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2010/08/14 ロアッソ熊本 at ジェフ千葉 (現地観戦)
【結果】
 0-2でジェフ千葉の勝ちでした。
 
【感想】
 今シーズンジェフ千葉の試合を生観戦するのは初めてになりますね。六本木ヒルズアリーナでライブ見た後に蘇我のフクダ電子アリーナへ直行。
 
 去年終盤から指揮する江尻監督の元、J2に降格してしまい、J1目指してシーズン戦っていて昇格ギリギリの3位につけている状態です。戦力の割には調子の波が激しすぎて、そのチーム作りになんとも歯がゆい思いをして見てきましたが、生で見てもその思いは変わらずの試合でした。
 
 千葉の陣形は4-5-1。GKは櫛野、DFは右から青木良太、福元、茶野、アレックス、ボランチは山口と佐藤で、攻撃MFとして右から工藤、谷澤、深井、ワントップとしてネットです。これまでFWとして活躍していた巻はロシアリーグへ移籍しました。ここ2年くらいのパフォーマンス低下が明らかで、チームとしても高給のまま抱えておくにはしんどい状態だったので、仕方なしでしょうか。巻自身もまだやれるという気概を持っていると思いますので、新天地での活躍を願っています。
 
 対する熊本も同様の4-5-1。ワントップはいつの間にか磐田から移籍してきたカレン・ロバート。その下に攻撃MFとして右から宇留野、松橋章太、平木が並ぶ形。DFのセンターバック福王は良く声が出ていて、ラインコントロールやカバーも良い。右サイドバック筑城はジェフの強力な左サイドの攻撃に良く耐えて、かつ攻めでも何回か上がっていました。
 
 前半はジェフ優勢。山口と佐藤のボランチコンビが良く、特に山口が良くスペースを埋めていて、複数人数で熊本の攻撃選手をつぶすことに成功していました。FWのカレンロバートはスピードを生かした突破が持ち味だと思いますが、ロビングの競り合いを強いられる場面が多く、ほとんどボールキープできず。熊本は2ラインで粘り強い守備は崩壊しないですが、攻撃に結び付けられない。
 
 千葉はボールキープできるものの、攻めがうまくいかない。FWネットとトップ下の谷澤はボールを足元に置いて粘り強くキープをして、さばいたりドリブル突破できています。ただ両翼の深井、工藤が合わせきれない。シュート精度の悪さ(工藤はゴール裏2階席まで飛ばしていた)やセンタリング、トラップ精度の悪さでブレーキとなります。特に工藤はサイドの選手として明らかに不向き。サイドバック相手にドリブルを仕掛けることなく、どちらかというとパスをさばく役割をしようとしています。また、簡単にボールを奪われたりすることも多く、この日のパフォーマンスは物足りないものでした。左サイドバックのアレックスは、4-3-3の時はFWのポジションでやっていたこともありましたが、サイドバックがケガなどで人材難になっているようで、ここのところはサイドバック固定のよう。積極的な上がりを見せていて、深井、ネットをうまく使いつつ、ペナルティエリアまで侵入することができていました。
 
 後半初めに深井をはずして、倉田を投入。深井もあまりよろしくなかったですが、それ以上に工藤のパフォーマンスに難ありと思っていたので、意外な交代でした。工藤は後半10分過ぎには肩で息をしているようにも見え、コンディション自体も良く見えない。ただ10番でキャプテンマークを巻いている大役をまかせていることもあるのか、最後まで出場させてました。
 
 後半10分近くにカウンターで攻めたジェフがチャンスをものにします。右サイドの工藤が、中央前方に走りこんだ谷澤へパスをします。谷澤は落ち着いてボールキープをして、後方から味方が上がるのを待って、ネットにスルーパス。ネットと熊本GKの南が交錯してPKを獲得します。正直PKをもらえたのはラッキーかなーという判定。これをネットが決めて先制します。
 
 熊本は選手交代をしてなんとか攻撃を活性化させようとしますが、なかなか攻めきれない。千葉も時折、倉田と谷澤のコンビからショートパスをつらねてゴール前まで行きますが、シュートまでなかなか持っていけない。試合終わりに、千葉のフリーキックからラッキーな自殺点、GK南がはじいたボールが熊本の選手の後頭部に当たってゴールに入ってしまうという、を得て0-2で試合を決定つけました。
 
 江尻監督はベンチから飛び出してせわしなくいろいろ選手に向かって言っているのですが、どんなことを言っているんでしょうね?後半15分過ぎから早くも時計を気にしていて、まだ1点リードで試合もこれからだというのに、守りきるつもりなのかしら?と思ってしまったり。インタビューではまだ強気なコメントをしていますが、戦力の割りにはの成績とパフォーマンスなので、チームの首脳陣からプレッシャーをかけられているのでしょうか。上に高く上がったボールをぼんやりと見ている江尻監督を見て(監督としては、通常ボールを見るのではなくその落ちる先の選手のポジショニングを見て欲しいところ)、厳しい状況に追い込まれているのかなーと思ってしまいました。
 
 個々の選手で言うと、ボランチコンビと(ミリガンの代わりに入った)福元と茶野のセンターバックコンビは安定していました。またトップ下の谷澤も開幕の熊本戦とは打って変わった好調な出来で、コンディションが上がっている印象でした。周りも良く見えているようで、パスをスルーして相手守備陣を崩すことを3回くらいやっていました。
 
 イチ素人の妄想ですけど、現在のサイドバック人材難やサイドに流れてボールをもらいたがるネットの特性などを考えると、3-5-2もしくは3-6-1の導入を行った方が良いんじゃないかなーと思いました。3バックの中央は福元にまかせて、ストッパーでミリガンと茶野、両ウィングバックにアレックスと太田を当てる。ボランチは今日のコンビを主軸に中後と工藤がバックアップ。攻撃はネットを軸に、コンディションの良さそうな選手を入れ替えして見極めると行った形が良さそうなんじゃないかな、と思いました。そうすると、アレックスの守備の負担は減らせますし、ウィンガーを置かないので、ネットがサイドに流れるスペースも作れます。この陣形は今行っているショートパスサッカーには向かないかもしれませんが、あまり成果を上げていない現状からも考慮の価値があるかなーと。今のトレンドとして4バックを導入するチームが圧倒的に多いですが、だからこそそこからはずれたサッカーを見たいという願望も含んじゃっていますが。
 

author:de nudge, category:Jリーグ, 22:30
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2010/08/14 Panorama steel orchestra(small set) at 六本木ヒルズアリーナ
 原田芳宏が率いるスティールパンバンドPanorama steel orchestraが、昼間の六本木ヒルズアリーナの無料イベントに出るということで、見てきました。通常は30人以上という多人数でスティールパンを演奏するのですが、この日は人数を絞った編成。11人編成で、パーカッションとドラムが一人ずついて残り9人は全員スティールパン。
 
 六本木ヒルズアリーナは2年ぶりに来ましたが、高いビルに囲まれた吹き抜けのスペースで気持ちの良いところ。そこにたくさんのお客さんが座ってのんびりと見てました。
 
 カバー曲が多い割合しっとり目なセットリスト。聞いたことあるメロディーだなーと思うものが何個かあったのですが、曲名が分からず。ボサノバの曲でアバジベベー、アバジベベアーアー、って歌う曲なんでしたっけ?
 
 ラストはにぎやかに締めましょうということで、お客を立ち上がらせて、今月出たという新譜から一曲。にぎやかに舞うスティールパンの音がこのスペースにはじけて、そこにお客さんがのめりこんでいく様が見て取れて良かったですねー。予想外のアンコールの声にも応えて出てきて「Zulu Chant」で締め。これが30人以上の編成になるとさらに強力ですよー、と。

 今月はうまいこといけば、スティールパン3週連続で味わえるカモ。

author:de nudge, category:live(六本木ヒルズアリーナ), 22:29
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2010/08/07 Harp On Mouth Sextet , AUTORA , rei harakami at 新代田FEVER
 電子音楽中心に演奏する3組のライブ。Harp On Mouth SextetとAUTORAは新譜を出したばかりらしく、その合同リリースパーティーという位置づけでもあるそう。
 
 初めて来る場所ですが、駅出たところからライブハウス名が見えたので、方向オンチの自分も迷うことなく着けました。18時半頃会場到着して(お客さんにROVOの勝井祐二がいらっしゃいました)、rei harakamiからのライブから見ました。
 
 京都在住の電子音楽家で、これまで何回もライブを見ていますが、1年半ぶりくらいとなるでしょうか。去年1月代官山UNITで見たときは、自分の隣にゆらゆら帝国の坂本慎太郎がいて、見ていたなーと思い出したり。首にタオルを巻き、さらにサングラスかけて登場。「出オチをねらったんですが、ウケもしなったですねー。」って、少し分かりづらい。。今年の夏のソロライブはこれっきりということらしく、貴重でしょうか。1曲目はたぶん「Colors of the dark」からのどれかの曲(「sequence_01」かな?)、2曲目は新曲でしょうか、トラックがエンジンを立てる音を随所に組み込んだ、いつもよりも濁している、といった印象の曲。そこからは「River」「おむかえ」「cape」という比較的お馴染みの曲。「cape」聞けたのうれしかったですねー。「River」もスピード感のあるビートやノイズを足していったりと、原曲からかなり変えてきているアレンジ。
 
 続いてAUTORAという2人組のユニットで、今回初めて知りました。いろんな機械を操って電子音中心に組み立てますが、ほんのりと和なメロディが織り込まれている印象。ゆったりとした感じで聞けます。3曲目辺りからは、ドラムとギターが登場します。メンバーの一人がベースを持って、バンドセットとして演奏します。ギターはneco眠るの方で、もろneco眠るなフレーズ、単音でコロコロとした懐かしい民謡チックなもの、が織り込まれていて、なるほどこのユニットにマッチしていました。
 
 最後は、これまた京都在住のバンドで、Harp On Mouth Sextet。去年のフジロックで少しだけ見た、テノリオンなどの機械を使ってメインの音だしをする男性、パーカッションを演奏する男性、ハープを演奏する6人の女性というかなり変わった編成の8人組。Sextetって6人組ですが、それはハープ演奏組を指すんですかね。全員麦わら帽子っぽいものに白の布を顔の前にかけた(なので顔が全然見えない)白装束をまとって登場。ドラムンベースなどの踊れるブレイクビーツに、生のパーカッションがかぶさり、そこにハープが奏でる高音の持続音が気持ちよくかぶさります。笙のような音で、メロディがあまり感じられず、6人の中の役割分担等は分かりませんでしたが、その独特の音色はおもしろい。メインの音出しをする方は、ライトを振りかざして、ハープ奏者を指揮?単なるあおり?でしょうか、その腕の振り回す様はおもしろかったです。ラストには白装束をまとったAUTORAを迎えて1曲で締めでした。
 
 ライブ終了後、深夜にもう一つ行こうと思っていたイベントがあったのですが、ここで足が早くもしんどくなって帰宅。自分の年齢からすると、当然なのですが、フジではもう少し元気にやれていたはずで、特別なアドレナリンが出ていたのかなーと。

author:de nudge, category:live(新代田FEVER), 10:39
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2010/08/02 Orquesta Nudge! Nudge! at 六本木superdeluxe
 間が空いてしまいましたが、フジロックから家に帰宅した日のことになります。この日まで会社休みでせっかくなので、ライブに出かけました。前年フジロックのドラムサークルテントにひっそりと出ていた、打楽器集団Orquesta Nudge! Nudge!の単独ライブです。自分はこのバンド結構見ていますね、7回目くらいになるでしょうか。
 
 コンクリートに囲まれた細長いスペースにある会場の真ん中に円状に打楽器が置かれています。客席は両サイドに置かれて、そのどちらからか見ることができます。スティールパンとバイブラフォンのみにマイクがセットされていますが、後の打楽器はノーマイク。リーダーの芳垣安洋はMCで「フジロックの後夜祭です」っておっしゃってたのがうれしかったですね、自分はまさにそんなつもりだったので。
 
 最初は高田陽平、高良久美子、岡部洋一が登場し、ほんのりと音を重ね合わせるスティールパン、バイブラフォン、パーカッションのセッションから徐々に他のメンバーが登場し、パーカッションの音を増幅させていきます。そこからは3時間近くたっぷりとやっていました。「N'dung」「Sambabala」などの曲を。本編ラストが「Bunbaka19~Tinga!Tinga!」で、アンコールが「Hey! Nudge! Nudge!」だったかな?どの曲もいつもより、長めのソロを組み込んでいました。各演奏者が一定のリズムを打楽器や口ドラムで奏でるのを、芳垣安洋の指揮で組み合わせて演奏するお馴染みのコーナーもあり、唯一自由人として振舞える資格を与えられている岡部洋一は円の外を歩き回り、一定のリズムを奏でている演奏者に向けて、わざと狂ったようなリズムや、耳元ででかい音を出したりと、じゃまをしまくっています。前日フジロックに出演されていたらしく、ハードな移動等が応えたのか歩くのがしんどそうなご様子でしたが、いたずら魂の方が大きいようで。
 
 ひたすら打楽器を積み重ねてぐいぐい押していくのでなく、すこしずつ違う打楽器をうまく組み合わせて曲として聞かせるものが多く、独特の編成ですが、楽しく聞かせますねー。もちろん音階をちゃんと奏でるスティールパンとバイブラフォンがあるのも大きいですが、パーカッションのみで演奏する曲達でも同様に思いました。Vincent Atmicusのところでも書いたかもしれませんが、芳垣安洋独自のポップ感がかなりつぼにはまるようです。

author:de nudge, category:live(Super Deluxe), 10:37
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2010/07/29-31,8/1 Fuji Rock Festival at 苗場スキー場(三日目)
 フジロックの長めの感想文三日目です。

【8/1(日)】
ASIAN KUNG-FU GENERATION→MATT&KIM→MOUNTAIN MOCHA KILIMANJARO→MALLACAN→BUFFALO DAUGHTER→ATOMS FOR PEACE→MASSIVE ATTACK→SCISSOR SISTERS


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author:de nudge, category:festival(Fuji Rock), 00:25
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2010/07/29-31,8/1 Fuji Rock Festival at 苗場スキー場(ニ日目)
 フジロックの長めの感想文ニ日目です。

【7/31(土)】
LITE→TRICERATOPS→JOHN BUTLER TRIO→VATO NEGRO→MORIARTY→KITTY DAISY&LEWIS→JOHN FOGERTY→FISHBONE→FLOGGING MOLLY→Gaz Mayall→TROMBONE SHORTY & ORLEANS AVENUE


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author:de nudge, category:festival(Fuji Rock), 05:48
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2010/07/29-31,8/1 Fuji Rock Festival at 苗場スキー場(一日目)
 フジロックの長めの感想文一日目です。

【7/30(金)】
THE BAWDIES→ASH→青葉市子→LOCAL NATIVES→橋本・F・高橋→Willie Martinez Y Mambo Loco→DIRTY PROJECTORS→CORINNE BAILEY RAE→!!!→FISCHERSPOONER→KEN ISHII


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author:de nudge, category:festival(Fuji Rock), 08:56
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2010/07/29-31,8/1 Fuji Rock Festival at 苗場スキー場(前夜祭)
 フジロックの長めの感想文です。
 今年も木曜から行くつもりだったので、去年に引き続きまた湯沢トレッキングの別コースにチャレンジして行こうかな、と思っていたのですが、仕事が終わらず結局出社、午後2時過ぎまでかかってしまって、あきらめました。まあ雨が降っていたので、実際にトレッキングするのは厳しかったかもしれません。会社から家に一旦戻ってからの出発ですが、この時点で横殴りの雨でずぶぬれ。シャワーを浴びて出かけます。現地では晴れてたらいいなと思う希望もむなしく雨が断続的に降っていました。
 
 以下、アーチストの感想を中心に覚えていることをだらだらと。一日分書けたらアップしていきます。
 
【7/29(木)】
(演奏時間の半分以上は見たかなーというアーチストを順番に)
BEARDYMAN→NARASIRATO PANPIPERS→CUBISMO GRAFICO FIVE


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author:de nudge, category:festival(Fuji Rock), 09:04
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2010/07/29-31,8/1 Fuji Rock Festival at 苗場スキー場
 3日間、苗場の山で繰り広げられる大規模野外フェス。今年も去年に引き続き前夜祭(木曜の夜に盆踊り、花火、無料ライブ等があり、地元の方もお祭り間隔で遊びに来てらっしゃいます)からの参加。
 
 今年も素晴らしい特別な3日間(+1日)でした。感激するライブも多く、個々に見たバンドの感想も今後書いていきたいですが、特に自分がはまった、良かったなー、すごかったなーというものを列記して今回は終わります。
 (順不同)青葉市子,LOCAL NATIVES,DIRTY PROJECTORS,FISHBONE,BUFFALO DAUGHTER,SCISSOR SISTERS
 
 出演アーチスト(特にたった1回のライブをしに、わざわざ日本の山奥まで来てくれる海外組)、スタッフ、いろんな音楽を貪欲に楽しむお客さんに感謝しつつ、来年もまた楽しみにしたいと思います(いつまで行けるやらですが…)。

author:de nudge, category:festival(Fuji Rock), 14:03
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