインスト中心ながらPerfumeのすごいダンスもあって、前回のツアーに続いてのライブでのキー曲ですね。
MCはのっちとかしゆかもたくさん話をしていておもしろかったですね。一人ずつ話していたことをピックアップ。あ〜ちゃんにとっては仙台といえば、デビュー始めの頃やっていたツタヤでのチェキ会(CD買ってくれたファンとチェキで写真を取って渡す会)が一番の印象だそうで、会場を3つに分けて1文字ずつ読み上げて、お客に歓声上げさせるお馴染みのコーナーでは「ツ」「タ」「ヤ」になっていました。その頃はあまりファンも集まってくれず、どちらかというと辛い思い出になってしまうようですが、そのイベントをやっていたスタッフさんとはいい関係が築けたそうで、この日のライブにも見に来てくれていたそう。
のっちとかしゆかは、ここ一ヶ月くらいの間に街で偶然にも2回出くわしたそうで、そのエピソードがのっちから語られました。2人の演技付でエピソードが語られたのですが、1回目は歩道を歩いていた時にすれ違ってお互いに直前で気がつき、おっといった顔で目が合います。その時に声はかけずに後でメールで「会ったよね?」って確認したそう。あ〜ちゃんが「なんでその時に声かけないの?」と聞いたら、のっちは「声かけてかしゆかが周りにばれたら迷惑かかる」って、人見知りがゆえの言い訳爆発なコメント。
さらに2回目は、のっちが角を曲がったら目の前にかしゆかが歩いていて、後ろをついていく形になったそう。今度こそ声かけなきゃと思ったのっちは、ちょっと距離を開けた上で「後ろみてー」というメールをかしゆかに送って振り向いたところに小さく手を振って挨拶したそう。この人見知りモード爆発ののっちの話にあ〜ちゃん爆笑してました。「なんでわざわざ距離開けるのー?」と。おもしろくエピソード聞きましたが、同じく人見知りの自分はのっちの行動が痛いほどよく分かる、自分も似たようなことしているな、、と思いました。なんというか普段仲良くても、通常合わない場所で不意に会うと声かけられなくなるんですよね。人のみで話しやすい話しにくいが決まるんでなくて、人+場所の要因で話やすさが決まるというか。
かしゆかは最近はまっている漫画の話をしていました。「からくりサーカス」というもう随分前に連載が終わって43巻まで出ている漫画だそうですが、現在5巻くらいまで読んだそう。その漫画の魅力を語るのですが、本人が後で「分かりずらかったかー、後でブログで書きます。」と反省していたようになかなかに設定が複雑そうな話でした。自分も知らない漫画だったのですが、ネットで調べたら「うしおととら」の作者が書いていた漫画なんですね。今度読んでみようかなと。
アンコールラストは「wonder2」で締め。ピースをゆらゆらを揺らすくらいの振付ですが、この曲はかわいらしい声としっとりしつつ少しわくわくした気持ちになれるメロディが堪能できれば良いので、これくらいでいい感じですね。終わりの挨拶の後、あ〜ちゃんは前月豪雨で被害にあったPerfumeの地元である広島に対する募金を呼び掛けていました。一番最後でそういったことを話すことにしているというのがすごいと思います、一番印象に残りますしね。きっちりとした口調で語るあ〜ちゃんはしっかりもの。既に別口で募金していたので、この日は少しだけとさせてもらいましたが、募金しました。
ライブ終了後、仙台行きの臨時バスで帰りました(1時間弱くらい)。この時買ったバスチケットがあらばきロックフェスのバスチケットと同じような感じでバス会社が同じなだけでしょうけど、ちょっとうれしい。仙台駅でごはん食べて会津若松へ移動。終電で夜12時くらいに宿につきました。移動がハードで本当は仙台か郡山に泊まりたかったのですが、翌日のライブのためにこの日はここまで移動しておかないと行けなかったので。
- 2014/09/06 CLAP YOUR HANDS SAY YEAH at 渋谷Club Quattro
-
2014.09.13 Saturday前述のライブ終了後、新宿から渋谷へ移動。5年ぶり2回目となるアメリカ・ニューヨークのインディーロックバンドを見に行きました。元々5人バンドだったのですが、ここ2年くらいでギター/ボーカルのAlec Ounsworth以外が脱退していったようで、実質1人バンドみたいになってしまったよう。そのこともあるのか、最新アルバム「ONLY RUN」は打ち込みも使っていて、今までと違ってきた印象がありました。
ライブはAlec Ounsworthの他にキーボード/ギター、キーボード/ベース、ドラムがいる4人編成。打ち込みのリズムトラック流している曲もありましたが、全体にはかちっとしたバンドサウンド。またリズムが強力になった感があって(前回見たフジロックという野外と今回のライブハウスという印象の差もあるかもしれませんが)、音がぐわーっとせまってくる瞬間が多々ありましたね。2曲目にやった「In This Home On Ice」のメロディーと合わせて爆発する瞬間なんかはおおーっと感動しました。
ひずんだベースリフから始まる「Coming Down」は今回の新譜で一番ロックさが味わえる曲ですが、ライブで聞くと一層のかっこよさです。Alec Ounsworthはギターを持たずボーカルに専念する曲もあったり。他3人は演奏しっぷりが多様で気合たっぷりなアクション交えていて鼓舞されました。アンコール最初の2曲はAlec Ounsworthの弾き語りがあって、じんわりとした聞かせ方をしていてこれもまた良かったです。
Alec Ounsworthのボーカルは独特な枯れ声なのですが、その声を力強く響かせる歌いっぷりです。どこかせつなげなメロディが漂っていて、そこをつぼをつくいろんなアレンジでうまいこと展開させてました。ギターやキーボードのフレーズもメロディに沿ったものから、ガツっと聞かせてくるリフで盛り上げてきたりと好みなもの。一番好きな曲の「The Skin Of My Yellow Country Teeth」で聞かせる淡々としたリズムといなたいキーボードの中に浮くように聞かせるギターの単音フレーズはたまらないものがありますね。5年前に初めて聞いた時にはものすごく感激して単独見たいと思っていたので、今回見れてうれしかったです。
- 2014/09/06 新垣里沙 at 新宿BLAZE
-
2014.09.07 Sundayこの日は昼と夜2連続のライブ。昼間にはモーニング娘。を2年前に卒業してから舞台を中心に活動している新垣里沙のソロコンサート。半年前に行った時のライブの感触が良くてまた行ってみたいと思ってました。また、今回の会場は初めての場所で、以前から行ってみたいなと(ただ、これは勘違いの理由でした)。
新宿BLAZEは歌舞伎町にあるビルで、以前Liquid Roomが新宿にあった頃の場所と同じ、、ではなくてそのビルの向かいにあるビルの地下2階でした。当日場所を勘違いしてたことを知りました。Liquid Roomがあった場所はFACEという名前のイベントホールになっているよう。
800人ほどのキャパで当日券で入場できました。会場はほどよく埋まっています。お客さんは黄緑のTシャツやらペンライトで染まっていてすごい。ギター、ベース、ドラム、キーボードの4人編成のバンドは前回と同じ(メンバーは若干入れ替わりあるよう)。赤と黒の動きやすいドレスっぽいかっこの新垣里沙が「ガキさん」コールに包まれる中登場します。顔小さくてキレイですね。
前回はハロプロ以外のカバー曲も結構入れ込んだり、ハロプロ内でも幅広いアーチストの曲を歌っていましたが、今回は自分がモーニング娘。に在籍していた時の曲を中心に持ってきました。その時期のものをあまり知らないのですが、最近のモーニング娘。のライブでもやっているので結構分かる曲多かったですね。知っている曲知らない曲含め印象に残っているものを。
軽快なギターリフで始まる「秋麗」という曲は大人っぽいメロディで良いです。バンドでの音に映えますね。「やめてよ!シンドバッド」は曲間でバンドメンバーそれぞれにものまねをさせて、それに続いてお客さんにもマネさせるように促します。「ダンカンこのやろ(ビートたけし)」「二倍二倍(高見山)」など。高見山なんて新垣里沙も知らないって言ってたので、バンドメンバー自身に何やるか決めてもらってたんでしょうね。ヘンテコなコール&レスポンスでしたが、楽しかったです。
「Take off is now!」ファンクなアレンジがかっこ良い。この辺の曲はカラオケよりバンドサウンドでの方が映えます。中盤ではカバー2つということで、UAの「情熱」と神聖かまってちゃんの「フロントメモリー」を。「情熱」は低目に歌う声でいい感じ。「フロントメモリー」はやってくれるかなと期待していました。この曲は神聖かまってちゃんの曲ですが、ボーカルが川本真琴で、PVに出ているのが新垣里沙という珍しい見せ方としている曲。池袋の街を走ったり歩いたり踊ったりして歌う新垣里沙がかっこよくて、実際に本人が歌うの見たいなーと思っていました。
MCは新垣里沙と同期の5期メンバーの話中心。こないだひさびさにテレビ東京アナウンサーになった紺野あさ美に会った時に名刺交換してたりとかの立ち振る舞いに大人だなーと感じたけど、話をすると以前と変わらなくて、またモーニング娘。時代は先輩や同期に甘えたりすることほとんどなったのに、「まめ〜(当時の新垣里沙のあだ名)」と抱き付いてきて甘えてきたりするのが意外だったと。必要に応じて甘えることができるのも、大人になったと言えるかなと。また5期メンバーでメール(たぶんLINEだと思われる)でやり取りすることもあって、なんかいろいろ思うところがあったそう。5期全員で会う機会が無かったので、今度会いたいねみたいな話もしているそう。
モーニング娘。以外の曲では松浦亜弥の「dearest.」「笑顔に涙〜THANK YOU! DEAR MY FRIENDS〜」、後藤真希の「愛のバカやろう」などやってました。「愛のバカやろう」なんて随分ひさびさに聞きます。出だし部分でなんだっけ、この曲思い出せない、、途中で思い出したーみたいに感慨にふけってました。「笑顔に涙」は音源で新垣里沙が歌っているもの聞いていました。今回生で聞けてうれしいですね。新垣里沙の声にすごくはまっている曲だと思います。
アンコールは前回と同じく「涙ッチ」で締め。お客さんの大合唱がすごいですね。自分も歌詞覚えなきゃなーと思ったりしました。道重さゆみもそうですが、新垣里沙もモーニング娘。加入後の2年くらいは良くテレビで見ていてそこの印象が強くて、(そこから自分がテレビあまり見てない時期があったので)ここ1年くらいでひさびさにちゃんと見たということもあって、時を超えていきなりキレイな大人になった感があって、すごいなーと。歌もうまいですし、声質も好みですね。実際に歌っているの聞いたことある現役・歴代メンバーの中では鞘師里保と並んで好きな声です。ライブはお客さんにきちんと向いたパフォーマンスで、煽りなどのキレもよく、お客さんとのやり取りも変に間を作ったり、長引かせたりしないのが好感。すがすがしいと言えるライブで、また機会あれば見たいです。
- 2014/09/05 東京JAZZ SWISS ELECTRO JAZZ NIGHT at 東京国際フォーラム 地上広場
-
2014.09.06 Saturday毎年、東京国際フォーラムA、COTTON CLUB、東京国際フォーラムのある地上広場の3ヶ所で行われるジャズフェスティバル。3日間中の金曜日、地上広場で開かれる無料コンサートに行ってきました。東京国際フォーラムA、COTTON CLUBは有料。
20時からの回と21時半からの回を見ました。この2つはSWISS ELECTRO JAZZ NIGHTと銘打っており、スイスからのアーチスト2組。スイスのアーチスト見るのは初めてですね。
GRAND PIANORAMAX
キーボードとドラムの2人組。ともに電化処理をするためと思われる機械をじったりします。キーボードはフレーズサンプリングさせたり、少しリバーヴかけてたりとその効果は少し味わえましたが、ドラムはどの辺の音が電化されていたのかは分かりませんでした。ジャズというよりはロック、ポップス、ソウルものなどで聞けるようなキーボードのフレーズを押し出したようで、ドラムがそこに沿ったりはずれたりしていろいろ展開させてたような。10分ほどの長尺インスト曲が終わった後にもう1人ボーカルが登場。ラップ、ポエトリーリーディング、歌を織り交ぜてお客を煽ります。前方の座席にいる方は大人しめで見ていましたが、後方のスタンディングは踊っている人もちらほらいて、ほど良い盛り上がりでした。聞いていていろんな展開があっておもしろいものの、もう少し強いとか固めなどのリズムとかも織り込んで欲しいなーと思ったりしてたら、ラストから2曲目はテクノっぽいノリあるキーボードのフレーズでドラムもはじけるものになり、そこにのっかるボーカル合わせて良かったですね。またラストはストレートなソウルものの曲での締めでこれもまた良かったです。
Dimlite
PCや何回の機械などを使って音出しする1人でのパフォーマンス。じんわりした機械音からパラパラとした不定形のリズムを入れ込んでくる立ち上がりから、全般に端正と呼べる大人しめながらいろんな展開で聞かせてきました。こういった音を聞くのひさびさでうれしくなっちゃいましたね。マイクから自分の声を出して、その場で加工させるみたいなことやってました。中盤にはアブストラクトヒップホップな展開もあって、この辺が一番つぼでした。終盤は弦楽何重奏的な音をPCから聞かせてきて、荘厳な感じで締めていました。