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2018/05/27 安藤裕子 at 昭和女子大学 人見記念講堂

 デビュー15周年を迎えたシンガーソングライター安藤裕子の特別版ライブ。三軒茶屋にある女子大の中の2000人ほど入る歴史ありそうなホール会場は初めて来ました。チケット売り切れで満杯。この日は長丁場になることが予告されていました。休憩15分はさんで、アンコール含め3時間半に上る予想以上のライブ時間。大人しめな楽曲多い安藤のライブですが、飽きることなく集中して歌聞くことができました。歌声は最後まで力強く響き、丹精なバンドの演奏と合わせて堪能しまくりでした。ここ最近のコンサートで歌っているものとかなり変えてきたセットということもあり、新鮮さ(というか懐かしさ)もひしひしと。感想を。
 
 ステージセットは中央奥に大きな船のような絵が描かれた板があり、その上に乗っているかのように管楽器隊が位置します。他メンバーは横一線に広がっていて、いつもとバンドメンバーの位置が逆。ドラムが上手で、ピアノが下手でした。メンバーは今年1月に中野で見たピアノ/キーボード、ギター、コーラス/キーボード、ベース、ドラム、管楽器隊の構成と同じですが、管楽器隊が2人から3人に(トロンボーン奏者が)増えていました。バンドメンバーの前には大きな果物や丸状の電球が置かれており、ファンタジー感あります。安藤の囁くような歌がBGMとして鳴らされる中メンバー登場。安藤は抹茶色の肩出しドレスに真っ赤な厚底スニーカーの衣装です。
 
 懐かしい曲多めでした。自分がよく聞いていた音源が2006年発売の「Merry Andrew」と2007年発売の「shabon songs」だったので、そこからの曲が特に久々に聞けてうれしかったです。「TEXAS」「SUCRE HECACHA」「愛の日」など。「愛の日」は1番をほぼギターのみの音でほんのりピアノで色づけただけのアレンジで歌っていました。良い声をしっかりと堪能。2番から他楽器が入ってスローながら弾けるようなドラムが印象的な音源でも聞けるアレンジになっていました。前半ラスト2曲の流れが良かったです。終盤に持ってくることが多い歌い上げ曲の「隣人に光が差す時」はバンド演奏とともに壮大さを感じさせて、「蒔かれた種について」はピアノのみでゴスペルな雰囲気をソロで歌い上げて締めていました。
 
 後半は手がシースルーの黒基調の服をベースに光る黄色とグレーが段になっているふわふわのスカートを着ての登場。後半初めの曲はステージ最奥にある大きな三日月に座って歌っていました。幻想的な演出。この日は映像収録があったということもあるのか、いつもよりステージ左右に動き回らず、ほとんど中央前方の位置のままで歌っていたのですが、ここだけ歌う位置を変えていました。このコンサートは事前にネットでファンからお気に入りの曲を集めてそのベスト10を入れているとのこと。「最初、その10曲で固めるセットと懐かしいセットと分けようとしたけど、ベスト10のほとんどがバラードだったので固めるのが難しく、バラしてセットに入れました。」とMCで語っていました。
 
 ベスト1位になった曲は「自分の中ではもう合わないと思って歌うのをやめていた。みなさんに1位に選んでもらって不本意です。」とジョークをにじませて歌っていました。「さよならと君、ハローと僕」という曲は過去のコンサートで聞いたことあるかもしれませんが、音源持っていなくそれほど印象に無かった曲。スローでちょいほろ苦い感じの青春さが滲むようなメロディと思いました。それからこれもまた久々にやるという安藤自身のギター弾き語りで2曲。2つのアコースティックギターが絡んで「太陽の嘘つき」と「The moon and the sun」という曲を歌っていました。「The moon and the sun」はお客にコーラス部分を歌うように促して、その中安藤が自由に声をかぶせてきます。基本的にはお客さんは座ったままおとなしく聞くのが安藤裕子のコンサートですが、たまにお客を立たせて聞かせたり、歌わせるという演出を入れてきます。この日は立たせるようなことはしなかった(そういった曲が無かった)ですが、歌わせることはやってきました。「もっと元気よく声出して!」と煽り入れてました。
 
 本編は長丁場ながらMC時間は通常コンサートよりも短く、歌をたっぷりと聞かせていました。アンコールはお馴染みグッズ紹介を長いMCとともにしていて、おーここはいつも通りとほんわか聞けました。グッズで売っているTシャツを着ています。安藤は男性用の黒Tシャツを着ていて、その理由が「聖者の行進」を歌うのに(女性用の)白Tシャツは似合わない、と先に歌う曲バラしていました。まあ、「聖者の行進」もベスト10(「さよならと君、ハローと僕」と並んで1位)に入っていたので、歌うことはみなさん知っていたのかもしれませんが。グッズ紹介中に今日はバラード系が多いことに再度触れて「いつもは『問うてる』とかアンコールやってるけど、今日はやらないからね。」といいつつ、ちょい歌いながら次のグッズ紹介しようとするところで、ピアノの音が入りお客の手拍子まで入ってそのまま「問うてる」の1番を歌いきっていました。なんか前向きになれるこの曲を手拍子の中聞くの好きですね。即興でドラム(伊藤大地)もちょい音を重ねていましたが、サビの最後の部分の歌とユニゾンでドラム鳴らすところも即興なのにぴったり合わせていました。
 
 アンコールは「サリー」と「聖者の行進」でとてもかっこよく締めていました。英語で自分が生まれた年を高らかに歌いつつその後の日本語詞は失恋ソングな「サリー」、鼓動のようなドラムソロから始まり、安藤の絶唱とバンドサウンドが渾然一体になる圧巻な「聖者の行進」は毎度すごいものがありますね。6月には初の自主制作(メジャーから離れての初めて)となるアルバムも発売されるようで、新しい曲を聞くのを楽しみにしたいと思います。

 

author:de nudge, category:live(Othersホール), 23:18
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