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2016/09/23 西恵利香Presents「re:LISTEN UP〜わりと朝まで〜」 at 代官山UNIT

 西恵利香という女性シンガーが主催するオールナイトイベント。この方は初めて知る方で、ラインアップされた仮谷せいら目当てで行ってみました。どんな雰囲気かな?と全く想像つかない状態で参加しましたが、最初から最後まできっちりと楽しめたイベントとなりました。

 

 23時過ぎに入場して28時半近くまで。前半が女性シンガー5組、後半がDJ4組で合間に西恵利香のライブがちょこっと入るという流れ。見た順は、

 

 WHY@DOLL→仮谷せいら→浦郷えりか→星野みちる→西恵利香→DJフクタケ→DJ HIYOCO→西恵利香→DJ KO KIMURA→松井寛

です。

 

 西恵利香がKO KIMURAにリミックスアルバムを作ってもらって、その発売記念イベントということで集まったメンバーのようです。全般には黒っぽい感覚も随所に入るこじゃれたトラック、というところが共通軸としてありつつ、バラエティに富んだアクトといった印象でした。

 

 バンドもののイベントでDJ入れると、DJタイムが休憩時間みたいになってしまって、DJの方が気の毒になる時もよくあるのですが、このイベントはクラブイベントに近しく(客層は違います。特に客席脇に大量の荷物が置かれているって光景が独特でした)普通にDJの音に踊っている人達が結構いました。一番最後に西とDJ陣がちょこっとトークするコーナーがあって、DJで盛り上がってもらえるか心配していたが思っていたより盛り上がって聞いてもらえて良かった、みたいなコメントされていました。自分も後半は普通のクラブイベントなノリで体揺らして聞いてました。

 

 最初の2組以外は見るの初めて。初めて見るアクトについては、KO KIMURAと松井寛の2人以外はお名前も今回初めて知りました。最初5組の女性シンガーは20代中心のよう。西はアクトの切れ間にステージに出てきて、各アーチストを紹介していました。しゃべりがうまく、気配りもできてしっかりしている方だなーと。また、ステージに立たない間は、別の階でサイン会までやっていたりしてフル稼働。かなり大変だったのではないでしょうか。

 

 順に感想を。
 

 WHY@DOLL
 3ヶ月ぶり2回目に見る女性2人組アイドル。深夜イベントは初出演とのこと。前回見た時と同じ印象でソウルフルなトラックと切なげなシティポップスのメロディの組み合わせが耳馴染み良いです。先週見たamiinAもそうですが、2人組って良いなと思ったり。2人が手を合わせたり、アイコンタクト取りながら2人だけでダンスを組み立てている感じが良いです。

 


 仮谷せいら
 同じく3ヶ月ぶり2回目(インストアライブ除いて)となる女性シンガー。小気味良いエレクトロ、ヒップホップ、ソウルな味付けのトラックに、伸びやかな声で歌うポップスがすごくお気に入りで、UNITという場でライブ見れるの楽しみにしてました。最新シングルジャケット同様な格好のグレーのナイキのロングな半袖トレーナーを身にまとっています。仮谷はクラブイベントも結構こなしているようで、こういった場の振る舞いも慣れた感じ、お客さんも踊りながら聞く人結構いました。

 

 お休みの日定番ソングとも言える「ニコイチ」から始まり、軽やかで元気の出るポップソングの「Nedari-ing」、こういったクラブイベント的にすごく合うヒップホップなビートが心地よい「フロアの隅で」を歌い、「大人になる前に」という曲につなげます。この曲音源で持っていなかったのですが、SONYのウォークマンCM曲だったんですね(帰宅後すぐダウンロード購入)。まさしく大人になる前の視点を持つせつなげな歌詞とメロディ、tofubeatsがアレンジしたトラックとの相性抜群で一聴で気に入りました。ラスト2曲は鉄板の「Nobi Nobi No Style」「Colorful World」で舞い上がりました。「Colorful World」の「パーラパパッパパラ」という部分の合唱が楽しい。

 


 浦郷えりか
 福岡在住の女性シンガー。モデル、レポーターとしても活動しているようで長身でスタイル良いです。テニススタイルな格好でラケット持って歌います。Beckの「Loser」をSEに登場しますが、歌った曲は全然世界観違うもの。かわいらしい感じの曲多かったと思います。ほぼ棒立ちのまま歌うスタイル、朴訥とした感じの声で80年代アイドルってな世界観の印象でした。風邪ひき開けということで声がかすれきみで歌うの時々苦しそうでした。

 


 星野みちる
 女性シンガー。この日の夕方はUNITで彼女主催のイベント(西はこちらにも参加)があったそうで、連続の出演となるよう。そちらではバンドセット(Wack Wack Rhythm Band中心のメンバーだったようでそちらも見たかった)だったようですが、深夜帯はオケを流して歌うパフォーマンス。上品な感じのあるトラックに合った声で歌います。最近カバーアルバムを出したようで、そこからメドレー形式で歌ってました。分かったのは、松田聖子の「天国のキッス」、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」、森高千里の「私がオバさんになっても」など。トラックはオシャレなものになっている中で歌い上げます。「SWEET 19 BLUES」はオリジナルと比べてメロディを崩した感じに歌っていて、その崩し方が良い感じと思いました。逆に「私がオバさんになっても」はオリジナルに忠実に。振付までオリジナルで見るものも取り入れてやっていました。

 


 西恵利香
 星野がそのまま残って、デュエットで1曲歌ってからソロライブスタート。オシャレなシティポップスをからっとした高音の響きが気持ち良い声で聞かせます。歌しっかりとしてうまいですね。オリジナルなのか、リミックスアルバムからのトラックかは分かりませんが、ハウス基調のものが多かったでしょうか。途中、男性2人のダンスチームが加わり盛り上げます。片手立ちして空中にある足でブレイクダンスする技とか見せていてすごかったです。セカンドセットとして、DJ HIYOCOとDJ KO KIMURAの間にも2曲歌っていました。この時に歌ったのはKO KIMURAプロデュースのリミックスアルバムからでしょうか。2曲目とかはもろハウスでした。

 


 DJフクタケ
 洋邦のディスコ歌謡を軸にしたDJといった印象。最近の曲であるtofubeats feat.藤井隆「ディスコの神様」なんかもありましたが、古めな曲がほとんどだったでしょうか。すごくびっくりしたのがBabeの「Give Me Up」がかかったこと。まさか2016年の代官山という場で聞く機会があるとは思いませんでした。めちゃ懐かしい気分になりましたね。

 


 DJ HIYOCO
 大阪からやって来たという女性DJ。洋楽のソウル、ヒップホップなどの曲中心、ニュージャックスウィング時代のものが多かったでしょうか。知っている曲でこれまた懐かしさでテンション上がったのが、Nuyorican Soulの「Runaway」とMary J.Bligeの「Real Love」。「Real Love」はラストにかけていたのですが、MCで次の準備しているKO KIMURAを紹介して少し語った後に、この曲に入った展開が良かったです。

 


 DJ KO KIMURA
 前半は恐らく普段自分がDJプレイしているのと同じ直球ハウスなモードでした。すごく気持ちの良い音に浮かれて聞きます。後半はボーカルもの、もしかすると全部西恵利香の曲でしょうか。ポップスモードに一旦しつつ、そこからハウスなビートを展開させてきて歌を良い感じにクラブモードで聞かせていました。

 


 松井寛
 多くの女性ボーカルものの曲(アレンジが多い)を手掛けているプロデューサーのDJです。恐らく自らが手掛けているボーカル曲を流します。小気味良さ、深遠さなど感じさせるソウルトラックがかっこ良くて歌と合わせて聞き入ります。KO KIMURAもステージに残って時折お客煽りながら楽しそうに体揺らして聞いています。ラストにかけた曲がMisiaの「Into The Light」で「ラーイート」と歌うところでKO KIMURAと松井寛の手の上げ下げに呼応して、お客が手を上げていく様が大団円といった感があって楽しかったです。いい曲ですねー。
 

author:de nudge, category:live(Unit), 08:37
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