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2019/01/05 東京中低域 at Motion Blue Yokohama

 初めて見るバリトンサックスのみで構成されたグループのライブ。現在10人組だそうですが、2人欠席で8人でのライブ。それでも大きなバリトンサックスが8台も揃うと壮観です。イギリスやスペインなどを回っていたそうで、そのツアーのファイナル的な位置づけのライブとのこと。
 
 合間に30分ほどの休憩はさんでのライブ。50分を2セットとダブルアンコールまであっての特大ボリュームでした。粋、いなせ、洒脱なんて印象のライブで、同じ楽器が様々な音を出すことでアンサンブルをなしていき、素敵な音空間に包まれました。全員黒のスーツ、ネクタイ、帽子に白シャツという格好。ステージ横いっぱいにメンバーが広がって生音で出していくのが基本スタイルですが、時折メンバーがステージ前にあるマイクの前に立ってソロを取っていきます。2,3人組ずつ分かれて音を積み重ねて全体を構成していく曲も多く、その音の厚みなんかも良い感じ。
 
 ボーカル曲もいくつかあり、「曲名忘れました。チキチキ…」と口でリズム取るところからこじゃれたジャズサウンドが広がって、いかにもなジャズボーカル、前半は中高音、後半はしゃがれた声で歌います。曲名が「チキチキ(だったかな?)」で、「これがイギリスでは受けるんです。」と。Paul McCartneyの3人の奥さんの名前をつなげた曲をやる時にイギリスで「Paulに捧げます。」と言って始めたところ、客席にいたいろんなPaulさんが「俺に捧げてくれてありがとう。」というリアクションしてくれたそう。
 
 低音で構成された渋めの音ながらユニークな振る舞いがそこかしこにあふれていて楽しい。「スキップ大名」という曲では中盤からメンバーの一人がステージ前に出てきておもむろにスキップしながら演奏するのに追随して他メンバーもスキップしながら吹いていったりとか、他の曲もせーのでひざかっくんしたり、ジャンプしたりと。
 
 オリジナル曲がメインのようですが、カバーもあったよう。鈴木博文(ムーンライダーズ)の「大寒町」など。全員曲ばかりでなく、少人数での曲なんかもあり、2ndセットの最初は2人のみ登場してソロ、ユニゾン、ハモリなんかを吹いていきます。リズム奏者とソロ奏者が入れ替わって吹いていく場面なんかはおーっとなりますね。
 
 2月にはバリトンサックスのフェスがあるそうで、そのスポンサーとして名乗りあげてくれている岩下の新生姜(という食品会社)のCMメロディから広げたような曲はクレズマーなアレンジが楽しい。2ndセット終盤には客席にメンバーが飛び出してあちこち練り歩きながら演奏します。様々なバリトンサックスの音が立体的に聞こえ、手拍子しながら愉快に聞けました。2ndセットラストはちょっとくらいは許しましょうがテーマの曲を朴訥と歌い、アンコールには、所得がどんどん増えていく歌を調子よく歌っていて、そのヘンテコさも楽しい。
 
 ダブルアンコールまであり、メンバーはおもむろにバリトンサックスを床から持ち上げ、、ようとしますが全員降ろしてしまいます。そしてメンバーそれぞれの顔が描いている歌詞カードを持って全員で歌いだします。これは虚をつかれました、おもしろい趣向。青春さが感じられる賛歌っぽい印象の曲をバリトンサックスのアンサンブルと同様にパート分けしての歌声を重ねて行きます。みなさん良い声持ってますねー。

 

author:de nudge, category:live(Blue Note,Cotton Club,Billboard,etc), 09:01
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author:スポンサードリンク, category:-, 09:01
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