- 2013/11/23 BLACK REBEL MOTORCYCLE CLUB at 横浜Bay Hall
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2013.11.24 Sundayアメリカ・サンフランシスコ出身のバンドで、見るのがなんと11年ぶりになります。前回見たのは2002年のフジロックでそんなに昔な感じもしないなーと思うのですが、月日が流れるのは早いですね。。
ギター、ベース、ドラムの3人組で前回見た時からはドラムが変わって女性になっています。上半身をあまり揺らさずに淡々と叩くタイプの印象。ギター、ベースの男性は曲によりメインボーカルを分け合う形での演奏。持っている音源がデビューアルバムのみなので、ほとんど知らない曲でしたが、かなり楽しめましたね。本編1時間半があっという間でした。
サイケとかブルースがふんだんに入ったバンド名にもある黒さが渦巻いているような感じ。スローからミドルなテンポが多めですが、時折入るスピード感のある曲や、リズムチェンジの入る曲など織り込んできてライブ全般のカラーは統一されていつつ、飽きは来させません。また、ギターとベースのフィードバックノイズも効果的に使われます。変に音をでかくさせずにノイズを聞かせるところも良いですね。ギター担当は大人締めに、ベースは大振りなアクション交えてパフォーマンスするという対比もおもしろいです。一曲ベースが弦を殴るような感じで弾いてたりしましたが、その様もかっこよい。ギター×2で演奏する曲もあり、その編成だとブルース風味が全面に出てきますね。
デビューアルバム「B.R.M.C」からも後半結構やってくれました。「Screaming Gun」「Red Eyes And Tears」など。本編ラストは「Spread Your Love」で、ゆるゆるのベースから入ってそこにギターのノイズ含みで鳴るリフがかっこ良い。ボーカルを分け合って歌うのも良いですね。
アンコールはドラム除く二人が登場して、ステージ中央に腰くらいの高さでマイク置いてそこにアコースティックギター弾きながらほぼ生音でやります。「キャンプファイアーみたいだろ」みたいなことを言っていたような。そこでやった曲はカバー曲だったのでしょうか。それまでの雰囲気から一変して暖かい雰囲気の中でみんなで見守るような感じで聞けました。アコースティック曲は予定では2曲ぼかったですが、雰囲気良かったことを感じ入ってかもう1曲やってくれました。そしてドラムも戻って繰り出した曲は必殺のロッケンロール曲「Whatever Happened To My Rock'N'Roll[punk song]」。ちょいギターのセッティングが調子悪いようでしたが、さすがの一番の盛り上がり。地をはうようなベースにいくつかの層に重なって聞こえるギター音がかっこ良かったです。最後にもう一曲スローな曲で締めました。
この日は夕方前に飲んでほろ酔いでライブ行ったのですが、2時間近くちょうどいい感じで音が頭に回ってくる感じで堪能しましたね。ただお酒入ったせいかこの日ボケボケで2回も間違えて女子トイレの方に入ってしまいました。。入り口ですぐ気付いたもののあやうく犯罪者ですね。
- 2013/11/16 モーニング娘。 at 中野サンプラザ
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2013.11.17 Sunday2週間前に引き続き、10人組アイドルグループのモーニング娘。この日は昼夜2部の中で夜の部の方を見に行きました。このツアーではセットリストを2種類用意しているようで、この回は前回自分が見たのと違うパターン。メンバーMCも道重さゆみのソロMCコーナーはそのままですが、残りのメンバーが揃うMCは違うメンバーでした。前回と違うところ、書いてないところを主に。
「Moonlight night 〜月夜の晩だよ〜」での間奏部分で生田衣梨奈と工藤遥の2人のダンスバトル部分で生田はハンドスプリング(前方倒立回転とび)を新たに入れてきました。キレイに回っていてすごい運動神経だなーと。
道重ソロMC。今回のスタッフからの質問は「各メンバーと2人で遊ぶとしたらそれぞれ何をする?」。澱みなくつらつらとあのメンバーとあれするこれすると妄想を語ります。メンバーの性格をうまく捉えて笑いを交えて語ります。「生田とは(生田が敬愛してやまない)ガキさん(卒業した新垣里沙)の舞台を見にいく、、でも舞台の後ごはん食べに行ったらずっとガキさん話が続いてウザいから、、後に仕事がある時に映画を見に行くにします。そうすればしゃべらなくて良いから。」「鞘師とは温泉旅行、もちろん一泊!何するかは教えません。」と加入時から少々あぶない感情も入っているのではというくらい、かわいいかわいいと道重が言い続けている鞘師里保だけは旅行になっていました。。
鈴木香音司会で小田さくら、生田衣梨奈、石田亜佑美、鞘師里保がお題に答えていくMC。しかしバラエティ番組でのキャリアがある道重さゆみのみならず、全員きちんと話せるってすごいですね。10人中半分はまだ中学生なのに。。「最近やった良いことしたなーということは?」というお題での小田さくらの話が絵が浮かぶ話っぷりで良かったです。佐藤優樹と二人で仕事から帰ってちょうど別れかけの時に佐藤が外国人に駅からの道のりを聞かれてたので、心配して引き返したところ案の定会話がかみ合っていなかったらしく、外国人の人は三田駅まで行きたかったらしく、佐藤は道を知っているので「I'm Mita.」を繰り返していて??。なんとか通じて駅まで一緒に行くことになり、「2分くらいでつけるはず」と自信満々に話していた佐藤主導で歩いていたら30分かかってしまったという。
この日MCやった5人(鈴木、小田、生田、石田、鞘師)でやった曲「ふんわり恋人一年生」は石田と生田がラップを担当するのですが、石田のラップが結構いい感じだった気がしますね。もうちょい長いラップで聞いてみたいかもと思いました。メドレーでやった曲が前回とは数曲違っていました。音源聞いたことない曲が多いのですが、いいなーと思うものがありましたね。この日セットリストからは古めの曲から「LOVEマシーン」「恋愛レボリューション21」を外してきたのですが、気にならなかったですね。「I WISH」「そうだ!We're ALIVE」「ザ☆ピース!」を残してくれた方がうれしいので。
その替わり入れてきたのがアンコール最初にやった新曲の「What is LOVE?」。J-MELOというNHKが海外に発信している番組のエンディングテーマだそうで、先日フジテレビの深夜番組でこの曲の出だし部分の練習している姿を放送しているのを見た時からすごい振付だなーと思っていました。J-MELOでフルで見てすごい、生で見たいなーと思っていたので、この曲始まった時は相当に浮かれましたね。これまでのエレクトロなアレンジでフォーメーションダンス、フィルターボイス、ラスト近くの鞘師里保のソロで聞かせるというコンセプトは継続しつつ、スウィングするようなリズムを入れてきて曲調も少しかわいらしいものを入れてきています。曲自体が短めなのもポイントになるでしょうか。イントロ部分の振付が圧倒的ですが、サビの部分の振付も新鮮味、かっこよさ、かわいさが同居していて非常に良いです。
アンコール終了後に「愛の軍団」のインストでカーテンコールっぽく縦に2列で整列して2人1組で挨拶して退場していくのも好きですね。今の10人が、この10人でライブができることを心から楽しんでやっているのも感じられて爽快感あります。しかし、このライブを一日二回ってすごい体力ですね。自分もこの日昼間ジョギングしてライブで熱狂してと終了後ヘトヘトでしたが、ライブしているメンバーは遥かに上回る運動量なわけですごいなーと。
- 2013/11/10 oono yuuki (band set) 、neco眠る at 渋谷WWW
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2013.11.16 Saturdayインストバンド2組の対バンライブ。リーダー森雄大とoono yuukiが同い年ということもあってか交流が結構あるようで。
最初は1年ぶり5回目となる、neco眠る。大阪からやってきた青春ビザールディスコバンド。ギター×2、ベース、ドラム、キーボード、機械/ピアニカの6人組で、相変わらずくせになる和のフレーズを軸に愉快な音とリズムを散らばめて楽しい。2曲目辺りにやった「SUN CITY'S GIRL」なんかは最初の方のギターフレーズで胸高まり、そこからがつっとリズム入る展開は何度聞いても浮かれてしまいます。ツインギターになって見るのが2回目ですが、輪唱っぽかったりユニゾンでフレーズ弾いたりといろいろとおもしろく聞かせます。新加入のギターの方が、他のメンバーのチューニング中のつなぎとしてneco眠るに加入した時のエピソードを語っていましたが、
「京都のあるところにいたところ、近くにバンが止まってお金持ちそうなおばあちゃんとお付きの人が降りてきた。帽子かなんかが風で飛んで、拾ってあげたところ、そのおばあちゃんが『あんたギタリストやろ』と、その時ギター持ってないのに言われた。」
と、全然neco眠る加入につながらないまま話が終わってしまいました。。続きは「また東京にライブしに来た時に」だそうです。新曲が2曲ほどあり、その内1曲はキーボードBIOMANがヴォーコーダー通しで声出しするもので序盤まったりしたテンポからラストにかけて盛り上がるものだったような。ベースの伊藤コーポレーション(株)は相変わらずのハイテンション。サングラスをはめたりはずしたりを意味なく執拗に繰り返したりと無口ながら異様に目立つパフォーマンスでした。
続いてはoono yuuki (band set)。こちらは初めて見ます。高知県出身のoono yuukiが組んでいるバンド編成時の呼び名らしく、ギター×2、ベース、ドラム、キーボード、ユーフォリウム、チェロ、フルートの8人組。音はBroken Social SceneやOF MONSTERS AND MENなどの幸せを感じさせるようなメロディー(祝祭系と称したくなる)をインストで表現することを軸としながら、ギター×2、ベース、ドラムがNATSUMENばりの圧力の強いジャズロック的な音で聞かせてきて、好みな音でしたねー。音の組み合わせがおもしろいなーと思うところが多く、oono yuukiがギターからマンドリンに持ち替えてやった曲なんかも、音の圧力強いままに展開されてそこにマンドリンの音がはねてくる感じが良かったです。
アンコールは、oono yuuki (band set)にneco眠るの一部メンバーが加わって3曲ほど。メンバーがセッティング中にoono yuuki (band set)のキーボード奏者(Alfred Beach Sandalというソロ名義でも活動されているよう)がつなぎとしてギター持って一曲。なんとテレサテンの「時の流れに身をまかせ」です。これがまたすごく渋みのある良い声で素直に良いなーと思えるものでした。最初はFUGAZIのカバーということでメンバーの絶叫織り交ぜてパンク全開に。2バンドとも根っこにパンクはあるよう。そしてラストは「いい曲は何度やっても良いのです」と、neco眠るのラストでやっていた「ENGAWA DE DANCEHALL」をもう一回この編成で。なんというか必殺の曲ですよねー。
ダブルアンコールまでありoono yuuki1人出てきてギターを持って朴訥とした声で歌います。それまでのバンド音とはがらっと変わった世界で聞かせてきて、聞きながらトクマルシューゴと活動スタンスが似てたりするのかなーと思ったりしました。
- 2013/11/04 モーニング娘。 at 宇都宮市文化会館
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2013.11.10 Sunday10年以上前ハローモーニングという番組でファンになってライブ何回か見に行っていたものの、番組終了とともに縁遠くなってしまったアイドルグループ。5月に日比谷野音のハロプロライブでひさびさに見ましたが、その時点ではすごいなーと思いつつはまるということはありませんでした。その後、今年8月下旬に出したシングルの「愛の軍団」という曲にドはまりし、YouTubeのPVをアホみたいに繰り返し見た後でPVついているシングルやアルバムを購入し、そこからいろいろ見るようになってすっかり全メンバーの名前や特長なども知るようになって、単独ライブ見たいなと思って、臨んだこの日、楽しみにしていました。昼と夜の2回公演の昼の部に参加。
宇都宮駅到着後、ひさびさに餃子みんみんでお昼ごはん食べて、レンタルサイクルで八幡山公園まで出かけて散歩。その後宇都宮市文化会館へレンタルサイクル乗ったままで向かいます。道に迷ったこともあり結構時間がかかってしまいました。雨も降ってきましたがなんとか到着。女性客が10年前より多くなってますね、自分がいた1階後方の席辺りでは周りは男女半々くらいだったような。年齢層も元々いろいろだった気がしますが、さらにバラバラになった感がありますね。
ライブ開始前にオープニングアクトとしてハロプロ研修生が一曲歌います。歌った後のMCでぜいぜいしていたのは、踊って疲れたというより緊張で言葉が詰まった感じでお客さんお暖かく見守っていました。メンバーは本編も何曲かバックダンサーとして加わっていました。
本編開始。オープニングSEとともにトランプの衣装を来たメンバーが登場。ダンスの後に早着替えをして「ワクテカ Take a chance」。ステージ後ろに大きなスクリーンがあって、そこに曲間にメンバー紹介のVTRが流れました。演出かっこよいですね。そして次は「愛の軍団」。いやー生で見れて感激、ものすごく舞い上がりました。アレンジとダンス、PVの衣装がものすごく好きな曲でそれぞれ歌う時に片手を上げるというのも視覚的におもしろい。好きな瞬間がいくつもあるこの曲ですが、特にラスト近くの鞘師里保、石田亜佑美、譜久村聖、小田さくら中心に忍者っぽいコンビネーション抜群の踊りをした後にピタっとみんなの動きが止まって、そこに道重さゆみ(途中から佐藤優樹、小田さくらも加わる)がフィルターのかかった声で囁くように歌ってから、鞘師里保の生の力強いソロの声が響くところはゾクっと来ますねー。この曲のPVの鞘師里保はものすごくかわいくかっこよいですが、生で見て改めて感動。
せまいエリアで頻繁にポジションチェンジするフォーメーションダンスで見せるここの所のシングル曲ですが、カップリングやアルバム曲もシングルほどではないものの凝っていておもしろいですね。今回初めて見た曲でおもしろかったのが「負ける気しない 今夜の勝負」。メンバーが半分に分かれて「手を繋いで」とか「肩を組んで」といった歌詞に合わせたさわやかな振りになっていて良かったです。直近に出たアルバム「The Best!〜Updated モーニング娘。〜」は最近のシングルと、昔の曲を今のメンバーで歌い直したものが収録されていますが、昔の曲はアレンジを変えてきているのが良いですね。特に「I Wish」は原曲も大好きですが、今回のアレンジもかなり好きです。強いビート抜きでドクドクしたシンセ音だけで全編貫かれていて澄んだ気持ちになれるような印象に。それをライブでは道重さゆみ除く9期〜11期のメンバーのみで歌っていましたが、目がウルウルしてしまいました。昔の曲はアレンジだけでなく踊りも変えてきていて、「恋愛レボリュ−ション21」「ザ☆ピ〜ス!」「そうだ!We're ALIVE」などは昔の振りのエッセンスも入りながら、踊りの構成が全く違っていておもしろい。しかも何曲かはツアーの途中で全般に変えているものもあるそうで、そうしたことをするグループってなかなかいないような。
曲によりフルではなく一部のメンバーで歌ったりすることがあるものの、全編に激しい踊りが組み込まれているので休み無しで体力的に大変だろーなーと。とはいえMCも少な目でライブをガンガンに聞かせるというのはうれしいですね。MCは道重さゆみ1人、飯窪春菜MCでメンバー5人(飯窪、工藤、譜久村、佐藤、道重)のしゃべりがそれぞれありました。残り5人のMCは夜の部にあったよう。道重さゆみはしゃべりが達者でボケ、ツッコミ、お客あしらいを1人で余裕にこなしてましたね。スタッフからの質問に答えるという形式でこの回は過去着た衣装のお気に入りは?という質問でしたが、「どう考えても自分が一番かわいかった」という曲の衣装を言っていました。何の曲かは失念。そのMCの後道重さゆみは1人で2曲歌っていましたが、堂々としたパフォーマンス。自分はどうしても道重さゆみは、おどおどしていて運動神経が無くて歌割りも少なかった頃の印象が強いので、今の変わりようには驚きの感と尊敬の念があります。
ライブ全般ではやはり最近のシングル曲が強力で盛り上がりも相当でしたね。特に「愛の軍団」「Help me!!」「One・Two・Three」はすごくて踊りがかっこよいですね。歌割りの多少はあるものの、踊りも含めると10人それぞれの見せ場があって、コンビネーションだけでなく1人1人の動きも楽しいですね。埼玉出身ということで北関東は自分の持ち場だと宣言する工藤遥が「Iラブ宇都宮」Tシャツを着てニコッとカメラに笑いかけたりしたするところとかものすごくかわいい。通しで一番印象に残ったのは生田衣梨奈。元気が有り余っているといいたくなるダイナミックな踊りと笑顔で魅せてましたね、飛び跳ねる踊りでは高さも一番だったような。最初の方の曲で工藤遥と生田衣梨奈の2人が前方に出てきて踊る箇所がありましたが、そこもかっこよかったです。
空白期間のある自分から見ると(本当はそれぞれの時期でいろんなドラマがあるのでしょうけど)、ここ2〜3年で道重さゆみだけを残してメンバーを総入れ替え。作詞作曲プロデュースを務めるつんくはそのままでもアレンジャーとコレオグラファー(振付師)を変えてきて、新生といったイメージがありますね。また、今のメンバーはかなり若いですが(15歳前後が中心)、モーニング娘。に入る前から芸能活動や人前に立つことをやってきた人が多くて言わば「即戦力」といって良いような。これまでのメンバーはモーニング娘。に入った時点が初めての芸能活動だったことと比べるとチームとして作り上げるスピードは早かったのかなーと。と、こう書くとプロスポーツチームの経過を書いている感がありますが、これだけ歴史があるとまさしくそんな感じですよね。
今のモーニング娘。は踊りが激しい代わりにコーラスワーク的なものはほとんどなくて、ボーカルもソロかユニゾン。でもハーモニー的なものが無いからこそ、個々の声がどれだけ突き抜けるかを聞くのが楽しくて、鞘師里保、小田さくら、佐藤優樹あたりはうまさと個性がありますね。特に鞘師里保の声は好きで彼女のボーカルと踊りを中心に置いている場面なんかを見ていると安室奈美恵のライブを思い起こしたりもしました。
- 2013/11/03 EMAF TOKYO 2013 at 恵比寿Liquid Room
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2013.11.09 SaturdayLiquid Roomで2日間開かれるElectronic Music of Art Festivalと題した電子音中心の音楽祭。その初日に行って来ました。1階のメインフロア、2階のクラブスペース、オープンスペースと3ヶ所で同時にDJ、ライブが繰り広げられます。メインステージは横のDJと前のライブが交互に行われます。DJはDJ Yogurtが務めていました。お客も詰めかけていて盛況な中行われました。
メインフロアとオープンスペースを行き来しつつ見たのは以下。カッコ無しがフルで見てます。
THE MERGRIM GROUP→AOKI takamasa(最初の20分ほど)→miaou→No.9 orchestra(最初の5分ほど見逃し)→Fragment→u-Ziq
簡単な感想を以下に。
THE MERGRIM GROUP
PC/ギター、ベース、ドラム、バイオリン×2、キーボード/ヴィブラフォン、ヴィブラフォン×2という編成のバンド。インストでミニマルな感じを積み上げていくのですが、バイオリンとヴィブラフォンをメンバーの大半に使う編成がおもしろい。2曲目ではゲストに女性ボーカルを入れていました。3曲目の長尺曲は踊れるビート主体に、バイオリンとヴィブラフォンがリフを積み上げてきて、時折ソロを入れるという構成で聞きどころありましたね。
AOKI takamasa
もう一人PCを操る人と組んだ電子音のライブセット。4つ打ち中心ながら、不定形なリズムやノイズを入れ込んでくる音は良いですね。去年見たコトリンゴとのライブセットも良かったのですが、この方が出す音は好みです。
miaou
今回のお目当て。2011年に発売されたアルバム「The Day Will Come Before Long」が好きで、ライブ見たいと思いながらなかなかタイミング合わず見れなかったバンド。音源聞いたことない4年前に一回ライブ見たことありますが、それ以来になります。女性2人、男性1人の3人組で、PC、ドラム、ベース、ギター、ヴィブラフォン、キーボード、鳴り物などなどを曲の最中にもポジションチェンジしながら弾いていくのですが、そこで作り上げられる音世界がかわいらしさやほんわかさを基調としながら、いいメロディやギターノイズで気持ちよくさせるもの。最初に演奏した「Small Dream」と「Own Your Colours」はまさしくそんな感じで小さな大切な世界を音で構築しているような印象。ラストは女性ボーカルをゲストに迎えて「Lost Souls」を。はーーふーみたいにハミングする声と演奏も抜群の相性を聞かせていて最高でした。
No.9 orchestra
PC/ギター、ベース、ドラム、キーボード、ギター、バイオリンの6人組。ジャムバンド的なバイオリン、ギターのフレーズとカラフルなキーボード音との組み合わせで聞かせます。ステージバックに映された映像に引っ張られたこともありますが、飛翔しているような躍動感あふれる演奏といった印象です。THE MERGRIM GROUP、miaouと同じく1曲だけ女性ボーカルを入れていました。その方がフリー気味に歌うメロディはどこかPort of Notesを彷彿とさせるものがあったような。
Fragment
ドラムパッドやミキサーなどを駆使してDJスタイル的に演奏する男性2人組。名前も含め初めて知ったのですが、かなりはまったライブでした。ヒップホップ的なリズムが軸ですが、ブレイクやリズムチェンジもがつがつと入れてきてダイナミックな印象があり、上物的に入れ込まれるキーボード音やラップなどもかっこ良い。いろいろなサンプリングした素材を組み合わせて音出ししているのかなと思いました。中にはZazen Boys「Honnoji」という曲の「本能寺で待ってる」をループ的に入れ込んでいたりしていたのもおもしろい。ラストは、ドラムパッドで人力にビートを出しながら教会音楽のようなバイプオルガンの持続音を重ねてきて、ビートを無くして持続音のみで締めたところも良かったです。
μ-Ziq
イギリスのベテランテクノミュージシャンで初めて聞きます。PCとミキサー(キーボードもあったかな?)を駆使してのライブ。ステージ後方になりも映さず、ステージの照明も暗めでそこにシンプルにシンセ音をぐいぐいと聞かせてきます。これまで聞いた日本の5組は多彩な音を組み合わせの妙で聞かせていましたが、μ-Ziqは音一つ一つを力強く聞かせることに集中しているといった印象。リズムもそんなに強くないので、踊れるといった感じは無いのですが、聞いていておもしろいなーと思いましたね。後半になってくると、いろんなリズムも入れ込んできてそれに合わせてお客もどんどんリアクションが高くなり、ラストは混沌としたリズムのみに絞り込まれて、熱狂的な締めとなっていました。
- 2013/11/01 BLACK BOTTOM BRASS BAND at 汐入MOAI&CAPY
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2013.11.03 Sunday関西出身のニューオリンズスタイルなブラスバンド。見るのは1年ぶり5回目くらいになるでしょうか、単独ライブは初です。横須賀近くにある汐入という町は初めて来たのですが、なかなかにアメリカン。どぶ板通りと呼ばれる通りのお店はオールドアメリカンな店が揃い、客、店員ともに日本人よりもアメリカ人が多いです。その通りの入り口付近にある小さなパブでのライブ。20人も入ればいっぱいと予想外の小ささでした。
ライブは1時間くらいのセットを2つと、2部構成。トロンボーン、サックス×2、トランペット、スーザフォン、ベースドラム、スネアドラムという編成で、ホーンとドラムのからみが一聴でウキウキとなれますね。今年は2つアルバムを出しているようで、そこからが中心。1部真ん中辺りでやったサックスIGGYが手掛けたゆったりしたせつないメロディの曲と、1部ラストのぐいぐいホーン隊が押し寄せる曲が強く印象に残っていますね。ニューオーリンズのセカンドラインは、メロディが悲しいものでも楽しいものでも、同じベクトルで強く進んでいくという意志を感じさせるリズムだと思うのですが、それを真正面から体現する素晴らしいバンドだなーと。お店には頻繁に客が出入りするので、音も外に大きく出てしまっていると思われますが、それも許されちゃうという雰囲気も良いですね。2部ラスト近くにやった、ニューオリンズの伝統曲「Iko Iko」では、トロンボーンYASSYが店の外に少し出て店の中に向けて吹くというパフォーマンスも。なんかそれも許される町も素敵だなーと思っていたのですが、2回目のアンコールで終電近くになったので退散したところ、すれ違いに警備員っぽい人達がお店に入って話をしていたので、さすがに注意されちゃいましたかね。。
何年か前、とあるフェスで知り合いの知り合いくらいの人で、アメリカ人の横須賀基地で働いている若い軍人さんと会話する機会があったのですが、パブに入り浸ってビリヤードやったりバーボン飲む生活に飽き飽きしているみたいなことを言っていて、日本文化にはまるようになったみたいなことを言っていました。この町で生活していたのかなーと。彼は10歳以上の日本人女性と付き合っていて、今度その彼女と結婚するみたいなことを言っていて、軍人のお勤め後は大学入り直すみたいなことを言っていました。結婚する日本人女性はアメリカで働く夢を持っていて、目を爛々とさせて将来したい仕事(なんだったか忘れちゃいましたが)を語っていました。その時の「君はグリーンカードが欲しいためにボクと結婚するんじゃないだろうね。」「やだー違うわよ。」って会話が受けちゃいました。あのカップルは今頃どこで何しているのやらと。