- 2012/01/28 THE FIELD、DJ Yogurt、HIROSHI WATANABE a.k.a. KAITO at 代官山UNIT
-
2012.01.31 Tuesdayスウェーデン出身のAxel Willnerの一人テクノユニットであるTHE FIELDを主役に据えたイベント。地下2階のメイン会場と地下3階のサブ会場で同時並行にテクノが鳴らされています。3年くらい前の同所で行われたTHE FIELDのライブは、事前にチケット取っていたのに仕事遅くなってしまって行けなかったので、今回待望でしたね。会場内も盛況でした。
夜中1時前に会場に入り、最初の1時間15分くらいはサブ会場のDJ Yogurtを聞きます。サブ会場は彼一人の6時間ロングセットだとか。以前electraglideやShinKooeN fesで15分ずつくらいちょろっと聞いたことありますが、がっつり聞くのは初めて。electraglideでYo La Tengoの「Nuclear War」のグラウンドビートなミックスの曲を流していたことから興味を覚えたのですが、かなりいろんなスタイルの曲をかけているDJのよう。この日はイベントの趣旨に乗って(たまたま自分がいた時間帯だけがそうだったかもしれませんが)がっつりとしたテクノをかけていました。気持ち良かったですねー。UNITは電子音楽には持ってこいの音響(低音が音割れしない)だと思うのですが、メインだけでなくサブまで音がしっかりしているのが素晴らしいです。4つ打ちを主軸に気持ちの良いキーボード音やボーカルが重なっていき、体を揺らしながら堪能しました。
2時半からメイン会場でTHE FIELDのライブを見ます。ライブ編成ということで、機材を操るAxel Willnerに加えて、キーボード/ベース、ドラムの2人を加えています。テクノ音楽でリズム隊を加えるというのも結構珍しいのではないでしょうか。Axel Willnerが出すビートを補強するようなリズムの加え方をしていましたが、序盤はリズム隊と機械音の組み合わせちょい悪いかも、、とあまり耳になじまなかった印象でした。が、徐々にはまってきて、相性良いかもと思うようになりました。テクノ音の気持ちよさを邪魔しない増幅のさせ方と言ったら良いのでしょうか。CDで受ける好印象な部分はそのままに、ライブならではのアレンジが良いです。自分が持っている音源は1stと2ndのアルバムなのですが、2年くらい前に3枚目も出していたよう。曲は1枚目のものからのが多かったでしょうか。とりわけ「OVER THE ICE」は盛り上がりましたねー。独特で印象強い「ウィー」とか「オーオーオオオー」というフィルターがかったボーカルが4つ打ちとキレイなシンセ音に乗っかっていくのは気持ち良いの一言です。本編最後にやった曲ではAxel Willnerがベースを弾いていましたが(何の曲かは失念)、そのフレーズも良い感じ。アンコールはおとなしめで聞かせる曲というのも良かったですね。
同所で4時くらいからHIROSHI WATANABE a.k.a. KAITOのDJ。去年のSonarSoundでKAITO名義でのDJを見て以来ですね(ややこしい…)。今回も30分ほどの短い間しか聞いていないですが、良かったです。KAITOでのDJではシンセ音がこれでもかーと気持ちよくせまってくる感じでしたが、HIROSHI WATANABEではシンセ音を少し引っ込めてダンスビートを強調している印象でした。SonarSoundの時の方が好印象でしたが、今回も素晴らしかったです。多くのお客が残って踊りまくっていました。何時までやったのでしょうか、自分は4時半過ぎに帰宅しました。
滞在時間は4時間弱くらい、結構体を揺らしました。携帯についている歩数計を見たら1万5千歩になってました。たまにになってしまいますがダンスミュージックに浸るのは楽しいな、と改めて思った一夜でした。
- 2012/01/03 Macy Gray at Blue Note Tokyo
-
2012.01.29 Sunday独特なダミ声で歌う女性ソウルボーカリストのMacy Gray。初めて見ます。場所は表参道のジャズライブハウスで原宿駅から向かいます。普段は使われていない、明治神宮側のホームの方に電車のドアが開いてびっくり。全く使われていないホームと思い込んでいたのですが、年始の参拝時期に使われるんですね。日本に再上陸したファーストフードのウェンディーズバーガー食べようと思っていたのですが、すごい行列であきらめ。かつてバイトしていたこともあり、ウェンディーズバーガー復活はうれしいです。
お客は年始ということもあるのか、ファン層がそうなのかセレブな装いをした方多め。7割くらい女性だったでしょうか。ギター、ベース、キーボード、ドラム、バックコーラス×2という編成。バックコーラスお二人はかなり巨体でがんがんに踊りながら歌います。それぞれソロを取るパートもふんだんにありましたね。Macy Grayはその二人を上回る巨体でさらにでかいアフロ、ゴージャスなラメのドレスを着て登場。最初の一声ではCDで聞くよりもダミ声の濃度はちょいうすいかなーと思いましたが、やはり魅力的。ポエトリーリーディング調でしゃべるMCだけでも歌っている感があって良いです。
Macy Grayの合図とともにバンドが呼応して、いろんな展開を聞かせました。キーボードがいろんな音色を出していて大活躍な印象。歌の途中でカバーも織り込んだりしていて、Deee-Liteの「Groove Is In The Heart 」や坂本九の「上を向いて歩こう」(英語詞)など。セットリスト確認したら、他も何曲か入れ込んでいたみたいですね。お客の反応も抜群で途中から総立ちになり、こゆい盛り上がりの空間ができていました。途中この日が誕生日というキーボード奏者とお客さんに対してそれぞれハッピーバースデーをみんなで歌ったり。曲では終盤でやった、染み入るバラードの「Sweet Baby」や「I Try」とからっとしたポップな印象が漂う「Beauty In The World」がとりわけつぼでした。もちろんヒット曲の「Do Something」や「When I See You」も堪能しました。
アンコールも登場して一曲。後で知ったのですが、こちらもカバーだったよう(Radioheadの「Creep」)。カバー曲が全てソウル以外の方面の曲というのもおもしろいですね。
- 2012/01/02 Marcos Suzano・沼澤尚・勝井祐二 at 国立地球屋
-
2012.01.03 Tuesday国立にある地球屋という小さなライブハウスでブラジルのパンデイロ奏者と日本の音楽家とのセッションライブを見ます。会場は70人くらいのお客が詰めかけぎゅうぎゅう。
Marcos SuzanoはGANGA ZUMBA(THE BOOMの宮沢和史が作った南米のり主体のバンド)に所属しているということで、もしかすると過去見たことあるのかもしれませんが、意識してちゃんと見るのは初めて。ドラムの沼澤尚(THEATRE BROOK、OKI DUB AINU BANDなど)とエレクトリックバイオリンの勝井祐二(ROVO,Vincent Atmicusなど)はいろんなバンドで見ているのでお馴染みですね。
パンデイロはブラジルのタンバリンでMarcos Suzanoは右手のいろんな部分を使って叩きます。小さな楽器なのに低音がしっかり出ていて、ドラムとの相性が抜群。沼澤尚とのコンビネーションも良いですね。演奏は1時間のセットを2回。いろんなリズムを各自提示し、エレクトリックバイオリンの音を重ねて踊れるものや、ダブ的に響かせるドラム音などいろいろおもしろかったのですが、一番おおっとなったのが、2セット目の中盤でMarcos Suzanoのソロから沼澤尚がサンバちっくなリズム、勝井祐二が細かい刻みで重ねてくるところでした。
- 2011/12/30 COUNTDOWNJAPAN at 幕張メッセ
-
2012.01.01 Sunday幕張メッセで4日開かれる日本のバンドものが揃う巨大フェスの3日目です。
見たのはPOLYSICS→THE BAWDIES→久保田利伸→ハヤシヒロユキ(DJ)→阿部真央、と前日より少なめですね。
各アーチストの感想を簡単に。
POLYSICS
ギター、ベース、ドラムの3人組。キーボードのカヨが脱退してから初めて見ますね。かなり見るのひさびさで2003年のSUMMER SONIC以来になるでしょうか。ピコピコ音を軸にはじけたロックをするバンドで、3人組になってどうなるのかなと思っていたのですが、キーボードはギター、ベースがそれぞれ持ちちょこちょこ動かし、キーボードボーカルパートはベースのフミが担っています。ギターのハヤシの暴れっぷり、エンターテイメントっぷりも変わらずでおもしろい。いつの間にかものすごい人気バンドになっていたようで、1万人くらいの会場は満杯で、みんなノリノリ。通常どんな人気バンドでも傍観者モードの人が多くなるスペースの後方で見ていたのですが、手を振りまくり踊りまくりのお客が多かったです。
THE BAWDIES
ギター×2、ベース、ドラムのスーツをパリっと着た男性4人組。イケメンベースがしわがれ声でオールドスクールなロックを繰り広げるバンドで、ここ2年くらいで急速に人気出てきた感がありますね。自分も好きで見るの3回目になります。大勢のお客を横乗り縦乗りと自在に操り、会場中のロッケンロールパーティーに染め上げます。一番好きな曲「EMOTION POTION」では、途中で演奏を止めてシャウトさせることをやったりも。お客にシャウトさせる前にドラムに叫ばせるという無茶振りがあったりしました。
久保田利伸
ベテラン男性ソウルシンガーで初めて見ます。キーボード×2、ターンテーブル、ギター、ベース、ドラム、コーラス×3とソウルショーを繰り広げるスタイル(管楽器隊はいなかったですが)で、まずバックメンバーのみの演奏で主役登場をじらすのもお馴染み。ボワボワしたコートを身にまとい登場した久保田利伸はいきなり「まわれまーわれメリーゴーランド」と歌い一気にお客のテンションを上げさせてきました。「LA・LA・LA LOVE SONG」です。そこから(おそらく)最近の曲と旧曲を織り交ぜてきました。「流星のサドル」「Missing」なんて懐かしい。今は日本でもソウルシンガーは華盛りな印象ですが、久保田利伸登場時はほとんどいなかったんじゃないかなーと記憶。デビュー当時、このフェスを主催している会社の社長さんの外車にいたずらして怒られたなんておちゃめな話をしていました。
ハヤシヒロユキ(DJ)
4ステージから少し離れたところにあるDJブースでPOLYSICSハヤシのDJを見ます。今回はここでもライブをやるようになっているので、ほとんど他のステージと作りが変わらないですね。2階の客席から座ってのんびり見ました。レコードをかけるといっても、前方に行ってエアーギターやエアーキーボード、こぶし振り上げたり、歌マネしたりと暴れまくり。ライブ一本消化した上でなのに、すごい体力。序盤は戦隊ものを続けざまにかけたりして(「電子戦隊デンジマン」懐かしすぎ)、中盤からは日本のヒット曲をバンドメンバーやゲスト(どなたか不明)も入りつつどんどんと観客を盛り上げていきました。電気グルーヴやX JAPAN、ミスチル(「シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌」)、狩人(「あずさ2号」)、THE BOOM(「風になりたい」)などなど。個人的に最もはまったのはベースのフミがマイクを手に相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」を口パクで歌いつつ、合間にハヤシに音に合わせてビンタをしていくパフォーマンス。なんかイモ欽トリオっぽいなーと思ったところで、次の曲がイモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」。ドラムのヤノも入ってまんまイモ欽トリオをやるってのが最高でした。ラストは尾崎紀世彦の「また逢う日まで」で締めでした。
阿部真央
女性ソロシンガー。名前も初めて聞きます。ギター×2(内一人は曲によりキーボードも)、ベース、ドラムをバックにはじけて歌います。伸びやかな声で多くの人を引きつけていましたねー。近くで見ていた女の子3人組の踊りがすごかったです。最後の曲でくるくる回る踊りがかわいらしかったです。