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2019/04/27 Spangle call Lilli line at EX THEATER ROPPONGI

 前述のライブ見終わった後、横浜から六本木へ移動。間に合うかヒヤヒヤだったのですが、乗り換えスムースに行って開演10分前に会場に到着しました。結成20周年を迎えて大阪と東京で単独ライブを行うSpangle call Lilli line。マイペースな活動でライブ自体が2年ぶり、単独ライブツアーとなると3年半ぶりになるとか。でもものすごく久々な気にはなってないのは、長年ファンやっているからでしょうか。5年間ライブやってなかった期間とかあったので。自分がライブ見るのは2年ぶり12回目くらいとなります。
 
 この日のライブはSpangle call Lilli line最大キャパ。当日券出ていたようですが、1階のスタンディングフロア満杯でスタッフが前に詰めるように指示していたりもしました。メンバーも人数のすごさに感慨深かったようです。自分は2階の座ってみる席が取れたのでそこからステージを見下ろすようにライブ見ました。Spangle call Lilli lineのライブで座って見るのって、初めてライブ見た2003年のティアラ江東以来となります。広いステージですが、凝った装飾や映像などは無しでメンバー配置もいつも通りといった感じ。アンコール含め2時間ほどのライブの感想を。
 

 

 バンドメンバーは「ここ10年くらい固定でやっている」とMCでも言ってましたが、女性ボーカル、男性ギター×2の本体メンバーに女性コーラス、男性ベース、男性ドラム、男性キーボード、女性ピアノがつくお馴染み編成(女性ピアノは4曲目くらいから全面参加)。まずは今年1月に出したアルバム「Dreams Never End」から立て続けに3曲。アルバム最初の曲「red」はシンプルで印象に残る軽やかなギターリフにウキウキするようなリズムなどがからんでくる爽やかな曲。キーボードのふわっとした音から始まるこれまた爽やか系の「sai」は音源で男性コーラスが入るのですが、ベースが担当していました。これまでベース奏者コーラス取ることあったっけかなーと思いながら聞いてました。それ以降の曲でもいくつかコーラスしてました。
 
 「still three」はメロディがスパングル王道といった感ある曲で、憂いのあるようなAメロからやさしげに響いていく歌声がとても良く似合う展開が印象的。「アルバム出した直後にそのアルバムからほとんどやらないでお馴染みの私達ですが、今回チャレンジしました。」とMCで言ってましたが、確かに意外。前回出したアルバム「ghost is dead」直後のライブに「azure」1曲しかやらず、あれっと思った記憶あります。さらに「昔の曲ですが、これまで全くやったことない曲をやります。」と宣言して、「B」をやります。2003年に発売されたアルバム「or」に収録されている曲でこれライブでやったことないんだーと。「or」とっても好きなアルバムで聞けてうれしかったです。静かなアレンジとメロディから後半意外な感じでテンポアップしていく曲。
 
 2008年に発売されたアルバム「PURPLE」に収録されている「cast a spell on her」は終わり部分をアウトロ的に長尺にやっていて、ボーカル大坪加奈は一旦退場、コーラス山里亜理沙(MOUNT SUGAR)が歌のラスト部分「隠れた太陽 隠れた未了の日」を繰り返し歌います。やがてピアノの音のみになって(キーボード奏者は英語圏の雑踏のようなサンプリング音を加える)、他メンバーも退場。そしてピアノ一人になって静かなソロが響きます。そこに大坪が再登場。ピアノのみで歌う曲といえば過去「Inc.」をやっていて、今回もそうかなと思いきや「sugar」をやってきました。2005年に発売されたアルバム「TRACE」で収録されているオリジナルバージョンはバンド演奏ですが、2011年に発売されたピアノアレンジのセルフカバーアルバム「Piano Lesson」に収録されているバージョン。広い会場に響く大坪の歌声がものすごく良かったです。
 
 この後も「ttyy」「quiet warp」など珍し目の曲をやってくれました。山里とのコンビも抜群でリズミカルに歌う「ttyy」、宙を漂うようなキーボード音の中で歌う「quiet warp」ともに好きで聞けて良かったなーと。本編ラストはさわやかに弾けてスピード感ある「eye」で締めました。ラストにボーカル2人でフェイクしていく展開が熱かったです。アンコールは鉄板曲の「nano」「E」をやります。「E」は自分がSpangle call Lilli lineを知ったきっかけとなった曲。「nano」は一番の代表曲といって良いであろう静かに高揚していくメロディがたまらない曲。この日のライブでもやっていた「dreamer」と「mio」は「nano」に追いつけ追い越せ的な意図で作ったみたいなことをどこかのインタビューで言ってた記憶がありますが、この辺りがスパングルといえばの曲感ありますね。

 

 「E」で大団円を迎え拍手喝采浴びる中メンバー退場。そこにものすごくでかい音で「ふたりせぞーん」と歌声がスピーカーから流れてきたのびっくりしました。まさかの欅坂46「二人セゾン」です。この音源は大坪が歌っていて、音もいかにもスパングルで、まさかまさかのカバーバージョン。これが退場曲になっていて、最後まで聞けなかったのですが、後にYoutubeにアップされていました。原曲のメロディの良さ活かして、しっかりSpangle call Lilli lineの曲になっているのが良い感じです。絶品な大坪のボーカルと一つ一つはシンプルな音なのに組わせるとスパングルの音になってしまう世界観がこの曲にもうまいことはまっています。

 
 前回見たライブではギター笹原清明(写真家でもありsora tob sakanaのCDジャケットのメンバー写真も撮ってる)の意図もありMC無しでしたが、今回はMCいくつかありました。無口な笹原と対比的にもう一人のギター藤枝憲は饒舌で話がおもしろい。「アルバムジャケットが作りたくてアルバム作ってる。」「グッズが作りたくてライブやっている。」など。デビュー時のエピソードでは「ライブ1回だけやったらあるディレクターに声掛けられCD作ることになった。そしてライブくらいやったらと3つくらいブッキングされた。そしてライブやったら客がゼロでディレクターから『普通、知り合いとか呼ぶけど全く呼ばなかったの?』と言われた。その次も呼ばなかった。それは対バンイベントの3組目の出演で、自分たちの前の組が激しい曲やるバンドでそれ見てたら笹原が『帰りたい』と言い出したり。」と。
 
 自分が印象に残っているスパングルの過去エピソードは、2005年に発売したアルバム「TRACE」を受けて青山CAYでライブやった時にアルバムの音再現するために管楽器隊を入れた編成でやっていたのですが、音のバランスが悪くボーカルがほとんど聞こえない状態だったことで当時Spangle call Lilli lineのホームページにあった掲示板(メンバー書き込みもあった)で不満の声がいくつか挙がってプチ炎上(というほどのものでも無いですが)したことですかね。当時のサポートベースだった村田シゲ(□□□、CUBISMO GRAFICO FIVE)までフォローコメントを書いてたことを覚えています。個人的にはそのライブも全然良かったと無邪気に思っていましたが、今のライブと比べると確かに音のバランスは悪かったかもしれないですね。現在のライブはボーカルもクリアだし、演奏も世界観をばっちし伝えられる細やかな音が堪能できる安定感あるものになりました。
 
 「これからもまだまだやっていきますよ、でも今年は働きすぎたから来年は休みたい。」というコメントも笑わせてもらいました。本当マイペースですね。今年初めにアルバム発売、そして大阪と東京2箇所でライブやっただけですが、それでも彼らにしてみればハイペースな活動になるのかなと(メンバー全員本職が別にある)。しかもこの後、いくつかフェスに出るようで。6月1日に長野県木曽郡木祖村こだまの森で開催される「FFKT 2019」(それまでやっていた「taico club」の後を継ぐフェス)、6月2日に愛知・蒲郡のラグーナビーチで行われる「森、道、市場 2019」と連チャンで出るのが結構ハードスケジュールな感じがあります。自分はそれらには別予定入れてしまい行けないのですが、5月に渋谷で行われる「CROSSING CARNIVAL'19」というフェスの方には行く予定なのでまた楽しみにしています。
 

author:de nudge, category:live(EX THEATER ROPPONGI), 07:30
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