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2016/12/14 DEERHOOF、D.A.N. at 代官山UNIT

 2年ぶり5回目に見るアメリカ・サンフランシスコ出身のDEERHOOF。アルバム「The Magic」リリースツアーを見に行きました。
 
 会場到着するの20分ほど遅れ、既に始まっていたD.A.N.のライブを途中から30分ほど。3ヶ月ぶり2回目に見る日本のボーカル/ギター/キーボード、ベース、ドラムの男性3人組の男性3人組バンド。ボーカル/スティールパン/キーボード/ドラムパッドを担当する女性のサポートが加わった4人編成は前回と同じ。前回のライブで気に入ってアルバム「D.A.N.」買ってよく聞いていて、またライブ見たいと思っていました。途中からになってしまいましたが、生演奏で展開させるソウルやハウスなんかを感じさせるビートを作り出して、そこに奥行あるギターやキーボード、スティールパン、高音のボーカルなどが宙に舞っていくような感覚が味わえる曲群を堪能しました。特にスティールパンの使い方が良い感じで、こういったビートにスティールパンの音ははまりますね。
 
 
 続いてDEERHOOF。男性ギター×2、女性ベース/ボーカル、男性ドラムの4人編成。ポップとジャンクが交差して爆発するライブはいつ見ても最高と思えるもので、ステージが良く見えない位置だったものの楽しく聞きました。アンコール含め1時間15分弱だったかと思いますが、1曲が短いものが多いのでたっぷりやった感あります。最新アルバム聞いていなかったので、ライブ全体の印象になりますが、これまでよりカラっとした感じの楽曲が多かったような。
 
 ドラムGreg Saunierの怒涛の如くうち乱れる叩きっぷりも相変わらずなすごさで、リズムキープなんじゃそれな豪快さある展開を随所に織り込みます。他楽器がその代わりリズムキープする、、ってこともあまりなく相乗するかのようにギターノイズまき散らしたりして、せーので元のリズムに戻ったりしていくのも楽しい。そういった展開を緻密さというより、荒っぽく豪快にやってのけるのが見ていてかつ聞いていて楽しいなと。ベース/ボーカルSatomi Matsuzakiが無表情でかわいらしく歌い、ところどころに入れる変テコダンスも鉄板なおもしろさで、普段どうやって練習してたりするのかしら、とか思ったり。1曲ギターのEd Rodriguezが歌う曲もあって、もろパンクな展開で盛り上がりました。
 
 MCを担当するドラムGreg Saunierのヘンテコ日本語MCもお馴染みですが、ひさびさな来日ということもあり、だいぶ日本語を忘れていたようで、時々Satomi Matsuzakiに教えてもらって話していました。「緊張」と「金賞」をもじったシャレを盛り込むという難しい話に挑戦していたり、D.A.N.の音楽を褒めた上で「でも歌詞ちょっとヘン。」と(確か)「Curtain」の「Into the light, you'll come to see」という歌詞が英語的にヘンに感じるとツッコミ入れていました。
 
 アンコールの曲は結構難しめなコールをお客に要求して歌わせていました。「パン」「パン」と歌っていくのですが、間の拍子を1拍、2泊、、と徐々に増やして3泊終わりに1フレーズを歌うというもの。そういったものも楽しいと思わせるお客を熱中させるライブでした。このバンドのみで味わえる不思議で独特な高揚感がくせになりますね。

 

author:de nudge, category:live(Unit), 17:11
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