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2016/07/15 The Field、Hiroshi Watanabe aka KAITO、DJ Yogurt at 代官山UNIT

 スウェーデン出身のAxel Willnerの一人テクノユニットであるThe Fieldを主役に据えたイベント。アルバム「The Follower」発売を受けての日本ツアー。夜25時くらいから28時過ぎくらいの滞在。

 

 25時くらいに会場に入るとDJ YogurtがDJをしていました。最初聞いた30分くらいはThe Fieldの世界に沿うような気持ちの良いシンセ音を核にしたテクノで、会場に入るなりその音に聞き入ります。電子音を浴びるのに持って来いの会場でいい音に浸るのは幸せ〜と思ったり。続いての30分はビートは少し落ち着きを感じさせつつカラフルなキーボード音を舞わせるような変化を聞かせていて楽しかったです。

 


 26時からThe Fieldのライブスタート。見るのは2年ぶり3回目で全てこの会場となります。前回と同じく大きな機材を用いての一人での演奏。The Field特有の小さな女の子の呪術的な印象のある声をサンプリングしたような音を聞かせつつのじわじわとした立ち上がりでスタート。そこから強めのビートを入れてきます。「The Follower」は深遠なシンセ音とぐにゃりとしたようなベース音を絡ませたような作りをしている曲多めですが、ライブではダンス面にも目を届かせるような強めののりやすいビートも入れてきます。ミニマルなフレーズを少しずつ変化させてきてかっこ良いなと思うところ多々あります。

 

 やった曲は自信無しですが、「The Follower」「Pink Sun」「Monte Verita」あたりはやったでしょうか。「Monte Verita」がこの作品の中では一番初期のThe Fieldっぽいものと言えるもので、長尺な中ボイス、シンセ音が海の深いところに潜り込んでいくような感覚も味わいました。1時間くらい過ぎたところで通常セットが終わったと区切りをつける意味もあったのか、一旦音を止めてから15分弱ほど旧曲を。こちらも自信無しですが、「EVERYDAY」「Yesterday And Today」あたりでしょうか。この辺の曲はビート面、キーボードのフレーズがノリやすいというか、ポップに弾ける感覚がありますね。どちらの面も好きで、良いライブだなーと思うことしきりでした。

 


 27時20分くらいからHIROSHI WATANABE aka KAITOのDJ。1時間ほど聞きました。いきなり高速のシンセ音を細かくしたフレーズで爆発的に聞かせる展開におおーっとなります。弾けたように踊るお客さんもたくさん。空を高々と舞うようなシンセ音が気持ち良いHiroshi WatanabeのDJですが、自分が聞いた中では一番踊らせる展開で来たとの印象でした。シンセの単音持続音に管楽器音をからめるジャジーハウスってな印象もある展開なんかも織り交ぜつつ、気持ちよくのれる瞬間が多々。深夜帯のイベントはなかなか参加が厳しいのですが、やはりこういった空間で音に浸るのは良いなーと改めて思った一夜でした。

 

author:de nudge, category:live(Unit), 14:10
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author:スポンサードリンク, category:-, 14:10
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