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2018/11/18 aiko at NHK HALL

 3年ぶり2回目に見る女性シンガーソングライターのコンサート。単独公演は初めて。今まで何回か単独公演行こうと試みてましたがチケット取れずで、今回初めて取れて行くことができました。3階席から。1階席の7,8列目辺りにセンターステージがあり、メインステージから通路でつながっています。
 
 「LOVE LIKE POP vol.xx」というタイトルのツアーで毎年やっているよう。今年は20周年記念ツアーということで「LOVE LIKE POP vol.20」となり、過去最多となる45公演もやるとか。アルバム「湿った夏の始まり」発売に伴うツアーでもあり、このアルバムは事前に聞いていました。その他にaikoで持っている音源はシングル「アンドロメダ」とアルバム「夢の中のまっすぐな道」のみ。3年前に見たフェスでの歌声が素晴らしく、曲そんなに知らなくても単独コンサート見てみたいと思ってました。
 
 バンドメンバーはギター×2、ベース、ドラム、キーボードの5人に、半分くらいの曲でトランペット、トロンボーン、サックスの管楽器隊が加わっていました。ギターの一人設楽博臣は安藤裕子や見田村千晴のサポートで、ドラムの佐野康夫は安藤裕子のサポートとベツニ・ナンモ・クレズマーで見たことあります。佐野はハロープロジェクトのトラックにも数曲参加していますね。
 
 aikoが歌いっぱなし、しゃべりっぱなしのダブルアンコールを含めて2時間45分という長丁場は、すごすぎ、aiko化物(語弊あるかもしれませんが)と思いましたね。小柄な体で動き回って歌う姿や、コーラスを付けずに(バンドメンバーも一切歌わない)ソロボーカルのみで一気通貫させる潔さが特にその感強くしています。エバーグリーンなaiko流ポップスをフィジカル強く表現しきったコンサートという所感でした。印象に残ったことを書いていきます。
 
 

 
 開演前ステージに幕が降りていて、そこに映像が流されます。CDジャケットかなんかの写真が次々と流されていく中、aikoのシルエットが出て、幕が上がって、バンド演奏開始とともにaikoが前にどーんと飛び出してきて歌います。テレビ番組「王様のブランチ」のテーマソングでもあった「ストロー」を歌います。耳に馴染んだサビを力強く歌っている様見ているだけでウキウキ。
 
 前半は「ストロー」以外は昔からの曲が多かったでしょうか。知らない曲含めて音源に忠実なんだろうなーという歌い方、メロディ崩したりあまりしないですし、バンドも素直目なアレンジが多いです。曲によりスウィングものなジャズ、ロック、スカなど折り込みますが、aikoの歌を引き立てることをまず第一にしているようなアレンジ。音源に忠実な印象はありつつも、ライブならではの躍動感ある歌声や楽器音が楽しいです。
 
 ステージ後ろのスクリーンは前半はシンプル目な光などの映像を映していて、後半はaikoの歌っている姿中心にライブ映像を見せるって趣向も珍しく(普通どっちか)、見せ方おもしろいと思いました。中盤ではaikoの弾き語りで2曲歌うってなこともあり、それも良いアクセントでした。センターステージにも頻繁に行って歌います。センターステージより前にいるお客さんは振り返ってaikoを見る人が大半でしたが、何人かステージのバンドメンバーをずっと見ていました。イケメンベーシストの須長和広(元quasimode、COSMIC TEMPLE)目当てで来ていたお客さんでしょうか。
 
 個人的に一番印象に残っているのは、弾き語り2曲歌い終えた後半開始の「格好いいな」「ドライブモード」の2曲連続。ともにアルバム「湿った夏の始まり」に収録されている曲で特に「格好いいな」のAメロの佐野の間がつかみつらいスリリングなドラムと淡々としてせつなげなメロディを歌うaikoの声のからみが最高でした。サビで伸びやかに歌っていくところも良い感じ。スウィング感あるアレンジとメロディの「ドライブモード」も心地よくていい感じに聞けました。
 
 アンコール最初に歌った「うん。」も「湿った夏の始まり」に収録されている曲で、音数少ないアレンジから始まり、静かに歌っていくところから、ジャズな管楽器隊の音が乗っかって最後はゴージャスな感じで聞かせていく曲。最後の部分はフェイクをたっぷり聞かせていて、管楽器の音と掛け合いみたいに歌ったり、ものすごい高音で長いフェイクを聞かせたりと、強い声をホールに響かせていてすごいと思いました。
 
 次に歌った曲は「向かいあわせ」というバラードで2010年に発売されたシングル曲だそうで、自分はたぶん初めて聞きます。壮大感あるUKロックなメロディをaiko流に仕立て上げた感あって、一聴で気に入りました。ダブルアンコールのラストに歌った「be master of life」は初期の頃の曲だそうで、バンドメンバーが一斉にジャンプしてジャーンと弾くところからスタートするブラスロック。設楽は腕をブンブン回して弾いたりとバンドメンバーもやりたい放題の中、aikoもステージをあちこち動き回ってお客も煽りまくって歌って、大団円な感じで締めていました。
 
 ラストバンドメンバー含めて挨拶した後、aiko一人残って少ししゃべり、アカペラで即興の歌を聞かせながら退場してったのも良かったです。退場後、スクリーンにはエンドロール的な映像が流れます。まずメンバー紹介の写真と字が出てきて、次にセットリストが出てきます。一曲ずつ出てきて中にはaiko直筆の曲名も。長いツアーですが、公演ごとにセットリストもかなり変えているようで、それをちゃんとエンドロールで見せていくのもすごいと思いました。また、来年のアリーナツアーの予告映像も流れていました。会場のどよめきからするとこの日初めて発表したもののようです。
 
 とにかくパワフルな歌いっぷりで体力すごいなーと思わされるのですが、随所にあったMCもしゃべりまくりでこれまたパワフル。Perfumeのあ〜ちゃんが強く影響受けているということは知っていましたが、PerfumeのMCスタイルの元祖なんだなーということを今回実感しました。次々声が飛んでくるお客との受け答えで話を進めていくスタイルで、まあよく話がつながっていくなーと感心。ところどころでお客に深々と頭を下げて感謝を伝えるのも律儀だなと思ったり。この辺もPerfumeは影響受けてますね。
 
 「テレビに出るときは猫を八重にかぶっている。」と言ってましたが、それも頷けるほどのあっけらかんとした大阪のおばちゃんなノリで少々びっくり。ゴシップ、下ネタ、自虐ネタなど矢継ぎ早に繰り出していきます。詳細は書かない方が良さそうなので割愛しますが、あることないこと書かれるネットニュースの話になった時に、とあるミュージシャンとの根も葉もない噂を書かれた内容の話しっぷりが面白すぎでした。
 
 「男子!」「女子!」「そうでない人ー!」とお客に反応させるコールもPerfumeでお馴染みですが、オリジナルとなるaikoバージョンを今回初めて体験できました。aikoの方がテンポが早く、Perfumeのコールに慣れてしまっている自分は最初の方タイミングうまくつかめませんでした。「男子!」「女子!」「そうでない人ー!」の変形バージョンもあって、「バンド!」「照明!」「スタッフ!」とか続けた後に「警備の人!」とaikoが言うと、客席のあちこちに座ってお客を監視している警備員の人達が、にこやかにみんな立ち上がって「おー」と言ったのもおもしろかったです。仕込んでましたね。このコールの後、aikoは警備員の一人をいじってました(座っている小さな椅子を取り上げて「今どきこんなん椅子あるんやねー」と)。
 

author:de nudge, category:live(Othersホール), 22:02
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