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2014/04/26,27 あらばきロックフェス at エコキャンプみちのく
 7回目の参加となる、宮城県のロックフェスティバル。みちのく公園の一角にあるキャンプ場を利用してのフェスティバルです。山と木々、湖に囲まれている素晴らしいロケーションのキャンプ場で行われるフェス。今年はからっとした晴れの2日間で風もほとんど無し。ただ砂埃がこのフェスにしては多かったですね。去年仙台駅からのバスの列がすごかったので、仙台駅から電車で30分程度の大河原駅というところからも出ているので、初日はそちらから行きました。6時半に自宅を出て、新幹線で9時半過ぎに仙台に到着、そこから東北本線に乗って大河原に10時15分過ぎに到着。45分弱待ってバスに乗って会場に12時前に到着しました。仙台から行くのと比べて早かったかどうかは不明。。

 主に見たもので、以下のような順番です。カッコが無いものはフルで見ています。

(初日)つしまみれ(後ろ20分ほど)→黒木渚→堂島孝平のゴー!ゴー!ナイアガラ 津軽の午後に大滝詠一トリビュートステージ→THE BAWDIES→AA=→the telephones→ROMEO's blood→Schroeder-Headz
(二日目)SHISHAMO→東京カランコロン(後ろ20分ほど)→オワリカラ with チャラン・ポ・ランタン→MONSTER大陸(後ろ20分ほど)→tricot→ストレイテナー(1曲目途中から)→the HIATUS→キセル→EGO-WRAPPIN'

 以下各アクトの感想を。半分以上が初めて見るバンドでしたね。
 
(初日)
 つしまみれ
 結成15年になるそうなギター/ボーカル、ベース、ドラムの女性3人組ロックバンドで初めて見ます。コンビネーションよくビシバシとロックを演奏する中で少しだけかわいらしい要素も入れ込んだ曲も何曲かあったような。ラスト前の曲がBlankey Jet Cityっぽい印象のものでかっこよいなーと。ラストは客席にダイブしてギター弾いてました。


 黒木渚
 女性ソロシンガーソングライター。金髪にアイボリーがかった水色のミニのワンピースでギターを持ってソロパフォーマンスから開始。足が長い。その曲はいかにもシンガーソングライターっぽい歌い上げの曲ですが、途中からバンドメンバーが入ります。ギター、ベース、ドラムの男性3人で、音を加えていきますがロック色が高くてかっこ良い演奏。メンバー紹介からドラムがマシータ(元BEAT CRUSADERS, 元NATSUMEN)と知りました。風貌が今まで見てきたのとがらっと変わっていて、びっくり。またベースの方は名前聞いても知らない方だったのですが、弾き方がWRENCHの松田知大っぽい印象があってかっこ良い。このロックなアレンジに乗る曲もいい感じに聞こえ、結構聞き入りましたね。


 堂島孝平のゴー!ゴー!ナイアガラ 津軽の午後に大滝詠一トリビュートステージ
 去年年末に亡くなられたシンガーソングライター/プロデューサーの大滝詠一のトリビュート企画。箱バンとして務めるメンバーはドラム小松シゲル(NONA REEVES)、ベース鹿島達也、ギター奥田健介(NONA REEVES)、キーボード渡辺シュンスケ (Schroeder-Headz)、パーカッション朝倉真司、トロンボーン/フルート湯浅佳代子、サックス/フルート加藤順子(たをやめオルケスタ)。堂島孝平がボーカル/ギター/司会を務める形式で進めます。まずは堂島孝平が2〜3曲歌って、後は宮田和弥(JUN SKY WALKER(S))、大森靖子、YO-KING(真心ブラザーズ)、山口隆(サンボマスター)、曽我部恵一がそれぞれ入って1〜2曲歌います。ラストは全員で歌って締め。半分くらい知っている曲ありましたね。特につぼだったのは、山口隆が歌う「びんぼう」。ウルフルズがカバーしてたのを聞いて知っていたのですが、ヒップホップなノリで歌い煽る山口隆がいい。この曲作った当時にヒップホップは無かったと思うので、ファンク系統から作った曲と思いますが、かっこいいですねー。


 THE BAWDIES
 ギター×2、ベース、ドラムの男性4人組で去年のフジロック以来見るのが5回目になります。ライブが黒さ溢れるロッケンロールで楽しさは鉄板ですね。特にグッと来たのが「ROCK ME BABY」の終盤インスト部分から音源と比べると荒くて速いアレンジになっている「EMOTION POTION」の流れが最高でした。


 AA=
 THE MAD CAPSULE MARKETSの上田剛士のソロプロジェクトで「エーエーイコール」と読むそう、初めて見ます。メンバーはベース/機械/ボーカルを担当する上田剛士に、ボーカル、ギター、ドラム、キーボード/機械を加えた5人編成。ボーカルはBack Drop Bombの白川貴善。機械音で鳴らすリズムを軸にハードコアっぽく進める楽曲多めでした。もうちょいリズムのノリの良さもしくはブレイクなどの変化やノイズまき散らしなどの要素が入った方が好みかなーと個人的趣味から思いましたが、かっこ良さはひしひしと。またメロディ重視した曲もあって、上田と白川のツインボーカルで交互に歌うものや合唱系のものなんかもありました。


 the telephones
 埼玉出身の男性4人組バンド。ギター/ボーカル、ベース、キーボード、ドラムで、ディスコなロックを軸に置いた曲を矢継ぎ早に繰り出します。「ディスコ」というフレーズはどの曲でもお客に言わせるくらいあちこちで出て来ます。機械音は入れずに生演奏、キーボードで押しっぱなしの設定をすることで持続音を聞かせるようなことはしていましたが、後は人力であのノリをやっていたのがおもしろい。また、ボーカルが甲高い声で歌い上げお客を煽りまくるところも充分に主役が務まる級なのですが、それ以上のインパクトがあったのが、キーボード。とにかくずっと踊りまくりで、その踊りがものすごく変。タコ踊りが一番自分が思い付く表現で近い気がしますが、なんて言ったらいいんでしょう。単に踊りまくりだけでなく、キーボード弾く時はきちんとバンド音に厚みをもたらせていて、すごいなーと。


 ROMEO's blood
 いろんなバンドを組んできている浅井健一の新しいバンドです。いつもはギター/ボーカルを務める浅井ですが、このバンドではベース/ボーカルを担当します。他ギター(THE NOVEMBERSの小林祐介)とドラム(BACK DROP BOMBの有松益男)の3人編成。主にギター音から導かれるイメージですが、妖艶といったアレンジの曲が多いです。スローなものや早いものいろいろと取り混ぜていて、曲全然知らないながらかっこ良さを堪能。


 Schroeder-Headz
 去年Sembelloのライブにゲストとして参加しているのを見て印象に残っているキーボード奏者渡辺シュンスケのソロプロジェクト。通常ライブする時はベース、ドラムを加えるそうですが、この日はソロで。PC使いながらリズム出し、キーボードで出すフレーズをその場でサンプリング、ループさせながら演奏していました。5曲くらいの演奏だったと思いますが、どの曲も上品さが漂う音色、アレンジ、そしてポップさもふんだんに含んだジャズ曲で沁みましたね、堪能しまくりでした。ZAO View Villageという小さなステージだったのですが、背景的にもマッチしていました。1曲ゲストで堂島孝平が参加して歌っていた「Tone River」という曲もすごく良かったです。ほぼ同じメロディをループさせたように情感こめて歌う堂島孝平の声と演奏がマッチ、また終盤は堂島孝平がハーモニカ吹いていましたが、その音とキーボード音との重なりもぐっと来ました。初日ラスト良い締めだったなーと。


(二日目)
 SHISHAMO
 ギター/ボーカル、ベース、ドラムの女性3人組バンド。歌い方とメロディーがaikoのような世界でそれをロックなアレンジで演奏しているのがおもしろい。声も演奏の中に埋もれずくっきりと。野外フェス自体初出場と言っていました。


 東京カランコロン
 2年ぶり2回目となるギター×2、ベース、キーボード、ドラムの5人組。ギターとキーボードの男女2人がメインボーカルを分け合い、いろんなポップな楽曲をアッパー目に送ります。スピッツ的なカラっとしたメロディーものや、もろマイケルジャクソン的なファンキー曲など。ラストは普段歌わないもう一人のギターの方が宮城県出身ということもあってか、メインボーカルを張っていました。


 オワリカラ with チャラン・ポ・ランタン
 ギター/ボーカル、ベース、ドラム、キーボードの男性4人組に、アコーディオン奏者小春とこぶしを聞かせて哀愁のあるメロディを歌うももちゃんの姉妹ユニットであるチャラン・ポ・ランタンをゲストに加えた編成のライブ。オワリカラは初めて見ます。このライブはひさびさに来る感覚の衝撃受けましたね、熱中して聞きました。反復リズムがかっこ良く、ビートバンドと言ったら良いのでしょうか。そこにギターやキーボード音が乱暴に乗っかり、相当な音圧で畳みかけます。最初の曲の「踊るロールシャッハ」という曲でガツンと来ました。チャラン・ポ・ランタンの2人も最初から加わり、この曲でボーカルももちゃんは踊りまくり、必ず脇に抱えているぶたのぬいぐるみを床に置いて、帽子、髪留めも途中で外して踊る姿がかっこ良い。そしてサビの部分の「ロールシャッハ、ロールシャッハッハ」という部分でお客にもできるような両腕を挙げる振付はとてもかわいらしい。過去ジプシー系バンド▲sや、シンガーソングライター大森靖子などとも共演したのを見たことありますが、こうしたもろロックなバンドとも組んでもいけますね。2曲終わったところで、チャラン・ポ・ランタンは一回下がりオワリカラのみでの2曲演奏となりますが、勢いは変わらず。そして、チャラン・ポ・ランタンが戻ってきますが、なんと衣装チェンジしています。赤のバラをイメージしたようなドレスを着た2人は、ここで持ち曲である「人生のパレード」を。オワリカラはバックバンド的な演奏になります。目いっぱいこぶしを聞かせたももちゃんの声と哀愁漂う小春のアコーディオンはパワフルで、それまで踊りまくりだったお客をじっと聞かせる力を持っていました。そして、オワリカラの曲に再び戻ります。ももちゃんはオワリカラの曲の1パートを担っていたりしましたが、そこではこぶしを聞かさない歌声で新鮮。また最後の曲ではオワリカラのメンバーに促され、ももちゃんが客席にダイブをかましていました。びっくりしましたね、人生初ダイブだったんではないでしょうか。


 MONSTER大陸
 HASEKURA Revolution x 東北ライブハウス大作戦STAGEという小さなステージは東京カランコロンやオワリカラなどがやっていた花笠ステージという所の近くにあったので、休憩がてらちょいちょい聞いていたのですが、割合しっかり聞いたのはこのバンド。ギター、ベース、パーカッション(カホンとウインド・チャイム)、ハーモニカという男性4人組で、ギターとハーモニカが曲にメインボーカルを分け合う形。パーカッション奏者は普段はドラムのようで、この日はアコースティックセットといったところでしょうか。どすこいブルースロックな曲メインで、カバーもあったよう。ゆらゆらといい気分で聞けました。ギターのボーカルはどこか奥田民生とイメージがかぶるひょうひょうとしつつも歌い上げる声の力強さも感じました。


 tricot
 1年ぶり2回目となるギター×2、ベースの女性3人組。今年3月にドラムが脱退したようで、この日はサポート入れています。Detroit7のドラム山口美代子(チャットモンチー福岡晃子がドラムに転向する際の先生ですね)で初めて見ますが、tricotのサウンドにも合っています。セッティングの時から見ていたのですが、「おやすみ」をちょろっとやっていましたね。でも残念ながら本編ライブではやらず。一回はけてから、正式に登場。なぜか忍者のような左腕を顔前に持ってきて腰かがめてスタスタと小走りでステージに現れます。かわいらしいほんわかした面とキレイな顔立ちをしたメンバーですが、ライブはブチ切れパフォーマンスですごいです。変拍子バリバリ、ブレイクもはさんでギター音のダイナミズムもたっぷり聞かせたサウンドで、その上客席前にも頻繁にやってきて煽りまくります。今回初めてやるという「Break」は、メロディに少し重点を置きつつミドルテンポ中心ですが、こういったものもいいですね。ラスト2曲の「爆裂パニエさん」「99.974℃」は鉄板で、この2曲があるのは強い。「99.974℃」ではギターの1人キダモティフォが客席の中に入ってギターを弾きまくります。現場の混乱感も手馴れたもので、ラストにはきちんとステージに戻って締めていました。


 ストレイテナー
 ギター/キーボード×2、ベース、ドラムの男性4人組で見るのは5年ぶり2回目になります。前回はDeath Cab For Cutieの前座で見ていて、その時はミドルテンポ中心の曲がほとんどだった気がしますが、今回は印象が異なるくらいいろんなタイプの曲をやっていました。恐らくこちらの方が普段のライブと思われます。いかにもノリ良いロックや、電子音散りばめつつしっとりと歌い上げるもの、ファンキーな面を聞かせるロック曲など。ギターの一人がメインボーカルを担当します。ちょい鼻にかかった声の印象で、轟音の場面だと少し埋もれる印象もありますが、そこは意図的にやっているかなと思いました。ベースの日向秀和は以前所属していたZazen Boysで何回か見ていますが、変わらずのスタイルで叩くようなベースの弾き方がかっこ良いですね。


 the HIATUS
 4年位前に2曲ほど見たことありますが、がっつり見るのは初めて。ギター×2、ベース、ドラム、キーボードの男性5人組で、ボーカルを担当するのはギターの細美武士。ベースがウエノコウジ(DAD MOM GOD、THE King ALL STARS)、ドラム柏倉隆史(toe)、キーボードが伊澤一葉(元東京事変)などいろんな方面のメンバーを組み合わせているような。ライブでの曲も多彩で、縦乗りできる曲やポストロック的なもの、ギターポップなもの、アコースティックに歌い上げるものなど。ウエノコウジも1曲アコースティックギターを担当していました。細美武士はまっすぐな感じのあるMCで、そういった面が人気を呼んでいるのかなーと思ったり。


 キセル
 1年ぶり7回目くらいになる兄弟ユニット。ギター(兄)、ベース(弟)の2人に、ドラム、キーボード×2という5人編成。以前はキーボードはエマーソン北村(Theatre Brook)1人のみでしたが、今回は野村卓史(グッドラックヘイワ、NATSUMEN)も加わっています。いつもは曲により兄弟でメインボーカル分け合っていますが、この日は兄メインの曲のみ。まったりじんわりと聞かせるキセルですが、この日はアッパー目に聞かせる曲が1曲だけありました。確か「エノラ・ゲイ」という曲だったかと思いますが、これだけ早い曲を聞くのはキセルでは初めてでびっくり。聞いていて思い出したのですが、この曲は10年くらい前、逗子の浜にあった夏だけ開かれるライブハウスのキセルのアコースティックセットでこの曲聞いたなーと、その時はかなりスローにやっていた記憶が。その時の対バンがrei harakamiでいいライブだったなーと。現在、アルバムを作っているそうで、そこから3曲ほど。2つのキーボードを生かしたカラフルな音色を散りばめつつ、良い歌を聞かせていました。


 EGO-WRAPPIN'
 今年あらばきの締めは女性ボーカルと男性ギターの2人組のEGO-WRAPPIN'。3年連続であらばきで見てますね。今回はバックバンドのメンバーを全員入れ替えしていてびっくりしました。ドラムがASA-CHANG(ASA-CHANG&巡礼)、ピアノ/ビブラフォンが清水一登(ヒカシュー)、ベースが鹿島達也、サックス/フルートが後関好宏(ASA-CHANG&巡礼、在日ファンク)といった面々。キャリアのある達人達が作り上げるサウンドはEGO-WRAPPIN'の世界にもはまりますね。特に熱中して聞いたのは中納良恵のラップがかっこ良い「10万年後の君へ」からひさびさに聞く必殺盛り上げナンバー「サイコアナルシス」。ここで終わりかと思いきや、バンドメンバーが下がり2人だけでしっとりとした曲で締めました。このライブは番場秀一という映像作家がステージ後ろのスクリーンに映像を流していたのですが、最後のこの曲ではEGO-WRAPPIN'の2人が壁沿いに佇んでいるもので、歌の世界と合っていて良かったです。


author:de nudge, category:festival(Arabaki), 12:02
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