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2013/09/07 東京JAZZ world jazz voyage 2 at 東京国際フォーラム 地上広場
 毎年、東京国際フォーラムA、COTTON CLUB、東京国際フォーラムのある地上広場の3ヶ所で行われるジャズフェスティバル。3日間中の土曜日、地上広場で開かれる無料コンサートに行ってきました。東京国際フォーラムA、COTTON CLUBは有料。

 会場は屋台が立ち並び、そこにオレンジの立派なテントステージがあります。5年ぶりに来たのですが、その時よりステージがパワーアップしていますね。そこで世界各国からアーチストを呼んできて無料で聞かせるというのが太っ腹です。その中で夕方から3組ほど見ました。

 ピョートル・ダマシェヴィッチ/ ゲラルド・レビック
 ポーランドから来たトランペットとエレクトロニクスという変わった編成のユニット。脇にあるテレビで素朴なアニメの映像を流しがら、ぼんやりとした機械音とトランペット音を重ねてきます。変に音圧を強くせず、明確なビートも感じさせない機械音は抽象化を極めていておもしろいですね。通常のジャズとは違う世界なので、ちょっと聞いただけで場を離れてしまうお客さんも多かったですが、熱心に聞いている人も多かったです。随分前に聞いたアクセル・ドゥナー、SACHIKO M、大蔵雅彦の3人での演奏を思い出しました。

 マルチン・マセツキ‐ポロネーゼ
 こちらもポーランドから。こちらは全く聞いたことない変わった世界の音楽でした。クラリネット×2、サックス×2、トロンボーン×2、トランペット×2、ドラムという楽団を従えて、マルチン・マセツキが指揮をして演奏するスタイル。マルチン・マセツキは時折、キーボードを弾くことも。管楽器とドラムのみという変わった編成。サックスの一人がバリトンサックスなので、そこでベース音的に鳴らします。ツッタカッターみたいなボレロっぽいリズムを中心に管楽器がかわいらしく音を重ねていきます。各楽器の先端に小さな楽譜がついているのもおもしろい。そして、マルチン・マセツキの指揮がとても変。手だけでなく、肩や足や顔を使っての指示出しで指揮というより踊っているよう。音を抜きつ差しつつ、時には全員ユニゾンで鳴らすアレンジはどこか楽し気、どこかもの悲しげなものが交差していました。

 ヨタム・シルバースタイン・トリオ
 イスラエルから来たジャズトリオ。ギターのヨタム・シルバースタインが、ベース、ドラムを従えて演奏するスタイル。オリジナルとスタンダード入り混じったセットのよう。いかにもジャズな感じの曲だけでなく、カリプソやファンクっぽいものを織り交ぜた曲など幅が広い曲をそれぞれのソロもふんだんに入れつつ演奏していました。

 このステージはラストにオランダのニュー・クール・コレクティヴもいて見たかったのですが、翌日朝早いこともあって、ここで退散しました。

author:de nudge, category:festival(東京JAZZ), 13:56
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