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2018/08/15 内村文化祭 at 浅草公会堂

 ウッチャンナンチャンの内村光良が去年から始めた、好きなことを詰め込んだ芸をオムニバス形式で行う舞台。去年はチケット取れませんでしたが、今年は2日間行われた初日の公演が取れていくことができました。カーテンコールを合わせると2時間弱くらいの公演。3階席からの鑑賞。1階席の下手側の客席には舞台とつながっている通路があり、時より演者はそこを使っていました。

 

 やっていることはバラバラながら、ウッチャンの好きなことを詰め込んでいるので演目にちょっとずつ関連するものは出てきます。単語レベルで関連することを書いていくと、安室奈美恵、欅坂46、(ウッチャン地元の)熊本県人吉市、ノスタルジー、哀愁漂うおじさん、などなど。ウッチャンの作るネタは全般にベタ、ストレートなものが多いのですが、それを絶妙な間と声の抑揚、憑依芸と言える動きや表情で笑いにもっていくのは毎度すごいものがありますね。またセリフや動きの量が半端なく、テレビでの人気者になっていなくても、舞台役者で活躍できていたんだろうなーと思わせられます。

 

 開場の列に並んでいると、関係者受付に(専門学校の同級生、同じ事務所、ウッチャンも所属する劇団SHA・LA・LAの座長である)出川哲朗の姿が。ウッチャンの舞台に客としてくるの見るの2,3回目ですが、見るたびに上半身が大きくなっていっているような。。

 

 出演者はウッチャンの他に、ジグザグジギー、高月彩良、8名の女性ダンサー。ジグザグジギーはウッチャンと同じくマセキ芸能社に所属するお笑いコンビで、テレビ番組「内村とザワつく夜」や「にちようチャップリン」で見たネタがおもしろく、生で見るの楽しみにしていました。宮澤聡は浅草生まれ浅草育ちで小さい頃のお遊戯会とかで、浅草公会堂に立ったことがあるそう。そういった思い出の場所で内村さんの舞台に立たせてもらえるのは感激、とカーテンコールの中で言っていました。高月彩良は初めて見る女優さん。

 

 以下、演目の感想を。

 

 ダンサーを率いてムード歌謡を歌う演目からスタート。丸山けんじという名前でそれらしい格好をして歌います。ウッチャン本当歌とダンス好きですよね。そして「実際にあった人シリーズ」ということでこれまで会ったおもしろい人をデフォルメして演じるコントを。タクシー運転手が声大きく陽気に身内話をしていたかと思いきや突然暗いモードになったりとどう接すれば良いか分からず戸惑うお客を描いた話や、普段声優をやらない芸能人が声優にチャレンジして監督から指導受けるもののその監督さんの声が良すぎて監督自身が声優やった方が良いんじゃないかなんて見せるコントをしていました。

 

 生の演目だけでなく、時折スクリーンの映像を挟みます。縦軸として複数回やっていたのが、ウッチャンが地元人吉市を訪ねる映像で、子供の頃遊んでいた場所や観光名所、今でも帰る旅に行っている温泉旅館の案内などを。球磨川は日本三大急流と呼ばれているそうで、この映像が後程やる演目につながっていきます。このVTRで一番印象的だったのが、今は広場になっている場所が昔野球場だったそうで、そこで子供の時に野球をやっていてウッチャンはサードで一塁に送球したものの暴投で球磨川のほとりへボールが行ってしまった、それも3回くらい続けてやってしまったと。その試合を両親が遠くから隠れるように見ていたそうな。

 

 「完コピ劇場」というタイトルで完コピに挑戦。ウッチャンの子供(男の子)のものまねを。ウッチャンが仕事に帰ってきた時にひたすら「オッパイ、チンチン」と繰り返し言ったりする様を演じたり、なぜか書く絵全てにチンアナゴ(チンという単語が好きなんですかね)が入っていたりする実話をおもしろく見せていました。

 

 そして、ウッチャンがここ2年くらいはまっている欅坂46のダンス完コピにチャレンジ。去年ウッチャンがやった舞台(東京2/3)でも見ていて、今回見るの2回目になりますね。その時は欅坂46の知識ほとんどなく見てたのですが、その間に本物の欅坂46のライブを2回見る機会があったので、多少世界観分かった上で見ることができました。「ガラスを割れ」という曲を踊ります。さすがに歌いながらではなかったですが、ウッチャンの本気度が感じられるダンスでした。

 

 やりきった後にメンバーはステージを去ってVTRが流れます。練習風景の装ったコントVTRなのですが、これが面白すぎました。センター位置で踊るウッチャンと、バックのダンサーが練習しているのですが、ウッチャンが音を止めてメンバーに「こんなんじゃダメだ!」と叱咤、その上でメンバーにビンタをして次々と倒していくという。プロのダンサーばかりなので、ウッチャンが一番へたっぴなのですがメンバーは「すみません。もう一回お願いします!」と律儀に食い下がります。それを2,3回繰り返すのですが、メンバーへの説教の中で「俺は誰だ?」と聞くとメンバー全員で「平手友梨奈です!」と揃って回答。「そうだ、俺は平手友梨奈だ!」と。まあセンター位置なのでそうなのかもしれませんが、、この理不尽でシュールなやり取り爆笑しました。

 

 欅坂46だけでなく安室奈美恵関連もあちこちに。安室奈美恵のライブ見に行っていろいろと感動したそうで、その辺のエピソードも随所に。人吉市紹介VTR時はいとうあさこ(同じくマセキ芸能社に所属し、テレビ番組「世界の果てまでイッテQ!」でも共演している)に買ってきてもらったというfinallyと書かれたTシャツを着ていたり、舞台が始まるところでのVTRでは、「本当は安室ちゃんのコンサートのように一切しゃべりをしないで、演目を立て続けにしようと思っていましたが、ごめんなさい途中しゃべりのコーナーあります。」みたいな文を流したり。安室奈美恵のコンサートは自分も2回ほど行ったことありますが、MC全くなくやりきるのかっこよいなーと思いましたね。この舞台で8人のダンサーの紹介がてらそれぞれソロで踊る演目があったのも、安室奈美恵のコンサートの影響かなと思ったり。

 

 そのしゃべりのコーナーは完全にウッチャンのフリートークでいろんなエピソード語っていました。ふと奥さんに「俺の代表作って何だと思う?」と聞いたら「ミル姉さんじゃない?」と言われてちょっとがっくりしたとか。テレビ番組「笑う犬の生活」で演じていたキャラクターなのですが、これやっていた時ってまだ奥さん(徳永有美)と出会っていない頃だよなーと思ったり、徳ちゃんお笑い好きな話は聞きますが、この番組も普通に見てたんだなーと。安室奈美恵のコンサートに行って感動した話もしていて、ある曲でスクリーンが3面になり、両脇に過去の安室奈美恵が踊っていて、中央が今の安室奈美恵が踊っていて、それがシンクロしていた、いつかミル姉さんとかで自分もやってみたいと。

 

 ウッチャン不在の演目も2つほど。ウッチャンが脚本を書いたというコントを高月とジグザグジギーの3人でやります。ジグザグジギーがお金持ちの宮澤の家でネタの練習をしているも、うまく行かず悩んでいる間に唐突に高月がギター弾きながら尾崎豊の「シェリー」を歌うというもの。幻想じみた登場なのですが、池田勝が宮澤に「おまえの奥さん、なんでいつも家の中で『シェリー』歌っているの?」と。その歌詞とジグザグジギー(主に池田の方の)悩みがシンクロして、笑いが起こります。ギター生で弾いていたかと思いますが、その音とともになんかおもしろかったです。シュールなネタなので「お客さんが笑ってくれるかすごく心配だった。ドキドキだった。」と高月がカーテンコールで話していましたが、かなりおもしろかったです。

 

 ジグザグジギーは自分達の持ちネタを一つ。子供が誘拐されて犯人からの電話を待つ父と、それを落ち着かせる刑事さんのコントなのですが、緊張で手が震えて犯人から電話かかって取るもすぐに切ってしまうという。何回もなだめて落ち着かせようとしますが、手震えてしまってダメ。でも手震えていた理由は実は緊張ではなく、、というネタでそうくるかというおもしろさがありました。

 

 ウッチャン不在の演目をやっている間に着替えをしていたウッチャンはなんとストレートに歌舞伎をやります。以前見に行って感激したので、その舞台の7分くらいをまんまやってみようという。後のカーテンコールの中での挨拶でうまく行かなかった部分あるそうですが、元ネタを知らないので、どの辺かわかりませんでした。本格的な恰好でぐるぐると長髪を回したりして、頭くらくらきそうと見ていて思ったり。

 

 長尺の劇を中盤とラストに一つずつ。一つ目はウッチャン演じる離婚したおじさんが毎朝すれ違う若くてきれいな女性との日常を描いたお話。あだち充感ある世界で、女性の内面は描かず、男性の方に主軸を置いた哀愁漂うもの。ウッチャン手掛けた映画もそうですが、女性はあまり描かないで、男性の内面の方にフォーカスさせますよね。自身が男性だから当たり前っちゃ当たり前かもしれませんが。ちょっとした言葉を交わすだけで、おじさんの喜び悲しみがころころと変わっていくのを笑いとともに見せていました。

 

 ラストの劇は年老いた父親を持つおじさんが、高校の同級生が交通事故で亡くなったのでお葬式に地元に帰って、久々に(早くに妻を亡くした)父に会って泊まってお葬式に参加した帰りほろ酔い状態で急流の川に行って、誤って流されると高校時代にタイムスリップするというもの。高校生ではあるものの姿は今のおじさんのままなので、父親や高校の先生、同級生がびっくりして接する話を描いていました。時代考証的な感じで、当時流行っていたものと今とのギャップを描くのはウッチャンお得意ってな感じしますね。後ろのスクリーンに当時の映像を再現したような写真を使って演じる場面も多々あったのですが、このために撮影したと思われるもので、凝っていました。

 

 と、あれこれと出てきて楽しめました。来年もやることを宣言していたので、ライフワーク的に続けていくんですかね。ダンスものはPerfume、欅坂46と来て次何にはまるのかも楽しみです。

 

author:de nudge, category:舞台・お笑い, 11:33
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