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2016/04/30 サガン鳥栖 at ベガルタ仙台
【結果】
 2-0でサガン鳥栖の勝ちでした。

【感想】
 仙台滞在2日目。この日はいい天気。朝から少しの観光がてら1時間ほど仙台の街をジョギング。朝早いのに各地で行列を目にします。アンパンマンこどもミュージアムという建物に親子が何十人か開場を待っていたり、前述のあらばきロックフェスのバス待ち、仙台サンプラザホールでは後述のモーニング娘。'16コンサートのグッズ行列などなど。

 そしてお昼に仙台から地下鉄に乗り20分ちょい、泉中央という駅に到着。駅からすぐ見える大きなサッカースタジアムに向かいます。Jリーグのサッカーを見に行きました。ベガルタ仙台の本拠地であるユアテックスタジアム仙台は初めて来ます。駅近くにあり、周りは川が流れていたりきれいな大きい公園があったりと素晴らしいロケーション。街の中にあるスタジアムといった感で良いですね。サガン鳥栖とベガルタ仙台の試合を見ました。J1の試合ひさびさに見ますが、やっぱレベル高いですね。すごくおもしろかったです。感想長くなったので続きで。
 
 フォーメーションはともに4-4-2ですが、中盤の構成が異なります。仙台はダブルボランチ(富田、三田)+攻撃MF(奥埜、金久保)で、4人とも中央に絞った位置を取ることが多いです。鳥栖は現在では珍しいダイヤモンド型で守備的MF一枚で高橋、トップ下にペクソンドン、その間を左右にチェソングンとキムミヌが位置します。キムは左サイドがこれまで主なポジションだったと記憶していますが、今シーズンからでしょうか右サイドです。

 試合開始直後から鳥栖優勢でした。今シーズンから就任したフィッカデンティ監督が前シーズンFC東京でもやっていた、サイドに選手を集めてそこに縦に強いグラウンダーパスを通して選手が2〜3人わらわらと前へ推進して突破を仕掛けていくスタイル。ドリブルも織り交ぜつつ強引に突破する場面もあり、一旦ボールカットされても、フリーランニングする選手は足を緩めずそのまま前に進出してボール持つ選手にチェックしにいったり、取り戻すことを信じてそのまま前に駆け込みっぱなしでいたりと機を見た仕掛けが見ていて楽しい。

 FW2人はがたいの良い豊田と幅広く動き回る岡田のコンビ。岡田は神出鬼没な動きで後方で守備に加わっていたかと思いきや、ぱーっと前線に駆け上がったり、中央でポストプレーまでこなしたりとチームの流動性に多大な貢献をしていました。豊田は体格を生かしたごつごつとしたぶつかり合いが得意そうで、せまいエリアのボール交換に煮詰まったら豊田目がけて蹴ればなんとかしてくれるといった他選手からの信頼を感じました。実際にそこから競り合いに勝って新たな展開につなげたり、ファールもらって自ボールにしたりと。今回見ていてファールのもらい方もうまいなーと思いました。相手選手がどういった競り合いをしかけてくるかの読みが抜群で、どういった時に競り合ったままボールを保持するか、倒れてファールをもらうかの判断が優れている印象でした。読みができているので、倒れるのもケガのリスクが無いような動きになっていました。

 と、ゴールに迫る場面は多いですが点にはつながりません。サイドからのセンタリングやペナルティエリア内への進出はあるのですが、決定的な場面に欠けます。その要因としてはミドルシュートがほとんど無かったことかなと。後半に豊田と岡田が一本ずつ放っただけで前半は無かったと記憶しています。トップ下のペクは好きな選手でテクニックと動きの質が高いのですが、これに力強いミドルシュートが加わればチーム貢献度がより高くなりそうです。

 仙台はそんな鳥栖の攻撃を最後できっちりと抑えつつ攻撃の機会を狙います。攻撃はサイドバックを使っての狙いが強い印象でした。中盤選手とFWの一角野沢がテクニックある選手で、ボールを保持しつつ中央に絞った中盤に相手選手も集まってくるので、空いている両サイドをサイドバックが高い位置で仕掛けます。そこからのワンツーなどの突破を狙いますが、突破しきれず。

 前半終了間際、鳥栖の左サイドからのセンタリングに鳥栖の豊田と仙台の石川が競って、石川が後ろから豊田の腕をつかんでしまい、豊田が倒れてPK獲得。石川にイエローカードが出されます。その判定に強い抗議をした石川に対して即座に2枚目イエローが出されて退場となります。自分が見ていた位置ではもろに後ろから抱え込むようになってしまっていたので、PK判定は妥当でしょうか。ここまで仙台の中では一番の活躍を見せていた石川(左サイドから彼中心にいくつか突破があった)の退場は痛いです。豊田がPK決めて先制します。

 仙台はFW野沢を下げてDF蜂須賀を投入。4-4-1となったフォーメーションで後半を戦います。人数減っても戦い方は変わらずサイドバックを軸にした攻め。後半に活躍したのは右サイドバックの大岩でした。後ろのスペースが空いてしまうのを恐れずにガンガンに駆け上がってボールを引き出します。自分はジェフ千葉のファンで、去年まで在籍していた大岩のJ1での活躍を見れるのはうれしいですね。あれだけ縦に何回も駆け上がっていくのは(関塚監督の元での)千葉時代には見られなかった動きでした。ジェフ千葉はサイドにも前線の選手を集めるので、あそこまで駆け上がるスペースが無いってのはありますが。

 ただ仙台は大岩を使っての突破が時折あるくらいで、数的優位に立つ鳥栖が攻め込みます。後半10分過ぎ左サイドバック吉田からのセンタリングを、センターバック2枚の間に入り込んだ豊田がヘディングシュートを突き刺して追加点。飛んだ頂点にぴたっと合ったバックヘッドでキレイな形でした。

 その後仙台も攻め込みますが、点は取れず。鳥栖は終盤チェをボランチの位置に下げてダブルボランチにしたり、イエローカードもらっていた高橋を交代(岡本)して守備面を強調しつつ、前線の岡田とパクを同ポジションの選手(早坂と池田)と入れ替えて攻撃的な姿勢もある程度維持して逃げ切りに成功しました。仙台を応援している観客は、前半終盤のPK取られた判定に発して、後半ゴール前に進出したサイドバック大岩と鳥栖の選手がセンタリングに対して交錯して倒れた場面でPK判定が無かったことで怒りの頂点に達していて、審判に向けてのブーイングが飛んでいました。

 両チームのファンでは無い一素人の印象としては、前半終盤のPK判定自体は妥当、ただイエローカードまで出す必要はあったかな?というのと、そして前半のロスタイム1分をきっちり取り過ぎ(試合止まっていた場面があったのでもうちょっと取っても良かったかな)と思う2点くらいがおかしい(でもそれくらいの不測な判定は試合につきもので、選手は心構え、準備をしているはず)かなと思うくらいで、後は妥当に感じましたがどうだったんでしょうか。大岩選手に対してPKを取ってくれなかった(と仙台ファンの観客が思った)場面も、センタリングのボールが大岩の遥か上方に行っていたところに、2選手が単純に交錯しているだけに見えました。

 負けていたこともあり、審判への怒りが頂点に達していることもあり、あまり歓声が飛んでいませんでしたが、後半終了間際に鳥栖FW豊田のミドルシュートを仙台GK六反が片手一本で防いだプレイが見事でした。あれ見てスゲーっとうなってしまったのですが、周りはそれどころでは無かったよう。ちょいもったいないな、と思ったり。六反は初めて見たのですが、良い選手ですね。この場面以外にも良いゴールキーピングを見せていました。

 と、試合自体も堪能したのですが、駅近くで街中にあるスタジアムの光景が良いよなーと試合終了後、近くの公園を散歩しつつ遠目に見るスタジアム見て改めて思いました。ジェフ千葉の本拠地であるフクダ電子アリーナはスタジアム自体は立派なのですが、工場と幹線道路に囲まれたやや寂しいロケーション。ただ千葉県の北西部は住宅がひしめきあっているので、土地が無い、無理やり作っても交通に混乱が生じやすそうなど、実現は難しいでしょうね。
 
author:de nudge, category:Jリーグ, 10:30
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