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2008/08/31 東京JAZZ 2008 meets BLUE NOTE TOKYO at 東京国際フォーラムA
 毎年やっているそうなジャズのお祭り。3日間昼と夜の部(金曜は夜の部のみ)があり、それぞれ3〜4組ずつ出演するプログラムになっているようです。その中でライブハウスBLUE NOTEと組んだ(別の日にそれぞれBLUE NOTEに出ているようです)ラインアップが揃うものに参加しました。
 
 最初は、Robben Ford。ベースとドラムを率いてギターを演奏します。アメリカ南部のブルースとかスワンプロックという印象を音楽をします。お昼の公演で、椅子に座りながらだったのでちょいウトウトしかけましたが、良い歌とともに堪能しました。
 
 続いては、Sam Moore。70歳を超えているソウルシンガーとのことでしたが、迫力ありました。4人の女性コーラス、4人の管楽器隊(内2人は日本人でトロンボーンはUAやVincent Atomicusなどで演奏する青木タイセイでした)など大所帯を率いてのソウルショー。コーラスとのかけあいや、マイクから距離を置いての生歌など、おーすごいなーと思う場面が多かったです。途中、立ち上がるよう観客に促したりと、元気満面。
 
 最後は、お目当てのSLY & THE FAMILY STONE。現役時代は知らないのですが、Arrested Developmentの「People Everyday」や、忘れてしまったアーチスト(検索したらこの曲はたくさんの方にカバーされているようで分からずでした。Shabba Ranks feat.Patraかな?)ですが「Family Affair」など、ヒップホップでのサンプリングから名前を知って、ベスト盤を買って聞いてました。それから15年くらい前、テレビでやっていたフェスで演奏されていたヒトコマの「I Want To Take You Higher」を見て、その熱さが記憶に残ってました。
 
 バンドはギター/キーボード(仕切り役も)、ベース(ブインブインのスラップベースに歌も)、ドラム、キーボード、ボーカル、ボーカル/キーボード、3人の管楽器隊(内女性トランペットはボーカルも取る)というメンバーで演奏開始。中央前にもキーボードが置かれてますが、そこにはまだいません。主役のSLYは果たして出てくるかどうかと言われていたようで、不在のままでも観客は一斉に立ち上がり盛り上がります。聞いたことある曲が多く、ちょい口ずさんじゃったりします。3曲過ぎたあたりで金ぴかのジャケットを着込んだSLYが登場し、一層の盛り上がりを見せます。キーボードを弾きながらヴォーコーダーを介して歌ったり、渋い声で「Family Affair」を歌ったりと感激しました。「I Want To Take You Higher」では立ち上がり観客に歌うように促したりと思ってたより元気でした。ハイヤーと一緒に歌えたのは良かったですねー。ただSLYはここで退場してしまいます。この後は残りのメンバーだけでアンコールまで続きますが、テンションは変わらず盛り上がりました。ちょい残念だったのは全般にテンポがゆっくりだったところ。高齢のSLYが合わせ易くとの配慮だったのでしょうか。
 
 と、ここで昼の部のショーは終了ですが、会場を出た後の広場で無料で見れたseckou keita skqというグループの演奏がしていて、これがかなりおもしろかったです。(その場で買ったCDについてた解説によると)セネガル出身のseckou keitaが作った5人組で、コラ、女性ボーカル、ベース、バイオリン、パーカッションという編成。seckou keitaが操るコラという楽器は初めて見るもので興味深かったです。ギター系統の弦楽器なのですが、ボディ部に対して通常横に弦を張るところを縦に、正確にはボディ部から棒が出ていてそこから放射状にボディやネック部分に弦が張り出されている形状です。ボディ部をお腹に当てて両手でハープのように弾きます。音は琴のような素朴なもの。
 
 演奏は、染み入るようなコラやバイオリンの音と歌だけでも良いなーという印象ですが、そこに時折かき乱すような複雑なパーカッションのリズムが入るのがおもしろかったです。たまたま見たお客さんがほとんどだったと思いますが、みなさん熱心に聞き入ってましたし、seckou keitaの指示での左右を分けた手拍子もきっちりとやってました。最後は予定時間を越えて、各演奏者のソロを回したり、seckou keita自身がパーカッションを打ったりとかなり盛り上がりました。また見てみたいですねー。
author:de nudge, category:festival(東京JAZZ), 00:00
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