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2013/04/26 新人内さまライブvol.1 at 乃木坂ソニー・ミュージックスタジオ
 世間より一日早くゴールデンウィークの休みに突入しました。この日は「内村さまぁ〜ず(というネットかテレビで見れる番組)」のホームページで見た無料の新人お笑いライブに行ってきました。場所は乃木坂にあるレコーディングスタジオで、その中の小さな舞台付の200人くらい入れるスペースでした。通常なら入れないようなところに行けるというのは、うれしいですね。

 これから毎月行っていって勝ち抜いた人で決勝やって、それに勝った組が来年の内村さまぁ〜ずに出れるという企画でライブをやっていくようです。このライブ自体もオーディションがあったようで、ものすごい遠い道のりですね。司会はアンタッチャブルの柴田英嗣。出演者は、あばれる君/アボカドランドリ/ぐりんぴーす/ケチン・ダ・コチン/紺野ぶるま/座敷ボウラー/ザ・ツイスターズ/ざらっくさむらい/ザンゼンジ/第2PK/にじむピンク/浜口浜村/ハンカチーフ/マツモトクラブ/マンマミーヤ/モグライダー/モダンボーイズ/タイムボム/レオン/わらふぢなるお、と全員名前も初めて聞く方々でした。

 芸を3〜5分やって、その後柴田とトークしていくという形で進められた2時間半。漫才、コント、歌などそれぞれの得意分野で笑いを起こしていきます。ツッコミに気合が入りすぎている組がいくつかあって、中には途中口血だらけになってしまって、笑いというよりどよめきになってしまう組も。。柴田自身も初めてからむ芸人さん多かったと思いますが、硬軟交えたツッコミでどの組であってもきちんと笑いにつなげたやり取りをしていきます。「ちょっとここのところテレビに出れていない」と自虐的なコメントしてましたが、切れ味は変わらず。内村さまぁ〜ずがアンタッチャブル揃いふみの場としては適切かもと思ったり。

 最後にお客がステージにいる芸人の誰かに投票するのですが、投票は芸人が掲げるボードにマグネットを張りにいくという思いっきり誰を選んだか分かる形式で、投票の時に緊張しました。出演者が載っているメモが用意されていたので、そこにどんなことをやったかを書いて、最後に悩んで一組決めました。後日放送されるようなので、誰が勝ったかとかは書かない方が良いと思い書きませんが、若干記憶が無くなっていて誰が勝ったか自信無いというのもちょっとあります。。みなさん練習熱心に積んでそれをじっと見守るお客に披露するというのは、芸人冥利に尽きるんでしょうね。どんなことをやったかを簡単にメモ取っていて、それを今後誰か売れたりした時に思い出に浸れるかなと思っていたのですが、回収されてしまってやや残念。と、本当はそのメモは感想を書くものだったと回収された時点で気づきました。自分は感想らしきものを全く書いておらず、どこの事務所だったとか、どんなかっこをしていた、どんなネタをしたとかすごいきたない字で書いてしまっていて、それを後で芸人さんご覧になるとしたら、ちょい申し訳ない感じです。

author:de nudge, category:舞台・お笑い, 21:13
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2013/04/15 Stuart Matthewman from Sade presents Twin Danger at Billboard Live TOKYO
 SadeのメンバーであるStuart Matthewmanが率いるバンドTwin Dangerのライブを見に行きました。Sade(Sadeは歌っているSade Aduを中心としたバンド名)は日本にほとんど来ないので、メンバーのユニットだけでもせめてというのが動機になりますね。お客は前回同所に来たMichael Kiwanukaより少なめ。

 メンバーは女性ボーカル(ギターやキーボードを弾きながら歌うことも)に、ギター、キーボード、ドラム、ウッドベース、トランペット、そしてサックス/ギター/クラリネットを担当するStuart Matthewmanと男性メンバー6人が支える編成。全員黒を基調としたシックな格好。音は古いキャバレーミュージックといった印象のものが多かったでしょうか。ジャズメインでしっとりとしたもの、スウィングするものなど聞かせます。サックス、トランペットともに控えめな音でぐわーっと出てくることは無いです。特にトランペットは吹き口に円形カバーをずっとかけたままで、かすれた音が多い。ソロもそのままの音で聞かせてきて、あそこまで控えめなトランペットというのも珍しいかなと。サックスとともに細かいフレーズを聞かせてきました。

 艶があるライブといった感じで、こーゆーのも楽しめるようになって、大人になったかなーと思いつつ、飲んでいるのはジュース。ライブ続きでアルコールにまで回すお金が無いことと、飲むと翌日に響くほど弱いので月曜からお酒は飲めない、ということで、まだまだですね。。

author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 08:57
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2013/04/13 Wilco at 渋谷AX
 アメリカ・シカゴ出身のオルタナロック/カントリーバンドのライブを渋谷AXで見ます。渋谷AXはよく来てたと思ってたのですが、5年ぶりになります。 2年前のフジロックで見て以来2回目になりますが、その時のライブが素晴らしかったので、今回も楽しみにしていました。音源は最新作の「The Whole Love」を聞いたことあるのみ。

 会場はすし詰め。アメリカ人のお客さんも多いです。ステージはたまに顔が見える程度の視界ですが、ライブがものすごく2時間15分という長丁場は舞い上がりっぱなしでした。

 メンバーはボーカル/ギター、ギター、キーボード、ドラム、ベース、キーボード/ギターの6人編成。一曲目は「One Sunday Morning」とおとなしめの曲からのスタート。牧歌的なギターフレーズ、カントリー調のリズムで訥々と歌われる曲に感じ入ります。途中のキーボードのみのしんみりとしたアレンジもCDに無いものでかなり良いです。そこから多彩な曲群を演奏していきますが、本当どの曲も魅力的。メロディが良いですし、いろいろと展開されるアレンジもものすごいものがあります。アメリカンロックなテイストにノイズギターをガンガンにかぶしてきたり、静と動を繰り返すような展開あり、ウキウキと乗れるリズム中心ありと。特に「Via Chicago」は前回フジロックでも聞いた時に一番強烈な印象を残している曲でしたが、今回も聞けてうれしいですね。アコースティックでしっとりと歌い上げているところに、どしゃめしゃな音の洪水をかぶせてくるのですが、ボーカルJeff Tweedyは全く変わらずに歌い続けてきます。音の洪水が止んだ後に、しっとりした歌が浮かび上がってきてもうそれはウットリとなりました。

 また、しっかりと聞く日本人のお客とやんやと言いまくるアメリカ人のお客のバランス(?)も良く、相当いい雰囲気でした。「ヤジ飛ばすのはウチの国のやつらばっかだなー」と冗談めかしてMCでしゃべってたり、「この日のライブでLive in Japanと称したライブ盤出したいかも」みたいなことを言ってたので、バンドメンバーも相当にご機嫌だったのではないでしょうか。本編最後の方が合唱するような曲で、お客さんみんなよく歌っていました。自分は知らない曲だったのが残念で、次回の時はしっかりと覚えて来たいなと思ったりも。本編最後の「Shot in the Arm」という曲はカラフルなキーボード音とギターノイズに満たされたアレンジの中で「〜anymore」と合唱する展開が最高ですっかり舞い上がりましたねー。アンコールも相当に長くやっていて、最後の「Hoodoo Voodoo」という曲もスワンプロックなリズムや2台のギターソロバトルが楽しくて大団円でした。

 日によってやる曲目も変えて来るバンドらしいので、前日も行けば良かったかなーと思えるほど、素晴らしいライブでした。

author:de nudge, category:live(AX), 15:21
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2013/04/09 Michael Kiwanuka at Billboard Live TOKYO
 枯れた声で歌うイギリスの若手アフリカンフォーク、ソウルシンガー。去年のフジロックにも出演していましたが、その時はかぶりがあって見れなかったので、今回楽しみにしていました。セカンドセットに当日券で入りましたが、安いカジュアルシートが売り切れで通常のシートの方で入りました。

 ベースとドラムを率いてのバンドセット。最初ブルースギターにスライドバーを手にしたMichael Kiwanukaとベース、ドラムでセッション的なインストの立ち上げをする意外がスタートからそのまま直球のブルースに入ります。これは音源では無かった世界では無いでしょうか。時折変拍子入れるドラムも良い感じで、たっぷりとインストを聞かせた後に歌が入ります。声は音源よりも若々しい印象ですが、枯れたいい感じの声であるのは生で聞いても同様。その後はアコースティックギターを手にフォークやソウル風味の楽曲を中心に歌います。ところどころにアフリカンな節回しが入るのがつぼ。途中、ベースとのデュオ、ソロのみの曲も入ります。「I'm Getting Ready」なんかは特に感じ入って聞きました。今度クラムボンがこの曲をカバーするようで、合うだろうなーと。どんなアレンジで聞かせるか楽しみです。

 本編ラストは再度ブルースな楽曲を演奏し、ドロドロの世界で終了後、アンコールは爽やかな「I'll Get Along」で締めるという展開も素晴らしい。ステキと素直に思えるライブでした。

author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 09:27
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2013/03/30 森高千里 at 足利市民会館
 芸能活動25周年を記念しての、15年ぶりとなるコンサート。ライブ見ることが叶わなくて残念なアーチスト、バンドは何組かいますが、その中のお一人でまさか見る機会があるとは思いませんでした。何ヶ所か回るみたいですが、その開始を「渡良瀬橋」という曲の舞台である足利を選んだとのこと。歌の活動を再開するにあたって、YouTubeにセルフカバーをした曲を相当上げていました。ちょこちょこと見ましたが、シングルのみならずアルバムの知らない曲もたくさんありましたね。最終的には200曲目指すそう。

 栃木県にある地まで鈍行電車に揺られて行き到着。渡良瀬橋とその近くにある記念碑を見てきました。記念碑は「渡良瀬橋」の歌詞があって、そこの横に簡易なスピーカーがあり、ボタンを押すと曲が流れます。ファンが集まって写真撮りまくっていました。観光となるスポットもあって、お寺に寄ったりと回り道して市民会館に到着。足利はハイキングするコースや神社、お寺もいくつかあるようです。

 スタート前。お客の年齢層はかなり高め。ステージに置かれている楽器から見ると、ギター、キーボード、ドラム、ベースといった編成。ドラムが1台しか無かったことから、森高千里自身がドラム叩くのは生で見れさそうかなーと。森高千里を特長つける売りの一つとして自身が叩くドラムがあるので、せっかくのライブならドラム叩く姿も見たかったのです。他のアーチストにもドラマーとして参加していたりして、覚えているのではCHARA、L⇔R、シャ乱Q、COIL、TEI TOWAの曲でドラム叩いてたりしましたね。

 前置きが長くなりましたが、ライブスタート。ステージ中央奥から稼働式の円台が登場し、そこにドラム叩きながら森高千里登場!「ロックンロール県庁所在地」を歌いながらドラム叩きます。この登場だけでものすごくテンション上がりましたねー。フロアタムをドカスカと叩く姿がめちゃかっこよい。もう一曲ドラム叩きながら歌うことをやって、円台から降ります。ここからは歌のみになりました。

 ライブメンバーは、以前から携わっていた人たちが集結しているよう。キーボード前嶋康明、ギター高橋諭一は森高千里の作曲、編曲でも良く名前を見る方ですね。白黒の縦のストライプの衣装を着て、足もきっちりと出したかっこの森高千里は驚異的な若々しさ、めちゃキレイでした。デビュー曲の「New Season」から「ザ・ミーハー」「ザ・ストレス」「私がオバさんになっても」などアッパー目のシングル曲をふんだんに織り込んで盛り上げます。振付も当時のままでうれしい。時折歌詞を忘れていたりもしましたが、歌詞カード見たりせずに、踊り、ステージ左右に駆け巡ってパフォーマンスする心意気を買います。特に「二人は恋人」は一番好きな曲でウルウルとしてしまいました。

 中盤メンバーが引っ込んでステージ前にスクリーンが降りてきて、そこにVTRが映されます。去年5月に森高千里が足利を訪れた時の映像でした。歌詞に出てくる公衆電話がまだあったこと、同様に歌詞に出てくる八雲神社は足利に3つあって、特にどの八雲神社かを決めて書いたわけではなく、今回は3つとも訪れてみたこと。その内のひとつが去年年末に火災にあって消失してしまったことをが語られます。会場に置いてあった募金箱に募金するともらえるフリーペーパーには神社宮司の話が載っていましたが、当初再建を諦めかけていたところに、いろんな人に励まされたりして今はやる気に満ち溢れているようなことが書いてありました。励まされたりした人たちに森高千里のファンの人たちも多かったそうで、一曲がつなぐ縁みたいなものに感謝していましたね。スクリーンが夕焼けに染まった渡良瀬橋の絵になったところで、メンバーが登場。半透明なスクリーンの後ろで、衣装替えした森高千里が「渡良瀬橋」を歌います。はまりすぎな映像と歌でしたねー。

 続いてライブで初めてやるらしい「一度遊びに来てよ」。森高千里の歌は歌詞がはっきりと聞き取れるので、普段歌詞をあまり気にしない自分もその世界にどっぷりとはまれるのですが、とりわけこの歌のように東京と地元、特に関東近郊の場所をイメージしているんじゃないかなーという世界で描いている歌詞はぐっと来ますね。森高千里自身は熊本出身なので、そういった世界が描きやすいというのもあるのでしょうが、東京から遠すぎる土地というより、比較的近い町を描いているというのが興味深いですね。

 ライブ後半は知らない曲もちょい有りながらも有名曲連発。「気分爽快」「この街」のサビ部分の振付けは楽しい。「この街」はライブで聞いてみて改めて良い曲だなーと。MCでは地元熊本の人気キャラクターくまもんのテーマ曲をちょこっと歌ったりしてました。ダブルアンコールまであって、ラストはベストアルバム「Do The Best」に収録されている唯一のこのアルバムのためのオリジナル曲「今日から」。最後の観客をバックにした写真撮影まで2時間15分を超える楽しい時間を過ごしました。

 MCで、25周年ということで何かやるという話になった時にコンサートがやりたいという話をして、実現した。デビュー当初芸能界に入って自分がこれから何をやっていったらよいのだろう、このままで良いのだろうかと思った時に、渋谷のライブハウスでライブやる機会があって、やり終わった後、これだと思った。自分はライブがやりたいから、曲を作っていたといっても過言ではない。25周年迎えてコンサートできる自分は幸せ者みたいなことを語っていたのはうれしかったですね。単独のみならず、今後フェスなどにも登場することも期待したいですね。

 余談です。
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author:de nudge, category:live(Othersホール), 15:04
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