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2023/10/07 横濱JAZZ PROMENADE at 横浜市内各所

 この日は横浜から関内の間をあちこち歩き回って4つほどライブを見ました。その内3つは、7年ぶりに参加する横濱JAZZ PROMENADEのライブ。以前はチケットパスを買うとホールやジャズクラブで行われているライブのどれにも参加できたのですが、コロナ禍の中止を経て復活してからホール、ライブは各公演ごとにチケットを買う形に変わったよう。また有料公演自体も縮小化、ラインアップの傾向も変わった(ベテランより若手多めの印象)ように思います。無料で見れる街角ライブは規模を維持。横浜の街のあちこちで、ライブが開かれています。
 
 自分が見たのは3つ。秩父英里のみ有料公演で後の2つは無料公演でした。
  FUNK UP BRASS BAND(グランモール公園 美術の広場)→秩父英里スペシャルバンド(横浜赤レンガ倉庫1号館)→Saigenji(NHK横浜放送局1Fロビー)
 各演奏場所は離れているのですが、時間にも余裕があったので散歩がてらのんびりと移動しました。感想を書きます。
 
 

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author:de nudge, category:festival(横濱JAZZ PROMENADE), 12:10
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2016/10/08 横濱JAZZ PROMENADE at 横浜市内各所

 関内、桜木町あたりを中心に各ホール、ジャズクラブで一斉に昼から晩までライブをやっており、チケットパス(バッチです)でどこでも入れる形式のものです。2日間行われる初日に行ってきました。4回目の参加。午前中の雨で街角でやっている無料ライブは残念ながら中止。元々屋内の有料ライブ会場を回るつもりではあるものの、会場移動中に街角のライブに出会うとうれしくなっちゃうんですよね。
 
 見たのは以下の5組。かっこが無いものはフルで見ています。
  Orquesta Libre+Suga Dairo+RONxII→井上陽介カルテット(1曲目途中から)→高瀬龍一セクステット→森山威男カルテット(ラスト1曲辺り手前まで)→スガダイロートリオ
 フェスでありながら各ライブ持ち時間1時間とたっぷり世界観に浸れるのが良いですね。お目当ては最初と最後のグループではあるのですが、普段聞かないようなジャズバンドの世界にも触れていろいろあるなーと実感できるもの良いです。順に感想を。

 

 

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author:de nudge, category:festival(横濱JAZZ PROMENADE), 12:52
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2015/10/11 横濱JAZZ PROMENADE at 横浜市内各所
 関内、桜木町あたりを中心に各ホール、ジャズクラブで一斉に昼から晩までライブをやっており、チケットパス(バッチです)でどこでも入れる形式のものです。2日間行われる2日目に行ってきました。4年ぶり3回目の参加。雨が心配されていましたが、無事持ちました。今回はKAAT神奈川芸術劇場と横浜赤レンガ倉庫1号館の2つの会場のみ回るというシンプルな動き方をしました。今回見た5組は全て初めて見ます。感想を。


 Gentle Forest Jazz Band
 KAAT神奈川芸術劇場という初めて行くキレイなホールにてジャズビッグバンドを。30分ほど到着遅れて残り1時間ほどのライブを見ました。指揮者、ボーカル兼ダンサー×3、ピアノ、ギター、ベース、ドラム、管楽器隊13名の大所帯21人バンド。ドラムの松下マサナオはYasei Collectiveで見たことありますね。Yasei Collectiveとは異なる叩き方でこちらはバンドカラーにあったやさしいドラミングとの印象。バント名の通りジェントルな感じもありつつ、どこかほんわかというか(かわいらしい)いんちきくささを漂わせつつ愉快に演奏するビックジャズバンドという印象です。いんちきくささの大半は指揮者が放つもので、指揮をしつつ変な踊りをしたり変顔をしたりと。女性ボーカル3人は曲により出入りします。3人のハーモニーがきれいでスタンダード(Frankie Lymonの「Goody Goody」など)やオリジナル曲を歌っていました。音は全般にやさしく心地良い。特にギターのやさしい音が印象的でした。10年前くらいに社会人バンドとして出発したらしいこのバンドは当フェスの路上ライブからのし上がっていったそうで、プロとなった今は八代亜紀やakikoなどの有名シンガー、東京03、おぎやはぎ、バナナマンなどのお笑いとも一緒にやってたりするそう。お笑いの方達とどうゆうからみをするのか分かりませんが、おぎやはぎとは世界観合いそうだなーと。バナナマンからは自分達の単独ライブのオープニング曲を作って欲しいとリクエストがあって作った曲があり、今回そのフルバージョン(バナナマンライブでは1分くらいのものだったとのこと)をやっていました。「ブルースバナナ」という曲で、その名前通りブルースな感覚が入りつつ、管楽器ソロを織り込んだジャズ曲でした。ラスト近くの曲ではオリジナル楽器を作って演奏するということで、ボーカル3人がコップ形状の吹く楽器(がまがえるの泣き声っぽい)を使ってユニークに演奏してました。


 N/Y(新垣隆・吉田隆一)
 KAAT神奈川芸術劇場のホール隣にあるスタジオ(テレビ収録できそう)にてピアニストとバリトンサックスという変わった組み合わせのデュオを見ます。渋さ知らズ、板橋文夫、藤井郷子の各オーケストラなどで見たことある吉田隆一はお馴染みですが、新垣隆は初めて。去年ゴーストライター関連のニュースで話題になった方らしいのですが、あまりその辺のニュース見ていなく、自分は今年見たテレビのバラエティ番組でモーニング娘。'15の野中美希とピアノ対決した放送を見て顔と名前がやっと一致した方です。その対決は新垣の圧勝でしたが、野中がピアノこんなに弾けるんだーとびっくりした記憶が。新垣はどちらかというとクラシック畑のようですが、その事件の時期に吉田が声をかけてデュオを組んだそうで、このデュオではジャズ。やわらかな新垣のピアノに豪胆さやメロウ、ノイズちっくなどいろんな吹き方をするバリトンサックスがからむもので、聞き味が新鮮。オリジナル2曲とカバー2曲でした。カバーはOrnette Colemanの「Lonely Woman」と(たぶん)George Gershwinの「Embraceable You」。オリジナルを知らないで言うのもなんですが、このデュオならではの味があるんだろうなーというもので、新垣の低音から徐々に高音にシフトしていく音に沿って激しく絶叫的なバリトンサックスの音を吹きまくる場面なんかかっこ良いです。オリジナル曲も親しみやすいメロディから混沌とした音の展開などもあったりとおもしろい曲だなーというもの。曲の合間には必ずMCをはさんでいて、吉田の小ネタに新垣がやわらかく反応するといったものでおもしろかったです。新垣はいかにも人が好さそうで、ちょっとした仕草でお客の笑顔を引き出していましたね。新垣が聞いていたジャズはBill Evansと佐藤允彦だそうで、それを聞いた吉田は「佐藤允彦といえば、パンダコパンダ。」「パンダコパンダ?」「そう、パンダコパンダ」とそこからやたらパンダコパンダを2人で繰り返して言ってたのがおもしろかったです。この単語知らなかったのですが、古いアニメソングだそう。


 ダニエル・ザミール・カルテット
 横浜赤レンガ倉庫1号館に移動して、イスラエルのソプラノサックス/ボーカル、ピアノ、ベース、ドラムのカルテット。あごひげを生やしたフロントのダニエル・ザミールがクレツマーなフレーズから入って雄大さもありつつソプラノサックスを吹きまくります。ピアノトリオはジャズメインのリズムながらいろんなタイプの曲に対応していました。ボーカル曲もありでユダヤ民謡から早口なオリジナル曲(平和をテーマにしていると言ってました)など。ボーカル曲は全てにコール&レスポンスがあったのが意外。かなり積極的にお客に歌わせていて、ジャズフェスでは珍しいなと思ったり。中には手拍子まで求める曲がありました。


 レイス・デムス・ウィルトゲン
 引き続き横浜赤レンガ倉庫1号館にて、ルクセンブルグのピアノトリオを見ます。序盤は端正さをメインにしたジャズ曲中心。ドラムの叩くリズムがおもしろくテクニカルなものをふんだんに入れ込んできます。2曲目ではおしとやかなドラムンベース的なものもはさみこんでいました。ピアノとベースはそんなドラムを時には放っておきに、時には協調しつつ上品さを感じさせるフレーズを重ねていきます。後半に進むにつれて混沌さが加わるようになってきて、ドラムのいろんな変化に強く反応するピアノやベースのフレーズも出て来るようになって、相当おもしろかったです。日本で手に入れるのは難しそうと、ライブ終了後の即売コーナーに速攻で行ってCD買ったのですが、たちまち人だかりが。メンバーがそのコーナーにサイン会しに行くのをすれ違いに見ましたが、黒山の人だかりを見てうれしそうでした。たぶん売り切れただろうなーと。それくらいお客に受けてました。


 スガダイロートリオ
 KAAT神奈川芸術劇場のスタジオに戻って、渋さ知らズ、Orquesta LibreやEMERGENCY!などのゲストで見たことあるピアニスト・スガダイローの、ベースとドラムを率いた編成のライブをこの日のラストに見ます。これがびっくりというかとんでもないと思えるくらいのライブでした。メンバー入る前に前説っぽい人がパイナップルな模様のジャケットを着て登場。お笑いな口上を繰り広げた後でメンバーを呼び込みます。メンバーも同じ柄のジャケットを着ての登場がおもしろい。そのまますぐに演奏開始。セカンドラインのリズムに合わせて前説の人が手拍子をお客に促しながら退場、、でそこから演奏が一気にシフトアップします。ピアノの端から端まで縦横無尽に強く速く弾きまくります。一瞬であればよく見る弾き方なのですが、すごいのは恐ろしいほどその弾きっぷりをずっと続けること。そこから繰り出される激しい音はかなりの刺激あり。ベースとドラムも手数の多さや弦のはじきやシンバル等のはじけるような音で、ピアノと拮抗します。中盤の曲ではベース奏者が「じゅげむじゅげむごこうのすりきれ〜」とオフマイクで歌いだし、そこから展開する断続的なフレーズで構成された曲がありましたが、なんかZAZEN BOYSを思い起こすような曲でした。そういえばスガダイローは確かZAZEN BOYSの向井秀徳と松下敦とそれぞれセッションしたことがあったはず、と思いだしたり(特に松下敦とのセッションは聞いてみたかった)。本編ラストもこれまでの魅力を凝縮したような展開があり、激しいドラムソロから全員渾然一体となった早く強い音を出して、ラスト一音をガツっとみんなで出してカットアップして終了した場面はかっこよすぎでした。本編終了直後にまた前説の人がやってきてアンコールを求め、メンバー入ってもう1曲やって終了でした。これはまた見てみたいライブですね。と、ここまで書いて読み返したら、誤解生むかも、、と思い念のために書きますが、このバンドはジャズバンドです。
 
author:de nudge, category:festival(横濱JAZZ PROMENADE), 22:25
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2011/10/09 横濱JAZZ PROMENADE at 横浜市内各所
 関内、桜木町あたりを中心に各ホール、ジャズクラブで一斉に昼から晩までライブをやっており、チケットパス(バッチです)でどこでも入れる形式のものです。2日間行われる2日目に行ってきました。3年ぶり2回目の参加。関内駅を降りて、チケット代払ってバッチをもらいます。町のあちこちでやっている無料野外ライブもあって、関内駅前でも演奏してました。横浜スタジアムでは野球の試合があったり、道で別のイベントが開かれていてにぎやかですね。
 
 ホールで見たライブは、渋谷毅オーケストラと板橋文夫FIT! &オーケストラという2組(板橋文夫のは2部構成で1部と2部別名義なので実質3組か)でした。
 
 横浜市開港記念会館という会場で渋谷毅オーケストラを見ます。渋谷毅というピアニストは初めて見ます。二階堂和美と共演歴があるということで名前を知っていました。メンバーは峰厚介(テナーサックス)、松風紘一(アルトサックス、バリトンサックス、フルート)、林栄一(アルトサックス)、松本治(トロンボーン)、津上研太(アルトサックス、ソプラノサックス)、石渡明廣(ギター)、上村勝正(エレキベース)、外山明(ドラム)という編成。林栄一は板橋文夫オーケストラ、松本治はVINCENT ATMICUS、津上研太は大友良英NEW JAZZ ORCHESTRA、外山明は板橋文夫オーケストラやUAのバックバンドなどで見たことありますね。
 
 渋谷毅のやわらかなピアノや各メンバーのソロを織り交ぜていろんな楽曲を1時間半に渡って演奏します。パラパラとした印象を書きますと、、外山明のドラムは相当に独特なリズム感で演奏されるのですが、これが聞いていてくせになります。リズムキープはベースのみが担う展開も多かったです。ギターの音色がかなりつぼでした。管楽器隊への合図は松本治が行っているものが多かったよう。有名ジャズミュージシャンの曲や各演奏者のオリジナル曲も演奏されていて、林栄一の「ブラザー」というセカンドライン調の曲がかなり良かったです。渋谷毅のひかえめに刻むオルガンのセカンドラインリズムも良いアクセント。林栄一、石渡明廣、上村勝正、外山明という4人で別名義のバンドがあるそうで、そこから1曲演奏していたのですが、スピード感あるロック度も高い曲でかっこよかった、などなど。
 
 
 ライブ終了後、関内から桜木町のあちこちを歩いて、街角ライブをつまみ食い。自分が見たものではビックバンド形式のものが多かったような。その中でがっつりと見たのは、横浜ワールドポーターズ前でやっていた、たをやめOrquesta!!!という女性ばかりの総勢19人のビックバンド。かなりおもしろかったです。全員黒尽くめの衣装に赤のアクセサリーを身につけて立ち振る舞いなんかもバッチリきまっているラテン度濃厚な演奏を。曲によりボーカルもありで、いい感じではまっていました。リーダーとなるサックス奏者はMCがおもしろく客いじりなんかもあって、笑いを取っていました。途中の曲では演奏の中で詞の朗読を。結婚を彼氏に執拗にせまって振られるストーリーでおもしろい。最後詞の書いた紙を破り捨てて泣き崩れる小芝居も効いています。後でネットで調べたら、チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン、ラ・しゃららで活動されている岡村トモ子(オカピ)でした。ラ・しゃららでも失恋ソングを熱唱していましたが、どうりで既視感が。。今回は脇の方から見ていましたが、次は正面からがっつりと見てみたいですね。
 
 
 関内に戻って、関内ホール 大ホールに夕方過ぎに入ります。ピアニスト板橋文夫率いるバンド2組を見ます。板橋文夫はハウスミュージックを作るKuniyuki TakahashiのCDに参加したり、ロックバンドACIDMANのライブに参加したりと、JAZZ以外のミュージシャンともからんでおり活発に動いている印象のある方ですね。オーケストラ編成のライブを過去3回見たことあります。
 
 最初の1時間はFIT!という名義のバンドで若手ベーシストとドラムを率いた3人編成。ともに北海道出身という瀬尾高志と竹村一哲。ドラム竹村一哲はなんと1989年生まれ。瞬発力あるドラミングといった感じで細かな刻みやロック的にストレートに叩いたりといろいろな技を繰り出します。ベース瀬尾高志は笑い飯 西田のような風貌で、弓弾きや荒々しく弦をはじいたりと迫力ある演奏を。3人が渾然一体となって、即興とキメの部分を織り交ぜて感激する瞬間が多かったですねー。
 
 休憩はさんで次の1時間半(を超えていたかな)は、オーケストラ編成。以前参加していたメンバーから少しずつ変わっていますね。林栄一(アルトサックス)、片山弘明(テナーサックス)、吉田隆一(バリトンサックス)、福村博(トロンボーン)、太田恵資(ヴァイオリン)、小山彰太(ドラム)、立花泰彦(ベース)というメンバーにFIT!の2人も残っているので、ツインベース、ツインドラムという形に。片山、吉田、太田は渋さ知らずの常連メンバーでもありますね。大曲と呼べるような長めの曲を3曲。息を呑むアンサンブルと各自のソロを取り混ぜていて堪能しました。とりわけ2曲目にやった吉田隆一が手がけた曲が強烈でした。バリトンサックスの早いブレスでのリズムからベースとドラムが早いビートで入ってきて、途中じっくりとした展開も織り込んで、再度元の展開に戻るという。音源として欲しいなーと思いました。予定していた3曲終了後も、即興での演奏を続けていき、喝采を浴び続けますが、残念ながら時間切れということで終了。
 
 終演後会場を出ると雨が降っていました。降り始めたのが街角ライブ終了後みたいだったので、セーフでしたね。帰る前に驛の食卓という横浜ビールを堪能できるパブで食事して帰りました。この辺に来たときはよく寄るのですが、ここはビールだけでなくごはんもおいしいですね。この日期間限定で出ていた小田原の地ビールもおいしかったです。

author:de nudge, category:festival(横濱JAZZ PROMENADE), 05:02
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2008/10/12 横濱JAZZ PROMENADE at 横浜市内各所
 前から行ってみたかった、横濱ジャズプロムナード。初めて行きます。
 
 横浜の各ホール、ジャズクラブで一斉に昼から晩までライブをやっており、チケットパス(バッチです)でどこでも入れる形式のものです。2日間行われる2日目行ってきました。関内駅を降りて、チケット代払ってバッチをもらいます。天気も良好で、町のあちこちでやっている無料野外ライブも非常に良い感じでした。
 
 初めは情文ホールで、藤井郷子ma-do。藤井郷子カルテットや藤井郷子Fourでは見たことありますが、このグループは初です。ピアノの藤井郷子とトランペットの田村夏樹のご夫婦コンビは、様々なリズム隊と組んでライブされてますが、このma-doはベースに是安則克、ドラムに堀越彰を迎えてで、お二人とも初めて見ます。複雑な曲に各ソロも織り込む展開で、ベースの是安則克はかなりダークな印象漂う演奏でした。曲の始めに少音の即興を重ねる場面では、ウッドベースの弓弾きの他に、紙をくしゃくしゃと握って音を出している場面が印象的でした。
 
 終了後、桜木町まで歩きます。あちこちでやっている街角ライブをちょいちょい見ながらでした。ちょい見で書くのも気がひけますが、桜木町駅そばでやっていたlone empty bedというバンドがなかなかかっこよさげでした。
 
 続いては桜木町にあるランドマークホールで鈴木良雄BASS TALKのライブを見ました。ベース奏者の鈴木良雄がフルート、ピアノ、パーカッションを率いての演奏です。パーカッションはROVO等でお馴染みの岡部洋一。この方のライブスケジュールを見ると驚異的なほど毎日のようにあちこちのバンドで演奏されてますが、このバンドが一番活動率が高いようです。ベースとパーカッションが導くリズムにきれいなピアノやフルートのメロディがすっと入ってきて気持ちよく聞けました。特に4曲目のブラジルのどこかの地名(失念)がついた曲と、5曲目の鈴木良雄出身地の長野県木曽をイメージしたという曲はその風景が思い描けるようで、良かったですね。フルート奏者井上信平は5曲目でリコーダーを曲の始めと終わりで吹いていましたが、素朴なメロディが良かったです。岡部洋一はOrquesta Nudge! Nudge!ほどでは無かったですが、たくさんの楽器を持ち込んででの演奏でした。リケンベ(親指ピアノ)も使っていたような。最後の曲ではソロの場面もあり、これまでの集大成とばかり各楽器を鳴らし、見た目も派手なビリンバウまで取り出して鳴らしていました。
 
 最後はドルフィーというライブハウスで酒井俊というボーカリストのライブを見ました。20〜30人入れば充分の空間にものすごい数の客がすしつめ状態になっています。そんな中後方で立ちっぱなしでファーストセットのみ(1時間程度)聞きました。ピアノ、ベース、ドラムを率いてのライブで、リズム隊はMultikultiの船戸博史と芳垣安洋。英語の曲(オリジナルかカバーかはうとい自分には分からず)を情感込めて歌っていました。派手な感じは無いですが、かなりいろんなタイプのジャズ曲をやっていた印象です。入場時に驚異的な働きぶりでお客をさばく女性店員の方がすごかったです。昼のカルメンマキの時はさらに混雑がすごかったようで、大変な一日だったのでは無いでしょうか、お疲れ様でした。
author:de nudge, category:festival(横濱JAZZ PROMENADE), 00:00
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