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2008/02/22 Bjork at 日本武道館
 ひさびさの日本武道館、初めてのBjorkです。
 
 広い会場にびっしりのお客さん。ステージには旗がいろいろ貼ってあります。ライブ開始で10人ほどの管楽器隊が入場してきて、演奏開始。背中に旗を立ててる格好です。他に、ドラム、いろんな機械×2、キーボードという変わった編成です。
 
 機械のお二人が出すビートに、ドラムが重ねて、キーボードが色づけして、管楽器隊が盛り上げるというアレンジが多かったですが、キーボードのみでしっとりと聞かせたり、管楽器隊をビョークの周りに取り込ませて吹かせたりという、いろいろな聞かせ方をしてました。どのアレンジでもビョークの声はくっきりと聞こえてましたね。「unison」辺りの声の伸びとかにはジーンと来ました。セットは新譜「Volta」が多めだったと思いますが、前の曲もかなりやっていました。「Volta」と「Vespertine」「Debut」くらいしかアルバムは聞いていないので、知ってる曲は半分くらいでした。機械の出す音もいろいろあったのですが、グラウンドビートっぽいものや、「army of me」で聞かせた(なんていうんでしょう?)重低音たっぷしのビートなど、懐かしめの音もありましたね。
 
 会場の演出もたっぷしあって、レーザー光線やビョークが両手からくもの糸みたいなものを出したりと。ラストの「Declare Independence」では、紙ふぶきが大量に舞いました。この中でコーラス部分(ハイヤーハイヤーと歌う)に声上げたりして、浮かれました。この曲は「Volta」の中でも一番好きな曲(機械が出すのぶっこわれた感じの音がとてもかっこよい)でもあり、相当に高揚してしまいましたねー。
 
 この日はひさびさに有休を取って臨みました。せっかくの平日休みだからと、健康診断に行ったり、買い物したりといろいろしましたが、初めてルミネ・ザ・吉本にも行ってきました。ホンコンさんが死ぬほどおもしろく(新喜劇での出演で、いろいろ出てくる芸人さんをあれこれといじったり、ギャグを奪ったりと自由自在。ホントすごいです)、かなり感激しましたねー。そのおかげで、ビョークのライブ中もあのお顔が時々フラッシュバックしてしまいました。。
author:de nudge, category:live(日本武道館), 00:00
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法律の世界地図(21世紀研究会)文春新書
※注意:カテゴリー「読書妄想文」はじめに

我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します

去年に引き続き、以下のブログからの企画です。
新小児科医のつぶやきの、2.18企画
(全くの門外漢ですが)こちらに賛同して、上記のメッセージを書かせて頂きます。

 事件については、一番シンプルなものでこちら
 この事件がきっかけの一つとなって、新聞やテレビでも出てくる単語になった「医療崩壊」についても、Wikipediaのリンクを貼っておきます。
 他にも詳しい方がいろいろとネットでも書かれています。例えばここなど。

 前年も書きましたが、医療に全く詳しくない(ここ10年熱を出したこともなく、風邪引いたら何科に行くものなの?という質問をしたら、びっくりされた)ので、あまりどうのこうのと言えることは無いのですが、引き続き意識しつつ生活していこうと思います。そして、逮捕された方が早く無罪と審判されて、産科医として復帰できれば良いなと願っております。
 
 責任は、結果がダメだった場合に問うものとプロセスがダメな場合に問うものがあると思います。何かしら不幸な事件が起きた時に、犯人探しを常にしなければならないというのは辛いと思います。探した結果、誰も悪くない、単に不幸なことが起きてしまったんだということも多々あるはずです。この事件の場合は、医療のプロセスに問題が無いので、不幸なことが起きたとしても、責任を問うことはできないと思っています。
 
 事件自体もそうですが、医療の環境を良くするために、一般人ができることはあまりなさそうなのですが、、個人的には以下のことをしました。
  ・健康に過ごして、病院にいかない(これは事件に関係なく元々病院に行かない、病院嫌いってのもあるのですが…)
  ・去年の参議院選挙で唯一、明確に医療対策を挙げた(「OECD並みの医療費確保を公約として掲げ、世界一の国民皆保険制度の堅持を目指す」)国民新党に投票した(この党に所属している議員さんのお名前一人も知らないのですが…)
  ・家のポストに入っていた共産党のアンケート(住民に聞く共産党への要望とかなんとか)に、「小中学生の医療費無料化は反対です。ただでさえ、医療に関わる方は大変なのに仕事を増やすような方向に持っていくと、耐えれなくなるのではないでしょうか。少しでも医療関係者の負担を少なくすることをご検討ください」みたいなことを書いて出した(共産党に投票したことは一回あるかどうかくらいだったのですが、返信してみました。こうやって簡単な形式で住民の意見を聞こうと動いている党は、自分の住んでた所では他に無かったですね)
 これが、医療環境を良くするためにつながるかはよくわかりませんが。。もしかすると、病院に行かないというのは、あまり医療関係者にとってよくない(あくまでも夜間や休みの診療は無しにして、通常時間帯ならむしろ来てくれた方が良し)のかもしれませんし。いずれにしても、現状の24時間連続、36時間連続とかの勤務は当たり前のような世界は異常だと思いますので、通常の(労働基準法に違反しない程度の)勤務時間で働いてもらう環境をなんとか実現できるようになって欲しいです。

 この「法律の世界地図」という本は、各国・地域での法の成り立ちや、あり方などが紹介されています。その中に、アメリカの医療問題についても書かれています。
 
 弁護士のなかには、「アンビュランス・チェイサー」(救急車を追いかける者)とよばれる者もいる。事故が起きると救急車のあとについて病院まで押しかけ、被害者に名刺をわたして訴訟の押し売りをする弁護士の蔑称だ。…(省略)…アメリカでは一九七〇年代から医療過誤訴訟が急増し、賠償金額も高騰した。その結果、医療費の増大と、地域によっては医師が不在になるという由々しき事態までひきおこしているということが、繰り返し報じられてきた。…(省略)…アメリカでは医療訴訟も陪審制で審査されるが、とくに医療過誤によって障害を負ったとされるのが新生児や子どもだと陪審員の同情をひきやすく、途方もない額の賠償金とともに原告勝訴となる可能性が高い。

 
 で、この本の最後には、アメリカ向け製品に見られる神経質な警告文(大工用のドリルに「この製品は歯を削ったり治療するためのものではありません」とか…)がいろいろと書かれていて、それを今は笑って見れていますが、いつか笑えなくなる日が来るかもしれません。。
 
 ずいぶん前に、ダウンタウンDXという番組で、高知東生という方がアメリカに行かれたときに、「おばあちゃんが倒れていたので、かけよって抱き起こした。かなりひどい状態に見えたので、救急車を呼ぼうとしたら、絶対に呼んでくれるなと必死に訴えられた。なんでも、救急車を呼ぶと途方も無い金額の請求を後からされるかららしい」みたいな話をされていて、みんなでへーというような驚きのリアクションをされていましたが、たぶん、それも驚きにはならなくなるかもしれません。。

 以上、とりとめがなくて、すみません。それにしても裁判って長いですね、今年中には審判は出るのでしょうか。。
author:de nudge, category:読書妄想文, 00:00
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2008/02/11 Arcade Fire at 新木場Studio Coast
 以前Summer Sonicで2,3曲ほど見ましたが、その時の印象がすごく良かったので、単独に行って来ました。
 
 広い会場がパンパンです。海外のお客さんもかなりの数ですね。カナダのバンドでメンバーは10人。ギター、ベース、ドラム、キーボードの他、弦楽器や管楽器などを曲により担当を入れ替えて展開します。特にキーボード、ドラム、ボーカルなどと大活躍だった女性の方が最初の方で弾いてた弦楽器っぽい様式で、ハンドルをぐるぐる回して弾いてた楽器が印象に残ってますが、あれは何て言うんでしょう?
 
 演奏の音だけでぐっとくるようなことはあまり無かったのですが、甘酸っぱい感じのポップなメロディー(曲によってはお客さんも大合唱)やメンバーのいきいきとしたアクション(楽器を上にやたら投げたり、ひたすらステージを走りまくったり、シンバルを前面に出て叩きまくったり、メンバー同士でケンカ(演技)をしたりと、見所多かったです)、盛り上げのうまいアレンジ等もあって、かなりのめりこみました。曲を知らない自分でも、オーとかウーとかいうコーラス部分は思わず口ずさみたくなるような親しみやすさがありましたね。ぐっと盛り上げるような曲が多かったのですが、男性がギターの弾き語り(低めの声で語り口調っぽく歌う)に残りのメンバーがほんのりとそれぞれの音を足していく曲なんかもあって良かったです。本編最後は、演奏がだんだんとおさまって、ウーと歌う部分が残って終了したのですが、それをお客さんがメンバー退場後もずっと引き継いで歌ってたのは、良かったですね。アンコールを求める拍手や声が大きくなっていく中でも、ずっと続いていました。アンコールも大団円に終わって、メンバーはそれまで使っていたタンバリンなんかを大量に投げ込んでいました。マイクまで投げ込んでいたように見えたのですが、大丈夫なんでしょうか。。
 
 次は広い野外の会場で見てみたいですねー。
author:de nudge, category:live(Studio Coast), 00:00
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2007-2008 Super Bowl結果
 【Super Bowl結果】
○New York Giants vs New England×

 ここまで無敗だったNew Englandを破って、New York Giantsが優勝しました。すぐに見ることができず、結果を知ってからの録画観戦だったわけですが、それでもおもしろい試合でした。

 Giantsは最初の攻撃で、スーパーボウル記録となる9分59秒という長いドライブを続けてフィールドゴール。これは強力な攻撃を持つ相手のリズムと、守備陣の体力を奪うのに成功したと言えます。前半はNew Englandにタッチダウンを一つ奪われて、7-3で終わるのですが、Giantsの強烈なパスラッシュと複雑なLB,DB陣の動きで、New Englandに思うような攻撃をさせません。
 
 後半に入って、3rdクォーターはNew Englandがロングドライブを見せますが点にはつながりません。4thクォーターに入って、疲れの見え始めたNew England守備陣にロングパスが通り始めます。試合全般そうでしたが、インサイドLBのJ.Seauがほとんど目立ちませんでした。見事2つのタッチダウン(特に2つ目のドライブは、サックを受けそうになりながら、よろよろとよけてフラーっと投げたパスをWR D.Tyreeが相手S R.Harrionを競りながらつかみとるという奇跡のようなシーンもあり)を奪ったGiantsが逆転勝利を成し遂げました。
 
 Giants守備陣は、レギュラーシーズン最後の試合と同じく、ほとんどのダウン、相手が明らかにパスで来るような時でも、LBを2人は置くようにしてランを絶対に出させない(Championshipで走りまくったL.Maroneyを36ヤードに留める)、Sは深めに守って、ロングパスを許さない(20ヤード以上のパスを成功させなかった)というコンセプトが当たりました。特にTE B.WatsonにPass Interferenceの反則をおかしてダッチダウンにつなげられたプレー(これもいかしかたないとも思いましたが)以外はリーダーシップの面でも、タックルでも完璧と言える出来だったLB A.Pierceはすごかったです。DL陣も強烈なパスラッシュ以外にもゾーンブリッツ時には後ろに下がってパスカバーをしたりと大活躍でした。
 
 以下、New York Giantsについて、最もNFLをよく見ていた90年代初めの思い出話にからめて、だらだらと書いていきます。
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author:de nudge, category:NFL, 00:00
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2007-2008 いよいよSuper Bowl
 New England PatriotsとNew York Giantsとの対戦になりました。試合時間は、日本では月曜の午前中に当たるので、生中継を見ることはできないですね。今、会社でネットを見れる環境にないので、どうせなら情報を全部シャットアウト(ニュースに目もくれず)して、録画した放送を見ようかなと考えてます。
 
 Conference Championshipsの振り返りと、Super Bowlの予想をします。

【Conference Championships結果】
×San Diego at New England○
 San Diegoは攻撃の主力がけがを抱えている中、守備陣がかなり踏ん張りましたが、攻撃がタッチダウンが取れなかったのがさすがに厳しく、後半になるとRB L.Maroneyのランが止められなくて、じりじりと時間を費やされておしまいでした。QB T.Bradyは3つもインターセプトされてしまい、WR R.Mossは一つしかパスキャッチが無かったにも関わらず勝ててしまうというのは、さすがですね。あと、双方チームともMiamiから獲得したWR(C.ChambersとW.Welker)が活躍してました。そのMiamiは1勝15敗。。
 
○New York Giants at Green Bay×
 ファンであるGreen Bayは、ここでの敗退でした。若いチームにあって、攻守をささえるベテランのQB B.Favre(2インターセプト。共にQBの責任と呼べるパスで、特に延長戦のインターセプトは直接な敗因に)とCB A.Harris(相手WR P.Burressにいいようにやられてしまいました)が、この試合に限ってくずれてしまったのが痛かったですねー。Giantsは守備陣が素晴らしく、前の試合で200ヤード以上走ったRB R.Grantを完璧にシャットした上、パスもWR D.Driverに90ヤードのタッチダウンを許した以外は、万全でした。
 
【Super Bowl予想】
○New York Giants vs New England×
 ヘッドコーチのB.BelichikとT.Coughlinは、かつてB.Parcellsの元でコーチをしていた同僚ですね。Parcells門下生の対戦になりましたね。Giantsの勝ち予想と、相変わらずの判官ひいきです。今シーズン途中でTE J.Shockeyがシーズンエンドのケガとかなり苦しいかなーと思ったのですが、粘り強く勝ちを重ねてここまで来ました。New Englandとはレギュラーシーズン最終週でも対戦しましたが、途中までは勝てるのではないかという展開でした。その試合の感想でも書きましたが、Giantsの守備はかなり思い切った策を取ってきます。ChampionshipsでGreen Bayを止めた自信と勢いと、QBのBradyがいまいちだったことを考えれば、かなりいけるのではないでしょうか。前回試合ではやられまくったWR W.Welkerをいかに止められるかですね。フレアーのパスにいきおいよくLBやCBが反応する場面もありましたので、あれがいかにできる(フレアーのパスが来ることを読める)かですが。。

author:de nudge, category:NFL, 00:00
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