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2016/04/14 DAUGHTER at 恵比寿Liquid Room
 イギリス・ロンドン出身の女性ギター/ベース/ボーカル、男性ギター、男性ドラムの3人組バンド。ライブでは女性ギター/ベース/キーボードのサポートがつく4人編成。半年ぶり3回目で単独ライブは初めて。当日券で入れましたが、会場は満杯。

 ライブスタート時にあれ、音小さい?と思いましたが、徐々に耳が慣れたのか音調整が入ったのかちょうどよく感じるようになりました。朴訥さ、情緒などからめて囁くように丁寧に歌うボーカルに、隙間もたっぷり入れつつ奥行のある音空間を築いているアレンジがマッチします。最初にやった「How」なんかは初期のCOLDPLAYっぽいなと思わせる世界ですが、より抑えた感情を表現した歌とアレンジになっている印象です。

 メロディ自体はアコースティックギターでの弾き語りでも似合うようなものが多いですが、それをあくまでもエレクトリックギターを使っての音世界で表現しているのがおもしろい。ほんのりしたフィードバックノイズやアルペジオっぽいものなども効果的に使います。曲によってはトリプルギターにして各々の音を重ねている場面なんかもあり良いなーと思えるところが多々。

 新作「Not To Disappear」からの曲中心。呪術的なフレーズを繰り返す部分がある(Juana Molina的な世界も断片的にある)「Numbers」からキーボードの残響音を維持させつつ「Alone / With you」につなげた展開なんでぐっと来ます。お客も集中して聞き入っていて、曲終わりに拍手や歓声は飛びますが全般にはすごく静か。こういった緊張感持って聞くライブもひさびさで、良いなと思えますね。曲間の音が止まっている時にもシーンとするのは日本のライブあるあるで、外国から来たバンドは毎度びっくりするそうですが、今回も途中メンバーが「静かだねー」とコメントしていました。

 中盤そういった静謐な世界が崩れた場面があって、途中男性ギターが上着を脱いでTシャツ一枚になったところで女性ボーカルが、「彼が着ている虹のTシャツ。変でしょう?5ドルで買ったそうよ。」とコメントしてました。そのこと自体に自分自身ではまってしまったのが、次の曲では笑ってしまって歌えなくなってました。おとなしかった観客も声援を飛ばしてリラックスした空間になっていました。そういった中、「変なTシャツ」来た男性ギターはあくまでも黙々とパフォーマンスしてたのが印象的。

 曲によってはPCからリズムトラック使って音をかぶせるような聞かせ方もしていましたが、その辺りのアレンジも良い感じに楽曲にはまります。早めのビートでシリアスな早口調で歌う「No Care」なんかも音源とは少し違う世界になっていて聞きごたえありました。本編ラスト2曲前はメロディが美しい必殺の「Youth」でドカンと盛り上がり、「Fossa」で締めでした。「Fossa」はラスト部分のギターポップなインストを長尺で聞かせていました。今までぐっと抑えていた表現をここでパッと開かせたような印象で心地良いリズムを堪能。

 アンコールは一曲で「Made Of Stone」。こちらはじっくりと歌を聞かせる元のモードで、音源よりも長めに聞かせていたでしょうか。アンコール含めて1時間半ほどのライブは、じっくりと歌と音に浸りつつも刺激もあちらこちらにあるライブでした。
 
author:de nudge, category:live(Liquid Room), 08:25
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