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2016/11/07 Juice=Juice at 日本武道館

 ハロープロジェクト所属の5人組アイドルグループJuice=Juiceの日本武道館でのコンサート。武道館公演を目指して2015年6月から220もの単独公演を行うという過酷な目標を宣言、宣言を超える225公演行ってついに武道館の舞台に立つことになりました。自分は225公演中9公演に参加、ファイナルとなるこの日が10公演目の参加となります。またハロプロ関連の武道館コンサート参加が初めてとなりました。
 
 225公演行っている合間に、ハロープロジェクトコンサートなどの合同コンサートやシングルリリース関連のイベント活動、主演のドラマ撮影などもこなしていたのですから、本当に大変だったかと思います。いまだになんでこんな大変な量をこなす必要があったのか分かっていないのですが、いろんな山や谷を越えて無事この日を5人で迎えることができたのは素直にうれしい。
 
 1万人というとんでもない人たちで埋まっている客席見るだけで感慨深いものがありますね。チケットは売り切れで2階席後ろの立見席が追加で発売されていたよう。自分は1階席のスタンドでステージを真横に見る位置。できれば2階席真ん中高めの位置で多くのお客さんに見守られている彼女達を遠目に鑑賞したかったのですが、ここでも存分に楽しみました。アンコール含めて2時間45分。全曲フルコーラス(他のハロプログループには無い特徴)で25曲というパフォーマンスは突き抜ける楽しさがあった素晴らしい時間となりました。感想を。
 
 

 オープニングアクトとしてつばきファクトリーが一曲歌います。3人メンバー追加にになって9人組になってから見るの初めて。まだ新しい方のお名前覚えていなく、新陳代謝激しいハロプロについていくのは大変だなーと。今回歌った曲は三角形的なフォーメーションになることが多く、10人メンバーで前から1,2,3,4と列を作ることもできそう(9人だと1,2,3,3となる)と思ったりしました。
 
 そして「ジュース、ジュース」とお客さんからコールがされている中、ステージ後ろのスクリーンにステージ裏のメンバーが映し出されます。スカパーでも生中継するとのことで、スタート前からテレビが入っているのでしょうか。でも、スマホでメンバーを取っていたのでネット放送用ですかね(LINE LIVE中継って言ってたかな)。緊張しまくる姿、あわてる姿、おーと掛け声する姿などが映し出されます。途中から宮本佳林と金澤朋子の2人のみに映像がなって(恐らくステージ両脇から出て来るので2人と3人に分かれたと思われ)、2人が緊張しながらステージに向かう姿がしばらく映し出された後に暗転。いよいよスタートです。
 
 スタート曲は歌謡ロックな「選ばれし私達」からスタート。個人的にこの曲と「私が言う前に抱きしめなきゃね」「五月雨美女がさ乱れる」は印象かぶって、たまにあれどの曲だっけ?となってしまうことがあります。3つともこの日はやっていて、セットの中に散らされていました。2曲目は今年出したシングルの中から「カラダだけが大人になったんじゃない」を歌って、デビューシングルのリード曲「ロマンスの途中」を持ってきました。これは意外、1発目とか本編ラスト、アンコールとかに持ってくると思っていました。この曲では左右に広がったステージからの道にメンバーが散らばって歌います。自分のいた席の近くにもやってきました。
 
 「ロマンスの途中」で弾けた後に、メンバーはメインステージに戻って「CHOICE & CHANCE」を歌います。スピード感あるブレイクビーツにメンバーの高らかに歌う声がピタッとはまったものすごいかっこ良い曲。そして自分がJuice=Juiceに興味を持つきっかけとなったセカンドシングルのリード曲「イジワルしないで 抱きしめてよ」を歌います。秋の季節に合う歌謡ファンク曲で管楽器音のように鳴るキーボートのフレーズに、宮本、金澤、高木紗友希の3人が中心となって個性ある切なげなボーカルを代わる代わる聞かせます。振付と合わせてとっても好きな曲。そして続く「愛のダイビング」の流れがおおーっと思いました。
 
 自分がJuice=Juiceのライブにドハマリするようになった決定的な要素は、アルバム「First Squeeze!」(通常版が3枚組と、デビューアルバムとしてはすごい量)のDisc 2の曲群(アルバム用オリジナル曲中心のディスク)がライブにとっても映えることからでした。その後シングルも何枚か出しているので、このDisc 2からやる曲も限定されるだろうなーと思っていました。この日はやらないだろうなと思っていた「愛のダイビング」のイントロが流れた時は、おーっと思わず声が出ちゃいました。心地よいシンセ音を軸にしたソウルトラックに、一拍ブレイクはさんで歌う植村あかりのボーカル部分がとても好きな曲。
 
 この日はDisc 2に収録されている11曲から10曲と、ほとんどの曲をやってくれました。長いツアーの中で育て上げられた楽曲をこの大舞台で聞く幸せをたくさん味わうことができました。続いての「未来へ、さあ走りだせ!」もDisc 2の収録曲で、高らかになるシンセ音弾けるトラックで突き抜けるように歌うボーカルが映える盛り上がり曲。中央ステージに移動したメンバーが後方のお客さんを煽りまくります。以前はこの曲でタオルを回すようなことをやっていましたが、この日は無し。
 
 新曲シングルのリードトラック「Dream Road 〜心が躍り出してる〜」は心地よいEDMな曲で、一番フックがあるメロディを歌ではなくトラックの方で表現するという面白い曲。「GO!夢を追え!HEY!GO!恐れるなかれ!」というフレーズをお客さんと一緒に掛け声のように歌うのが応援歌的でありながら、トラックが気持ち良いという不思議さも魅力的。モーニング娘。'15の「青春小僧が泣いている」と同系統な曲で、両方の曲のアレンジを手掛けたのは江上浩太郎という方ですが、おもしろいトラック作るよなーと。
 
 そして初めて聞く未発表曲の「Goal〜明日はあっちだよ」という曲を歌います。青春ロック的な味わいがある曲。続いての「生まれたてのBaby Love」はシティポップスと、ふり幅広い曲を5人は良い声でJuice=Juiceならではの世界に持って行ってます。「生まれたてのBaby Love」では途中客席にウェーブをさせていたりしました。そして今年の冬に主演したドラマ「武道館」で使われた曲の「Next is you!」と「大人の事情」を歌います。ドラマのタイトル的にもこの2曲は外せないでしょうねー。
 
 そして翌日のラジオ番組出演時に宮崎由加が「ミュージカルコーナー」と名付けていたかわいさ満面の3曲が続きます。傘を持って歌う「愛・愛・傘」、ステージ後方でスクリーンにあるかわいい映像とベンチ、ブランコなどを使って5人が演技しながら歌う「チクタク 私の旬」「初めてを経験中」はもう遊び心とかわいさあふれる場面で最高でした。この日のステージ演出全体がこれまでやってきたホールコンサートでの演出要素をいろいろと詰め込んで、さらにパワーアップさせてきたようなものだったのですが、ここの場面も10月にやったホールコンサートからもう一段階凝った演出、映像、演技になっていました。
 
 途中メンバーが衣装チェンジするために引っ込んでいる間には、これまでのツアーのダイジェストが流れていました。お祝い事がある素敵な瞬間や、ケガや病気でメンバーが欠けた(3人だけなんて日もあった)映像が映し出されていました。そうした経験を経て武道館に辿り着いたことを示すような、今朝撮ったと思われる武道館外に取り付けられたコンサートの看板を見上げるメンバーのバックショット。そしてエンドロール的にこれまでの225公演の会場名が流れていきます。改めてすごい量。そのエンドロールに自然と湧き上がる拍手は感動しました。
 
 後半は新旧のシングル曲を立て続けにやった後、この日唯一のカバー曲である太陽とシスコムーンのソウル曲「Magic of Love」を歌います。彼女達のボーカル、とりわけ高木のフェイクがすごくて、アレンジを変えていることも大きいですがJuice=Juiceの代表曲になったと言っても良いくらいの鉄板曲になっています。もうハロプロの他グループでこの曲をカバーするのは難しい、相当勇気いるのではというくらい仕上がっている曲で、聞き入りました。ラスト近くの「声を聞かせて〜」という歌部分でマイクを向けるとお客さんからの歓声がものすごいことに。
 
 そして本編ラストは最新シングルのマイケル・ジャクソンばりな振付とアレンジが印象的な「KEEP ON 上昇志向!!」で締めます。この曲で締めるのも意外と思いましたが、ファンキーに元気いっぱいに踊る曲で楽しく締めるのも良いですね。「ジュース、もう一杯」というお馴染みアンコールの掛け声に応えて、メンバー再登場。ここまではヒール低目(これもハロプロでは珍しい)の運動靴タイプが多かったと思いますが、ヒール高めの靴を履いて激しめな「五月雨美女がさ乱れる」を歌います。
 
 ここまでMCもほとんどなく軽めにしゃべる程度だったのですが、ここで一人一人長く話すMCコーナーが。武道館に至るまで思い、これからの活動への思いなどいろんなことを各自語ります。特にほんわかした性格ながら時折強気になるリーダー宮崎がJuice=Juiceがどう思われているか、どう自分達を見せていくか、どう一体感を作っていくか、お客さんに心配をかけないようになどを悩んできたことを語ったことと、今年の冬に病気(子宮内膜症)にかかって一時ステージに上がることが制限されて、このまま迷惑をかけ続けるくらいならやめることも考えたサブリーダー金澤の話が印象的。また、宮本が「みんなにまた来てもらいたいと思えるライブをしていきたい。それが最大のレスポンス。」と言っていたのがかっこ良いなーと思いました。そして「私たちにとって大事な曲」と宮崎が言って歌い始めたのが、「First Squeeze!」Disc2のラスト曲でもあるバラードの「続いていくSTORY」。中央ステージに移動してしっとりと歌います。以前のホールでもやっていた、光の玉が上から降りてきてそれをキャッチして投げる仕草をするとまた上に上がっていく演出がされていました。今回の光の玉はメンバーカラーになっていました(以前は全員白だった)。とっても幻想的な演出。
 
 ここでメンバーが退場しますが、まだアンコールを求める声がやまずメンバー再登場します。そしてミュージカルに合いそうな華やかな曲の「Wonderful World」で本当の最後となります。「ラララーララー」とお客のみの合唱になる部分では、トラックを止めての無音状態でお客さんの大合唱を続けさせます。そして宮本の「この世界は〜」と切り出して「みんなのもの〜」と5人全員で歌い上げて大団円を迎えたシーンは素晴らしいエンディングとなりました。泣きじゃくるメンバーもいて、最後お客に手を振りながら歩き回るところでは高木が生まれたての赤ちゃんかってくらい泣きじゃくっていました。申し訳なくもちょっとおもしろくて、近くに寄ってきた植村に客席から「ほら、高木さんの顔見てみて〜」みたいな合図を送っているお客さんがたくさんいました。泣いてはいない植村は興味深そうに高木に近寄っていました。
 
 5人の声とダンスは想像以上に大舞台に映えていました。ここまで一緒にやってきたスタッフにも丁寧に感謝を述べる場面がありましたが、演出面の素晴らしさを見ると、本当にチームとして信頼関係築いてやってきたんだろうなーと。また、2015年7月に発売したアルバム「First Squeeze!」を1年以上かけて、ものすごい公演数をかけて曲を育て上げてきて、この場で完成形を見せるために組んだようなセットリストが考え抜かれた感のあるもので、それも本当にうれしかったです。
 
 大仕事を終えたので、しばらくはゆっくり過ごして頂いて(高木は武道館コンサート後に声帯結節の手術をして3週間ほど声出し禁止だそうな)、その後の活動をいろいろ楽しみにしたいと思います。遠い将来に彼女達に期待していることもあるのですが、差し当たって来年は新しいアルバムを期待したいですね。それをまた「First Squeeze!」のようにツアーで曲を育てていくような感じ、でも今回ほどタイトなスケジュールではなく緩やかに。まだ彼女達は若いので大丈夫なのでしょうけど、近年ニュースで見る多くのミュージシャンの訃報などに接すると音楽業界に身を置く人たちの身体への負担の大きさを実感するので。

 

author:de nudge, category:live(日本武道館), 23:36
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