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2018/07/08 GONNO×MASUMURA、トリプルファイヤー at 代官山UNIT

 DJがメインの活動のGONNOとドラマーの増村和彦(「森は生きている」という解散したバンドメンバーだったそう)が組んだユニットのGONNO×MASUMURAが「In Circles」というアルバムを発売したことを受けてのリリースライブ。ともに知らない方だったのですが、ダンスミュージックに生ドラム組んだ編成が好物で、かつ音源ちょろっと聞いたら良い感じだったので、ライブ行ってみたいなとこの日会場に向かいました。ゲストにトリプルファイヤーというバンドを迎えます。こちらも初めて。ともに1時間のライブで対バンとしては個人的に理想的な時間割と言える2時間半(セットチェンジに30分)でした。ライブ開始前後のBGMにはブラック系の音楽がかけられていました。Mountain Mocha Kilimanjaroの曲も2,3曲かかっていたような。順に感想を。
 
 
 初めはトリプルファイヤー。ボーカル、ギター、ベース、ドラムの男性4人組。この日はサポートでパーカッションが加わった5人編成。ということを後で知ったので、5人組バンドとしてライブ見てました。なかなか奇妙奇天烈なバンドでおもしろかったです。腰にくるアフロファンク的な横乗りのリズムを軸としつつ、54-71や空間現代などの系統と言いたくなる絶妙な隙間あるベースとドラムのやり取りがとってもスリリングで、それに呼応するギターのリフやパーカッションの重ね方もすごく好み。そうした演奏に挙動不審気味な動きでぶっきらぼうで高めの声で独白調に歌うボーカルの組み合わせがおもしろい。フラットな歌い方で、歌というよりもラップに近い感じ。内省的妄想的な歌詞を繰り返す歌い方が多く、歌を途中で止めた時にパンっとバンドのリズム構成が変わってそこからしばらく経つとまた歌を入れていくという展開の曲が多かったように思います。
 
 パーカッションは手で叩く打楽器もの以外に小物やスタンドドラムなども駆使して、リズムに相乗させる色付けや、そこから外れるズレを入れて聞かせたりして楽しい。曲の合間にボーカルが少しずつMCしていましたが、歌世界と同様に不思議トーク。「ここはネスト(渋谷O-Nest)みたい。」「今日のライブで初めてハーフパンツ履いてみた。人は生きていくと指輪はめたり余計な装飾をするけど、それは守りに入っていると思われるから、自分はなるべくさらしていく方向で。」「(サッカー選手の)本田圭佑を目指す」と。何を意図しているかわからないトークに他バンドメンバーは一切の反応をせず、次の曲の準備を淡々としているのもおもしろかったです。
 
 
 続いてGONNO×MASUMURA。PCやいろんな機械使って音出しするGONNOにイヤホンつけてドラム叩くMASUMURAが向かい合って演奏する形。全体的には統一感あるような世界観ながら、曲ごとにいろんなタイプで聞かせていました。きれいな電子音に、バスドラで4つ打ちしつつシンバルやスネアを細やかに叩いて電子音に相乗していくかのようにスピードアップしていくものや、硬質なテクノ感ある電子音にかなり複雑なリズムを繰り返ししていくものなど。曲によっては2年前に見たFloating Pointsのライブを思い出すような展開もありました。ドラムがシンプルな4つ打ちな叩き方は少なく、曲ごとに個性ある細やかな手数多いリズムで聞かせていたのがすごい。そして一定をひたすら刻むかと思いきや時々はずしを入れたり、曲の終わりに向けて盛り上がるようにより手数を多くしたりと。序盤はリズム取りに苦労しているかのような反応だったお客さんも、後半に進むにつれて反応が大きくなっていきました。
 
 本編ラストはパラパラとした電子音とドラムから始まって、アシッド感強い音が入ってそれにドラムが相乗するようにぶっとんだビートを聞かせて盛り上がりました。一旦引っ込もうとしますが、アンコールをすぐに求められ、じゃあと引っ込むことなくすぐに楽器に戻って演奏開始。最初はセッション的にさぐりさぐり両者笑顔で音を入れつつ、そこから曲に入っていくような聞かせ方をしていました。この曲終わって引っ込むも、またアンコールの声がやまず「すみません、もう曲がないので。。」と挨拶だけして終了しました。
 
 本編でも2,3回MCしていました。普段DJしているGONNOがしゃべるというのは相当珍しいのではないでしょうか。「普段深夜帯に活動していて、(通常の夜となる)この時間にステージ立つのは緊張します。」と。一人では間が持たないということでMASUMURAもMCに加わります。相当刺激的な音楽やっているお2人ですが、ともに温和でほんわかした喋り方。MASUMURAが「みんなには踊ってほしいですね。客席暗くて踊ってくれてるかステージからは見えないですが。(GONNOに向かって)みなさん踊ってくれてますかね?」という振りに、「わかんなーい。」と回答したGONNOの話し方が少しかわいらしかったです。今回のライブが2回目だそうですが、また音源しっかり聞いてからライブ見てみたいです。

 

 

author:de nudge, category:live(Unit), 22:17
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