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2018/07/13 Billy Martin at 池尻BPM

 Medeski,Martin & WoodのドラマーBilly Martinのソロ及び日本のミュージシャンとのセッション公演。Medeski,Martin & Woodは15年くらい前にライブ2回ほど見たことあって、随分久々。池尻駅からすぐの大きなカフェでの3日間の公演。その2日目に行きました。一つの壁側に楽器が大量に並べられており、お客はそれをぐるっと囲んで見る形。
 
 
 最初はBilly Martinのソロライブで30分ほど。5〜10分ほどで区切りつけていく即興での演奏。ドラムセット以外にいろいろな小道具も駆使します。ドラムセットにはネジや針金でできているような10センチくらいの棒が数本置かれ、それを普通にドラム叩く中で叩いていて異物感を盛り込みます。左足のシンバルでリズムキープしつつ、右足のバスドラ、両手は自在なリズムを刻んでいて、ドラマーなんで当たり前なのでしょうが、見ていてすごいなーと。小道具は民族楽器系統のものもが多いでしょうか。ホットサンドメーカーのような2つの金属をカスタネットのようにカチカチ鳴らして出す楽器を、ドラムセットの上のマイクに近づけて鳴らしたり。断片的な音の積み重ねや突如咆哮しての怒涛の叩きっぷりなど聞かせます。
 
 ドラムセット脇のテーブルにも大量の民族楽器が並べられており、そこに位置してスティックで叩きまくったりします。ガムランのように聞こえていて音階もついているでしょうか。ここの音もそうでしたし、マイクに小物を近づけたり離れたりして音出ししていて、奥行きある音を構築している場面が多々。弓で針金やシンバルをこすったりして倍音的な音出ししているのもそうでした。自由奔放さありつつも、流れあるストーリー建てられているような聞かせ方をしていて、リズムの楽しさを存分に味わいました。
 
 
 休憩挟んで日本のミュージシャンとのセッション。日替わりでメンバーが替わり、この日はドラムの芳垣安洋(ROVO、Orquesta Libre、MoGoToYoYoなど)、エレクトロニクスのIkue Mori、ベースのケイタイモ(WUJA BIN BIN)の3人が加わります。そして翌日参加予定でこの日はお客として見に来ていたボイスの巻上公一(ヒカシュー)も2回ほど飛び入りしていました。芳垣、巻上は過去ライブで見たことありますが、Ikue Moriとケイタイモは初めて。アンコール含めて70分ほどのセッション。
 
 序盤のケイタイモと芳垣はMartinを見ながら探り探りで音出ししていきます。Martinが小物を鳴らすと、それにあった同系統の小物を芳垣が鳴らしたりケイタイモが控えめなベースラインを出したり。芳垣はMartin以上にいろいろな打楽器や小物を持ち込んでいて、ドラムセット以外にジャンベなどのパーカッション類、一斗缶、たらいなど様々。芳垣がビリンバウ(大きな弓の形状の楽器を棒叩いてビヨンビヨンとした音を出すブラジルの楽器)を鳴らして、Martinがパンデイロ(ブラジル風のタンバリン)を叩くブラジル感ある展開のところは印象的。2人がドラム叩きまくりの場面は、怒涛のツインドラムとグルーヴィーなベースで疾走感ある場面なんかも作り出します。
 
 Ikue MoriはPCと小型の何かの端末使っての音出しでそれ見つつの演奏であまり周りに目を配ってないですが、音には反応したようにいろいろな電子音を聞かせます。派手さはないですが、刺激ある電子音でおもしろいなと。中盤以降はMartinも他メンバーの音感覚をつかんできたのか、その音を続けようとか、もっと出していこうみたいな指示を各メンバーに出していきます。ケイタイモと芳垣は楽器の演奏のみならず声も入れていく場面がありました。どこかの民族的な声を聞かせる芳垣、ホーミー(一人の声なのに複数の声が同時に聞こえるようなモンゴルの歌唱法)を聞かせるケイタイモと、おもしろく聞かせます。ゲストの巻上もホーミーが得意でその独特な唸り声を演奏陣とうまいこと重ねます。
 
 音出す楽しさが随所で味わえ、演奏しながら笑顔出し合ったりしていました。アンコールのセッション最後の方は芳垣がドラム叩く中、Martinが踊りながらシェイカー鳴らす場面なんかもあって、普段ドラム演奏している人が他人のドラムで踊ったりするなんてなかなか無いことだろうなーと。刺激ある楽しいセッションでした。
 

author:de nudge, category:live(Others), 10:10
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