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2017/05/20 モーニング娘。'17 at 相模女子大学グリーンホール 大ホール

 前述のお昼のライブ終了後、電車乗り継いで神奈川県の相模大野に移動。前述のJuice=Juiceと同じくハロープロジェクト所属のモーニング娘。'17の春ツアーに参加しました。1日2回公演の2回目に参加。相模大野は初めて来ました。隣駅の町田はちょっとだけ住んでいたことがあったのですが、こちらは訪れたことが無かったです。サッカーのJ3に所属するSC相模原の旗があちこちに。町田はJ2のサッカーチームがあるので、隣町同士でサッカーチーム抱えてるんだな、と。同じカテゴリーになったら試合は熱いものになりそう。
 
 先週は譜久村聖、小田さくら、工藤遥と立て続けに季節外れのインフルエンザに感染、岡山公演は中止・延期に追い込まれたそうですが、この日は無事復帰して13人全員揃いました。その13人のフォーメーションが次々変わるダンスは圧巻。個々のメンバーの歌やダンスのレベルは様々なのですが、そういったメンバーがチーム一体となって表現するような味わいは随一のものがありますね。見ててワクワクするような場面が多々ありました。春ツアー参加は2回目で前回書いていないところ中心に感想を。
 
 

 序盤の代表曲マッシュアップメドレー、中盤のライブ定番曲メドレーではダンス構成もおもしろいですが、トラックのつなぎもおもしろい。どの曲のつなぎか忘れちゃいましたが、tofubeatsみたいなアレンジのトラックを入れ込んでたりしたのもおもしろく、これらの音って通常の音源を作る人たちとは別の班が手掛けているのかな、とふと思ったり。ライブでより映えるようなトラックで聞かせていたのがおもしろいです。
 
 療養明けて歌える喜びがあるのか、譜久村、小田、工藤はハイテンション。譜久村は序盤メドレー終わりの挨拶でずいぶんはっちゃけたコメントを言っていました。3月のひなフェス(ももちスペシャル回)でも暴走気味にMCしてましたが、リーダーが暴走してそれを他のメンバーがおいおいと突っ込むの見るのは楽しい。小田は「SONGS」という曲で最初の部分をソロで歌うのですが、そこがもうエロいと言いたくなるくらいのセクシーな歌い方をしていました。しかもその後のソロパートでは一転してかわいさ満面の声で歌っていたりと自由自在。
 
 回替わりの曲もあり、この回は「Please!自由の扉」という曲を小田、尾形春水、野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音、加賀楓、横山玲奈の11〜13期メンバーで歌っていました。尾形はコンサート全般ソロパート少な目ですが、この曲もそうでしたし、「女子かしまし物語」という自己紹介ソングで披露していたソロパートなんかを聞くとかわいらしい声が好みでもっと聞きたくなります。12〜13期でこういった声持つの尾形だけのように思えるので、もっとソロパート聞きたいなと。この春ツアーが初参加となる13期の2人の歌声はしゃべる声と近しい印象あります。
 
 「Loving you forever」という大人締めの曲を聞いていた時に、そういえばこの曲って2014年のコンサートの時にこの曲に思い入れがある小田が(卒業した)道重さゆみに詩の朗読をして欲しいと言って実現させていた曲だなーと。もしかして小田がモーニング娘。に加入してツアーで歌うの初めてなんじゃないかと思われ、気持ちよさそうに歌う小田をメインに見て聞きました。
 
 MCコーナーでは工藤の要望で「浦島太郎を3分間の即興劇でやろう」という企画をやります。これが存外におもしろく、集団芸を確立しているモーニング娘。'17のすごさを堪能しました。工藤が浦島太郎役をやります。桐谷健太という役者さんがCMでやっている浦島太郎役で歌う「海の声」の一節を披露し、「それがやりたかったんかーい」というツッコミが入りつつまだ誰もからんでこない状態で果敢に切り込んできたのが、野中、羽賀、横山の3人。野中が亀役で、羽賀と横山がその亀をいじめる子供役でこの絵がめちゃくちゃおもしろかったです。場内爆笑。野中の亀役がはまっていましたし、羽賀と横山がコンビネーションよくいじめっ子のセリフ言っていくのもおもしろい。
 
 浦島役の工藤が子供たちを追い払って亀を助けるのですが、子供たちが「覚えてろー」みたいに言って撤収していくのが、かわいくておもしろい。羽賀がそういったコント的なものやるの見たことある気がしますが、横山のコント演技も冴えてました。そして話通りに亀が浦島を竜宮城へ連れていくのですが、お姫様として登場してきたのが譜久村。譜久村の演技も冴えていて、「タイやヒラメの舞を見せます。」と無茶ぶりして演技に加わていなかった全員にヘンテコ踊りをさせてました。それにすぐ応える他メンバーの反射神経も良い。「お土産にタイやヒラメをどうぞ」「今、踊っていた変な魚たちでしょう。食べるのイヤ、いらない。」なんてやり取りもおもしろい。
 
 玉手箱をもらって浜に戻った浦島の前に突然現れたのが、さっきの子供たちの母親(飯窪春菜)。「うちの子に暴力振るったそうね?痛がってるでしょう。どうしてくれるザマスの?」とザマス攻撃で工藤を攻めたてます。ウソ泣きする羽賀と横山の演技と相まっておもしろい展開で見せてました。最終的に母親が玉手箱を取り上げて去っていくところで時間が来て終了。もし続いていたら、取り上げた母親と子供たちが玉手箱を開いて一気に老けてしまう、というオチになっていたでしょうか。
 
 アンコールMCで生田衣梨奈は「今回大役を担当して、、」と言いだしメンバーとお客さんハテナ状態だったのですが、コント演技で披露した「鯛役」のことで、あーなるほどと。その後も「鯛」に引っ掛けた譜久村、飯窪、尾形のお株を奪うかのようなダジャレ披露して受けとっていました。この日中盤であった飯窪との2人トークコーナー(主に飯窪がロマンチストだという話題で盛り上がってました)もそうでしたが、生田のしゃべりがうまくなったなーと。自分が見始めた2013〜2014年の頃とは段違いと思いました。
 
 佐藤優樹は今コンサートツアーと並行して行っている6月からの舞台に向けた練習のストレスが強い、やっぱコンサート楽しいみたいなことを無邪気に言っちゃいます。そういったことを言えちゃうのは佐藤の特権ですね。しゃべりは無邪気ながら歌はどんどん大人な表情と声を聞かせるようになってきているキャラの2面性がおもしろい。アンコール時は小田の地元に近いということで「さーくら」と祝福するコールがお客さんから送られます。それ受けてお礼とともに「小さい頃フラダンス習っていて、相模大野駅にあるこの会場の案内版があるところでフラダンスを踊ったことがある。」とエピソードを披露。その話受けてメンバーに促されてフラダンス少し披露していました。そしてそこに羽賀も加わって踊ったのにお客さんとメンバーびっくり。以前テレビ番組のロケで小田がフラダンス習うことがあって、それに羽賀も同行していて一緒に習っていたそう(放送では小田のみ映っていた)。
 
 このコンサートでも少し触れていましたが、4月末に今年の秋に工藤がモーニング娘。を卒業することが発表されました。個人的には2015年の鞘師里保の卒業があまりにもショックで、他メンバーの卒業にはもう驚かなくなってしまっています。なんか毎年一人ずつ律儀に卒業していっているのですが、どういった経緯でそうなるのかなーと思ったり。女優を目指すとのことで邪推すると来年もう何かの仕事が決まっているのかな、と。映画かドラマか舞台かで話が来ているけど、どうする?、モーニング娘。と並行しての仕事は難しいので、断るか卒業かの2択になっちゃうけどと聞かれて、本人が腹くくって以前から夢持っていた女優を目指して卒業の方を選んだのかなと。以前安倍なつみが主演ドラマをやるために卒業(とは言ってなかった気がしますがタイミング的にはそうだった)していましたが、同じパターンになるのかなと。
 
 美形な顔立ち、個性あるハスキー声、まめで真面目な性格、女性人気も高い工藤は、宝塚出身の女優さん的なキャリアを目指すことになるんですかね。工藤と言えば個人的になんといっても、2014年のひなフェスでソロでフルコーラス歌った「もしも...」という曲のパフォーマンスが鮮烈でした。その頃はそれほど工藤の歌割りも多くなかったので、あまり歌声の良さを認識することなかったのですが、ハスキーながらすごくかわいくちょい切なげに聞かせる声が曲にすごくはまっていました。あれ聞いてからモーニング娘。の中でも工藤の声も追いかけるようになりました。まだまだモーニング娘。の中での工藤のパフォーマンス見ていたいなと思うのですが、とりあえず今年いっぱい何回か見る機会があると思うので、それまで目いっぱい楽しみたいと思います。
 

author:de nudge, category:live(Othersホール), 06:50
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