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2018/02/12 sora tob sakana presents 「天体の音楽会」 at 中野サンプラザ

 お馴染み4人組アイドルグループsora tob sakana主催イベント。3組のバンド、5組のアイドルを迎えての昼から夜までの長丁場。sora tob sakanaを初め、各組をホールという場で見れるのうれしいですね。ホールでライブやること自体が珍しいグループばかりではないでしょうか。貴重です。また、sora tob sakanaは通常のオケでのセットに加えて、バンドセットもあるという豪華さ。
 
 自分の座席は1階真ん中よりちょい前目の席。偶然なのですが、ここ2年くらいsora tob sakanaと並んでライブを最もよく見ているJuice=Juiceの単独ホールコンサートを初めて中野サンプラザで見た時と全く同じ席だったというのが、縁を感じてうれしい。
 
出演は順に、
 パンダみっく→sora tob sakana→amiinA→26時のマスカレイド→siraph→King Gnu→Maison book girl→tricot→ゆるめるモ!→sora tob sakana band set
でした。
 
 オープニングアクトのパンダみっくと、最初のsora tob sakanaのアクトは10〜15分ほどで、他のアクトは20〜35分という持ち時間。パンダみっく、sora tob sakana、amiinA、siraph、tricotの5組以外は初めて見るグループでした。順に簡単な感想を。
 
 

 パンダみっく
 女性5人組アイドルグループで1年半ぶり2回目に見ます。カバーかオリジナルかは不明ですが、2曲ブリブリのチョッパーなベースラインが特徴の勢いあるトラックに乗って、軽やかなステップを見せて踊り歌います。彼女達は確か全員中学一年生かと思いますが、こういった広い空間で多くのお客さん相手にパフォーマンスしてるってすごいよな、と。親御さんは誇らしいでしょうね。
 
 
 sora tob sakana
 続けて本日主役のsora tob sakanaが3曲歌います。ステージ後方のスクリーンにはキレイな映像も流され、ノスタルジー感ある楽曲と合わせて広いステージに映えていました。気合充分の彼女達のパフォーマンスも素晴らしく、ダンスはいつも以上に揃ってきっちりと見せていました。「Moon Swimming Weekender」「魔法の言葉」「夏の扉」の3曲。エレクトロニカなトラックの「魔法の言葉」は、このセットに入ってくると思っていましたが、「夏の扉」が意外。バンドセットの方に入ってくると思っていました。
 
 
 amiinA
 8ヶ月ぶり4回目に見る女性2人組アイドルユニット。ひらひらしていながらスポーティーな衣装でカンフー的な舞をするダンスが楽しいグループで、凝ったトラックと抜群に良い音(オケ流すグループでは最上のものと思います)が広い空間に映えます。緩急あるミュージカルっぽい叙情的な展開や、ラストの「Canvas」のようにお客含めて合唱するようなメロディが売りかと思いますが、個人的には彼女達の舞うようなダンスが存分に味わえる曲が好みで、2曲目くらいにやった弾けるようなリズムトラックの「lilla」が最高でした。
 
 
 26時のマスカレイド
 初めて見る女性6人組アイドルグループ。白と赤基調の大正時代なハイカラ感ある衣装(メイドっぽい)を着て、いろんな曲を歌うグループ。凝ったアレンジが多いこの日のアクトの中では、王道な歌謡曲感あるこのグループが逆に異色と言えるでしょうか。ダンスは大人締めは振り付けながら、その分歌をしっかりと聞かせるグループで、この日のアクトの中では一番歌声を堪能できた感ありました。1曲目のスウィングやワルツなどのリズムを織り込んだ歌謡曲が、衣装とも世界観合っていて良かったです。
 
 
 siraph
 1年ぶり2回目に見る女性ボーカル、男性ギター、男性ベース、男性ドラム、男性キーボードの5人組バンド。この日は女性コーラスを付けた6人編成。ギターはsora tob sakanaのプロデューサーでもある照井順政。情感たっぷりに歌いあげるけどどこかクールに聞こえる歌声と無機質感あるアレンジがカッコよいバンドで、シティポップス感ある親しみのあるメロディの曲なども織り込みつつ、いろんなアレンジで想像膨らむ世界を聞かせます。ギター、ベース、キーボード(頻繁にペダルを踏んで音をコントロールしてました)は通常のリフをなぞりつつ、そこかしこに細やかな音を入れ込んでいて、特にベースのメロディアスな音がいい感じに耳に入ってきました。
 
 
 King Gnu
 初めて見るボーカル/ギター、ボーカル/キーボード、ベース、ドラムの男性4人組バンド。機械音もかませたデジタル感あるリズムに、ヒップホップやソウルなどを主軸としつつ、そこに時折日本的なメジャー(テレビで流れるような)感も感じさせるメロディをツインボーカルで歌います。ヒップホップ面はギター奏者が(スピーカーで歌う場面も多々)、ソウル面はキーボード奏者が歌っているのが多かったです。良い意味で曲やアレンジが取っ散らかっている感じがして、インテリ感とやんちゃ感をそこかしこに振りまいている印象でした。ホールも初めて(だったかな?)、アイドルのイベントに呼ばれたことも初めて、というかアイドルライブも見たことないです、とMCで語っていて、この現場を新鮮な体験として楽しんでいるのが見てとれました。ドラムが持ち位置飛び出してステージ前方中央で踊りだしたりなんかも。
 
 
 Maison book girl
 初めて見る女性4人組アイドルグループ。1曲目がSteve Reichの「Clapping Music」を思い出すようなポリリズムな手拍子で始まるトラックでビビります。そうしたポリリズム、変拍子などを随所に織り込むアレンジの曲が続き、歌うの大変そうだなーと。そうした複雑なリズムなので、ダンスは一定のリズム刻むようなステップはほとんどなく、上半身使って演劇的に見せる要素が強かったです。サビでは小刻みに両足でジャンプしながら歌う場面が多かった印象でした。
 
 
 tricot
 3ヶ月ぶりに見る女性ボーカル/ギター、女性ベース、女性ギター、男性ドラムの4人組バンド。彼女達をホールで見れるというのも貴重な機会でうれしい。とはいえ、ライブはいつも通り臨むといった感で、小さな空間であろうと広い空間であろうと関係の無い、気合入ったライブ聞かせます。アルバム「3」の最初の曲「TOKYO VAMPIRE HOTEL」で始まり、ラストの曲「メロンソーダ」で締めるセット。鉄板とも言える盛り上げ曲「爆裂パニエさん」「99.974℃」「庭」は外してきました。3曲ともお客へ積極的に働きかける曲なので、一見さんが多いであろうこの場に持ってくるのは控えたというところでしょうか。中野サンプラザという場所で、サンバなリズムにフロントメンバーが楽器放り出して踊りまくる「庭」をやったらおもしろいだろうなーとちょっと期待してたのですが。
 
 「E」と「メロンソーダ」をやってくれたのがうれしかったですね。2曲ともsora tob sakanaの曲ともリンクするような曲で、ブレイクを随所に入れる「E」は「広告の街」と、夕暮れ時の切ない情景を描いたような「メロンソーダ」は「クラウチングスタート」を思い起こします。「E」「節約家」の2連チャンは大きくリアクションするお客さんも多く、初めてライブ見るお客さんで気に入った方も多かったんじゃないでしょうか。MCでは「チェキ会(メンバーとお客さんと一緒に写真に収まるアイドルでよくやる特典会)やって欲しいなんて言われたけど、10万円とかならやってもええよ。やりたい人ー。」と言ったら結構な数のお客さんが手を挙げて、「ホンマやなー、覚えたからなー。」と応えてました。熱狂的なアイドル(に限らずかもですが)ファンだと、冗談抜きにポンっと10万出しちゃいそうなのがちょっと恐い。
 
 
 ゆるめるモ!
 初めて見る女性4人組アイドルグループ。カラフルなパジャマっぽい衣装で、ゆるさのある劇場型ライブをやるといった印象。曲によりキャピキャピな高い声としっかり歌う声を使い分けていて聞かせます。ダンスもきっちり揃えるということはあまり意図していなくて、ふにゃふにゃした動きからステージあちこちに動き回ったりして楽しく見せるといった趣向。中近東感あるトラックから始まって、どこかの国の原住民がお祭りをやるような展開に持っていく3曲目がインパクトありました。ダンスもトラックに合わせて変化していき、お祭りモードなトラックでは4人が謎の部族と化したかのようにステージ中央でぐるぐる回っていたりと。
 
 
 sora tob sakana band set
 ラストはsora tob sakanaのバンドセット。バンドメンバーはギター×2、キーボード×2、ベース、ドラム、パーカッションの7人編成でハイスイノナサのメンバーが中心。キーボードの鎌野愛とパーカッションの佐藤香はコーラスも担当。まずはバンドメンバーのみでじわじわと音を重ねてからインスト曲「海に纏わる言葉」を演奏します。そこにsora tob sakanaが登場、そしてデビュー曲でもあるキラキラしたギターロックな「夜空を全部」を歌います。出だしの山崎愛の歌声だけでものすごく感激しました。いつもは儚げな声といった感ある山崎の歌声が広い空間で強い声で響かせていて、もうこれだけで最高だなーと。鉄壁のバンド音に負けないボーカルやダンスがステージに映えていてとてもカッコよいです。
 
 そして、次の「鋭角な日常」はびっくりしました。この曲をバンドでやるとは、と。アフロ+ドラムンベースなアレンジのトラックをバンド音で聞けるのはゾクソク。ブレイクを随所に入れ込む「広告の街」もめちゃくちゃかっこよかったです。そして、ここでMCになり「皆さんにお知らせがあります。」と、スクリーンには5月にメジャーレーベルからミニアルバムを出すこと、7月には活動4周年ライブとして東京国際フォーラムCで単独コンサートを行うことが発表されました。メジャーデビュー発表は予想していましたが、フォーラムCでのコンサートはびっくりしました。大きいライブハウス経由せず、ホールで単独ライブをやってしまうという。そしてちょい意外なのがCDを出すのがワーナーブラザーズジャパンからというものでした。ホールコンサートを手掛けるのがポニーキャニオンで、別々のレコード会社になるという。この日のイベントもポニーキャニオン主催だったので、メジャーデビューもポニーキャニオンからになると思っていました。もしかすると製作はワーナーブラザーズジャパンで、販売委託をポニーキャニオンにする形かもしれませんが。アンジュルムやJuice=Juiceと似たような形ですかね(hachamaというレーベルからポニーキャニオンに販売委託してる)。
 
 そして新曲の「Lightpool」を披露。一聴でまだ飲み込めていませんが、これまでのsora tob sakanaらしさありつつ爽やか感やメジャー感などがあるような曲だった印象。そして続けてやった未音源曲「秘密」はダンスがこれまで見せていたものから大幅に変わっていました。随所に織り込まれていた跳ねるようなステップがほとんどなくなり、手の振りを大きく見せるようなものになっていました。個人的はこれまでバージョンのものが好みでしたが、歌をより前面に出すには今回の振り付けの方が良いという判断でしょうか。ジュークサウンドをバンドで再現した「夜間飛行」で弾けまくり、ラストのノスタルジー感が爆発する「ribbon」は涙腺緩みまくりで聞き入りました。多くのお客さんに訴求する力強いパフォーマンスを見せていて、今後どんどん大きなステージになっていっても良いライブ見せてくれるだろうなーと期待できる、素晴らしいライブでした。

 

author:de nudge, category:live(中野サンプラザ), 00:20
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