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2007/10/27 Spangle call Lilli line、流線形 at 渋谷O-Nest
 ライブがとっても少ないSpangle call Lilli line。ひさびさに見ます。
 
 初めは流線形というバンドの出演でした。ギター/キーボード、ギター、ベース、ドラム、キーボード、パーカッション、サックス/フルートの編成で、AORに感じられるゆったりしたインスト曲を1曲目にやりました。座りながらゆったり聞くならまだ良いですけど、ぎゅうぎゅう詰めの立ちっぱなしの環境の中で聞くのは、それほど好みでは無い感じだったので、しんどくなるかなーと思ってたのですが、2曲目からは女性ボーカルが登場。なんと一十三十一です。紹介では「ミカさん」(って聞こえましたが自信なし)で、大学3年生とか名乗ってましたが、、架空のキャラなのでしょうか、本名なのでしょうか。シティーポップスな曲をいろんなアレンジで聞かせる一十三十一ソロの方が好きですが、この日はいかにもなアレンジで気持ちよく聞くことができました。メンバー紹介でも(各プレイヤーはいろんなバンド等で活動されているよう)ミカさんの正体には触れませんでしたが、最後に一十三十一の宣伝及び自身の曲である「Weather Report」のカバーを。別に秘密だったってわけじゃあないんですね。「ハイウェイ」という単語をやたら聞いた気がするライブでした。

 そして、Spangle Call Lilli line。弦楽器や管楽器を入れた編成でも見たことありますが、この日はボーカル/なんかの機械、ギター×2に、キーボード、ベース、ドラムのサポート加わる(たぶん各メンバーともずっと同じ方のはずです)シンプルな編成。各アルバムから万遍なくやるセットで、アンコール含めて1時間20分ほどやりました。今まで聞いた中で一番良かったです。ボーカルの通りも(割合)良かったですし、演奏も丁寧に音を重ねる感じや、反復のリズムで段々と盛り上がっていく展開なんかも良かったです。ライブではお馴染みの「piano」では、ベースとギターとボーカルがそれぞれ担当楽器を持ち替えて、ボーカルがベースを弾きながら歌うのですが、その頼りなく感じられる単音ベースが緊張感を生み出して、周りの演奏と合わさってぐわーっと盛り上がるのは良いですねー。そして「E」もやってくれたのが嬉しかったです。Spangle call Lilli lineで初めて聞いた曲でかなり思い入れのあるもので、最初のライブで聞いたことがあるだけだったので。新曲も1曲だけやったのですが、淡々としたリズムにブレイクが入ったりして、気持ちの良いメロディーが乗るもので、来年出す予定というアルバムも期待大です。ただその制作に入る(そしてメンバーは別の仕事を抱えながら)ので、ライブはこの後名古屋、大阪でやった後はまた1年後だそう。。
author:de nudge, category:live(duo,O-Group), 00:00
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2007/10/20 浦和レッズ at ジェフ千葉 (テレビ録画観戦)
【結果】
4-2で浦和レッズの勝ちでした。

【感想】
 千葉は6連勝とチーム新記録で勢いに乗る状態で首位をホームに迎えます。Jリーグを面白くするためにも勝ちたかったところですが。。千葉は右ウィングバックの水野がケガではずれて、そこにちょうど復帰してきた羽生が入ります。浦和は水野対策をする必要が無くなったこともあってか3-5-2で来ました。がっぷり4つの形ですね。
 
 試合初めの15分くらいは浦和怒涛の攻め。そこを耐え忍んで徐々に千葉がボールをキープしはじめます。が、そうなると、硬い守備をベースに前線へのカウンターを繰り出すことが得意の浦和の形に入り込んでしまったことになるのか、2点を許してしまいました。ワシントン、田中の2FWはそれぞれボールキープと得点力を兼ね備えたタレントですが、それを操るトップ下のポンテがこの日はすごかったですね。1対1ではまずボールを取られないこともそうですが、守備陣がボールを奪ったら、即座に受けれる位置に入り込んでいるポジショニングも見事ですし、千葉の中盤からボールを奪う守備でも効果的でした。2点目はペナルティエリアの手前でボールを持つポンテから田中につないで、ボランチの位置から右サイドに飛び出してきた長谷部につなげて、センタリングをワシントンが決めるという見事な形ですが、これは前線があのごみごみした中でもきっとボールを前へつなげてくれるだろうと信じて走った長谷部も素晴らしいですし、それをつなげてしまう前線の力も見事です。たぶんあれを千葉でやるのは難しいなーと。
 
 後半からは、浦和はケガのワシントンがはずれて小池が、千葉は同じくケガの佐藤勇に代わって楽山(左サイドに入る。羽生がトップ下、工藤がボランチ、山岸が右サイドにシフト)、新居に代わってレイナウドが入ります。で前半と同じく怒涛の浦和の攻めを受けて何点取られてもおかしくないくらいチャンスを許してしまいます。ポンテに3点目を許してしまいますが、千葉としてはこの後半入り始めにガタガタしてしまったのが悔やまれます。その後は足の止まった浦和相手に一方的に千葉が攻めます。守りきることにかけては天下一品と思っていた浦和守備陣のスキをついて2点を返すことができたのは見事でしたが、そこまででした。オフサイドで取り消しになった山岸のゴールがおしかったですね。ロスタイムはケガでフィールドに倒れた浦和DFネネが出て、調子を狂わされたのか(?)、なぜか攻めることができなくなってしまって、逆に浦和のFW田中に決められておしまいでした。

 千葉は負けはしましたが、後半から首位相手に一方的に攻めることはできてますし、サイドからクロスを放り込む攻めは浦和守備陣にはじき返されてしまうと読んで足元勝負でいった(途中FW巻に代えて青木を入れたのもその流れかなと)という狙いも良かったです。浦和の2点目を千葉でやるのは難しいと書きましたが、それは何人も前線に飛び出した上で、パスの選択肢を多くした上で広々とスペースを使うサッカーを得意としてきたからです。それが長短のパスを操る(この力は前任者の阿部より上と思ってます。得点力は落ちますが)ボランチ下村の加入で、せまいスペースでもそれなりにつなげることができるようになりましたし、この日途中出場したレイナウドや青木はドリブルもできますしと、攻撃のオプションは多くなってきました。

 (2007/12/09 追記)
 すみません、上記の浦和の2点目のシーンで書いているのは、1点目でした。。
author:de nudge, category:Jリーグ, 00:00
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読みたいコラム 読みたくないコラム
 めずらしく時事ネタっぽい?始まりです。

 ネットのニュースで見ると「ボクシングで有名な亀田親子」を取り上げたと思われるタイトル(中身あんま読まず)が、ここ数日目立ちます。ボクシングに興味が無く(はじめの一歩を読むくらい)、テレビのスポーツニュースも(サッカー部分以外)見ていないので、このこと自体で語れることは何もないのですが、これで思い出したのが、サッカーJリーグの運営方法について、亀田選手と絡めて強引に批判している記事があったなーとふと思い出してしまいました。

元記事のリンクですが、現在は削除されてしまっているようです。
http://www.sponichi.co.jp/wsplus/column_k/00199.html
一部ですが、記事がこちらに残っていました。
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1134101196/
とにかく読んだ当時は、なんてむちゃくちゃな文章なんだろうと思ったのですが、これ今書いたご本人はどう思っていらっしゃるのでしょうか?
これに対する批判的な文章もありました。こちらの内容に同意致します。
http://wakeiseijaku.blogtribe.org/entry-c2fafddb7dcd1857df41a4e6987c54bd.html
「試合の行われている競技場では、他の競技場の結果が随時アナウンスされなかった」というのが不満でそれを批判するのはかまわないのですが、あまりにも大上段からのもの言いで、しかも批判の仕方にムチャがありすぎるように思います。

(以下、かなりうろ覚えの記憶を元に書いております。後日、間違いが判明したら訂正致します)
 金子達仁という方の文章を読むことはほとんど無いのですが、この記事はたまたまクリックして読んでしまいました。基本は避けるようにしています。避けるようになったきっかけは、かなり前1998年のフランスワールドカップの時にこの方がテレビで語っていたこと。
 「クロアチア戦の先発メンバーで左ウィングバックには(相馬ではなく)服部を使った方が良いのではないか。なぜなら相手クロアチアのヤルニはスピードを生かしたドリブル突破があるので、同じくスピードがあり守備に優れた服部の方が適任。」
 のような趣旨でした。ヤルニも左ウィングバックなので対峙することはありません。。これを堂々とプロのジャーナリスト(と紹介されていました)が述べられていることにショックを受けました(しかも生放送ならともかくVTRでこれを流してしまうテレビの方にも)。他にも「中田英を中心にチームを作るべきだ。そのために仲の良い(当時活躍してたとは言い難い)前園を代表に入れるべきだ」など、意見の一つだとは思いつつも自分には全く合わないので、それ以降は目の触れることは無いようにしてました。
 余談ですが、同様にフランスワールドカップ当時に雑誌の立ち読みで見た、村上龍という方の文章も、え?と思うものでした。「私はJリーグは見ない、レベルが低いから。日本人で世界に通用するのは(当時ベルマーレ平塚の)中田英ぐらいだ。」と。Jリーグを見ないということ自体は個人の趣向の話なので問題ないですが、「Jリーグを見ていない」のに「世界で通用するのが中田英だけ」と決めつけてしまう姿勢に疑問でした。この方はサッカーのジャーナリストではなく、作家さんという言い訳はつくかもしれませんが、、うーん少なくともこの方の著作を読むことはないだろーなーと感じさせられた文章でした。

 で、ここからが本旨なのですが、サッカーの語る文章でこのような文章(事実認識が誤っているもしくは事実を知ろうとせずに結論を出してしまっていて、とにかく批判的に書けばいいと感じられる)を書く方は人気があるのでしょうか?自分はちゃんと事実を抑えつつ、批判するなり楽しむ視点を多く提供するなりした文章(例:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/column/index.html)を見ていきたいなーと思っています。

 以上、とりとめもない文章になってしまいましたが、「亀田」という単語を見て、昔のことを思い出してしまって書きたくなってしまったので。ここで書いた批判めいたことは(無名素人のいちブログとはいえ)自分の文章にもはねかえってくることだと思いますので、そこは自戒もこめつつと(※)。。

 ※例えばここで金子達仁という方の文章を非難していますが、もしかすると他の文章ではそんなことは無い可能性もあるわけです。自分の気に入らない文章が書いてあったとしても、ちゃんと読んでものを言わないとと。でもごめんなさい、確かめる気力はありません。。なのであくまでも、この方の書く文章全てではなく、ここで書いた文章なり発言なりのみを非難しているということでご了承下さい。
author:de nudge, category:スポーツの幸せ, 00:00
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2007/10/13 NAGISA MUSIC FESTIVAL at お台場OPENCOURT
 4月の渚から始まった野外フェス巡りも、今回の渚で締めることになります。土日2日間に渡って送られる初日に参加してきました。
 
 お台場フジテレビ正面にある広場に、8つのステージを配置して、それぞれライブやDJが音楽を鳴らしています。今回はじっくりとバンドものを楽しみました。見たのはLittle Tempo→Dub Inu Band→Wrench→PARAの4組。ひさびさに野外で見て気持ちよかったLittle Tempo、トンコリという楽器を使用して歌うOKIに、Theatre Brookのリズム隊と内田直之のダブミックス(この日3バンドでミックス担当とフル稼働)という組み合わせが新鮮なDub Inu Band、2週連続で見たPARAも素晴らしかったのですが、この日はWrenchにやられました。ギター、ベース、ドラムに、いろんな機械をいじりつつ歌うボーカルの4人組で初めて見ます。前方の客が体をぶつけあったり、ダイブまで飛び出すくらいの暴れん坊な音が中心なのですが、高揚させられるようなギターやノイズやボーカルが乗っかって、かなり興奮させられました。音楽自体は異なるものですが、V∞redomsを聞く時に近い感覚を受けました。
 
 いろんなタイプの音楽祭がありますが、渚音楽祭は限られたスペースに、ひっきりになしにステージや屋台などを埋めて、そこにいろんなタイプのお客さんが入り込んでごちゃごちゃした感じで楽しむ(混みすぎる夜以降はトイレの大渋滞など楽しむところでなくなってくる場合もありですが)スタイルで、自分が子供の頃に体験した小さな神社などでのお祭りに一番近い感覚ですね。自分が初めて参加した渚(2004年の6月)は客もいまより少なくDJが鳴らす音で無心に踊って、あれはあれで良かったなーとちょい懐かしく思うのですが、規模を大きくしてからのスタイル(ジャンルを大幅に広げた)もこれはこれで良いのではないでしょうか。
author:de nudge, category:festival(渚音楽祭), 00:00
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2007/10/06,07 朝霧JAM at 朝霧アリーナ
 朝霧アリーナで行われる恒例のライブ付きキャンピングイベント。

 キャンプ場に1万人を超えるという異常な客数を集めて、ライブも楽しみつつ、キャンプをしましょうというフェスです。普段からキャンプを楽しんでいる方からすると、ありとあらゆるところにテントが埋め尽くされていて、すし詰めな感じで楽しめるの?という感想になりそうですが、ライブがあるなら、ついでにキャンプをやってみるのもいいかなーという自分のような人間からすると魅力的なイベントです。

 参加するのは5回目になりますが、今年は2日間ともどんよりした曇り空が多く、普段より寒暖の差が小さく肌寒い秋だなーといった感じでなかなか快適でした(年によっては真夏と真冬をいっぺんに味わえることもあり)。ときおり晴れ間が差すと富士山も見えたりして。自分がテントを張るのは、Aサイトというステージが見えるけど、バーベキューはできないテントサイトなのですが(屋台が出ていて飲み食いできる)、今回初めてBサイトというバーベキューもできるエリアを一通り散歩してみました。かなり広いんですねー。

 ライブはだらだらと見てた感じですが、割合ちゃんと見たものを列記すると、1日目がMAD CADDIES→MALADUBE→ハナレグミ→THE CORNELIUS GROUP、2日目がA HUNDRED BIRDS ORCHESTRA→Bettye LaVette→PARA→OZOMATLI→UAになります。全般に楽しみました。PARAは野外で聞いても良いですねー。中納良恵はラスト2曲だけ見たのですが、バックのメンバーに前日参加者が。ベースの鹿島達也はハナレグミで、ドラムのあらきゆうことギターの清水ひろたかのご夫婦コンビはTHE CORNELIUS GROUPでも演奏されてたはずです。やはりテントで泊まられていたのかなーと想像したり。
author:de nudge, category:festival(Others野外), 00:00
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2007/10/04 Rickie Lee Jones at Billboard Live TOKYO
 六本木のミッドタウンというビルの中に出来た新しいライブハウス。ブルーノートやコットンクラブなどのおしゃれ高級路線な雰囲気です。
 
 2001年のフジロックをキャンセルしたことがあるアーチストというだけで、名前を記憶に留めていたのですが、「The Sermon On Exposition Boulevard」というアルバムをCD屋さんの視聴機で聞いて一発で気に入って買ってから、ライブ見るのを楽しみにしていました。無事この日の2セット目に当日予約で入ることが出来ました。3階〜5階まであり、3階がステージと値段が高目の客席。4階と5階が安めの席ということで、5階から見下ろすスタイルで聞きました。ライブはギター、ベース、ドラムをバックに、主にギター(後ろにキーボードが置いてあったが、ほとんど使わず)を引きながら歌うスタイルです。バックは、かなり抑え目な演奏。そして、もうおばちゃんと呼んでもかまわないであろう風貌のJonesが歌うのですが、ほんとうにいい声。聞きほれました。2曲目の、かなりダークな感じの演奏(ギターとベースを弓弾きしたりしてました)が印象的でしたが、その他の曲も堪能しました。ただ「The Sermon On Exposition Boulevard」からの曲は全然やってない気がするなー(知らない曲ばっかりだったので)と思っていたら、ラスト近くに「Nobody Knows My Name」を。この時は演奏も激しくなって、盛り上がりました。続いての「Chuck E.'s In Love」も人気曲のようで歓声が大きかったですね。
author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 00:00
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2007/09/30 HU:Vibrational at 青山CAY
 ひさびさにCAYに来ました。前はライブやクラブスペースに使ってたのが、3年くらい前にお食事所として使われるようになってから、足が遠のいていたのですが、ライブもちょくちょくやっていたようです。
 
 着いてみると、普段置いてあると思われるテーブルや椅子などが取り除かれて、ライブスペースに。改装はされているものの昔の面影は残っていて懐かしいなーと。HU:Vibrationalは、全然知らないグループだったのですが、打楽器だらけの3人組というのに引かれてやってきました。ライブはDJをはさんで、2セット。ドラムやらパーカッションもあるのですが、変わった楽器をいろいろ使います。1セットの一曲目で使っていた楽器で壷をたたいて、ベースの代わりとなる低音を出したり(それは大きめな壷。他に小さな壷を2種類くらい他の曲で使っていたが、そちらは高音)、親指ピアノやウードなども使用したり。ドラムのHamid Drakeはかなりしなやかだなーと思わせる叩き方で、魅力的でした。1セット目は1曲目以外は、前方で半球(半分というより4分の1球くらいか)の木で出来たパーカッションをまったり目に叩いてたのですが、2セット目はほぼドラムのみ担当で、存分に味わいました。最後の方で日本人のパーカッショニストが入ってからは、全員ではげしめにパーカッションなどを叩きまくりで盛り上がりました。アンコールでは一転染み入るようなBrahim Fribganeのウードの演奏を中心に、FribganeとDrakeの歌が入ってくる展開で良かったです。
author:de nudge, category:live(青山CAY), 00:00
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