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2019/04/28 tricot at 渋谷O-EAST

 前述お昼のコンサート見終わって座間から渋谷へ移動。3月に発売したミニアルバム「リピート」リリースに伴うツアーのファイナル(という位置づけですが追加公演あるよう)を行う女性ボーカル/ギター、女性ギター、女性ベース、男性ドラムの4人組tricotのライブを見に来ました。チケット売り切れで会場満タン。「混んでいるので前へ詰めてくださーい」というスタッフさんの呼びかけに応じて上手のちょい前方から見ました。
 
 マスロックな変拍子、ブレイクをふんだんに盛り込むストップ&ゴー、静と動を切り替えていくダイナミズム溢れる演奏を主体としつつも、刹那気な歌い上げやコーラスワークで歌もしっかり堪能できる稀有なバンドという所感ですが、アンコール含め2時間近いライブはものすごいもので、超いいバンドと改めて思いました。感想を。
 

 

 アルバム「リピート」に収録されている1曲目「good morning」をSEとして流れます。この曲はアフロビートな感じのリズムにフロントメンバー3人がそれっぽい呪術的な声を多重的に聞かせる曲で、「ダダダダダ」と歌われるトラックが流れる中、まずボーカル/ギターの中嶋イッキュウが登場して生歌を重ねていきます。この曲どうやってライブでやるのかなと思いながら音源聞いていたのですが、こうきましたかと。他のメンバーも登場して演奏を加えていきます。クールな立ち上がり。そのまま続けてアルバム「リピート」の2曲目「大発明」につなげます。ファンク調、でも一筋縄にはいかなさげなギターリフの骨っぽいアレンジの中歌い上げるところから、いつものtricot節なメロディでロックに流れ込んでいくサビの曲。
 
 激しくなっていく展開になると後方からお客がなだれ込んでいきます。一瞬ひぃー巻き込まれるーと覚悟したのですが、その後は思いの外良いポジションで聞けました。個人的に中盤の大人締めな展開部分がつぼでした。ダブな音を出して始まりかわいらしいサビのメロディもありつつ所々に変拍子入りカクっとなって聞く「ブームに乗って」、つまびくようなギターの音に切ないメロディで感傷的に歌い上げる「食卓」、中嶋がマイク一本でゴスペルかのように歌い上げる「butter」の3連チャン最高でした。特に「食卓」はtricotで一番好きな曲で聞けてめちゃくちゃうれしかったです。
 
 2013年に発売されたアルバム「T H E」に収録されている「タラッタラッタ」は、大阪公演から急遽やろうと追加した曲だそうで(2017年に加入したドラムの)吉田雄介に怖い顔されたそうですが、その後もやり続けてますと。これだけ演奏の展開が次々と変わる曲ばかりで覚えるのめちゃくちゃ大変そうですが、どれだけ練習やって身につけるんですかね。
 
 本編ラスト4曲は怒涛の盛り上がり。「節約家」「爆裂パニエさん」「99.974℃」の3連チャンは激しいモッシュが出てお客さんのリアクションもものすごい。「爆裂パニエさん」のセッション的にジリジリと聞かせるインストからAメロでのお客さんの合唱につなげる展開、「99.974℃」でベースのヒロミ・ヒロヒロが客席の中に入ってお客に担ぎ上げられた状態で激しく曲に入っていく展開などはお馴染みですが、毎度高揚します。ラストの「メロンソーダ」は伸びやかな声で青春さが感じられるメロディで歌い上げる曲で良い締めでした。
 
 アンコールは長めのMCから。9月末に向けて新たな音源を出そうとしていること、それはこれまでの自主レーベルBAKURETSU RECORDSではなく新しいレーベルから出すことになるということ、そのレーベルはメジャーレコード会社avex(cutting edge)の中で作られることになること、9月23、24日に自主企画ライブ「爆祭」を行うことが発表されました。メジャーレコード会社はもったいぶった振りから元号発表のように習字で書いた「エイベックス カッティングエッジ」という半紙を見せての発表でした(カッティングエッジの文字が名前のように左隅に小さく書いてたので最初読めませんでした…)。
 
 序盤のMCで元号に関する話題をちらつかせていたのは、このためのフリだったんですね。序盤MCでは、「平成ももう終わるということですが、平成最大のトピックは?」というテーマを話すことになり、中嶋は「中嶋が生まれたということ」、ギターのキダ モティフォは「キダが生まれたこと」ときて、「ヒロミさんは?」と聞かれて「私、昭和(生まれ)なんで。。」とヒロミが回答し、「まずい、気まずい。次の曲に入ります。」と中嶋が先に進めたの笑いました。3人は学年1年違いとかだったかと思いますが(中嶋はキダのことをよく「先輩」と呼ぶ)、Perfumeの3人と生まれた年近いんですね(Perfumeは昭和生まれ2人に、平成生まれが1人)。
 
 メジャーデビューはびっくりですね。恐らくこれまでもメジャーの誘いは幾度となくあったのではないかと思いますが、満を持してというところでしょうか。これまでのインディーズでの活動は「私達とマネージャー1人でほとんどやっていた。」というのもびっくり。「レーベル名はまだ決まっていないけど『プリケツレコード』とかにしようかな。」「爆祭の2日目は単独ライブです。私達そこで満9年の活動になるということでタイトルは『九才』と書いて『クサイ』と読みます。」と変わらずのスタンスで活動することをアピールしていました。Avexはかつて、tricotよりもさらにアンダーグラウンド感ある渋さ知らズやDMBQなども音源出していたことがあったので、小室哲哉世代のようなイメージのあるアーティストばかりでは無かったりするんですよね。
 
 アンコールはリハーサルではよくやっていたもののライブ本編で聞くのはかなり久々な「おやすみ」、アルバム「リピート」最後に収録されている「悪口」で静かめに締めました。「悪口」は、ゆったり目なリズムとメロディに情感込めた歌い方ながら、どこかカラッとした感じもさせる曲でラスト音止まって、囁くように歌い上げる中嶋が抜群でした。良い締めでした。また、今後もライブや音源いろいろ楽しみにしています。

 

author:de nudge, category:live(duo,O-Group), 10:30
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