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2018/08/25 想い出波止場 at 渋谷WWW

 一つ前に書いたお昼のコンサートを見た後、渋谷に移動。ギター/機械/ボーカル、ベース/ボーカル、ドラムの男性3人組バンドで初めて見ます。関西中心に活動しており、東京でライブするのは9年ぶりとか。ギターの山本精一はROVOやPARAでお馴染みですが、ベースの津山篤とドラムの砂十島NANIはたぶん初めて拝見する方々。過去音源で聞いたことあるのが2004年に発売された「大阪・ラ」というアルバムだけなのですが、このアルバムが妙に癖になる曲が揃っていて、一時時期よく聞いていました。今回ライブあるということを知って随分前から(3月時点でチケット購入)楽しみにしていました。
 
 山本はギターだけでなく、PCやら複数の機材を用いての演奏。また、自分は山本が歌うのを初めて聞きます。多数のバンドを掛け持つ山本は歌うバンドもいくつかあるそうなのですが、自分はギター演奏のみのバンドでしか見たこと無いので。音源としては羅針盤というバンドがスピッツの「ロビンソン」をカバーしているものを聞いたことありますね。朴訥としていながらほんのすこし時空が歪むような感覚のする歌声だなーと聞いていて思っていました。
 
 アンコール含めた1時間50分ほどのライブはもう想像以上のすごさ。轟音ギターや刺激あるリズム、曲の展開にひたすら圧倒されたり、ヘンテコな歌、音に笑わされたりと刺激ありまくりのライブでした。なんと形容したら良いのか分からない音や曲が多く、適切な表現にはなっていないかもしれませんが、感想を。
 
 まず山本一人が登場して、PCからドラマのテーマっぽい音を流します。そこに残り2人が現れて演奏開始。すさまじいリズムがいきなり鳴らされ、そこにギターがジャーンと一定間隔で弾いていくのですが、このギター一音だけで心持ってかれました。アルバム「大阪・ラ」からの「・RA」です。音源よりも遥かにロック度濃厚で迫力がもんのすごい。その後も「大阪・ラ」から数曲やっていたと思います。「大阪・ラ」はバラエティ豊かすぎる曲が揃っており、サイケ、パンク、ロック、電子音など交えたかっこよいものや情緒的なインスト曲があったかと思うと、「僕坊っちゃんです。」と言うだけの曲とか、コテコテの大阪ノリを随所に入れている感じでしょうか、妙に耳に残る曲が多くて、これらどうやってライブでやるのかな、と思っていたのですが、ボーカル曲は少なめで、ダイナミクスあふれる演奏が生きる曲を多くやっていたように思います。
 
 かっこよい展開だけでなく、ヘンテコな要素も盛りだくさん。津山は袋から床に木の枝を大量に落として、一本取り上げてマイクに近づけてパキって折る音をひたすら繰り返す場面なんかあったり、小さな縦笛でピーヒャラ吹いたり。山本が突然(確かみんなの歌でやっていた)「雪の降る街を〜」と歌い出し、津山がそれに合わせて歌いだした瞬間に合図を出して激しく楽器を鳴らしたりする場面などが印象的でした。
 
 そしてとりわけ変だったのが「これ思いついたので久々に東京でライブやることにした」そうな、とっておきの山本が熱唱するコーナー。ぶつぶつとなんか話出し、「…ライテン、ライテン」とつぶやきだしてから、PCをいじってYMOの「ライディーン」をまんま流し始めます。ほんのり生音を足す中で山本がライディーンの替え歌を熱唱。「ライテン」は「来店」だったようで、中華料理屋に入って注文したけど餃子って頼んだら焼売が来たりと、店員が間違えまくり、怒って店を出たら、店員が追ってきて料金を払えと怒ってくる、こっちもふざけんなと返し、なんやかんや、、というもうなぜそんな歌詞の歌を?という謎感あふれる曲がおもしろすぎでした。
 
 そして終盤は「大阪・ラ」でもとりわけ好きな「Getter 1 Or 2(クルアーン)」を披露。この曲、ドンドーンと力強く叩くのと細かくタムを刻むように叩くのをひたすら繰り返すドラムが印象的なのですが、これ生で聞けて感激でした。アンコールは「大阪・ラ」の最後の曲でもある長尺曲「HIGAN」を音源よりも長め(20分くらいでしょうか)にやっていました。小音からスタートして、細かくギター、ベース、ドラムの音でリズム刻んでいく序盤から、中盤はギターのひたすらなリフを上昇するようなリズムと落ち着くようなリズムを繰り返していくように、ラストまで突き抜けていく曲。複雑ながらスピード感ありまくりのベースとドラムがめちゃくちゃすごく、その中を一心不乱に刻んでいくギターの轟音は体に押し寄せてくるような感じがたまらない。
 
 拍手喝采の中、メンバー退場しますが、山本はその際ペットボトルの水を突然客席にぶちまけます。この情緒不安定というか挙動不審というか、意外なタイミングで意外なことをする山本の姿をたまに目にしますが、毎度びっくりしますね(客席は慣れた反応でした)。この時巻いた水がステージ上のPCなどにもかかってしまい、慌てて拭いてから退場するのもおちゃめ。そしてPCからなぜかBoys Town Gangの「Can't take my eyes off you」を流しての退場です。なぜまたこの曲を、、といった感じですが、お客はそれに手拍子で合わせてダブルアンコールを求めます。しばらくたってもメンバーは登場せず、次の曲に(映画「ネバーエンディング・ストーリー」のテーマソング)なってしまいます。そしてこの途中で山本がひょっこり現れ、音を止めてこれでおしまい宣言してお開きとなりました。
 
 

author:de nudge, category:live(渋谷WWW,WWW X), 22:13
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