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2008/05/17 大分トリニータ at ジェフ千葉 (現地観戦)
 前述のライブ終了後、千葉に直行します。試合開始から5分ほど遅れて到着しました。
 
 千葉はゴールデンウィークの浦和戦後、クゼ監督を解任しました。個人的にシーズン途中で監督解任はあまり好きでない、最初の何試合か、あるいはそのシーズン自体は何とかなっても、その後でガタガタ来てしまうことが多い印象(特に2005〜2006年のセレッソの印象が強い。2005年監督を途中で変えてから優勝争いにからむ大躍進を遂げましたが、2006年崩れてJ2落ちしてしまった)があったのですが、今回ばかりは仕方ないかなーと思いました。4月終わりから5月初の横浜マリノス戦や柏戦をテレビで見ましたが、開幕後の何試合かに比べても明らかに弱くなってるなー、これはどうしようも無いのではないかという印象でした。フォーメーションもメンバーも固定できないまま(せめてどっちか固定できていれば…)で、守備のラインコントロールがままならず、パスの受け手となる選手の走りこむエリアがかぶりまくり、選手交代しても全く実らずでした。実際に見ているわけではないのですが、練習の仕方に問題があるのではないかという試合っぷりでした。
 
 で、新しい監督をすぐに連れてくることに成功しました。リバプールのヘッドコーチをされていたミラー、さらに中京大監督をされていた澤入監督をヘッドコーチとして迎えてきました。どこにコネクションがあったのか分からなかったのですが、電光石火の対応でびっくりしました。
 
 前置きが長くなりましたが、その体制(ミラー監督はビザの関係でまだベンチ入りできず)からの2試合目です。前回京都戦(今季初勝利!)では4-4-2で、DFとMFがキレイに2ラインを並べるやり方でうまくいっていたようで、今回もそうなのかなーと思っていたら、試合の最初こそそうだったものの、全般に4-1-4-1でした。4バックは右から坂本、池田、ボスナー、青木良太。ボランチにコンバートされた斉藤がその守備ラインの前に位置し、その前方に工藤と下村、右サイドに新居を、左サイドに谷澤を張り付かせて、ワントップにレイナウドです。
 
 大分はシャムスカ監督の下で続けている3-5-2です。左サイドの鈴木慎吾は、かなり高い位置をキープし、左サイドの小林亮はやや下がり目というアンバランスな位置。これを事前に読みきっていたようで、大分の左サイドを新居と工藤のコンビで崩していました。鈴木慎吾が高い位置をキープする分、左DFの上本のカバー領域が広くなってしまって、中央DFや左ボランチホベルト(彼も高い位置を取ることが多かったので、逆サイドのエジミウソンの負荷も高くなってる気がしました)も手遅れな場面が目立ちます。千葉の先制点もそのエリアを攻略した新居からふわっと上げたセンタリングを逆サイドから詰めてきた谷澤がヘディングで決めました。自分が今シーズン見た試合でPK以外で決めた初めての点だったので、うれしかったですねー。
 
 前半は素晴らしい出来で、守備ラインも池田を中心に高い位置をキープ、中盤も自分のスペースに来た選手をきちんとつかまえて守備ラインとはさみこんでボールを奪うことに成功してました。特に斉藤はかなり効いていて、中央にやってくる選手をうまくつかまえてボールをからめとりました。また時折見せる攻撃もよくて、途中はなったロングシュートはものすごく(GK西川のファインセーブで点にはならず)、生き生きしていました。大分は、中央にデンとかまえてあまり動かないウェズレイ(ここぞという時を狙ってる)、動きまくりでスペースに飛び出してパスをもらおうとする松橋優、金崎と個性ある攻撃陣にパスがつながりません。
 
 後半は一方的な大分ペース。大分は3バック以外があちこちとポジションを変えて、パスをつなげていきます。千葉の左サイド青木良太のエリアにかなり進出して、センタリングを何本も飛ばしました。千葉は何とか耐え忍んで0点に押さえることに成功。2連勝です。

 ものすごい余談ですが、大分はトップ下で梅崎が抜けた後、その後を埋めて、現在余りある活躍をしている金崎夢生ですが、「夢生」って名前かっこいいですねー。アメフトのプロリーグNFLでは、人気のある選手でたまに味方にも関わらず観客からブーイングみたいに聞こえる声がいっせいにかかることがあります。それは例えば「Daryl "Moose" Johnston」という選手がボールを持つと、「ムーーーーーース」って呼びかけたり、「Issac Bruce」という選手に対して「ブルーーーーーース」で名前を呼んでるんですね。大分のファンの方は、金崎がボールを持つたびに「ムーーーーーー」と言ってみたりするのはどーでしょう。これだと、応援する歌が覚えられない一見さんのお客さんでもすぐできるので、会場中が言ってくれるんじゃないかなーと思いますが。。

 以下今後の千葉の展開について、素人なりに妄想してみました。
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author:de nudge, category:Jリーグ, 00:00
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2008/05/17 にせんねんもんだい at 六本木ヒルズアリーナ
 六本木ヒルズアリーナで行われた無料イベントの一つとしてのライブです。野外でにせんねんもんだいを見るのは初めてです。
 
 3曲40分ほどの演奏。なんとなくテケテケした感じのおもしろいフレーズのギターを重ねて展開する「Distination Tokyo」(音源未聴なのでたぶんですが)から2曲と「とり」の3曲目をかなり長めに。ギターの頼りなさげな表情、ベースの無表情、力んで演奏するドラムと3者3様な中、緊張感があり、ミニマル、ゴリゴリな展開で圧倒されます。これを昼間に椅子に座ってのんびりと聞くのも良いですねー。お揃いの白のワンピースも映えていました。また、昼間ながらライトをピカピカ光らせたりする演出もあって、こったことしてるなーと思ったら、迫田悠が手がけてられてたようです(ライブ終了後、CD即売所の脇に機材とともにいらっしゃいました)。昼間にも映像の仕事ありですね。
 
 今回マイクが用意されていなかったので、最後お馴染みのギターの方のご挨拶も無しかなーと思ったら、演奏終了後、脇にテクテクと歩いてマイクを取って、ご挨拶されていました。演奏とあの挨拶のギャップは毎回聞いていてもおもしろいですね。通りすがりに見ていかれる方も多かったと思いますが、どんな風に演奏を感じたのでしょうか。
author:de nudge, category:live(六本木ヒルズアリーナ), 00:00
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2008/05/05 ROVO presents MDT FESTIVAL 2008 at 日比谷野外音楽堂
 毎年5月恒例のROVO主催イベント日比谷野音版です。
 
 ほろ酔い状態で会場に到着。ちょうどOKI DUB AINU BANDが始まったところでした。好きな曲「Kai Kai As To」(自分はKiLA&OKI名義のアルバムで聞いてます)からスタートです。アイヌ語を素朴な歌に乗せて歌ってますが、この日はかなり長い展開を見せて、だんだんと踊れる感じ(OKI自身もお客さんを立ち上げて踊るように促されてました)になっていきます。ドラム、ベース、コーラス&トンコリという3人がバックについて、PA席で内田直之がダブミックスをかけます。内田直之は3年連続MDT出場(2年前はGOMA & JUNGLE RHYTHM SECTION、去年はFlying Rhythms)と隠れたレギュラーメンバーですね。余談ですが、「カムイ」という単語がアイヌ語というのをOKIの曲を聞いて初めて知りました。自分が初めてこの単語を知ったのは、漫画「修羅の門」での不破圓明流での技だったもので。
 
 続いてはtoe。ギター×2、ベース、ドラムの4人にサポートでキーボードがつきます。インストの曲メイン(ギター、ベースが出す繊細なフレーズに、ドラムがかなり細かいリズムを刻んで、時々ブレイクを入れるような曲が多いです)ですが、一曲歌付もあったりと最初見たときよりからは、いろんな色付けがされていて、良かったです。緊張感のある展開からブレイクが入るところはグッときますねー。
 
 最後はROVO。新曲と旧曲が半々くらいの割合だったでしょうか。2曲目にやった「HAOMA」はアレンジをかなり変えてきた印象でした。単にビリンバウ抜きでのアレンジだったのかもしれませんが、かっこよかったです。他の曲も圧倒されるものが多く、堪能しました。ファンクなギターの曲はここ最近のライブでは毎回聞いてますが、良いですねー。新しいアルバムが6月に出るようで、この曲も入るでしょうし、楽しみです。
author:de nudge, category:festival(日比谷野音 Man Drive Trance), 00:00
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2008/05/05 ジャパン・ビアフェスティバル at 恵比寿ガーデンホール
 この日はちょこちょこと動き回りました。フェスティバルのはしごになりますね。日本地ビール協会というところが主催された地ビールの試飲会イベントです。
 
 会場に開始時間に着くととんでもない行列でした。外国の方もたくさんいらっしゃいますし、おそるべしビール愛好者達。お金(当日券で4800円)を払って入場すると、小さなグラス(50mlくらい入りそう)が渡され、そこに会場に並んでいるサーバーに注いでもらうという形式です。なにせとんでもない人の数で、座ることは許されません(恐いセキュリティの方が回っています)。そんななか、ちょこちょこ飲みました。時間が無いのと、もともとお酒に弱い(ならなんで参加したというのもありますが)ので、8杯ほど飲んで会場を出ました。みなさんは何時間くらい、そして何杯くらい飲まれるものなんですかね。全種類(150くらい)飲まれた強者はいらっしゃったんでしょうか。。バニラ味、しそ味、味噌味と変わった味付けのビールもあって、おいしく頂きました。
author:de nudge, category:festival(Others室内), 00:00
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2008/05/05 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(Renagades at 東京国際フォーラムA)
 フランスでやっているクラシックの音楽祭のコンセプトを日本で持ってきたというフェスティバル。今年で4回目ですが、初年度以来に行くことになります。東京国際フォーラムの会場内で朝から晩まであちこちで、コンサートを行っており、各コンサートごと(45分〜1時間くらい)にチケットを買って(1000〜3000円)入るというのも同じ。毎年テーマが決められていて、今回はシューベルトのようです。
 
 クラシックは全く縁の無い生活を送っている自分ですが、Renagadesというトリニダード・トバゴから来たスティールバンドが参加するということで楽しみにしてました。一番大きい会場(5000人くらい)が満杯です。この回は0歳時からのコンサートというテーマもあるようで、お子さん連れの方が多かったです。メンバーは20人ほど(実際はもっと多いらしく、今回は選抜隊のようです)、パーカッションとドラムの方がそれぞれ1人以外は全員スティールパンです。シューベルトの曲を9つほど。45分という間なので、一部を抜粋してやられていたようです。でっかい会場の生音が響き渡り、それは気持ちよかったですが、やはりクラシックということでやや眠気を誘われる感じがありました。子どもがあちこちでギャーギャー泣き喚く中でもそんな感じだったので、クラシックの誘眠効果おそるべしでしょうか。たぶん有名曲ばっかりなのでしょうが、自分は聞いたことがあるかもというのが1,2曲でした。。スティールパンの音の重なりが連なってスピードよく展開された終盤の曲(式次第に照らすと「未完成」「魔王」になるはずです)はおもしろかったです。1曲くらい彼らの持ち曲も聞いてみたかったなーと、音楽祭のコンセプトを全くわかっていない感想もありつつ、こういった0歳のお子さんとかにも興味深くクラシックを聞いてもらえるような変わった企画があれば、また聞いてみたいです。
 
 今月は予定通り行けば、スティールパン月間になりそうです。
author:de nudge, category:festival(ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン), 00:00
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2008/04/30 Amel Larrieux at Billboard Live TOKYO
 アルバム「Morning」が好きで、ライブ見たかったAmel Larrieux。アルバム発売のツアー時には行けなくて、今回念願のライブ参加。21:30スタートの方に間に合いました。
 
 バンド編成はキーボード、アップライトベース、ドラム、ベース、バックコーラスという編成。ベース2人というのが変わってます。横ベースの方は、足元にたくさんのペダルを置いていろいろ音色を変えられるようです。そのベースの方のソロから演奏開始。これがなかなか良い感じでした。断続的なフレーズを重ねていきます。そこからじわーっと他の楽器の音が加わっていきます。Amel Larrieuxがステージに上がって、「Trouble」から開始しました。その後は「Morning」の後に出したアルバムがあるようで、そこからの曲を多くやっていたようでした。結構聞いたことあるような曲が多い気がするなーと思っていたら最新作タイトルが「Lovely Standards」なので、既存曲のカバーものが多かったのでしょうか。ジャズやソウルなアレンジが多いですが、結構Tortoiseやtoeなどのインストで凝った感じの演奏をするバンドと似た感じの印象もありました。それは、横ベースの多彩な音によりそう感じるのかなーと思いました。2人のベースは一方がリズムキープして、もう一方が自由めに演奏したりと役割を変えながらでした。ドラムが、もうちょっと横ベースと一緒の乗りで繊細さと豪快さを使い分けしてくれる演奏だったら、もっとぐっときたかもしれません。
 
 Amel Larrieuxは豪快な声量があるわけではないのですが、そのおかげかねちっこいジャズやソウルものを歌ってもさわやかな印象を受けます。それにメロディ面でもかなりポップな(自分好みのものが多い)印象で、スキャット面でもそうでした。また仕草とかもとってもかわいらしく、歌う時にひざを内向きにして、足を後方に上げて力んで歌う様とか、シルクのワンピースの衣装とかなんか日本人の女の子みたいだなーと。と、思っていたら、それは「ツモリチサト」の服でかなりお気に入りみたいなことをおっしゃってました。お客さんへのサービスへも旺盛で、最前のお客さんの一人の目をじっと見つめて歌ったり、客席を練り歩いて、歌わせたりと。感激する瞬間が多くて、良い時間でした。また来日されたら見たいです。

author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 00:00
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