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2015/03/15 水戸ホーリーホック at ジェフユナイテッド千葉
 【結果】
 0-2でジェフ千葉の勝ちでした。

 【感想】
 先週から開幕したJリーグ。ファンのジェフ千葉は先週アウェーで長崎に勝ちいいスタートを切りました。この日はホームでの開幕ということもあってか13000人超えというかなりの人入り。いつも見てるバックスタンドが売り切れでメインスタンドで見ました。

 千葉は前シーズン途中から就任した関塚監督が引き続き指揮を取ります。前シーズンでは前監督から引き継いでいたコーチ陣も入れ替えがあり、かつて関塚監督とともに働いていた人たちを迎えて万全の体制でシーズンを迎えた感あります。また、選手の入れ替えもありました。恐らく関塚監督の意向を可能な限り反映した布陣となったかと思います。

 先発はGK高木、DFは右から金井、キムヒョヌン、大岩、中村、ボランチは佐藤勇人、パウリーニョ、中盤は右からネイツ・ペチュニク、井出、谷澤、FWが森本と前シーズンと同じ4-5-1。新戦力は金井、パウリーニョ、ネイツの3人。センターバックの一角をなす大岩は退団した山口智の後釜に着きました。

 柱谷哲二監督率いる水戸は4-4-2の布陣。中盤台形でゾーンで守って攻めはシンプルなつなぎを信条とするスタイルに見えました。ボール奪ったらFWに当ててサイドに素早く展開する意図の攻撃が多かった印象。

 前半最初の10分は水戸がプレスを仕掛けてボール奪いまくりですが、千葉が徐々に落ち着いてくると優位に進められるようになります。先週の試合もテレビで見ましたが前シーズンからチームスタイルが変わってきた印象です。守備はとにかく近くにいる選手をきちんとつかまえて1対1で負けない、特に前を向かせない守備を心掛けているように見えます。

 センターバックの前任者の山口智は、カバーリングやセットプレーの得点力で魅力ある選手ですが、どうしてもガンバ大阪時代に身に沁みついてしまったリトリートくせが抜けきらずラインが下がり気味になってしまい、また他選手のフォローを気にし過ぎて、結果的にマークがずれることもあって(もちろんそのおかげでピンチ防ぐことも多々あったわけですが)、守備が崩れた場面があり、そこが契約更新しなかった要因かなーとこの試合を見て思いました。

 大岩とキムはとにかく1対1で選手に競り勝つことと、ラインの高さを保つことを意識していて、この日は安定感ありました。2トップに対して2人のセンターバックが相手するとなると、1人が裏取られたらおしまいですが前さえ向かせなければ動きを止めることができますし、横か後ろの動く場合はサイドバックかボランチがケアできるのでボール奪うこともできます。またサイドバックや中盤も1対1でガツガツ当たれる人を優先して使っているよう。新戦力の3人もそうですし、ボランチも佐藤健太郎でなく佐藤勇人を使っているのも健太郎のカバーリング能力よりも1対1で当たれる勇人の方が今のチームスタイルに適しているのかな、と。

 大岩はこれまでサイドバックでも使われていたり、前シーズンではベンチも多かったのですが、今回センターバックのレギュラーつかんだのを逃さないという気合を感じました。コーナーキックでもゴール前に上がらずに後ろに留まっている(センターバックでは珍しい)のも、得点するおいしい機会よりも守備仕切るというメッセージなのではと。単なる監督指示かもしれませんが。

 新規加入でいきなりキャプテンとなったボランチのパウリーニョ(川崎フロンターレから移籍)は、栃木FC時代に見たことありますが、その時と同様ボール奪取力がものすごい。どこにボールがこぼれて来るかの予測能力がすごいのでしょうか。前線の選手がボール奪われてもすばやくチェックして再度ボールを奪い返す場面が多々ありました。

 攻撃はパウリーニョ中心にした中盤でのボール奪取からのショートカウンターが一番効果的でした。両サイドの谷澤とネイツはボールをしっかりキープして周りをよく見えたパスができます。この2人のみならず、空間に両チームの選手が密集してショートパスつなぐの困難になったと判断したら、さっさと大きく前線や逆サイドに蹴りだしてしまうということをやっていました。それでボール受けることが多くなるワントップの森本ですが、粘り強くトライして時々突破できていました。またサイドに流れてボール受ける場面もあって、その辺も前シーズンと違う傾向と思いました。

 前半30分近くに右から左にボールをうまく振ってフリーでボールを受けた左サイドバック中村から正確なクロスがネイツにどんぴしゃ合ってヘッドで決めて先制します。センタリングの時に森本と井出が二人も前線に飛び込んでいてセンターバック2人を連れ出してネイツがサイドバックと1対1になる状況を作り出してたのが得点産むのに一役買っていました。その後数分後フリーキックからの崩れから金井がボールを押し込んで追加点。オフサイドっぽく見えましたが、判定はゴールとラッキーな展開でした。

 後半は一進一退でともに攻撃しきれず、ラスト20分くらいは水戸が攻め込みます。途中交代した右サイドバックのパク・カンイルがかなり勢い込んで攻めたてます。ペナルティエリアまで進出してシュートにつなげますが千葉はギリギリで防ぎます。ラインが下がり気味になり中盤でボール奪えなくなった千葉は攻撃が手詰まりになり、左サイドバック中村につなげてセンタリング以外に攻撃パターンが無くなってしまったのが苦しい。そのような状況にも関わらず関塚監督は守りに入る意図は見せず、後半30分過ぎに井出に変えて田中(右サイドになりネイツが中央に)に交代した以外は現メンバーで我慢しきります。試合ラスト近くに2人交代をして試合終了。2試合連続無失点で勝ちました。

 守備に関してはチャンス作られていた場面はいくつかあったものの、総じて安定していました。もっと前線にタレント揃ったチーム相手にした時はどうか分かりませんが、今のスタイルであれば攻撃に直結できる守備であるので続けて欲しいですね。攻撃はもうちょっと選択肢が欲しいなーと思いました。両サイドの攻撃選手は1対1のドリブル突破やミドルシュートが欲しいところ。トップ下の井出は前線の飛び込みや思い切ったシュートは良いですが、もうちょっとボールの受け手となりたいですね。この辺は今ケガしている町田の方が優れているかもしれません。ただ町田よりも井出の方が得点力があるので、悩ましいところですが。

 とにもかくにも今シーズンこそは昇格できるんじゃないかなーと期待できる滑り出しとなりました。
 
author:de nudge, category:Jリーグ, 23:11
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