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2019/06/17 Juice=Juice at 日本武道館

 7人組アイドルグループのJuice=Juiceの春ツアー「JuiceFull!!!!!!!」ラストが武道館で開催。そしてこの日を持ってグループを卒業する宮崎由加の卒業公演ともなります。正直あまり卒業の場にはいたいと思えなく(悲しい、、ということもそうですが、卒業公演といったどうしても印象に残りやすい特別な場よりも、いつもの普通のコンサートを楽しんで記憶に残していきたいという思いがある)先行申し込みの段階でちょっと迷ったのですが、あまりにも思い入れの強いグループでこれまで武道館公演は毎年参加しており(今年で4年連続)、また特に思い入れが強いオリジナルメンバーの5人が同じステージに立つ最後の場はやはり見ておきたいという思いが勝って、この日申し込んで行くことにしました。2階の座って見るファミリー席から。
 
 アンコール含め2時間45分のコンサートは、ツアーの総括でもあり、リーダー宮崎由加の思いがたっぷり詰められた素敵で素晴らしい時間でした。感想を続きで。
 
 

 
 ツアーと同じく「ポツリと」からスタート。ツアーではステージ前に薄い幕が降りて、その後ろにメンバーが横一列に並んで歌うメンバーにスポットライトが当たる演出がされていますが、武道館ではメインステージとサブのアリーナ席中央にあるセンターステージなどにメンバーが散らばって、その中で歌います。歌うメンバーにスポットライトを当てる演出は同じ。こういった見せ方を広い空間でするのも良いです。
 
 続いての曲は「この世界は捨てたもんじゃない」。ツアーの2曲目は回替わり曲で、この曲は恐らく宮崎セレクトでしょうね。オリエンタルなアレンジ、メロディで、インスト部分は裏打ちの手拍子などあってかわいさ満面の曲。その後今年出したシングルのリード曲「微炭酸」「「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?」を2連続。「ひとりで…」の冒頭の宮本佳林と落ちサビの段原瑠々のソロはものすごく印象に残る強力なもの。曲自体は80年代歌謡ロックってな感じで、それほどつぼにハマる要素はないのですが、Juice=Juiceメンバーの歌声で良いなーと思えるものになってますね。
 
 そして早めのMCタイム。先日発表された新加入となる2人のメンバー紹介。ちょっとしたインタビューも。高木紗友希が「憧れの先輩って誰ですか?」という質問に2人がせーので「さゆきー」と回答して一同びっくり。「え?なんで揃う?しかも呼び捨て?」と高木は戸惑い。恐らくそんな質問が来るんじゃないかと、(本人かスタッフが)予想して、こういった回答にしようと決めてたんじゃないですかね。
 
 続いて宮崎の卒業お祝いとして、サプライズゲストの道重さゆみ(元モーニング娘。)が花束を持って登場。宮崎は憧れの道重登場に、びっくりしていました。道重は久々の大舞台ということもあってかかなり緊張してましたかね。ちょい毒のある笑いを誘うコメントの切れが若干悪かった感あります。道重は自身の卒業後2年間くらい休んだので「宮崎ちゃんも休んでいいんだよ。」とアドバイス。「いやいや私は、、」と卒業後もそのまま芸能活動を続けていくことを言っていました。宮崎はハロープロジェクトの中で一番道重のスタイルを継承している感あって、一人でいる時は儚げで弱気な面があるはずなのに、自身のグループが好きという一心でリーダーとして強さを見せてきた共通項があります。
 
 コンサート再開して、ここでツアーには無かったデビューシングル収録曲3曲を立て続けに歌います。やはりデビュー曲はいろいろ思い出つまってるでしょうねー。3曲ともいまだライブで良く聞いている感もあります。そしてツアーにもあったメドレーコーナー。ここまでJuice=Juiceの武道館公演は全曲フルコーラスを続けてきたのですが、ついにそれが破られることになりました。やっぱり全曲フルコーラスでこそJuice=Juiceという思いがあって、今回のツアーでメドレーがあったことに当初戸惑いはありましたが、いろんな時代の曲が矢継ぎ早に出されて盛り上がったり昔のことを思い出したりと、断片的ながらたくさんの曲を総括的に聞けたのは良かったかな、と思うようになりました。
 
 メドレー曲も宮崎の意向が大いに反映されている感ありました。「チクタク 私の旬」「愛・愛・傘」辺りは宮崎が推している曲って印象あります。メドレー中も広いステージをあれこれ駆け巡ります。印象に残ったのはセンターステージからメインステージに走りながら戻る時のそれぞれの走り方。稲場愛香や宮崎は足早そうってな走り方(先頭立ってメインステージに戻る稲場の走りっぷりがめちゃかっこよかった場面があった)なのですが、宮本や高木はどたばたした走り方で見ているだけで転びそうとヒヤヒヤ。そんな宮本や高木はダンスになるとバキバキな切れある動きをするので、単純に運動能力だけでダンスの良し悪しが決まるわけではないのがおもしろい。メドレーラスト3曲は「Never Never Surrender」「KEEP ON 上昇志向!!」「Goal〜明日はあっちだよ〜」と上げの3曲で盛り上がりも一際でした。
 
 そして終盤はこれぞJuice=Juiceの真骨頂と言える、全曲フルコーラスで次々といろんな曲を畳み掛けていきます。自分がJuice=Juiceにはまるきっかけとなった2ndシングルの「イジワルしないで抱きしめてよ」、Juice=Juice主演のドラマ「武道館」をやっていた頃に出したシングル曲「カラダだけが大人になったんじゃない」と来て、ポップスとしての聞き心地もありつつかっこよいソウルファンクな「禁断少女」「Borderline」の2連発を歌います。この2曲連チャンは今回のコンサートで最も浮かれて聞きました。「禁断少女」の落ちサビは音源では、高木→段原→宮本→(3月に卒業した)梁川奈々美とリレー形式でソロが回っていくのですが、梁川パートを金澤朋子が歌っていました。梁川の儚げな歌いっぷりがものすごくこのパートにあってましたが、金澤の大人でしっとりと聞かせる歌い方も良い感じにはまります。
 
 この4曲だけでも相当すごかったのですが、さらにギアをあげたかのような盛り上げ曲を連発します。去年に引き続きメインステージ前に火がぼうぼうと立ち込める演出をしながら歌うラテンロックな「Fiesta! Fiesta!」、ビキビキのブレイクビーツがものすごくかっこよい「CHOICE & CHANCE」、JETの「Are You Gonna Be My Girl」を思い出すようなギターリフでメンバー紹介な歌詞を歌う「Girls Be Ambitious」の3連チャンはかなりの熱狂を起こしていました。「Girls Be Ambitious」は自己紹介の歌詞がちょこちょこと変わるのですが、今回ツアーとちょっと違う歌詞があったような(具体的には思い出せず)。
 
 そして本編ラスト3曲は恐らく宮崎の意向が反映されたものと思いました。怒涛の盛り上げで締めるのではなく、ちょっと落ち着いて聞かせる曲を入れてきます。定番曲「Magic of Love」の前後に「生まれたてのBaby Love」「Good bye & Good luck!」を入れてきます。恐らくこの2曲も宮崎の推し曲。心地よいシティポップスな「生まれたてのBaby Love」はツアーでもメドレーの中でやってたので、おー今回は通常にフルコーラスで歌う方に持ってきたかくらいに思ってたのですが、本編ラストに梁川奈々美の卒業ソングである「Good bye & Good luck!」はびっくり。MCで金澤が「このツアーでは過去のJuice=Juiceを全曲やる勢いでやってきました。でもまだツアーで歌っていない曲ありますよね。今日やるかもしれませんよ。」と言ってましたが、梁川の卒業ソングは組み込んでこないと思ってました。落ちサビで宮本と高木がソロで歌うのを後ろで見守る宮崎の表情がやさしく晴れやかであり、そこにぐっとこみ上げてくるものがありました。
 
 会場が宮崎のメンバーカラーであるピンクの光で染まり、「ゆーかにゃ」とアンコールの声が鳴り響く中、センターステージに宮崎が一人で登場。着物な感じもある白基調で花柄をあちこちに散りばめたロングドレスを着た宮崎の姿に、会場から熱い歓声が送られます。ここで「手紙を書いてきました」と長い文を読み上げます。Juice=Juice結成時から今まで、そして未来を見据えたお話を心して聞きました。
 
 そして宮崎の卒業ソングである「25歳永遠説」を2コーラス目までソロで歌います。2週間前にNHK大阪ホールでこの曲聞いた時ボロ泣きしてしまったのですが、今回も同様(おまけに鼻水も…)。なんかいまさらですが、宮崎の歌声は涙腺弱くさせる何かがあるのかなーなんて思ったり。カラっとしていつつかわいさ満面で意志の強さもある歌声を堪能しました。そしてラストサビでは他メンバーが白のタキシード的な衣装を着て登場してみんなで歌います。本人たちにもサプライズだったようですが、この時にセンターステージには上方からキラキラした紙吹雪が降りてきます。それに包まれたメンバー達の光景きれいでした。祝祭感ありました。
 
 メインステージに戻って各メンバーから挨拶。泣きながら素直に感謝を伝える稲場と段原とは違い、1対1で面と向かって宮崎と話すのが照れくさい植村、宮本、高木、金澤の4人話しっぷりがなんか良かったです。印象に残ったのは植村が「今、思ったことなんだけど。。なんでゆかだけ私達と違う衣装着てるの?」と言ったところ。会場中?マークが渦巻いたようなリアクションしてましたが、自分は植村の無意識な「同じ衣装でこれからも一緒にやればいいじゃん。」的な感情が見えた気になりました。高木はしゃべっている途中で泣いてしまって「だめだー。今日お母さんからあんたと朋子は絶対泣くって言われて、絶対泣かないって決めてたのにー。」って泣き笑いしてたのも印象的。続いて金澤は「今、がんばって泣いてないですけど、リハーサルでは泣いてしまいました。」と自らバラします。「あと、なかなか面と向かって言えなかったでど、ゆかちゃん大好きだよ。」と照れながら金澤が言ってたのも印象的。
 
 長い宮崎に向けたメンバーの感謝のコメントの後、「私達にとって大事な曲」とスローバラードの「続いていくSTORY」を披露。2016年最初の武道館の時も白いタキシード衣装でこの曲を披露していましたね。静かに切々と歌い上げてラストサビ前の落ちサビで「どうして泣けちゃうの?」と宮崎がソロで歌い、植村が続けて「悔しさも次の一歩も幸せに思えるのは」と歌い、2人で「夢の途中だから」と歌うのを見るのも最後となりました。この曲はなんといってもこのパートです。
 
 そして正真正銘最後を弾けるシンセと胸うつ鼓動のようなリズムなトラックに前向きで明るいメロディが乗っかる「未来へ、さあ走り出せ!」で締めます。ロングドレスを着ていた宮崎は膝下部分のスカートを外してミニスカートになって晴れやかな顔で歌います。この日のコンサート、このツアーのラスト、Juice=Juiceとして6年4ヶ月の宮崎の活動を締めるにふさわしい、新たな門出のお祝いといった感ありました。
 
 本当に良いコンサートでした。この日間違いなく宮崎由加は「世界一かわいい(宮崎のことが大好きなsora tob sakana寺口夏花の言葉を借りてます)」でしたし、曲の構成、各メンバーのパフォーマンスともに素晴らしく最高に楽しかったです。これで、踏ん切りついて、新たな宮崎由加とJuice=Juiceの活動をこれからも楽しみに、、、、と言いたいところですが、個人的にはまだ当面引きずります。
 
 
 
(以下は余談も余談です)

 

 自分がJuice=Juiceを知ったのは2013年5月、日比谷野外音楽堂で開かれたハロプロのコンサートでした。その時はハロプロに対する知識が昔のモーニング娘。(2002〜2003年くらい)の知識のみで、他のアイドルに対する知識もなく(曲を聞いていたのはPerfumeくらい)、野音でアイドルのコンサートってのもなんとなくおもしろそう、と言わば話のネタ的に見てみようかなくらいの思いがきっかけでした。
 
 そのコンサート自体は「今どきのアイドルはみなさんダンスうまい、すごいなー」と言った感想は持ちましたが、それっきりでその後の数ヶ月は興味を持っていなかったです。その後2013年9月頃にモーニング娘。「愛の軍団」を見てまずはまり、2013年12月に他グループで怪我したので、そのヘルプとしてモーニング娘。のメンバーがMVに参加したみたいなYoutubeの放送を見て(その頃怪我したのが宮本佳林、ヘルプに入ったのが石田亜佑美なんて名前も全然頭に入ってなかった)、へーそんなヘルプあるんだと見た「イジワルしないで抱きしめてよ」のMVですごく良い曲だなー、これ生で見てみたいと思い、2014年1月のハロープロジェクトコンサートに参加して、その時Juice=Juiceは「イジワルしないで抱きしめてよ」はやってくれなかったけど「初めてを経験中」を歌っていて、これも良い曲だなー、この2曲が同じシングルに収録されているんだー、じゃあ買おうとコンサート帰りにCD屋に寄って買ってからどんどんJuice=Juiceにはまっていきました。
 
 2014年からJuice=Juiceは単独ライブをやるようになって行きたかったもののチケット取れなく、これは遠出してでも行くしか無いと2015年1月に小樽Gold Stoneに行って念願の単独ライブを見ることができて完全にはまって、2016年以降はsora tob sakanaと並んで最もたくさんライブ見ているグループになりました。2017年6月に新規のメンバー加入があって、彼女たちも魅力的で新たなJuice=Juiceのライブも楽しんでいますが、自分の楽しみの根幹にあるのはオリジナルの5人のメンバーのパフォーマンスでした。個性ある歌声、ダンスを様々な形で組み合わせして一つのグループとして魅力的に見せていくライブがものすごく楽しかったです。
 
 そして宮崎が去年12月に卒業することを発表して、自分の中では「何かが終わってしまった」感が生まれこの日を迎えました。コンサート終了後も気持ちの上で一区切りつくということは残念ながら無かったです。モーニング娘。やアンジュルムのように加入と卒業を繰り返すサイクルに入ってしまった感があり、Juice=Juiceも同様にこれから毎年1〜2人ずつ卒業生を出していくことになるんだろうなというのを宮崎の卒業の発表で実感してしまったのが「何かが終わってしまった」感の大きな理由です。
 
 梁川、段原、稲場の新加入と学業専念するための梁川卒業という時点では、まだちょびっとだけそういったサイクルとは違うと思ってました(思いたかった)。アイドルやバンド関係なく、固定メンバーで積み重ねていくものを見続けるのが好きな自分にとっては、Juice=Juiceはハロープロジェクトから飛び出して独立したグループとして長年固定メンバーでやっていって欲しいな、という夢を持っていました。過去にメロン記念日がグループごとハロプロを卒業して活動していたということもあったようですが、それ以外のグループは加入と卒業を繰り返すか、ハロープロジェクトのグループとして解散かというのがこれまでの活動パターンで、Juice=Juiceはそのどちらにもなって欲しくなかったなーと。
 
 以上、ぐちめいたことを書いてしまいましたが、だからと言ってJuice=Juiceのライブ見に行くことは無いかっていうとそんなことはありません。ライブ行くペース(単独ライブが6,7回、その他ハロコンなどの合同コンサートやインストアミニライブものなどが10回くらいといったペース)はちょっとだけ落とすかもしれませんが、引き続き楽しみにしています。ミーハーな自分は年1,2回コンスタントに見るアーチストでもめちゃファンであるつもりでして、年15回以上のペースで見ているJuice=Juiceが異常なペースってだけだったってのもあるので。ただ、「ハロープロジェクトの」という意識は抑えてJuice=Juiceを見ていくようにしようかな、とは思っています。ハロプロ全体のコンサート参加はこれまでよりも少なくして、単独ライブやハロプロ以外のグループとの対バンものは引き続き行こうと思っています。
 
 ということでまずは初出場となる8月のRock In Japanですね。たぶんこの時点では新加入の2人はまだ参加せず、6人でこれまでのライブで鍛えられたガチンコモードでやってくるかと思いますが、ものすごく楽しみにしています。新加入のメンバーも見学してもらって、野外フェスの魅力を感じてもらって存分に楽しんでもらって、将来自分もこのステージに立ちたいと思って欲しいですねー。
 

author:de nudge, category:live(日本武道館), 12:13
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