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2017/09/17 お笑いライブ 徹座3 at 有楽町よみうりホール

 俳優の渡辺徹がプロデュースするお笑い公演。毎年やっていて今年で3回目になるそう。初参加。ラインナップが自分好みのお笑いさんが揃っていて、これは行ってみたいとチケット抽選に申し込み当たりました。1100という座席数が満杯。
 
 渡辺が司会で出演者がネタを10〜15分くらい、その後トークコーナーが10〜15分あるという構成。トークコーナーは笑いと関係ないことをあえてやるということで、各メンバーの泣ける話を紹介していました。トップバッターを務めるなすなかにしは、その後のトークコーナーで渡辺のアシスタント的にずっと出ていました。前半と後半の間に15分休憩をはさむ3時間公演と予告されてましたが、終わってみればなんと4時間超え。。それでも全く飽きることなく最後までめちゃくちゃ笑わせてもらった楽しい公演でした。
 
 司会の渡辺も各グループと普段から交流があるそうで、リラックスしたやり取りしつつ、事前に用意していた小ネタも随所に見せて、笑いを持って行ってました。今年1月に見た三宅裕司のライブでも思いましたが、ベテラン大物芸能人が持つ懐の深さ、人格者っぷりが伝わってきますね。また渡辺の奥さんでもあり、同じく大物芸能人である榊原郁恵は裏方として奔走していたそうで、舞台裏であれこれと動いていたそう。唯一表に出たのは開幕前の注意アナウンスのみで、声だけの出演という。また、休憩時のアナウンスは息子の渡辺裕太が務めていました。渡辺裕太は2月に町田へJリーグの試合見に行った時に会場外でトークショーをしており、その姿をちらっと見たことあります。
 
 
出演順は、
 なすなかにし→ポカスカジャン→カミナリ→サンドウィッチマン→ナイツ→中川家→ますだおかだ→TKO
 
でした。ポカスカジャン、カミナリ、ますだおかだの3組を生で見るの初めてです。カミナリ、ますだおかだはテレビで見ていて、いつか生で見たいなと思っていました。前にライブ見たことある5組も全て好きなグループで、自分の理想のラインアップが揃った場とまで思いました。ここに最近好きなプラスマイナスも加われば、個人的にはさらに完璧でした。順に感想を。長くなったので続きで。
 
 
 

 なすなかにし
 大阪出身、松竹芸能所属の男性2人組。テレビでも見たことある様々な変形ジャンケンゲームやヘンテコな占いなどをいろいろ長めにやります。ボケとツッコミ分かれつつ、時々2人が同じセリフや同じ表情をしたりして笑いを誘うのがおもしろくコンビネーションの良さを感じさせます。トークコーナーの泣ける話(渡辺があらかじめ取材したメモを読んで紹介する)では、那須は貧乏時代に時間遅れて仕方なくタクシーに乗ったら、そのタクシーの運転者が最後の仕事だったらしく最後はお金もうけを考えずにお客に感謝して終わりたいとのことでお金を受け取らかったという話を。中西はお笑い初めたばかりでお金無かった時に、よくいじめられたお兄さんから中古の服屋始めるからおまえの服売ってくれと連絡が入って売った。その後で実は売り物なんかにしていなくて、単に弟がお金困っていることを知っていて助けになるようにとしれくれたことだったと。
 
 そういったことを単に良い話だけで終わらせず、エピソードに沿った写真を見せてほんわかした笑いを取っていました。中西のお兄さんは実物の写真が、那須のタクシーの運転手はタクシーの前に紙袋をかぶった男性の写真が映っていました。「(那須)どう考えても本物じゃないですよね。」「(渡辺)本物です。本人照れているということで紙袋かぶってもらっています。」この紙袋かぶっての写真は、この後のトークコーナーでも随所に見せて笑い取っていました。
 
 
 ポカスカジャン
 ギター×2、バケツドラムという楽器を演奏しながら笑いを取る男性3人組。アフリカンな曲調で大伴家持のことを歌ったり(「やかもちー」という声がいかにもそれっぽい)、フラメンコな曲調で魚河岸のことを歌ったりと2つの異色な組み合わせで笑いを取る趣向。音楽で笑いを取るってこうゆうのが自分の好みだなーと思いました。ネタはおもしろかったですけど、トークコーナーはメンバーの1人の話に少々引いてしまいました。。自分の浮気ネタと奥さんの浮気ネタをおもしろおかしく話していましたが(感動してお客が泣ける話ではなく、本人が泣いた話になっちゃってました)、本当にそんなことってあるの?ってなネタでした。
 
 
 カミナリ
 茨城出身、グレープカンパニー所属の男性2人組で、同じく茨城出身の渡辺が声かけて今回初参加とのこと。十回クイズネタ、田舎の道を車ですれ違うネタ、最強の動物ネタをやっていました。2番目はツッコミは無いネタですが、1,3番目は激しいツッコミが入るネタです。「おめえ、そういやー、…だなー」というお馴染みセリフで激しく叩いて笑いを取るのですが、その「そういえば」がなるほどーといいたくなるよく考えられたもので、特に最強の動物ネタで、熊対ボケのまなぶくんの話が進むくだりでのツッコミはいくつもなるほどな仕掛けがされたツッコミが入って関心しちゃいました。
 
 トークコーナーはツッコミのたくみのお子さんエピソードと、まなぶのお父さんエピソードが語られます。まなぶのお父さんエピソードは、まなぶが南アフリカへワールドカップを友達と見に行こうとしていてもう旅行料金も払って後は行くだけな状態になった直前に連絡があった「南アフリカは恐いから行くな。俺が払った旅行料金分あげるから、頼むから。」と、これまでまなぶに対して何も言ってこなかったお父さんが泣きついてきたそうな(本当に行くの取りやめたそう)。そのお父さん含めた家族写真が紹介されますが、かなりの強面でした(まなぶくんも性格に反した強面っぷり)。
 
 
 サンドウィッチマン
 仙台出身、グレープカンパニー所属の男性2人組。フリートークから入ってペット連れるのは興奮するねってなネタと、ツッコミの伊達に宛てたファンレターをボケの富澤が読むネタをやります。間合いが良くて笑うポイントがそこかしこに。フリートーク部分では現在単独ツアー中で前日宮崎公演で台風に直撃し、この日東京に戻ってこれるか心配だったが無事戻ってこれたと。おそらく毎回やっているのだと思いますが、単独ツアーにも全部出席予定で、この日も来ているという常連客の小島さんが紹介されます。サンドウィッチマンは今度ロンドンでも単独ライブするそうで、当然にそこにもついてくるんだそうな。ネタもそんなに変わらないのに、、とサンドウィッチマンはボヤキつつ結婚式にも招待しているくらい仲良いそう。ストップウォッチを持って、この日はこのネタに何分かかったみたいな記録をつけているそうで、すごいファンですね。
 
 フリートークではM-1グランプリというテレビの漫才コンテストに優勝した時の映像紹介が。敗者復活戦の会場でサンドウィッチマンが選ばれて、他の対戦者に見送られて決勝会場に向かう様子と、敗者達が決勝戦の映像を見守ってサンドウィッチマンの優勝決まった時に歓喜の声を上げるってな感動シーンが流れていました。あと、富澤が飼っていたインコの話も紹介されていました。苦労してなつくようにかわいがったインコがようやくなついたと思ったらその翌日に死んじゃったとか。伊達はなすなかにしのファンだそうで、この日のネタもほめていました。なすなかにしは恐縮していましたね。後、ここでもロンドンのライブ話が触れられ、特にイギリスのお客目当てというわけではなく、現地の日本人目当てで普通に日本語でネタをやるとのこと。
 
 若干余談ですが、この時伊達が「先日ロンドンで地下鉄爆発ありましたね。」とさらっと触れてました。サンドウィッチマンのファンと公言しているメンバーがいるアイドルグループJuice=Juice(サンドウィッチマンのラジオにもゲスト出演したことあるので、サンドウィッチマンも知っている)が現在ワールドツアー中で、ちょうどロンドンへライブしに行っている時に、この地下鉄爆発がありました。もしかして伊達はJuice=Juiceのことを心配しての発言だったりするのかしら?なんて妄想してたり。さすがに今Juice=Juiceがワールドツアー中ってことは知らないかな、、でも知ってくれての発言だったらうれしいと、この時思いました。
 
 
 ナイツ
 千葉・東京出身、マセキ芸能社所属の男性2人組。ここ2年程彼らの漫才を聞きながら寝るということが続いていて、彼らの落ち着いた声で寝ることが習慣になっちゃっているのですが、この日は当然にはっきり覚醒した状態でネタ楽しみました。テレビの芸能ニュースをうまいことダジャレネタにつなげるのですが、そのニュース自体知らなくても笑えてしまうという。この日は騒がせる芸能人のイニシャルにはKが多いってネタと、ボケの塙が好きな野球選手の話を延々としゃべっていくのですが、それが一切笑いにつながらず、どうすんの?となった状態で落語の寿限無の話をツッコミの土屋が話していくと、先ほどの塙の野球話が寿限無のダジャレネタだったということにつながるネタを。生で聞くの初めてですが、これはすごいですね。感動すら覚えました。
 
 トークコーナーでは土屋はお父さんの話を。お父さんは土屋がお笑いになることを認めず、ナイツのライブも見に来ることは無かったけど、裏では親戚に声かけてたりしてライブ誘っていたそう。そんなお父さんが初めて会場に来た時があって、それはナイツが浅草芸能大賞の新人賞に選ばれた時の会場だったそう。知らなくて当日父の姿を見た時に感動したと。でも、後日譚があって実はその浅草芸能大賞の大賞に選ばれた吉永小百合目当てに来ていただけだったと。。
 
 塙は渡辺に「今日の出演者の中でも一番おかしいかもしれない。」と紹介されたことを証明するかのようなエピソードを。まだ売れていない頃、いち早く売れていた兄でお笑いのはなわの息子さんの誕生日会に招待された。他にたくさん芸能人やらいて豪華なプレゼントが贈られていたところ、自分は500円のジグソーパズルを持ってきていて恥ずかしくて直接渡せず、そっと置いて帰ったと。後日そのジグソーパズルが額縁に立派に飾られた、、という話でいい話ですねーとならずに、実は、、「この話を10年くらい前にいい話大賞みたいな番組あって披露した。泣く審査員もいらっしゃったけど、、ごめんなさい。うそです、ジグソーパズルは捨てられたそうです。」と。ここでずっこけな笑いが起きます。でも500円のジグソーパズルを持ってきたって部分は本当らしく、それでも良いエピソードなんじゃないかなと。
 
 
 中川家
 大阪出身、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の男性2人組。ある程度決められた流れのある話の中に、2人とも自由にネタを織り込んで笑いを取るスタイル。形態模写が主ですが2人ともめちゃくちゃおもしろい。そのマネっぷりや表情で笑いを持っていきます。兄である剛は時々素で笑ってしまって、通常なら自分達のネタに笑っちゃいかんでしょう、と思うところが彼らはこれで良いと思わさせられる雰囲気がありますね。即興も随所に入れているのに畳みかけるようにしゃべっていくのは見事。後半は旅館の女将とお客というシチュエーションで、しつこく同じようなネタを繰り返したり、前半で散りばめた形態模写をまた持ってくることの天丼(繰り返し)笑いをよく起こしていました。
 
 トークコーナーでは、渡辺が話を読もうとするところを徹底して邪魔します。話を読む時に流れる音楽がホテルの中華料理屋で流れそうということで、そのシチュエーションコントを2人で割り入ってやります。何回もやるところを制して、どうにかこうにか渡辺が紹介した剛のエピソードが、「落ち込んでいた時に家の前の落ち葉を一生懸命ありんこが運んでいて俺もがんばろうと思った。」という、いい話といえばそうなんですが、若干小学生の絵日記的な話でした。。
 
 
 ますだおかだ
 大阪出身、松竹芸能所属の男性2人組。漫才ネタは最近テレビを騒がせている岡田の「妻との別居」ネタのみで通してきました。これはびっくり。ネタを作るのは相方の増田のようですが、この突き抜けたいじり方はすごいものがありましたね。他の芸能人の浮気話とわざと混同させて「…、一線は超えていません。」「いや、それは他の芸能人のニュース。」「そうですね。岡田さんは一線超えたくなくて、別居したんですもんね。」は、毒あるなーと思いつつ笑ってしまいました。トークコーナーでもほぼそのネタで埋め尽くされていたでしょうか。そちらが面白すぎて泣ける話何しゃべったか忘れてしまいました。。
 
 
 TKO
 トリは大阪出身、松竹芸能所属の男性2人組。この日唯一のコントをやるグループです。ツッコミの木本が子供役で引っ越す時に親からいらないぬいぐるみは捨ててねーと言われて片している時に、どうしても捨てたくないぬいぐるみをダンボールに隠して後で取り出そうとしていたら、ダンボールの中のぬいぐるみが突如話すようになり、ダンボールから飛び出して人間に近づいていくというコント。ぬいぐるみ役の木下の動きがとにかく気持ち悪く、その動きや一言一言に笑いとどよめきが起こります。他のグループに比べると短い時間で、これでおしまい?と戸惑わせるような締め方もおもしろかったです。
 
 トークコーナーでは実はサンドウィッチマン以上にこの日間に合うかどうか心配されていた木下の話が。前日まで大阪で仕事が入っていて、当日移動で台風で交通機関がちゃんと動くか心配していたそう。リハーサルも木本一人でしていたそうで、渡辺は「万が一間に合わなかったら、俺があのぬいぐるみやるつもりでいた。」と。泣ける話では木下のボケボケなお母さんの話がされていて、親戚一同で木下の誕生日をサプライズで祝う計画をしていたにも関わらず、お母さんは昼間木下にお誕生日祝うメッセージを携帯の留守電に入れた際、「今日はお前のお誕生日もサプライズで祝うからねー。」とネタばらしをしてしまったとか。その時の留守電メッセージが実際に流れますが、本当にさらっとサプライズということを言っていてなかなかの天然っぷり。
 
 
 最後は出演者が勢ぞろいして、「トランプ」「キムチ」「ロケットのおもちゃ」の3つの道具を使ってのモノボケをやりましょうということになります。ものとしてはバラバラでも、単語的には政治ネタとしてのつながりがあるので、それ使ったボケをやったグループが多かったですかね。みんなが考えている間に「私が歌います。」と渡辺は自分のヒット曲である「約束」をフルコーラスで披露。「イヤイヤ、もうネタ考えましたよ。」と周りが静止しているのも気にせずに気持ちよさそうに歌っていらっしゃいました。それに熱烈に反応するファンもいて、そういえば渡辺徹もかつてアイドルだった、それ目当てで来ているお客さんもいるんだなーと実感しました。
 
 余談です。後半初めに渡辺が自分に関係する今後の予定を宣伝していて、その中に渡辺徹と榊原郁恵の2人朗読劇の紹介があって、チラシももらったのですが、その劇伴演奏者に芳垣安洋と高良久美子の名前があってびっくり。お二人は夫婦でVINCENT ATMICUS、Orquesta Nudge! Nudge!、Orquesta Libreなどのライブでよく拝見している方々。芸能界のおしどり夫婦がジャズ界のおしどり夫婦(ってイメージで書いちゃってますが)と共演するってな趣向がおもしろい。どういった縁でつながったのかなーと。
 
 

author:de nudge, category:舞台・お笑い, 16:55
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