RSS | ATOM | SEARCH
2014/03/29 Hello! Project ひなフェス 2014 〜Full コース〜 at パシフィコ横浜展示ホール
 前述のJリーグ試合観戦終了後、新横浜から桜木町へ移動します。ひなフェスというタイトルで、ハロープロジェクトに所属するアイドルメンバー勢ぞろいのライブを見に行きました。昼と夕方2回やる公演の夕方の方。1月に引き続きハロプロライブを見ることになりますが、今回は特別版ということで各グループが歌う曲は基本フルコーラスのみ。3時間に渡る長丁場なライブです。6000人というでかい会場。メインステージの他にそこから花道が上下左右にあって、曲によりありとあらゆる所に出てきて歌います。メインステージは豆粒に見えるくらい遠いですが、一番近い花道は前10メートルくらいとかなりの近さ。それに通路側の客席だったので、背が小さい自分でも視界が開けて助かりました。

 各回でメインアーチストを決めているらしく、そのアーチストは持ち曲が多いよう。この回はスマイレージとJuice=Juiceです。ライブ構成は各アーチストが2曲ずつ(スマイレージとJuice=Juiceは4〜5曲)歌う→MCコーナー→他ゲストアーチストとハロプロ内別ユニット、ソロコーナーなど→各アーチストが1曲ずつ→全員で1曲で締めでした。ライブ遠目に見ても全然楽しいのですが、今回初めて近場で見て感激しました。周りは男女半々くらい、年齢層も幅広い客層でしたが、近くにアイドルが来た時の反応はみんな熱烈でした。

 印象に残っていることをパラパラと。

 モーニング娘。'14がやった曲は「Password is 0」「What is LOVE?」「Help me!!」。「Password is 0」やる前にスクリーンの映像に森三中の大島と黒沢が登場し、会場入る時に配られたオレンジ色のサイリウムの使い方の説明がありました。携帯電話会社auでやっているモリ娘。キャラのイメージカラーであるオレンジのサイリウムを振って「Password is 0」を聞きました。auはこのライブでもスポンサーとしてついていて、花道などのステージセットが豪華なのはそのためでしょうね。「Password is 0」は花道にある中くらいのステージでやっていたのですが、踊りも全方向にある客席に向けてアピールできるように、通常の立ち位置や向きを変えていたものになっていました。

 自分がいる位置の近くにやってくれたのは、Berryz工房、℃-ute、Juice=Juice、工藤遥(モーニング娘。'14)など。みなさん、キレイ。特に一番最初の曲はメインステージでやるのかと思いきや、自分の近くでのスタートでびっくりしました。自分の周りでのBerryz工房が登場した時のどよめきもすごかったような。

 スマイレージは2曲目入る直前でサプライズ発表。スクリーンにつんくの姿が映し出され、文字のみで初めての武道館でのライブが決まったことを伝えていました。メンバーびっくりしていて、泣き出す人も。その後、成功を誓うサインとキスマークを付けてから曲に入っていましたが、一番遅く感激の反応をして泣き出した竹内朱莉が次の曲をまともに歌えず、いち早く冷静を取り戻した福田花音がフォローしていてしっかりものという印象も。

 モー娘。以外で聞けてうれしかった曲が「心の叫びを歌にしてみた(℃-ute)」「ロマンスの途中(Juice=Juice)」「アレコレしたい!(Juice=Juice)」「ええか!?(スマイレージ)」「大人なのよ!(Berryz工房)」あたり。特にファンキーな味付けがある「ロマンスの途中」と「大人なのよ!」は好きで、テンションすごい上がりましたね。Juice=Juiceの宮本佳林はアグレッシブなダンスで、好印象。みんなと協調取りつつ、突き進むようなキレがあってかっこ良いなと。

 MCコーナーは道重さゆみ(モーニング娘。'14)と嗣永桃子(Berryz工房)が司会で、各グループから1〜2名ずつ出てきて4月から始めたい目標は?みたいなことを聞いていました。道重と嗣永はバラエティ番組で鍛えられるだけあって、なんというかプロのMC。ボケとツッコミをお互い自在に入れ替えて笑いを取りつつ、スムースに進行させます。なんかのやり取りで道重が間違えたなんかで「あーすみません、許してニャン」とそっけなくおざなりに言って、それを嗣永が「ちょっとー、許してニャンはもっと大切に使って下さい」みたいにツッコんだところで、ドッカーンと笑いが起きていました。言葉で説明すると、大した会話でないですが、声のトーンと間が2人ともすごくてちょっと感動するレベル。佐藤優樹(モーニング娘。'14)の目標は痩せたいだそうで、それを隣のぽっちゃりキャラの鈴木香音(モーニング娘。'14)が、「それ、私の隣で言うか」みたいなやり取りしてたの受けました。また、金澤朋子(Juice=Juice)はSっ気あるキャラらしく、「握手会でたまに『殴って下さい』と言われるのが困るんです。」と。。はた目にはそんな風に見えない清楚な女子大生風な印象があります。

 各回抽選で選ばれた2名がソロで歌うコーナーがあり、この回は工藤遥(モーニング娘。'14)と鈴木愛理(℃-ute)。工藤はauのCMに出て来る制服を着てセリフがあるかわいらしい曲を歌います(「もしも...」という曲だそう)。キレイな顔立ちに似合わないハスキーボイスで歌もそんなイメージありますが、うまいことこの曲にはまっていましたね。緊張はしているのでしょうけど、堂々とした歌いっぷりで振付け、はにかんだ笑顔と良い見せ方、聞かせ方をしていました。モー娘のライブでは見れないパフォーマンスを見れてうれしかったです。鈴木愛理はメインステージでピンクのドレスを着てバラード(「My alright sky」という曲だそう)を歌います。こちらはキャリアを重ねたうまさがあり、堂々としているのが遠目にも感じられました。

 ゲストはBitter & Sweet、LoVendoЯというグループ。LoVendoЯは元モーニング娘。の田中れいながいるロックバンド。田中のボーカルはさすがの貫録と歌いっぷり。ボーカル×2、ギター×2という編成で、リズムはカラオケから出していました。自分達のライブではベースとドラムはサポートメンバー加えて生でやっているのかしら?と。

 この日は朝ひさびさにジョギングもしたので結構動きましたね。携帯についている万歩計見たら3万歩以上になってました。
 
author:de nudge, category:festival(ひなフェス), 06:14
comments(0), -
2014/03/29 鹿島アントラーズ at 横浜F・マリノス
【結果】
3-1で鹿島アントラーズの勝ちでした。

【感想】
 3月に開幕したJリーグ。上位を争う試合を見に行って来ました。応援しているJ2所属のジェフ千葉は開幕戦をテレビでみましたが、昨シーズンから変わり映えしないサッカーで成績も伴わずとても現場へ見に行く気がしなく、ひさびさにJ1の試合を見に行こうかなと日産スタジアムへ。ものすごくレベル高くておもしろかったです。鹿島のゴール寄りで見ていて、全部のゴールシーンを近くで見れたのもラッキーでした。

 鹿島は昨年活躍したFWでエースの大迫が抜けたものの、若手抜擢してチームとしてのバランスは向上したような印象で、首位を走ります。マリノスもFWマルキーニョス抜けたものの強い守備をベースに粘り強く勝ちを拾って上位につけています。鹿島はGK曽ヶ端、DFが右から伊東、青木、昌子、山本、MFがボランチが小笠原、柴崎と不動のコンビで攻撃MFに右が遠藤、左が中村充孝、FWはダヴィと土居。土居は名前を初めて知りましたが、若手のドリブラーな選手のよう。マリノスはGKが榎本、DFが右から小林、栗原、中澤、下平、ボランチが中町、富澤、攻撃MFが右から藤本、中村俊輔、兵藤、FWが伊藤です。下平、藤本、伊藤は今季新規加入。

 前半はマリノスペース。中町、富澤のボランチコンビが躍動。また栗原、中澤のセンターバック2人も1対1で競り負けることが無いので、ハーフライン近くでダヴィと1対1になっても余裕もった対応になっています。マリノスが好調になった要因はフィジカルをきちんと鍛えていることかなと思えるもので、前線、中盤の選手も1対1でがつがつと競ってボールを奪えています。ベテランが多いので運動量を上げることは難しいのですが、きちんと筋トレして必要な休息取ってみたいな計画ができているから、固定メンバーでもきちっとやれているのではないかなと。連動性もすごくて、中町が猛然とプレッシャーをかけて相手の中途半端なパスを引き出しそこを富澤が拾ったシーンや、左サイドから内側に兵藤が切れ込んだのと同時に下平が縦に駆け上がってそこにパスが通るシーンなんかはすごいなーと思いました。攻撃の軸は前線だろうが後方だろうがボールのあるところに寄って受けてさばく中村俊ですが、その動きに合わせて必要なポジションを取る他選手との連動性が良いです。特に中町の動きはすごくて、FWを追い越して前線にかけこんでボールの受けてになる動きとかありました。

 鹿島は選手間の距離を均等に保って、ボール持ったマリノス選手を複数選手で取り囲んでボール奪うスタイル。また機を見て、後方でボール回ししているところに奪いに行ってショートカウンター狙いもありました。小笠原がその判断に長けていて、するっとマリノスのDF、ボランチにチェックしてプレスをかけていっていました。中村俊と小笠原は長年名対決をしてきた名手同士ですが、ここの1対1も見どころありましたね。中村俊がDFからボールを受けて背を向けた瞬間に小笠原が駆け寄ってチェックしてボール奪ったり、中村俊が気づいてループ気味にボールを浮かしてかわしたりといくなどの対決っぷりを堪能しました。

 マリノス優勢なものの決定的な場面は少なかった、むしろ鹿島がショートカウンターで何回かシュートに結び付けられていたのですが、マリノス必殺のセットプレーで先制します。前半終了近く、ゴール向かって右側からのコーナーキックで中村俊がゴールから遠くなっていくカーブのセンタリングに栗原がキレイに合わせます。飛んだ頂点にピタッと合ってゴールに吸い込まれました。

 後半は鹿島優勢になります。前半はセンターバックに張り付いてポストプレーをしていたダヴィとそこを衛星的に動いてボールを拾う土居という攻め方をしていたのが、ダヴィがセンターバックとボランチの間に位置するようになって、土居が前線の裏を抜けるような動き出しをするようになります。これにより中町が積極的に上がれなくなりました(前半の疲労もあったかもですが)。さらに両サイド攻撃MFの遠藤と中村充が内側に絞ってマリノスの中央の攻めを警戒、サイドに追い込んでボールを奪うようなことを意図しているように見えました。これにより倒してフリーキックになっても遠いサイドのみに限定されるので、マリノス必殺のセットプレー効果を少なくしていました。

 またワンタッチパスも回りだして後半早い時間に同点に追いつきます。中盤でポンポンとつないでマリノス守備網を突破、中央でボール受けた土居が一瞬のスピードで栗原、中澤をかわして、ゴールまで独走。シュートをきっちりと決めます。先行逃げ切りできっちりと勝ち切るスタイルのマリノスは打ち手が無い印象。鹿島は攻撃MFの2人を入れ替えて(野沢、カイオ)、攻勢を強めます。マリノスは左サイド攻撃MF兵藤を佐藤優平に、右サイドバック小林を奈良輪に変えますが効果的でありません。前線進出を控えていたボランチ柴崎もじりじりと上がって攻撃に加わっていきます。柴崎がペナルティエリアに駆け込んだ野沢に浮き球のスルーパス、走りながら斜め後ろから来るボールに対してボレーで合わせてゴールを決めるスーパプレー。柴崎のパス、野沢のシュートともに完璧と言えるもので、すごかったです、興奮しました。さらに、カイオがドリブルで切り裂く場面が増えて、カイオのドリブルから前線に走りこんだ柴崎にスルーパス通って、きっちりと決めます。

 会心のゲームをしたと言える鹿島側の盛り上がりはすごかったです。監督のトニーニョセレーゾはスタジアムを出る際に応援席側を煽ったりガッツポーズをしたりとオーバーアクションでうれしさを表現。監督冥利に尽きたゲームと言えるのでは無いでしょうか。
author:de nudge, category:Jリーグ, 14:42
comments(0), -
2014/03/22 Nicola Conte Jazz Combo featuring Melanie Charles at Blue Note Tokyo
 イタリアのジャズプロデューサーNicola Conte率いるバンドのライブ。前ネットで見たラテン風味のライブに興味を持ち、やってきました。ただ今回は「free souls」という名前のアルバムを出していることからも分かる通り、ソウル色の強いライブでした。それもまた良しでしたね。

 メンバーはギターを担当するNicola Conteに、ピアノ/キーボード、ベース、ドラム、トランペット、サックスといった6人編成に、女性ボーカルのMelanie Charlesが加わった編成。Melanie Charlesは時々フルートも吹いていました。1曲目はMelanie Charles除く編成でインストジャズ曲を。テーマ→トランペット、サックスそれぞれソロ→テーマというジャズ王道な展開で端正な味わいのあるもの。冒頭のベースリフからグッときました。

 1曲目終わりでNicola Conteは丁寧なメンバー紹介をします。国名は忘れちゃいましたが、いろんな出身国名が挙がっていたような。そして、2曲目からMelanie Charlesが加わります。一発でいいなと思える情感のこもったボーカルでソウル曲を歌います。バンドはソウル色によったアレンジものもあれば、ストレートなジャズのままでソウル曲が歌われたりも。その組み合わせも良かったですね。また、メロディ含めたジャズ曲もあったりしてMelanie Charlesはスキャットをしたりも。

 Nicola Conteのギターは控えめに音を添える感じでソロも無し。プロデューサー目線でバンドメンバーに気を配っていたりしていた場面も。ピアノ、管楽器はそれぞれソロがあり、ピアノの柔らかいものや跳ねたメロディに感じ入ったり、管楽器のソロをかっこ良いなーとほろ酔い状態で味わいました。中盤辺りで早めのリズムでトランペット、サックスの短いソロが繰り返されたりする曲とか、静かなピアノから立ち上がる曲なんかはお客の聞いている熱が籠ってくるのを感じます。自分も熱くなりました。アンコール含め1時間30分、オシャレな気分にも浸りつつ、聞いていておおっとなる刺激もあったライブでした。
 
author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 23:54
comments(0), -
2014/03/16 モーニング娘。'14 at オリンパスホール八王子
 この日の前日から始まったモーニング娘。'14の春ツアー2日目。この日2回ある公演の昼の部の方に参加してきました。2000人くらいのキャパで一般発売でなんとかチケット取れました。3階席の一番後ろでステージは見下ろすような感じ。遠目ということもあり、個々に目はあまりいかずフォーメーションダンスを堪能しました。

 4月に発売予定の新曲「Password is 0」からスタート。CMで使われているこの曲は「ゼロ、ゼロ」って部分が口ずさみたくなる感じですが、フルで聞くとかなり激しく勢いのある曲。サビは別部分になっておりトータルで聞くとまた楽しいですね。サビの部分はメンバーの向いている方向がバラバラになっていて歌うという結構めずらしい形。

 前回のツアーは自分もよく知っている昔の曲(10年以上前)をアレンジし直したものを結構やっていましたが、今回は「恋愛レボリューション21」のみ。「笑顔YESヌード」「気まぐれプリンセス」「泣いちゃうかも」などあまり自分が知らない時代の曲(2〜8年前)をやっていました。「One・Two・Three」以降の曲はかっこ良いなーと素直に思えるのですが、それ以前の曲はちょろっと見る限りはそれほどはまらず。ただ生の現場でパフォーマンス付きで見るとかっこ良いなーと思えますね。「恋愛ハンター」とかはテレビで見た時(確かヒルナンデスで見た)、ヘンテコな踊りだなーと思っていたのですが、ライブで見るとそれほど違和感なく見れます。

 この週にカップリング曲のベストを出していて、そこからもメドレー形式で結構な曲数やっていました。こちらは音源何回か聞いていたので、割と素直にはまりました。「友(とも)」とかみんなで合唱系の歌ですが、良い感じ。「大好きだから絶対に許さない」は鞘師里保と小田さくらの2人で歌っていたのですが、これは感激しましたね。最近のハロプロ曲のライブはハモリがある部分で副旋律をカラオケで流して、主旋律を生声でかぶせるやり方をしているように聞こえますが、この曲は両方とも生。鞘師が低音で小田が高音だったかと思いますが、はまり方がばっちしでした。

 本編ラストは「Help me!!」「One・Two・Three」「What is LOVE?」「笑顔の君は太陽さ」と自分にとって鉄板の大好きな曲たちが並び、相当に舞い上がりました。踊りながら歌うってだけでも大変なのですが、「Password is 0」の「Password is 0」って歌う部分や「What is LOVE?」のサビなど両足で飛び跳ねて歌うってのは本当大変そう。「What is LOVE?」のサビは全員ユニゾンで歌っているのでフォローできているのがあるんでしょうけど、あれだけちょこまか跳ねて安定して歌えるって驚異的と思います。

 前回のツアーと比べてMCを少なくして、ガンガンに曲をやってくれるのはうれしいですね。ただ体力的には相当大変だと思いますが。MCコーナーは鈴木香音が司会で、鞘師、小田と中三トリオ(この春で卒業)が揃って、エゴリューション(このツアータイトルがエボリューションなのでそれにかけて)として自分のエゴな面をしゃべっていました。寝る時のエゴな話がテーマで、小田はまくらを使わないで寝る。鈴木は仰向けで寝るなどのこだわりを話していました。鞘師は時々金縛りにあうそうで、以前金縛りにあった時に目の前に小田の顔が出てきて「Help me!!」の一節を歌っていたそうな。金縛りは自分も以前たまにありましたが、頭だけが起きて、体は寝ている状態の時に起きますね。疲れ・ストレスがたまっているとよくなります。小田と鞘師は小話がうまいですね。短い時間でウケを取らなければならないテレビなどでは難しいですが、比較的じっくり話せるラジオやライブMC向きの印象。

 アンコール最初の曲は「Password is 0」と両A面の形となる「時空を超え 宇宙を超え」(「トキヲコエソラヲコエ」と読む)。初めて聞く曲となりますが、ものすごく感激しましたね。globeの「DEPARTURES」を思い出すようなスローな曲調・メロディで、ピアノと弦楽器の音に電子音のリズムを効果的にからませたアレンジ、エフェクトやブレイクも大胆に入れ込んでくるもので、そこにバレエダンスっぽい鞘師、石田亜佑美を主軸としたフォーメーションダンスを組み合わせてきて、今のモーニング娘。ならではの曲になっていました。恐らくこの曲もアレンジは大久保薫、振付けはYOSHIKOというコンビでやっているかと思いますが、こういった曲調でも素晴らしい世界を作り上げますね。もちろん今の10人体制で完成度を高めているメンバーの力もあってこそですが、こういった宇宙観溢れるものまでも表現仕切って、いろんな世界を見せてくれる「チーム」になっているなーと。
 
author:de nudge, category:live(オリンパスホール八王子), 10:53
comments(0), -
2014/03/15 alternative tokyo at 新木場stuido coast
 1年半前に行われたcreativeman主催の日本のバンドが揃うイベント2回目。なんかstuido coastでのフェスが続いてますね。この週末は見たいものがてんこ盛りで、何見ようかなと思っていたのですが、そもそもチケット入手困難なものばかりで、自然に決まってしまいました。さらに仕事が終わらず、休日出勤も重なるというドタバタぶり。この日も仕事してから行ったので、途中からの参加に。

 先週のBooked!と同様にライブハウスの外にプレハブのセカンドステージがありますが、混みこみで全く入れず、メインステージのみ3組見ました。見たのはPeople In The Box→eastern youth→クラムボン。さらに間のセットチェンジ時間帯は菊地成孔のDJがありました。1回目はフランス語っぽい会話、アフロビート、ジャズ、ヒップホップなどをポリリズム的に曲を重ねてくるDJ(スクラッチもふんだんに聞かせてました)、2回目は曲を重ねず淡々といろんな曲をかけるスタイル。何の曲か忘れちゃいましたが、Juana Molinaのアルバム「Wed21」から1曲かけてました。

 People In The Box
 初めて見るギター/ボーカル、ベース、ドラムの男性3人組。メロディは朴訥としたもので、どこか心をくすぐられるような。それをそれほど大きくないものの通る中音程の声で歌います。アレンジはメロディに合った一定のミドルテンポを主軸としながら、複雑なリズムやダブミックスも効果的に使ったアレンジで聞かせますね。ちょっとびっくりしたのが曲や演奏のスタイルと合わない、ライブ合間に行われたドラムのMC。パチンコ店でしゃべっているお店のお兄ちゃんのマイクパフォーマンスっぽい、高めな絶叫でしゃべっていておもしろかったです。

 eastern youth
 ひさびさに見る(8年ぶりくらい)ギター/ボーカル、ベース、ドラムの男性3人組。フォークな感じもある歌心たっぷりでまっすぐなメロディを絶叫で歌うボーカルを軸として、そこに激情なロックを入れ込んでくるスタイルで、ぐっと来るところ多々ありますね。ギターの轟音、リズムと絶叫がシンクロしていく具合とかは盛り上がるなーと。「青すぎる空」は何回聞いてもいいですねー。登場シーンでびっくりしたのですが、ベース二宮友和が両手に杖、ギター吉野寿が片手に杖で歩いていました。二宮は座りながらの演奏。MCによると、「二宮は酔っぱらって飛べると思って飛んだら骨折、吉野は歩いていたら半月板損傷、youthとバンド名についてますが、もう若くはないので…」とお茶目なMCがおもしろかったです。

 クラムボン
 トリを務めるクラムボン。やった曲は半分がカバーになってましたね。まずは「呼び声」。先週行われたフェスBooked!にも出演していた空気公団のカバーで初めて聞きます。続いてEsbjorn Svensson Trioのジャズナンバー「Goldwrap」はここんとこのライブでは必ずやっているような。端正なジャズ曲ですが、途中で手拍子も求めたりと前のめりでの演奏がかっこ良い。そして3曲目は「今年初めてのライブになりまして、皆様明けましておめでとうございます。遅いですがお年玉ということで」と、新曲を。タン・タン・タタタンという手拍子から始まったアレンジは80年代ロックみたいな、これまでのクラムボンとはちょっと毛色が違うような印象。「歌詞もさっきつけたんです」というほどの出来たての曲が今後どんな風に育っていくか楽しみ。「ある鼓動」はアレンジを変えてきました。ミトが弾くアコースティックギター主導になっていて、胸を打つドンドンとしたリズムは無くなっていましたが、このアレンジも良いですね。本編ラストはFishmansカバー「ナイトクルージング」。後で知ったのですが、この日はFishmansボーカル佐藤伸治の命日、もう15年経つんですね。ラストは「シカゴ」で賑やかに締め。1年置きに蜜なツアーと、ソロ活動中心でクラムボンのライブ少なめな年をここ数年繰り返している活動形態で、今年は後者になるはずですが、「来年20周年ということで結構ライブもやっていきますよー」と宣言していました。
 
author:de nudge, category:festival(Others室内), 09:55
comments(0), -
2014/03/08 Booked! at 新木場Studio Coast
 Studio Coastにて行われるライブイベント。以前KAIKOO POPWAVE FESTIVALというフェスがありましたが、その流れを受けているような出演者が揃っている印象。3ヶ所同時並行に行われます。メインステージ以外は小さなステージで入場制限が起こりまくり、またステージと客席の高さも一緒なのでほとんど見えませんでした。メインステージ中心に見ました。見たのは、王舟→climb the mind→cero→グッドラックヘイワ→空気公団→YOLZ IN THE SKY→ペトロールズ。YOLZ IN THE SKY以外は初めて見るアクトばかりでした。空気公団は残り半分くらいで、他はフルでライブ見ました。それぞれ感想を。

 王舟
 マッターホルンステージというでかそうな名前に反した小さな空間で男性ソロシンガーを見ます。ほとんど姿が見えていないのですが、サポート1人従えた2人編成。王舟はギターで、サポートはたぶんマンドリンだったと思います。英語詞(1曲だけ日本語の歌のカバーあった)で端正な歌という印象。マンドリンの音が導くカントリーっぽいアレンジも随所に聞かせ、ほんのちょっとだけノリがありつつも基本はじっくりと歌を聞かせるもの。低目の声で朴徳とした歌声はいい感じに耳に入ってきました。

 climb the mind
 ローツェステージと呼ばれるメインステージで、名古屋から来たというギター/ボーカル、ベース、ドラムの男性3人組。フォークな曲調を絶叫で歌い上げるロックバンドといった印象。演奏を聞くとくるりっぽい(と書きつつ最近のくるりを知らないので全然違うかもですが)なーと思ったりもしつつ、顔面崩れまくった風情で歌い上げるボーカルを見ていると、eastern youthを思い出したりも。一個一個の曲終わりで力出し切ったと思わせる様がかっこ良かったです。

 cero
 引き続きローツェステージで、ボーカル/ギター/フルート、キーボード、ギターの男性3人組。サポートにトランペット、サックス、ドラム、ベースが加わった7人編成。また3曲ほどVJとしてこの日別ステージでライブするというVIDEOTAPEMUSICが参加していました。一曲ごとにいろんな面を聞かせるといった印象で、ギターカッティングに合わせたラップっぽいフレーズで、でもシティポップスな印象のある演奏の中、途中で降り切ったスピードのリズムに怒涛のノイズをかぶせたり、フルート、トランペット、サックスでファンキーな演奏しつつリズムチェンジを何回か織り込んできたりなど。他にBroken Social Sceneノリな多幸感あふれるメロディで攻めて来る場面なんかもありました。

 グッドラックヘイワ
 引き続きローツェステージで、キーボードの野村卓史(Natsumen、元SAKEROCK)、ドラム/口笛の伊藤大地(SAKEROCK)の2人組。それぞれ別バンドでのライブなどで見たことありますが、このバンドは初めて。Sembelloのようなポップでおしゃれなメロディのあるインストジャズ曲といった印象ですが、こちらの方がもっとやんちゃな印象があり、弾けたリズムを多々入れてました。2人のかみ合い方がすごく、キーボードと口笛でユニゾンでメロディ演奏したりするのなんかは新鮮。また、曲構成もおもしろいなというものも多く、音源聞いてからまたライブ見てみたいですね。

 空気公団
 アイガーステージというライブハウスの外にあるプレハブで建てられたステージで、途中から残り20分ほど見ました。姿が全然見えませんが、聞いている音とネットで確認したところ、女性ボーカル、男性ギター/ベース、男性キーボードという3人組。機械からリズム出しながら、演奏するスタイル。夕暮れに似合うといった印象のある演奏で、透明感のあるボーカルも好み。キーボードとベース音のからみ方が心地よく、ステージ向うに見える観覧車の絵とも合っていました。

 YOLZ IN THE SKY
 マッターホルンステージで、以前2回ほど見たことあるバンドYOLZ IN THE SKYを見ました。いずれもフェスで少しだけ見ただけなのですが、強烈な印象を残していて、今回はきちんと見ようと決めていました。以前はボーカル、ギター、ベース、ドラムの編成だったのですが、今回はボーカル、ギターの2人編成。4人編成の時はウネウネとした反復リズムの中でヘンテコな踊りをしながら、甲高い声で歌、といっても言葉になっていない意味不明な叫び声と言って良いようなボーカルがあるライブが妙につぼにはまったのですが、2人編成でも同様。PCやエフェクターからテクノなビートを出し、ギターでいろんな加工した音色を重ね、そこに変わらずのボーカルが絶叫をひたすら加えていくのですが、ライブ感のあるダンスミュージックとしてもばっちりはまれるような、でもそこに異様な空気のあるボーカルとギターがいい感じの気持ち悪さ(変な表現でスミマセン)があって良かったですね。

 ペトロールズ
 ラストはローツェステージでトリのペトロールズを見ます。ギター/ボーカル、ベース、ドラムの男性3人組。ベースとドラムはアフロがかった髪型でその印象が導くこともあるのかブラックミュージックをたっぷり入れ込んだ演奏がものすごくつぼにはまりました。ミドルテンポが主体でそこにソウル風味なアレンジとメロディ。ギターがメインボーカルですが、ベースとドラムもコーラスを多々入れ込んできて、ゴスペルとかドゥーワップ調の声が良いですねー。端正と呼べるような各楽器の音も良く、大人として聞きたいと思った素晴らしいライブでした。こういったフェスでトリを務めることが初めてのようで、アンコールに応えて出てきた時にホント?みたいなリアクションで出てきたのがおもしろかったですね。
 
author:de nudge, category:festival(Others室内), 09:11
comments(0), -
2014/03/01 ボクの妻と結婚してください。 at 天王洲銀河劇場
 内村光良(ウッチャンナンチャン)、木村多江を夫婦役として主役に据えた舞台。4日間5回やる公演の4回目。この日は昼と夜の2回公演で夜の方になります。

 他、出演者は眞島秀和、入山法子、飯塚悟志(東京03)、与座よしあき、花沢巧斗、篠原ともえ、松永玲子、久ヶ沢徹など。加えて20人ほどの役者さんが出る場面もあり総勢30人近く。これで5回公演のみはもったいない、と思えるほどの布陣ですね。内村光良は過去何回か舞台で、入山法子は「エルダーソルジャーズ」という舞台で、篠原ともえは通りすがりに見たインストアライブ、Buffalo DaughterのライブでDJやお客(以前スタンディングライブで右横にいらっしゃった時が)として拝見したことがあります。他メンバーは初めて。

 舞台は中央奥、右、左と3ヶ所をころころを変えて、場面展開をする構成。またその三ヶ所の上にスクリーンがあり、そこに映像が効果的に織り込まれます。テレビ放送作家の三村修治(内村光良)はパソコンを使って、ネタ書いたり、気持ちを書いたりするのですが、それをスクリーンに映し出していて三村修治の気持ちを描いているのも随所に。

 以下、ストーリーをもろに書いた感想になります。

 
続きを読む >>
author:de nudge, category:舞台・お笑い, 13:10
comments(0), -
2014/02/25 Foals at EX THEATER ROPPONGI
 3年ぶり2回目となるイギリスのロックバンドFoalsのライブを見に行きました。3年前と同じくこの日は健康診断。バリウム飲むとどうも調子が悪くなって、夕方までウンウンうなっていて参加するか迷っていたのですが、現地へ向かいます。

 六本木ヒルズから近い去年冬にできたばっかりの大型ライブハウスで初めて来ました。去年タモリ倶楽部でも工事中の模様が紹介されていましたが、豪華なライブハウスですね。Zepp DiverCity TOKYOや赤坂Blitzなどテレビ局が自ビルの近くにライブハウスを持つ傾向がありますが、これも同様。日本テレビは渋谷AXを今度閉鎖するようですが、自ビルの近くに改めて作るんですかね。

 地下3階から地下1階にかけてひろがるライブ空間。地下3階がステージ、スタンディング(ライブによっては椅子も配置できる造りになっている)、地下2階と地下1階が椅子席になっています。当日券で地下1階の椅子席を確保して入りました。ギター×2、ベース、キーボード、ドラムの5人組。哀愁を感じさせるギターリフとボーカルを軸にリズムの速度を自在に変えてきて、かっこよく聞かせるバンド。持続音を多様したキーボードがスペイシーな感覚を与えて、スピード感あるリズム隊含めて各楽器のかみ合わせが抜群でお客もものすごく盛り上がります。上から見ていて、多数のお客のモッシュやダイブは壮観でした。

 去年出たアルバムの「Holy Fire」が軸だったかと思いますが、過去曲も結構ふんだんにやっていたような(あまり曲覚えてないですが)。アルバム一曲目の「Prelude」からじんわりと初めて、渦を巻くようなノリを与える曲を連発。本編ラスト2曲は、しんみりとした曲調にじっくりと歌い上げる「Late Night」からヘヴィロック調にゴリゴリと聞かせる「Inhaler」と、静から動へ鮮やかに切り替える曲を続けてお客もそれに合った反応でした。「Inhaler」はお客のダイブとボーカルの絶叫の絵が痛快でしたね。アンコール含めて1時間半弱、座りながらですがノリノリで聞きました。
 
author:de nudge, category:live(EX THEATER ROPPONGI), 12:34
comments(0), -