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2017/05/07 アンジュルム at 中野サンプラザ

 ハロープロジェクト所属9人組グループのアンジュルム。ハロコンなどでは何回も見ているグループですが、単独ライブは1年ぶり3回目。1日2回公演の2回目に行きました。2階席後方。メンバーの相川茉穂は今年初めに発覚したパニック障害により1月から療養中。8人でのライブとなりました。アンコール含め1時間50分ほどのライブは、スマイレージ時代のかわいらしい曲も織り込みながらパワフルさ溢れるものとなりました。感想を。
 
 ステージ前方に薄いスクリーンが張ってある状態でメンバー登場して1曲歌います。新曲のよう。シングル曲の「愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間」の次にやった「涙は蝶に変わる」が虚を突かれました。アンジュルムになってから出した初めてのアルバム「大器晩成(初回盤A)」に収録されている曲で、フラメンコ調な曲がおもしろい。
 
 そしてスクリーンに学校の絵が映し出されている中、スマイレージ時代の「ぁまのじゃく」を歌います。甘酸っぱい青春味あふれるポップスで、かわいらしい声が良く似合っていて聞けてうれしかったです。その後も立て続けにスマイレージ曲をやっていたようですが、自分は半分くらいしかわからず。「ショートカット」は80年代な節回しの夏っぽいメロディの曲でこちらもかわいらしさ満点。
 
 中盤ではアンジュルムのシングル曲の中でも比較的歌う機会が少ない曲を連発。哀愁味あるミドルテンポな曲の「忘れてあげる」は4月にJuice=Juiceの宮崎由加がバースデーイベントで歌っていて曲の良さを認識したのですが、オリジナルのアンジュルムバージョンも良い感じに聞けました。また、この曲含めこの中盤辺りから竹内朱莉の声の良さに惹かれました。正直なところこれまでアンジュルムに関してはダイナミックなダンスは見てて楽しいものの、歌声そのものについては時折聞かせる中西香菜の低音ボーカルが好きなくらいで、それ以外には惹かれる要素がそれほど無かったのですが、このコンサートの中盤から竹内のソロボーカルがすごく魅力的に聞こえるようになりました。力強く、通りも良く、かわいらしさとかっこ良さを併せ持った声を堪能。もし何の知識もなくこのコンサートを観ていたら、アンジュルムのセンターは竹内っていう顔が真ん丸な子なんだろうなーと思ったんじゃないかと。「乙女の逆襲」は中盤のワルツなインストで相川がソロダンスを踊るのがお馴染みですが、相川が欠席ということで全員でワルツを踊っていました。
 
 終盤は鉄板の盛り上げ曲を連発。自分もかなり浮かれて聞いて汗びっしょりになりました。「大器晩成」「次々続々」「ドンデンガエシ」の3連続はガンガンに縦ノリできます。そしてこういったアッパーな曲になると佐々木莉佳子のダンスがめちゃかっこよくて、はまります。「次々続々」でのキレある左足上げるキックをしてマイクを横に上下に振る展開のダンスとかはもう本当すごいなと。本編はほとんどMC無しでしたが、アンコールは一人一人長めのコメントを。アンジュルムが中野サンプラザで単独でのコンサートを行うのはこの日が初めてだそうで、みなさん感慨深そうでした。竹内は満杯の客席を見て涙ぐんでいました。
 
 モーニング娘。'17と同じ感想になっちゃうのですが、今のメンバーでオリジナルアルバム作って、それを中心としたツアーも見てみたいなーと思いました。しかも全曲フルコーラスで。歴史が長いからどうしてもたくさん曲をやりたいっていうのがあるのでしょうけど、単独コンサートなら曲数少なくなっても全曲フルコーラスやってくれるコンサートの方が好みですね。メドレーコーナーとかは良いのですが、ワンハーフとかはテレビ番組とかハロコンとかの持ち時間が少ない場合だけにして欲しいかなーと。
 
 ゴールデンウイークの締めにふさわしい楽しいコンサートとなりました。立て続けに行ってふと思ったのですが、結構多くのいろんなタイプのアーチストさん(アイドルに限らず)がステージから客席を見て「景色」と表現することが印象に残るのですが、これって昔からよく言ってるんですかね。
 

author:de nudge, category:live(中野サンプラザ), 21:42
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