- 2011/01/21 Richard Bona at Blue Note Tokyo
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2011.01.23 Sundayカメルーン出身のベーシスト/シンガーのRichard Bona、初めて見ます。
バンドメンバーはギター、キーボード、ドラム、パーカッション、トランペット、サックス。ギターの人は音色を曲ごとにかなりいじっていて、Bonaとのツインベースみたいに聞こえるような低音やバイオリン、シタールみたいな音などいろいろと聞かせていて興味深い。1曲目はBonaのいかにもアフリカンなやさしいメロディの歌から入るのですが、そこからのBonaとギター奏者のユニゾンは良かったですね。
曲もジャズ、フュージョン、ラテン、アメリカンオールディーズ、カリプソなどなどいろんなアレンジをしたものが多かったです。Bonaは高音でマイクから離れて歌う時もあり、その声とメロディはSigur RosのJonsiを思い起こすような時もありました。
特に印象に残ったのは3曲目。軽妙なキーボードが印象的なミドルテンポのアレンジに、ソウルフルなメロディがのっかるオシャレ度の高い曲。調べたら「Please Don't Stop」という曲で、CDではJohn Legendが歌っているそう。んー、かなり合ってそう。
本編最後では飛び入りで有名パーカッショニストのSheila E.が参加。別のライブで来日していたところで、この日ライブ見に来ていたよう。
- Jリーグ 2010シーズン振り返り
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2011.01.03 MondayJリーグ2010シーズンが終了しました。いまさらですが、応援しているJ2のジェフ千葉とJ1の各チーム印象を簡単に振り返ってみたいと思います。
ジェフ千葉は2009シーズン途中から就任した江尻監督がそのまま継続して指揮を取り、初めて迎えるJ2を過ごしましたが、4位でJ1に上がれずの結果でした。選手流出は新居、下村、ボスナーくらいで少なく、林、村井、茶野、佐藤勇などの出戻り組や倉田、鎌田、山口慶、ミリガンなど人数も増やした上で、J2で戦うには充分と行った戦力で臨みました。
4-3-3のショートパスをつなぐ戦術を構築しようとしますが、勝ちにつながらず、特にアウェーでの弱さが致命的で結果を残せませんでした。フルで試合を見た数が少ないこともあり、原因がはっきりこれとは言えないですが、江尻監督がきちんとチームを整備できず、また相手チームの分析に欠けていた印象です。ショートパスはつぼにはまったところでは見事な攻めを魅せるのですが、点につながらず、カウンターに対するケアも出来ていず、と。
キャプテンと10番をつけて常に使われた(後半では控えに回ることもちょっとあり)MF工藤は、シュート、ドリブル、守備に難ありと期待に応えたとはいいずらいパフォーマンスでした。また、FW巻もまさかのゼロ得点で、高給に見合わない結果で途中で放出と、本当は生え抜きの選手にがんばって欲しかったのですが。。またGKも岡本と櫛野が出番を分け合いましたが、どちらももう一歩の出来でした。青木孝太、米倉、伊藤大介などの期待の若手も活躍を見せるのは時折といった感じでブレイクには至らず。チームNo.1のパフォーマンスを見せたアレックスはチーム事情から左サイドバックで使われることが多かったのが残念。倉田、ネット、アレックスの3トップが一番機能しているように見えたので、継続して欲しかったのですが。。
今季でJ1に上がれなかったのは残念でしたが、江尻監督のまま上がれたとしてもあっさり1年で降格しそうで、それを思うと新しい監督の下で充分に体制を構築してから上がれた方が良いと思ったので、仕方無しと割り切っています。退任した江尻監督は結果も伴わない上に、試合後のコメントが変に相手をなめていたり、自虐的に過ぎたりと、どうして首脳陣はこの監督を選んだんだろうと思えるほどでした。ジェフ史上最低の監督だったといっていいかと思いますが、そのことで選手時代のジェフに対する素晴らしい貢献が下がることはもちろんありません。
新しい監督はオランダのドワイト・ローデヴェーヘスという方で、2006-07に名古屋グランパスでフェルホーセン監督の下でアシスタントも務めていたこともあるようです。その時は3-5-2で一風変わった選手配置をしていました。中村直志、本田圭佑、藤田俊哉というこれまで(本田はその後になるか)トップ下を多くやってきた選手ウィングバックやアンカーに位置させて、山口慶や金正友などの運動量にすぐれた選手を前目中盤に据えていました。ジェフでも同様に行うかは分かりませんが、かつて一緒に名古屋で過ごしてきた山口慶、渡邊圭二が既にいますし、竹内彬と藤田俊哉加入の報道も出ているようなので、材料は揃っているといって良いのではないでしょうか。どの程度選手の入れ替えが今後あるか分かりませんが、これまで多くの試合に出てきた選手に取っては、2011シーズンもジェフに残る場合は、生き残りをかけた勝負の1年となるのではないでしょうか。
以後J1のチームの雑感を。2010シーズンはとりわけアンカーを務める選手の出来に左右されたような気がしていますので、そこを重点的に触れます。順番はシーズン当初の予想でカッコが実際の順位です。