- 2014/02/22 Splashgirl at 代官山 山羊に、聞く?
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2014.02.24 Monday前述のライブ終了後お台場から代官山まで移動。ノルウェーの3人組ジャズ主体のバンドを見に行きました。最近知った名前ですが、ネットで少し聞いておもしろそうと思ってライブどんなんかと楽しみにしてました。駅から1分ほどにある食事所+ライブスペースみたいな変わった名前のこのスペースは初めて来ます。同じビルの地下2階にある「晴れたら空に豆まいて」、青山にある「月見ル君想フ」との姉妹店のよう。
ピアノ/シンセ、ウッドベース、ドラム/PCといった編成。バンド名にgirlついていますが男性3人。45分〜50分のセット2本とアンコールで1曲。ジャズが主体かと思いますが、そこから離れた要素が多々入れ込んでくるバンドでした。それぞれの音は派手さや速さなどはなく、またジャズでありがちなテーマをユニゾンで弾いたりもほとんど無し。即興のソロも無かったです。ぐっと抑えた音量とテンポ主体でアンサンブルを丁寧に重ねていくスタイル。ピアノの音が主導しているような印象で、ベースとドラムもいろんな弾き方、叩き方をして各曲の色付けをしていました。
また、シンセやPCを使って電子音も効果的に入れ込む曲があり、シンセは持続音や少量のリズム音などを使っていました。そこに端正なピアノ音や弓弾きのベース音などが重なるのですが、良いなーと思えるもの。感情をぐっと抑えた心象が見えてくるような曲が多かったです。ドラムセットはバスドラム、タム、シンバルの他に小さいものと中くらいの銅鑼もありました。曲によってはタムに布をかぶせて叩く展開があり、印象に残っているのは最初のセットの4曲目と後半セットの最初の曲。とりわけ後半セットの最初の曲は15分以上に渡る長尺曲で、抑えたトーンながら様々な音を聞かせてきて曲が流れていく様が聞き取れました。後半はジャズから完全に離れているような曲が多くて、ミニマルなフレーズを重ねたり、電子音の方を全面に出してくる場面も多々。
アンコールはとりわけ、人力ダンスミュージック、でもがっつり音量上げたり、叩きまくったりすることはなく、あくまでも抑えた展開で気持ちよく聞かせました。ピアノとドラムが小気味良いフレーズ、リズムを繰り返す中に漂うようなベースのひずみ音の組み合わせが抜群でした。この日お金使い過ぎたのでCD買うのは諦めましたが、また音源聞いてからライブ見てみたいですね。
- 2014/02/22 モーニング娘。'14 at Zepp Tokyo
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2014.02.23 Sunday雪も無くなってきて、ひさびさにジョギングしよう、最近コース整備されているお台場で走ろうかなとこの週末は思ってました。そこにZepp Tokyoで行われるモー娘。の「プレモニ」という名前でのファンクラブイベントがあって当日券が出るとネットで見て、当初予定していた後述のライブとの間にうまいこと入るな、と急きょ行ってきました。ファンクラブに加入していないと入れないイベントなのですが、先月入ったので可能に。コンサートチケットが一般では取るのが難しくなってきそうなことと、春ツアーから値段が上がる(正直7,500円は高いなーという気が)こともあって、どうせ1年の内に何回か行くのでチケット割引があって優先予約があるファンクラブに入ってみるのはメリットありかなと。
1時間ほどジョギングした後、3回公演の2回目の回に行きました。2階の席ですが、傾斜があるので見やすい。普段スタンディング状態になる1階も椅子が置いてあります。座って見る形式のよう。最初司会の方が登場してメンバーを呼び込みます。最初の1時間弱はゲームとかアンケートコーナーでした。ゲームはくじで2組に分かれます。偶然にもシングル「わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団」のカップリング曲「坊や(道重さゆみ、譜久村聖、飯窪春菜、工藤遥、佐藤優樹)」「ふんわり恋人一年生(生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音、石田亜佑美、小田さくら)」を歌った5人ずつに分かれます。キャプテンは「坊や」チームが佐藤、「ふんわり」チームが小田。
ゲームは最初に記憶力ゲーム。代表者1名ずつを選出して、他のゲーム全部終わるまでにお題で出す単語15個覚えて順番に言えるかどうか。立候補を募って「坊や」チームが工藤。「ふんわり」チームが鞘師。どちらも立候補ですぐに手を挙げた2人でしたが、リーダーが決めるまでに時間かかってましたね。立候補者で本当に良いのか、メンバー間でやんやと揉めてました。工藤は人気すしネタ15個、鞘師は人気スポーツ15個。他ゲームやっている間も2人は必死に覚えていました。
他にゲームは2つ。振付だけで何の曲か(モー娘。以外のハロプロ曲)を当てるジェスチャーゲームと、頭につけた単語を言ったら負けの芸人不信バトルロワイアル。ともにおもしろかったです。特に芸人不信バトルロワイアルは初期の内村プロデュースでたまにやってたゲームで、生で見る機会があるとは思いませんでした。今回はチームごとに分かれて時間内で単語を言わなかった方が勝ちという形式でしたが、できれば内Pのように完全個人戦で1人の優勝者を決める形式で見たかったですね。でもそれだと時間かかりすぎちゃうので、生のイベントでは無理かもですが。チーム戦は相手に言わせようと攻めた「ふんわり」チームの石田、小田が自爆して立て続けに単語言ってしまい、終始受け続けた「坊や」チームの勝ち。ジェスチャーゲームは同点でした。
記憶力ゲームは2人とも成功しました、すごいですね。言っている間に相手チームメンバーは触らず、しゃべらずに邪魔をして良いのですが、ヘンテコな踊りをする鞘師、「曙のよう」と司会者に言われてしまうほどの堂々とした寝っ転がり方をした鈴木、鞘師の耳に息吹きかけたり、スカートの中を覗こうとする「坊や」チーム全員の動きがおもしろかったです。特に鞘師大好きなリーダー道重は好機到来とばかりにセクハラ上司と化して、率先してしゃがんで(というか床に這いつくばって)覗きこんでいました。。
アンケートコーナーでは「匿名」と言いつつも誰が言ったかをばらすというバラエティ王道の展開でした。「メンバーの中で一番自分が女子力高い」というアンケートで2人。1人の道重はそりゃ言うでしょうねーだったのですが、もう1人が鞘師と意外。「名前ばらされると思わなかった」と照れる様がかわいらしい。
続いての15分はライブコーナーでした。ここではお客立ち上がります。「Help me!!」「ブレインストーミング」「わがまま 気のまま 愛のジョーク」をショートバージョン、「君の代わりは居やしない」をフルコーラスで。「君の代わりは居やしない」は生で聞くの初めて。激しいダンスの中で、鞘師と小田のソロボーカルがグッと来る曲ですが、とりわけ小田の「全部運命次第なんだと言うけど」の「けど」の声が好きですねー。
最後のコーナーは負けた「ふんわり」チームの罰ゲーム。先日、新しく始まるポエムの番組(どんな番組?)のアシスタントオーディションを全員にさせるというニセ企画があったそうで、そこでそれぞれにポエムを作らせたそうなのですが、それをこの場で読み上げるという。メンバー全員本気でアシスタントを狙いに行っていたのにニセ企画だったということと、真面目に作ったポエムがこの場で読み上げられてしまうことの2つに、ほぼ全員衝撃を受けてました。今回負けチームの中から生田と石田のポエムが読み上げられます。これは恥ずかしい。特に石田のポエムは焼き肉がテーマで、具体的な詩の内容は忘れちゃいましたが、爆笑させてもらいました。
ファンクラブイベントということで、ある程度メンバーの性格なんかが分かった上での内輪受け企画でしたが、存外に面白かったですね。バラエティ番組っぽくなっていました。司会の方がメンバーの性格をある程度抑えていて、かつモー娘。自体にものすごく詳しいわけではない(曲名とか知らないよう)のが適度な距離感を保っていて良いさばきをされていたのが、おもしろかった一番の要因かもしれません。
以下、本当にどうでも良い余談です。
- 2014/02/15 Hostess Club Weekender at 新木場Studio Coast
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2014.02.22 SaturdayHostessというレーベルが手がけるライブイベント。2日間行われる内の1日目に行ってきました。海外からのアーチストだけでシンプルに1ステージのみで行われるこちらのフェスは2012年から始まって4〜5ヶ月置きに行われています。自分は3回目の参加になります。去年の秋に行われた時は、当日券目当てで行ったものの間に合わなかったので、その反省を踏まえ今回はきっちりと前売を確保した上での参加。結構早い段階で売り切れていたよう。
前日の雪の影響で交通機関に遅れがあり、思ったより時間かかっての到着。最初のライブだったErrorsは始まっていました。残り20分ほど見ました。後の4組はきっちりとフルで。Mogwai以外は名前含め聞くのが初めてなバンドでした。それぞれ簡単な感想を。
Errors
イギリス(というかスコットランド)・グラスゴー出身のバンドで男性3人組。ギター/キーボード×2、ドラムという編成。フロント二人が持続音含めキレイに聞かせる音を散りばめつつ、ドラムがディスコなノリのハネ系のリズムで組み合わせるという印象。
Asgeir
アイスランド出身のシンガーソングライター。ギター/キーボードを弾きながら歌う本人に加え、4人バックにつきます。ギターとドラムの一人は楽器固定で、残り二人は曲により、ギター、ベース、キーボードと担当を替えて演奏します。カントリー、アコースティック風味な聞かせ方や、ドラムパッドを使いつつ間を取った聞かせ方でJames Blakeっぽい印象のある音など多彩なアレンジで演奏します。そこに乗るAsgeirは声量はそんなにないですが、枯れた味わいのある声と高音確かな声を使い分けて聞かせてくるスタイルでいいなと思えるものでした。高音で歌うのはブラックミュージックも好きなんじゃないかと思わせるものがあって、特に2曲目にやったものなんかはAaron Nevilleっぽいなという印象も持ちました。
Daughter
イギリス・ロンドンから来たギター/ボーカルの女性、ギターとドラムの男性の3人組。ライブはベース/キーボードを担当する男性を加えた4人編成でした。気だるく歌う女性ボーカルはソロのシンガーソングライターとしても成立するような歌で感情をぐっと抑えたもので、これだけでも良いなと思えるものでしたが、そこにギター、ドラム、キーボードなどで多彩な色付けをしてきて、かなりはまったライブでした。一曲の中で波があるというか、情緒的な響きを持つギターフレーズ(弓弾きも多用)から徐々に高まる音になって、そこに怒涛のドラムが鳴り響いて、高波が引いたような落ち着いたラストになるみたいな展開、そこで歌われるメロディやボーカル音量などは一定を保っているのがいい感じ、と好印象な曲が多かったです。
CHVRCHES
こちらもグラスゴー出身の女性ボーカルとキーボード/機械/ギター/ベースを担当する男性2人の3人ユニット。ストレートなテクノポップアレンジにルックス(服装も含め)がかわいい女性ボーカルが歌います。その声も音に合っています。ちょこまかと跳ねている感じな動きの女性ボーカルと対比的に男性二人は大きな動き。コーラスやベースをゴリゴリと弾く時にはお客にアピールしまくります。一曲だけ男性の一人がメインボーカルを担当する曲がありましたが、激しいアクション交えて歌っていて、それにつられてお客の反応も大きくなっていました。
Mogwai
そしてトリはこれまたグラスゴー出身で日本でもう15年以上は高い人気を保っているであろう轟音を聞かせるインストロックバンドのMogwai。かなりひさびさに見ます。たぶん8年ぶり5回目くらい。最新作「Rave Tapes」の一曲目「Heard About You Last Night」から始まったライブは最新作中心に過去作もほどよく織り交ぜたセット。落ち着いたリズムのドラムに、どこか寂しげなキーボードやギターの音を響かせるところから、リズムは一定のまま轟音モードにシフトしたり、落ち着いた雰囲気のまま締めたりする曲群ですが、鳴らす音がつぼに入りまくり。一曲ギターのStuart BraithwaiteとキーボードのBarry Burnsが歌う曲がありましたが(「Blues Hour」)、それもいいアクセントになってました。そして本編ラストの4曲はかなり胸が高まりました。ギター音をこれでもかと音量を上げてノイズとなってまき散らしていながら、どこか開放的で明るい雰囲気を持つ曲や、カタルシスたっぷりと味わえる怒涛のリズムと轟音ギターを浴び続ける曲など。一曲Errorsのドラムがゲスト参加して叩きまくっていた場面もありました。アンコールは3曲で、その内一曲は自分がMogwaiを良いなーと思ったきっかけとなった曲の「New Paths to Helicon, Pt. 1」でうれしかったですね。静→動→静と変化する展開で、頭は酩酊しつつもどこか意識をはっきりと覚醒させられるような感覚がありました。Mogwaiのライブは鉄板ですね、素晴らしい1時間40分ほどのライブでした。
- 2014/02/08 Joan Of Arc、Dustin Wong at 渋谷O-Nest
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2014.02.11 Tuesdayシカゴ出身のTim Kinsella率いるバンドJoan Of Arc。最近知った名前なのですが、20年弱活動を続けているよう。音源少し聞いてライブ見たいなと思って来ました。この日雪が降りしきる中、夕方から出かけて渋谷に出向きます。
オープニングアクトはDustin Wong。ハワイ生まれ日本育ち、中国とアメリカのハーフのギタリスト。こちらも名前は聞いたことありますが、ライブ初めてです。最初にMC。雪が降りしきる中、お客が来てくれたことにお礼を述べて、「小さい頃、雪が降りしきる中、おばあちゃんとウルトラマンかなんかのショウを見に行って自分達しかいなかったのにやってくれたのが思い出」とほんわかするエピソード話した後に演奏開始。エレクトリックギターでフレーズ弾いてその場でサンプリングし、音を重ねていくスタイルの演奏です。こうしたスタイルの中での演奏は多く見ますが、今まで見た中で一番すごいと思いましたね。出て来るギターのフレーズがものすごくいろいろで、その組み合わせでいろんな音世界を展開します。アコースティックな揺らぎを感じさせるもの、大地を思い描けるような雄大な感じの音、ジャムバンドっぽいノリノリな音など、終盤は椅子から立ち上がって、声出しする場面もありましたが、それも効果的。ノンストップで演奏された1時間弱のライブは感激するところ多々ありましたねー。
続いてJoan Of Arc。女性ボーカル、他は男性でギター、ベース/キーボード、ドラムの4人編成です。中央に立ったボーカルは最初焦点が合っていないような目付きで直立不動。ギターのTim Kinsellaが朴訥なギターフレーズを弾きながら歌い始めます。ボーカルはほんのりとコーラスを重ねていきます。そこからベースとドラムが登場し、リズムを出していきます。音的には自分が聞いた中ではWilcoに近いかな、という感じ。曲によりいろんな方面に向いた音を出しながら、枯れた味わいのあるボーカルとアレンジで聞かせます。ほとんど初めて聞く曲ばかりながら、歌やアレンジがすーっと入ってくるもの多かったですね。とりわけつぼだったのが、中盤辺りでやったブルース全開のインスト曲「Flowers」。Ben Harperの「Ground on Down」なんかが好きだったらはまるであろうギターフレーズやリズムで、自分はもろ好みでしたね。どすこいなアメリカンロックやブルースの中にポストロック的な隙間ある音の組み立てを入れ込んでいるような曲も多かった印象。終盤はボーカルが「母のために」と歌ったアカペラがちょい気だるい声で歌うのがセクシーな印象もあって、それまでの曲からパッと浮き出た感じがあっておもしろかったです。前日もライブあったようで、そことは違うセットリストを組んでいるらしく、いろいろな曲を持ってるんですね。次回は音源聞いてからライブ見たいなと思いました。
ライブとは関係ない余談です。
- 2014/02/01 NO AGE、ZZZ's、THE NOVEMBERS at 渋谷Club Quattro
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2014.02.08 Saturdayこの日は昼間に別のライブ見た後、ビールを飲んで酔っぱらった状態で夜からアメリカ・ロサンゼルスから来たギター、ドラムの男性二人組のライブを見に行きます。以前テレビで見てかっこ良いといつか見たいなと思っていました。オープニングアクトとして日本のバンド2組のライブもあります。いずれも見るの初めて。
最初はTHE NOVEMBERS。ギター×2、ベース、ドラムの男性4人組。妖艶なギターノイズを散りばめつつ、がっつりしたリズム隊、時に絶叫するボーカルなどが印象的でした。長めなインスト部分を軸に置いた曲もあったような。
続いてはZZZ'S。ギター、ベース、ドラムの女性3人組でインスト中心に時折ボーカルを入れた形のライブだった気がします。サイケな感じもありつつ、ミニマルなリズム、ギターリフなども取り混ぜて曲を構成していました。
そしてNO AGE。パワフルなギターとドラムがガンガンにリズムを刻んで、そこにドラムのフラットですがなんか気を惹かれるボーカルがのっかります。ほとんどの曲が一直線なギターロックなのですが、そこにオルタナに感じられる要素があっておもしろい。胸が高まっていくように聞けて、こういった音楽をライブで味わうのがひさびさでウキウキしちゃいましたね。中盤では単音なギターソロっぽいものや、アンコール最初の曲はリズムに変化を持たせるような曲もあったりして、そういったのも楽しい。お客さんは少な目だったものの、前線はモッシュも起こっていて、いい感じの盛り上がり具合でした。
- 2014/02/01 新垣里沙 at 渋谷 duo Music Exchange
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2014.02.02 Sundayこの日は渋谷にずっと滞在しての2連続のライブ。昼間にはモーニング娘。を2年前に卒業してから舞台を中心に活動している新垣里沙のソロコンサート。これまでディナーショー形式はあったもののスタンディングでがっつりやるソロライブは初めてだそう。当日券で入れたものの会場は一杯。前方は男性多めですが、後方には女性たくさんいて6対4か7対3くらいの割合になるでしょうか。自分がモーニング娘。卒業生のソロライブを見るのは後藤真希、高橋愛に次いで3人目になります。
ギター、ベース、ドラム、キーボードの4人編成のバンドをバックに新垣里沙が歌います。最初はフランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」のカバーから。舞台とかで歌っているんですかね、意外なスタート。前半はハロプロの楽曲に加え、他アーチストのカバーも聞かせます。平井堅の「君の好きなとこ」、YUKIの「JOY」、国生さゆりの「バレンタイン・キッス」、荒井由実の「やさしさに包まれたなら」など。「やさしさに包まれたなら」は去年の高橋愛ソロライブでもカバーしてましたね。この中で新垣里沙の声にあっているなーと思ったのが「JOY」。新垣里沙は音程が確かでどの曲も器用に歌いこなします。また、「男性とのデュエット的なものをあまりやったことが無いので」とギターの方のボーカルとコンビで、ハンバートハンバートの「おなじ話」をカバー。ギターの方の小田和正っぽい素朴感ある声と新垣里沙との輪唱っぽい組み合わせやハーモニーが抜群でした。曲自体の良さと合わせて堪能しました。
MCでは「この日を待ちわびていた」そうで、お客のリアクションが直接に返ってくるライブの場はやっぱり楽しいよう。話すネタも溜まっているようで、「家族全員せっかちで、この前母親とドアが閉まる直前の電車に飛び乗ったら、回送でそのまま倉庫まで行ってしまった」とかおもしろすぎ。また、なぜかもう春ですね(2月なのに)ということを強調して「春だからバレンタイン」で「バレンタイン・キッス」を歌うのにつなげていましたが、お客全員?だったのでは無いでしょうか、普通に冬といえばバレンタインで良かったような。。
中盤辺りベースとドラムのリズムに合わせてバンドメンバーを紹介するのですが、その部分で次にやる曲が分かって興奮しました。(振付含まずに)曲単体で言うとモーニング娘。で一番好きかもしれない、少なくとも過去一番良く聞いた「好きで×5」です。ジャズなアレンジに大人びいた艶のあるメロディを生で聞けてうれしかったです。この曲のラスト辺りでステージ脇にはけていきます。衣装チェンジをして、「こっからすっごい上げていくよー」と宣言した後の4曲は自分でも鉄板なんだろうなーと分かる曲達でした。「ブギートレイン'03(藤本美貴) 」「青いスポーツカーの男(青色7)」「This is 運命(メロン記念日)」「浪漫 〜MY DEAR BOY〜(モーニング娘。)」とモッシュが出るほどの盛り上がりでした。初めの2曲はハロプロ研修生から2名が登場してダンスでサポート。「浪漫 〜MY DEAR BOY〜」はギターカッティングとサックス(ライブではキーボードでサックス部分を担ってました)が印象的なロックナンバーでかっこ良いですね、生で聞くのは初めてでうれしかったです。
本編最後は「歩いてる(モーニング娘。)」でさわやかに締め。アンコールは「今回ライブのリクエストを事前に募って一番多かった」という「恋ING(モーニング娘。)」を。「Go Girl〜恋のヴィクトリー〜」というシングルのカップリング曲なのですが、ファンの間で人気が高く、今回やるだろうなと思っていました。自分は生で聞いたことなく、この曲目当てで今回のライブ行ったと言っても過言ではなく、実際に聞けてうれしかったです。ラストは必殺の盛り上げ曲らしい「涙ッチ」。最初にじっくりと歌い上げていて、途中一気にロックなアレンジで加速して歌っていくメロディでお客の爆発力感がすごかったです。最後の方はほぼアカペラモードでサビをお客全員で大合唱。
自分がモーニング娘。にはまっていた(いる)時期は、新垣里沙含む5期メンバーが加入した初のシングル「Mr.Moonlight 〜愛のビッグバンド〜」から「浪漫 〜MY DEAR BOY〜」辺りまでの時期と、去年の秋頃(「愛の軍団」聞いて)から今になるのですが、昔はまっていた頃は、新垣里沙のソロを聞いたことが無いので、今回がっつりとパフォーマンスを見れて感激しました。初めてのソロライブとは思えないくらい、歌やコール&レスポンス、お客の声に対するMCでのリアクションなど手馴れている感があってすごいなーと。個人的にライブ前知っている曲少な目かなーと思って臨んだのですが、思いの他知っている曲をやってくれて、また好きな曲が多かったのもうれしかったです。
余談で新垣里沙に関する思い出話です。