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2008/12/29 横浜Fマリノス vs ガンバ大阪 (現地観戦)
 天皇杯準決勝。ジェフファンなのですが、好カードであることとサッカー見たい熱が重なって現地で見てきました。国立競技場。
 
【結果】
 0-1でガンバ大阪の勝ちでした。
 
【感想】
 Jリーグ終盤にかなりの好チームに変貌して、現時点では一番強いのではないかと個人的には思っているマリノスと、アジアクラブチャンピョンになったガンバとの対戦です。
 
 マリノスは河合が出場停止の他は、現時点でのレギュラーメンバーが揃った形。3トップで真ん中に巨大な金が位置し、その周りを兵藤と狩野が動き回る。両翼は右に田中隼磨、左に小宮山。ボランチにはここのところ固定して使われている小椋と、河合の代わりで長谷川、DFは右から栗原、中澤佑二、田中裕介、GKが榎本です。控えにはかつてレギュラーだった選手がずらっと揃っており、ここまで入れ替えてきたのは相当に勇気がいるだろうなーという印象です。木村監督の主要な選手選考基準は運動量でしょうか。
 
 ガンバはケガ人が多く、選手のやりくりに苦労しているようです。クラブ世界大会のマンチェスター戦から使われている布陣をこの日も採用。2トップが山崎と播戸。台形に並ぶ中盤は攻撃的位置で右に橋本、左がルーカス。ボランチが明神と遠藤です。DFは変わらずの右から加地、中澤聡太、山口、安田、GKが藤ヶ谷です。
 
 試合開始は一進一退でしたが、徐々にペースを握ったのはマリノスの方。DFとボランチがボールのある位置めがけて寄せて動く守備はこの日も機能していました。マリノスの素早いチェックをかいくぐるべく、ガンバはパスをワンタッチで回そうという意図は感じますが、FW陣がキープできないことと、中盤の運動量が少ないことで、いつものように回せずボールを奪われてしまいます。奪ったらすばやくラインを裏をついて、ボールをもらおうとする兵藤の動きが良いです。マリノスは左サイドの小宮山を中心にして攻めている場面が多かった印象です。田中裕介と、ボランチ、3トップを使いながら突破を狙って時折奥まで進出してセンタリングを上げれていました。ただ一回おしい(センタリングに合わせようとした金が後ろからDFに引っ掛けられて倒れてしまう、PKでもおかしくないかなーという場面。このセンタリングを上げたのは長谷川だったかな?)シーン以外は得点につながるような流れには至らず。
 
 ガンバはルーカスと橋本の位置を入れ替えて、小宮山の進出を警戒します。ルーカスがボールキープできると前線へ進出する時間が出来攻め込むことができていました。ただ、こちらも1回だけの決定的チャンス、中盤でボールを奪ったのをすばやく前線へつなげて、山崎(播戸でしたっけ?)が左サイドにかけこんでボールを受けてシュート、それがバーを叩いたシーンのみでした。
 
 後半に入って、ガンバは播戸を下げて寺田を投入。寺田が左サイドの攻撃MFに入って、ルーカスがFWへ上がります。ただマリノスペースは変わらず。小椋の動きがこの日は驚異的でした。前線まで進出することもある素早いチェック、早い戻り、栗原や田中裕介が上がったら、DFの位置に下がってカバーと、ダイナモの言葉がふさわしい仕事っぷりでした。これでパスさばきとかロングシュートとか攻撃時の武器を身につけたら、恐いもの無しかもしれません。マリノスの選手はそれぞれの持ち味を出して攻め立てますが、それがゴールにはつながりません。ペナルティエリア付近で3人がからんでのワンタッチパスでの突破(AからBにパスしている間にCがゴール前に走りこんでBがCにスルーパス)がうまくいってませんでした。この辺は確実につぶすことができるガンバの守備の方が上回っていましたね。
 
 マリノスは後半15分過ぎあたりに2人を交代させます。FW金に替わって大島、右WB田中に変わって清水です。替わった2人は積極的にボールにからもうとしますが、決定機を演出することはできず。ガンバもその後、ボランチ遠藤に替わって倉田を投入します。橋本がボランチの位置に下がり、寺田が右サイド、倉田が左サイドに位置します。ここから寺田がボールをよく持てるようになってきました。ただ、こちらも決定機にはつながらず0-0のまま終了、延長戦に突入です。
 
 延長戦前半、この日はほとんど前線へ上がらなかった安田がひさびさにかけあがってボールをキープ。清水がマークにつきますが、間を読まれあっさり縦への突破を許します。そこについていけない清水は安田を引っ張って、2枚目のイエローをもらって退場します。途中出場なのに、安田の動きについていけていないというのはかなりマイナスなのではないでしょうか。兵藤と替わって入っていた山瀬功治が右サイドをカバーしますが、マリノスとしてはここで耐え切れるかどうかになってしまいました。で、耐え切れずに寺田のドリブルから山崎につなげられてシュートを決められてしまいました。
 
 ガンバは連戦疲れで動けないなりの勝負の仕方を身につけてましたね。マリノスは若い選手が台頭して来シーズンはかなり楽しみなのでは無いでしょうか。フラットラインで守る3バックのチームはJ1で唯一?(フロンターレがそうでしたが、途中から4バックに移行した)なので、いろんな個性あるチームを見たい自分としては、このチームのまま成長していくのを楽しみにしています。
author:de nudge, category:Jリーグ, 00:00
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2008/12/28 COUNTDOWNJAPAN at 幕張メッセ
 幕張メッセで4日開かれる(大阪でも同時開催、こちらは3日間)日本のバンドものが揃う巨大フェス。その幕張初日に行ってきました。
 
 見たのは、BLEACH→MO'SOME TONEBENDER→マボロシ→the band apart→NATSUMEN→ミドリ(2曲目あたりから)→奥田民生→UNCHAIN(初めの2曲のみ)という順でした。ちゃんと見た7組について簡単に。
 
 BLEACH
 沖縄を拠点に活動されているらしいハードコアな感じの激しい曲を演奏する女性3人組。激しい中に沖縄っぽい民謡の要素がちょっと入った曲があったのがおもしろかったですね。ギターとベースの方が半々くらいでメインボーカルを取っていました。息をつけぬ激しさというか、特にベースの方のあばれっぷりがすごかったですね。マイクスタンドをぼこぼこ倒すし、ブインブインにベースをスラップしまくるしで。途中右手を気にされている様子があって、まさかと思いましたが「爪折れっちゃった」って。。その後も気合で最後までやってましたが、終わった後が心配です。。
 
 MO'SOME TONEBENDER
 ひさびさに見ます。ここ2作のアルバムは未聴だったので、知らない曲が半分くらいありました。初めはざらざらした感じのロッケンロールバンドで激しくモッシュするとかかたずを飲んで見るとかだったのが、段々と電子音を入れるようになって、お客さんは踊りまくるようになりましたね。自分はこの日最初にやった「凡人のロックンロール」のような曲あたりが好みで、この辺をがっつりやって欲しいところですが、現在のも楽しいです。3曲目からは電子音がふんだんに入った曲を。ベースの武井靖典は全体の3分の1はベースを弾いていずに踊りと絶叫に集中していました。。中でも完全にベースをほっぽりだし、レーザー棒を持って殺陣のパフォーマンスをやってた曲がありましたが、あれは一体どこへ行こうとしているのでしょうと、いうくらいおもしろいパフォーマンスでした(「hang song」などベース放った曲は以前からありましたが、その際も歌うなりトランペット吹くなりしてましたからねー)。
 
 マボロシ
 RHYMESTERのMCであるMUMMY-Dと、元SUPER BUTTER DOGのギタリストの竹内朋康が組んだユニット。バックにターンテーブル、ドラム、ベース、キーボードを従えての演奏でした。ファンクを中心にMUMMY-D(この日は本名で紹介されていたので、マボロシ上では名乗り方が違うのでしょうか)がラップするのですが、横揺れな感じがありつつ乗れました。MUMMY-Dの声は、くせのある出し方で好きですね。
 
 the band apart
 ギター×2、ベース、ドラムの4人組。かなり不思議な印象の演奏をするバンドでした。曲はAORとか、なつかしめのギターポップやSOULもののようなメロディ(Michael JacksonのRock With Youに似たメロディがあった気が)に、toeのようなインストバンド(ポストロック?)でよく聞く感じの演奏を重ねる印象で、時折激しくリフを積み重ねます。相当うまいんだろーなーと感じられて、演奏の展開はワクワクさせるものでした。ベースの方の動き(ずっとにっと笑った顔をキープしながら、ふらふらと動きまくる)とMC(ライブと何の関係も無い日常を朴訥と語る)がおもしろかったです。
 
 NATSUMEN
 この日最大のお目当て。2年ぶりくらいの活動休止から復活したNATSUMEN。メンバーが多少変更されたようですが(ギターのお一人が抜けて、ドラムが替わった)あの暑さは替わりませんでした。「Whole Lotta Summer」「Pills To Kill Ma August」「Natsu No Mujina」の3曲でした。キーボード、ドラム、ベース、ギター、サックス×2、トランペットの7人でインストロックを繰り広げます。どしゃめしゃに各楽器の音を重ねつつ湧き上がってくる高揚感は他では味わえないもの。ギターのA.S.E.のきれっぷりもすさまじく、ラストにはビールを頭からかぶり、ギターをぶん回し、ステージをごろごろ転がりまくりと。もっと長く見たかったですねー。新しいドラムの山本達久という方は初めて見ますが、確か藤井郷子あたりとも演奏している、ジャズ畑とも縁がある方のはずです。杖をつきつつ歩いているようで、どちらかの足を負傷されているのかなと思いましたが、かなり激しいドラムをこれでもかと叩かれていました。
 
 ミドリ
 入場制限しそうになるところをギリギリで入ります。係員の方が一生懸命アナウンスしてましたが、後ろに固まっているお客さんが多いせいで、満杯に感じられますが、そこを潜り抜けるとそこそこにスペースのあるところもあります(それでも混みこみですが)。入場時からただならない曲を演奏しているなーと思いましたが、見える位置に行ってあぜんとしてしまいました。ドラム、ベース、キーボードの男性3人がジャズな感じで、その前にセーラー服を来た(しかもルーズソックス付)女性がギターを抱えて歌っています。その声は椎名林檎やGO!GO!7188あたりと似ている印象ですが、危機せまる感じで歌います。ドラムが強弱をつけた感じで場面の展開にはっとさせられることがありました。途中ギターとキーボードは楽器を放り出し、絶叫を重ねるのですが、それも息を呑んでしまうほど。セーラー服に目を奪われがちですが、キーボードの男性も変なかっこ(上はサッカーのユニフォームですが、下が派手ないろのタイツにラメが光るショートパンツ。志茂田影樹以来ですね)です。ギターはさらに観客席に上って、お客の上に立ち上がります。その中でもずっと何かを歌い続けてました。「モッシュ、ダイブ禁止らしいけど、客の上に立ち上がるのは禁止されておらんやろ、ルール守るのは当たり前や、オトナやからな」なんていう言葉も入っていたり。最後はマイクやスタンドを観客席に投げ込み、大丈夫かなと。ほとんどパフォーマンスのことしか書いてないですが、演奏もかっこよかったです。ちゃんと音源を聞いてからもう一回見てみたいですね。
 
 奥田民生
 ツアー終わり直後ということもあってか、最新アルバムからの曲がほとんどのようでした。自分が知っているのは、最後にやった「さすらい」のみ。ただそれでも楽しかったですね。バックにキーボード、ドラム、ベースを従えての演奏。Dr. StrangeLove組じゃなくなってから初めて聞きますかね?ベースの小原礼は「伝説の方ですよー」と紹介されてましたが、サディスティック・ミカ・バンドにいらしゃった方のようです。ドラムの方もかっこよかったです。サポートギターが無くなった形で、奥田民生のギターのみですが、リフやソロをうまいこと使い分けていて、厚みは保っていました。
author:de nudge, category:festival(Count Down Japan), 00:00
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2008/12/23 斉藤由貴 at 浜離宮朝日ホール
 3月に引き続いての斉藤由貴。この日は2回公演でその内の昼の部に参加。
 
 浜離宮朝日ホールは初めて来ます。朝日新聞社が所有しているそうなクラシックホール。3月とはバックが違う編成です。シンセサイザー、ピアノ、ベース、ドラム、バックボーカルという編成。ピアノトリオがジャズな演奏をしながら、シンセサイザーがポップスな味付けをしている印象でした。3月の時はクラシック編成でしたが、バックトラックをカラオケで流してたりしてたので、今回の方が良い印象でしたね。特にドラムの方の小技が丁寧な仕事っぷりだなーという印象でした。斉藤由貴ご本人の声も前回よりよく出ていました。高音部がつらそうなのがかなり少なくなってましたね。
 
 前回もシングル少な目でアルバムからの曲が多くて、しかも聞きたかった曲が多くかなりうれしかったのですが、今回も同様の傾向。「自転車に乗って」「三年目」なんかは特にうれしかったですね。シングルはなんとバンドのメンバーを下げて、カラオケをバックに一気に4曲(「卒業」「MAY」「AXIA」「夢の中へ」。「AXIA」ってシングルで出てましたっけ?)歌ってました。ちょっと趣向を変えてやってみたいということでしたが、個人的にはせっかくのクラシックホールですし、このバンドでのアレンジで聞いてみたかったところです。
 
 クイズコーナーなんてのもありまして、斉藤由貴にまつわるクイズをお客さんに当てさせることもやってました。その中で元気よく「はい」と子どもの声が聞こえたのですが、なんと斉藤由貴の娘さんだそうで、「すみません、身内に応えさせてしまって…」と、思わぬハプニングだったのですが、かなりなごみました。自分からは見えない位置だったのが残念。
 
 クリスマスに近いこともあり、ちなんだ自分の曲やカバーを何曲かやってました。「Winter Wonderland」は偶然に聞いて良いと思ったとおっしゃってた、Goldfrappバージョンでの演奏と歌でした。
author:de nudge, category:live(Othersホール), 00:00
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2008/12/22 rei harakami , 二階堂和美 at 渋谷Club Quattro
 キセル、rei harakami、二階堂和美の3組が出演するイベント。昼飯抜きでガンバったものの、ライブ開始まで間に合わず1時間半以上遅れての到着。。ひさびさに来て入り口部分の変わりように驚きながらも、ライブスペースに行くと、rei harakamiがラストの曲をやってました。
 
 Taico Clubの時と同様に「River」が最後の曲でした。混みこみの中、ぼわーんとまったりした曲を味わっていたのですが、終盤にぶっこわすような早いビートを加えていたのが意外な展開でおもしろかったです。
 
 トリはキセルか二階堂和美かどちらなのかなと思ってたら、二階堂和美でした。サマーソニックで見たときと同様の編成(バックにトロンボーン、ギター、キーボード)。テンション高めな曲を最初の方にやってからだんだんとじんわりした曲にシフトしていった印象でした。最新アルバムがカバーものだったようで、そこから榊原郁恵の「夏のお嬢さん」と松任谷由美の「A Happy New Year」を。「A Happy New Year」はオリジナルをラジオで聞いたことあるはずですが、ライブで改めて聞くとめちゃめちゃ良い曲ですね。ものすごい聞き入ってしまいました。
 
 アンコールは期待していたrei harakamiとの演奏でした。カバー曲(忘れました、童謡のカバーでした)と「虚離より」を。カバー曲はスピーカーから出る音が割れて聞こえてしまうくらいの低音からスタートしたのがおもしろかったです(徐々にいつもの音を展開していきましたが)。
 
 これでおしまいかと思いきや、ダブルアンコールまでありました。それまでの出演者勢ぞろいで、細野晴臣の「幸せハッピー」を(サマーソニックでもやってました)。リハーサル全く無しだったそうですが、各演奏者のソロも含んで楽しくやってました。キセルの弟が演奏するのこぎりが効いてましたね。
author:de nudge, category:live(Club Quattro), 00:00
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2008/12/13 twin electric violins band , sgt. at 六本木superdeluxe
 エレクトリックバイオリン、ベース、ドラムの3人組バンドのsgt.アルバム「Stylus Fantasticus」発売ツアー。superdeluxeは初めて来ます。六本木ヒルズ近くにあるビルの地下1階、コンクリートむき出しで300人くらい入れるスペース。変わったビール(東京エールなど)が置いてあるのが良いですね。
 
 仕事終わりでかけつけると、初めのtwin electric violins bandが始まっていました。ROVOの勝井祐二、益子樹、芳垣安洋に、定村史朗が加わった形。普段はニューヨークで活動されているエレクトリックバイオリン奏者で、今回来日されてあちこちでセッションを行われているよう。静かな場面と激しくなる場面が繰り返されるいかにも即興な展開で1時間ほど。大きく4つほどの波があったかと思いますが、2つ目と4つ目はドラムンベースなドラムでの演奏。特に2つ目の方はややゆったりのスピード感が、生演奏でドラムンベースをやり始めた頃(自分はAbstract Truthで初めて聞いた)を思い出されて良い感じです。そのリズムがだんだんばらけていって、その隙間を絶妙のタイミングで勝井祐二のバイオリンが埋めていく場面がとってもスリリングで良かったです。2つのバイオリンがからむ場面もユニゾンで決めたり、同じフレーズを交互に演奏したりとありました。
 
 続いて、sgt.。ライブでは3人にサポートでギターが加わります。さらに曲によってはサックスとキーボードも参加します。アルバム「Stylus Fantasticus」からの曲が中心でした。初めて聞きますがCDでの印象よりかなり力強い印象があります。ドラマチックなロックといいたくなる感じで、がつがつしたリズム隊を優雅にエレクトリックバイオリンが舞う展開が中心。サポートのギターはノイジーになったり、バイオリンと同じフレーズを演奏したりと。エレクトリックバイオリン奏者は女性ですが、きれいなドレスを着ているのも優雅さに拍車をかけています。途中衣装チェンジまでありました。他の男性メンバーはごく普通のかっこだったので、その対比は意識的なものでしょうか。はりつめた感じで独特に展開される曲はかなり良かったです。また、ステージの後ろを3面に分けて映される迫田遥の映像も演奏にものすごく合っていました。白と紺色などの2色で点や線、木々などを映し出して時々入れられるオレンジなどの色が効果的でした。
author:de nudge, category:live(Super Deluxe), 00:00
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2008/12/06 Radio Caroline at 新宿LOFT
 ジェフ戦終了後、新宿に向かいます。本当は別のライブを見ようと思っていたのですが、複数のバンドが出演するもので、長時間はちょっとしんどいかなと思って予定変更。前から見たかったRadio Carolineの単独の方を取ります。
 
 ギター、ベース、ドラムの3人組ロックバンド。お客は女性の方が多い印象(後方から見た印象。前方はもっと男性比率多かったかもしれませんが)。ガレージで、がらっぱちな感じのロッケンロールが矢継ぎ早に繰り出されて、こうゆうのひさびさに見るなーと、楽しみました。
 
 「ヘーイ、エブリバーディー」「ワンツースリーフォーファイブロッキュー」などの分かりやすいコール&レスポンスもあり、親しみやすい感じもありました。ベースは好きだった元thee michelle gun elephantのウエノコウジで、相変わらずのたたずまいがかっこよかったですね。曲は主にギターが歌うのですが、数曲ドラムが歌うものがありました。その中でミドルテンポでドラムにちょっとダブ処理をかけて演奏していた曲(thee michelle gun elephantの「ジプシー・サンディー」に印象が重なる)が良かったです。
author:de nudge, category:live(Othersライブハウス), 00:00
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2008/12/06 FC東京 at ジェフ千葉 (テレビ観戦)
【結果】
 2-4でジェフ千葉の勝ちでした。残留も決定です。

【感想】
 前回の清水戦も負けて降格決定してもおかしくなかった状況で、ヴェルディとジュビロもお付き合いで負けてくれたので、なんとか最終戦まで可能性を残した状態になりました。でも、ジェフは勝ちが絶対で、かつヴェルディかジュビロのどっちかが負けてくれないと降格決定となってしまう不利な状況です。
 
 以下、スポーツバーで試合を見てたのですが、すきっぱらでお酒を飲んでくらくらしてたのと、あまり冷静に試合を見れてたわけではないので、いつも以上にいい加減な記述になってます。あとでテレビでダイジェストで確認しまして、なんとか書いてます。
 
 最終戦で思い切った先発交代がありました。ボランチでキャプテンの下村とGKの岡本をはずして、それぞれ戸田と櫛野を抜擢します。下村は前回見たマリノス戦でもパスさばきが悪い上、ボール奪取が全くできていなかったので、しょうがないかなと思いました。岡本も自分が見てきた試合やダイジェストでは、もうちょい止めて欲しいシュートがあったので、こちらも同様です。
 
 千葉は、巻のワントップに左が深井(谷澤をはずした)、トップ下にミシェウ、右にレイナウド、ボランチが戸田と工藤で、守備ラインは右から坂本、池田、早川(出場停止のボスナーの代役)、青木良太という布陣。東京は赤嶺、カボレの2トップに、左攻撃MFに今季千葉から移籍の羽生、右が柏から途中移籍の鈴木達也、ボランチが今野と浅利で、守備は右から徳永、茂庭、佐原、長友、GKは塩田という布陣です。ボランチでよく出ている梶山は出場停止のよう。
 
 千葉は後半10分くらいまで、前回マリノス戦と変わらない印象でした。ものすごい気合が感じられて、かつミラー監督の戦術に忠実(サイドから巻めがけてのアーリークロス多用)に行ってますが、攻守ともに1対1で負けてしまう場面が多く、その割には局面で人数が足りないので、押し込まれてしまいます。両サイドを攻め込まれて、左右にガンガンに振られます。千葉の左サイドバック青木良太は足元の技術が確かで、ボール回しは安心して見ていられますが、守備に関してはもうちょっとボール奪取ができると良いですね、センタリングをよくあげられています。なんとか守備は耐えて、カウンターで攻撃も何回かチャンスを作りますが、点にはつながらず。レイナウドは右に張り付いて、突破や正確なアーリークロスを連発してがんばっていますが、巻に合わせきれない(東京の佐原がぴったり巻をマーク)のと、ミシェウや深井がこぼれだまを拾えないので、点にはつながりません。
 
 前半終了際にコーナキックからカボレに先制点を許し、後半開始5分過ぎくらいに(ここ記憶自信無し)戸田がパスミスし、中盤からのカウンターをやられ、長友が左45度の角度からミドルシュートを決めます。GK櫛野はブラインドになっていたのか脇に来たボールを防げず(はじいて欲しかった…)、坂本はマリノス戦で小宮山にやられたのと全く一緒(ドリブルでサイド突破されないのに必死で、シュートケアまでできず)です。
 
 ここで、2-0と絶望的な状態(引き分けに持ち込んでも降格)で、完全に諦めて見ていました。千葉はミシェウ、深井に変えて、新居と谷澤を投入、東京は縦横無尽にフィールドをかけめぐって、千葉の守備を混乱させていた羽生を下げて(本人が交代させて欲しい合図を送っていたので、ケガなのでしょうか)、大竹を投入。ここから状況が変わり始めます。
 
 東京はイケイケモードでラインを上げすぎていたところを、千葉に突かれます。中盤で大竹から青木良太がボール奪取(このプレーは素晴らしい)、谷澤が素早く前線へフィードしたところを新居が追いついて、シュートを決めてまず1点返します。さらに続けて青木良太からアーリークロスが上がって巻が長友に競り勝って胸で後方の谷澤に落として、ズドンと決めます(東京はDF陣がずるずると下がり、逆にボランチ今野は上がり気味のままで、谷澤のいたエリアががら空きに)。ここから異様な雰囲気になっていくのが、感じられます。
 
 サイドからのクロス一辺倒でなく、中央で持ち込んで攻めるようにもできます。ペナルティエリアで今野がレイナウドを倒してPK。祈りながら見ていましたが、見事レイナウドが決めて逆転です。ここで残り10分。早く時間が過ぎてくれるのを祈るとともに、勝ちは揺るがないかなー、とも思いました。トイレに行っている間に谷澤が4点目を決めていて、これで一安心。試合全般では、ミラー監督の戦術に忠実で、かつ効果的な突破をし、最後までプレスをし続けたレイナウドが素晴らしかったです。
 
 後は他会場の結果待ちで、途中経過も気にして携帯で確認してましたが、フロンターレがヴェルディに勝っていたので、自動降格の17位は脱出かなと思ってました。さらにジュビロがアルディージャに負けたので、入れ替え戦も脱出して、15位になりました。いやーこんなことってあるんですねーという感動の試合でした。バー内はFC東京のファンの方が多かったのですが、千葉の残留に拍手を頂きました(感謝)。
 
 来シーズンに向けては、ミラー体制は維持するとして、選手たちをどうするかは考えところですね。残留するために、シーズン途中で加入させた多くの選手(ミシェウ、深井、早川、戸田、根本)の処遇と、途中から出番を無くしていった選手(青木孝太、米倉、松本憲、中島。既に松本憲は退団決定)の処遇をどうするか。人数をたくさん抱えてしまっているので、残念ながら戦力の整理は必須と思われます。実績のある選手を登用したがると思われるミラーの志向と、選手を育て上げてきた千葉の実績とのギャップが、オフシーズンに現れる可能性もあります。来年はアジア枠ができるので、オーストラリア人のボスナーがその枠に入るとすると、外国人選手枠があと3人。ここにレイナウド、ミシェウを残すとしても(これまた残念ながら残さない気もしてます)もう一人確保できるので、そのポジションをどこに当てるか。フロントの方は、これからが戦いかもしれませんが、ともあれ、残留おめでとうございました。そして、シーズン終了ということで、選手やコーチ、スタッフ、フクダ電子アリーナの運営に携わる方々はお疲れ様でした。
author:de nudge, category:Jリーグ, 00:00
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