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2019/05/30 Buffalo Daughter at 恵比寿Liquid Room

 1年ぶりに見るギター、ベース/キーボード、ターンテーブルの3人組。活動25周年+1年記念の特別企画ツアーということで、この日様々なゲストを呼んで2003年に発売した「Pshychic」、2006年に発売した「Euphorica」の全曲再現ライブを行うということが予告されていました。Buffalo Daughterを最も入れ込んで聞いていたのがこの2枚のアルバムなので、楽しみにしていました。会場も満杯でお祝いムードたっぷり。
 
 ライブメンバーはお馴染みサポートドラム松下敦(Zazen Boys)、PC等機械からの音出しする奥村建(デラウェア)。数年健康上の問題で休んでいたターンテーブルの山本ムーグがついに復帰して、フル編成となります。PA席にはお馴染みミックスのzAk。2セット+アンコールで2時間半の特大ボリュームとなったライブは、かっこよい音がそこかしこに溢れていて楽しく聞けました。感想を。
 
 

 前半は「Euphorica」中心。大野由美子はベースを演奏する曲多かったです。「Euphorica」の2つ目に収録されている「Beautiful You」からスタート。シンプルなロッケンロールなリズム軸としつつ、ギターとベースの印象的なリフがかっこよい曲。なんとなくアルバムの曲順にやるのかな、と思っていたのでちょい虚つかれました。もしかして「Euphorica」の1つ目「Mutating」は山本ムーグがメインボーカルの曲で、まだ歌うところまでは厳しいのかな、、とこの時点では思ってたり。
 
 朴訥な感じでじんわり聞かせる「S.O.I.D」、ひょうひょうとしている印象のトラックと歌にファンキー目あるベースとギターがガツンとくる「Sometime Lover」とギターシュガー吉永がメインボーカルの曲3つやった後に、「Peace」をやります。この曲は山本ムーグメインボーカル。サイケ、ファンキーな感じで歌う山本の歌声聞くの久々ですね。ためのあるファンキーなギターリフに乗せて山本が歌い、それ受けて女性陣2人がユニゾンで歌って、山本のターンテーブルをこする音につながっていく展開とかウキウキ。この曲終わりはお帰り山本ムーグなモードで拍手も一際大きかったです。
 
 そして「Lost Guitar」「Bird Song」では最初のゲストAAAMYYY(Tempalay)が参加。機械からの音出しとコーラスで加わります。ともにスロー目な曲で「Lost Guitar」はけだるさのある、「Bird Song」はさわやかさのある曲。AAAMYYYのコーラスも良い感じでしたが、この2曲で印象に残ったのは松下のドラム。重量感あるドラム叩く松下は激しい展開やスピード感ある曲でもめちゃくちゃかっこよいですが、こういった聞かせる曲でのドラムも良いですね。聞き惚れました。
 
 次にゲスト参加したのはSASUKEというトラックメイカー。初めてお名前知りましたがまだ16歳という若さとか。サンプラー(パッドを叩いてリズムを構成する)を使ってビシバシとBuffalo Daughterの演奏に切り込んでくるのがかっこよい。(後で確認したセットリスト見たら)Buffalo Daughterの新曲のようですが、ふっきれたスピード感あるリズムと相乗するかのようにパッド叩きまくりでかっこよい、おまけにブレイクダンスまで披露して会場盛り上げます。
 
 1stセットラストは「Pshychic」の1つ目に収録されている「Cyclic」。大野のキーボードのリフとシュガーのギターリフの高揚感がものすごくて、どんどん高まっていくような感覚の味わえる曲で最高でした。ここで20分ほどの休憩。
 
 2ndセット最初は山本と奥村の2人だけ登場して演奏開始。「Euphorica」の最後に収録されている「Three-bass」からスタート。全曲再現ライブとはいえ、まさかこの曲やると思ってませんでした。音源は山本のターンテーブルの音を軸に断片的な音と会話がはさみこまれていく曲で、ライブ演奏するような曲ではないよなーと思っていたので。ターンテーブルの音は音源と似たような感じながら、会話はさすがに入れ込まれなく、奥村とともにライブならではの遊び心ある音が入れ込まれていました。
 
 この曲終わりに大野とシュガー、そしてゲストの小山田圭吾(Cornelius)が登場します。リズム少音でじんわりとギターとキーボードの音を出していく「Winter Song」を演奏します。小山田はギターでほんのり音を出していき、この曲終わりに無言で退場。他のゲストは2曲ずつ演奏していたこともあり、1曲だけであっさりしてギターもそれほどガンガンに弾いてなかったし、、ととまどいあるお客の反応に「金払ってこれだけかって?」と少々挑発的に言う姉貴感あるシュガーのMCがかっこよい。後でもう一回出てくるよ的なことを素直に言わないのが良いですね。
 
 大野とシュガーの歌から始まる「Mutating」をスタートします。歌い始めにはまだドラムに誰もいなくて、あれ?登場するの遅れている?と思ってたら上手側から中村達也(LOSALIOS、SPEEDER-X)がひょうひょうと登場。下手側にあるドラムセットについたところでちょうどドラムパートが始まるタイミングになり、そこから激しいドラミングをこれでもかと繰り出していきます。音源では外山明のドラムがめちゃくちゃすごい曲ですが、中村のドラムも良い感じでこの曲をもり立てます。松下のドラムセットをそのまま使っていたのですが、ドラムって本当叩き方の個性出ますね。全く別物といった音でした。山本がステージ前方に飛び出して怪しげに歌っていくのもかっこよい。
 
 続いての「Deo Volente」も中村がドラムのままで、さらにもう一人ゲストが。サックスの菊地成孔(dCprG)です。ジャズ畑がメインの活動と思われる菊地ですが、7年前にはテクノDJ Ken Ishiiのライブユニットに参加していたりと、いろんな方面で活躍しているよう。中村と菊地の音が加わった「Deo Volente」は混沌さがものすごく、そこになまめかしい山本や大野のボーカルやキレありまくりのシュガーのギターも映えていました。菊地のサックスは艶と太さがあり、いろんなフレーズでこれでもかと吹きまくりでした。zAkのミックスとの相性も抜群(過去、菊地成孔のバンドにzAkは参加している)。「Deo Volente」終わりも音止めることなく菊地はサックス吹き続けます。ドラムは中村から松下に交替して、2ndセットラストの長尺曲「303 Live」につなげます。断片的な音から始まるこの曲でも菊地のサックスは個性的な音で加わっていて、おもしろく聞けました。吹きまくった後の中盤のブレイク部分で菊地は退場。拍手喝采でした。
 
 そして終盤圧倒される盛り上がりな曲の「303 Live」を大団円で終えた後、「全部やった」とシュガーが一言話してメンバー退場。アンコールに応えて再登場した時に「そういえば後一曲やってなかった。」と「Pshychic-A-Go-Go」を小山田も加わって演奏します。ワンコードでノリノリで突っ走っていく曲で締め。お客からの大歓声浴びて終了しました。
 
 過去、いろんなゲストを迎えて演奏するBuffalo Daughterを見てきていますが、どのゲストにも持ち味出させつつ、しっかりとBuffalo Daughterの曲の中に組み込まれているってのがすごいよなーと。ループするビートが軸の曲多いってのが加わりやすい要因かもしれないですが、Buffalo Daughterの曲自体の良さやメンバーのスキル、懐の深さなんかもあるのかなーと。

 

author:de nudge, category:live(Liquid Room), 09:18
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